JP5966645B2 - 情報処理装置及び情報処理装置制御方法並びに情報処理装置制御プログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理装置制御方法並びに情報処理装置制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置において、ポインティングデバイスを用いて画面上のカーソルを移動させて処理を実行する場合において、カーソルの移動に伴う関連情報の表示を適切に行うことが可能な情報処理装置及び情報処理装置制御方法に関する。
各種情報処理装置において、マウスやトラックボールやタッチパッド等のポインティングデバイスを用いて、画面上に表示されたカーソルを移動させて、画面上に表示されたボタン、アイコン、タブなどのオブジェクトを指定し、指定されたオブジェクトに割り当てられた処理を実行するグラフィカルユーザインタフェースが一般的に用いられている。
そして、このようなグラフィカルユーザインタフェースは、プロダクションプリントを行う画像形成装置においても使用されている。
なお、このようなグラフィカルユーザインタフェースにおいて、マウスの表示や操作について、以下の特許文献に各種の提案がなされている。
特開平09-244863号公報 特開平08-152972号公報 特開平07-098767号公報 特開平06-348440号公報
以上の各特許文献には、グラフィカルユーザインタフェースで使用されるカーソルの自動移動や、カーソルが指し示すオブジェクト近傍位置にヘルプをポップアップ表示で行うことなどが提案されている。
しかし、画面上でカーソルがオブジェクトに重なっているとしても、必ずしも操作者がヘルプ表示を必要としているとは限らない。
例えば、画面上でカーソルがオブジェクトに重なっているは、偶然であって、意図的でない場合など、ヘルプ表示が必要ないだけでなく、別の必要な画面表示がヘルプ表示によって覆い隠されてしまう問題が生じる。
特に、プロダクションプリントで使用される画像形成装置では、画面に多くの表示がなされているため、必要な画面表示が覆い隠されてしまうことは、適切な操作の妨げになる。
一方、このようなヘルプ表示を出さないために、カーソルを意図的にオブジェクトの存在しない場所に移動させなければならないとすると、操作者に対して負担が大きくなる。
また、設定によりヘルプ表示を設定をオフにすることも可能である。しかし、このようにオフ設定にした場合には、必要となったときにもヘルプ表示が為されないことになる。従って、多くの機能を有すると共に、多くの設定が必要となるプロダクションプリントの画像形成装置においては、操作しづらい状態になってしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、画面上のカーソルを移動させて処理を実行する際にカーソル移動に伴う関連情報の表示を適切に行うことが可能な情報処理装置及び情報処理装置制御方法並びに情報処理装置制御プログラムを実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)処理内容に対応するオブジェクト及びポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するよう制御すると共に、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行するよう制御する制御部と、前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、を備えた情報処理装置であって、前記制御部は、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるカーソル自動移動機能と、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動か前記操作によるカーソル移動かに応じて、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御する表示制御機能と、を有する。
また、処理内容に対応するオブジェクト及びポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するよう制御すると共に、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行するよう制御する制御部と、前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、を備えた情報処理装置における情報処理装置制御方法であって、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを自動的に移動させるか、あるいは、前記操作に応じてカーソルを移動させるか、のいずれであるかにより、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御する。
また、処理内容に対応するオブジェクト及びポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するよう制御すると共に、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行するよう制御する制御部と、前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、を備えた情報処理装置を制御する情報処理装置制御プログラムであって、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを自動的に移動させるか、あるいは、前記操作に応じてカーソルを移動させるか、のいずれであるかにより、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御する、ように前記情報処理装置のコンピュータを機能させる。
(2)また、以上の情報処理装置において、前記関連情報として、前記オブジェクトの機能、前記オブジェクトに対応する前記処理の内容、該オブジェクトに自動移動した場合の要因、の少なくとも1つを含む、ことが望ましい。
(3)また、以上の情報処理装置において、前記表示状態は、表示有無、表示内容、表示色、表示サイズの少なくとも1つである、ことが望ましい。
(4)また、以上の情報処理装置において、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動か、前記操作によるカーソル移動か、に応じて、前記表示状態が設定可能である、ことが望ましい。
(5)また、以上の情報処理装置において、使用者毎に、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動か、前記操作によるカーソル移動か、に応じて、前記表示状態が設定可能である、ことが望ましい。
(6)また、以上の情報処理装置において、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動の場合にはカーソル移動直後から関連情報を表示し、前記操作によるカーソル移動の場合にはカーソル移動から一定時間経過してから関連情報を表示する、ことが望ましい。
また、以上の情報処理装置において、タッチパネルの操作によるカーソル移動の場合には、指を置いたままで一定時間経過してから関連情報を表示する、ことが望ましい。
さらに、タッチパネルの操作によるカーソル移動の場合には、指を置いたままで一定時間経過してから関連情報表示を開始して、指を置いたままで停止している期間中に(指をタッチパネルから離すまで)関連情報を表示する、ことが望ましい。
(7)また、以上の情報処理装置において、前記表示制御機能により、表示状態が表示無しとして制御される場合において、前記オブジェクトが非アクティブである場合には、表示状態を表示有りに変更して制御する、ことが望ましい。
(8)また、以上の情報処理装置において、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動の場合には、該オブジェクトに自動移動した場合の要因を前記関連情報として表示する、ことが望ましい。
(9)また、以上の情報処理装置において、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動であって、前記オブジェクトが非アクティブ状態である場合には、該オブジェクトが非アクティブ状態である要因を前記関連情報として表示する、ことが望ましい。
(10)また、以上の情報処理装置において、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動であって、前記オブジェクトが非アクティブ状態である場合には、該オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復することに関する回復情報を前記関連情報として表示する、ことが望ましい。
(11)また、以上の情報処理装置において、前記回復情報は、前記オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復するのに必要な事情、または、前記オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復する時間、のすくなくとも1つを含む、ことが望ましい。
(12)また、以上の情報処理装置において、非アクティブ状態な前記オブジェクトへ前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動がなされ、その後にカーソルが別な位置に移動した場合に、前記オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に変化して、前記操作が一定時間なされない状態であれば、非アクティブ状態からアクティブ状態に変化した前記オブジェクトへ前記カーソル自動移動機能によって再びカーソル移動を行う、ことが望ましい。
本発明によると、以下のような効果が得られる。
(1)カーソル自動移動機能によるカーソル移動か、操作者の操作によるカーソル移動かに応じて、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御するため、画面上のカーソルを移動させて処理を実行する際に、カーソル移動に伴う関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(2)ここで、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応するオブジェクトにカーソルを移動させるカーソル自動移動機能を備え、カーソル自動移動機能によるカーソル移動か操作によるカーソル移動かに応じて該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御するため、画面上のカーソルを自動あるいは手動で移動させて処理を実行する際に、カーソル移動に伴う関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(3)また、関連情報として、オブジェクトの機能、前記オブジェクトに対応する処理の内容、該オブジェクトに自動移動した場合の要因、の少なくとも1つを含むため、関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
また、表示状態は、表示有無、表示内容、表示色、表示サイズの少なくとも1つであるため、関連情報の表示状態を適切に行うことが可能になる。
(4)また、カーソル自動移動機能によるカーソル移動か、操作によるカーソル移動か、に応じて、表示状態が設定可能であるため、設定に応じて関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(5)また、使用者毎に、カーソル自動移動機能によるカーソル移動か、操作によるカーソル移動か、に応じて、表示状態が設定可能であるため、使用者毎に関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(6)また、カーソル自動移動機能によるカーソル移動の場合にはカーソル移動直後から関連情報を表示し、操作によるカーソル移動の場合にはカーソル移動から一定時間経過してから関連情報を表示することで、手動移動の場合の一時的な停止の時に不要な関連情報表示を防止でき、画面上のカーソルを自動あるいは手動で移動させて処理を実行する際に、カーソル移動に伴う関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
また、以上の情報処理装置において、タッチパネルの操作によるカーソル移動の場合には、指を置いたままで一定時間経過してから関連情報を表示することで、操作の一時停止などの場合に不要な関連情報表示を防止できる。
さらに、タッチパネルの操作によるカーソル移動の場合には、指を置いたままで一定時間が経過してから関連情報の表示を開始し、指を離すまで期間中に関連情報を表示することで、必要な期間だけ関連情報表示をすることができる。
(7)また、表示制御機能により、表示状態が表示無しとして制御される場合において、オブジェクトが非アクティブである場合には、表示状態を表示有りに変更して制御するため、非アクティブ状態のオブジェクトであっても、関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(8)また、カーソル自動移動機能によるカーソル移動の場合には、該オブジェクトに自動移動した場合の要因を関連情報として表示するため、自動移動した場合において、関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(9)また、カーソル自動移動機能によるカーソル移動であって、オブジェクトが非アクティブ状態である場合には、該オブジェクトが非アクティブ状態である要因を関連情報として表示するため、非アクティブ状態のオブジェクトであっても、関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(10)また、カーソル自動移動機能によるカーソル移動であって、オブジェクトが非アクティブ状態である場合には、該オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復することに関する回復情報を関連情報として表示するため、非アクティブ状態のオブジェクトであっても、関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(11)また、回復情報は、オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復するのに必要な事情、または、オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復する時間、のすくなくとも1つを含むため、非アクティブ状態のオブジェクトであっても、関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
(12)また、非アクティブ状態なオブジェクトへカーソル自動移動機能によるカーソル移動がなされ、その後にカーソルが別な位置に移動した場合に、オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に変化して、操作が一定時間なされない状態であれば、非アクティブ状態からアクティブ状態に変化したオブジェクトへカーソル自動移動機能によって再びカーソル移動を行うため、非アクティブ状態からアクティブ状態に変わったオブジェクトであっても適切な操作を行うことが可能になる。
本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。なお、ここでは、情報処理装置の一例として、画像形成システムを具体例にして説明を行う。また、情報処理装置制御方法としては、画像形成システムの制御方法として説明を行う。
〈構成〉
図1と図2に示される画像形成システムにおいて、用紙の処理順で上流側に画像形成装置100が配置され、その下流側に用紙処理を行う用紙処理装置300が接続されている。
ここでは、用紙に画像を形成する画像形成装置100、画像形成装置100で画像形成された用紙に各種用紙処理(クリアトナー形成処理、パンチ処理、中折り処理、中綴じ(ステイプル)処理など)を施す用紙処理装置300、が用紙の流れに沿って配置され、プロダクションプリント用の画像形成システムが構成されている。
また、図1と図2には示されないが、各種指示を与える外部PCが画像形成システムと通信可能な状態で存在していてもよい。
以下、画像形成システムについて、各装置の詳細構成を説明する。
画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に画像形成システムとしてシステム全体を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、利用者による操作入力と画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、各種データを記憶する記憶部104と、用紙を給紙する給紙部105と、用紙を搬送する搬送部110と、原稿を読み取る原稿読込部120と、画像形成する際の画像データや各種データを記憶する記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像データとに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部150と、排紙部としてのサブトレイ180Tに用紙を排出するサブトレイ排出部180と、を備えて構成されている。
用紙処理装置300は、用紙処理装置300内の各部を制御する制御部301と、接続されている他の装置と通信するための通信部302と、利用者による操作入力と用紙処理装置300の状態表示とを行う操作表示部303と、各種データを記憶する記憶部304と、用紙を給紙する給紙部305と、用紙を搬送する搬送部310と、用紙に対してクリアトナー形成処理や特定色形成処理を行う画像形成部320と、用紙にパンチ穴を形成するパンチ部330と、用紙を中折りする中折り部340と、中折りされた用紙をステイプルにより綴じる中綴じ部350と、排紙部としてのサブトレイ380T1又は380T2に用紙を排出するサブトレイ排出部380と、排紙部としてのメイントレイ390Tに用紙を排出するメイントレイ排出部390と、を備えて構成されている。
なお、図2において、操作表示部103は、キー入力装置103kと、画面表示を行う表示部103dと、画面上でカーソルを移動させるポインティングデバイス103pと、を備えて構成される。また、ポインティングデバイス103pとしては、マウス、トラックボール、タッチパッド、表示部103dと一体に構成されるタッチパネル、など各種を採用することができる。
また、以上の制御部101は、操作表示部103の画面上に表示されたカーソルを移動させて、画面上に表示されたボタン、アイコン、タブなどのオブジェクトを指定し、指定されたオブジェクトに割り当てられた処理を実行するグラフィカルユーザインタフェースの機能を有し、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるカーソル自動移動機能と、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動か前記操作によるカーソル移動かに応じて、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御する表示制御機能と、を有している。
また、この実施形態において、関連情報とは、従来のヘルプ表示に留まらず、後述するように、操作を適切に支援する各種情報が含まれる。
〈動作(1)〉
以下、図3のフローチャートと図4以降の画面説明図を参照して画像形成システムの動作(1)について説明する。なお、ここでは、カーソル移動に関する関連情報の表示動作を中心に説明する。
ジョブ処理開始に先立ち、画像形成装置100において制御部101は、図4に示されるような設定画面103Aを操作表示部103の表示部103dに表示する(図3中のステップS100)。
そして、この設定画面103Aを介したオペレータによる各種ジョブ設定(画像形成すべきデータ選択、用紙種類、部数などの設定)を制御部101が受け付ける。
なお、設定画面103A上に表示されている各種のボタン、アイコン、タブなどを、総称してオブジェクトと呼ぶことにする。
また、この設定画面103Aにおいて、オペレータがポインティングデバイス103pを操作することにより、制御部101の制御により、オペレータの操作に応じてカーソル103a0が画面内の任意の位置に移動する。なお、カーソルとは、マウスカーソルやキーボードカーソルを含み、ポインタと呼ばれることもある。また、表示部103dとポインティングデバイス103pとが一体のタッチパネルである場合には、オペレータが表示部103上を指でタッチすることでカーソル103a0が任意の位置に移動する。そして、グラフィカルユーザインタフェースとして、カーソル103a0によって指定されたオブジェクトに割り当てられた処理が、制御部101により実行されるよう構成されている。
また、設定画面103Aにおいて、メッセージ欄103a1には制御部101からのメッセージが表示されている。
また、設定画面103Aにおいて、「自動移動ヘルプ表示」オブジェクト103a2が設けられており、選択された場合には、カーソルが自動移動した場合に、関連情報として、オブジェクトの機能、オブジェクトに対応する処理の内容、該オブジェクトに自動移動した場合の要因などが、制御部101の制御によりカーソル近傍に表示される。また、設定画面103Aにおいて、「手動移動ヘルプ表示」オブジェクト103a3が設けられており、選択された場合には、カーソルがオペレータの操作により移動した場合に、関連情報として、オブジェクトの機能、オブジェクトに対応する処理の内容などが、制御部101の制御によりカーソル近傍に表示される。図4に示す設定画面103Aでは、「自動移動ヘルプ表示」オブジェクト103a2が選択されており、「手動移動ヘルプ表示」オブジェクト103a3は選択されていない状態である。
なお、図4の設定画面103Aにおける「自動移動ヘルプ表示」オブジェクト103a2、「手動移動ヘルプ表示」オブジェクト103a3については、画像形成システムとして装置やジョブに対する設定であってもよいし、オペレータ毎に認証がある画像形成システムではオペレータ毎の設定としてもよい。オペレータ毎の設定とすることにより、オペレータ(使用者)毎に表示状態が設定可能になるため、使用者毎に関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
そして、この設定画面103Aにおいて、オペレータのポインティングデバイス103pの操作によって、「用紙設定」のオブジェクト103a4が選択されたとする。
この用紙設定のオブジェクト103a4が選択されると、給紙部105のトレイにおける用紙種類を設定する必要が生じる。すなわち、「用紙設定」のオブジェクト103a4の選択は、カーソル移動に関連するイベントの発生である(図3中のステップS101でYES)。
そして、制御部101は、この用紙設定のオブジェクト103a4の選択を受けて、設定画面103B(図5参照)を表示部103dに表示すると共に、先行する操作(用紙設定のオブジェクト103a4の選択)に応じて次に行う処理(用紙種類の設定)に対応するオブジェクト103b1にカーソル103b2を移動させ始める(図3中のステップS102)。
なお、ここでは、先行する操作により次に行う処理に対応するオブジェクトにカーソルを移動させたが、先行する処理により次に行う処理に対応するオブジェクトにカーソルを移動させてもよい。
また、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応するオブジェクトに、制御部101がカーソルを自動的に移動させる機能を、カーソル自動移動機能と呼ぶ。
なお、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理とは、先行する操作若しくは処理に対して次に行うことが必要になる処理、あるいは、先行する操作若しくは処理に対して次に行う頻度が高いことが過去の操作履歴から明らかになっている処理、を意味する。なお、頻度が高い後続処理については、制御部101が一定期間の操作履歴から決定することが望ましい。
なお、制御部101は、カーソル自動移動中に、オペレータによるポインティングデバイス103pの操作があるか否かを監視している(図3中のステップS103)。カーソル自動移動中にオペレータによるポインティングデバイス103pの操作が無ければ(図3中のステップS103でNO)、制御部101は、カーソル自動移動機能により、先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応するオブジェクトにカーソル103b2を自動的に移動させる(図3中のステップS104)。
そして、カーソル自動移動時のヘルプ表示が選択されていれば(図3中のステップS105でYES)、カーソルが自動移動した場合の関連情報として、オブジェクトの機能、オブジェクトに対応する処理の内容、該オブジェクトに自動移動した場合の要因などが、制御部101の制御によりカーソル近傍に表示される(図3中のステップS107)。なお、制御部101は、カーソル自動移動によりカーソル103b2がオブジェクト103b1に移動した直後から関連情報を表示するように制御することが望ましい。
この実施形態では、図4の設定画面103Aにおいて「自動移動ヘルプ表示」オブジェクト103a2が選択されているため、制御部101は、カーソル103b2を用紙種類のオブジェクト103b1に移動させると共に、カーソル103b2近傍に関連情報103b3を表示させている。図5の設定画面103Bでは、オブジェクト103b1に対応する処理の内容として「厚紙の場合は印刷速度が下がります」といった説明や、「使用頻度が高いため自動移動しました」といった自動移動の要因が、関連情報103b3として表示された状態が示されている。なお、自動移動の要因としては、「使用頻度が高い」の他に、「次に行うことが必要な処理」なども該当する。
一方、カーソル自動移動時のヘルプ表示が選択されていなければ(図3中のステップS105でNO、図6のオブジェクト103a2)、カーソルが自動移動したオブジェクトがアクティブか非アクティブかを制御部101が確認する(図3中のステップS106)。
ここで、オブジェクトがアクティブとは、オブジェクトを選択することにより対応する処理が実行可能な通常の状態であり、オブジェクトの選択操作が可能な状態を意味する。一方、オブジェクトが非アクティブとは、オブジェクトに対応する処理が何らかの理由で実行不可能な通常の状態であり、オブジェクトの選択操作ができない状態を意味する。例えば、画像形成中の給紙トレイについては、使用中であって変更することができないため、制御部101は、対応するオブジェクトを非アクティブ状態にして設定画面に表示する。また、オブジェクトが非アクティブ状態になる理由として、他の処理(初期化、ジョブ、調整、安定化、認証など)の実行中であるため特定の処理が実行ができない場合、他の処理と矛盾する処理に該当する場合、各種エラーが検出されていて処理を続行できない場合、リソースの不足や禁則に該当するため処理を開始できない場合、ジャムやドアオープンなどが発生していて処理を開始又は続行できない場合、などが該当する。
なお、非アクティブ状態のオブジェクトは、操作不能であることを示すため、通常の表示より濃度や彩度を低下させた状態で表示されることが多い。例えば、図8の設定画面103Dにおいて、「トレイ1」、「用紙サイズ」、「用紙種類」、「坪量」、「速度設定」の5つのオブジェクトが非アクティブ状態であり、濃度や彩度を下げた状態で表示された例を示す。
カーソル自動移動時のヘルプ表示が選択されておらず(図3中のステップS105でNO、図6のオブジェクト103a2)、カーソルが自動移動したオブジェクトがアクティブであれば(図3中のステップS106でNO)、カーソル自動移動に関連する関連情報の表示を行わずに処理を終了する(図3中のエンド)。この場合、設定画面103B’(図7参照)において、オブジェクト103b1にカーソル103b2’を移動させるが、カーソル103b2’近傍に関連情報の表示は行わない。
また、カーソル自動移動時のヘルプ表示が選択されておらず、カーソルが自動移動したオブジェクトが非アクティブであれば(図3中のステップS106でYES)、非アクティブ状態のオブジェクトにカーソルが自動移動した場合の関連情報として、該オブジェクトが非アクティブ状態である要因(他の処理(初期化、ジョブ、調整、安定化、認証など)の実行中、他の処理と矛盾する処理、各種エラー検出、リソースの不足や禁則、ジャムやドアオープンなど)、該オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復することに関する回復情報(オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復するのに必要な事情、または、オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復する時間、のすくなくとも1つを含む)などが、制御部101の制御によりカーソル近傍に表示される(図3中のステップS107)。
図8の設定画面103Dに示す例では、制御部101は、カーソル103d2を用紙種類のオブジェクト103d1に移動させると共に、カーソル103b2近傍に関連情報103d3を表示させている。ここでは、非アクティブ状態のオブジェクト103d1に対応する関連情報として、「用紙種類ボタンが押せるまで:残り10秒」といった回復情報や、「ジョブを一時停止すれば用紙種類ボタンを押すことができます」といった回復情報などが、関連情報103d3として表示された状態が示されている。
なお、この回復情報の他の例としては、「トレイに用紙を補給してください」、「特定のボックスを消去して、HDDの空き領域を広げて下さい」、「排紙トレイの用紙を移動してください」など、装置の状態に応じて各種のメッセージを、制御部101が生成する。
これにより、関連情報の表示をオフに設定した場合であっても、自動移動したオブジェクトが非アクティブ状態であることに関して有益な情報を得ることができ、その後の対応も容易になり、操作性が向上する。
また、制御部101が、カーソル自動移動(図3中のステップS102)を実行中に、オペレータによるポインティングデバイス103pの操作を検知した場合(図3中のステップS103でYES)、制御部101は、カーソル自動移動機能(図3中のステップS102)をキャンセルして、オペレータのポインティングデバイスの操作に応じてカーソルを移動させる(図3中のステップS109)。
そして、制御部101は、オペレータの操作によるカーソル移動によって、画面上でカーソルがオブジェクトに重なっているかを確認する(図3中のステップS110)。
オペレータの操作によるカーソル移動によって、画面上でカーソルがオブジェクトに重なっていない場合(図3中のステップS110でNO)には、関連情報の表示を行わずに処理を終了する(図3中のエンド)。
また、オペレータの操作によるカーソル移動によって画面上でカーソルがオブジェクトに重なっている場合(図3中のステップS110でYES)であっても、カーソル手動移動時のヘルプ表示が選択されていない場合(図3中のステップS111でNO、図4のオブジェクト103a3)には、関連情報の表示を行わずに処理を終了する(図3中のエンド)。
一方、オペレータの操作によるカーソル移動によって画面上でカーソルがオブジェクトに重なっている場合(図3中のステップS110でYES)であって、カーソル手動移動時のヘルプ表示が選択されている場合(図3中のステップS111でYES、図6のオブジェクト103a3)には、制御部101は、画面上でカーソルがオブジェクトに重なっている時間が所定時間以上であるかを確認する(図3中のステップS112)。
画面上でカーソルがオブジェクトに重なっている時間が所定時間未満であれば(図3中のステップS112でNO)、オペレータのポインティングデバイスの操作によるカーソル移動中に一時的にオブジェクトに偶然重なったものであるため、関連情報の表示を行わずに処理を終了する(図3中のエンド)。これにより、関連情報の無駄な表示が回避され、操作性が向上する。
画面上でカーソルがオブジェクトに重なっている時間が所定時間以上であれば(図3中のステップS112でYES)、オペレータのポインティングデバイス103pの操作によりカーソルがオブジェクトに意図的に重ねられたものであるため、カーソルを手動移動させた場合の関連情報として、オブジェクトの機能、オブジェクトに対応する処理の内容などが、制御部101の制御によりカーソル近傍に表示される(図3中のステップS107、図9)。
図9の設定画面103Eに示す例では、オペレータがカーソル103e2を用紙種類のオブジェクト103e1に移動させることにより、制御部101がカーソル103e2近傍に関連情報103e3を表示させている。ここでは、オブジェクト103e1に対応する関連情報として、「厚紙の場合は印刷速度が下がります」といった説明が、関連情報103e3として表示された状態が示されている。
また、オペレータのポインティングデバイス103pの操作によってカーソルがオブジェクトに重なった場合(図3中のステップS110でYES)には、カーソル手動移動時のヘルプ表示が選択されているか否か(図4のオブジェクト103a3、または、図6のオブジェクト103a3)に従って、関連情報の表示(図3中のステップS107)を行うか否かが決定される。これは、オペレータが意図するポインティングデバイス103pの操作であるため、自動移動時のヘルプ表示が選択されていない場合には、オブジェクト非アクティブ時であっても関連情報を表示しないようにする。すなわち、自動移動時のヘルプ表示が選択されていなくてもオブジェクト非アクティブ時には関連情報を表示することとは大きく異なっている。
なお、ポインティングデバイス103pとしてタッチパネルが使用される場合には、オペレータの指がオブジェクト上で停止して押下している時間が一定時間以上の場合に、制御部101は、意図的なカーソル手動移動として扱い、関連情報を表示を開始することで、操作の一時停止などの場合に不要な関連情報表示を防止できる。また、表示を開始した後は、タッチパネルを指で押下している間は関連情報の表示を続けることで、必要な期間に関連情報の表示ができると共に、関連情報の無駄な表示を避けることができる。
なお、以上の動作(1)において、カーソル自動移動によってカーソルが特定のオブジェクトに移動しようとている途中でオペレータがポインティングデバイスを操作し、該オブジェクトへのカーソル自動移動がキャンセルされた場合において、オペレータのポインティングデバイスの操作により同じオブジェクトへカーソルが手動移動させる場合には、制御部101は関連情報の表示を行わないように制御することも可能である。この場合は、カーソル自動移動を遮ってカーソル手動移動を行っているので、オペレータは意図して違う操作を行っている可能性があるため、関連情報の表示が不要と考えられるからである。
また、以上説明してきた動作(1)において、制御部101は、カーソル近傍に関連情報を表示する(図3中のステップS107)際に、関連情報の内容(オブジェクトについての、機能、処理の内容、自動移動した要因、非アクティブ状態である要因、回復情報(回復するのに必要な事情、または、回復時間)など)に応じて、文字枠や文字の色、文字サイズを変更して、オペレータに伝わり易い表示となるよう制御する(図3中のステップS108)。
この際、制御部101は、関連情報の重要度や緊急性に応じて文字色や文字サイズを変更するように制御してもよい。また、制御部101は、関連情報の発生頻度、例えば、初めての発生であれば、オペレータが熟知していないため、文字サイズを大きく表示するといったように制御してもよい。
また、この際、制御部101は、カーソルが自動移動した要因などは、一度見ればわかる内容であるため、一定時間表示したあとは、フェードアウトするように表示を消しても良い。また、この際、制御部101は、非アクティブ状態に関する関連情報の場合には、オブジェクトがアクティブ状態に変化した後は表示を消す、あるいは、アクティブ状態に変化したことを関連情報として表示してもよい。
従って、多くの機能を有すると共に、多くの設定が必要となるプロダクションプリントの画像形成装置等の情報処理装置においては、画面上のカーソルを移動させて処理を実行する際に、カーソル移動に伴う関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
〈動作(2)〉
以下、図10のフローチャートを参照して画像形成システムの動作(2)について説明する。なお、ここでは、非アクティブ状態のオブジェクトにカーソル自動移動した後に、オペレータのポインティングデバイスの操作によってカーソル手動移動が発生した場合の動作を中心に説明する。
まず、既に図3のフローチャートで説明した手順に従い、非アクティブ状態のオブジェクトにカーソルが自動して、関連情報が設定画面のカーソル近傍に表示される(図10中のステップS201)。この場合、関連情報として、オブジェクトについての機能、処理の内容、自動移動した要因の他に、非アクティブ状態である要因、回復情報(回復するのに必要な事情、または、回復時間)なども表示される。
ここで、制御部101は、ポインティングデバイス103pが操作されていない時間(無操作時間)のカウントを開始し(図10中のステップS202)、ポインティングデバイス103pの操作発生確認(図10中のステップS203)を行う。
この状態でオペレータがポインティングデバイス103pを操作したことが検出されると(図10中のステップS203でYES)、制御部101は、カウント中の無操作時間をリセットし(図10中のステップS204)、カーソル自動移動時の関連情報を設定画面上から消去し(図10中のステップS205)、オペレータの操作に応じてカーソルを移動させる(図10中のステップS206)。なお、カーソル手動移動時のヘルプ表示が選択されていれば、制御部101は、関連情報を設定画面上に表示する。
また、カーソル手動移動(図10中のステップS206)に伴って、カーソル自動移動時の関連情報を設定画面上から消去する(図10中のステップS205)際に、制御部101は、回復情報(回復するのに必要な事情、または、回復時間)に関する関連情報のみは残したままで残り時間の表示を続けてるようにしてもよい。更に、制御部101は、ポインティングデバイス103pによるカーソルの手動移動が続く場合であって、ステップS201で自動移動したオブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に変わった場合には、回復情報に関する関連情報として、「アクティブ状態に変わりました。」などと表示を続けてもよい。
図11は、非アクティブ状態のオブジェクト103f1に対するカーソル自動移動時の関連情報として、回復時間に関する関連情報103f3のみは残した状態で、別なアクティブ状態のオブジェクト103f4に対してカーソル手動移動によるカーソル103f4が移動している状態を示している。
そして、制御部101は、ポインティングデバイス103pの無操作時間のカウント(図10中のステップS202)に戻り、手動操作の発生確認(図10中のステップS203)を行う。
ここで、手動操作が発生していなければ(図10中のステップS203でNO)、制御部101は、非アクティブ状態のオブジェクトがアクティブ状態に変化しているかを確認する(図10中のステップS207)。
非アクティブ状態のオブジェクトがアクティブ状態に変化していなければ(図10中のステップS207でNO)、制御部101は、ポインティングデバイス103pの無操作時間のカウント(図10中のステップS202)と手動操作の発生確認(図10中のステップS203)に戻る。
非アクティブ状態のオブジェクトがアクティブ状態に変化していれば(図10中のステップS207でYES)、制御部101は、カウント中の無操作時間が予め定められた所定時間(オペレータが操作をしていない状態であると予想される時間)を経過しているかを確認する(図10中のステップS208)。
カウント中の無操作時間が予め定められた所定時間未満であれば(図10中のステップS208でNO)、制御部101は、ポインティングデバイス103pの無操作時間のカウント(図10中のステップS202)と手動操作の発生確認(図10中のステップS203)に戻る。
カウント中の無操作時間が予め定められた所定時間を超えていれば(図10中のステップS208でYES)、制御部101は、ステップS101で移動したオブジェクト103g1に再びカーソル103g2を自動させる(図10中のステップS209、図12参照)。また、制御部101は、関連情報を設定画面のカーソル近傍に表示する。なお、この場合、制御部101は、関連情報として、オブジェクトについての機能や処理の内容の他に、自動移動した要因(前回もカーソルが自動移動したこと、非アクティブ状態からアクティブ状態に変化したこと)などを関連情報103g3として表示することが望ましい(図12参照)。
以上のような動作(2)を行うことで、カーソルが自動移動したオブジェクトが非アクティブ状態であるためにオペレータが他の操作を手動で行った場合であっても、操作が一定時間なされない状態であれば、非アクティブ状態からアクティブ状態に変化したオブジェクトへカーソル自動移動機能によって再びカーソル移動を行うため、非アクティブ状態からアクティブ状態に変わったオブジェクトであっても適切な操作を行うことが可能になる。
従って、多くの機能を有すると共に、多くの設定が必要となるプロダクションプリントの画像形成装置等の情報処理装置においては、画面上のカーソルを移動させて処理を実行する際に、カーソル移動に伴う関連情報の表示を適切に行うことが可能になる。
〈その他の実施形態〉
以上の実施形態では、画像形成装置100と用紙処理装置300を有する画像形成システムを情報処理装置の具体例としていたが、これに限定されるものではない。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
105 給紙部
130 記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
180 サブトレイ排出部
200 中処理装置
300 用紙処理装置
301 制御部
302 通信部
303 操作表示部
305 給紙部
310 搬送部
320 画像形成部
330 パンチ部
340 中折り部
350 中綴じ部
380 サブトレイ排出部
390 メイントレイ排出部

Claims (14)

  1. 処理内容に対応するオブジェクト及びポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するよう制御すると共に、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行するよう制御する制御部と、
    前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、を備えた情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるカーソル自動移動機能と、
    前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動か前記操作によるカーソル移動かに応じて、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御する表示制御機能と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記関連情報として、前記オブジェクトの機能、前記オブジェクトに対応する前記処理の内容、該オブジェクトに自動移動した場合の要因、の少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示状態は、表示有無、表示内容、表示色、表示サイズの少なくとも1つである、
    ことを特徴とする請求項1−2のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  4. 前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動か、前記操作によるカーソル移動か、に応じて、前記表示状態が設定可能である、
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 使用者毎に、前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動か、前記操作によるカーソル移動か、に応じて、前記表示状態が設定可能である、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動の場合にはカーソル移動直後から関連情報を表示し、
    前記操作によるカーソル移動の場合にはカーソル移動から一定時間経過してから関連情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御機能により、表示状態が表示無しとして制御される場合において、前記オブジェクトが非アクティブである場合には、表示状態を表示有りに変更して制御する、
    ことを特徴とする請求項1−6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動の場合には、該オブジェクトに自動移動した場合の要因を前記関連情報として表示する、
    ことを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動であって、前記オブジェクトが非アクティブ状態である場合には、該オブジェクトが非アクティブ状態である要因を前記関連情報として表示する、
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動であって、前記オブジェクトが非アクティブ状態である場合には、該オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復することに関する回復情報を前記関連情報として表示する、
    ことを特徴とする請求項1−9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記回復情報は、
    前記オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復するのに必要な事情、または、前記オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に回復する時間、のすくなくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 非アクティブ状態な前記オブジェクトへ前記カーソル自動移動機能によるカーソル移動がなされ、その後にカーソルが別な位置に移動した場合に、前記オブジェクトが非アクティブ状態からアクティブ状態に変化して、前記操作が一定時間なされない状態であれば、非アクティブ状態からアクティブ状態に変化した前記オブジェクトへ前記カーソル自動移動機能によって再びカーソル移動を行う、
    ことを特徴とする請求項1−11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 処理内容に対応するオブジェクト及びポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するよう制御すると共に、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行するよう制御する制御部と、前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、を備えた情報処理装置における情報処理装置制御方法であって、
    先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを自動的に移動させるか、あるいは、前記操作に応じてカーソルを移動させるか、のいずれであるかにより、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御する、情報処理装置制御方法。
  14. 処理内容に対応するオブジェクト及びポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するよう制御すると共に、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行するよう制御する制御部と、
    前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、
    を備えた情報処理装置を制御する情報処理装置制御プログラムであって、
    先行する操作若しくは処理に応じて次に行う処理に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを自動的に移動させるか、あるいは、前記操作に応じてカーソルを移動させるか、のいずれであるかにより、該オブジェクトに関連する関連情報の表示状態を制御する、ように前記情報処理装置のコンピュータを機能させることを特徴とする情報処理装置制御プログラム。
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