JP2015059678A - 冷蔵庫 - Google Patents

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【課題】割高感や品質懸念を生じることなく天井面の断熱性を高めた冷蔵庫を提供。【解決手段】後部に冷蔵庫制御部23、前部に庫内照明灯24を備えた天井面22の、前記冷蔵庫制御部23と対向する部分の内箱上面に第1真空断熱材33を装着するとともに、前記庫内照明灯24と対向する部分の外箱内面に前記第1真空断熱材とは別体の第2真空断熱材34を装着した構成としてある。これにより、第1、第2真空断熱材は天井面の形状に合わせて例えば略Z字状に成型するなどの必要がないため、板状の真空断熱材をそのまま用いることができるとともに、バインダーで固めた汎用性の高い真空断熱材を用いることができるので、生産過程の搬送時等に真空断熱材が変形して芯材がガスバリヤ用の外被材を傷つける恐れなども大幅に低減することができ、割高感や品質懸念を生じることなく天井面の断熱性を向上できる。【選択図】図3

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫本体の天井面断熱構成に関するものである。
一般にこの種の冷蔵庫は、断熱性を有する冷蔵庫本体内に冷蔵室、冷凍室、野菜室等を備え、これら各冷蔵室、冷凍室、野菜室等に食品を収納し冷却保存している。
このため冷蔵庫本体及び扉は断熱性を確保する必要があり、例えば冷蔵庫本体では、外箱と内箱との間に発泡ウレタンを充填し、この冷蔵庫本体の背面、側面に真空断熱材を設けてある。そして、最近では天井面に冷蔵庫制御部を配置するようになった関係から天井面にも真空断熱材を設けたものが見られる(例えば、特許文献1参照)。
図8は上記特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は冷蔵庫本体101の天井面102後方上部に冷蔵庫制御部103が設けてあって、この冷蔵庫制御部103からの熱を遮断するように真空断熱材104が設けてある。この真空断熱材104は、天井面102の後方上部に冷蔵庫制御部103が設けられていてこの部分が凹部105となっているから、この天井面形状に沿った形の略Z字状に成型して、天井面102を構成する外箱106内面(あるいは図示しないが内箱上面)に設けてある。なお、図中107は天井面102を構成する内箱108の冷蔵室内面側に設けられている庫内照明灯である。
特開2009−24922号公報
上記特許文献1記載の構成によれば、天井面外方からの外気熱はもちろん、冷蔵庫制御部104からの熱も真空断熱材103によって遮断することができて、その断熱効果は高いものとなる。
しかしながら、このような構成では、真空断熱材104を略Z字状に成型する必要があって生産コストがかかる上に、略Z字状に成型する関係からグラスウール等の芯材をバインダーで固めた一般的な真空断熱材を使用することができないこともあって割高になるという課題があった。
また、真空断熱材104は略Z字状に成型可能な柔軟なものを使用せざるを得ないため、保形性が悪く、生産過程の搬送時に変形して芯材がガスバリヤ用の外被材を傷つける恐れが高くなる。そのため生産過程時の真空断熱材の取扱いに注意が必要になってこの点からも生産性低下による割高感が増すとともに、真空断熱材自体の品質にも懸念が生じることになる。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、割高感や品質懸念を生じることなく天井面の断熱性を高めた冷蔵庫を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するため、冷蔵庫本体の天井面は、その後方上部に冷蔵庫制御部を有するとともに前方冷蔵室内面側に庫内照明灯を備えていて、前記冷蔵庫制御部と対
向する部分の内箱側に第1真空断熱材を装着するとともに、前記庫内照明灯と対向する部分の外箱側に前記第1真空断熱材とは別体の第2真空断熱材を装着して構成してある。
これにより、第1、第2真空断熱材は天井面の形状に合わせて例えば略Z字状に成型するなどの必要がないため、板状の真空断熱材をそのまま用いることができるとともに、バインダーで固めた保形性の良い一般的な真空断熱材を用いることができるので、生産過程の搬送時等に真空断熱材が変形して芯材がガスバリヤ用の外被材を傷つけるなどの恐れも大幅に低減することができる。しかも、冷蔵庫制御部の設置部分と庫内照明灯の設置部部分の断熱を行う真空断熱材をそれぞれ別々にして設けたので、冷蔵庫制御部分側の真空断熱材の厚みは庫内照明灯の高さ寸法で吸収し、庫内照明灯側の真空断熱材の厚みは冷蔵庫制御部の高さ方向の寸法で吸収することができて、真空断熱材を設けたことによる厚み増加を解消することができ、天井面壁厚を薄く保ちつつ断熱性を向上させることができる。
本発明は、上記した構成により、冷蔵庫制御部や庫内照明灯等を備えている天井面であっても真空断熱材は特別な加工をせず板状の一般的な真空断熱材を使用して壁厚増加を抑制しつつ断熱することができるとともに、生産過程時に真空断熱材を傷つけるなどのことも抑制できて断熱性低下の懸念も大幅に低減でき、安価で断熱性の高い冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図 同冷蔵庫の概略断面図 同冷蔵庫の天井部分を示す断面図 同冷蔵庫の冷蔵庫本体を構成する内箱の天井部分を示す斜視図 同冷蔵庫の天井部分を背面側から見た斜視図 同冷蔵庫の天井部分の冷蔵庫制御部と機械室を示す斜視図 同図6のA−A線要部拡大断面図 従来の冷蔵庫の天井部分を示す断面図
第1の発明は、外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して構成した冷蔵庫であって、前記冷蔵庫の冷蔵庫本体天井面はその後方上部に冷蔵庫制御部を有するとともに前方の冷蔵室内面側に庫内照明灯を備えていて、前記冷蔵庫制御部と対向する部分の内箱側に第1真空断熱材を装着するとともに、前記庫内照明灯と対向する部分の外箱側に前記第1真空断熱材とは別体の第2真空断熱材を装着した構成としてある。
これにより、第1、第2真空断熱材は天井面の形状に合わせて例えば略Z字状に成型するなどの必要がないため、板状の真空断熱材をそのまま用いることができるとともに、バインダーで固めた保形成の良い真空断熱材を用いることができるので、生産過程の搬送時等に真空断熱材が変形して芯材がガスバリヤ用の外被材を傷つけるなどの恐れも大幅に低減することができる。しかも、冷蔵庫制御部の設置部分と庫内照明灯の設置部部分の断熱を行う真空断熱材をそれぞれ別々にして設けたので、天井面の壁厚が厚くなるのを抑制することができる。すなわち、一枚の直性状の真空断熱材を冷蔵庫制御部の下端面と庫内照明灯の上端面との間に設置すると、この真空断熱材の厚み分だけ天井面の壁厚が厚くなるが、上記構成によれば冷蔵庫制御部分側の真空断熱材の厚みは庫内照明灯の高さ寸法で吸収し、庫内照明灯側の真空断熱材の厚みは冷蔵庫制御部の高さ方向の寸法で吸収することができて、真空断熱材を設けたことによる厚み増加を解消することができ、天井面壁厚を薄く保ちつつ断熱性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1の真空断熱材と第2の真空断熱材はその端部分をオーバーラップさせた構成としてある。
これにより、天井面の庫内照明灯側から冷蔵庫制御部側に渡って切れ目なく真空断熱材で断熱することができ、天井面の断熱効果を向上させることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記冷蔵庫制御部と対向する第1の真空断熱材は冷蔵庫制御部との間に発泡断熱材が位置するように内箱上面に直接装着するとともに、庫内照明灯と対向する第2の真空断熱材も庫内照明灯との間に発泡断熱材が位置するように外箱内面に直接装着した構成としてある。
これにより、各真空断熱材を発熱源となる冷蔵庫制御部や庫内照明灯に接して取り付けた場合に生じる外被熱伝導による断熱性の若干の低下も防止でき、天井面の断熱性をより高いものとすることができる。また、第1真空断熱材を直接装着した内箱と第2真空断熱材を直接装着した外箱とを組み合わせてそれらの間に発泡断熱材を充填すればよく、その際、内箱と外箱にそれぞれ真空断熱材保持部材を組み付けて第1、第2真空断熱材を中空状態で保持させるような手間が必要でなく、生産性も向上してコスト抑制効果を向上させることができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、前記天井面には冷蔵庫制御部を収納する制御部収納ケースを装着するとともに、当該冷蔵庫制御部の後方に圧縮機を収容する凹状の機械室を設け、この機械室を形成する機械室ケースの冷蔵庫制御部側の開口縁部と前記冷蔵庫制御部を収納した制御部収納ケースの機械室側開口縁部とを係合させて連結した構成としてある。
これにより、冷蔵庫制御部と機械室との接合部分の強度を向上させることができ、冷蔵庫制御部に対向して真空断熱材を設けたことによりこれら両者間の隙間が狭くなって発泡断熱材の充填発泡時に当該発泡圧が前記冷蔵庫制御部と機械室との接合部分に集中的に加わるようなことがあっても、何ら専用の補強部材を設けることなくその接合部分の変形を防止でき、冷蔵庫制御部とともに圧縮機等を設置している天井面であっても当該天井面の外観平面度を良好に保持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図、図2は同冷蔵庫の概略断面図、図3は同冷蔵庫の天井部分を示す断面図、図4は同冷蔵庫の冷蔵庫本体を構成する内箱の天井部分を示す斜視図、図5は同冷蔵庫の天井部分を背面側から見た斜視図、図6は同冷蔵庫の天井部分の冷蔵庫制御部と機械室を示す斜視図、図7は同図6のA−A線要部断面図である。
図1、図2において、冷蔵庫本体1は、前方に開口する金属製(例えば鉄板)の外箱2と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱3と、これら外箱2と内箱3との間に充填した硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材4からなる。上記冷蔵庫本体1はその内部に、冷蔵室5と、冷蔵室5の下に位置する切替室6及び切替室6に並設した製氷室7と、切替室6及び製氷室7の下部に位置する冷凍室8と、冷凍室8の下部に位置する野菜室9とを有する。また、前記冷蔵室5の前面は、例えば観音開き式の扉10,10により開閉自由に閉塞し、切替室6及び製氷室7と冷凍室8と野菜室9の前面部は引き出し式の扉11,12,13,14によって開閉自由に閉塞してある。
冷蔵庫本体1の背面には冷却室16があり、冷気を生成する冷却器17と、冷気を各室に供給する送風ファン18とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体天井後部には圧縮機19が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ20と、キャピラリーチューブ21と、前記した冷却器17とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
ここで、上記冷蔵庫本体1の天井面22にはその後方上部に前記圧縮機19や送風ファン18等を制御する冷蔵庫制御部23が設けてあり、更にその前方の冷蔵室内面側に庫内照明灯24を備えている。
図3は上記冷蔵庫本体1の天井部分を示し、前記冷蔵庫制御部23は外箱2の天井面22の後方寄り部分に制御部収納ケース25を嵌め込み装着し、この制御部収納ケース25に制御基板26を取り付けて構成してある。
また、庫内照明灯24は省エネ化のためにLED等を用いて構成してあり、内箱3の前方の冷蔵室5内面側に臨むように装着してある。
そして、前記天井面22の冷蔵庫制御部23の後方には凹状の機械室27を設け、この機械室27に前記した圧縮機19やこれを冷却する冷却ファン28等が組み込んである。
前記機械室27は図6に示す様に外箱2の天井面後部から背面板上部にかけて形成した開口に機械室ケース29を嵌め込み装着して構成してある。そして、この機械室ケース29と前記制御部収納ケース25とは一体に連結してある。具体的には図7に示す様に制御部収納ケース25の前記機械室側開口縁部の長手方向に一体形成した複数の係合片30を前記機械室ケース29の冷蔵庫制御部側の開口縁部に設けた係止孔31に嵌合弾着させて一体に係合させてある。なお、図7中、32は制御基板26の上方から制御部収納ケース25に覆着した制御部収納蓋である。
以上のように構成された上記冷蔵庫本体1の天井面22には、図3に示す様に、冷蔵庫制御部23と対向する部分の内箱3側に第1真空断熱材33を装着するとともに、前記庫内照明灯24と対向する部分の外箱2側に前記第1真空断熱材33とは別体の第2真空断熱材34が装着してある。
この第1真空断熱材33及び第2真空断熱材34は周知の如くグラスウール等の芯材をガスバリヤ用の例えばアルミシート等の外被材で真空密封して構成したもので、例えば特開2012−102758号公報、特開2011−94637号公報に記載しているようなもので、板状でかつ汎用のものである。
そして、この実施の形態では、前記冷蔵庫制御部23と対向する第1真空断熱材33は冷蔵庫制御部23との間に発泡断熱材4が位置するように内箱3上面に両面テープを貼り付けるなどして直接装着するとともに、庫内照明灯24と対向する第2真空断熱材34も庫内照明灯24との間に発泡断熱材4が位置するように外箱2内面に両面テープで貼りつけるなどして直接装着してある。
さらに、上記第1真空断熱材33と第2真空断熱材34は、図3及び図5のAに示す様に第1真空断熱材33の庫内照明灯側端部が第2真空断熱材34の冷蔵庫制御部側端部にオーバーラップするように設けてある。
以上のように構成したこの冷蔵庫は、天井面22の冷蔵庫制御部23と対向する部分の
内箱3側に第1真空断熱材33を、そして前記庫内照明灯24と対向する部分の外箱2側に前記第1真空断熱材33とは別体の第2真空断熱材34を備えているから、前記第1真空断熱材33と第2真空断熱材34によって天井面22の断熱効果を高めることができる。
しかも上記第1、第2真空断熱材33、34はそれぞれ別体物としてあるから、天井面22の形状に合わせて例えば略Z字状に成型するなどの必要がなく、板状の真空断熱材をそのまま用いることができる。よって、真空断熱材としては、バインダーで固めた保形成の良い真空断熱材を用いることができるので、生産過程の搬送時等に真空断熱材が変形して芯材がガスバリヤ用の外被材を傷つけるなどのことを大幅に低減することができる。
また、上記した如く冷蔵庫制御部23の設置部分と庫内照明灯24の設置部部分の断熱を行う真空断熱材をそれぞれ別々にして設けたので、天井面22の壁厚が厚くなるのを抑制することができる。すなわち、一枚の直性状の真空断熱材を冷蔵庫制御部23の下端面と庫内照明灯24の上端面との間に設置すると、この真空断熱材の厚み分だけ天井面22の壁厚が厚くなるが、上記構成によれば冷蔵庫制御部分側の第1真空断熱材33の厚みは庫内照明灯24の高さ寸法で吸収し、庫内照明灯側の第2真空断熱材34の厚みは冷蔵庫制御部23の高さ方向の寸法で吸収することができて、真空断熱材を設けたことによる厚み増加を解消することができる。
したがって、冷蔵庫制御部23や庫内照明灯24等を備えている天井面22であっても、天井面壁厚を厚くすることなく、かつ、板状の一般的な真空断熱材を使用し、さらに真空断熱材を傷つけるなどのことも抑制して断熱性低下の懸念も大幅に低減しつつ、安価で断熱性の高い冷蔵庫とすることができる。
また、この実施の形態では、上記第1真空断熱材33と第2真空断熱材34は、第1真空断熱材33の庫内照明灯24側端部が第2真空断熱材34の冷蔵庫制御部23側端部にオーバーラップするように設けてあるから、天井面22の庫内照明灯24側から冷蔵庫制御部23側に渡って切れ目なく真空断熱材で断熱することができ、天井面22の断熱効果を向上させることができる。また、第1真空断熱材33は冷蔵庫制御部23の投影部分だけでなくオーバーラップ域Aを含めて庫内側をカバーするため、高温になり易い冷蔵庫制御部23の庫内への熱伝導を最小化できる。
さらに、前記冷蔵庫制御部23と対向する第1真空断熱材33は冷蔵庫制御部23との間に発泡断熱材4が位置するように内箱3上面に両面テープで張り付けるなどして直接装着するとともに、庫内照明灯24と対向する第2真空断熱材34も庫内照明灯24との間に発泡断熱材4が位置するように外箱2内面に両面テープで張り付けるなどして直接装着してあるから、天井面22の断熱性を高め、かつ、生産性も向上させてコスト抑制を図ることができる。
すなわち、前記各真空断熱材を発熱源となる冷蔵庫制御部23や場合によっては発熱減ともなる庫内照明灯24に接して取り付けると、これらの熱が真空断熱材のアルミシート等で構成されている外被材を介して熱伝導拡散することにより若干の断熱性低下を引き起こす恐れがある。しかしながら、この実施の形態では、前記第1真空断熱材33及び第2真空断熱材34は何れも熱源となる冷蔵庫制御部23及び庫内照明灯24との間に発泡断熱材4が介在していて、冷蔵庫制御部23及び庫内照明灯24からの熱をこの発泡断熱材4によって遮断するようになるので、天井面22の断熱性をより高いものとすることができるのである。
また、冷蔵庫本体1の成型時には、第1真空断熱材33を直接装着した内箱3と第2真
空断熱材34を直接装着した外箱2とを組み合わせてそれらの間に発泡断熱材4を充填すればよく、その際、内箱3と外箱2にそれぞれ真空断熱材保持部材を組み付けて第1、第2真空断熱材33、34を中空状態で保持させるような手間が必要でなくなり、この点から生産性も向上してコスト抑制を図ることができるのである。
また、この冷蔵庫では天井面22の後方上部に機械室27を設けて圧縮機19を設けたことによって冷蔵庫本体1下部の野菜室9の容積を向上させつつ、冷蔵庫制御部23を天井面22に設けたことによって生じやすくなる発泡断熱材4の発泡圧による天井面22の浮き上がり変形も防止することができる利点がある。すなわち、この実施の形態では、前記天井面22に設けた制御部収納ケース25の機械室側開口縁部の係合片30を前記機械室ケース29の冷蔵庫制御部側の開口縁部に設けた係止孔31に嵌合弾着させて一体に係合させ連結してあるから、冷蔵庫制御部23と機械室27との接合部分の強度が相互補完作用によって向上することになる。したがって、冷蔵庫制御部23に対向して第1真空断熱材33を設けたことによりこれら両者間、すなわち、冷蔵庫制御部23と第1真空断熱材33との間の隙間が狭くなって発泡断熱材4の充填発泡時に当該発泡圧が前記冷蔵庫制御部23と機械室27との接合部分に集中的に加わっても、何ら専用の補強部材を設けることなくその接合部分の変形を防止でき、冷蔵庫制御部23とともに圧縮機19等を設置していても天井面22の外観平面度を良好に保持することができるのである。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施の形態は本発明を実施するうえでの一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、圧縮機19を設ける機械室27を冷蔵庫本体1の後方上部に設けたものを例示したが、これは従来と同様冷蔵庫本体1の下部後方に設けてもよいものである。
以上のように本発明は、冷蔵庫制御部や庫内照明灯等を備えている天井面であっても真空断熱材は特別な加工をせず板状の一般的な真空断熱材を使用して壁厚増加を抑制しつつ断熱することができるとともに、生産過程時に真空断熱材を傷つけるなどのことも抑制できて断熱性低下の懸念も大幅に低減でき、安価で断熱性の高い冷蔵庫を提供することができる。よって、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫やワインクーラーにも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱
4 発泡断熱材
5 冷蔵室
6 切替室
7 製氷室
8 冷凍室
9 野菜室
10,11,12,13,14 扉
16 冷却室
17 冷却器
18 送風ファン
19 圧縮機
20 放熱パイプ
21 キャピラリーチューブ
22 天井面
23 冷蔵庫制御部
24 庫内照明灯
25 制御部収納ケース
26 制御基板
27 機械室
28 冷却ファン
29 機械室ケース
30 係合片
31 係止孔
32 制御部収納蓋
33 第1真空断熱材
34 第2真空断熱材

Claims (4)

  1. 外箱と内箱との間に発泡断熱材を充填して構成した冷蔵庫本体を備えた冷蔵庫であって、前記冷蔵庫本体の天井面は、その後方上部に冷蔵庫制御部を有するとともに前方冷蔵室内面側に庫内照明灯を備えていて、前記冷蔵庫制御部と対向する部分の内箱側に第1真空断熱材を装着するとともに、前記庫内照明灯と対向する部分の外箱側に前記第1真空断熱材とは別体の第2真空断熱材を装着した冷蔵庫。
  2. 第1の真空断熱材と第2の真空断熱材はその端部分をオーバーラップさせた請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 冷蔵庫制御部と対向する第1の真空断熱材は冷蔵庫制御部との間に発泡断熱材が位置するように内箱上面に直接装着するとともに、庫内照明灯と対向する第2の真空断熱材も庫内照明灯との間に発泡断熱材が位置するように外箱内面に直接装着した請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 天井面には冷蔵庫制御部を収納する制御部収納ケースを装着するとともに、当該冷蔵庫制御部の後方に圧縮機を収容する凹状の機械室設け、この機械室を形成する機械室ケースの冷蔵庫制御部側の開口縁部と前記冷蔵庫制御部を収納した制御部収納ケースの機械室側開口縁部とを係合させて連結した請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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