JP2015059356A - 床構造 - Google Patents
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Description
このように、第1床材の有する下層部材の外周壁と第2床材の有する下層部材の外周壁とを利用して上記通路を形成することができる。
この構成によれば、第1床材の有する床基板の短辺側の部分、及び第2床材の有する床基板の短辺側の部分における振動を好適に低減することができる。
この構成によれば、基台の露出が抑制されることで、空気の振動が基台に伝達されることが抑制される。
上記の異種部材間通路によれば、異種部材から構成された側壁に基づいて、空気振動を低減する特性が発揮される。
上記床構造において、前記第1床材の有する床基板と前記第2床材の有する床基板とは離間されていることが好ましい。
上記床構造において、前記床基板と前記床仕上げ材との間には緩衝部材がさらに設けられていることが好ましい。
<床構造の概要>
図1及び図2に示すように、床構造は、基台11上に設けられる複数の床材12と、床材12に積層される床仕上げ材13とを有している。基台11としては、例えば、コンクリートから構成される床スラブが挙げられる。床仕上げ材13としては、例えば、フローリング、コルク板、タイル、畳、カーペット、樹脂シート材及びゴムシート材が挙げられる。本実施形態の床構造は、集合住宅や個人住宅等の多層住宅に適用される。
複数の床材12は、第1床材12aと、第1床材12aに隣り合う第2床材12bとを含む。各床材12は、長方形状の床基板21を備えている。第1床材12aと第2床材12bとは、床基板21の短辺が向かい合うとともに、長辺に沿った方向に連なる列を構成している。こうした第1床材12a及び第2床材12bを含む列は、基台11の面積に応じて基台11上に複数配置されている。第1床材12aの有する床基板21と、第2床材12bの有する床基板21とは離間されている。第1床材12a及び第2床材12bを含む列と、その列に隣り合う列についても、床基板21が離間されるように配列されている。床基板21としては、例えば、合板、パーティクルボード等の木質ボード、無機質ボード又は金属板を用いることができる。
図2に示すように、床材12は、基台11と床基板21との間に位置する下層部材22を有している。下層部材22は、床基板21を支持する複数の支持部材31と、基台11と床基板21との間に配置される吸音部材41とを有している。
図3に示すように、複数の支持部材31は、床基板21の第1短辺21aに沿って配置され、第1短辺21a側を支持する第1短辺支持部材31aと、第2短辺21bに沿って配置され、第2短辺21b側を支持する第2短辺支持部材31bとを有している。第1短辺支持部材31a及び第2短辺支持部材31bは、床基板21の長辺に沿った方向で最も外側に位置している。複数の支持部材31は、さらに第1短辺支持部材31aと第2短辺支持部材31bとの間に配置され、床基板21の短辺間の中間部分を支持する中間支持部材31cを有している。
<通路の構成>
図2に示すように、床構造は、床基板21に沿って延在するとともに下層部材22を側壁とした複数の通路61を有している。各通路61の底壁は基台11から構成されるとともに、各通路61の上壁は床基板21又は緩衝部材14から構成されている。なお、緩衝部材14を省略した場合、通路61の上壁は、床仕上げ材13から構成される。
床材内通路72の有する第1通路61aは、異種部材間通路82であり、第1吸音部材41aと中間支持部材31cとを側壁とする第1通路61a、及び第2吸音部材41bと中間支持部材31cとを側壁とする第1通路61aの二種から構成されている。
<外周床材及びシール部材>
図5に示すように、本実施形態の床材12は、室を区画する壁体15に隣り合う外周床材12cを備えている。外周床材12cには、シール部材16が設けられている。シール部材16の一端は床基板21と床仕上げ材13との間に介在されている。シール部材16の他端は壁体15に接続されるとともに、床仕上げ材13の側面と壁体15との間に介在されている。壁体15には、床仕上げ材13の外周端縁に沿うように巾木17が設けられている。シール部材16は、外周床材12cの有する通路61が壁体15へ向けて開口する部分に設けられている。シール部材16は、前記開口する部分のいずれにも設けられることが好ましい。シール部材16としては、例えば、紙、布、不織布等の基材と粘着層とを有する粘着テープが好適に用いられる。
次に、床構造の形成方法及び作用について説明する。床構造を形成するには、まず、施工の対象となる基台11の面積に応じて、必要な数の床材12を一つのセットとして準備する。これらの床材12を基台11上に設置した後に、床材12上に床仕上げ材13を設置し、巾木17を装着する。なお、壁体15に隣り合う床材12については、その外周縁を切除することで緩衝部材14、床基板21及び下層部材22の端面が揃えられた外周床材12cとされる。
(1)床構造は、第1離間部51及び第2離間部52を有しているため、部材間の振動の伝達が抑制される。また、床構造は、床基板21に沿って延在するとともに下層部材22が側壁となる通路61を備え、その通路61は、第1通路61aと、第1通路61aに連通するとともに第1通路61aよりも側壁内面の間隔が広い第2通路61bとを有している。このため、空気振動の伝達を抑制することが容易となる。したがって、本実施形態の床構造によれば、部材間の振動の伝達と、空気振動の伝達とを抑制することが容易となる。こうした床構造は、基台11への振動伝達が抑制されるため、例えば、階下を有する床構造における騒音対策に有利である。
(5)床構造は、少なくとも一部が支持部材31と吸音部材41とを側壁とする異種部材間通路82から構成された通路61を備えている。こうした異種部材間通路82によれば、異種部材から構成された側壁に基づいて、空気振動を低減する特性が発揮される。このため、例えば、支持部材31及び吸音部材41を構成する材料を選択することで、空気振動を低減する特性(周波数特性等)を変更することが容易となる。
(9)長方形状の床基板21では、特に低周波領域の振動が伝達されると、床基板21の短辺側の部分において、中央部21cが大きく変位する振動態様になり易い傾向にある。こうした短辺側の部分における中央部21cが支持部材31で支持された構成では、支持部材31により基台11が押圧され、基台11へ振動が伝達され易くなる場合がある。この点、本実施形態の床構造は、第1離間部51及び第2離間部52を有しているため、床基板21における短辺側の部分から基台11への振動の伝達を好適に抑制することができる。さらに、第1短辺支持部材31a及び第2短辺支持部材31bを多孔質材料から構成することで、高周波領域の振動についても、床基板21における短辺側の部分から基台11への伝達を好適に抑制することができる。
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記緩衝部材14は、省略されてもよい。なお、前記緩衝部材14は、床基板21の各辺よりも長い外形を有しているが、緩衝部材の形状は、床基板21と同じ外形や床基板21よりも小さい外形に変更されてもよい。また、前記緩衝部材14は、床材12の一部として床基板21に予め固定されているが、床材12とは別体とされ、床構造を形成する際に設けるように変更されてもよい。
・第1短辺支持部材31a及び第2短辺支持部材31bの少なくとも一方は、3つ以上に分割されていてもよい。
・前記各支持部材31は、第1支持層32と第2支持層33との二層構造を有しているが、単層構造に変更されてもよいし、三層以上の構造に変更されてもよい。
・前記各床材12では、通路61の数及び形状は共通しているが、床材12毎に通路61の数及び形状が異なっていてもよい。なお、第1離間部51、第2離間部52及び通路61は、室全体に設けられる複数の床材12のうち、少なくとも一つの床材12に採用することで有利となるが、室全体に設けられる複数の床材12のすべてに採用することが特に有利となる。
Claims (8)
- 基台上に設けられ、第1床材と前記第1床材に隣り合う第2床材とを含む複数の床材と、
前記床材に積層される床仕上げ材と、を備える床構造であって、
前記床材は、長方形状の床基板と、前記基台と前記床基板との間に位置する下層部材と、を備え、
前記下層部材は、前記床基板を支持する複数の支持部材と、前記基台と前記床基板との間に配置される吸音部材と、を有し、
前記支持部材は、前記基台に接する先端部を有するとともに、
前記支持部材は、前記床基板の短辺に沿って配置され、前記短辺側を支持する短辺支持部材を含み、
前記短辺側の部分は、前記短辺支持部材の有する先端部が前記床基板における長辺間の中央部を挟むように離間されてなる離間部を有し、
前記床構造は、前記床基板に沿って延在するとともに前記下層部材が側壁となる通路を備え、
前記通路は、第1通路と、前記第1通路に連通するとともに前記第1通路よりも側壁内面の間隔が広い第2通路とを有することを特徴とする床構造。 - 前記床構造は、前記通路として、前記第1床材の有する下層部材と前記第2床材の有する下層部材とを側壁としてなる床材間通路を備える請求項1に記載の床構造。
- 前記床材間通路は、前記第1床材の有する床基板の短辺と、前記第2床材の有する床基板の短辺とに沿って延在している請求項2に記載の床構造。
- 前記吸音部材は、前記基台に接している請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の床構造。
- 前記床構造は、前記通路として、少なくとも一部が前記支持部材と前記吸音部材とを側壁とする異種部材間通路から構成された通路を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の床構造。
- 前記床材は、室を区画する壁体に隣り合う外周床材を備え、
前記外周床材の有する通路が前記壁体へ向けて開口する部分には、一端が前記床基板と前記床仕上げ材との間に介在されるとともに他端が前記壁体に接続されるシール部材がさらに設けられている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の床構造。 - 前記第1床材の有する床基板と前記第2床材の有する床基板とは離間されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の床構造。
- 前記床基板と前記床仕上げ材との間には緩衝部材がさらに設けられている請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の床構造。
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