JP2015054800A - 窒化アルミニウム単結晶の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】窒化アルミニウムの多結晶の析出を抑制することができる窒化アルミニウム単結晶の製造装置を提供する。【解決手段】窒化アルミニウム単結晶の製造装置1は、原料2を収容すると共に種結晶5を保持する坩堝10を備えており、坩堝10は、上部開口111を有する容器本体11と、上部開口111を覆う蓋体12と、を備えており、蓋体12は、種結晶5の外径D0よりも小さな内径D1を有する貫通開口131を有する第1の蓋部材13を少なくとも有し(D1<D0)、第1の蓋部材13は、種結晶5が貫通開口131を介して原料2に対向するように、種結晶5を保持し、第1の蓋部材13を構成する第1の材料の電気抵抗率は、容器本体11を構成する第2の材料の電気抵抗率に対して相対的に高い。【選択図】 図2

Description

本発明は、昇華再結晶法(改良レーリー法)によって窒化アルミニウム(AlN)単結晶を製造する窒化アルミニウム単結晶の製造装置に関するものである。
窒化アルミニウム単結晶の製造装置として、原料を収容する坩堝と、種結晶の外径よりも小さな貫通開口を有すると共に坩堝の開口部上に設置された保持部材と、を備え、当該保持部材が種結晶を保持することで種結晶を原料に対向させるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−132079号公報
上記の製造装置では、窒化アルミニウムの単結晶が成長して保持部材よりも厚くなると、当該単結晶の温度が保持部材の温度よりも高くなる。このため、保持部材に窒化アルミニウムの多結晶が析出して単結晶表面でのアルミニウムの過飽和度が減少するので、当該単結晶の成長速度が低下してしまう、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、窒化アルミニウムの多結晶の析出を抑制することができる窒化アルミニウム単結晶の製造装置を提供することである。
[1]本発明に係る窒化アルミニウム単結晶の製造装置は、原料を収容すると共に種結晶を保持する坩堝を備えた窒化アルミニウム単結晶の製造装置であって、前記坩堝は、上部開口を有する容器本体と、前記上部開口を覆う蓋体と、を備えており、前記蓋体は、前記種結晶の外径よりも小さな内径を有する貫通開口を有する第1の蓋部材を少なくとも有し、前記第1の蓋部材は、前記種結晶が前記貫通開口を介して前記原料に対向するように、前記種結晶を保持し、前記第1の蓋部材を構成する第1の材料の電気抵抗率は、前記容器本体を構成する第2の材料の電気抵抗率に対して相対的に高いことを特徴とする。
[2]上記発明において、前記蓋体は、前記第1の蓋部材に保持された前記種結晶を覆う第2の蓋部材を有しており、前記第2の蓋部材は、前記第2の材料から構成されていてもよい。
[3]また、本発明に係る窒化アルミニウム単結晶の製造装置は、原料を収容すると共に種結晶を保持する坩堝を備えた窒化アルミニウム単結晶の製造装置であって、前記坩堝は、上部開口を有する容器本体と、前記上部開口を覆う蓋体と、を備えており、前記蓋体は、前記種結晶の外径よりも小さな内径を有する貫通開口と、前記種結晶を収容する収容空間と、を有し、前記貫通開口は、前記蓋体の底部を貫通して前記収容空間と連通しており、前記蓋体を構成する第1の材料の電気抵抗率は、前記容器本体を構成する第2の材料の電気抵抗率に対して相対的に高いことを特徴とする。
[4]上記発明において、前記第1の材料は、黒鉛、タンタル、窒化タンタル、炭化ジルコニウム、及び、炭化モリブデンからなる群から選択される少なくとも一つの材料であり、前記第2の材料は、タングステン、モリブデン、炭化タングステン、炭化タンタル、及び、窒化ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも一つの材料であってもよい。
本発明によれば、第1の蓋部材を構成する第1の材料の電気抵抗率が、容器本体を構成する第2の材料の電気抵抗率に対して相対的に高いので、第1の蓋部材への窒化アルミニウムの多結晶の析出を抑制することができる。
また、本発明によれば、蓋体を構成する第1の材料の電気抵抗率が、容器本体を構成する第2の材料の電気抵抗率に対して相対的に高いので、蓋体への窒化アルミニウムの多結晶の析出を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態における窒化アルミニウム単結晶の製造装置の概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態における坩堝の断面図である。 図3(a)〜図3(c)は、本発明の実施形態における蓋体の第1〜第3の変形例を示す拡大断面図である。 図4(a)〜図4(b)は、本発明の実施形態における蓋体の第4〜第5の変形例を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における窒化アルミニウム単結晶の製造装置の概略構成図、図2は本実施形態における坩堝の断面図である。
本実施形態における窒化アルミニウム単結晶の製造装置1は、昇華再結晶法(改良レーリー法)によって窒化アルミニウム単結晶を製造する装置である。具体的には、高温領域で原料2を加熱して昇華させ、低温領域に設けられた種結晶5上で当該昇華ガスを再凝縮させることにより窒化アルミニウム単結晶6を製造する。
図1に示すように、この単結晶製造装置1は、原料2を収容すると共に種結晶5を保持する坩堝10と、坩堝10を収容する結晶成長炉20と、結晶成長炉20内に窒素ガスを供給するガス供給装置30と、結晶成長炉20内を減圧する減圧装置40と、結晶成長炉20の外側に配置された誘導コイル50と、を備えている。
坩堝10は、図2に示すように、上部開口111を有する容器本体11と、当該上部開口111を覆う蓋体12と、を有している。なお、この蓋体12は容器本体11に載置されているだけであり、この第1の坩堝10内は流体の出入りが容易な準密閉的な空間となっているため、結晶成長炉30内に導入された窒素ガスが坩堝10内に流入することが可能となっている。
容器本体11は、有底の円筒形状を有しており、その内部には原料2が収容されている。この容器本体11は、例えば、タングステン、モリブデン、炭化タングステン、炭化タンタル、又は、窒化ジルコニウムから構成されている。なお、この容器本体11を、例えば、タングステン、モリブデン、炭化タングステン、炭化タンタル、及び、窒化ジルコニウムからなる群から選択される二つ以上の材料の混合物で構成してもよい。また、原料2の具体例としては、例えば、窒化アルミニウムの粉末等を例示することができる。
本実施形態における蓋体12は、2つの蓋部材13,14から構成されている。第1の蓋部材13は、円形の貫通開口131がその中央に形成されたリング形状を有しており、この貫通開口131は、種結晶5の外径Dよりも小さな内径Dを有している(D<D)。なお、貫通開口131の形状は、種結晶5の外径Dよりも小さな内径Dを有し(D<D)、且つ、種結晶5上に結晶成長に必要な面積が十分に確保されていれば、特に限定されない。
この第1の蓋部材13は、容器本体11の上部開口111を覆うように当該容器本体11の上端112に載置されている。そして、種結晶5は、貫通開口131を塞ぐように第1の蓋部材13に載置されており、第1の蓋部材13によって種結晶5の外周部分が保持されている。このため、種結晶5の中央部分は、貫通開口131を介して容器本体11内に露出しており、当該貫通開口131を介して原料2に対向している。
この第1の蓋部材13は、上述の容器本体11を構成する材料よりも相対的に高い電気抵抗率(比抵抗)を有する材料から構成されており、例えば、黒鉛、タンタル、窒化タンタル、炭化ジルコニウム、又は、炭化モリブデンから構成されている。なお、この第1の蓋部材13を、例えば、黒鉛、タンタル、窒化タンタル、炭化ジルコニウム、及び、炭化モリブデンからなる群から選択される二つ以上の材料の混合物で構成してもよい。また、種結晶5の具体例としては、例えば、SiC単結晶、AlN単結晶、AlN/SiC単結晶(SiC単結晶上に膜厚200〜500[μm]程度のAlN単結晶膜をヘテロ成長させた単結晶)等から構成される板状又は円板状の基板を例示することができる。
一方、第2の蓋部材14は、種結晶5の外径Dよりも大きな外径Dの円板形状を有している(D>D)。この第2の蓋部材14は、第1の蓋部材13に保持された種結晶5の上に載置されており、種結晶5は第1の蓋部材13の上面と第2の蓋部材14の下面との間に挟まれている。なお、第2の蓋部材14が種結晶5を覆っていれば、当該第2の蓋部材14の形状は特に限定されない。
ここで、従来の製造装置のように種結晶を蓋体に接着する場合には、結晶成長時の熱膨張差等により種結晶が蓋体から剥離したり脱落するおそれがある。これに対し、本実施形態では上記のように第1及び第2の蓋部材13,14の間に種結晶5を挟むので、蓋体12への種結晶5の接着が不要となり、結晶成長時の種結晶5の剥離や脱落を防止することが可能となっている。
この第2の蓋部材14は、容器本体11と同様に、例えば、タングステン、モリブデン、炭化タングステン、炭化タンタル、又は、窒化ジルコニウムから構成されている。なお、この第2の蓋部材14を、例えば、タングステン、モリブデン、炭化タングステン、炭化タンタル、及び、窒化ジルコニウムからなる群から選択される二つ以上の材料の混合物で構成してもよい。このように、第2の蓋部材14を、容器本体11と同じ材料で構成することで、種結晶5を適切に加熱することができる。
なお、蓋体の構造は上記に特に限定されず、図3(a)〜図4(b)に示すようにしてもよい。図3(a)〜図4(b)は本発明の実施形態における蓋体の変形例を示す図である。
図3(a)に示すように、蓋体12Bが、上述した第1及び第2の蓋部材13,14に加えて、第3の蓋部材15を備えてもよい。この第3の蓋部材15は、中央に貫通開口151が形成されたリング形状を有しており、この貫通開口151は、種結晶5の外径Dよりも大きな内径Dを有している(D>D)。この第3の蓋部材15は、種結晶5を貫通開口151に挿入した状態で第1の蓋部材13上に載置されており、種結晶5を取り囲んでいる。
ここで、種結晶5の外周部分が坩堝10の外部に曝されていると、結晶成長の条件によっては当該外周部分から昇華し、種結晶5が消失してしまうおそれがある。これに対し、図3(a)に示す例では、第3の蓋部材15によって種結晶5を囲んでいるので、種結晶5の消失を抑制することができる。
なお、この第3の蓋部材15の厚さは特に限定されないが、結晶成長時に種結晶5が動いたり落下するのを防止するためには、第3の蓋部材15の厚さを種結晶5の厚さ以下とすることで、第1の蓋部材13と第2の蓋部材14との間に種結晶5を挟むことが好ましい。因みに、第3の蓋部材15の厚さを種結晶5の厚さ以下とした場合には、第2の蓋部材14は種結晶5の上に載置される。一方、第3の蓋部材15を種結晶5よりも厚くした場合には、第2の蓋部材14は第3の蓋部材15の上に載置される。
また、図3(b)に示す蓋体12Cのように、第1の蓋部材13と第3の蓋部材15とを一体的に形成してもよいし、若しくは、特に図示しないが、第3の蓋部材15を接着や溶接等により第1の蓋部材13に接合してもよい。なお、第1の蓋部材13と第3の蓋部材15を一体的に形成した場合には、貫通開口131,151を連続的にテーパ状に形成してもよい。
或いは、図3(c)に示す蓋体12Dのように、第2の蓋部材14と第3の蓋部材15とを一体的に形成してもよいし、若しくは、特に図示しないが、第3の蓋部材15を接着や溶接等により第2の蓋部材14に接合してもよい。
さらに、図4(a)に示すように、第1〜第3の蓋部材13〜15を一体的に形成することで蓋体12Eを構成してもよい。この蓋体12Eには、収容空間16と貫通開口17が形成されている。また、特に図示しないが、第1〜第3の蓋部材13〜15を接着や溶接等により接合することで、蓋体12Eを構成してもよい。なお、収容空間16が上述の第3の蓋部材15の貫通開口151に対応し、貫通開口17が上述の第1の蓋部材13の貫通開口131に対応する。
この蓋体12Eの収容空間16は、種結晶5の外径Dよりも大きな内径Dを有しており(D>D)、種結晶5を収容することが可能となっている。なお、この蓋体12Dには、収容空間16に種結晶5を挿入するためのスリット(不図示)が形成されており、種結晶5が収容空間16内に挿入された後にこのスリットは埋められる。また、成長後の窒化アルミニウム単結晶6は、蓋体12Eの一部を破壊したり当該単結晶6を種結晶5から切り離すことで回収される。
貫通開口17は、上述の収容空間16を区画する蓋体12Eの底部18を貫通しており、収容空間16に当該貫通開口17が連通している。この貫通開口17は、種結晶5の外径Dよりも小さな内径Dを有している(D<D)。そのため、スリットを介して収容空間16内に挿入された種結晶5の外周部分が蓋体12Eの底部18に保持されると共に、当該種結晶5の中央部分が貫通開口17を介して容器本体11内に露出して原料2に対向する。
或いは、図4(b)に示すように、蓋体12Fの一部を容器本体11の内部に入り込ませてもよい。なお、同図に示すように、第1〜第3の蓋部材13〜15を一体的に形成することで蓋体12Fを構成してもよいし、若しくは、特に図示しないが、第1〜第3の蓋部材13〜15を接着や溶接等により接合することで蓋体12Fを構成してもよい。
図1に戻り、以上に説明した坩堝10は、不図示の固定手段を介して結晶成長炉20内に固定されている。この結晶成長炉20は、例えば二重構造の石英管から構成されており、その上部にガス導入口21が設けられていると共に、その下部にガス排出口22が設けられている。ガス導入口21には、窒素(N)ガス等の不活性ガスを供給可能なガス供給装置30が接続されている。一方、ガス排出口22には、特に図示しない圧力調整弁を介して真空ポンプ等の減圧装置40が接続されている。このガス供給装置30や減圧装置40を駆動させることで、結晶成長炉20内の雰囲気を所定の圧力に調整することが可能となっている。
結晶成長炉20の周囲には誘導コイル50が配置されている。この誘導コイル50は、結晶成長炉20内の坩堝10を取り囲んでおり、この誘導コイル50に高周波電流を通電することで坩堝10が自己発熱し、これにより原料2及び種結晶5が所望の温度に加熱される。
次に、以上に説明した単結晶製造装置1を用いた窒化アルミニウム単結晶6の製造方法について説明する。
先ず、窒化アルミニウム粉末等の原料2を坩堝10の容器本体11内にセットする。次いで、第1の蓋部材13を容器本体11の上に載置した後に、当該第1の蓋部材13の上に種結晶5を載置し、さらに当該種結晶5の上に第2の蓋部材14を載置する。これにより、種結晶5が第1の蓋部材13に保持され第1及び第2の蓋部材13,14の間に挟まれると共に、第1の蓋部材13の貫通開口131を介して種結晶5が原料2に対向する。
次いで、坩堝10を結晶成長炉20内に設置した後、減圧装置50を駆動させてガス排出口22を介して結晶成長炉20内の大気を除去し、当該結晶成長炉20内を真空引きする。
次いで、ガス供給装置50を駆動させてガス導入口21を介して結晶成長炉20内に窒素ガスを導入して結晶成長炉20内を700[torr]程度まで昇圧する。次いで、誘導コイル50に高周波電流を通電して坩堝10を発熱させることで、原料2及び種結晶5を加熱する。この際、不図示の放射温度計によって坩堝10の上部と下部の温度がそれぞれ測定されている。誘導コイル50は、この測定結果に基づいて、坩堝10の下部温度(すなわち原料2の温度)を1800[℃]〜2300[℃]とするように制御されると共に、坩堝10の上部温度(すなわち種結晶5の温度)が1700[℃]〜2200[℃]とするように制御される。
坩堝10の温度が上記の設定温度に達したら、減圧装置40によって結晶成長炉20内を100[torr]〜600[torr]に減圧する。この減圧により、窒化アルミニウム単結晶6の成長が開始する。具体的には、下記の(1)式及び(2)式に示すように、上述の坩堝10の上部と下部の間に設定された温度勾配によって、原料2から発生した昇華ガスが、種結晶5に向かって移送され、種結晶5上で再結晶化する。これにより、第1の蓋部材13の貫通開口131を介して露出している種結晶5の中央部分に窒化アルミニウム単結晶6が成長する。
2AlN(s) → 2Al(g)+N(g) …(1)
2Al(g)+N(g) →2AlN(s) …(2)
この際、本実施形態では、上述のように、第1の蓋部材13を構成する材料の電気抵抗率が容器本体11を構成する材料の電気抵抗率よりも相対的に高いので、窒化アルミニウム単結晶6が成長して第1の蓋部材13よりも厚くなっても、第1の蓋部材13の温度が窒化アルミニウム単結晶の温度よりも高くなる。そのため、第1の蓋部材13に窒化アルミニウムの多結晶が析出することはない。
窒化アルミニウム単結晶6の成長を停止させる場合には、ガス導入口22から窒素ガスを結晶成長炉20内に供給して結晶成長炉20内の圧力を700[torr]程度まで昇圧させた後に、誘導コイル50への通電を停止して原料2及び種結晶5を室温まで自然冷却する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、坩堝10を第2の坩堝内に収容した二重坩堝構造を採用してもよいし、坩堝10を第2及び第3の坩堝内に収容した三重坩堝構造を採用してもよい。
1…単結晶製造装置
2…原料
5…種結晶
6…窒化アルミニウム単結晶
10…坩堝
11…容器本体
111…上部開口
112…上端
12,12B〜12F…蓋体
13…第1の蓋部材
131…貫通開口
14…第2の蓋部材
15…第3の蓋部材
151…貫通開口
16…収容空間
17…貫通開口
18…底部
20…結晶成長炉
21…ガス導入口
22…ガス排出口
30…ガス供給装置
40…減圧装置
50…誘導コイル

Claims (4)

  1. 原料を収容すると共に種結晶を保持する坩堝を備えた窒化アルミニウム単結晶の製造装置であって、
    前記坩堝は、
    上部開口を有する容器本体と、
    前記上部開口を覆う蓋体と、を備えており、
    前記蓋体は、前記種結晶の外径よりも小さな内径を有する貫通開口を有する第1の蓋部材を少なくとも有し、
    前記第1の蓋部材は、前記種結晶が前記貫通開口を介して前記原料に対向するように、前記種結晶を保持し、
    前記第1の蓋部材を構成する第1の材料の電気抵抗率は、前記容器本体を構成する第2の材料の電気抵抗率に対して相対的に高いことを特徴とする窒化アルミニウム単結晶の製造装置。
  2. 請求項1に記載の窒化アルミニウム単結晶の製造装置であって、
    前記蓋体は、前記第1の蓋部材に保持された前記種結晶を覆う第2の蓋部材を有しており、
    前記第2の蓋部材は、前記第2の材料から構成されていることを特徴とする窒化アルミニウム単結晶の製造装置。
  3. 原料を収容すると共に種結晶を保持する坩堝を備えた窒化アルミニウム単結晶の製造装置であって、
    前記坩堝は、
    上部開口を有する容器本体と、
    前記上部開口を覆う蓋体と、を備えており、
    前記蓋体は、
    前記種結晶の外径よりも小さな内径を有する貫通開口と、
    前記種結晶を収容する収容空間と、を有し、
    前記貫通開口は、前記蓋体の底部を貫通して前記収容空間と連通しており、
    前記蓋体を構成する第1の材料の電気抵抗率は、前記容器本体を構成する第2の材料の電気抵抗率に対して相対的に高いことを特徴とする窒化アルミニウム単結晶の製造装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の窒化アルミニウム単結晶の製造装置であって、
    前記第1の材料は、黒鉛、タンタル、窒化タンタル、炭化ジルコニウム、及び、炭化モリブデンからなる群から選択される少なくとも一つの材料であり、
    前記第2の材料は、タングステン、モリブデン、炭化タングステン、炭化タンタル、及び、窒化ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも一つの材料であることを特徴とする窒化アルミニウムの製造装置。
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