JP2015049965A - 二次電池用の電極 - Google Patents

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Abstract

【課題】充放電に伴う電極材層の膨張、収縮を抑制することにより電池性能を確保する。【解決手段】負極22は、負極端子18に電気的に接続された負極集電体30と、負極集電体30の上に形成され活物質を含む負極電極材層32と、ハードコート層34とを備えている。負極電極材層32は、活物質を含む少なくとも一層の単位層32Aで構成されている。ハードコート層34は、負極集電体30と反対に位置する単位層32Aの面3202に設けられている。ハードコート層34は、負極電極材層32の活物質を含まずかつ負極電極材層32よりも硬度が高い材料で形成されている。リチウムイオン二次電池10の充電により、単位層32Aが対極方向Aと対極方向Aと直交する方向Bとの双方に膨張した場合、ハードコート層34によって単位層32Aの対極方向Aへの不均一でばらつきのある膨張が抑制される。【選択図】図2

Description

本発明は、二次電池用の電極に関する。
二次電池用の電極は、集電体と、集電体の上に形成され活物質を含む電極材層とを備えている。
特許文献1の図9、図10には、リチウムイオン二次電池の電極の負極として、集電体の上に、Li吸蔵材料含有炭素層と、このLi吸蔵材料含有炭素層を被覆する炭素粒子からなる炭素層とを形成したものが開示されている。炭素層は、Li吸蔵材料含有炭素層中のLi吸蔵材料含有炭素粒子の結合を図っている。
特開2004−349164号公報
ところで、近年、リチウムイオン二次電池の高容量化を図るため、新たな活物質としてシリコンやスズを用いることが提案されている。
しかしながら、これら高容量化に適した活物質は、二次電池の充放電に伴って生じる膨張、収縮が大きい傾向にあり、充放電を繰り返すと膨張、収縮によって生じた応力により活物質を含む電極材層が劣化し、二次電池の容量が低下してしまうといった問題がある。
上記従来技術では、炭素層によってLi吸蔵材料含有炭素層中のLi吸蔵材料含有炭素粒子の結合を図ることに留まるものであり、電極材層の膨張、収縮を如何にして抑制するかについては考慮されていない。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、充放電に伴う電極材層の膨張、収縮を抑制することにより電池性能を確保する上で有利な二次電池用の電極を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、集電体の上に、活物質を含む電極材層が設けられた二次電池用の電極であって、前記集電体と反対に位置する前記電極材層の面に前記活物質を含まずかつ前記電極材層よりも硬度が高いハードコート層が設けられ、前記ハードコート層は、前記電極材層の膨張を抑制することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記ハードコート層が、該ハードコート層の厚さ方向にイオンが通過可能な孔もしくは欠陥の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1記載の二次電池用の電極である。
請求項3記載の発明は、前記ハードコート層が前記電極材層よりも厚さが薄いことを特徴とする請求項1または2記載の二次電池用の電極である。
請求項4記載の発明は、前記ハードコート層が、ダイヤモンドライクカーボンで形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の二次電池用の電極である。
請求項5記載の発明は、前記ダイヤモンドライクカーボンが、導電性を有していることを特徴とする請求項4記載の二次電池用の電極である。
請求項6記載の発明は、前記電極材層が複数の層で構成され、前記複数の層毎に前記ハードコート層が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の二次電池用の電極である。
請求項7記載の発明は、前記電極材層が複数の層で構成され、前記複数の層のうちの少なくとも一つの層に前記ハードコート層が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の二次電池用の電極である。
請求項8記載の発明は、前記電極材層が複数の層で構成され、前記複数の層のうち前記集電体から最も離れた層に前記ハードコート層が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の二次電池用の電極である。
請求項9記載の発明は、前記活物質が、シリコンまたはスズであることを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載の二次電池用の電極である。
請求項1記載の発明によれば、二次電池の充放電時における電極材層の対極方向への不均一でばらつきのある膨張が、電極材層よりも硬度の高いハードコート層により抑制されるため、電極材層に局所的に加わるストレスが緩和される。
したがって、電極材層の部分的な剥がれが抑制されるため、リチウムイオンの吸蔵、放出が阻害されず、リチウムイオン二次電池の容量を長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、ハードコート層の厚さ方向にリチウムイオンが通過可能な孔もしくは欠陥の少なくとも一方を有しているので、充放電時におけるリチウムイオンの移動を効率よく行なうことができ、リチウムイオン二次電池の充放電特性の向上を図る上で有利である。
請求項3記載の発明によれば、ハードコート層が電極材層よりも厚さが薄いため、電極全体の体積を抑制しつつ電極材層の体積を確保することができ、電池の高容量化を図る上で有利となる。
請求項4の発明によれば、ハードコート層が硬度の高いダイヤモンドライクカーボンで形成されているため、電極材層の膨張、収縮を抑制する効果を高める上で有利となる。
請求項5記載の発明によれば、ダイヤモンドライクカーボンが導電性を有していることにより、充放電時におけるイオンの移動を効率よく行なうことができ、二次電池の充放電特性の向上を図る上でより有利である。
請求項6記載の発明によれば、電極材層は複数の層で構成され、複数の層毎にハードコート層が設けられている。
仮に1つの層で構成された電極材層の体積と、複数の層で構成された電極材層の体積とが同じである場合を想定する。この場合、複数の層で構成された電極材層における各層の厚さは、1つの層で構成された電極材層における1つの層の厚さよりも小さいものとなる。
そのため、複数の層で構成された電極材層における各層の膨張量、収縮量は、1つの層で構成された電極材層の膨張量、収縮量よりも小さなものとなることから、各ハードコート層による膨張、収縮の抑制を効果的に行なう上でより有利となる。
したがって、各層に局所的に加わるストレスがより効果的に緩和され、各層の破損と部分的な剥がれがより抑制されるため、リチウムイオン二次電池の容量を長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上でより有利となる。
請求項7記載の発明によれば、複数の層のうちハードコート層と集電体との間に設けられている層の部分的な剥がれを抑制することができるため、リチウムイオン二次電池の容量を長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上でより有利となる。
請求項8記載の発明によれば、集電体から最も離れ、部分的な剥がれが生じやすい層の部分的な剥がれをハードコート層によって抑制することができ、リチウムイオン二次電池の容量をより長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上でより有利となる。
請求項9記載の発明によれば、単位層の活物質としてシリコンまたはスズを用いることにより二次電池の高容量化を図れ、かつ、活物質として膨張、収縮が大きなシリコンまたはスズを用いたにも拘わらず、単位層の膨張、収縮をハードコート層によって抑制できるので、電池性能を確保する上で有利となる。
第1の実施の形態の二次電池用の電極を用いたリチウムイオン二次電池の全体構成を示す模式図である。 第1の実施の形態の二次電池用の電極の断面図である。 (A)から(C)はハードコート層が設けられていない二次電池用の電極の膨張、収縮に伴って生じる電極材層の劣化の過程を示す説明図である。 第2の実施の形態の二次電池用の電極の断面図である。 第3の実施の形態の二次電池用の電極の断面図である。 第4の実施の形態の二次電池用の電極の断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施の形態では、本発明に係る二次電池用の電極がリチウムイオン二次電池の負極である場合について説明する。
また、本発明は、リチウムイオン二次電池に限定されるものではなく、従来公知の様々な二次電池に使用可能であり、また、負極に限定されず正極にも適用可能である。
まず、リチウムイオン二次電池の全体構成について説明する。
図1は、リチウムイオン二次電池の構成を示す模式図である。
リチウムイオン二次電池10は、電極体12と、電極体12を収容する容器14と、容器14に設けられた正極端子16および負極端子18とを含んで構成されている。
電極体12は、正極20(電極)と、負極22(電極)と、正極20と負極22との間に挟まれ電解質溶液を含浸させたセパレータ24とを備えている。
電解質溶液としては、例えば、LiPF6を混合したECやDMC,EMCなどを用いることができる。この場合、Li+イオン(リチウムイオン)と、PF6−イオンとが発生し、リチウムイオン二次電池10の充放電時においてこれらのイオンがセパレータ24、すなわち電解質溶液を介して正極20と負極22との間で移動する。
正極20は、正極端子16に電気的に接続された正極集電体26と、正極集電体26の上に形成され活物質を含む正極電極材層28とを備えている。
正極電極材層28は、リチウムイオン二次電池10の充電時にリチウムイオンを放出し、放電時にリチウムイオンを吸蔵する。
負極22は、負極端子18に電気的に接続された負極集電体30と、負極集電体30の上に形成され活物質を含む負極電極材層32と、ハードコート層34とを備えている。
負極電極材層32は、リチウムイオン二次電池10の充電時にリチウムイオンを吸蔵し、放電時にリチウムイオンを放出する。
図2は本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池10の負極22の構成を示す断面図である。
負極集電体30は、負極電極材層32との間で電荷の移動を行なう良導体であればよく、例えば、銅などの金属箔が使用可能である。
負極電極材層32は、活物質を含む少なくとも一つの層で構成され、言い換えると、活物質を含む少なくとも一層の単位層32Aで構成され、本実施の形態では、負極電極材層32は、1つの単位層32Aで構成されている。
本実施の形態では、負極電極材層32は、活物質としてのシリコンあるいはスズを含んでいる。
活物質としてのシリコンやスズは、現在、リチウムイオン二次電池10において使用されている炭素系の活物質と比較して、容量を10倍程度確保することができる。そのため、活物質としてシリコンやスズを用いることがリチウムイオン二次電池10の高容量化を図る上で有利である。
しかしながら、シリコンやスズは、充電時の膨張と放電時の収縮との間での体積の変化が炭素系の活物質と比較して大きい。
なお、負極電極材層32の活物質として、シリコンやスズ以外の高容量化を図る上で有利な物質を用いてもよく、また、上記の炭素系の活物質など従来公知の様々な活物質を用いても良いことは無論である。
ハードコート層34は、負極集電体30と反対に位置する単位層32Aの面3202に設けられている。
ハードコート層34は、負極電極材層32の活物質を含まずかつ負極電極材層32よりも硬度が高い材料で形成されている。
このような材料として、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)など従来公知のさまざまな材料が使用可能である。
特に、ダイヤモンドライクカーボンは硬度が高いため、ハードコート層34としてダイヤモンドライクカーボンを用いると、後述するように負極電極材層32の膨張、収縮を抑制する効果を高める上で有利となる。
ハードコート層34は、該ハードコート層34の厚さ方向にリチウムイオンが通過可能な孔もしくは欠陥の少なくとも一方を有していることが、充放電時におけるリチウムイオンの移動を効率よく行なうことができ、リチウムイオン二次電池10の充放電特性の向上を図る上で有利である。
また、ハードコート層34としてダイヤモンドライクカーボンを用いた場合、ダイヤモンドライクカーボンが導電性を有しているものであることが好ましい。
導電性を有することにより、充放電時におけるリチウムイオンの移動を効率よく行なうことができ、リチウムイオン二次電池10の充放電特性の向上を図る上でより有利である。
また、ハードコート層34は負極電極材層32よりも厚さが薄いことが好ましい。
ハードコート層34が負極電極材層32よりも厚さが薄いと、負極22全体の体積を抑制しつつ負極電極材層32の体積を確保することができ、電池の高容量化を図る上で有利となる。
次に、図3(A)、(B)、(C)を参照して、ハードコート層34が設けられていない負極22′と、本実施の形態の負極22とを比較して作用効果について説明する。
図3(A)はハードコート層34が設けられていない負極22′を示すものであり、負極集電体30の上に負極電極材層32が形成されている。
リチウムイオン二次電池10が充電を行なうと、図3(B)に示すように、負極電極材層32が対極方向Aに膨張する。なお、対極方向とは、負極の対極である正極に向かう方向をいう。言い換えると、対極方向とは、負極集電体30に対して離間接近する方向であり、また、負極電極材層32の厚さ方向でもある。
このとき、対極方向Aへの膨張は、不均一でばらつきをもって生じる。すなわち、負極電極材層32には、対極方向Aへ大きく膨張する部分と対極方向Aへ小さく膨張する部分とが混在している。
一方、リチウムイオン二次電池10が放電を行なうと、図3(A)に示すように、負極電極材層32は収縮して元の状態に戻る。このような収縮も不均一でばらつきのあるものとなる。
充放電を繰り返す度に、負極電極材層32は不均一でばらつきのある膨張と収縮とを繰り返すため、負極電極材層32には局所的なストレスが加わり、図3(C)に示すように、ストレスが加わった部分にヒビが入るなどして、部分的に破損していく。
このような部分的な破損により、負極電極材層32が部分的に剥がれて負極集電体30から離間してしまうと、リチウムイオンの吸蔵、放出が阻害され、リチウムイオン二次電池10の容量が低下してしまう。
これに対して、図2に示すように、本実施の形態の負極22によれば、ハードコート層34が負極集電体30と反対に位置する単位層32Aの面3202に設けられており、ハードコート層34は、活物質を含まずかつ単位層32Aよりも硬度が高い材料で形成されている。
したがって、リチウムイオン二次電池10の充電により、単位層32A(負極電極材層32)が対極方向Aに膨張した場合、ハードコート層34によって単位層32Aの対極方向Aへの不均一でばらつきのある膨張が抑制される。
また、リチウムイオン二次電池10の放電により、単位層32Aが対極方向Aに収縮した場合も、同様にハードコート層34によって単位層32Aの不均一でばらつきのある対極方向Aへの収縮が抑制される。
そのため、充放電時における単位層32Aの対極方向Aへの不均一でばらつきのある膨張と収縮が、単位層32Aよりも硬度が高いハードコート層34により抑制されるため、単位層32Aに局所的に加わるストレスが緩和される。
したがって、単位層32Aの部分的な剥がれが抑制されるため、リチウムイオンの吸蔵、放出が阻害されず、リチウムイオン二次電池10の容量を長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上で有利となる。
また、活物質としてシリコンまたはスズを用いることによりリチウムイオン二次電池10の高容量化を図れることは無論のこと、活物質として膨張、収縮が大きなシリコンまたはスズを用いたにも拘わらず、単位層32Aの膨張、収縮をハードコート層34によって抑制でき電池性能を確保する上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に、図4を参照して第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の負極22Aでは、負極電極材層32は活物質を含む複数の層で構成され、言い換えると、負極電極材層32は単位層32Aが複数積層して構成されている点が第1の実施の形態と異なっている。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同一または同様の部分、部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態では、負極電極材層32は、3つの単位層32Aが積層して構成されている。
そして、各単位層32A毎にハードコート層34が設けられている。
このような第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、単位層32Aの部分的な剥がれが抑制されるため、リチウムイオン二次電池10の容量を長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上で有利となる。
また、第2の実施の形態では、複数の単位層32Aのそれぞれにハードコート層34を設けた。
したがって、例えば、第1の実施の形態のように1つの単位層32Aで構成された負極電極材層32の体積と、第2の実施の形態の3つの単位層32Aで構成された負極電極材層32の体積とが同じである場合、第2の実施の形態の各単位層32Aの厚さは第1の実施の形態の単位層32Aの厚さよりも小さいものとなる。
そのため、第2の実施の形態における各単位層32Aの膨張量、収縮量は、第1の実施の形態における単位層32Aの膨張量、収縮量よりも小さなものとなることから、各ハードコート層34による膨張、収縮の抑制を効果的に行なう上でより有利となる。
したがって、各単位層32Aに局所的に加わるストレスがより効果的に緩和され、単位層32Aの部分的な剥がれがより抑制されるため、リチウムイオン二次電池10の容量を長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上でより有利となる。
(第3の実施の形態)
次に、図5を参照して第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態の負極22Bでは、負極電極材層32は単位層32Aが複数積層して構成され、複数の単位層32Aのうちの少なくとも一つの単位層32Aにハードコート層34が設けられている点が第1の実施の形態と異なっている。
第3の実施の形態では、負極電極材層32は3つの単位層32Aが積層されて構成され、3つの単位層32Aのうち中間の単位層32Aの負極集電体30と反対に位置する面3202にハードコート層34が形成されている。
第3の実施の形態によれば、3つの単位層32Aのうちハードコート層34と負極集電体30との間に設けられている2つの単位層32Aの部分的な剥がれを抑制することができるため、リチウムイオン二次電池の容量を長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上でより有利となる。
(第4の実施の形態)
次に、図6を参照して第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態の負極22Cでは、負極電極材層32は単位層32Aが複数積層して構成され、負極集電体30から最も離れた単位層32Aにハードコート層34が設けられている点が第1の実施の形態と異なっている。
第4の実施の形態では、負極電極材層32は3つの単位層32Aが積層されて構成され、3つの単位層32Aのうち負極集電体30から最も離れた単位層32Aの負極集電体30と反対に位置する面3202にハードコート層34が形成されている。
負極集電体30から最も離れた単位層32Aは、負極集電体30と反対側の面3202が露出されている。
したがって、負極集電体30から最も離れた単位層32Aは、部分的な剥がれが生じやすい箇所となっている。
第4の実施の形態によれば、負極集電体30から最も離れ、部分的な剥がれが生じやすい単位層32Aの部分的な剥がれをハードコート層34によって抑制することができ、リチウムイオン二次電池10の容量をより長期間にわたって維持でき、電池性能を確保する上でより有利となる。
10 リチウムイオン二次電池
22、22A、22B、22C 負極
30 負極集電体
32 負極電極材層
3202 面
34 ハードコート層
32A 単位層(層)

Claims (9)

  1. 集電体の上に、活物質を含む電極材層が設けられた二次電池用の電極であって、
    前記集電体と反対に位置する前記電極材層の面に前記活物質を含まずかつ前記電極材層よりも硬度が高いハードコート層が設けられ、
    前記ハードコート層は、前記電極材層の膨張を抑制する
    ことを特徴とする二次電池用の電極。
  2. 前記ハードコート層は、該ハードコート層の厚さ方向にイオンが通過可能な孔もしくは欠陥の少なくとも一方を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の二次電池用の電極。
  3. 前記ハードコート層は前記電極材層よりも厚さが薄い、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の二次電池用の電極。
  4. 前記ハードコート層は、ダイヤモンドライクカーボンで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の二次電池用の電極。
  5. 前記ダイヤモンドライクカーボンは、導電性を有している、
    ことを特徴とする請求項4記載の二次電池用の電極。
  6. 前記電極材層は複数の層で構成され、
    前記複数の層毎に前記ハードコート層が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の二次電池用の電極。
  7. 前記電極材層は複数の層で構成され、
    前記複数の層のうちの少なくとも一つの層に前記ハードコート層が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の二次電池用の電極。
  8. 前記電極材層は複数の層で構成され、
    前記複数の層のうち前記集電体から最も離れた層に前記ハードコート層が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の二次電池用の電極。
  9. 前記活物質は、シリコンまたはスズである、
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載の二次電池用の電極。
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