JP2015047636A - 頭付軸状部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料ロスがなく低コストで、頭付軸状部品を素材から一貫した鍛造成形により簡単容易にかつ高精度で変形、傷付きなく成形する。【解決手段】前段側の鍛造ステーションのダイとパンチで、素材を冷間鍛造して、軸部と軸部の一端に頭部とを有する中間成形素材を成形する。最終段の鍛造ステーションにおいて、分割開閉ダイ4により中間成形素材の他端部寄りを膨出させることにより求める大径部f4を成形して最終成形品fを形成する。その後、ノックアウトピン10による蹴り出しにより分割開閉ダイ4を押し戻して拡径させると同時に固定ダイ5の中心部に内蔵された押し出しピン51とバネ50とからなる押し出し機構50による押し出し作用により最終成形品fを分割開閉ダイ4から傷付きなく排出するようにした。【選択図】図8

Description

本発明は、一端に頭部を有する軸部の他端部寄りに任意形状の大径部を形成する頭付軸状部品の製造方法に関するものである。
一般に、一端に頭部を有する軸部の他端部寄りに任意形状の大径部を形成する頭付軸状部品の製造方法としては、旋盤などを用いて丸棒材を切削加工することにより、丸棒材の不必要な部分を削り落として一端に頭部を有する軸部と、軸部の他端部寄りに所定の輪郭形状の大径部を形成するようにしている。
また、別の製造方法として、多段式冷間鍛造装置を用い、相対向するダイとパンチとにより構成された複数段の鍛造ステーションに棒状素材を順次供給して素材を段階的に冷間鍛造することにより、一端に頭部を有する軸部の他端部寄りに任意形状の大径部を形成する頭付軸状部品の製造方法も知られている。
具体的には、まず、前段側の鍛造ステーションのダイとパンチで、素材を冷間鍛造して、軸部と軸部の一端に頭部とを有する中間成形素材を形成し、次いで、最終段の鍛造ステーションにおいて、複数の型部材に分割されてパンチによる押し込み動作に伴って縮径可能とされた分割開閉ダイを用い、分割開閉ダイにより中間成形素材を掴持すると共に、この状態で中間成形素材を分割開閉ダイとその奥に配置された固定ダイとで構成されたキャビティに打ち込んで、中間成形素材の他端部寄りを膨出させることにより求める大径部を成形して最終成形品(頭付軸状部品)を形成し、その後、パンチが後退するタイミングに合わせてノックアウトピンにより最終成形品を直接パンチ側に蹴り出し、この蹴り出し作用により最終成形品と一緒に分割開閉ダイをパンチ側に押し戻して、分割開閉ダイを元の位置に拡径復帰させると共に、最終成形品を分割開閉ダイから排出させるようになされている。
特開2000−61575号公報
ところが、前者の頭付軸状部品の製造方法の製造方法によれば、棒材の不必要な部分を削り落とすことにより所望の形状に仕上げているので、作業性が非常に悪いばかりか、材料ロスが多くなってコスト高となる問題があった。
また、後者の頭付軸状部品の製造方法によれば、最終成形品を形成した後、パンチが後退するタイミングに合わせてノックアウトピンにより最終成形品を直接パンチ側に蹴り出し、この蹴り出し作用により最終成形品と一緒に分割開閉ダイをパンチ側に押し戻して元の位置に拡径復帰させると共に、最終成形品を分割開閉ダイから排出させるようになされているため、排出時、最終成形品に分割開閉ダイをパンチ側に押し戻すためのノックアウトピンによる大きな蹴り出し力が直接作用し、その結果、分割開閉ダイから外部に排出される際に、最終成形品の頭部や大径部などが変形したり或いは軸部が傷付いたりするといった問題があった。
そこで、本発明は、材料ロスがなく低コストで、しかも、頭付軸状部品を素材から一貫した鍛造成形により簡単容易にかつ高精度で変形したり傷付いたりすることなく良好に成形できる頭付軸状部品の製造方法の提供を課題とする。
本願の請求項1記載の発明は、相対向するダイとパンチとにより構成された複数段の鍛造ステーションに棒状素材を順次供給して素材を段階的に冷間鍛造することにより、一端に頭部を有する軸部の他端部寄りに任意形状の大径部を形成する頭付軸状部品の製造方法であって、まず、前段側の鍛造ステーションのダイとパンチで、素材を冷間鍛造して、軸部と軸部の一端に頭部とを有する中間成形素材を形成し、次いで、最終段の鍛造ステーションにおいて、複数の型部材に分割されパンチによる押し込み動作に伴って縮径可能とされた分割開閉ダイを用い、分割開閉ダイにより中間成形素材を掴持すると共に、この状態で中間成形素材を分割開閉ダイとその奥に配置された固定ダイとで構成されたキャビティに打ち込んで、中間成形素材の他端部寄りを膨出させることにより求める大径部を成形して最終成形品を形成し、かつ、その形成後、パンチが後退するタイミングに合わせてノックアウトピンによる蹴り出しにより分割開閉ダイを押し戻して拡径させると同時に固定ダイの中心部に内蔵された押し出しピンとバネとからなる押し出し機構による押し出し作用により最終成形品が分割開閉ダイから傷付きなく排出されるようにしたことを特徴とする。
本発明の頭付軸状部品の製造方法によれば、上記した構成により、材料ロスがなく低コストで、しかも、一端に頭部を有する軸部の他端部寄りに任意形状の大径部を備えた頭付軸状部品を素材から一貫した冷間鍛造により簡単容易にかつ高精度で変形したり傷付いたりすることなく良好に成形できる。
特に、最終成形品を形成した後、パンチが後退するタイミングに合わせてノックアウトピンによる蹴り出しにより分割開閉ダイを押し戻して拡径させると同時に固定ダイの奥側中心部に内蔵された押し出しピンとバネとからなるバネ式押出機構による押し出し作用によって最終成形品が分割開閉ダイとは独立してパンチユニット側に排出されるようにしたから、その排出時に最終成形品の頭部や大径部などが変形したり或いは軸部が傷付いたりするのを確実に防止することができる。
本発明に係る製造方法を実施する多段式冷間鍛造装置の全体を示す概略図である。 頭付軸状部品の成形工程を示す説明図である。 多段式冷間鍛造装置における1段目の鍛造ステーションの要部の縦断面図である。 同冷間鍛造装置における2段目の鍛造ステーションの要部の縦断面図である。 同冷間鍛造装置における3段目の鍛造ステーションの要部の縦断面図である。 同冷間鍛造装置における4段目の鍛造ステーションの要部の縦断面図である。 同冷間鍛造装置における最終段の鍛造ステーションにおける鍛造前の要部の縦断面図である。 同冷間鍛造装置における最終段の鍛造ステーションにおける鍛造後の要部の縦断面図である。 本発明に係る製造方法で製造できるその他の頭付軸状部品の形状説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
なお、この実施の形態に係る頭付軸状部品の多段式冷間鍛造装置は、本発明の製造方法を実施するものである。
図1に示すように、この製造装置は、5段の鍛造ステーションX1〜X5で頭付軸状部品を成形する多段式冷間鍛造装置1であって、機台2にカッター装置(図示せず)と、ダイユニット11〜15とを並設すると共に、この機台に近接、離反するように往復動するラム3に、ダイユニット11〜15にそれぞれ対向させて複数のパンチユニット21〜25を取付けた構成とされている。
そして、ラム3の前進により鍛造ステーションX1〜X5において、素材が各ダイユニット11〜15内に順次打ち込まれて冷間鍛造が行われる。
図2は、頭付軸状部品の多段式冷間鍛造装置1による成形工程における形状の変化を示すものである。
まず、図2の(イ)に示すよう所定長さに切断された中実棒状素材aを多段式冷間鍛造装置1に供給する。
そして、1段目の鍛造ステーションX1において、図2の(ロ)に示すように据え込み加工が施された中間成形素材bが成形される。
2段目の鍛造ステーションX2において、図2の(ハ)に示すように中間成形素材bが小径化された基準軸部c1と、その一端に大径軸部c2とを有する中間成形素材cが形成される。
3段目の鍛造ステーションX3において、中間成形素材cから図2の(ニ)に示すような基準軸部d1と、その一端に頭部d2とを有する中間成形素材dが形成される。
4段目の鍛造ステーションX4において、中間成形素材dから図2の(ホ)に示すような基準軸部e1と、その一端に円盤状の頭部e2、他端に小径軸部e3を有する中間成形素材eが形成される。
5段目(最終段)の鍛造ステーションX5において、中間成形素材eから図2の(ヘ)に示すような基準軸部f1と、その一端に円盤状の頭部f2、他端に鍔状の大径部f4を介して小径軸部f3を有する最終成形品fが形成される。
なお、これらの鍛造ステーションX1〜X5間にわたる素材の移送は、図示していないが既知の素材移送用チャックにより上流側の鍛造ステーションから下流側鍛造ステーションに順次行なわれる。
次に、鍛造ステーションX1〜X5の構成とその動作について説明する。
1段目の鍛造ステーションX1は、図3に示すように機台2側に設けられるダイ11aを備えたダイユニット11と、ラム3側に設けられるパンチ21aを備えたパンチユニット21とからなる。そして、鍛造ステーションX1においては、パンチ21aによって素材aがダイ11a内に打ち込まれることにより、図2の(ロ)に示すように据え込み加工が施された中間成形素材bが成形される。また、パンチ21aの後退に伴って成形後の中間成形素材bがノックアウトピン11bによりダイ11a外に排出され、排出された中間成形素材bは2段目の鍛造ステーションX2に搬送される。
2段目の鍛造ステーションX2は、図4に示すように機台2側に設けられるダイ12aを備えたダイユニット12と、ラム3側に設けられるパンチ22aを備えたパンチユニット22とからなる。そして、鍛造ステーションX2においては、パンチ22aによって中間成形素材bがダイ12a内に打ち込まれることにより、図2の(ハ)に示すように中間成形素材bが小径化された基準軸部c1と、その一端に大径軸部c2とを有する中間成形素材cが形成される。また、パンチ22aの後退に伴って成形後の中間成形素材cがノックアウトピン12bによりダイ12a外に排出され、排出された中間成形素材cは3段目の鍛造ステーションX3に搬送される。
3段目の鍛造ステーションX3は、図5に示すように機台2側に設けられるダイ13aを備えたダイユニット13と、ラム3側に設けられ、かつパンチ側ダイ23bが設けられたパンチ23aを備えたパンチユニット23とからなる。そして、鍛造ステーションX3においては、パンチ23aによって中間成形素材cがダイ13a内とパンチ側ダイ23b内とに打ち込まれることにより、図2の(ニ)に示すように基準軸部d1と、その一端に頭部d2とを有する中間成形素材dが形成される。また、パンチ22aの後退に伴って成形後の中間成形素材dがノックアウトピン13bによりダイ22a外に排出され、排出された中間成形素材dは4段目の鍛造ステーションX4に搬送される。
4段目の鍛造ステーションX4は、図6に示すように、機台2側に設けられるダイ14aを備えたダイユニット14と、ラム3側に設けられ、かつパンチ側ダイ24bが設けられたパンチ24aを備えたパンチユニット24とからなる。そして、鍛造ステーションX4においては、パンチ24aによって中間成形素材dの頭部側がパンチ側ダイ24b内とダイ14aの前端面とによる空間内に打ち込まれることにより、図2の(ホ)に示すように、基準軸部e1と、その一端に連設される円盤状の頭部e2と、他端に連設される小径軸部e3とを有する中間成形素材eが形成される。また、パンチ24aの後退に伴って成形後の中間成形素材eがノックアウトピン14bによりダイ14a外に排出され、排出された中間成形素材eは5段目(最終段)の鍛造ステーションX5に搬送される。
5段目の鍛造ステーションX5は、図7及び図8に示すように、ダイユニット15とパンチユニット25で構成されており、このうちダイユニット15は、上下に連続して配置された分割開閉ダイ4及び固定ダイ5と、これらの分割開閉ダイ4と固定ダイ5を保持するダイホルダー6とを有すると共に、機台2の取付孔2aに嵌合固着されている。分割開閉ダイ4は複数(図では3個)の型部材41…41に分割されてパンチ25aによる押し込み動作により縮径可能とされると共に、縮径時に中間成形素材eを掴持して最終成形品fの大径部f4を形成するための凹所41aがそれぞれ設けられた構成となっている。そして、この分割開閉ダイ4は、ダイケース7内を摺動可能に収納されており、その状態でダイケース7がダイホルダー6内を摺動可能に保持されている。
また、固定ダイ5には、その中心部に中間成形素材eの小径軸部e3の挿通を許す成形孔5aが貫通形成されていると共に、この固定ダイ5に縮径された分割開閉ダイ4が当接することにより、分割開閉ダイ4の凹所41a…41aと成形孔5a周りの前端面とで最終成形品fの大径部f4の形状に相当するキャビティが形成されるようになっている。なお、ダイケース7の後方側には、固定ダイ5を収納する固定ダイケース8が設けられると共に、この固定ダイケース8とダイケース7との間に復帰バネ9,9が配設されて、ダイケース7はパンチユニット側に付勢されるようになっている。
さらに、型部材41…41の外周面は、パンチユニット側から大径の第1円筒面、第1テーパ面、及び小径の第2円筒面により段付状とされていると共に、ダイケース7の内周面も、パンチユニット側から大径の第1円筒面、第1テーパ面、小径第2円筒面、第2テーパ面、及びさらに小径の第3円筒面により段付状とされている。そして、この分割開閉ダイ4は、周方向に複数に分割された型部材41…41により構成されており、各型部材41…41の合わせ面には、互いに対向する凹所が形成されていて、各凹部間には各型部材41…41を離反させる方向に付勢するコイルバネ42,42がそれぞれ内装されている。
そして、図7に示すように、分割開閉ダイ4がダイケース7の奥方向に押し込まれる前の場合、型部材41…41における大径の第1円筒面、第1テーパ面、及び小径の第2円筒面が、ダイケース7における大径の第1円筒面、第1テーパ面、小径第2円筒面にそれぞれ対接するようになっている。また、図8に示すように、分割開閉ダイ4がダイケース7の奥方向に押し込まれた場合、型部材41…41は大径の第1円筒面、第1テーパ面、及び小径の第2円筒面が、ダイケース7における大径の第1円筒面、第1テーパ面、小径第2円筒面、第2テーパ面、及び小径の第3円筒面に沿って、全体として縮径する方向に案内されるようになっている。なお、ダイケース7の前面には、分割開閉ダイ4がダイケース7内から外方に脱落するのを防止する抜止め部材61が設けられている。
さらに、固定ダイケース8の後端側には、最終成形品fの成形後、パンチ25aが後退するタイミングに合わせて分割開閉ダイ4をパンチユニット側へ押し戻して拡径させるノックアウトピン10を備えたノックアウトピン機構(図示せず)が設けられている共に、最終成形品f専用の押し出し機構50が特別に設けられている。この最終成形品f専用の押し出し機構50は、成形孔5aの後方に内蔵され、パンチ25aが後退するタイミングに合わせて最終成形品fのみを、分割開閉ダイ4とは独立してパンチユニット側に押し出す押し出しピン51とバネ52とからなる。この押し出し機構50における押し出しピン51は、常時はバネ52により成形孔5aの前方側へ飛び出すように押し出されており、また、パンチ25aにより中間成形素材eが固定ダイ側に打ち込まれることにより、バネ52を圧縮しながら成形孔5aの奥側に押し込まれる構成となっている。そして、成形後、ノックアウトピン10による蹴り出しにより分割開閉ダイ4が押し戻されて拡径するタイミングと同時にバネ53のバネ力により最終成形品fを、分割開閉ダイ4とは独立してパンチユニット側に押し出すようになされている。
一方、パンチユニット25には、中間成形素材eの頭部e2を分割開閉ダイ4の前端面との間に保持しながら分割開閉ダイ4を固定ダイ5側に押し込むパンチ25aが備えられている。
このように構成した5段目の鍛造ステーションX5においては、図7及び図8に示すように、パンチ25aにより中間成形素材eが固定ダイ5側に打ち込まれることにより、パンチ25aの先端部分が分割開閉ダイ4の前端面に当接し、パンチ25aにより分割開閉ダイ4の各型部材41…41がダイホルダー7の後方側に押し込まれることになる。
これにより、図8に示すように、分割開閉ダイ4の各型部材41…41の第1テーパ面がダイケース7の第1テーパ面と干渉して分割開閉ダイ4の軸心部がバネ42…42に抗して縮径することになる。そして、分割開閉ダイ4の軸心部が縮径することに伴って、分割開閉ダイ4により中間成形素材eが掴持されることになり、この掴持状態で中間成形素材eが固定ダイ5に打ち込まれることになる。その結果、縮径された分割開閉ダイ4と固定ダイ5とが当接して形成されたキャビティ内で、中間成形素材eを膨出させることにより大径部f4が形成されて、最終成形品fが形成されることになる。
そして、パンチ25aが後退するタイミングに合わせてノックアウトピン10による蹴り出しにより分割開閉ダイ4を押し戻してコイルバネ42…42により拡径させる一方、このタイミングと同時に固定ダイ5の中心部に内蔵された押し出しピン51とバネ52とからなる押し出し機構50の押し出し作用により最終成形品fが分割開閉ダイ4から傷付きなく排出されることになる。また、分割開閉ダイ4はその後退に伴って復帰バネ9…9によりパンチユニット側に押圧されて、抜止め部材61と当接する元位置に移動復帰される。
以上のように本発明の頭付軸状部品の製造方法によれば、上記した構成により、材料ロスがなく低コストで、しかも、一端に頭部e2を有する基準軸部f1の他端部寄りに鍔状の大径部f4と小径軸部f3を備えた頭付軸状部品fを素材aから一貫した冷間鍛造により簡単容易にかつ高精度で変形したり傷付いたりすることなく良好に成形できる。
特に、最終成形品fを形成した後には、パンチ25aが後退するタイミングに合わせてノックアウトピン10による蹴り出しにより分割開閉ダイ4を押し戻して拡径させると同時に、固定ダイ5の奥側中心部に内蔵された押し出しピン51とバネ52とからなる最終成形品f専用のバネ式押出機構50が、その押し出し作用によって最終成形品fのみを分割開閉ダイ4とは別に分割開閉ダイ外に排出するようにしたから、その排出時に最終成形品fの頭部f2や大径部f4などが変形したり或いは軸部が傷付いたりするのを確実に防止することができる。
また、頭付軸状部品の形状としては、上記した実施の形態の頭付軸状部品に限定されるものではなく、例えば図9の(イ)及び(ロ)に示すような形状のテンション軸や、図9の(ハ)に示すようなスタッド部品など、一端に任意形状の頭部を有する軸部の他端部寄りに任意形状の大径部を形成する頭付軸状部品であればその他のものにも幅広く適用できる。
4 分割開閉ダイ
41 型部材
5 固定ダイ
10 ノックアウトピン
25a パンチ
50 押し出し機構
51 押し出しピン
52 バネ
e 中間成形素材
f 頭付軸状部品(最終成形品)
f1 軸部
f2 頭部
f4 大径部

Claims (1)

  1. 相対向するダイとパンチとにより構成された複数段の鍛造ステーションに棒状素材を順次供給して素材を段階的に冷間鍛造することにより、一端に頭部を有する軸部の他端部寄りに所定の輪郭形状の大径部を形成する頭付軸状部品の製造方法であって、まず、前段側の鍛造ステーションのダイとパンチで、素材を冷間鍛造して、軸部と軸部の一端に頭部とを有する中間成形素材を成形し、次いで、最終段の鍛造ステーションにおいて、複数の型部材に分割されパンチによる押し込み動作に伴って縮径可能とされた分割開閉ダイを用い、分割開閉ダイにより中間成形素材を掴持すると共に、この状態で中間成形素材を分割開閉ダイとその奥に配置された固定ダイとで構成されたキャビティに打ち込んで、中間成形素材の他端部寄りを膨出させることにより求める大径部を成形して最終成形品を形成し、かつ、その形成後、パンチが後退するタイミングに合わせてノックアウトピンによる蹴り出しにより分割開閉ダイを押し戻して拡径させると同時に固定ダイの中心部に内蔵された押し出しピンとバネとからなる押し出し機構による押し出し作用により最終成形品が分割開閉ダイから傷付きなく排出されるようにしたことを特徴とする頭付軸状部品の製造方法。
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