JP2015047547A - 触媒、及び流体浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無機固形物の固着による管状空間の閉塞に起因する触媒能の低下を抑えることができる触媒を用いる流体浄化装置を提供する。【解決手段】流体浄化装置における反応槽の中で、浄化対象流体中に含まれる有機物の酸化分解反応を促進するために用いられ、複数の管状空間25aをその長手方向と直交する方向に並べた並列管構造におけるそれら管状空間25aにそれぞれ受け入れた流体中の有機物の酸化分解を促進する触媒25において、互いに隣り合う管状空間25aの間を仕切る複数の隔壁25bにそれぞれ、互いに隣り合う管状空間25aを連通させるための貫通口25cを設けたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の管状空間を並べた並列管構造と、互いに隣り合う管状空間の間の隔壁にそれら管状空間を連通させるための貫通口とを具備し、複数の管状空間の中でそれぞれ流体中に含まれる特定の物質の化学反応を促進する触媒に関するものである。また、浄化対象流体を加熱及び加圧しながら酸化剤と混合して浄化対象流体中の有機物を酸化分解する反応槽と、前記反応槽の中で前記有機物の酸化分解反応を促す触媒とを備える流体浄化装置に関するものである。
従来、この種の流体浄化装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この流体浄化装置は、反応槽の中で、浄化対象流体としての原水を酸化剤としての酸素ガスとともに温度374[℃]、圧力22.1[MPa]まで加熱及び加圧して、液体と気体との中間の性質を帯びた超臨界水にする。超臨界水は、水中の有機物を一瞬のうちに溶解して加水分解したり、有機物やアンモニア態窒素を、酸素の存在下で一瞬のうちに酸化分解したりする。この酸化分解を促進するために、反応槽の中には、複数の管状空間を並べたハニカム状の触媒が配設されている。触媒は、自らの筒状空間内を管長手方向に沿って流れている超臨界水に対し、管状空間を仕切っている自らの隔壁を接触させながら、隔壁を構成している触媒物質の触媒作用により、超臨界水中の有機物の酸化分解を促す。これにより、有機物を効率良く酸化分解することができる。
しかしながら、この流体浄化装置においては、無機固形物が触媒の隔壁に析出、固着して管状空間を閉塞してしまうことがある。具体的には、反応槽内では、有機物を酸化分解することによる最終産物の一部であるアルミナ、シリカ、ジルコニア、リンなどの無機物が無機固形物として析出する。そして、それらの無機固形物が触媒の隔壁に固着してその厚みを徐々に増していくことで、やがて管状空間を閉塞してしまう。
触媒の管状空間の管長手方向における全域のうち、一部の領域だけで無機固形物の固着による閉塞が起こっただけでも、その管状空間内では流体の移動が殆どできなくなる。このため、触媒に向けて搬送される超臨界水は、閉塞が起こった管状空間に進入することができず、閉塞していない管状空間だけに進入することになる。すると、閉塞した管状空間の数が増えるほど、閉塞していない管状空間に進入する超臨界水の量が増えることから、管状空間内における超臨界水の流速が速くなって、有機物の酸化分解不良を引き起こすおそれが出てくる。
なお、反応槽の中で原水を超臨界水にする構成において生ずる問題について説明したが、水とは異なる浄化対象流体を反応槽の中で超臨界状態にする構成においても、同様の問題が生じ得る。また、浄化対象流体を反応槽の中で亜臨界状態や過熱蒸気状態にする構成においても、同様の問題が生じ得る。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、無機固形物の固着による管状空間の閉塞に起因する触媒能の低下を抑えることができる触媒や、かかる触媒を用いる流体浄化装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、浄化対象流体を加熱及び加圧しながら酸化剤と混合して前記浄化対象流体中の有機物を酸化分解して前記浄化対象流体を浄化する反応槽を有する流体浄化装置における前記反応槽の中で、前記浄化対象流体中に含まれる前記有機物の酸化分解反応を促進するために用いられ、複数の管状空間をその長手方向と直交する方向に並べた並列管構造におけるそれら管状空間にそれぞれ受け入れた流体中の有機物の酸化分解を促進する触媒において、互いに隣り合う前記管状空間の間を仕切る複数の隔壁にそれぞれ、互いに隣り合う前記管状空間を連通させるための貫通口を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、無機固形物の固着による管状空間の閉塞に起因する触媒能の低下を抑えることができる。
実施形態に係る流体浄化装置を示す概略構成図。 同流体浄化装置に用いられる触媒を示す斜視図。 同触媒を示す縦断面図。 同触媒の管状空間内における浄化対象流体の流れの一例を説明するための縦断面図。 一部の管状空間が無機固形物の固着によって閉塞した状態の同触媒を示す縦断面図。 同触媒の第1部品を示す平面図。 同触媒の第2部品を示す平面図。 変形例に係る流体浄化装置の触媒を示す斜視図。 同触媒の第1部品を示す斜視図。 同触媒の第2部品を示す斜視図。 実施例実験1を実施した後の試験機における反応槽20の内部を槽入口側から撮影した写真画像。
以下、本発明を適用した流体浄化装置の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る流体浄化装置を示す概略構成図である。実施形態に係る流体浄化装置は、酸化剤供給部、浄化対象物供給部、予熱部、反応部、熱交換部、降圧部、図示しない制御部などを備えている。
酸化剤供給部は、酸化剤圧送ポンプ6、酸化剤圧力計7、酸化剤出口弁8などから構成されている。また、浄化対象物供給部は、浄化対象物タンク1、攪拌機2、浄化対象物供給ポンプ3、浄化対象物圧力計4、浄化対象物出口弁5などから構成されている。また、予熱部は、予熱槽30、予熱槽ヒーター31、予熱槽電熱コイル32などから構成されている。また、反応部は、反応槽20、反応槽ヒーター23、反応温度計24、触媒25などから構成されている。また、熱交換部は、浄化流体搬送管16、熱交換器9、熱媒体タンク10、熱交換ポンプ11などから構成されている。また、降圧部は、出口圧力計12、出口弁13、気液分離器14、安全弁15、フィルター17などから構成されている。
制御部は、漏電ブレーカー、マグネットスイッチ、サーマルリレーなどの組み合わせからなる給電回路を、各駆動系機器にそれぞれ個別に対応する分だけ有している。そして、プログラマブルシーケンサーからの制御信号によって給電回路のマグネットスイッチをオンオフすることで、各駆動系機器に対する電源のオンオフを個別に制御する。
浄化流体圧力計4、酸化剤圧力計7、出口圧力計12はそれぞれ、圧力の検知結果に応じた値の電圧を出力する。また、反応槽温度計24は、温度の検知結果に応じた電圧を出力する。それらの測定機器から出力される電圧は、それぞれ図示しないA/Dコンバーターによって個別にデジタルデータに変換された後、センシングデータとして制御部に入力される。制御部は、それらのセンシングデータに基づいて、各種の機器の駆動を制御する。
浄化対象流体タンク1には、分子量の比較的大きな有機物を含む浄化対象流体Wが未浄化の状態で貯留されている。浄化対象流体Wは、有機溶剤廃水、有機物含有廃水、有機物含有スラリーの何れか、又はそれらの混合体からなるものである。
攪拌機2は、浄化対象流体タンク1内に貯留されている浄化対象流体Wを撹拌することで、浄化対象流体中に含まれる浮遊物質を均等に分散せしめて、有機物濃度の均一化を図る。浄化対象流体タンク1内の浄化対象流体Wは、浄化対象流体供給ポンプ3によって反応槽20に向けて連続的に圧送される。浄化対象流体供給ポンプ3から送り出された浄化対象流体Wは、浄化対象流体出口弁5に流入する。浄化対象流体出口弁5は、逆止弁の役割を担っており、浄化対象流体Wについて、浄化対象流体供給ポンプ3側から反応槽20側への流れを許容する一方で、逆方向の流れを阻止する。浄化対象流体出口弁5を通過した浄化対象流体Wは、後述する酸化剤としての空気と合流した後、反応部に流入する。
コンプレッサーなどからなる酸化剤圧送ポンプ6は、酸化剤として取り込んだ空気を、浄化対象流体Wと同程度の圧力で圧縮しながら、酸化剤出口弁8に向けて送り出す。逆止弁の機能を有する酸化剤出口弁8を通過した空気は、予熱部の予熱槽30の中に流入する。予熱槽30は、金属などの熱伝導率の高い材料からなり、その外壁は予熱槽ヒーター31で覆われている。また、予熱槽30の中には、予熱槽電熱コイル32が配設されている。予熱槽30の中に流入した空気は、予熱槽ヒーター31や予熱槽電熱コイル32によって予備加熱された後、予熱槽30の外に出る。そして、浄化対象流体Wと合流した後に、反応部に流入する。
酸化剤としては、空気の他、酸素ガス、オゾンガス、過酸化水素水の何れか1つ、あるいは、それらの2種類以上を混合したもの、を用いることも可能である。
反応部の反応槽20は、外筒21と、これの内部に配設された内筒22とを具備する2重筒構造になっている。外筒21と内筒22との間の空間である筒間空間には、図示しない均圧水流入手段により、均圧水が圧送される。これにより、筒間空間の圧力が高圧に維持される。
反応槽20内の浄化対象流体Wや空気を加熱するための反応槽ヒーター23によって覆われている。浄化対象流体W及び空気は、互いに合流した後に、反応槽20の内筒22の中に圧送される。このようにして内筒22内に流入した浄化対象流体W及び空気は、内筒22の壁、均圧水、及び外筒21の壁を介して反応槽ヒーター23によって加熱されることで昇温することに加えて、有機物が酸化分解されることによる発熱によっても昇温する。浄化対象流体Wが有機物を高濃度に含むものである場合、多量の有機物が酸化分解される際の多量の発熱だけで、浄化対象流体Wが所望の温度まで昇温することもある。この場合、装置の立ち上げ時のみ、反応槽ヒーター23による加熱を行い、酸化分解が開始された後には、反応槽ヒーター23に対する電源をオフにすることができる。
内筒22内の浄化対象流体Wや空気の圧力としては、0.5〜30MPa(望ましくは2〜30MPa)の範囲を例示することができる。内筒22内の圧力は、背圧弁からなる出口弁13によって調整される。出口弁13は、内筒22内の圧力が閾値よりも高くなると、自動で弁を開いて内筒22内の浄化対象流体Wや空気を内筒22外に排出させることで、内筒22内の圧力を閾値付近に維持する。
内筒22内の浄化対象流体Wや空気の温度としては、100〜600℃(望ましくは200〜550℃)を例示することができる。温度の調整は、上述した反応槽ヒーター23のオンオフや、後述する熱交換器9の動作のオンオフによって行われる。
温度及び圧力の条件として、温度=374.2℃以上、且つ、圧力=21.8MPa以上を採用した場合、水の臨界温度や臨界圧力をそれぞれ超え、且つ空気の臨界温度や臨界圧力もそれぞれ超える状態である。このため、浄化対象流体Wが水を含有するものである場合、その水は液体と気体との中間的な性質を帯びる超臨界水になる。かかる超臨界水中では、有機物が良好に超臨界水に溶解するとともに、空気に良好に接触することから、有機物の酸化分解が急激に進行する。
温度及び圧力の条件として、温度=200℃以上(望ましくは374.2℃以上)、且つ、圧力=21.8MPa未満(望ましくは10MPa以上)の比較的高圧を採用して、内筒22内で浄化対象流体Wを過熱蒸気状態にしてもよい。
流体浄化装置の運転が開始されるときには、内筒22内の流体には高圧がかけられるが、その流体の温度はそれほど高くなっていない。そこで、運転開始時には、反応槽ヒーター23を発熱させて、内筒22内の流体の温度を200〜550℃まで昇温させる。
内筒22内においては、高温高圧の状態の浄化対象流体Wは、有機物やアンモニア態窒素が酸化分解されながら、内筒22の入口側(図中上側)から出口側(図中下側)に向けて搬送される。内筒22内において、出口側には、触媒25が配設されている。浄化対象流体Wは、この触媒25の中を通過する際に、触媒25によって有機物やアンモニア態窒素の酸化分解が促される。触媒25の後端部まで移動した浄化対象流体Wは、有機物やアンモニア態窒素がほぼ完全に酸化分解された状態になっている。そして、内筒22内から排出されて浄化流体搬送管16に流入する。
熱交換部の浄化流体搬送管16内では、浄化済みの浄化対象流体Wの水分が冷却されて、超臨界状態、あるいは過熱蒸気状態、から液体状態に態様を変化させる。一方、流体中の酸素や窒素は、常に気相である。
浄化流体搬送管16の外面には、熱交換器9が装着されている。熱交換器9の本体は、浄化流体搬送管16の外面を覆う外管で構成され、外管と浄化流体搬送管16の外面との間の空間を水などの熱交換流体で満たしている。そして、浄化流体搬送管16の外面と熱交換流体との熱交換を行う。反応槽20の運転時には、非常に高温の流体が浄化流体搬送管16の内部に流れるため、浄化流体搬送管16から熱交換器9内の熱交換流体に熱が移動して、熱交換流体が熱せられる。
熱交換器9内で熱せられた熱交換流体は、図示しないパイプを通って発電施設に送られる。発電施設の一例として、発電機を例示することができる。発電機では、熱せられたことによって圧力を高めている熱交換流体を液体から気体の状態にするときに発生する気流によってタービンを回転させることで発電が行われる。
熱交換部を通過した流体は、降圧部に進入する。降圧部の出口弁13の近傍には、降圧部内の流体の温度を検知する図示しない出口温度計が設けられている。制御部は、出口温度計による検知結果が所定の数値範囲内に維持されるように、熱交換ポンプ11の駆動を制御する。降圧部の出口弁13を通過した流体は、気液分離器14により、気体と液体とに分離される。
内筒22内の圧力としては、これまで例示した値でなくても、大気圧以上であればよい。また、内筒22内の流体の温度としては、これまで例示した値でなくても、100[℃]以上であればよい。
次に、実施形態に係る流体浄化装置の特徴的な構成について説明する。
図2は、触媒25を示す斜視図である。触媒25は、複数の管状空間25aをその長手方向と直交する方向に並べた並列管構造(ハニカム状構造)になっている。
図3は、触媒25を示す縦断面図である。触媒25において、互いに隣り合う管状空間25aの間に位置する複数の隔壁25bには、それぞれ互いに隣り合う管状空間25aを連通させるための貫通口25cが設けられている。
図4は、触媒25の管状空間25a内における浄化対象流体Wの流れの一例を説明するための縦断面図である。同図において、浄化対象流体Wは、触媒25における図中上側の端から、管状空間25aに流入する。図中の左から3番目の管状空間25aに流入した浄化対象流体25aは、基本的には、左から3番目の管状空間25aの中を、図中上側から下側に向けて流れる。以下、管状空間25aに番号を付して説明する場合には、その番号は左からの並び順とする。
3番目の管状空間25a内に流入した浄化対象流体Wの全てが、3番目の管状空間25a内だけを流れるとは限らない。例えば、3番目の管状空間25aと、4番目の管状空間25aとの間の隔壁25bに設けられた貫通口25cを通じて、一部の浄化対象流体Wが3番目の管状空間25aから4番目の管状空間25に移動することもある。同様に、4番目の管状空間25a内に流入した浄化対象流体Wは、3番目の管状空間25aと4番目の管状空間25aとの間の隔壁25bに設けられた貫通口25cを通じて、4番目の管状空間25aから3番目の管状空間25aに移動することが可能である。
4番目の管状空間25aにおいて、図5に示されるように、長手方向における一部の位置で無機固形物50が隔壁25bに固着して、4番目の管状空間25aを閉塞したとする。このような閉塞が生じたとしても、4番目の管状空間25a内で浄化対象流体Wの流れを維持することが可能である。具体的には、無機固形物50よりも流体搬送方向の上流側では、浄化対象流体Wの流れが次のようにして維持される。即ち、4番目の管状空間25aを囲んでいる複数の隔壁25bにそれぞれ設けられた貫通口25cのうち、無機固形物50よりも上流側にある貫通口25cを通じて、浄化対象流体Wが4番目の管状空間25aに隣接している管状空間25aに移動する。図示の例では、3番目の管状空間25aと4番目の管状空間25aとの間の隔壁25bに設けられた2つの貫通口25cのうち、一方が無機固形物50よりも上流側に位置している。無機固形物50よりも上流側では、4番目の管状空間25a内の浄化対象流体Wが、その一方の貫通口25aを通じて3番目の貫通口25a内に移動する。この移動により、4番目の管状空間25a内において、無機固形物50よりも上流側の浄化対象流体Wの流れが維持される。
また、無機固形物50よりも下流側では、浄化対象流体Wの流れが次のようにして維持される。即ち、4番目の管状空間25aを囲んでいる複数の隔壁25bにそれぞれ設けられた貫通口25cのうち、無機固形物50よりも下流側にある貫通口25cを通じて、浄化対象流体Wが4番目の管状空間25aに流入する。図示の例では、3番目の管状空間25aと4番目の管状空間25aとの間の隔壁25bや、4番目の管状空間25aと5番目の管状空間25aとの間の隔壁25bがそれぞれ、無機固形物50よりも下流側に貫通口を有している。それらの貫通口を通じて、3番目の管状空間25a内の浄化対象流体Wが4番目の管状空間25a内に流入したり、5番目の管状空間25a内の浄化対象流体Wが4番目の管状空間25a内に流入したりする。これにより、無機固形物50よりも下流側における浄化対象流体Wの流れが維持される。
なお、3番目の管状空間25aには、4番目の管状空間25aにおける無機固形物50よりも上流側の浄化対象流体が貫通口25cを通じて流入することから、3番目の管状空間25a内の浄化対象流体は通常よりも加圧される傾向にある。このため、無機固形物50よりも下流側では、5番目の管状空間25a内の浄化対象流体よりも、3番目の管状空間25a内の浄化対象流体が優先して、貫通口25cを通じて4番目の管状空間25a内に流入する傾向になる。これにより、複数の管状空間25a間における浄化対象流体Wの圧力の均一化や流速の均一化が図られる。
このように、実施形態に係る流体浄化装置においては、触媒25における複数の管状空間25aのうち、何れかの管状空間25aで無機固形物50による閉塞が起こったとしても、その管状空間25a内における浄化対象流体Wの流れを維持する。これにより、閉塞してしまった管状空間25a内においても浄化対象流体Wの有機物の酸化分解を促すことが可能であるので、無機固形物50の固着による管状空間25aの閉塞に起因する触媒能の低下を抑えることができる。
また、隔壁25bに複数の貫通口25cを設けることで、隔壁25bの軽量化を図ることもできる。
貫通口25cの口形状としては、円状、楕円状、多角形状、スプライン状、あるいはそれらの組み合わせを例示することができる。
触媒25の隔壁25bは、少なくともその表面が有機物の酸化分解を促進する触媒物質からなるものである。かかる触媒物質としては、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti、Mnの何れか、あるいは何れか1つを含む化合物を例示することができる。
隔壁25bは、基材の表面に、前述した触媒物質からなる触媒層が被覆されたものである。かかる基材の材料としては、次に掲げるもののうち、何れか1つであればよい。
・Ti、Ta、Au、Pt、Ir、Rh、Pd、Zr及びVからなる第1群における何れか1つ。
・少なくとも第1群における何れか1つを含む合金。
・金属酸化物。
・第1群における何れか1つ、前記合金、及び金属酸化物における2つ以上の組み合わせ。
・Fe、Ni、Cr、Moにおける少なくとも何れか1つを含む合金。
・セラミック。
・石英ガラス。
管状空間25aの口形状としては、円状、楕円状、多角形状、スプライン状、あるいはそれらの2つ以上の組み合わせ、を例示することができる。
図6は、触媒25の第1部品100Aを示す平面図である。平板状の第1部品100Aは、図中矢印で示される浄化対象流体搬送方向(以下、単に流体搬送方向という)の上流側端部に、流体搬送方向に並ぶ複数の長穴101Aを具備している。矩形状の長穴101Aは、流体搬送方向と直交する方向(以下、搬送直交方向という)に延在している。
第1部品100Aの流体搬送方向における中央から下流端にかけての領域には、複数の孔102Aが形成されている。また、搬送直交方向に並ぶ複数のスリット103Aも形成されている。スリット103Aは、流体搬送方向に延在している。なお、長穴101Aや孔102Aは、後に触媒25の貫通口25cとなるものである。
図7は、触媒25の第2部品100Bを示す平面図である。平板状の第2部品100Bは、流体搬送方向の下流側端部に、流体搬送方向に並ぶ複数の長穴101Bを具備している。矩形状の長穴101Bは、搬送直交方向に延在している。
第2部品100Bの流体搬送方向における中央から上流端にかけての領域には、複数の孔102Bが形成されている。また、搬送直交方向に並ぶ複数のスリット103Bも形成されている。スリット103Bは、流体搬送方向に延在している。なお、長穴101Bや孔102Bは、後に触媒25の貫通口25cとなるものである。
長穴101A、長穴101B、孔102A、孔102Bは、スリット103A、スリット103Bそれぞれレーザー加工によって形成されたものである。レーザー加工に代えて、フォトリソグラフィー法によって形成してもよい。また、焼成の際に燃焼する物質を焼成前の部品に埋め込んでおき、焼成によってその物質を燃焼させることで形成してもよい。
図7では、第2部品100Bの平面における短辺を図の紙面の左右方向に沿わせる姿勢で示しているが、第1部品100A及び第2部品100Bを組み合わせて触媒25を製造する際には、例えば、次のようにする。即ち、第2部品100Bの平面における短辺を図の紙面に直交する方向に沿わせる姿勢にし、且つ第1部品100Aを図6で示されているのと同じ姿勢にする。そして、第1部品100Aの複数のスリット103Aにおける何れか1つに、第2部品100Bの複数のスリット103Bにおける何れか1つを噛み合わせる。このようにして、複数の第1部品100Aと第2部品100Bとを噛み合わせることで、触媒25を製造することができる。
図8は、変形例に係る流体浄化装置の触媒25を示す斜視図である。この触媒25は、口形状が三角形状である複数の管状空間25aを具備している。
図9は、変形例に係る流体浄化装置の触媒25の第1部品100Cを示す斜視図である。平板状の第1部品100Cは、短辺方向や長辺方向にそれぞれ規則的に並ぶ複数の孔101Cを具備している。これら孔101Cは、後に触媒25の貫通口25cになるものである。
図10は、変形例に係る流体浄化装置の触媒25の第2部品100Dを示す斜視図である。第2部品100Dは、図示のように波板状の折れ目を有するものである。この第2部品100Dは、第1部品100Cに対してその厚み方向に合わされることで、1つの第1部品100Cと1つの第2部品100Dとからなる部品対を形成する。この部品対を複数重ねた後、それらを周知の技術によって束ねるか、あるいは接合することにより、触媒25を製造することができる。
次に、本発明者らが行った実験について説明する。
[実施例実験1]
本発明者らは、実施形態に係る流体浄化装置の触媒25と同様のものを試作した。但し、並列管構造のマトリクスについては、縦3列×横3列とした。この触媒25を製造するための第1部品100Aや第2部品100Bの基材としては、Tiからなるものを用いた。また、基材の表面に被覆する触媒層としては、Pbからなるものを用いた。以下、この触媒25を、第1実施例触媒という。
実施形態に係る流体浄化装置の試作機を用意した。そして、この試作機の内筒22内に第1実施例触媒を配設した。内筒22内の圧力を10[MPa]、温度を400[℃]に設定して、試運転を行った。この試運転において、浄化対象流体Wとしては、メタノール、シリカ、アルミナの混合溶液からなるものを用いた。そのTOC(Total Organic Carbon)濃度は、500[mg/l]である。このような浄化対象流体Wを、2.0[ml/min]の流速で内筒22内に圧送した。同時に、空気を8.0[ml/min]の流速で内筒22内に圧送した。
浄化対象流体Wの流入開始から280分後に運転を停止させて、そのときに気液分離器14に流入してきた液体(浄化液)のTOC濃度を測定した。すると、346.8[mg/l]であった。
[実施例実験2]
本発明者らは、変形例に係る流体浄化装置の触媒25と同様のものを試作した。但し、並列管構造のマトリクスについては、縦3列×横3列とした。この触媒25を製造するための第1部品100Cや第2部品100Dの基材としては、SUS304からなるものを用いた。また、基材の表面に被覆する触媒層としては、Pdからなるものを用いた。以下、この触媒25を、第2実施例触媒という。
試作機の内筒22内に第2実施例触媒を配設した。そして、実施例実験1と同様にして試運転を行い、280分後に得られた浄化液のTOC濃度を測定した。すると、303.9[mg/l]であった。
[比較例実験]
隔壁25bに貫通口を設けていない点の他は、実施形態に係る浄化対象流体の触媒25と同じ構成の触媒を試作した。以下、この触媒を、比較例触媒という。
試作機の内筒22内に比較例触媒を配設した。そして、実施例実験1と同様にして試運転を行い、280分後に得られた浄化液のTOC濃度を測定した。すると、833.9[mg/l]であった。
以上の実験の結果を、次の表1に示す。
上述したように、比較例実験は、隔壁に貫通口を形成していない比較例触媒を用いた点の他は、実施例実験1と同様の条件でなされたものである。この比較例実験では、280分後の浄化液のTOC濃度が、実施例実験1の2.4倍になった。それだけ、浄化能力が実施例実験1よりも低下しているのである。
図11は、実施例実験1を実施した後の試験機における反応槽20の内部を槽入口側から撮影した写真画像である。同図において、二重の円構造に見えるのは反応槽20の外筒21及び内筒22による二重筒構造である。触媒25は、内筒22の内側の円構造に隙間無く嵌り込む形状になっている。このため、縦3列×横3列のマトリクスにおける9個の管状空間25aのうち、四隅にある4つの管状空間25aは、図示のように、口形状が扇状になっており、四角状の管状空間25aに比べて断面積が小さくなっている。そして、図中で白く見えるのは、無機固形物50である。断面積の小さな扇状の管状空間25aが、無機固形物50によって閉塞していることがわかる。断面積の大きな四角状の管状空間25aでは隔壁への無機固形物50の固着がなく、閉塞していない。
同図により、実施例実験1を実施した後の管状空間25aの閉塞状況を示したが、比較例実験においても、実施例実験1とほぼ同様の閉塞が発生した。にもかかわらず、実施例実験1における浄化液のTOC濃度が比較例実験よりも大幅に低くなったのは、実施例実験1では、隔壁25bに設けられた貫通口25cにより、閉塞した管状空間25a内でも流体の流れを発生させているからだと思われる。
なお、特開平6−206271号公報には、隔壁に設けた貫通口により、互いに隣り合う管状空間を連通させたハニカム状の触媒が開示されている。しかしながら、この触媒は、排気ガス中に含まれる特定の物質を除去するために排気ガスが通されるものであり、本発明に係る触媒のように、流体浄化装置の反応槽内に配設されて浄化対象流体中の有機物の酸化分解を促すものではない。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、浄化対象流体を加熱及び加圧しながら酸化剤(例えば空気)と混合して前記浄化対象流体中の有機物を酸化分解して前記浄化対象流体を浄化する反応槽(例えば反応槽20)を有する流体浄化装置における前記反応槽の中で、前記浄化対象流体中に含まれる前記有機物の酸化分解反応を促進するために用いられ、複数の管状空間(例えば管状空間25a)をその長手方向と直交する方向に並べた並列管構造におけるそれら管状空間にそれぞれ受け入れた流体中の有機物の酸化分解を促進する触媒(例えば触媒25)において、互いに隣り合う前記管状空間の間を仕切る複数の隔壁(例えば隔壁25b)にそれぞれ、互いに隣り合う前記管状空間を連通させるための貫通口(例えば貫通口25c)を設けたことを特徴とするものである。
かかる構成においては、複数の管状空間における何れかに無機固形物50による閉塞が生じても、その管状空間内における浄化対象流体の流れを維持して浄化対象流体中の有機物の酸化分解を促すことが可能である。例えば、閉塞した管状空間の閉塞箇所よりも流体搬送方向の上流側の領域において隔壁の貫通口が存在している場合には、閉塞箇所よりも上流側において、浄化対象流体の流れが次のように維持される。即ち、管状空間の入口から管状空間に進入した浄化対象流体が閉塞箇所に向けて流れた後、閉塞箇所の手前で貫通口に進入して隣の管状空間に移動する。これにより、入口から貫通口までの領域で、閉塞前と同様に浄化対象流体の流れが維持されて、浄化対象流体中の有機物の酸化分解が促される。また、閉塞した管状空間の閉塞箇所よりも下流側の領域において隔壁の貫通口が存在している場合には、閉塞箇所よりも下流側において、浄化対象流体の流れが次のように維持される。即ち、閉塞した管状空間の隣りに存在している管状空間内を入口側から出口側に向けて流れている浄化対象流体の一部が貫通口に進入して、閉塞した管状空間に移動する。そして、閉塞した管状空間内を貫通口側から出口側に向けて流れて出口から排出される。これにより、閉塞箇所よりも下流側における貫通口から出口までの領域で、閉塞前と同様に浄化対象流体の流れが維持されて、浄化対象流体中の有機物の酸化分解が促される。このように、閉塞した管状空間内で浄化対象流体の流れを維持することで、管状空間の閉塞に起因する触媒能の低下を抑えることができる。
[態様B]
態様Bは、態様Aであって、前記隔壁が前記長手方向における互いに異なる位置にそれぞれ配設された複数の前記貫通口を具備するものであることを特徴とするものである。かかる構成では、発明の実施の形態で説明したように、閉塞した管状空間の閉塞箇所よりも上流側と下流側とでそれぞれ隔壁の貫通口が存在している場合に、閉塞した管状空間における閉塞箇所よりも上流側及び下流側でそれぞれ浄化対象流体の流れを維持する。これにより、触媒能の低下をより確実に抑えることができる。
[態様C]
態様Cは、態様A又はBであって、前記貫通口の口形状が円状、楕円状、多角形状、曲線状、又はそれらを組み合わせた形状であることを特徴とするものである。
[態様D]
態様Dは、態様A〜Cの何れかであって、少なくとも表面が、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti及びMnのうち、少なくとも何れか1つを含む物質からなることを特徴とするものである。
[態様E]
態様Eは、態様A〜Dの何れかであって、Ti、Ta、Au、Pt、Ir、Rh、Pd、Zr及びVからなる第1群における何れか1つと、少なくとも前記第1群における何れか1つを含む合金と、金属酸化物と、前記第1群における何れか1つ、前記合金及び前記金属酸化物のうちの2つ以上の組み合わせと、Fe、Ni、Cr及びMoにおける少なくとも何れか1つを含む合金と、セラミックと、石英ガラスとのうち、何れか1つからなる基材と、前記基材の表面に被覆された触媒作用を発揮する物質からなる触媒層とを有することを特徴とするものである。
[態様F]
態様Fは、態様A〜Eの何れかであって、前記管状空間の横断面方向の形状が、円状、楕円状、多角形状、曲線状又はそれらを組み合わせた形状であることを特徴とするものである。
[態様G]
態様Gは、浄化対象流体を加熱及び加圧しながら酸化剤と混合して浄化対象流体中の有機物を酸化分解する反応槽と、前記反応槽の中で前記有機物の酸化分解反応を促す触媒とを備える流体浄化装置において、前記触媒として、態様A〜Fの何れかを用いたことを特徴とするものである。
[態様H]
態様Hは、態様Gであって、前記浄化対象流体が、有機物を含む廃水、有機物を含むスラリー、有機溶剤、及び有機溶剤水溶液のうち、少なくとも何れか1つを含むものであることを特徴とするものである。
[態様I]
態様Iは、態様G又はHであって、前記反応槽の中で前記浄化対象流体を100[℃]以上に加熱することを特徴とするものである。
[態様J]
態様Jは、態様G〜Iの何れかであって、前記反応槽の中で前記浄化対象流体を大気圧以上の圧力で加圧することを特徴とするものである。
W:浄化対象流体
20:反応槽
25:触媒
25a:管状空間
25b:隔壁
25c:貫通口
100A:第1部品
100B:第2部品
100C:第1部品
100D:第2部品
特開2001−205279号公報

Claims (10)

  1. 浄化対象流体を加熱及び加圧しながら酸化剤と混合して前記浄化対象流体中の有機物を酸化分解して前記浄化対象流体を浄化する反応槽を有する流体浄化装置における前記反応槽の中で、前記浄化対象流体中に含まれる前記有機物の酸化分解反応を促進するために用いられ、複数の管状空間をその長手方向と直交する方向に並べた並列管構造におけるそれら管状空間にそれぞれ受け入れた流体中の有機物の酸化分解を促進する触媒において、
    互いに隣り合う前記管状空間の間を仕切る複数の隔壁にそれぞれ、互いに隣り合う前記管状空間を連通させるための貫通口を設けたことを特徴とする触媒。
  2. 請求項1の触媒であって、
    前記隔壁が前記長手方向における互いに異なる位置にそれぞれ配設された複数の前記貫通口を具備するものであることを特徴とする触媒。
  3. 請求項1又は2の触媒であって、
    前記貫通口の口形状が円状、楕円状、多角形状、曲線状、又はそれらを組み合わせた形状であることを特徴とする触媒。
  4. 請求項1乃至3の何れかの触媒であって、
    少なくとも表面が、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti及びMnのうち、少なくとも何れか1つを含む物質からなることを特徴とする触媒。
  5. 請求項1乃至4の何れかの触媒であって、
    Ti、Ta、Au、Pt、Ir、Rh、Pd、Zr及びVからなる第1群における何れか1つと、
    少なくとも前記第1群における何れか1つを含む合金と、
    金属酸化物と、
    前記第1群における何れか1つ、前記合金及び前記金属酸化物のうちの2つ以上の組み合わせと、
    Fe、Ni、Cr及びMoにおける少なくとも何れか1つを含む合金と、
    セラミックと、
    石英ガラスとのうち、何れか1つからなる基材と、
    前記基材の表面に被覆された触媒作用を発揮する物質からなる触媒層とを有することを特徴とする触媒。
  6. 請求項1乃至5の何れかの触媒であって、
    前記管状空間の横断面方向の形状が、円状、楕円状、多角形状、曲線状又はそれらを組み合わせた形状であることを特徴とする触媒。
  7. 浄化対象流体を加熱及び加圧しながら酸化剤と混合して浄化対象流体中の有機物を酸化分解する反応槽と、前記反応槽の中で前記有機物の酸化分解反応を促す触媒とを備える流体浄化装置において、
    前記触媒として、請求項1乃至6の何れかの触媒を用いたことを特徴とする流体浄化装置。
  8. 請求項7の流体浄化装置であって、
    前記浄化対象流体が、有機物を含む廃水、有機物を含むスラリー、有機溶剤、及び有機溶剤水溶液のうち、少なくとも何れか1つを含むものであることを特徴とする流体浄化装置。
  9. 請求項7又は8の流体浄化装置であって、
    前記反応槽の中で前記浄化対象流体を100[℃]以上に加熱することを特徴とする流体浄化装置。
  10. 請求項7乃至9の何れかの流体浄化装置であって、
    前記反応槽の中で前記浄化対象流体を大気圧以上の圧力で加圧することを特徴とする流体浄化装置。
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