JP2014000527A - 流体浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】反応槽20から排出される流体を受け入れて搬送する搬送管16の熱を熱交換媒体に伝導させて回収する熱交換器9を設けるとともに、反応槽20内で混合流体中の廃液を高温高圧蒸気状態にするようにした。搬送管16内を搬送される流体の熱を熱交換器9で回収して熱エネルギーとして利用することができる。また、廃液を、超臨界状態ではなく、高温高圧蒸気にすることで、反応槽20に求められる耐圧性能を引き下げて低コスト化を図ることができる。
【選択図】図1
Description
また、反応槽の中で、処理対象流体を超臨界状態にすることに代えて、高温高圧蒸気状態にすることで、超臨界状態にする場合に比べて、反応槽内の圧力を下げた状態で、処理対象流体中の有機物を酸化分解する。これにより、処理対象流体を超臨界状態にする場合に比べて、反応槽に求められる耐圧性能を低減して装置のコストを下げることができる。
まず、実施形態に係る廃水処理装置の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る廃水処理装置と処理の流れとを示すフローシートである。実施形態に係る廃水処理装置は、原水タンク1、攪拌機2、原水供給ポンプ3、原水圧力計4、原水入口弁5、酸化剤圧送ポンプ6、酸化剤圧力計7、酸化剤入口弁8、熱交換器9、熱媒体タンク10、熱交換ポンプ11、出口圧力計12、出口弁13、気液分離器14、反応槽20、図示しない制御部などを備えている。
反応槽20内においては、廃液Wを高温高圧蒸気に変化させたり、高温高圧蒸気に含まれる物質を完全に酸化分解したりする反応が、全て内筒22の内部空間で行われる。内筒22の内部空間では、筒長手方向に沿って図中左側から右側に向けて、処理対象流体としての廃液Wや高温高圧蒸気が流れていく。このようにして流体が流れる内筒22は、第1分解反応部22aと第2分解反応部22bとに二分されているが、両者は互いに同じ径で連通している。互いの連通部が狭窄していたり、互いをより小さな内径の配管で繋いだりしていない。
[態様A]
態様Aは、外部から圧送されてくる、有機物及び水分を含む処理対象流体と、外部から圧送されてくる酸化剤とを混合して得た混合流体を加圧及び加熱して処理対象流体中の有機物を酸化分解するための反応槽(例えば反応槽20)と、前記反応槽の中の混合流体を加熱するための加熱手段とを有する流体浄化装置において、前記反応槽、又は、前記反応槽から排出される流体を受け入れて搬送する排出流体搬送管(例えば搬送管16)、の熱を熱交換媒体に伝導させて回収する熱回収手段(例えば熱交換器9)を設けるとともに、前記反応槽内で前記混合流体中の処理対象流体を高温高圧蒸気状態にすることを特徴とするものである。
態様Bは、態様Aにおいて、処理対象流体に混合する前の酸化剤を予備加熱する酸化剤予備加熱手段(例えば二重管構造)を設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、反応槽の中で処理対象流体を高温の酸化剤と混合することで、処理対象流体を迅速に所望の温度まで昇温せしめる。これにより、処理対象流体の反応槽内における必要滞留時間を短縮することで、反応槽の小型化を図ることができる。
態様Cは、態様A又はBの流体浄化装置において、有機物の酸化分解を促進する触媒(例えば触媒25)を前記反応槽の中に配設したことを特徴とするものである。かかる構成では、触媒によって有機物の酸化分解を促すことで、処理対象流体の反応槽内における必要滞留時間を短縮して、反応槽の小型化を図ることができる。
態様Dは、態様A〜Cの何れかであって、前記酸化剤として、酸素、空気、オゾン及び過酸化水素水のうち、少なくとも何れか1つを用いることを特徴とするものである。かかる構成では、酸化剤を流体の状態で反応槽の中に圧送することが可能なので、固体の状態の酸化剤を用いる場合に比べて、装置の簡素化を図ることができる。
態様Eは、態様Cにおいて、前記触媒として、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti、Mn及びCのうち、何れか1つからなるもの、あるいは、少なくとも何れか1つを含む化合物からなるもの、を用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、触媒に対して良好な触媒能を発揮させることができる。
態様Fは、態様Bにおいて、前記反応槽内における有機物の酸化分解に伴って発生した熱を利用して酸化剤を予備加熱するように、前記酸化剤予備加熱手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、酸化剤を予備加熱するためのエネルギー消費を抑えてランニングコストを低減することができる。
態様Gは、態様A〜Fの何れかにおいて、前記反応槽内の前記混合流体の温度を200〜550℃の範囲に調整する温度調整手段と、前記反応槽内の前記混合流体の圧力を5MPa以上、22MPa未満に調整する圧力調整手段とを設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、温度調整手段による温度管理と、圧力調整手段による圧力管理とによって処理対象流体を反応槽の中で確実に高温高圧蒸気状態にすることができる。
態様Hは、態様A〜Gの何れかにおいて、前記反応槽の内部における全域のうち、前記混合流体と接触する部分を、チタン、又はチタンを含むチタン化合物からなる材料で形成したことを特徴とするものである。かかる構成では、反応槽の中で塩酸や硫酸が中間生成物として発生しても、それらによる反応槽の腐食を抑えることができる。
態様Iは、態様Hにおいて、前記反応槽の構造を、外筒体と、これの内側に配設された内筒体とからなる二重構造にし、前記内筒体と前記外筒体との間に前記混合流体とは異なる流体を高圧の状態で介在させ、前記内筒体の中で酸化剤と処理対象流体とを混合し、且つ、前記内筒体をチタン又はチタン化合物で形成したことを特徴とするものである。かかる構成では、チタン又はチタン化合物からなる内筒体を薄厚なものにしてコストを抑えるとともに、反応槽全体に所望の耐圧性能を発揮させることができる。
16:搬送管(排出流体搬送管)
20:反応槽
21:外筒(外筒体)
22:内筒(内筒体)
23:ヒーター(加熱手段)
25:触媒
Claims (9)
- 外部から圧送されてくる、有機物及び水分を含む処理対象流体と、外部から圧送されてくる酸化剤とを混合して得た混合流体を加圧及び加熱して処理対象流体中の有機物を酸化分解するための反応槽と、前記反応槽の中の混合流体を加熱するための加熱手段とを有する流体浄化装置において、
前記反応槽、又は、前記反応槽から排出される流体を受け入れて搬送する排出流体搬送管、の熱を熱交換媒体に伝導させて回収する熱回収手段を設けるとともに、
前記反応槽内で前記混合流体中の処理対象流体を高温高圧蒸気状態にすることを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1の流体浄化装置において、
処理対象流体に混合する前の酸化剤を予備加熱する酸化剤予備加熱手段を設けたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1又は2の流体浄化装置において、
有機物の酸化分解を促進する触媒を前記反応槽の中に配設したことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至3の何れかの流体浄化装置であって、
前記酸化剤として、酸素、空気、オゾン及び過酸化水素水のうち、少なくとも何れか1つを用いることを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項3の流体浄化装置において、
前記触媒として、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti、Mn及びCのうち、何れか1つからなるもの、あるいは、少なくとも何れか1つを含む化合物からなるもの、を用いたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項2の流体浄化装置において、
前記反応槽内における有機物の酸化分解に伴って発生した熱を利用して酸化剤を予備加熱するように、前記酸化剤予備加熱手段を構成したことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至6の何れかの流体浄化装置において、
前記反応槽内の前記混合流体の温度を200〜550℃の範囲に調整する温度調整手段と、前記反応槽内の前記混合流体の圧力を5MPa以上、22MPa未満に調整する圧力調整手段とを設けたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至7の何れかの流体浄化装置において、
前記反応槽の内部における全域のうち、前記混合流体と接触する部分を、チタン、又はチタンを含むチタン化合物からなる材料で形成したことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項8の流体浄化装置において、
前記反応槽の構造を、外筒体と、これの内側に配設された内筒体とからなる二重構造にし、前記内筒体と前記外筒体との間に前記混合流体とは異なる流体を高圧の状態で介在させ、前記内筒体の中で酸化剤と処理対象流体とを混合し、且つ、前記内筒体をチタン又はチタン化合物で形成したことを特徴とする流体浄化装置。
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