JP5850329B2 - 流体浄化装置 - Google Patents

流体浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5850329B2
JP5850329B2 JP2012040908A JP2012040908A JP5850329B2 JP 5850329 B2 JP5850329 B2 JP 5850329B2 JP 2012040908 A JP2012040908 A JP 2012040908A JP 2012040908 A JP2012040908 A JP 2012040908A JP 5850329 B2 JP5850329 B2 JP 5850329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
inner cylinder
cylinder
purification device
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012040908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013176712A (ja
Inventor
典晃 岡田
典晃 岡田
村田 省蔵
省蔵 村田
近藤 浩
浩 近藤
章悟 鈴木
章悟 鈴木
綾 宇津木
綾 宇津木
秀之 宮澤
秀之 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012040908A priority Critical patent/JP5850329B2/ja
Publication of JP2013176712A publication Critical patent/JP2013176712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5850329B2 publication Critical patent/JP5850329B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

本発明は、有機物を含む浄化対象流体と、酸化剤との混合流体を加圧及び加熱しながら浄化対象流体中の有機物を酸化分解して浄化対象流体を浄化する流体浄化装置に関するものである。
従来より、し尿、下水、集落廃水、家畜糞尿、食品工場廃水などの廃水を浄化する方法としては、活性汚泥を用いた生物処理を行う方法が一般的に用いられてきた。ところが、この方法では、活性汚泥中の微生物の活動を妨げる高濃度有機溶剤廃水をそのままの濃度で処理したり、生物分解ができないプラスチック微粒子を含む廃水を処理したりすることができなかった。また、有機性の浮遊物質(Suspended Solids)を多く含む廃水では、活性汚泥の増殖が盛んになって、エアレーション量や余剰汚泥処理量の増加によるコストアップを引き起こすことから、予め浮遊物質を篩いや凝集沈殿などの物理化学的処理で除去しておく必要があった。
一方、近年、廃水と空気等の酸化剤との混合流体を加熱及び加圧しながら混合流体中の有機物を酸化分解して廃水を浄化する流体浄化装置の開発が行われるようになった。この種の流体浄化装置では、反応槽の中で廃水と酸化剤との混合流体を加熱及び加圧することで、混合流体中の有機物を化学的に酸化分解する。このような酸化分解においては、生物処理では不可能であった高濃度有機溶剤廃水やプラスチック微粒子含有廃水でも、浄化することができる。また、有機性の浮遊物質を多量に含む廃水であっても、多量の浮遊物質をほぼ完全に酸化分解して、その殆どを、水と、窒素ガスと、二酸化炭素とに分解することができる。
このような流体浄化装置における反応槽としては、特許文献1に記載の圧力バランス型反応槽が知られている。この圧力バランス型反応槽900は、図1に示されるように、筒状の外円筒体901と、これの内側に配設された筒状の反応容器902とを具備する二重筒構造になっている。外円筒体901は、高圧に耐えるように十分に厚みのあるステンレス材からなるものである。また、反応容器902は、耐食性のあるニッケル合金からなるものである。外円筒体901の下蓋には、外円筒体901の内側における外円筒体901と反応容器902との間に形成される筒間空間に、酸化剤としての空気を圧送するための送気管903が貫通している。また、反応容器902は、その下端部を外円筒体901の下蓋に貫通させた状態で、下蓋によって片持ち支持されている。そして、反応容器902の自由端側にある反応容器上端壁には、流入管904を受け入れるための貫通口902aが形成されている。外円筒体901の内側では、外円筒体901の外側から外円筒体上蓋を貫通して外円筒体901の内側に進入した流入管904の端部が、反応容器902の上端壁に設けられた貫通口902aを通って反応容器902の内側に進入している。流入管904を経由して圧送されてくる廃水は、反応容器902の内部に流入した後、反応容器902内を外円筒体上蓋側から外円筒体下蓋側に向けて移動する。
かかる構成の圧力バランス型反応槽900内において、酸化剤としての空気は次のように移動する。即ち、外円筒体901の下蓋に設けられた送気管903を経由して外円筒体901と反応容器902との間の筒間空間に圧送された空気は、その筒間空間内を下側から上側に向けて移動して外円筒体901の上蓋の付近に至る。上蓋の付近では、反応容器902の上端壁に設けられた貫通口902aと、貫通口902aよりも小径の流入管904との間に間隙が形成されている。そして、外円筒体901と反応容器902との間の筒間空間は、その間隙を介して反応容器902の内側の空間と連通している。筒間空間内において、外円筒体901の上蓋の付近まで移動した空気は、貫通口902aと流入管904との間隙を通って反応容器902内に流入した後、廃水と混合されて、反応容器902内を上側から下側に向けて移動する。
外円筒体901と反応容器902との間の筒間空間と、反応容器902とは互いに連通していることから、筒間空間内の気圧と、反応容器902内における空気と廃水との混合流体の圧力とはほぼ同じになる。このため、反応容器902の内外の圧力差をほとんど発生させることなく、反応容器902内の混合流体に大きな圧力をかけることができる。これにより、高価なニッケル合金からなる反応容器902を厚みの小さな非耐圧仕様のものにして、低コスト化を実現することができる。
しかしながら、この圧力バランス型反応槽900では、反応容器902における長手方向の全域のうち、流入管904の先端付近の領域が特に高温になって、伸縮による金属疲労を引き起こし易いという問題があった。具体的には、流入管904の先端付近では、空気と混ざり合った有機物が加熱及び加圧されて急激に酸化分解されるのに伴って発熱する。廃水中の有機物濃度が高濃度であると、有機物の酸化分解に伴う発熱が流入管904の付近で多量且つ集中的に起こることから、流入管904の付近の混合流体が非常に高温になる。これにより、反応容器902における流入管先端付近の領域が特に高温になってしまうのである。また、同様の理由により、外円筒体901においても、流入管先端付近の領域が特に高温になって金属疲労を引き起こし易くなってしまう。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内筒体(例えば反応容器902)や外筒体(例えば外円筒体901)の熱伸縮による疲労を従来よりも抑えることができる流体浄化装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、筒状の外筒体の内側に筒状の内筒体を配設した二重構造を具備するとともに、浄化対象流体を前記内筒体の内部に流入させるために、自らの先端部を前記内筒体に対してその長手方向に沿って挿入している流入管と、酸化剤を前記外筒体と前記内筒体との間の筒間空間に導入するために前記外筒体に設けられた酸化剤導入口と、前記内筒体における長手方向の全域のうち、前記流入管の先端よりも後端側の領域に設けられた開口とを具備し、前記筒間空間内に導入された酸化剤を、前記開口から前記内筒体の内部に流入させた後、前記内筒体の内部の浄化対象流体と混合し、得られた混合流体を加熱及び加圧しながら、浄化対象流体中の有機物を酸化反応によって分解して浄化対象流体を浄化する反応槽を備える流体浄化装置において、前記流入管の長手方向に沿って並ぶ複数の流体排出口を、前記流入管の前記先端部に設けたことを特徴とするものである。
本発明では、流入管の先端部に設けられた複数の流体排出口からそれぞれ、流入管内の浄化対象流体が内筒体の内部に排出されて酸化剤と混ざり合う。それら流体排出口は、流入管の長手方向に沿って並んでおり、且つ、流入管の長手方向は、内筒体の長手方向に沿っている。このため、内筒体の長手方向において、互いに異なる複数の流体排出口の付近でそれぞれ、浄化対象流体中の有機物の急速な酸化分解が起こる。このように、有機物の急速な酸化分解を起こす位置を、内筒体の長手方向において複数に分散させることで、長手方向における1つの位置だけで有機物の急速な酸化分解を起こしていた従来に比べて、内筒体の局所的な発熱を抑えて、内筒体や外筒体の熱伸縮による疲労を抑えることができる。
特許文献1に記載の圧力バランス型反応槽を示す概略構成図。 実施形態に係る流体浄化装置を示す概略構成図。 同流体浄化装置の反応槽の内筒を示す斜視図。 同反応槽を示す縦断面図。 同反応槽の流入管を示す平断面図。 同内筒を同流入管とともに示す平断面図。 変形例に係る流体浄化装置における縦型の反応槽の内筒及び流入管を示す縦断面図。
以下、本発明を適用した流体浄化装置の一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る流体浄化装置の基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係る流体浄化装置を示す概略構成図である。実施形態に係る流体浄化装置は、原水タンク1、攪拌機2、原水供給ポンプ3、原水圧力計4、原水入口弁5、酸化剤圧送ポンプ6、酸化剤圧力計7、酸化剤入口弁8、熱交換器9、熱媒体タンク10、熱交換ポンプ11、出口圧力計12、出口弁13、気液分離器14、反応槽20、図示しない制御部などを備えている。
制御部は、漏電ブレーカー、マグネットスイッチ、サーマルリレーなどの組み合わせからなる給電回路を、攪拌機2、原水供給ポンプ3、酸化剤圧送ポンプ6、酸化剤圧送ポンプ6、熱交換ポンプ11にそれぞれ個別に対応する分だけ有している。そして、プログラマブルシーケンサーからの制御信号によって給電回路のマグネットスイッチをオンオフすることで、それら機器に対する電源のオンオフを個別に制御する。
原水圧力計4、酸化剤圧力計7、出口圧力計12はそれぞれ、圧力の検知結果に応じた値の電圧を出力する。また、反応槽20の温度計24は、温度の検知結果に応じた電圧を出力する。それらの測定機器から出力される電圧は、それぞれ図示しないA/Dコンバーターによって個別にデジタルデータに変換された後、センシングデータとしてプログラマブルシーケンサーに入力される。プログラマブルシーケンサーは、それらのセンシングデータに基づいて、各種の機器の駆動を制御する。
原水タンク1には、分子量の比較的大きな有機物を含む廃水Wが未処理の状態で貯留されている。廃水Wは、有機溶剤廃水、製紙工程で生ずる製紙廃水、及びトナー製造工程で生ずるトナー製造廃水のうち、少なくとも何れか1つからなるものである。製紙廃水やトナー製造廃水には、難分解性の有機物が含まれている可能性がある。
攪拌機2は、浄化対象流体としての廃水Wを撹拌することで、廃水中に含まれる浮遊物質(Suspended solids)を均等に分散せしめて、有機物濃度の均一化を図っている。原水タンク1内の廃水Wは、高圧ポンプからなる原水供給ポンプ3によって連続的に圧送されて、原水入口弁5を介して反応槽20に高圧流入する。原水入口弁5は、逆止弁の役割を担っており、原水供給ポンプ3から圧送されてくる廃水Wについて、原水供給ポンプ3側から後述する反応槽20側への流れを許容する一方で、逆方向の流れを阻止する。
反応槽20は、外筒21と、これの内部に配設された内筒22とによる二重筒構造になっている。原水入口弁5を通過した廃水Wは、後述する流入管(図3の26)を通って、反応槽20の内筒22の内部に流入する。
原水供給ポンプ3の駆動による廃水Wの流入圧力は、原水入口弁5よりも上流側に配設された原水圧力計4によって検知されて、センシングデータとして制御部のプログラマブルシーケンサーに入力される。原水供給ポンプ3が駆動しているときの廃水Wの流入圧力と、内筒22内の圧力とは、ほぼ同じになる。プログラマブルシーケンサーは、原水供給ポンプ3を駆動しているときに原水圧力計4から送られてくる圧力の検知結果に基づいて、内筒22内の圧力の適否を判断する。
コンプレッサーからなる酸化剤圧送ポンプ6は、酸化剤として取り込んだ空気を、廃水Wの流入圧力と同程度の圧力まで圧縮しながら、酸化剤入口弁8を介して反応槽20に送り込む。酸化剤入口弁8は、逆止弁の役割を担っており、酸化剤圧送ポンプ6から圧送されてくる空気について、酸化剤圧送ポンプ6側から反応槽20側への流れを許容する一方で、逆方向の流れを阻止する。
反応槽20内に圧送された空気は、外筒21と内筒22との間にある筒間空間に進入した後、内筒22における長手方向の入口付近に流入する。そして、流入管によって内筒22内に送り込まれた廃水Wと混合されて混合流体になる。
酸化剤圧送ポンプ6の駆動による空気の流入圧力は、酸化剤入口弁8よりも上流側に配設された酸化剤圧力計7によって検知されて、センシングデータとして制御部のプログラマブルシーケンサーに入力される。酸化剤圧力計7が駆動しているときの空気の流入圧力と、反応槽20内の圧力とは、ほぼ同じになる。プログラマブルシーケンサーは、酸化剤圧送ポンプ6を駆動しているときに酸化剤圧力計7から送られてくる圧力の検知結果にも基づいて、反応槽20内の圧力の適否を判断する。
酸化剤圧送ポンプ6の駆動による空気の圧送量は、廃水中の有機物を完全に酸化させるのに必要となる化学量論的な酸素量に基づいて決定されている。より詳しくは、廃水のCOD(Chemical Oxygen Demand)、全窒素(TN)、全リン(TP)など、廃水W中の有機物濃度、窒素濃度、リン濃度などに基づいて、有機物の完全酸化に必要な酸素量が算出され、その結果に基づいて、空気の圧送量が設定されている。
空気の流入量の設定は作業員によって行われるが、廃水W中に含まれる有機物の種類が経時で安定しており、濁度、光透過度、電気伝導度、比重などの物性と、前述の酸素量との相関関係が比較的良好である場合には、その物性をセンサー等で検知した結果に基づいて、前述の制御範囲を自動で補正する処理を実施するように、プログラマブルシーケンサーを構成してもよい。
酸化剤としては、空気の他、酸素ガス、オゾンガス、過酸化水素水の何れか1つ、あるいは、それらの2種類以上を混合したもの、を用いることも可能である。内筒22からの熱の放出を抑えるという観点からすると、空気、酸素ガス、オゾンガスなどの気体を用いることが好ましい。気体は、液体に比べて熱伝導率が低いことから、筒間空間内を気体で満たすことにより、気体を断熱材として機能させることができるからである。
図3に示されるように、内筒22の外面には、内筒22内の混合流体を加熱するためのヒーター23が巻き付けられている。図2において、内筒22内の混合流体は、ヒーター23によって加熱されることで昇温することに加えて、有機物が酸化分解されることによる発熱によっても昇温する。廃水Wが有機物を高濃度に含むものである場合、多量の有機物が酸化分解される際の多量の発熱だけで、混合流体が所望の温度まで昇温することもある。この場合、装置の立ち上げ時のみ、ヒーター23による加熱を行い、酸化分解が開始された後には、ヒーター23に対する電源をオフにすることができる。
内筒22内の混合流体に加える圧力としては、0.5〜30Mpa(望ましくは5〜30Mpa)の範囲を例示することができる。内筒22内の圧力は、後述する出口弁13によって調整される。出口弁13は、内筒22内の圧力が閾値よりも高くなると、自動で弁を開いて内筒22内の混合流体を外部に排出することで、内筒22内の圧力を閾値付近に維持する。
内筒22内の混合流体の温度としては、100〜700℃(望ましくは200〜550℃)を例示することができる。温度の調整は、上述したヒーターのオンオフによって行われる。なお、外筒21の外周面にも熱交換器を設けた場合には、この熱交換器のオンオフによっても、内筒22内の混合流体の温度を調整することが可能になる。
温度及び圧力の条件として、温度=374.2℃以上、且つ、圧力=21.8MPa以上を採用した場合、水の臨界温度や臨界圧力をそれぞれ超え、且つ空気の臨界温度や臨界圧力もそれぞれ超える状態であるため、混合流体が液体と気体との中間的な性質を帯びる超臨界流体になる。かかる超臨界流体中では、有機物が良好に超臨界流体に溶解するとともに、空気に良好に接触することから、有機物の酸化分解が急激に進行する。
温度及び圧力の条件として、温度=200℃以上(望ましくは374.2℃以上)、且つ、圧力=21.8MPa未満(望ましくは10MPa以上)の比較的高圧を採用して、内筒22内で混合流体中の廃水を高温高圧蒸気にしてもよい。
内筒22内においては、混合流体を高温且つ高圧の状態にすることで、混合流体中の有機物やアンモニア態窒素の酸化分解を促す。有機物やアンモニア態窒素が酸化分解された混合流体は、反応槽20から排出される。そして、急激に冷却されたのち、出口弁113で減圧されてから、気液分離器114によって液体と気体に分離される。
図4は、反応槽20を示す縦断面図である。内筒22は、酸に強いチタン(Ti)からなる筒である。チタンからなるものに代えて、Ta、Au、Pt、Ir、Rh、又はPdからなるものを用いてもよい。また、Ti、Ta、Au、Pt、Ir、Rh、及びPdのうち、少なくとも何れか1つを含む合金からなるものを用いてもよい。
外筒23は、ステンレス(SUS304、SUS316)、インコネル625など、強度に優れた金属材からなる筒である。反応槽20の内部の圧力は、0.5〜30Mpa、望ましくは5〜30Mpaという高圧に制御される。このような高圧に耐え得るように、外筒23の厚みは肉厚になっている。これに対し、内筒22は、耐圧性よりも耐食性が求められることから、優れた耐食性を発揮するチタンが材料として採用されている。
原水供給ポンプ(図2の3)によって反応槽20に向けて圧送される廃水Wは、原水入口弁(図2の5)を経由した後、原水入口弁の出口側に接続されている給送管15に進入する。この給送管15は、入口継手17により、反応槽20の入口側に設けられている流入管26に接続されている。給送管15から反応槽20内に圧送された廃水Wは、反応槽20において、流入管26を通って内筒22内に流入する。そして、内筒20内のその長手方向に沿って図中左側から右側に向けて移動する。
一方、酸化剤導入ポンプ(図2の6)によって反応槽20内に圧送された空気Aは、外筒21と内筒22との間の筒間空間に流入する。そして、筒間空間をその長手方向に沿って図中右側から左側に向けて移動する。内筒22は、図中左側の端部に、筒断面の中心線を中心とし、且つ筒内径とほぼ同じ径の先端開口を有している。廃水Wを内筒22内に流入するための流入管26の先端部は、この先端開口を通じて内筒22内に挿入されている。流入管26の先端部の外径は、内筒22の内径よりも遙かに小さいため、内筒22内においては、流入管26の外周面と、内筒22の内周面との間に間隙が形成されている。外筒21と内筒22との間の筒間空間の図中左端まで移動した空気Aは、内筒22よりも図中左側に回り込んだ後m、その隙間を通って内筒22内に進入する。
内筒22内は、高圧であることに加えて、高温になっている。その温度は、100〜700℃、望ましくは200〜550℃である。流体浄化装置の運転が開始されるときには、内筒22内の廃水Wと空気Aとの混合流体は、圧力がかけられているが、温度はそれほど高くなっていない。そこで、運転開始時には、プログラマブルシーケンサーがヒーター(図3の23)を発熱させて、内筒22内の混合流体の温度を200〜550℃まで昇温させる。
内筒22内において有機物の酸化分解が開始され、内筒22内の混合流体の温度が高温に維持されるようになると、内筒22と外筒21との間の筒間空間内で、内筒22の外周面やヒーター(23)に接触しながら図中右側から左側に進む空気Aが、内筒22の外周面やヒーターからの熱伝導によって予備加熱されながら、内筒22内に流入するようになる。
内筒22内では、有機塩化物のクロロ基に由来する塩酸や、アミノ酸等のスルホニル基に由来する硫酸が発生して、内筒22の内壁を強い酸性下におくことがある。このため、内筒22には、耐食性に優れたチタンからなる筒が採用されているのである。但し、チタンは非常に高価な材料であるため、内筒22の厚みを高圧に耐え得る値まで大きくすると、非常にコスト高になってしまう。そこで、内筒22の外側に外筒21を配設し、チタンよりも安価なステンレス等からなる外筒21によって必要な耐圧性を発揮させるようにしている。内筒22と外筒21との間の筒間空間の圧力は圧送される空気Aによって内筒22内の圧力とほぼ同じ値になるため、肉薄のチタンからなる内筒22に対しては、大きな圧力がかからないようになっている。
内筒22の図中右側端部付近まで移動した混合流体(W+A)は、有機物や無機化合物がほぼ完全に酸化分解された状態になっている。内筒22における流体搬送方向の下流側端部には、出口継手18を介して、内筒22内で浄化された混合流体を搬送するための搬送管16が接続されている。有機物の酸化分解によって浄化された混合流体は、この搬送管16に進入する。
搬送管16内では、浄化された混合流体中の水分が冷却されて、超臨界状態、あるいは高温高圧蒸気状態、から液体状態に態様を変化させる。一方、混合流体中の酸素や窒素は、超臨界状態から気体状態に態様を変化させる。搬送管16を通り過ぎた混合流体は、気液分離器14によって処理水とガスとに分離され、処理液は処理液タンクに貯留される。また、ガスは大気中に放出される。
処理水は、活性汚泥による生物処理では除去し切れないフェノールなどの難分解性の有機物もほぼ完全に酸化分解されたものであるため、浮遊物質や有機物は殆ど含まれていない。酸化し切れなかったごく僅かな無機物が含まれているだけである。そのままの状態でも、用途によっては工業用水として再利用することが可能である。また、限外濾過膜による濾過処理を施せば、LSI洗浄液などに転用することも可能である。気液分離器14によって分離されたガスは、二酸化炭素、窒素、及び酸素ガスを主成分とするものである。
図2において、搬送管16の外壁には、熱交換器9が装着されている。熱交換器9の本体は、搬送管16の外壁を覆う外管で構成され、外管と搬送管16の外壁との間の空間を水などの熱交換流体で満たしている。そして、搬送管16の外壁と熱交換流体との熱交換を行う。反応槽20の運転時には、非常に高温の液体が搬送管16の内部に流れるため、搬送管16から熱交換器9内の熱交換流体に熱が移動して、熱交換流体が熱せられる。熱交換器9内における熱交換流体の搬送方向は、いわゆる向流型の熱交換を行うように、搬送管16内の液体の搬送方向とは逆方向になっている。即ち、出口弁13側から反応槽20側に向けて熱交換流体を送っている。これは、熱媒体タンク10内の熱交換流体を吸引しながら熱交換器9に送る熱交換ポンプ11によって行われる。熱交換器9を通過して熱せられた熱交換流体は、図示しないパイプを通って発電機に送られる。発電機では、熱せられたことによって圧力を高めている熱交換流体を液体から気体の状態にするときに発生する気流によってタービンを回転させることで発電が行われる。
なお、熱交換器9を通過した熱交換流体の一部を分岐パイプによって流入管26や原水タンク1まで搬送して、廃水Wの予備加熱に利用してもよい。
搬送管16における出口弁13の近傍には、搬送管16の温度、又は搬送管16内の液体の温度を検知する図示しない出口温度計が設けられている。制御部のプログラマブルシーケンサーは、出口温度計による検知結果を所定の上限温度以下にするように、熱交換ポンプ11の駆動を制御する。具体的には、出口温度計による検知結果が所定の上限温度に達したときには、熱交換ポンプ11の駆動量を増加して熱交換器9への熱交換流体の供給量を増やすことで、熱交換器9による冷却機能を高める。これにより、液体を上限温度以下の温度にした状態で、熱交換器9に流入させるようにする。
また、熱交換器9の近傍には、熱交換器9を通った直後の熱交換流体の温度を検知する図示しない熱交換温度計が設けられている。熱交換器9を通った直後の熱交換流体の温度は、所定の下限温度以上であることが望ましい。そこで、制御部のプログラマブルシーケンサーは、熱交換温度計による検知結果を所定の下限温度以下にするように、熱交換ポンプ11の駆動を制御する。具体的には、熱交換温度計による検知結果が所定の下限温度まで低下したときには、熱交換ポンプ11の駆動量を減少させて熱交換器9への熱交換流体の供給量を低下させる。これにより、熱交換器9を通った直後の熱交換流体の温度を上昇させるようにする。但し、出口温度計による検知結果に基づく熱交換ポンプ11の駆動量の調整が、熱交換温度計による検知結果に基づく熱交換ポンプ11の駆動量の調整よりも優先して行われる。このため、出口温度計による検知結果が所定の上限温度以上になっており、且つ、熱交換温度計による検知結果が所定の下限温度以下になっている場合には、前者の検知結果による駆動量の調整が優先されて、駆動量が増やされる。
廃水W中の有機物濃度が比較的高い場合には、有機物の酸化分解によって多量の熱が発生する。このため、運転初期にはヒーター23を作動させるものの、有機物の酸化分解が開始された後には、有機物の酸化分解によって発生する熱により、廃水Wと空気Aとの混合流体の温度を、所望の温度まで自然に昇温することができるようになる場合もある。そこで、制御部のプログラマブルシーケンサーは、外筒21の温度を検知する温度計24による検知結果が、所定の温度よりも高くなった場合には、加熱手段としてのヒーター23をオフにする。これにより、無駄なエネルギーの消費を抑えることができる。
次に、実施形態に係る流体浄化装置の特徴的な構成について説明する。
図4において、反応槽20の内筒22の中に挿入されている、流入管26の先端部には、流入管26の長手方向に沿って並ぶ複数の流体排出口26aが設けられている。
図5は、流入管26を示す平断面図である。流入管26の先端部において、流入管26の長手方向に複数の流体排出口26aをそれぞれ設けている位置(P、P、P、P、P、P、P)では、それぞれ、流入管26の断面方向で互いに対向する2つの流体排出口26aからなる排出口対が設けられている。
図6は、内筒22を流入管26とともに示す平断面図である。同図では、内筒22内で、廃水Wを、374.2℃以上、21.8MPa以上に加熱及び加圧して、液体状態から超臨界状態に変化させる例を示している。空気Aは、反応槽の外部において、図示しない酸化剤入口弁(図2の8)を通過した時点で、内筒22内と同じ圧力である21.8MPa以上まで加圧される。空気Aの臨界温度は、氷点下(−140.7℃)であり、臨界圧力は3.72MPaである。酸化剤圧送ポンプ(図2の6)で高圧状態で圧送されている空気Aの温度は、0[℃]を超え、且つ臨界圧力を超えているため、空気Aは、図示しない酸化剤入口弁を通過した時点で超臨界状態になる。そして、超臨界状態で内筒22内に進入する。
一方、廃水Wは、反応槽の外部において、図示しない原水入口弁(図2の5)を通過した時点で、内筒22内と同じ圧力である21.8MPa以上(水の臨界圧力と同等以上の圧力)まで加圧される。水の臨界温度は、非常に高温であり(374.2℃)、この時点で臨界温度に達していない廃水Wは、まだ液体状態のままである。流入管26内の廃水Wは、臨界圧力と同等以上の圧力まで加圧されるものの、液体状態のままで流入管26の先端部まで搬送されてくる。そして、位置P、位置P、位置P、位置P、位置P、位置P、位置P(位置については図5参照)おいてそれぞれ、流体排出口26aから管外部に向けて突出する。突出部分(以下、「廃水Wの排出口突出部分」という)は、図示のように、表面張力によって球状の形状になる。
内筒22内においては、超臨界状態の空気Aが流入管26の後端側から先端側に向けて(内筒の先端側から後端側に向けて)移動する。この空気Aは、既に説明したように、外筒(21)と内筒(22)との間の筒間空間で予備加熱されているため、水の臨界温度と同等以上の温度まで昇温している。流入管26の流体排出口26aから突出した球状の「廃水Wの排出口突出部分」は、空気Aに触れて臨界温度以上に加熱されることで、図中矢印Sで示されるように、液体状態から超臨界状態に変化する。このとき、液体状態のときに比べて体積を大きく増加させながら、超臨界状態の空気Aと積極的に混ざり合う。超臨界状態の水は、物質の溶解能力が極めて高いことから、廃水W中に含まれている有機物や無機物は、超臨界状態の水に速やかに溶解する。そして、空気Aに接触しながら、速やかに酸化分解される。このような現象が、位置P、位置P、位置P、位置P、位置P、位置P、位置Pの付近でそれぞれ発生する。
かかる構成では、有機物の急速な酸化分解を起こす位置を、内筒22の長手方向において複数に分散させることで、長手方向における1つの位置だけで有機物の急速な酸化分解を起こしていた従来に比べて、内筒22の局所的な発熱を抑えて、内筒22や外筒(21)の熱伸縮による疲労を抑えることができる。
図5に示したように、流入管26の先端部においては、長手方向における位置P、位置P、位置P、位置P、位置P、位置P、位置Pでそれぞれ、互いに管断面方向で対向する2つの流体排出口26aからなる排出口対を設けている。かかる構成では、内筒22の円周方向において、少なくとも流体排出口26aを2つ設けて、有機物の急速な酸化分解を起こす位置を少なくとも2つに分散させることで、円周方向においても、内筒22や外筒21の局所的な発熱を抑えることができる。
また、実施形態に係る流体浄化装置においては、図示のように、流入管26の先端を塞いでいる。かかる構成では、管先端から廃水Wを突出させないことで、流入管26の外周面に対して長手方向に沿って複数設けた流体排出口26aからそれぞれ、廃水Wを確実に排出することができる。
なお、廃水Wを内筒22の中で超臨界状態にする例について説明したが、上述したような高温高圧状態にしてもよい(圧力については、水の臨界圧力未満)。この場合、「廃水Wの排出口突出部分」は、空気Aに触れることで高温高圧蒸気状態になって、流体排出口26aの付近で体積を大きく増加させながら、有機物を空気A中に分散させる。空気A中に分散した有機物は、高温高圧の条件下で急速に酸化分解される。
図6において、内筒22の長手方向における全域のうち、流体搬送方向の下流側の領域には、管状の触媒25が内筒22の径方向に複数重ねた状態で配設されている。この触媒25は、廃水W中に含まれている有機物やアンモニア態窒素の酸化分解を促進する材料からなる。かかる材料としては、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti又はMnを例示することができる。また、それらのうち、少なくとも何れか1つを含む化合物でもよい。廃水W中に含まれる有機物の殆どは、内筒22の長手方向における前半の領域で酸化分解されるが、前半の領域を通過しても酸化分解されない有機物やアンモニア態窒素は、この触媒25によって酸化分解が促進される。かかる構成では、難分解性の有機物が廃水W中に含まれていても、それを完全に酸化分解することができる。また、アンモニア態窒素が廃水W中に多量に含まれていても、それを完全に酸化分解することができる。
廃水Wの有機物濃度が非常に高い場合には、内筒22内で廃水W中有の有機物の酸化分解によって発生する熱量が、新たに内筒22内に流入してくる廃水Wや空気Aを所望の温度まで昇温させるのに必要な熱量を上回ることもある。この場合、そのままでは、内筒22、外筒21、内筒22内の混合流体の温度がそれぞれ上昇の一途を辿ってしまう。そこで、制御部のプログラマブルシーケンサーは、温度計(24)による検知結果が、所定の上限温度よりも高くなった場合には、原水供給ポンプ(3)によって原水Wを内筒22内に送る給送速度を低下させるか、あるいは、原水供給ポンプの駆動を一時的に停止させる処理を実施する。このとき、酸化剤圧送ポンプ6も、駆動速度を低下させるか、駆動を一時停止させる。これにより、内筒22や外筒21の過剰な昇温を防止することができる。
なお、外筒21の外周面の温度を検知させるように温度計(24)を配設した例について説明したが、筒間空間内の空気Aの温度、内筒22の外周面の温度、又は、内筒22内の混合流体の温度を検知させるように、温度計(24)を配設してもよい。
また、筒の長手方向を水平方向に沿わせる横型の姿勢で反応槽(20)を配設した例について説明したが、筒の長手方向を鉛直方向に沿わせる縦型の姿勢や、筒の長手方向を鉛直方向や水平方向から傾けた傾斜方向に沿わせる傾斜型の姿勢で、反応槽(20)を配設してもよい。
図7は、縦型の反応槽における内筒22及び流入管26を示す縦断面図である。図示しない外筒と、内筒22との間の筒間空間に導入された空気Aは、筒間空間内を鉛直方向下方から上方に向けて移動する。そして、内筒22の上端にある先端開口から内筒22の内部に進入した後、図中矢印で示されるように、鉛直方向上方から下方に向けて移動する。
流入管26は、その先端を鉛直方向下方に向ける姿勢で配設されている。そして、流入管26の先端部に設けられた複数の流体排出口は、鉛直方向上方から下方に向けて並んでいる。内筒22内を鉛直方向上方から下方に向けて移動する空気Aは、個々の流体排出口との対向位置を通過する際に、流体排出口から球状に突出している「廃水Wの排出口突出部分」に接触して、それを液体状態から超臨界状態又は高温高圧蒸気状態に変化させる。そして、廃水W中の有機物と混ざり合って、有機物の酸化分解に寄与する。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
筒状の外筒体(例えば外筒21)の内側に筒状の内筒体(例えば内筒22)を配設した二重構造を具備するとともに、浄化対象流体(例えば廃水W)を前記内筒体の内部に流入させるために、自らの先端部を前記内筒体に対してその長手方向に沿って挿入している流入管(例えば流入管26)と、酸化剤(例えば空気A)を前記外筒体と前記内筒体との間の筒間空間に導入するために前記外筒体に設けられた酸化剤導入口と、前記内筒体における長手方向の全域のうち、前記流入管の先端よりも後端側の領域に設けられた開口とを具備し、前記筒間空間内に導入された酸化剤を、前記開口から前記内筒体の内部に流入させた後、前記内筒体の内部の浄化対象流体と混合し、得られた混合流体を加熱及び加圧しながら、浄化対象流体中の有機物を酸化分解して浄化対象流体を浄化する反応槽(例えば反応槽20)を備える流体浄化装置において、前記流入管の長手方向に沿って並ぶ複数の流体排出口(例えば流体排出口26a)を、前記流入管の前記先端部に設けたことを特徴とするものである。
[態様B]
態様Bは、態様Aにおいて、前記流入管の長手方向に複数の前記流体排出口をそれぞれ設けている位置で、それぞれ、前記流入管の断面方向で互いに対向する2つの流体排出口からなる排出口対を設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、内筒体の周方向において、少なくとも流体排出口を2つ設けて、有機物の急速な酸化分解を起こす位置を少なくとも2つに分散させることで、周方向においても、内筒体や外筒体の局所的な発熱を抑えることができる。
[態様C]
態様Cは、態様Bにおいて、前記流入管の先端を塞いだことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、流入管の先端から浄化対象流体を突出させないことで、流入管の周面に対して長手方向に沿って複数設けた流体排出口からそれぞれ、浄化対象流体を確実に排出することができる。
[態様D]
態様Dは、態様A〜Cの何れかにおいて、浄化前の浄化対象流体を前記流入管の前記先端部に向けて圧送する浄化前流体圧送手段(例えば原水供給ポンプ3)と、前記内筒体内の混合流体の温度、前記内筒体の温度、又は前記外筒体の温度を検知する温度検知手段(例えば温度計24)と、前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記浄化前流体圧送手段の駆動を制御する制御手段(例えばプログラマブルシーケンサー)とを設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、廃水W中に有機物が極めて高濃度に含まれることに起因する内筒22や外筒21の過剰な昇温の発生を回避することができる。
[態様E]
態様Eは、態様Dにおいて、酸化剤を前記酸化剤導入口に向けて圧送する酸化剤圧送手段(例えば、酸化剤圧送ポンプ6)を設けるとともに、前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記酸化剤圧送手段の駆動を制御する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、浄化前流体圧送手段の駆動速度を低速にしている際、あるいは、浄化前流体圧送手段の駆動を一時停止している際に、酸化剤圧送手段を通常通りに駆動してしまうことによる無駄な酸化剤の消費を回避することができる。
[態様F]
態様Fは、態様A〜Eの何れかにおいて、前記内筒体として、Ti、Ta、Au、Pt、Ir、RhもしくはPd、又はそれらのうち少なくとも1つを含む合金からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、所望の耐食性を内筒体に発揮させることができる。
[態様G]
態様Gは、態様A〜Fの何れかにおいて、前記外筒体として、ステンレス、ニッケル、又は、少なくともステンレスもしくはニッケルを含む合金からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成においては、所望の高圧条件に耐え得る耐圧性を、外筒体に発揮させることができる。
[態様H]
態様Hは、態様A〜Gの何れかにおいて、有機物又はアンモニア態窒素の酸化分解を促進する触媒を、前記内筒体の中に配設したことを特徴とする流体浄化装置。かかる構成では、難分解性の有機物が浄化対象流体中に含まれていても、それを良好に酸化分解することができる。また、アンモニア態窒素が浄化対象流体中に多量に含まれていても、それを良好に酸化分解することができる。
[態様I]
態様Iは、態様Hにおいて、前記触媒として、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti及びMnのうち、少なくとも何れか1つの元素を含む化合物からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、触媒に対して、有機物やアンモニア体窒素の酸化分解触媒性能を発揮させることができる。
[態様J]
態様Jは、態様A〜Iの何れかにおいて、前記酸化剤として、酸素ガス、オゾンガス、空気、又は過酸化水素水を用いることを特徴とするものである。かかる構成では、酸化剤を流体の状態で反応槽に供給することができる。
3:原水供給ポンプ(浄化前流体圧送手段)
6:酸化剤圧送ポンプ(酸化剤圧送手段)
20:反応槽
21:外筒(外筒体)
22:内筒(内筒体)
23:ヒータ(加熱手段)
24:温度計(温度検知手段)
25:触媒
26:流入管
26a:流体排出口
W:廃水(浄化対象流体)
A:空気(酸化剤)
特開2001−170334号公報

Claims (10)

  1. 筒状の外筒体の内側に筒状の内筒体を配設した二重構造を具備するとともに、浄化対象流体を前記内筒体の内部に流入させるために、自らの先端部を前記内筒体に対してその長手方向に沿って挿入している流入管と、酸化剤を前記外筒体と前記内筒体との間の筒間空間に導入するために前記外筒体に設けられた酸化剤導入口と、前記内筒体における長手方向の全域のうち、前記流入管の先端よりも後端側の領域に設けられた開口とを具備し、前記筒間空間内に導入された酸化剤を、前記開口から前記内筒体の内部に流入させた後、前記内筒体の内部の浄化対象流体と混合し、得られた混合流体を加熱及び加圧しながら、浄化対象流体中の有機物を酸化反応によって分解して浄化対象流体を浄化する反応槽を備える流体浄化装置において、
    前記流入管の長手方向に沿って並ぶ複数の流体排出口を、前記流入管の前記先端部に設けたことを特徴とする流体浄化装置。
  2. 請求項1の流体浄化装置において、
    前記流入管の長手方向に複数の前記流体排出口をそれぞれ設けている位置で、それぞれ、前記流入管の断面方向で互いに対向する2つの流体排出口からなる排出口対を設けたことを特徴とする流体浄化装置。
  3. 請求項2の流体浄化装置において、
    前記流入管の先端を塞いだことを特徴とする流体浄化装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかの流体浄化装置において、
    浄化前の浄化対象流体を前記流入管の前記先端部に向けて圧送する浄化前流体圧送手段と、
    前記内筒体内の混合流体の温度、前記内筒体の温度、又は前記外筒体の温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記浄化前流体圧送手段の駆動を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする流体浄化装置。
  5. 請求項4の流体浄化装置において、
    酸化剤を前記酸化剤導入口に向けて圧送する酸化剤圧送手段を設けるとともに、
    前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記酸化剤圧送手段の駆動を制御する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする流体浄化装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかの流体浄化装置において、
    前記内筒体として、Ti、Ta、Au、Pt、Ir、RhもしくはPd、又はそれらのうち少なくとも1つを含む合金からなるものを用いたことを特徴とする流体浄化装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかの流体浄化装置において、
    前記外筒体として、ステンレス、ニッケル、又は、少なくともステンレスもしくはニッケルを含む合金からなるものを用いたことを特徴とする流体浄化装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかの流体浄化装置において、
    有機物又はアンモニア態窒素の酸化分解を促進する触媒を、前記内筒体の中に配設したことを特徴とする流体浄化装置。
  9. 請求項8の流体浄化装置において、
    前記触媒として、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti及びMnのうち、少なくとも何れか1つの元素を含む化合物からなるものを用いたことを特徴とする流体浄化装置。
  10. 請求項1乃至9の何れかの流体浄化装置において、
    前記酸化剤として、酸素ガス、オゾンガス、空気、又は過酸化水素水を用いることを特徴とする流体浄化装置。
JP2012040908A 2012-02-28 2012-02-28 流体浄化装置 Expired - Fee Related JP5850329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012040908A JP5850329B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 流体浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012040908A JP5850329B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 流体浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013176712A JP2013176712A (ja) 2013-09-09
JP5850329B2 true JP5850329B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=49268951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012040908A Expired - Fee Related JP5850329B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 流体浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5850329B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107875819B (zh) * 2017-12-15 2024-01-30 辽宁特力环保科技有限公司 一种湿法烟气脱硫塔

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2726261B1 (fr) * 1994-10-27 1997-01-17 Omnium Traitement Valorisa Procede et installation de traitement d'effluents par oxydation en presence d'un catalyseur heterogene
JP3583606B2 (ja) * 1998-02-17 2004-11-04 オルガノ株式会社 超臨界水酸化方法及び反応装置
JP4455703B2 (ja) * 1999-10-27 2010-04-21 オルガノ株式会社 超臨界水反応装置
JP2001170664A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Japan Organo Co Ltd 超臨界水処理装置
FR2813599B1 (fr) * 2000-09-07 2003-05-16 Centre Nat Rech Scient Procede de traitement des dechets par oxydation hydrothermale
FR2814967B1 (fr) * 2000-10-10 2003-11-14 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif pour l'oxydation en eau supercritique de matieres
JP3896861B2 (ja) * 2002-02-18 2007-03-22 栗田工業株式会社 水熱反応方法および装置
AU2005286955B2 (en) * 2004-09-21 2009-06-11 Worcester Polytechnic Institute Reactor and process for steam reforming

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013176712A (ja) 2013-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5988155B2 (ja) 廃液処理装置
JP2013136045A (ja) 廃液処理装置及び廃液処理方法
US9260330B2 (en) Fluid purifying apparatus
JP2008093539A (ja) 排水の処理方法
JP2013255905A (ja) 流体浄化装置
JP5850329B2 (ja) 流体浄化装置
JP5850328B2 (ja) 流体浄化装置
JP2014000527A (ja) 流体浄化装置
JP5930365B2 (ja) 廃水処理装置及び廃水処理方法
JP6090658B2 (ja) 廃液処理装置
JP6048793B2 (ja) 流体浄化装置
JP2016028804A (ja) 流体ろ過装置及び流体処理装置
JP5888596B2 (ja) 流体浄化装置
JP2014004523A (ja) 流体浄化装置
JP2014136176A (ja) 流体浄化装置
JP6029005B2 (ja) 流体浄化装置
JP6016109B2 (ja) 流体浄化装置
JP6016114B2 (ja) 流体浄化装置
JP2012206122A (ja) 排水の処理方法
JP6016082B2 (ja) 流体浄化装置
JP6011916B2 (ja) 流体浄化装置
JP4223706B2 (ja) 排水の処理方法
JP2015020133A (ja) 流体処理装置及び触媒配置構造
JP2015016401A (ja) 廃液処理装置
JP3548492B2 (ja) 排水の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5850329

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees