JP5850329B2 - 流体浄化装置 - Google Patents
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Description
まず、実施形態に係る流体浄化装置の基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係る流体浄化装置を示す概略構成図である。実施形態に係る流体浄化装置は、原水タンク1、攪拌機2、原水供給ポンプ3、原水圧力計4、原水入口弁5、酸化剤圧送ポンプ6、酸化剤圧力計7、酸化剤入口弁8、熱交換器9、熱媒体タンク10、熱交換ポンプ11、出口圧力計12、出口弁13、気液分離器14、反応槽20、図示しない制御部などを備えている。
図4において、反応槽20の内筒22の中に挿入されている、流入管26の先端部には、流入管26の長手方向に沿って並ぶ複数の流体排出口26aが設けられている。
[態様A]
筒状の外筒体(例えば外筒21)の内側に筒状の内筒体(例えば内筒22)を配設した二重構造を具備するとともに、浄化対象流体(例えば廃水W)を前記内筒体の内部に流入させるために、自らの先端部を前記内筒体に対してその長手方向に沿って挿入している流入管(例えば流入管26)と、酸化剤(例えば空気A)を前記外筒体と前記内筒体との間の筒間空間に導入するために前記外筒体に設けられた酸化剤導入口と、前記内筒体における長手方向の全域のうち、前記流入管の先端よりも後端側の領域に設けられた開口とを具備し、前記筒間空間内に導入された酸化剤を、前記開口から前記内筒体の内部に流入させた後、前記内筒体の内部の浄化対象流体と混合し、得られた混合流体を加熱及び加圧しながら、浄化対象流体中の有機物を酸化分解して浄化対象流体を浄化する反応槽(例えば反応槽20)を備える流体浄化装置において、前記流入管の長手方向に沿って並ぶ複数の流体排出口(例えば流体排出口26a)を、前記流入管の前記先端部に設けたことを特徴とするものである。
態様Bは、態様Aにおいて、前記流入管の長手方向に複数の前記流体排出口をそれぞれ設けている位置で、それぞれ、前記流入管の断面方向で互いに対向する2つの流体排出口からなる排出口対を設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、内筒体の周方向において、少なくとも流体排出口を2つ設けて、有機物の急速な酸化分解を起こす位置を少なくとも2つに分散させることで、周方向においても、内筒体や外筒体の局所的な発熱を抑えることができる。
態様Cは、態様Bにおいて、前記流入管の先端を塞いだことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、流入管の先端から浄化対象流体を突出させないことで、流入管の周面に対して長手方向に沿って複数設けた流体排出口からそれぞれ、浄化対象流体を確実に排出することができる。
態様Dは、態様A〜Cの何れかにおいて、浄化前の浄化対象流体を前記流入管の前記先端部に向けて圧送する浄化前流体圧送手段(例えば原水供給ポンプ3)と、前記内筒体内の混合流体の温度、前記内筒体の温度、又は前記外筒体の温度を検知する温度検知手段(例えば温度計24)と、前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記浄化前流体圧送手段の駆動を制御する制御手段(例えばプログラマブルシーケンサー)とを設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、廃水W中に有機物が極めて高濃度に含まれることに起因する内筒22や外筒21の過剰な昇温の発生を回避することができる。
態様Eは、態様Dにおいて、酸化剤を前記酸化剤導入口に向けて圧送する酸化剤圧送手段(例えば、酸化剤圧送ポンプ6)を設けるとともに、前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記酸化剤圧送手段の駆動を制御する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、浄化前流体圧送手段の駆動速度を低速にしている際、あるいは、浄化前流体圧送手段の駆動を一時停止している際に、酸化剤圧送手段を通常通りに駆動してしまうことによる無駄な酸化剤の消費を回避することができる。
態様Fは、態様A〜Eの何れかにおいて、前記内筒体として、Ti、Ta、Au、Pt、Ir、RhもしくはPd、又はそれらのうち少なくとも1つを含む合金からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、所望の耐食性を内筒体に発揮させることができる。
態様Gは、態様A〜Fの何れかにおいて、前記外筒体として、ステンレス、ニッケル、又は、少なくともステンレスもしくはニッケルを含む合金からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成においては、所望の高圧条件に耐え得る耐圧性を、外筒体に発揮させることができる。
態様Hは、態様A〜Gの何れかにおいて、有機物又はアンモニア態窒素の酸化分解を促進する触媒を、前記内筒体の中に配設したことを特徴とする流体浄化装置。かかる構成では、難分解性の有機物が浄化対象流体中に含まれていても、それを良好に酸化分解することができる。また、アンモニア態窒素が浄化対象流体中に多量に含まれていても、それを良好に酸化分解することができる。
態様Iは、態様Hにおいて、前記触媒として、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti及びMnのうち、少なくとも何れか1つの元素を含む化合物からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、触媒に対して、有機物やアンモニア体窒素の酸化分解触媒性能を発揮させることができる。
態様Jは、態様A〜Iの何れかにおいて、前記酸化剤として、酸素ガス、オゾンガス、空気、又は過酸化水素水を用いることを特徴とするものである。かかる構成では、酸化剤を流体の状態で反応槽に供給することができる。
6:酸化剤圧送ポンプ(酸化剤圧送手段)
20:反応槽
21:外筒(外筒体)
22:内筒(内筒体)
23:ヒータ(加熱手段)
24:温度計(温度検知手段)
25:触媒
26:流入管
26a:流体排出口
W:廃水(浄化対象流体)
A:空気(酸化剤)
Claims (10)
- 筒状の外筒体の内側に筒状の内筒体を配設した二重構造を具備するとともに、浄化対象流体を前記内筒体の内部に流入させるために、自らの先端部を前記内筒体に対してその長手方向に沿って挿入している流入管と、酸化剤を前記外筒体と前記内筒体との間の筒間空間に導入するために前記外筒体に設けられた酸化剤導入口と、前記内筒体における長手方向の全域のうち、前記流入管の先端よりも後端側の領域に設けられた開口とを具備し、前記筒間空間内に導入された酸化剤を、前記開口から前記内筒体の内部に流入させた後、前記内筒体の内部の浄化対象流体と混合し、得られた混合流体を加熱及び加圧しながら、浄化対象流体中の有機物を酸化反応によって分解して浄化対象流体を浄化する反応槽を備える流体浄化装置において、
前記流入管の長手方向に沿って並ぶ複数の流体排出口を、前記流入管の前記先端部に設けたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1の流体浄化装置において、
前記流入管の長手方向に複数の前記流体排出口をそれぞれ設けている位置で、それぞれ、前記流入管の断面方向で互いに対向する2つの流体排出口からなる排出口対を設けたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項2の流体浄化装置において、
前記流入管の先端を塞いだことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至3の何れかの流体浄化装置において、
浄化前の浄化対象流体を前記流入管の前記先端部に向けて圧送する浄化前流体圧送手段と、
前記内筒体内の混合流体の温度、前記内筒体の温度、又は前記外筒体の温度を検知する温度検知手段と、
前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記浄化前流体圧送手段の駆動を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項4の流体浄化装置において、
酸化剤を前記酸化剤導入口に向けて圧送する酸化剤圧送手段を設けるとともに、
前記温度検知手段による検知結果に基づいて、前記酸化剤圧送手段の駆動を制御する処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至5の何れかの流体浄化装置において、
前記内筒体として、Ti、Ta、Au、Pt、Ir、RhもしくはPd、又はそれらのうち少なくとも1つを含む合金からなるものを用いたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至6の何れかの流体浄化装置において、
前記外筒体として、ステンレス、ニッケル、又は、少なくともステンレスもしくはニッケルを含む合金からなるものを用いたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至7の何れかの流体浄化装置において、
有機物又はアンモニア態窒素の酸化分解を促進する触媒を、前記内筒体の中に配設したことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項8の流体浄化装置において、
前記触媒として、Ru、Pd、Rh、Pt、Au、Ir、Os、Fe、Cu、Zn、Ni、Co、Ce、Ti及びMnのうち、少なくとも何れか1つの元素を含む化合物からなるものを用いたことを特徴とする流体浄化装置。 - 請求項1乃至9の何れかの流体浄化装置において、
前記酸化剤として、酸素ガス、オゾンガス、空気、又は過酸化水素水を用いることを特徴とする流体浄化装置。
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