JP2015038044A - ベンゾジフラン誘導体及び有機薄膜トランジスタ - Google Patents
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- XIKHKSWAILGHDH-MRIDRDKLSA-N CCC(/C(/[C@@H](C)[C@@H](C)/C=C(\O)/Br)=C/C(S)=C)O Chemical compound CCC(/C(/[C@@H](C)[C@@H](C)/C=C(\O)/Br)=C/C(S)=C)O XIKHKSWAILGHDH-MRIDRDKLSA-N 0.000 description 1
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Abstract
Description
以下に本発明を詳細に説明する。
ここで、(A1)工程は、パラジウム触媒の存在下、3−ブロモフラン−2−亜鉛誘導体と1,4−ジブロモ−2,5−ジハロベンゼンのクロスカップリングにより1,4−ジ(3−ブロモフリル)−2,5−ジハロベンゼンを製造する工程である。
該製造方法の(A2)工程から(E2)工程の製造条件は、前記製造方法の(A1)工程から(E1)工程の製造条件を適用することができる。
(A3)工程は、無置換ジチエノベンゾジフランの臭素化であり、臭素化剤として、NBSが好ましく、THF、DMF、クロロホルム、酢酸等の溶媒中、−30〜50℃の温度範囲で実施する。該臭素化反応は遮光下で行うことが好ましい。NBSの使用量は無置換ジチエノベンゾジフラン1当量に対し1.8から3.2当量が好ましい。
該パラジウム/ヨウ化銅触媒クロスカップリングでは、例えばTHF、トルエン、DMF等の溶媒及びトリエチルアミン、ピリジン等のアミン中、0〜80℃の温度範囲内で実施することができる。パラジウム触媒としては、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロパラジウム等を挙げることができ、該触媒の使用量はジブロモジチエノベンゾジフラン1モルに対して0.1〜10モル%が好ましい。炭素数2〜14のアルキン誘導体の使用量は、ジブロモジチエノベンゾジフラン1当量に対し1.8から3.0当量が好ましい。
該パラジウム触媒クロスカップリングでは、例えばTHF、トルエン、DMF等の溶媒及びトリエチルアミン、トリプロピルアミン、ピリジン等のアミン中、20〜140℃の温度範囲内で実施することができる。パラジウム触媒としては、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロパラジウム等を挙げることができ、該触媒はジブロモジチエノベンゾジフラン1モルに対して0.1〜10モル%の範囲内で使用される。炭素数2〜14のアルケン誘導体の使用量は、ジブロモジチエノベンゾジフラン1当量に対し1.8から3.0当量が好ましい。
装置;島津製作所製、(商品名)GC14B
カラム;J&Wサイエンティフィック社製、(商品名)DB−1,30m
ガスクロマトグラフィー−マススペクトル分析
装置;パーキンエルマー製、(商品名)オートシステムXL(MS部;ターボマスゴールド)
カラム;J&Wサイエンティフィック社製、(商品名)DB−1,30m。
装置;東ソー製(コントローラー;PX−8020、ポンプ;CCPM−II、デガッサー;SD−8022)
カラム;東ソー製、(商品名)ODS−100V、5μm、4.6mm×250mm
カラム温度;23℃
溶離液;ジクロロメタン:アセトニトリル=3:7(容積比)
流速;1.0ml/分
検出器;UV(東ソー製、(商品名)UV−8020、波長;254nm)。
1,4−ジブロモ−2,5−ジヨードベンゼンはジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサイエティー、1997年、119巻、4578−4593頁に記載されている方法を参考に、以下の様に合成を行った。
1H NMR(CDCl3,21℃):δ=8.02(s,2H)。
1H NMRスペクトルが文献値と一致したことより、1,4−ジブロモ−2,5−ジヨードベンゼンが得られたことを確認した。
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器に2,3−ジブロモフラン(シグマ−アルドリッチ製)2.950g(13.06mmol)及びTHF(脱水グレード)19mlを添加した。この混合物を−20℃とし、エチルマグネシウムクロライド(シグマ−アルドリッチ製、2.0M)のTHF溶液6.6ml(13.2mmol)を滴下した。−20℃で30分間熟成することで3−ブロモ−2−フリルマグネシウムクロライドを調製した。一方、別の100mlシュレンク反応容器に塩化亜鉛(和光純薬工業製)1.83g(13.4mmol)とTHF(脱水グレード)20mlを添加し、−20℃に冷却した。ここへ、先に調製した3−ブロモ−2−フリルマグネシウムクロライドのTHF溶液をテフロン(登録商標)キャヌラーを用いて投入した。−20℃で、30分間反応後、室温で30分間熟成し、3−ブロモ−2−フリルジンククロライドのTHF溶液を調製した。ここに、合成例1で合成した1,4−ジブロモ−2,5−ジヨードベンゼン2.66g(5.45mmol)、触媒としてテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(東京化成工業製)32.1mg(0.0278mmol、1,4−ジブロモ−2,5−ジヨードベンゼンに対し0.51モル%)を添加した。60℃で8時間反応を実施した後、容器を水冷し3N塩酸3mlを添加することで反応を停止させた。トルエンで抽出し、有機相を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルショートカラムクロマトグラフィーで精製し(トルエン)、得られた濃縮物をヘキサン洗浄し、さらにヘプタン/トルエン(=2/1vol%)から再結晶精製し、1,4−ジ(3−ブロモフリル)−2,5−ジブロモベンゼンの薄黄色固体1.13gを得た(収率39%)。
1H−NMR(CDCl3,24℃):δ=7.81(s,2H),7.52(d,J=1.9Hz,2H),6.59(d,J=1.9Hz,2H)。
MS m/z: 527(M++2,67%),525(M+,100%),523(M+−2,69%),446(M+−Br+1,5)。
窒素雰囲気下、200mlシュレンク反応容器に合成例2で合成した1,4−ジ(3−ブロモフリル)−2,5−ジブロモベンゼン1.02g(1.95mmol)及びNMP(脱水グレード)40mlを添加した。この混合物にすり潰した硫化ナトリウム(無水グレード、和光純薬工業製)189mg(2.42mmol)を添加した。得られた混合物を140℃で5時間加熱した。得られた反応液を氷冷し、1N塩酸5mlを添加することで反応を停止させた。トルエンで抽出し、有機相を水で2回洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し(ヘプタン/トルエン(=2/1vol%))、ジブロモモノ環化物の固体596mgを得た(収率77%)。
1H−NMR(CDCl3,24℃):δ=8.18(s,1H),7.89(s,1H),7.71(d,J=1.9Hz,1H),7.51(d,J=1.9Hz,1H),6.86(d,J=1.9Hz,1H),6.59(d,J=1.9Hz,1H)。
MS m/z: 400(M++2,51%),398(M+,100%),396(M+−2,49),319(M+−Br+1,18)。
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器に塩化ヘキサノイル(シグマ−アルドリッチ製)158mg(1.17mmol)及びジクロロメタン(脱水グレード)10mlを添加した。この混合物を−25℃に冷却し塩化アルミニウム(和光純薬工業製)165mg(1.23mmol)を添加し、5分間攪拌した。得られた混合物を−70℃に冷却し、合成例3で合成したジブロモモノ環化物191mg(0.479mmol)及びジクロロメタン(脱水グレード)4mlからなる溶液を添加した。2時間かけて−20℃まで昇温させた後、水を添加することで反応を停止させた。ジクロロメタンで抽出し、有機相を水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し(ヘキサン/ジクロロメタン(=5/1vol%から1/2vol%))、ジブロモモノ環化物のジヘキサノイル体199mgを得た(収率70%)。
1H−NMR(CDCl3,24℃):δ=8.36(s,1H),7.99(s,1H),7.58(s,1H),7.31(s,1H),2.96(t,J=7.1Hz,2H),2.86(d,J=7.1Hz,2H),1.84−1.68(m,4H),1.44−1.25(m,8H),0.98−0.87(m,6H)。
MS m/z: 596(M++2,56%),594(M+,100%),592(M+−2,51%)。
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器に合成例4で合成したジブロモモノ環化物のジヘキサノイル体184mg(0.309mmol)及びトリフルオロ酢酸(和光純薬工業製)0.7mlを添加した。この混合物を氷冷し、トリエチルシラン(東京化成工業製)244mg(2.10mmol)を添加した。室温で18時間反応後、氷冷し、炭酸水素ナトリウム水溶液を添加することで反応を停止させた。トルエンで抽出し、有機相を水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し(ヘキサン/トルエン(=15/1vol%)、ジブロモモノ環化物のジヘキシル体119mgを得た(収率68%)。
MS m/z: 568(M++2,50%),566(M+,100%),564(M+−2,53%)。
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器に合成例5で合成したジブロモモノ環化物のジヘキシル体119mg(0.210mmol)及びTHF(脱水グレード)5mlを添加した。得られた混合物を−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(関東化学製、1.66M)のヘキサン溶液0.28ml(0.46mmol)を滴下した。−78℃で10分間反応後、ビス(フェニルスルホニル)スルフィド(アクロス製)72.3mg(0.230mmol)を添加し、徐々に昇温させた。18時間後、5℃まで上昇したところで、水を添加した。トルエン抽出し、有機相を1回水洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し(ヘキサン/トルエン(=20/1vol%)、さらにヘキサンから2回再結晶精製を行い、ジn−ヘキシルジチエノベンゾジフランの白色結晶53.4mgを得た(収率58%)。
融点:141℃
1H−NMR(C6D6,24℃):δ=8.01(s,2H),6.05(s,2H),2.54(t,J=7.2Hz,4H),1.58(m,4H),1.24(m,12H),0.88(t,J=7.2Hz,6H)。
MS m/z: 438(M+,100%),367(M+−C5H11,49),296(M+−2C5H11,22)。
合成例4で塩化ヘキサノイルの代わりに塩化ブタノイルを使用した以外は、合成例4と同様の操作を繰り返してジブロモモノ環化物のジブタノイル体を合成した(収率73%)。
MS m/z: 512(M++2,55%),510(M+,100%),508(M+−2,52%)。
実施例1でジブロモモノ環化物のジヘキシル体の代わりに合成例6で得られたジブロモモノ環化物のジブチル体を使用した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返してジn−ブチルジチエノベンゾジフランを合成した(収率54%)。
融点:152℃
1H−NMR(C6D6,24℃):δ=8.02(s,2H),6.06(s,2H),2.54(t,J=7.2Hz,4H),1.58(m,4H),1.35(m,4H),0.96(t,J=7.2Hz,6H)。
MS m/z: 382(M+,100%),339(M+−C3H7,45),296(M+−2C3H7,20)。
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器に合成例3で合成したジブロモモノ環化物80.0mg(0.200mmol)及びTHF(脱水グレード)5mlを添加した。得られた混合物を−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(関東化学製、1.66M)のヘキサン溶液0.27ml(0.45mmol)を滴下した。−78℃で2分間反応後、ビス(フェニルスルホニル)スルフィド(アクロス製)69.7mg(0.221mmol)とTHF(脱水グレード)3mlからなる溶液を添加し、徐々に昇温させた。18時間後、5℃まで上昇したところで、水を添加した。トルエン抽出し、有機相を1回水洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し(ヘキサン/トルエン(=3/1vol%)、さらにヘキサンから1回再結晶精製を行い、ジチエノベンゾジフランの白色固体27.7mgを得た(収率51%)。
1H−NMR(C6D6,24℃):δ=7.91(s,2H),7.09(d,J=1.6Hz,2H),6.20(d,J=1.6Hz,2H)。
MS m/z: 270(M+,100%)。
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器に実施例3で合成したジチエノベンゾジフラン50.0mg(0.184mmol)及びTHF(脱水グレード)10mlを添加した。得られた混合物を遮光し、NBS(和光純薬工業製)98.2mg(0.552mmol)を添加した。DMF2mlを添加し、室温で18時間攪拌した。水を添加し、トルエン抽出し、有機相を1回水洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、得られた残渣をヘキサンで洗浄し、残渣を真空乾燥し、ジブロモジチエノベンゾジフラン61.4mgを得た(収率78%)。
MS m/z: 430(M++2,56%),428(M+,100%),426(M+−2,51%)。
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器に2−ペンチルフラン(和光純薬工業製)59.2mg(0.429mmol)及びTHF(脱水グレード)4mlを添加した。この混合物を−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(関東化学製、1.66M)のヘキサン溶液0.39ml(0.64mmol)を滴下した。この混合物を0℃まで昇温させた後、再度−78℃に冷却した。一方、別の100mlシュレンク反応容器に塩化亜鉛(和光純薬工業製)72.2mg(0.529mmol)とTHF(脱水グレード)4mlを添加し、−78℃に冷却した。ここへ、先に調製した2−ペンチル−5−フリルリチウムのTHF溶液をテフロン(登録商標)キャヌラーを用いて投入した。室温まで徐々に昇温し、熟成することで2−ペンチル−5−フリルジンククロライドのTHF溶液を調製した。ここに、実施例4で合成したジブロモジチエノベンゾジフラン61.4mg(0.143mmol)、触媒としてテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(東京化成工業製)4.6mg(0.00398mmol、ジブロモジチエノベンゾジフラン1モルに対し2.8モル%)を添加した。60℃で5時間反応を実施した後、容器を水冷し1N塩酸3mlを添加することで反応を停止させた。トルエンで抽出し、有機相を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルショートカラムクロマトグラフィーで精製し(トルエン)、得られた濃縮物をヘキサン洗浄し、さらにトルエンから再結晶精製し、ビス{5−(n−ペンチル)−2−フリル}ジチエノベンゾジフランの薄黄色結晶32.5gを得た(収率42%)。
融点;216℃
MS m/z: 542(M+,100%),485(M+−57,32%)。
実施例1で合成したジn−ヘキシルジチエノベンゾジフラン12.6mg及びトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)617mgを添加し、50℃に加熱溶解後、室温下(25℃)に放冷し、ドロップキャスト有機半導体層形成用溶液を調製した。25℃で10時間後も溶液状態を維持しており(ジn−ヘキシルジチエノベンゾジフランの濃度は2.0重量%)、ドロップキャスト、インクジェットによる製膜に適した化合物であることを確認した。
実施例2で合成したジn−ブチルジチエノベンゾジフラン11.5mg及びトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)563mgを添加し、50℃に加熱溶解後、室温下(25℃)に放冷し、ドロップキャスト有機半導体層形成用溶液を調製した。25℃で10時間後も溶液状態を維持しており(ジn−ブチルジチエノベンゾジフランの濃度は2.0重量%)、ドロップキャスト、インクジェットによる製膜に適した化合物であることを確認した。
実施例5で合成したビス{5−(n−ペンチル)−2−フリル}ジチエノベンゾジフラン10.3mg及びトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)1.02gを添加し、50℃に加熱溶解後、室温下(25℃)に放冷し、ドロップキャスト有機半導体層形成用溶液を調製した。25℃で10時間後も溶液状態を維持しており(ビス{5−(n−ペンチル)−2−フリル}ジチエノベンゾジフランの濃度は1.0重量%)、ドロップキャスト、インクジェットによる製膜に適した化合物であることを確認した。
再公表特許WO2008/047896号公報に記載の方法に従い、ジn−オクチルベンゾチエノベンゾチオフェンを以下の様に合成した。
MS m/z: 464(M+,100%)。
6,13−ビス((トリイソプロピルシリル)エチニル)ペンタセン(シグマ−アルドリッチ製)11.8mg及びトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)0.775gを添加し、50℃で加熱溶解後室温下(25℃)に放冷し、ドロップキャスト有機半導体層形成用溶液を調製した。25℃で10時間後も溶液状態を維持しており(6,13−ビス((トリイソプロピルシリル)エチニル)ペンタセンの濃度は1.5重量%)、ドロップキャスト、インクジェットによる製膜に適した化合物であることを確認した。
(B):ボトムゲート−ボトムコンタクト型有機薄膜トランジスタ
(C):トップゲート−トップコンタクト型有機薄膜トランジスタ
(D):トップゲート−ボトムコンタクト型有機薄膜トランジスタ
1:有機半導体層
2:基板
3:ゲート電極
4:ゲート絶縁層
5:ソース電極
6:ドレイン電極
Claims (6)
- 置換基R1及びR2は同一又は異なって、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数4〜14のアリール基であることを特徴とする請求項1に記載のジチエノベンゾジフラン誘導体。
- T1及びT2は硫黄であることを特徴とする請求項1又は2に記載のベンゾジフラン誘導体。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のベンゾフラン誘導体及び溶媒を含むことを特徴とする有機半導体層形成用溶液。
- 請求項4に記載の有機半導体層形成用溶液により形成されることを特徴とする有機半導体層。
- 基板上に、ソース電極及びドレイン電極を付設した請求項5に記載の有機半導体層とゲート電極とを絶縁層を介して積層したものであることを特徴とする有機薄膜トランジスタ。
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