JP2015037026A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電装置において、筐体内に配置される複数の蓄電池モジュールを良好に冷却することができる。
【解決手段】中空形状をなすコンテナ11と、コンテナ11における対向する内壁面18a,19aに沿って設置される一対の第1ラック30と、第1ラック30の棚部31に配置される複数の第1蓄電池モジュール45と、コンテナ11における第1ラック30の間に所定距離をもって設置される第2ラック60と、第2ラック60の棚部61に配置される複数の第2蓄電池モジュール75と、第1ラック30の上方で内壁面18a,19aと第1ラック30との隙間38,39に向けてエアを供給可能なスリット111,115を有する給気ダクト101,102と、給気ダクト101,102にエアを供給する空気調和装置100と、第1ラック30から排出されたエアを第2ラック60の下部から給気して上部に排出する空気案内装置120と、第2ラック60の上方で第2ラック60の上部から排出されたエアを取り込む吸出口130を有する排気ダクト105とを設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
従来の蓄電装置において、例えば、特許文献1に記載されているように、冷媒が収容され冷媒により表面が冷却される冷却箱と、冷却箱の表面に沿うカバーにより形成される通気路と、通気路への空気の送り込み用のファンと、通気路内で冷却された冷気の吹き出し口とを有する冷却装置をコンテナ内に設置する技術がある。また、特許文献2に記載されているように、冷媒を収容する冷却室と、冷却室の外周壁に通風路を形成する断熱材カバーと、通風路の流出口に配置された送風機と、複数の吹出口を備えた送風ダクトと、送風機の風下にて送風ダクトに向かう傾斜ダクトとをコンテナ内に設ける技術がある。
特許第2934823号公報 特開2004−26174号公報
ところで、電力を蓄える蓄電装置において、コンテナ等の筐体内に複数段の棚部を有するラックを設置し、このラックの複数段の棚部それぞれに蓄電池を搭載することが考えられている。このような蓄電装置によれば、より大きな電力を蓄電可能としつつ、製造、運搬および設置が容易になり、また、必要により設置場所を変更することが可能となる。このような蓄電装置においては、蓄電池を筐体内に収容することから、熱がこもり易く、蓄電池の冷却が課題となってくる。例えば充放電時等に蓄電池の温度が上昇した場合に、各蓄電池を良好に冷却しないと、劣化する蓄電池が出てきてしまう。
本発明は、筐体内に配置される複数の蓄電池モジュールを良好に冷却することができる蓄電装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明の蓄電装置は、中空形状をなす筐体と、複数段の棚部を有して前記筐体における対向する内壁面に沿って設置される一対の第1ラックと、前記第1ラックの棚部にそれぞれ配置される複数の第1蓄電池モジュールと、複数段の棚部を有して前記筐体における前記第1ラックの間に所定距離をもって設置される第2ラックと、前記第2ラックの棚部にそれぞれ配置される複数の第2蓄電池モジュールと、前記第1ラックの上方で前記第1ラックに沿って設けられると共に前記筐体の内壁面と前記第1ラックとの隙間に向けてエアを供給可能な第1開口を有する給気ダクトと、前記給気ダクトにエアを供給する空気調和装置と、前記第1ラックから排出されたエアを前記第2ラックの下部から給気して上部に排出する空気案内装置と、前記第2ラックの上方で前記第2ラックに沿って設けられると共に前記第2ラックの上部から排出されたエアを取り込む第2開口を有する排気ダクトと、を有することを特徴とするものである。
従って、空気調和装置により給気ダクトにエアを供給すると、給気ダクトのエアは、第1開口から筐体の内壁面と第1ラックとの隙間に向けて供給され、第1ラック内を通過することで、棚部に配置される複数の第1蓄電池モジュールが冷却される。そして、第1ラックから排出されたエアは、空気案内装置により第2ラックの下部から給気されて上部に排出されることで、棚部に配置される複数の第2蓄電池モジュールが冷却される。その後、各蓄電池モジュールを冷却したエアは、第2開口から排気ダクトに取り込まれて排出される。そのため、筐体内に多数の蓄電池モジュールを収容することができると共に、エアを筐体の各ラック内に給気することで内部に配置される蓄電池モジュールを良好に冷却することができる。
本発明の蓄電装置では、前記第1ラックは、前記筐体の内壁面側から第2ラック側にエアが流れる第1空気通路が設けられることを特徴としている。
従って、筐体の内壁面と第1ラックとの隙間に供給されたエアは、第1ラック内の第1空気通路を通過することで、棚部に配置される複数の第1蓄電池モジュールを効率良く冷却することができる。
本発明の蓄電装置では、前記空気案内装置は、前記第2ラックの下部側から上部側にエアが流れる第2空気通路を有することを特徴としている。
従って、第1ラックから排出されたエアは、第2空気通路により第2ラックの下部側から上部側に流れることで、棚部に配置される複数の第2蓄電池モジュールを効率良く冷却することができる。
本発明の蓄電装置では、前記空気案内装置は、前記第2ラックの下部に設けられる吸入装置と、前記第2ラックの上部に設けられる排出装置とを有することを特徴としている。
従って、第2ラックの下部に吸入装置を設けると共に、第2ラックの上部に排出装置を設けることで、第2ラック内に効率良くエアを吸入し、このエアを第2ラック内に適正に流してから排出することができ、第2蓄電池モジュールの冷却効率を向上することができる。
本発明の蓄電装置では、前記第2ラックは、鉛直方向に貫通する筒形状をなし、下部開口部に前記吸入装置が設けられ、上部開口部に前記排出装置が設けられ、内部に設けられる前記第2空気通路に前記複数の第2蓄電池モジュールが配置されることを特徴としている。
従って、第2ラックを鉛直方向に貫通する筒形状とすることで、途中からのエアの流入や排出をなくし、第2空気通路でのエアの上方流れを形成することができ、複数の第2蓄電池モジュールを効率良く冷却することができる。
本発明の蓄電装置では、前記第2ラックは、前記一対の第1ラックの間に複数設置されることを特徴としている。
従って、より多くの蓄電池モジュールを収容することが可能となる。
本発明の蓄電装置では、前記第1ラックと前記第2ラックとの空間部の上方を閉止するシールド部材が配置されることを特徴としている。
従って、第1ラックから排出されたエアは、シールド部材によりそのまま上方に流れることが阻止され、第2ラックにおけるエアの上方流れを確保し、複数の第2蓄電池モジュールを効率良く冷却することができる。
本発明の蓄電装置では、前記第2ラックを前記第1ラックに対して接近離反自在に支持するスライド装置が設けられることを特徴としている。
従って、スライド装置により第1ラックに対して第2ラックが接近離反することが可能となり、各ラックに収容されている蓄電池モジュールのメンテナンス性を向上することができる。
本発明の蓄電装置によれば、筐体における対向する内壁面に第1ラックを設置し、複数の第1蓄電池モジュールを配置する一方、各第1ラックの間に第2ラックを設置し、複数の第2蓄電池モジュールを設置し、空気案内装置によりエアを第1ラックから第2ラックに案内するので、筐体内に多数の蓄電池モジュールを収容することができると共に、エアを筐体の各ラック内に給気することで内部に配置される蓄電池モジュールを良好に冷却することができる。
図1は、実施例1の蓄電装置を表す水平断面図である。 図2は、蓄電装置の縦断面を表す図1のA−A断面図である。 図3は、蓄電装置の縦断面を表す図1のB−B断面図である。 図4は、蓄電装置の縦断面を表す図1のC−C断面図である。 図5は、第1蓄電池モジュールを表す図4のD部の拡大断面図である。 図6は、第2蓄電池モジュールを表す図4のE部の拡大断面図である。 図7は、実施例2の蓄電装置を表す水平断面図である。 図8は、実施例3の蓄電装置を表す縦断面図である。 図9は、実施例4の蓄電装置を表す縦断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る蓄電装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、実施例1の蓄電装置を表す水平断面図、図2は、蓄電装置の縦断面を表す図1のA−A断面図、図3は、蓄電装置の縦断面を表す図1のB−B断面図、図4は、蓄電装置の縦断面を表す図1のC−C断面図、図5は、第1蓄電池モジュールを表す図4のD部の拡大断面図、図6は、第2蓄電池モジュールを表す図4のE部の拡大断面図である。
実施例1において、図1に示すように、蓄電装置10は、その外殻を構成する筐体としてのコンテナ11を有している。蓄電装置10は、外殻がコンテナ11で構成されていることによりフォークリフトやクレーン等で持ち上げ可能となり、トレーラーや鉄道のコンテナ車、船舶等に搭載されて運搬可能となっている。
コンテナ11は、長方形状をなして水平配置される底部15と、底部15の長さが短い一方の端縁部から鉛直上方に立ち上がる側壁部16と、底部15の長さが短い他方の端縁部から鉛直上方に立ち上がる側壁部17と、底部15の長さが長い一方の端縁部から鉛直上方に立ち上がる側壁部18と、底部15の長さが長い他方の端縁部から鉛直上方に立ち上がる側壁部19と、底部15と平行をなして側壁部16〜19の上端縁部を繋ぐ天井部20(図2参照)とを有している。
側壁部16は、共通の開口を開閉する一対の扉部22,23を有している。一対の扉部22,23は、側壁部16の側壁部18側の端部位置及び側壁部16の側壁部19側の端部位置にて鉛直方向に沿う中心軸回りに揺動して開閉する。また、側壁部18は、それぞれ個別の開口を開閉する扉部25及び扉部26を有している。扉部25は、側壁部18の側壁部16側の端部位置にて鉛直方向に沿う中心軸回りに揺動して開閉する。扉部26は、側壁部18の側壁部17側の端部位置にて鉛直方向に沿う中心軸回りに揺動して開閉する。
コンテナ11は、内部において、底部15上に同形状をなす複数台(具体的には10台)の第1ラック30が設置されている。各第1ラック30は、図2に示すように、それぞれ複数段(具体的には、8段)の水平配置される平面視長方形状の同形状の棚部31と、最も上側で水平配置される平面視長方形状の天板部32とを有している。図1に示すように、半数(具体的には、5台)の第1ラック30は、長さの長い一方の側壁部18の近傍に、この側壁部18の内壁面18aに沿って一列状に配置されて第1ラック列35を構成している。また、残り半数の第1ラック30は、長さの長い他方の側壁部19の近傍に、この側壁部19の内壁面19aに沿って一列状に配置されて第1ラック列36を構成している。
つまり、一方の第1ラック列35を構成する第1ラック30は、それぞれの長さ方向を側壁部18の内壁面18aの長さ方向に沿わせ、且つ互いに奥行方向の位置を合わせて一直線状に並設されており、内壁面18aとの間に所定の隙間38をあけている。また、他方の第1ラック列36を構成する第1ラック30は、それぞれの長さ方向を側壁部19の内壁面19aの長さ方向に沿わせ、且つ互いに奥行方向の位置を合わせて一直線状に並設されており、内壁面19aとの間に所定の隙間39をあけている。なお、一方の第1ラック列35と他方の第1ラック列36とは、コンテナ11の長さ方向における位置を合わせて平行に配置されており、一方の第1ラック列35及びその背後の隙間38は、他方の第1ラック列36及びその背後の隙間39と鏡面対称になっている。
第1ラック30は、棚部31にそれぞれ複数台(具体的には、7台)の第1蓄電池モジュール45が、棚部31の奥行方向の位置を合わせて棚部31の長さ方向に一直線状に搭載されている。この各第1蓄電池モジュール45は、図示しないが、それぞれ複数のリチウムイオン電池セルが組み合わされて構成されたリチウムイオン蓄電池モジュールとなっている。第1蓄電池モジュール45は、それぞれ棚部31に搭載された状態で直ぐ上にある棚部31あるいは直ぐ上にある天板部32との間に第1空気通路46を有している。また、図4に示すように、第1蓄電池モジュール45は、コンテナ11の中央部側にファン47が設けられている。そのため、第1蓄電池モジュール45は、それぞれファン47の駆動によりエアを各側壁部18,19側から第1空気通路46に吸い込んで反対側に排出する。
図1及び図2に示すように、コンテナ11は、一方の第1ラック列35の側壁部16側及び側壁部17側に、第1ラック列35に設けられた第1蓄電池モジュール45用の一対の制御ユニット51,52が設けられており、他方の第1ラック列36の側壁部16側及び側壁部17側にも、この第1ラック列36に設けられた蓄電池モジュール45用の一対の制御ユニット53,54が設けられている。なお、側壁部18に設けられた扉部25,26の間の範囲に第1ラック列35,36及び一対の制御ユニット51,52が設置されている。
また、コンテナ11は、内部において、各第1ラック30(各第1ラック列35,36)の間に所定距離をもって、底部15上に同形状をなす複数台(具体的には5台)の第2ラック60が設置されている。各第2ラック60は、図3に示すように、それぞれ複数段(具体的には、7段)の水平配置される平面視長方形状の同形状の棚部61を有している。図1に示すように、各第2ラック60は、各第1ラック列35,36の間に、この各第1ラック列35,36方向に沿って一列状に配置されて第2ラック列65を構成している。
つまり、第2ラック列65を構成する第2ラック60は、それぞれの長さ方向を側壁部18の長さ方向に沿わせ、且つ互いに奥行方向の位置を合わせて一直線状に並設されており、各第1ラック列35,36との間にそれぞれ所定の隙間69をあけている。なお、第1ラック列35,36と第2ラック列65とは、コンテナ11の長さ方向における位置を合わせて平行に配置されており、第1ラック列35と第2ラック列65の隙間69は、第1ラック列36と第2ラック列65の隙間69と鏡面対称になっている。なお、コンテナ11は、第1ラック列35と第2ラック列65と第1ラック列36との間に、作業者が往来可能な通路40,41が設けられている。
第2ラック60は、棚部61にそれぞれ複数台(具体的には、7台)の第2蓄電池モジュール75が、棚部61の奥行方向の位置を合わせて棚部61の長さ方向に一直線状に搭載されている。この各第2蓄電池モジュール75は、図示しないが、それぞれ複数のリチウムイオン電池セルが組み合わされて構成されたリチウムイオン蓄電池モジュールとなっている。第2蓄電池モジュール75は、それぞれ棚部61に搭載された状態で直ぐ上にある棚部61あるいは直ぐ上にある天板部62との間に隙間76を有すると共に、周囲に第2空気通路77を有している。また、図4に示すように、第2蓄電池モジュール75は、下方にファン(吸入装置)78が設けられ、上方にファン(排出装置)79が設けられている。そのため、第2蓄電池モジュール75は、それぞれファン78,79の駆動によりエアを下方側から第2空気通路77に吸い込んで上方側に排出する。
図1及び図2に示すように、コンテナ11は、第2ラック列65の側壁部16側及び側壁部17側に、第2ラック列65に設けられた第2蓄電池モジュール75用の一対の制御ユニット81,82が設けられている。なお、側壁部18に設けられた扉部25,26の間の範囲に第2ラック列65及び一対の制御ユニット81,82が設置されている。
そして、図4に示すように、コンテナ11は、天井部20における側壁部18側及び側壁部19側に、空気調和装置100からの冷却エアを内部に給気する一対の給気ダクト101,102が設けられている。これら給気ダクト101,102は、一対のダクト部材103,104とコンテナ11の天井部20とで形成されている。また、コンテナ11は、天井部20に一対の給気ダクト101,102の間に、コンテナ11内の空気を空気調和装置100に向けて排気する一つの排気ダクト105が設けられている。この排気ダクト105もダクト部材106とコンテナ11の天井部20とで形成されている。
一方の給気ダクト101は、一方の第1ラック列35を構成する第1ラック30の上方に、図2に示すように、これらの第1ラック30のそれぞれに沿うように設置されたヘダーである。つまり、一方の給気ダクト101は、一方の第1ラック列35を構成する第1ラック30のそれぞれと長さ方向が一致している。図4に示すように、一方の給気ダクト101は、コンテナ11の天井部20で構成される下部に側壁部18の内壁面18aと一方の第1ラック列35を構成する第1ラック30との隙間38に向けて、吹出口としてのスリット111が開口している。このスリット111は、コンテナ11の天井面20aにおける第1ラック列35の背後の上方となる位置に形成されている。スリット111は、図2に示すように、直線状をなし、隙間38に沿って形成されている。このスリット111は、その長さ方向と隙間38の長さ方向とが一致しており、図4に示すように、スリット111は、隙間38の幅方向の範囲内に配置されている。図2に示すように、一方の給気ダクト101は、空気調和装置100からの冷却エアが導入される導入口112が、長さ方向における一端のみに形成されており、構造の簡素化並びに製造コストの低減が図られている。導入口112は、空気調和装置100からの冷却エアの給気ダクト101への導入流量を調整するバタフライ弁からなる流量調整機構113が設けられている。
スリット111は、その長さ方向の両端位置が、一方の第1ラック列35の長さ方向の両端位置に略一致しており、隙間38の長さ方向の両端位置に略一致している。スリット111は、その幅方向の位置が、図5に矢印で示すように、隙間38に向け給気するエアの一部を最も上側の第1蓄電池モジュール45が搭載されている棚部31に干渉させる位置に設定されている。そのため、スリット111は、この棚部31より下側の棚部31にもエアの一部を干渉させることになる。図5に示すように、側壁部18の内壁面18aと一方の第1ラック列35を構成する第1ラック30との隙間38の幅W1と、スリット111の幅W2と、一方の第1ラック列35を構成する第1ラック30の内壁面18a側の端部とスリット111との距離Lと、最も上側の蓄電池モジュール45が搭載されている棚部31からスリット111までの高さHとの関係は、L/W1>0.05、W2/W1>0.05、となっている。例えば、W1は50〜300mm、W2は20mm、Lは15〜140mmとなっている。
また、図4に示すように、他方の給気ダクト102は、給気ダクト101と同様に、他方の第1ラック列36を構成する第1ラック30の上方に、これらの第1ラック30のそれぞれに沿うように設置されたヘダーである。つまり、他方の第1給気ダクト102は、他方の第1ラック列36を構成する第1ラック30のそれぞれと長さ方向と一致している。そして、他方の給気ダクト102は、コンテナ11の天井部20で構成される下部に、側壁部19の内壁面19aと他方の第1ラック列36を構成する第1ラック30との隙間39に向けて、吹出口としてのスリット115が開口している。このスリット115は、コンテナ11の天井面20aにおける第1ラック列36の背後の上方となる位置に形成されている。このスリット115は、直線状をなし、隙間39に沿って形成されている。スリット115は、その長さ方向と隙間39の長さ方向とが一致しており、スリット115は隙間39の幅方向の範囲内に配置されている。そして、他方の給気ダクト102は、空気調和装置100からのエアが導入される導入口116が、一方の給気ダクト101の導入口112と同側の長さ方向の一端のみに形成されており、構造の簡素化並びに製造コストの低減が図られている。導入口116は、空気調和装置100からのエアの給気ダクト102への導入流量を調整するバタフライ弁からなる流量調整機構117が設けられている。
スリット115と第1ラック列36と隙間39と側壁部19の内壁面19aとの関係は、上述したスリット111と第1ラック列35と隙間38と側壁部18の内壁面18aとの関係と同様になっている。つまり、スリット115は、その長さ方向の両端位置が、他方の第1ラック列36の長さ方向の両端位置に略一致しており、隙間39の長さ方向の両端位置に略一致している。スリット115は、その幅方向の位置が、側壁部19の内壁面19aと他方の第1ラック列36を構成する第1ラック30との隙間39に向け給気するエアの一部を、最も上側の第1蓄電池モジュール45が搭載されている棚部31に干渉させる位置に設定されている。そのため、スリット115は、この棚部31より下側の棚部31にもエアの一部を干渉させることになる。
スリット111からコンテナ11内に給気されるエアの総風量は、第1ラック列35に搭載された全ての第1蓄電池モジュール45がファン47の駆動により吸い込むエアの総風量よりも小さくなるように設定されている。同様に、スリット115からコンテナ11内に給気されるエアの総風量は、第1ラック列36に搭載された全ての第1蓄電池モジュール45がファン47の駆動により吸い込むエアの総風量よりも小さくなるように設定されている。
コンテナ11は、図4及び図6に示すように、第1ラック30から排出されたエアを第2ラック60の下部から給気して上部に排出する空気案内装置120が設けられている。空気案内装置120は、前述した第2空気通路77、ファン(吸入装置)78、ファン(排出装置)79を有している。
第2ラック60は、鉛直方向に貫通する四角筒形状をなし、下部開口部121にファン78が設けられ、上部開口部122にファン79が設けられており、内部に第2空気通路77が設けられている。そして、この第2空気通路77は、第2ラック60内を下部開口部121から上部開口部122まで鉛直方向に沿って設けられている。そして、第2ラック60は、内部に複数の棚部61が設けられると共に、この棚部61に複数台の第2蓄電池モジュール75が搭載され、この第2蓄電池モジュール75の周囲に第2空気通路77が設けられると共に、上下間に隙間76が設けられている。即ち、第2蓄電池モジュール75は、第2空気通路77に接するように配置されている。
そのため、第2ラック60は、図6に矢印で示すように、ファン78,79が駆動することで、外部のエアが下部開口部121から内部に吸い込まれ、第2空気通路77を上昇するときに第2蓄電池モジュール75に干渉することで冷却され、上部開口部122から外部に排出されることとなる。
図4に示すように、排気ダクト105は、給気ダクト101,102の間の中央位置にて、これらの給気ダクト101,102に沿うように設置されている。この排気ダクト105も、各ラック列35,36,75を構成する各ラック30,60のそれぞれと長さ方向を一致させている。そして、排気ダクト105におけるコンテナ11の天井部20で構成される下部に、第2ラック列65に向けて、図3及び図4に示すように、複数の吸出口130が開口している。この各吸出口130は、コンテナ11の天井面20aに形成されている。各吸出口130は、排気ダクト105の延在方向に並設されている。排気ダクト105は、空気調和装置100に向けてエアを排出する導出口131が、給気ダクト101,102の導入口112,116と同側の長さ方向の一端のみに形成されており、構造の簡素化並びに製造コストの低減が図られている。導出口131は、排気ダクト105から空気調和装置100へのエアの排出流量を調整するバタフライ弁からなる流量調整機構132が設けられている。
ここで、本実施例の蓄電装置10における冷却方法について説明する。図4に示すように、蓄電池モジュール45,75は、充放電を行うと発熱し、また、外気温の影響によっても温度が変化することになる。そのため、蓄電装置10は、空気調和装置100により冷却されたエアが、導入口112から給気ダクト101に導入されると共に、導入口116から給気ダクト104に導入される。
そして、給気ダクト101に導入されたエアは、スリット111からコンテナ11の内壁面18aとこれに沿う第1ラック列35の各第1ラック30との隙間38に対してカーテン状に噴出する。そして、第1ラック列35に搭載された各第1蓄電池モジュール45は、それぞれファン47の駆動により隙間38側に供給されたエアを吸い込み、吸い込んだエアにより熱交換を行った後に隙間69側に排出する。第1ラック列35の各第1蓄電池モジュール45は、この冷却エアにより熱が奪われ冷却されることになる。
また、給気ダクト104に導入されたエアは、スリット115からコンテナ11の内壁面19aとこれに沿う第1ラック列36の各第1ラック30との隙間39に対してカーテン状に噴出する。そして、第1ラック列36に搭載された各第1蓄電池モジュール45は、それぞれファン47の駆動により隙間39側に供給されたエアを吸い込み、吸い込んだエアにより熱交換を行った後に隙間69側に排出する。第1ラック列36の各第1蓄電池モジュール45は、この冷却エアにより熱が奪われ冷却されることになる。
そして、各第1蓄電池モジュール45を冷却したエアは、各隙間69を下降する。即ち、コンテナ11の中央部に配置された第2ラック60は、下部に配置されたファン78が駆動することで、下部開口部121に吸入力が作用し、隙間69にて、冷却エアの下降流れが発生する。そして、各隙間69を下降する冷却エアは、下部開口部121から第2ラック60の内部に吸い込まれる。また、第2ラック60は、上部に配置されたファン79が駆動することで、上部開口部122に排出力が作用し、第2空気通路77にて、冷却エアの上昇流れが発生する。そして、第2空気通路77を上昇する冷却エアは、ここに配置された各第2蓄電池モジュール75と熱交換を行った後に上部開口部122から上方に排出される。第2ラック列65の各第2蓄電池モジュール75は、この冷却エアにより熱が奪われて冷却されることになる。
そして、各第2蓄電池モジュール75を冷却したエアは、複数の吸出口130から排気ダクト105に吸い出され、空気調和装置100に導入されて冷却された後、再び給気ダクト101,102に導入され、上述したように、コンテナ11内に供給されて各蓄電池モジュール45,75を冷却する。
このように実施例1の蓄電装置にあっては、中空形状をなすコンテナ11と、複数段の棚部31を有してコンテナ11における対向する内壁面18a,19aに沿って設置される一対の第1ラック30と、第1ラック30の棚部31に配置される複数の第1蓄電池モジュール45と、複数段の棚部61を有してコンテナ11における第1ラック30の間に所定距離をもって設置される第2ラック60と、第2ラック60の棚部61に配置される複数の第2蓄電池モジュール75と、第1ラック30の上方で第1ラック30に沿って設けられると共にコンテナ11の内壁面18a,19aと第1ラック30との隙間38,39に向けてエアを供給可能なスリット111,115を有する給気ダクト101,102と、給気ダクト101,102にエアを供給する空気調和装置100と、第1ラック30から排出されたエアを第2ラック60の下部から給気して上部に排出する空気案内装置120と、第2ラック60の上方で第2ラック60に沿って設けられると共に第2ラック60の上部から排出されたエアを取り込む吸出口130を有する排気ダクト105とを設けている。
従って、空気調和装置100により給気ダクト101,102に冷却エアを供給すると、この冷却エアは、各スリット111,115からコンテナ11の内壁面18a,19aと第1ラック30との隙間38,39に向けて供給され、第1ラック30内を通過することで、棚部31に配置される複数の第1蓄電池モジュール45が冷却される。このとき、スリット111,115から隙間38,39にカーテン状の冷却エアを供給するため、この冷却エアを各隙間38,39の長さ方向の全体に広げて均一化した給気することができる。そのため、第1ラック30の各棚部31に搭載された複数の第1蓄電池モジュール45を良好に冷却することができる。
そして、第1ラック30から排出された冷却エアは、空気案内装置120により第2ラック60の下部から給気されて上部に排出されることで、棚部61に配置される複数の第2蓄電池モジュール75が冷却される。このとき、空気案内装置120は、第1ラック30から排出された冷却エアを第2ラック60の下部から給気して上昇させるため、この冷却エアを第2ラック60の長さ方向の全体に広げて均一化した上昇することができる。そのため、第2ラック60の各棚部61に搭載された複数の第2蓄電池モジュール75を良好に冷却することができる。その後、各蓄電池モジュール45,75を冷却したエアは、吸出口130から排気ダクト105に取り込まれて排出される。
その結果、コンテナ11内に多数の蓄電池モジュール45,75を収容することができ、エネルギー密度を向上することができる。また、多数の蓄電池モジュール45,75を収容しても、冷却エアをコンテナ11の各ラック30,60内に適正に給気することで、内部に配置される複数の蓄電池モジュール45,75を良好に冷却することができる。
実施例1の蓄電装置では、第1ラック30にコンテナ11の内壁面18a,19a側から第2ラック60側にエアが流れる第1空気通路46を設けている。従って、コンテナ11の内壁面18a,19aと第1ラック30との隙間38,39に供給された冷却エアは、第1ラック30内の第1空気通路46を通過することで、棚部31に配置される複数の第1蓄電池モジュール45を効率良く冷却することができる。
実施例1の蓄電装置では、空気案内装置120は、第2ラック60の下部側から上部側にエアが流れる第2空気通路77を有している。従って、第1ラック30から排出された冷却エアは、第2空気通路77により第2ラック60の下部側から上部側に流れることで、棚部61に配置される複数の第2蓄電池モジュール75を効率良く冷却することができる。
実施例1の蓄電装置では、空気案内装置120は、第2ラック60の下部に設けられるファン(吸入装置)78と、第2ラック60の上部に設けられるファン(排出装置)79とを有している。従って、第2ラック60の上下にある各ファン78,79を駆動することで、第2ラック60内に効率良く冷却エアを吸入し、この冷却エアを第2ラック60内に適正に流してから排出することができ、第2蓄電池モジュール75の冷却効率を向上することができる。
実施例1の蓄電装置では、第2ラック60は、鉛直方向に貫通する筒形状をなし、下部開口部121にファン78を設け、上部開口部122にファン79を設け、内部に設けられる第2空気通路77に複数の第2蓄電池モジュール75を配置している。従って、第2ラック60を鉛直方向に貫通する筒形状とすることで、途中からの冷却エアの流入や排出をなくし、第2空気通路77での冷却エアの上方流れを形成することができ、複数の第2蓄電池モジュール75を効率良く冷却することができる。
なお、流量調整機構113,117の開度調整により導入口112,116から給気ダクト101,102へのエアの流量を調整し、流量調整機構132の開度調整により排気ダクト105から導出口131へのエアの流量を調整することにより、スリット111,115からのエアの噴流をより均一化することができ、また、全ての蓄電池モジュール45,75を良好に冷却できるようにスリット111,115からの冷却エアの噴流を調整することができる。
また、蓄電池モジュール45,75は、それぞれに温度センサが設けられている場合、各温度センサが計測した温度を所定の許容範囲内に収めるように、ファン47,78,79、流量調整機構113,117,132及び空気調和装置100を制御するようにしてもよい。
図7は、実施例2の蓄電装置を表す水平断面図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2において、図7に示すように、蓄電装置200は、実施例1と同様に、コンテナ11と、第1ラック30と、第1蓄電池モジュール45と、第2ラック60と、第2蓄電池モジュール75と、給気ダクト101,102と、空気調和装置100と、空気案内装置120と、排気ダクト105とを有している。
そして、実施例2の蓄電装置200は、図7に示すように、一対の第1ラック30の間に複数(本実施例では、2個)の第2ラック60を設置している。この場合、第1ラック30は、内壁面18a,19aとの間に所定の隙間38,39を設け、第2ラック60は、第1ラック30との間に所定の隙間69を設けている。また、第2ラック60同士は、隙間なく設置されているが、隙間を設けて設置してもよい。
このように実施例2の蓄電装置にあっては、一対の第1ラック30の間に2個の第2ラック60を設置するので、より多くの第2蓄電池モジュール75を収容することが可能となる。
図8は、実施例3の蓄電装置を表す縦断面図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例3において、図8に示すように、蓄電装置210は、実施例1と同様に、コンテナ11と、第1ラック30と、第1蓄電池モジュール45と、第2ラック60と、第2蓄電池モジュール75と、給気ダクト101,102と、空気調和装置100と、空気案内装置120と、排気ダクト105とを有している。
そして、実施例3の蓄電装置210は、隣接する第1ラック30と第2ラック60との隙間(空間部)69の上方を閉止するシールド部材211,212を配置している。このシールド部材211,212は、第1ラック30と第2ラック60の長手方向に沿ってほぼ同じ長さ範囲にわたって設けられ、一端部が第1ラック30の上端部に連結され、他端部が第2ラック60の上端部に連結されている。
そのため、空気調和装置100により冷却されたエアが各給気ダクト101,102に導入されると、このエアは、スリット111,115からコンテナ11の内壁面18a,19aと各第1ラック30との隙間38,39に対してカーテン状に噴出する。そして、第1ラック列35に搭載された各第1蓄電池モジュール45は、ファン47の駆動により隙間38,39のエアを吸い込み、吸い込んだエアにより冷却された後に隙間69側に排出する。
そして、各第1蓄電池モジュール45を冷却したエアは、各隙間69に排出されるが、この隙間の上方にシールド部材211,212が配置されていることから、複数の吸出口130側に流れることがない。即ち、コンテナ11の中央部に配置されて第2ラック60は、上下のファン78,79が駆動することで、隙間69にある冷却エアが吸引されることで下方に流れ、下部開口部121から第2ラック60の内に吸い込まれる。そして、第2ラック60の内に吸い込まれた冷却エアは、第2空気通路77を上昇することで、第2蓄電池モジュール75を冷却し、その後、上部開口部122から上方に排出される。
このように実施例3の蓄電装置にあっては、互いに隣接する第1ラック30と第2ラック60との隙間69の上方を閉止するシールド部材211,212を配置している。従って、第1ラック30から排出された冷却エアは、シールド部材211,212によりそのまま上方に流れることが阻止され、第2ラック60の下部から吸入されて内部を上昇することとなり、複数の第2蓄電池モジュール75を効率良く冷却することができる。
図9は、実施例4の蓄電装置を表す縦断面図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例4において、図9に示すように、蓄電装置220は、実施例1と同様に、コンテナ11と、第1ラック30と、第1蓄電池モジュール45と、第2ラック60と、第2蓄電池モジュール75と、給気ダクト101,102と、空気調和装置100と、空気案内装置120と、排気ダクト105とを有している。
そして、実施例4の蓄電装置220は、一対の第1ラック30の間に第2ラック60を設置し、この第2ラック60を第1ラック30に対して接近離反自在に支持するスライド装置が設けられている。このスライド装置は、コンテナ11の底部15上面に設置される複数のガイドレール221,222により構成される。即ち、この複数のガイドレール221,222は、コンテナ11の底部15にコンテナ11の幅方向、つまり、各ラック列35,36,65の配列方向(図9の左右方向)に沿って配置されると共に、コンテナ11の長さ方向、つまり、各ラック30,60の長さ方向(図9の紙面直交方向)に所定間隔で複数配置されている。この場合、一方のガイドレール221は、通路40側に配置され、他方のガイドレール222は、通路41側に配置されている。各第2ラック60は、このガイドレール221,222に沿って移動自在に支持されている。
なお、ガイドレール221,222を1個のガイドレールとしてもよい。また、駆動装置などを設けて第2ラック60を自動的にガイドレール221,222に沿って移動するようにしてもよい。
そのため、作業者は、コンテナ11内に入り、第2ラック60を押すことで、この第2ラック60をガイドレール221,222に沿って移動し、いずれか一方の第1ラック30側に移動することができる。例えば、第2ラック列65の各第2ラック60を一方の第1ラック列35の第1ラック30側に移動すると、各第2ラック60と他方の第1ラック列36の第1ラック30との間の隙間69(通路41)、つまり、メンテナンス空間が大きくなり、第2ラック60や他方の第1ラック列36の第1ラック30に対するメンテナンスを容易に行うことができる。
このように実施例4の蓄電装置にあっては、第2ラック60を第1ラック30に対して接近離反自在に支持するスライド装置としてのガイドレール221,222を設けている。従って、第1ラック30に対して第2ラック60をガイドレール221,222により接近離反することで、第1ラック30と第2ラック60の隙間69を大きくすることが可能となり、各ラック30,60に収容されている蓄電池モジュール45,75のメンテナンス性を向上することができる。
なお、上述した実施例では、第1ラック30の高さに対して第2ラック60の高さを低く設定したが、この構成に限定されるものではない。コンテナ11の形状などに応じて、例えば、第1ラック30の高さと第2ラック60の高さを同じに設定したり、第1ラック30の高さに対して第2ラック60の高さを高く設定してもよい。
また、上述した実施例では、第2ラック60を鉛直方向に貫通する筒形状とし、下部開口部121にファン78を設け、上部開口部122にファン79を設け、内部の第2空気通路77に第2蓄電池モジュール75を配置したが、この構成に限定されるものではない。例えば、第2ラック60を鉛直方向に貫通する筒形状とし、鉛直方向の中間部にエアの吸入口や排出口を形成してもよい。
10,200,210,220 蓄電装置
11 コンテナ(筐体)
18a 内壁面
19a 内壁面
30 第1ラック
31 棚部
38,39 隙間
45 第1蓄電池モジュール
46 第1空気通路
47 ファン
60 第2ラック
61 棚部
69 隙間
75 第2蓄電池モジュール
77 第2空気通路
78 ファン(吸入装置)
79 ファン(排出装置)
100 空気調和装置
101,102 給気ダクト
105 排気ダクト
111,115 スリット(第1開口)
120 空気案内装置
130 吸出口(第2開口)
211,212 シールド部材
221,222 ガイドレール(スライド装置)

Claims (8)

  1. 中空形状をなす筐体と、
    複数段の棚部を有して前記筐体における対向する内壁面に沿って設置される一対の第1ラックと、
    前記第1ラックの棚部にそれぞれ配置される複数の第1蓄電池モジュールと、
    複数段の棚部を有して前記筐体における前記第1ラックの間に所定距離をもって設置される第2ラックと、
    前記第2ラックの棚部にそれぞれ配置される複数の第2蓄電池モジュールと、
    前記第1ラックの上方で前記第1ラックに沿って設けられると共に前記筐体の内壁面と前記第1ラックとの隙間に向けてエアを供給可能な第1開口を有する給気ダクトと、
    前記給気ダクトにエアを供給する空気調和装置と、
    前記第1ラックから排出されたエアを前記第2ラックの下部から給気して上部に排出する空気案内装置と、
    前記第2ラックの上方で前記第2ラックに沿って設けられると共に前記第2ラックの上部から排出されたエアを取り込む第2開口を有する排気ダクトと、
    を有することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記第1ラックは、前記筐体の内壁面側から第2ラック側にエアが流れる第1空気通路が設けられることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記空気案内装置は、前記第2ラックの下部側から上部側にエアが流れる第2空気通路を有することを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記空気案内装置は、前記第2ラックの下部に設けられる吸入装置と、前記第2ラックの上部に設けられる排出装置とを有することを特徴とする請求項3記載の蓄電装置。
  5. 前記第2ラックは、鉛直方向に貫通する筒形状をなし、下部開口部に前記吸入装置が設けられ、上部開口部に前記排出装置が設けられ、内部に設けられる前記第2空気通路に前記複数の第2蓄電池モジュールが配置されることを特徴とする請求項4記載の蓄電装置。
  6. 前記第2ラックは、前記一対の第1ラックの間に複数設置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の蓄電装置。
  7. 前記第1ラックと前記第2ラックとの空間部の上方を閉止するシールド部材が配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の蓄電装置。
  8. 前記第2ラックを前記第1ラックに対して接近離反自在に支持するスライド装置が設けられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の蓄電装置。
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