JP2017044403A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機の消費電力を低減可能にする技術を提供する。
【解決手段】空気調和機本体100と、空気調和機本体100の上方に設けられる送風室200と、を有する直吹出し式空気調和機10であって、空気調和機本体100は、冷気を上方に吹き上げることで、冷気供給口を介して冷気420を送風室200へ供給し、送風室200は、冷気供給口を介して供給された冷気420が排出される冷気吹出口を前面側に有し、送風室200の内部には、冷気供給口から冷気吹出口に向かって延びる円弧板212が所定間隔ごとに配置されることで、冷気420が通過する流路213が形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機に関する。
データセンタには、複数のサーバラック(以下、ラックと呼ぶ場合がある)が設置される。それぞれのラックは、箱形の筐体であり、サーバ装置、ストレージ装置、ネットワーク装置などの電子機器が収容される。
データセンタには、複数のラックを列状に並べたラック列が配置される。また、データセンタ内の複数のラック列は、ラック列の前面同士および背面同士が通路を挟んで対向するように配置される。そして、ラック列の前面側にコールドアイルが形成され、ラック列の背面側にホットアイルが形成される。このようにラック列が配置されることにより、床下吹出し式の空気調和機がフリーアクセス床を介して床下に噴出した冷気は、コールドアイルの床に設置されたグレーチングを介してコールドアイルに吹き出し、電子機器へ冷気が供給される。そして、電子機器から熱気がホットアイルへ排気され、ホットアイルから床下吹出し式の空気調和機が熱気を回収するエアフローが形成される。このようなエアフローを作ることで電子機器の効率的な冷却が可能となる。
特開2004−184070号公報(特許文献1)には、ラックの前面に回り込み防止壁を設置し、コールドアイルとホットアイルとの間を分離する技術が記載されている。
また、空気調和機器の消費電力増加に伴い、冷気が届きにくいスポットに対して直接冷気を吹き出す直吹出し式空気調和機が使用されている。直吹出し式空気調和機は、上述した床下吹出し式の空気調和機と異なり、ピンポイントで冷気を送風できる。直吹出し式空気調和機は、空気調和機本体と、空気調和機本体の上方に設けられる送風室とから構成される。そして、空気調和機本体が送風室へ吹き上げた冷気は、送風室の天板に吹き付けられた後に、送風室の前面から吹き出される。
特開2004−184070号公報
従来の直吹出し式空気調和機では、冷気は、天板に吹き付けられ、その後、前面から吹き出されるため、前面から冷気を吹き出すのに必要なエネルギーにロスが発生するという問題があった。
本発明の目的は、空気調和機の消費電力を低減可能にする技術を提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の一実施の形態の空気調和機は、空気調和機本体と、前記空気調和機本体の上方に設けられる送風室と、を有する空気調和機であって、前記空気調和機本体は、冷気を上方に吹き上げることで、冷気供給口を介して前記冷気を前記送風室へ供給する。また、前記送風室は、前記冷気供給口を介して供給された前記冷気が排出される冷気吹出口を前面側に有する。また、前記送風室の内部には、前記冷気供給口から前記冷気吹出口に向かって延びる円弧板が所定間隔ごとに配置されることで、前記冷気が通過する流路が形成される。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によれば、空気調和機の消費電力を低減できる。
従来の直吹出し式空気調和機の正面図である。 従来の直吹出し直吹出し式空気調和機内のエアフローを説明する図である。 本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の正面図である。 本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機内のエアフローを説明する図である。 本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の送風室に設けられるガイドの斜視図である。 (a)は、従来の直吹出し式空気調和機の送風室を側方から観察した図であり、(b)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の送風室および風向調整ボックスを側方から観察した図である。 (a)は、従来の直吹出し式空気調和機の上下風向板の側面図であり、(b)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の上下風向板の側面図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の上下風向板を側方から観察した図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の上下風向板を側方から観察した図である。 本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の他の上下風向板の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<直吹出し式空気調和機>
まず、図1と図2とを用いて従来の直吹出し式空気調和機1について、説明する。図1は、従来の直吹出し式空気調和機1の正面図である。図2は、直吹出し式空気調和機1内のエアフローを説明する図である。なお、図1、図2において、直吹出し式空気調和機1は、説明の便宜の為に模式的に図示されている。
直吹出し式空気調和機1は、空気410を、入気口1100から吸引し、吸引した空気410を空気調和機本体1000で冷却する。これによって、冷却された空気410は冷気420になる。その後、空気調和機本体1000は、冷気420を上方に吹き上げることで、冷気420を送風室2000へと供給する。送風室2000へと吹き上げられた冷気420は、送風室2000内を上方へと移動し送風室2000の天板に吹き付けられる。その後、送風室2000の天板に吹き付けられた冷気420は、冷気吹出し口2300から吹き出される。
上述したように、冷気420は、上方まで移動され天板に吹き付けられた後に、冷気吹出し口2300から吹き出される。そのため、図1、図2に示されるように、冷気吹出し口2300から吹き出される冷気420の量は、上方の領域1200が多く、均一ではないという問題があった。
また、空気調和機本体1000が送風室2000へ吹き上げた冷気420は、天板に吹き付けられ、その後、冷気吹出し口2300から吹き出されるため、冷気420を吹き出すのに必要なエネルギーがロスするという問題があった。
以下、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機10の全体構成について、図3と図4を用いて説明する。図3は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機10の正面図である。図4は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機10のエアフローを説明する図である。
図3、図4に示されるように、空気調和機の一例である直吹出し式空気調和機10は、空気調和機本体100と、空気調和機本体100の上方に設けられる送風室200と、送風室200の前面側の流路出口230に取り付けられる風向調整ボックス300とを有する。
空気調和機本体100は、入気口110を介してデータセンタ内の空気410を吸引する。そして、空気調和機本体100は、吸引した空気410を冷却する。空気調和機本体100により冷却されることによって、空気調和機本体100内に吸引された空気410は冷気420になる。その後、空気調和機本体100は、冷気420を上方に吹き上げることで、冷気供給口を介して冷気420を送風室200へと供給する。送風室200は、冷気供給口を介して供給された冷気420が排出される冷気吹出口を前面側に有する。
送風室200の内部には、冷気供給口から冷気吹出口に向かって延びる円弧板212が所定間隔ごとに配置されることで、冷気420が通過する流路213が形成される。
送風室200へと供給された冷気420は、ガイド210内に形成される流路を、流路入口220から流路出口230へ向かって流れる。そして、流路出口230に到達した冷気420は、左右風向板310と上下風向板320の方向に沿って吹き出される。
その後、流路出口230から吹き出される冷気420は、左右風向板310および上下風向板320を通過した後に、風向調整ボックス300から吹き出される。
風向調整ボックス300には、所定間隔(15cm〜20cmの間に含まれるいずれかの間隔)ごとに左右風向板310が設けられる。また、風向調整ボックス300には、所定間隔(3cm〜7cmの間に含まれるいずれかの間隔)ごとに上下風向板320が設けられる。
また、左右風向板310は、揺動軸を介して水平方向(左右方向)に揺動自在に支持される。左右風向板310が揺動軸を支点に左方向または右方向に向きを変更されることで、流路出口230から吹き出される冷気420の向きが左方向または右方向に変更される。
上下風向板320は、揺動軸を介して垂直方向(上下方向)に揺動自在に支持される。上下風向板320が揺動軸を支点に上方向または下方向に向きを変更されることで、流路出口230から吹き出される冷気420の向きが、上方向または下方向に変更される。
<ガイド>
図5は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の送風室に設けられるガイド210の斜視図である。
図5に示されるように、ガイド210は、所定間隔(5cm〜30cmの間のいずれかの間隔)ごとに垂直方向に並んで配置される扇形状の複数の縦仕切板211と、縦仕切板211と直交する方向であって、同心円上に並んで所定間隔(3cm〜20cmの間のいずれかの間隔)ごとに配置される円弧状の複数の円弧板212とから構成される。なお、縦仕切板211が配置される間隔と、円弧板212が配置される間隔とが狭くなることで、冷気420が接触する面積が増加し、摩擦抵抗が大きくなる。そのため、縦仕切板211が配置される間隔と、円弧板212が配置される間隔とは、できるだけ広くすることが望ましい。例えば、縦仕切板211が配置される間隔は、20cm〜30cmの間のいずれかの間隔が望ましく、円弧板212が配置される間隔は、15cm〜20cmの間のいずれかの間隔が望ましい。
また、ガイド210は、左右方向が縦仕切板211で、上下方向が円弧板212で囲われることで形成される複数の流路入口220と、各流路入口220に対応する複数の流路出口230とを有する。また、ガイド210の内部には、左右方向が縦仕切板211で、上下方向が円弧板212で囲われることで、冷気が通過する流路213が形成される。
円弧板212は側方から観察した場合に円弧形状であり、冷気420は流路入口220から流路出口230まで、流路213に沿ってスムーズに流れる。そのため、冷気420が送風室の天板に吹き付けられることがなくなり、エネルギーのロスが減少する。
縦仕切板211および円弧板212は、ほぼ等間隔で配置され、各流路出口230と、各流路入口220とは、格子状に配置される。また、各流路入口220と各流路213の面積(流路213の縦断面の面積)と各流路出口230の面積は、ほぼ同一である。各流路213に冷気420が充填された状態で各流路入口220から冷気420が供給されることで、各流路出口230から冷気420が押し出される。そのため、各流路出口230から吹き出される冷気420の量を均一に近づけることができる。
<送風室および風向調整ボックス>
図6(a)は、従来の直吹出し式空気調和機の送風室2000を側方から観察した図であり、図6(b)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の送風室200および風向調整ボックス300を側方から観察した図である。
図6(a)に示されるように、従来の直吹出し式空気調和機では、送風室2000の内部に左右風向板3100と、上下風向板3200とが設けられている。そして、従来の直吹出し式空気調和機では、最も上方に設けられる上下風向板3200の揺動軸の高さが、送風室2000の吹出し口2300の上端の高さよりも低い。そのため、所定の向きに上下風向板3200を変更した場合に最も上方に設けられる上下風向板3200の送風室側の端と、吹出し口2300の上端との間に隙間3310が発生する場合がある。
また、従来の直吹出し式空気調和機では、最も下方に設けられる上下風向板3200の揺動軸の高さが、送風室2000の吹出し口2300の下端の高さよりも低い。そのため、最も下方に設けられる上下風向板3200の送風室側の端と、吹出し口2300の下端との間に隙間3320が存在する場合がある。
そして、従来の直吹出し式空気調和機では、隙間3310,3320を通過する冷気420については風向を変更できないという問題があった。
図6(b)に示されるように、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機では、送風室200よりも上下方向(上下方向)および水平方向(左右方向)に大きな風向調整ボックス300が、送風室200に取り付けられている。また、風向調整ボックス300が、送風室200に着脱自在に取り付けられていることによって、送風室200が空気調和機本体100から分離できない場合であっても、風向調整ボックス300のみの交換が可能になる。そして、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機を、後付けで低コストで実現できる。
風向調整ボックス300の内部には、左右風向板310と、上下風向板320とが設けられる。
各上下風向板320は、揺動軸を支点に、上下方向の向きを変更させられる。最も上方に設けられる上下風向板320の揺動軸は、送風室200の吹出し口の上端の高さよりも高い位置(または高さが同一の位置)に取り付けられる。そして、最も上方に設けられる上下風向板320は、送風室200の吹出し口の上端よりも高い位置(または高さが同一の位置)を支点に揺動する。これによって、吹出し口の上端付近を通過する冷気420は、上下風向板320と接触する。そして、上下風向板320は、吹出し口の上端付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
また、最も下方に設けられる上下風向板320の揺動軸は、送風室200の吹出し口の下端の高さよりも低い位置(または高さが同一の位置)に取り付けられる。最も下方に設けられる上下風向板320は、送風室200の吹出し口の下端よりも低い位置(または高さが同一の位置)を支点に揺動する。これによって、吹出し口の下端付近を通過する冷気420は、上下風向板320と接触する。そして、上下風向板320は、吹出し口の下端付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
また、各左右風向板310は、揺動軸を支点に、水平方向に向きを変更させられる。最も一端側(右側方の端側)に設けられる左右風向板310の揺動軸は、送風室200の吹出し口の一端(右側方の端)よりも一端方向(右方向)の位置(または同一の位置)に取り付けられる。そして、最も一端側に設けられる左右風向板310は、送風室200の吹出し口の一端よりも右にずれた位置(または同一の位置)を支点に揺動する。これによって、左右風向板310は、吹出し口の一端(右側方の端)付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
また、最も他端側(左側方の端側)に設けられる左右風向板310の揺動軸は、送風室200の吹出し口の他端(左側方の端)よりも他端方向(左方向)の位置(または同一の位置)に取り付けられる。そして、最も他端側に設けられる左右風向板310は、送風室200の吹出し口の一端よりも左にずれた位置(または同一の位置)を支点に揺動する。これによって、左右風向板310は、吹出し口の他端(左側方の端)付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
すなわち、風向調整ボックス300の両端に設けられる左右風向板310は、送風室200の冷気吹出し口の端部よりも外側に設けられる。
なお、各左右風向板310と各上下風向板320との少なくともいずれか一方が一体で揺動されないようにしても良い。これによって、各左右風向板310や、各上下風向板320の向きを個別に変更可能になる。
<風向板>
図7(a)は、従来の直吹出し式空気調和機の上下風向板3200の側面図であり、図7(b)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機の上下風向板320の側面図である。
図7(a)に示されるように、従来の直吹出し式空気調和機では、上下風向板3200の長さL’が充分ではないため、一部の冷気420は、上下風向板3200に接触することなく冷気吹出し口から外部へと吹き出されてしまう。この場合、上下風向板3200に接触することなく外部へと吹き出されてしまう冷気420については、上下方向の風向を変更させることができないという問題があった。
図7(b)に示されるように、上下風向板320の長さを、L’よりも長いLとすることによって、上下風向板320に接触する冷気420の量が増加する。同様に、左右風向板の長さを長くすることによって、左右風向板に接触する冷気420の量が増加する。
図8(a)〜(c)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機10の上下風向板320の側面図である。図8(a)は、上下風向板320が設けられる間隔が10cmであり、上下風向板320の長さが10cmであり、上下風向板320の水平面に対する角度が10度である場合の例を示す。図8(a)に示される場合、上下風向板320を冷気が素通りする領域の高さは、8.3cmとなる。
図8(b)は、上下風向板320が設けられる間隔が10cmであり、上下風向板320の長さが15cmであり、上下風向板320の水平面に対する角度が10度である場合の例を示す。図8(b)に示される場合、上下風向板320の長さを10cmから15cmへと長くされることで、図8(a)に示される例と比較して上下風向板320を冷気420が素通りする領域の高さは、8.3cmから7.4cmへと改善する。これによって、図8(a)に示される例と比較して上下風向板320を素通りする冷気420の量は約10%減少する。
図8(c)は、上下風向板320が設けられる間隔が10cmであり、上下風向板320の長さが20cmであり、上下風向板320の水平面に対する角度が10度である場合の例を示す。図8(c)に示される場合、上下風向板320の長さを15cmから20cmへと長くされることで、図8(b)に示される例と比較して上下風向板320を冷気が素通りする領域の高さは、7.4cmから6.5cmへと改善する。これによって、図8(a)に示される例と比較して上下風向板320を素通りする冷気420の量は約21%減少する。
上述したように、上下風向板320の長さが長くなるのに比例して、上下風向板320を素通りする冷気420の量は減少する。同様に、左右風向板の長さが長くなるのに比例して、左右風向板を素通りする冷気420の量は減少する。本発明の一実施の形態の直吹出し式空気調和機10は、上下風向板320の長さが10cm以上である。これによって、上下風向板320を素通りする冷気420の量が減少する。また、本発明の一実施の形態の直吹出し式空気調和機10は、左右風向板の長さが5cm以上である。これによって、左右風向板を素通りする冷気420の量が減少する。
ここで、左右風向板310または上下風向板320の長さを長くした場合、風向調整ボックス300の奥行きが長くなるという問題がある。そのため、後述するように、左右風向板310または上下風向板320が設けられる間隔を狭くすることが、より望ましい。
図9(a)〜(c)は、本発明の一実施の形態における直吹出し式空気調和機10の上下風向板320の側面図である。図9(a)は、上下風向板320が設けられる間隔が5cmであり、上下風向板320の長さが10cmであり、上下風向板320の水平面に対する角度が10度である場合の例を示す。図9(a)に示される場合、上下風向板320が設けられる間隔を10cmから5cmへと狭くすることで、図8(a)に示される例と比較して、上下風向板320を冷気が素通りする領域の高さは、8.3cmから3.3cmへと改善する。
図9(b)は、上下風向板320が設けられる間隔が5cmであり、上下風向板320の長さが15cmであり、上下風向板320の水平面に対する角度が10度である場合の例を示す。図9(b)に示される場合、上下風向板320が設けられる間隔を10cmから5cmへと狭くすることで、図8(b)に示される例と比較して上下風向板320を冷気が素通りする領域の高さは、7.4cmから2.4cmへと改善する。
図9(c)は、上下風向板320が設けられる間隔が5cmであり、上下風向板320の長さが20cmであり、上下風向板320の水平面に対する角度が10度である場合の例を示す。図9(c)に示される場合、上下風向板320が設けられる間隔を10cmから5cmへと狭くすることで、図8(c)に示される例と比較して上下風向板320を冷気が素通りする領域の高さは、6.5cmから1.5cmへと改善する。
上述したように、上下風向板320が設けられる間隔が狭くなるのに比例して、上下風向板320を素通りする冷気420の量は減少する。本発明の一実施の形態の直吹出し式空気調和機10の上下風向板320は、3cm〜7cmの間に含まれるいずれかの間隔ごとに設けられる。これによって、風向調整ボックス300の奥行きを長くすることなく上下風向板320を素通りする冷気420の量を減少できる。
同様に、左右風向板が設けられる間隔が狭くなるのに比例して、左右風向板を素通りする冷気420の量は減少する。本発明の一実施の形態の直吹出し式空気調和機10の左右風向板は、1cm〜5cmの間に含まれるいずれかの間隔ごとに設けられる。これによって、風向調整ボックス300の奥行きを長くすることなく左右風向板を素通りする冷気420の量を減少できる。
なお、図10に示されるように、上下風向板321を流線形(孤形)にしても良い。これによって、上下風向板321に吹き付けられる冷気420は、上下風向板321に沿ってスムーズに流れるため、冷気を吹き出すのに必要なエネルギーを減少できる。
<本実施の形態の効果>
以上説明した本実施の形態における空気調和機によれば、送風室200の内部に冷気供給口から冷気吹出口に向かって延びる円弧板212が所定間隔ごとに配置されることで、送風室200の天面に吹き付けられることなく流路213に沿って冷気420が流れる。これによって、空気調和機の消費電力を低減できる。
また、冷気420が流れる流路213が、左右方向が縦仕切板211で上下方向が円弧板212で囲われることで形成されることで、冷気吹出し口から吹き出される冷気420の量を均一に近づけることができる。
また、風向調整ボックス300の最も上方に設けられる上下風向板320が、送風室200の冷気吹出し口の上端よりも上方にずれた位置に設けられることで、吹出し口の上端付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
また、風向調整ボックス300の最も下方に設けられる上下風向板320が、送風室200の冷気吹出し口の下端よりも下方に設けられることで、吹出し口の下端付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
また、風向調整ボックス300の最も右方に設けられる左右風向板310が、送風室200の冷気吹出し口の右端よりも右方に設けられることで、左右風向板310が、吹出し口の一端(右側方の端)付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
また、風向調整ボックス300の両端に設けられる左右風向板310が、送風室200の冷気吹出し口の端部よりも外側に設けられることで、左右風向板310が、吹出し口の他端(左側方の端)付近を通過する冷気420の風向を変更できる。
また、上下風向板320が、3cm〜7cmの間に含まれるいずれかの間隔ごとに設けられることで、上下風向板320が設けられる間隔が7cmを超える場合と比較して、上下風向板320を素通りする冷気420の量を減少できる。
また、上下風向板320の長さを10cm以上とすることで、上下風向板320の長さが10cm未満である場合と比較して、上下風向板320を素通りする冷気420の量を減少できる。
また、上下風向板320と左右風向板310との少なくともいずれか一方が流線形であることで、冷気を吹き出すのに必要なエネルギーを減少できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
10…直吹出し式空気調和機、
100…空気調和機本体、110…入気口、
200…送風室、210…ガイド、220…流路入口、230…流路出口、
300…風向調整ボックス、310…左右風向板、320…上下風向板、
410…空気、420…冷気。

Claims (7)

  1. 空気調和機本体と、前記空気調和機本体の上方に設けられる送風室と、を有する空気調和機であって、
    前記空気調和機本体は、冷気を上方に吹き上げることで、冷気供給口を介して前記冷気を前記送風室へ供給し、
    前記送風室は、前記冷気供給口を介して供給された前記冷気が排出される冷気吹出口を前面側に有し、
    前記送風室の内部には、前記冷気供給口から前記冷気吹出口に向かって延びる円弧板が所定間隔ごとに配置されることで、前記冷気が通過する流路が形成される、
    空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記送風室の内部には、垂直方向に所定間隔ごとに扇形状の縦仕切板が配置され、
    前記流路は、左右方向が前記縦仕切板で上下方向が前記円弧板で囲われることで形成される、
    空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記送風室の前記冷気を吹き出す冷気吹出し口に取り付けられ、前記送風室よりも上下方向に大きい風向調整ボックスをさらに有し、
    前記風向調整ボックスは、水平方向に所定間隔ごとに設けられる上下風向板を有し、
    前記風向調整ボックスの最も上方に設けられる前記上下風向板は、前記送風室の前記冷気吹出し口の上端よりも上方に設けられ、前記風向調整ボックスの最も下方に設けられる前記上下風向板は、前記送風室の前記冷気吹出し口の下端よりも下方に設けられる、
    空気調和機。
  4. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記送風室の前記冷気を吹き出す冷気吹出し口に取り付けられ、前記送風室よりも水平方向に大きい風向調整ボックスをさらに有し、
    前記風向調整ボックスは、垂直方向に所定間隔ごとに設けられる左右風向板を有し、
    前記風向調整ボックスの両端に設けられる前記左右風向板は、前記送風室の前記冷気吹出し口の端部よりも外側に設けられる、
    空気調和機。
  5. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記送風室の前記冷気を吹き出す冷気吹出し口に取り付けられる風向調整ボックスをさらに有し、
    前記風向調整ボックスは、水平方向に所定間隔ごとに設けられる上下風向板を有し、
    前記上下風向板は、3cm〜7cmの間に含まれるいずれかの間隔ごとに設けられる、
    空気調和機。
  6. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記送風室の前記冷気を吹き出す冷気吹出し口に取り付けられる風向調整ボックスをさらに有し、
    前記風向調整ボックスは、水平方向に所定間隔ごとに設けられる上下風向板を有し、
    前記上下風向板の長さは、10cm以上である、
    空気調和機。
  7. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記送風室の前記冷気を吹き出す冷気吹出し口に取り付けられる風向調整ボックスをさらに有し、
    前記風向調整ボックスは、水平方向に所定間隔ごとに設けられる上下風向板と、垂直方向に所定間隔ごとに設けられる左右風向板とを有し、
    前記上下風向板と前記左右風向板との少なくともいずれか一方が流線形である、
    空気調和機。
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