JP6422588B2 - 床置形空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、床置形空気調和機の室内機に関し、特に、冷凍能力が異なる室内機において筐体等の共通化を図る技術に関するものである。
従来、壁掛形空気調和機の室内機が知られている。この従来の壁掛形空気調和機の室内機は、上部に形成された吸込口、前面下部に形成された吹出口、及び、吸込口と吹出口とを連通する風路を有する筐体を備えている。そして、筐体の風路内には、熱交換器及びクロスフローファンが設けられている。詳しくは、熱交換器は、前面側熱交換器及び背面側熱交換器を備えている。そして、側面視逆V字状となるように、前面側熱交換器及び背面側熱交換器が、風路内に配置されている。クロスフローファンは、風路内において、熱交換器よりも空気流れの下流側となる位置、つまり、熱交換器よりも下方に配置されている。
また、従来の壁掛形空気調和機の室内機においては、冷凍能力が異なる室内機において筐体等の共通化を図る技術が提案されている。詳しくは、上述した室内機よりも冷凍能力が小さい室内機において、上述した室内機と筐体等を共通化するため、背面側熱交換器を遮風板に置き換える技術が提案されている(特許文献1参照)。これにより、熱交換器の容量を変更できるので、冷凍能力が異なる室内機において、筐体等の共通化を図ることができる。
冷房運転時、遮風板は、一方の面が風路内に吸入された室内空気(熱交換器で冷却される前の空気)と接し、他方の面が熱交換器で冷却された後の冷却空気と接する。このため、冷却空気で冷やされた遮風板に室内空気が接した際、室内空気が遮風板で冷やされて露点に達すると、遮風板における室内空気と接する面には、結露水が発生する。
ここで、上述のように、壁掛形空気調和機の室内機の筐体においては、上部に吸込口が形成され、前面下部に吹出口が形成されている。つまり、風路内においては、上方から下方に向かって空気が流れることとなる。このため、冷房運転時、壁掛形空気調和機の室内機に設けられた遮風板は、上面側となる前面に結露水が発生することとなる。したがって、従来の壁掛形空気調和機の室内機においては、遮風板の下端部の下方にドレンパンが配置されている。これにより、遮風板の前面に発生した結露水は、遮風板を滑り落ち、ドレンパンに回収されることとなる。
なお、従来の壁掛形空気調和機の室内機は、前面側熱交換器の下端部の下方にも、ドレンパンが配置されている。前面側熱交換器で発生した結露水は、前面側熱交換器のフィン間に表面張力によって保持されつつ、重力によって下方に落ちていき、ドレンパンに回収されることとなる。
特開平10−26399号公報
従来、空気調和機の室内機として、壁掛形以外にも、床置形のものも提案されている。このような床置形空気調和機の室内機においては、背面側熱交換器を遮風板に置き換え、冷凍能力が異なる室内機において筐体等の共通化を図ろうとした場合、以下のような課題が発生し、筐体等を共通化できないという課題があった。
詳しくは、従来の床置形空気調和機の室内機は、前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された吹出口、及び、吸込口と吹出口とを連通する風路を有する筐体を備えている。そして、筐体の風路内には、熱交換器及びクロスフローファンが設けられている。また、熱交換器は、前面側熱交換器及び背面側熱交換器を備えている。そして、側面視V字状となるように、前面側熱交換器及び背面側熱交換器が、風路内に配置されている。クロスフローファンは、風路内において、熱交換器よりも空気流れの下流側となる位置、つまり、熱交換器よりも上方に配置されている。
このように構成された床置形空気調和機の室内機は、風路内において、下方から上方に向かって空気が流れることとなる。つまり、このように構成された床置形空気調和機の室内機において、背面側熱交換器を遮風板に置き換えた場合、当該遮風板は、上面側となる前面が前面側熱交換器で冷却された後の冷却空気と接し、下面側となる後面が風路内に吸入された室内空気(前面側熱交換器で冷却される前の空気)と接することとなる。つまり、遮風板の下面側となる後面に結露水が発生することとなる。
遮風板の下面側となる後面に発生した結露水は、表面張力によって遮風板に保持されている状態においては、そのままの位置に留まるか、あるいは、重力によって遮風板にくっついたまま下方へ移動する。しかしながら、結露水に作用する重力が表面張力を上回った際、該結露水は、遮風板から離れて下方へ落下してしまう。このため、床置形空気調和機の室内機において、背面側熱交換器を遮風板に単純に置き換えた場合、遮風板の下方の全域にわたって、ドレンパンを配置しなければならない。しかしながら、このようにドレンパンを配置した場合、冷凍能力が大きい室内機として筐体及び前面側熱交換器を共用するために、遮風板を背面側熱交換器と置き換えた際、吸込口から背面側熱交換器に導かれる室内空気を当該ドレンパンが遮ってしまい、背面側熱交換器で室内熱交換器を冷却することができない。
したがって、従来の床置形空気調和機の室内機においては、冷凍能力が異なる室内機において筐体等の共通化を図ろうとしても、背面側熱交換器を遮風板に単純に置き換えただけでは、筐体等を共通化できないという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、冷凍能力が異なる室内機において、筐体等の共通化を図ることができる床置形空気調和機の室内機を得ることを目的とする。
本発明に係る床置形空気調和機の室内機は、前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、前記風路内に設けられた熱交換器と、前記風路内において前記熱交換器の後方に設けられており、前記熱交換器と共に側面視された際にV字状となるように配置された遮風板と、前記風路内において、前記熱交換器及び前記遮風板に対して空気流れの下流側に設けられたクロスフローファンと、前記熱交換器の下端部及び前記遮風板の下端部の下方に設けられ、前記熱交換器及び前記遮風板に発生した結露水を受ける凹部が形成されたドレンパンと、を備え、前記遮風板は、後面に、結露水の落下を防止する防止構造を有し、前記ドレンパンの前記凹部の上方に前記防止構造が設けられていない領域を有するものである。
本発明に係る床置形空気調和機の室内機の遮風板においては、上面側となる前面が、前面側熱交換器で冷却された後の冷却空気と接する。また、遮風板の下面側となる後面が、風路内に吸入された室内空気(熱交換器で冷却される前の空気)と接する。すなわち、遮風板の後面に結露水が発生することとなる。この際、本発明に係る床置形空気調和機の室内機の遮風板には、結露水が発生する後面において、結露水を受けるドレンパンの凹部の後端部より後方となる範囲に、結露水の落下を防止する防止構造を有する。このため、本発明に係る床置形空気調和機の室内機においては、遮風板の下方の全域にわたってドレンパンを配置しなくとも、遮風板の下端部の下方にドレンパンを設けるだけでよい。
したがって、本発明に係る床置形空気調和機の室内機においては、遮風板を背面側熱交換器に置き換え、熱交換器を冷凍能力が大きい室内機の前面側熱交換器として共用し、筐体を冷凍能力が大きい室内機の筐体として共用した場合、吸込口から背面側熱交換器に導かれる室内空気を当該ドレンパンが遮ってしまうことを防止できる。このため、本発明に係る床置形空気調和機の室内機は、冷凍能力が異なる室内機において、筐体等の共通化を図ることができる。
大能力型の室内機200を示す側面縦断面図である。 大能力型の室内機200の熱交換器ユニット210を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る室内機100を示す側面縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る室内機100の熱交換器ユニット10を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る室内機100の遮風板20を示す斜視図である。 大能力型の室内機200の熱交換器ユニット210を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る室内機100の熱交換器ユニット10を示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係る室内機100を示す側面縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る室内機における、遮風板20の後面23の範囲23aを示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る室内機100の熱交換器ユニット10を示す斜視図である。
本発明は、冷凍能力が異なる室内機において、筐体等の共通化を図ることができる床置形空気調和機の室内機を提供するものである。以下では、冷凍能力が大きい室内機として、前面側熱交換器及び背面側熱交換器を有し、側面視V字状に配置された熱交換器を備えた室内機を、大能力型の室内機と称する。また、冷凍能力が小さい室内機として、当該大能力型の室内機における背面側熱交換器を遮風板に置き換えた室内機が、本発明に係る床置形空気調和機の室内機である。
以下、各実施の形態において、本発明に係る室内機の一例を紹介する。
実施の形態1.
本実施の形態1では、本実施の形態1に係る室内機を説明する前に、まず大能力型の室内機について説明する。そして、大能力型の室内機の説明の後、本実施の形態1に係る室内機を説明することとする。
図1は、大能力型の室内機200を示す側面縦断面図である。また、図2は、大能力型の室内機200の熱交換器ユニット210を示す斜視図である。
なお、図1に示す大能力型の室内機200は、紙面の左側が前面側となり、紙面の右側が背面側となっている。また、図2は、室内機200の背面側から見た熱交換器ユニット210の斜視図である。
大能力型の室内機200は、床置形空気調和機の室内機であり、略直方体の筐体1を備えている。この筐体1は、前面下部に形成された吸込口2、前面上部に形成された吹出口3、及び、吸込口2と吹出口3とを連通する風路4を有している。そして、筐体1の風路4内には、熱交換器11、クロスフローファン5及びドレンパン30が設けられている。
熱交換器11は、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13を備えている。前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13は、フィンチューブ型熱交換器であり、所定の間隔を介して筐体1の左右方向に並設された複数のフィンと、これらフィンの並設方向にこれらフィンを貫通し、内部に冷媒が流入する複数の伝熱管と、を備えている。また、前面側熱交換器12は、上方から下方にかけて筐体1の前面側から背面側に傾斜するように配置されている。背面側熱交換器13は、上方から下方にかけて筐体1の背面側から前面側に傾斜するように配置されている。そして、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13は、両者の下端部が近接又は接触して設けられている。換言すると、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13は、側面視において、空気流れの上流側から下流側に向かって前面側熱交換器12と背面側熱交換器13との間が広がるように、風路4内に配置されている。つまり、熱交換器11は、側面視V字状となるように風路4内に配置されている。
図2に示すように、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13の両側端部には、側面板15,16が設けられている。また、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13の両側端部には、複数のネジ穴が形成されている。そして、側面板15,16に形成された貫通孔に挿入したネジを、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13の両側端部のネジ穴にねじ込むことにより、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13が側面板15,16にネジ止めされている。つまり、大能力型の室内機200は、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13を一体化させて1つの熱交換器ユニット210とし、筐体1に取り付けられる構造となっている。なお、熱交換器ユニット210が筐体1に取り付けられた状態においては、側面板15,16は、風路4の左右側壁となる。
クロスフローファン5は、風路4内において、熱交換器11よりも空気流れの下流側となる位置、つまり、熱交換器11よりも上方に配置されている。クロスフローファン5が回転することにより、室内空気が吸込口2から風路4内に吸い込まれる。この室内空気は、冷房運転時、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13によって冷却されて空調空気となり、吹出口3から吹き出される。
ドレンパン30は、前面側熱交換器12の下端部及び背面側熱交換器13の下端部の下方に設けられている。このドレンパン30には、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13と対向する側の面に、結露水を受ける凹部31が形成されている。冷房運転時、室内空気が前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13によって冷却されて露点に達すると、前面側熱交換器12及び背面側熱交換器13に結露水が発生する。この結露水は、フィン間に表面張力によって保持されつつ、重力によって下方に落ちていき、ドレンパン30の凹部31に回収されることとなる。
ここで、空気調和機の室内機に要求される冷凍能力の仕様は、様々である。この際、冷凍能力が小さい仕様の室内機に上述の室内機200を用いた場合、必要以上の能力の熱交換器を用いることとなり、室内機のコストが増大してしまう。このコストの増大を防止するには、要求される冷凍能力毎に、異なる部品で室内機を構成することも考えられる。しかしながら、このようにした場合、部品製作数の低減に伴うコストの増大、及び、部品の管理コストの増大等が発生し、やはり、室内機のコストが増大してしまう。このため、本実施の形態1では、冷凍能力が小さい室内機を以下のように構成して、大能力型の室内機200の筐体1及び前面側熱交換器12等を共用つまり共通化し、室内機のコストの増大を抑制する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る室内機100を示す側面縦断面図である。図4は、この室内機100の熱交換器ユニット10を示す斜視図である。また、図5は、この室内機100の遮風板20を示す斜視図である。
なお、図3に示す本実施の形態1に係る室内機100は、紙面の左側が前面側となり、紙面の右側が背面側となっている。図4は、室内機100の背面側から見た熱交換器ユニット10の斜視図である。図5は、室内機100の背面側から見た遮風板20の斜視図である。また、図4及び図5の破線引出線は、紙面裏側の構成を指し示している。
ここで、図3〜5及び以下の図面では、本実施の形態1に係る室内機100において、大能力型の室内機200と共用する構成(部品)には、同じ符号を付すこととする。
また、以下では、本実施の形態1に係る室内機100と大能力型の室内機200とで共用する構成(部品)については、その説明を省略する。
本実施の形態1に係る室内機100は、床置形空気調和機の室内機であり、大能力型の室内機200の背面側熱交換器13を遮風板20と置き換えたものである。このため、本実施の形態1に係る室内機100は、熱交換器11が前面側熱交換器12のみで構成されることとなり、大能力型の室内機200に対して熱交換器11の容量が小さくなっている。つまり、本実施の形態1に係る室内機100、及び、大能力型の室内機200は、筐体1、前面側熱交換器12及びドレンパン30を共用している。
本実施の形態1に係る遮風板20を詳しく説明すると、遮風板20は、板金(金属製の薄板)又は樹脂等により形成されており、略長方形状の本体部21を備えている。また、本体部21の下部には、筐体1の背面側へ突出する接触部21aが形成されている。接触部21aは、前面側熱交換器12の背面に接触させる部位である。接触部21aを前面側熱交換器12に接触させて、遮風板20を風路4内に配置した状態においては、遮風板20は、全体として、上方から下方にかけて筐体1の背面側から前面側に傾斜するように配置される。つまり、前面側熱交換器12と共に遮風板20を側面視すると、前面側熱交換器12及び遮風板20は、V字状となるように風路4内に配置されている。
本体部21は、左右方向の幅寸法及び高さ寸法が背面側熱交換器13と同寸法になっている。このため、背面側熱交換器13を遮風板20と置き換えることにより、遮風板20の本体部21によって、背面側熱交換器13が設置されていた範囲を閉塞することができる。これにより、吸込口2から風路4内に吸い込まれた室内空気は、実質的に全て、前面側熱交換器12を通った後に吹出口3から吹き出されることとなる。
また、本実施の形態1に係る室内機100は、前面側熱交換器12及び遮風板20を一体化させて1つの熱交換器ユニット10とし、筐体1に取り付けられる構造となっている。この際、本実施の形態1に係る室内機100は、大能力型の室内機200と側面板15,16を共用つまり共通化できるように、遮風板20を次のように構成している。
詳しくは、遮風板20の本体部21における側面板15と対向する側の側端部には、該本体部21から筐体1の背面側へ突出する接続部25が形成されている。また、この接続部25には、複数のネジ穴25aが形成されている。これらネジ穴25aの位置は、背面側熱交換器13における側面板15と対向する側の側端部に形成されたネジ穴と同位置になっている。
図6は、大能力型の室内機200の熱交換器ユニット210を示す側面図である。また、図7は、本発明の実施の形態1に係る室内機100の熱交換器ユニット10を示す側面図である。
図6に示すように、大能力型の室内機200の熱交換器ユニット210においては、側面板15に形成された貫通孔に挿入したネジ17を、背面側熱交換器13の側端部のネジ穴にねじ込むことにより、背面側熱交換器13が側面板15にネジ止めされている。一方、図5及び図7からわかるように、本実施の形態1に係る室内機100の熱交換器ユニット10においては、側面板15に形成された貫通孔に挿入したネジ17を、遮風板20の接続部25に形成されたネジ穴25aにねじ込むことにより、遮風板20が側面板15にネジ止めされている。ネジ穴25aの位置が背面側熱交換器13における側面板15と対向する側の側端部に形成されたネジ穴と同位置になっているため、本実施の形態1に係る室内機100と大能力型の室内機200とにおいて、側面板15を共用つまり共通化できる。
同様に、図3及び図5に示すように、遮風板20の本体部21における側面板16と対向する側の側端部には、該本体部21から筐体1の前面側へ突出する接続部26が形成されている。また、図3に示すように、この接続部26には、複数のネジ穴26aが形成されている。これらネジ穴26aの位置は、背面側熱交換器13における側面板16と対向する側の側端部に形成されたネジ穴と同位置になっている。このため、本実施の形態1に係る室内機100と大能力型の室内機200とにおいて、側面板16を共用つまり共通化できる。
このように構成された室内機100で冷房運転を行う場合、クロスフローファン5が回転することにより、室内空気が吸込口2から風路4内に吸い込まれる。そして、この室内空気は、前面側熱交換器12によって冷却されて空調空気となり、吹出口3から吹き出される。このため、遮風板20の前面22、換言すると上面側の面が、前面側熱交換器12で冷却された後の冷却空気と接することとなる。また、遮風板20の後面23、換言すると下面側の面が、風路4内に吸入された室内空気(前面側熱交換器12で冷却される前の空気)と接することとなる。つまり、遮風板20の後面23側に結露水が発生することとなる。
ここで、遮風板20の後面23側に発生した結露水は、表面張力によって遮風板20に保持されている状態においては、そのままの位置に留まるか、あるいは、重力によって遮風板20にくっついたまま下方へ移動する。しかしながら、結露水に作用する重力が表面張力を上回った際、該結露水は、遮風板20から離れて下方へ落下してしまう。このため、結露水をドレンパンで回収できずに、室内機100から室内に結露水が漏れ出すことを防止するには、遮風板20の下方の全域にわたって、つまり図3に太い二点鎖線で示す範囲にドレンパンを配置しなければならない。しかしながら、このようにドレンパンを配置した場合、遮風板20を背面側熱交換器13と置き換えて大能力型の室内機200にした際、吸込口2から背面側熱交換器13に導かれる室内空気を当該ドレンパンが遮ってしまい、背面側熱交換器13で室内熱交換器を冷却することができない。つまり、本実施の形態1に係る室内機100と大能力型の室内機200とにおいて、筐体1及び前面側熱交換器12等を共通化できない。
そこで、本実施の形態1に係る室内機100の遮風板20は、後面23に結露水の落下を防止する防止構造を有する構成となっている。詳しくは、図3及び図4に示すように、遮風板20の後面23のうち、ドレンパン30の凹部31の後端部31aよりも後方となる範囲を、範囲23aと定義する。また、遮風板20の後面23のうち、ドレンパン30の凹部31の後端部31aよりも前方となる範囲を、つまり凹部31の上方に位置する範囲を範囲23bと定義する。本実施の形態1に係る遮風板20は、上記防止構造として、範囲23aに断熱材41が設けられている。断熱材41は、例えばスポンジのような発泡体である。
このように範囲23aに断熱材41を設けることにより、範囲23aにおいては、風路4内に吸入された室内空気(前面側熱交換器12で冷却される前の空気)が断熱材41に接することになるため、該室内空気が露点に達することを防止でき、結露が発生することを防止できる。このため、本実施の形態1に係る室内機100と大能力型の室内機200とにおいてドレンパン30を共用つまり共通化できる。つまり、遮風板20の下方の全域にわたってドレンパンを配置する必要がなく、本実施の形態1に係る室内機100と大能力型の室内機200とにおいて、筐体1及び前面側熱交換器12等を共通化することができる。
なお、範囲23bに発生した結露水は、自然落下あるいは遮風板20にくっついたまま下方へ移動し、ドレンパン30の凹部31に回収される。ここで、範囲23bにも、断熱材41を設けてもよい。これにより、結露水をドレンパン30で回収できずに、室内機100から室内に結露水が漏れ出すことをより防止できる。一方、範囲23bに断熱材41を設けない構成にすることにより、遮風板20の製造コスト、つまり室内機100の製造コストを低減することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、結露水の落下を防止する防止構造として断熱材41を用いた。しかしながら、本発明に係る防止構造は、断熱材41に限定されるものではない。本発明に係る防止構造として、以下のような構成を用いてもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図8は、本発明の実施の形態2に係る室内機100を示す側面縦断面図である。
なお、図8に示す本実施の形態2に係る室内機100は、紙面の左側が前面側となり、紙面の右側が背面側となっている。
本実施の形態2に係る室内機100の遮風板20は、結露水の落下を防止する防止構造として、範囲23aに吸水材42が設けられている。吸水材42は、例えば、表面に起毛処理が施されている部材である。
このように範囲23aに吸水材42を設けることにより、範囲23aに結露水が発生した場合、該結露水を吸水材42で保持しておくことができ、結露水が落下することを防止できる。このため、本実施の形態2に係る室内機100においても、大能力型の室内機200とドレンパン30を共用つまり共通化できる。つまり、遮風板20の下方の全域にわたってドレンパンを配置する必要がなく、本実施の形態2に係る室内機100と大能力型の室内機200とにおいて、筐体1及び前面側熱交換器12等を共通化することができる。
なお、範囲23bにも、吸水材42を設けてもよい。これにより、結露水をドレンパン30で回収できずに、室内機100から室内に結露水が漏れ出すことをより防止できる。一方、範囲23bに吸水材42を設けない構成にすることにより、遮風板20の製造コスト、つまり室内機100の製造コストを低減することができる。
実施の形態3.
本発明に係る防止構造として、以下のような構成を用いてもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図9は、本発明の実施の形態3に係る室内機における、遮風板20の後面23の範囲23aを示す要部拡大図である。この図9は、範囲23aの一部を斜視図で表している。
本実施の形態3に係る室内機100の遮風板20は、結露水の落下を防止する防止構造として、範囲23aに、上下方向に沿って形成された複数の溝43が形成されている。これら溝43は、筐体1の左右方向つまり横方向に並んで配置されている。これらの溝43は、遮風板20の形成時に形成することができる。例えば、板金性の遮風板20の場合、板金を例えばプレス加工して遮風板20の形状に加工する際、同時に溝43を形成することができる。また例えば、樹脂製の遮風板20の場合、圧縮成形又は射出形成等によって樹脂を遮風板20の形状に加工する際、同時に溝43を形成することができる。
このように範囲23aに複数の溝43を設けることにより、範囲23aに結露水が発生した場合、水滴が一つに凝集する性質である表面張力を利用して、溝43に着露水を集め、溝43を伝わらせて結露水を確実にドレンパン30で回収することが可能となる。
なお、範囲23bにも、複数の溝43を設けてもよい。これにより、結露水をドレンパン30で回収できずに、室内機100から室内に結露水が漏れ出すことをより防止できる。
実施の形態4.
実施の形態1及び実施の形態2で示したように、結露水の落下を防止する防止構造として断熱材41又は吸水材42を採用する場合、範囲23bにも断熱材41又は吸水材42を設けることにより、室内機100から室内に結露水が漏れ出すことをより防止できる一方、遮風板20の製造コストつまり室内機100の製造コストが増加してしまう。そこで、範囲23aに設ける上記防止構造として断熱材41又は吸水材42を採用する場合、範囲23bに設ける上記防止構造として、以下の構成を採用してもよい。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3のいずれかと同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図10は、本発明の実施の形態4に係る室内機100の熱交換器ユニット10を示す斜視図である。
なお、図10は、室内機100の背面側から見た熱交換器ユニット10の斜視図である。
本実施の形態4に係る室内機100の遮風板20は、結露水の落下を防止する防止構造として、範囲23aに、断熱材41又は吸水材42が設けられている。また、本実施の形態4に係る室内機100の遮風板20は、結露水の落下を防止する防止構造として、範囲23bに、上下方向に沿って形成された複数の溝43が形成されている。
実施の形態3で説明したように、溝43は、遮風板20の形成時に形成することができる。つまり、範囲23bに溝43を形成しても、当該溝43を形成したことによるコストの増大は発生しない。このため、本実施の形態4のように遮風板20を構成することにより、遮風板20の製造コストつまり室内機100の製造コストの増加を防止しつつ、室内機100から室内に結露水が漏れ出すことをより確実に防止できる。
以上、上記の実施の形態1〜実施の形態4では、範囲23aに、断熱材41、吸水材42及び溝43のうちの一種類の防止構造を設けた。これに限らず、範囲23aに、断熱材41、吸水材42及び溝43のうちの二種類以上の防止構造を設けても、本発明を実施することができる。同様に、範囲23bに、断熱材41、吸水材42及び溝43のうちの二種類以上の防止構造を設けても、本発明を実施することができる。
1 筐体、2 吸込口、3 吹出口、4 風路、5 クロスフローファン、10 熱交換器ユニット、11 熱交換器、12 前面側熱交換器、13 背面側熱交換器、15 側面板、16 側面板、17 ネジ、20 遮風板、21 本体部、21a 接触部、22 前面、23 後面、23a 範囲、23b 範囲、25 接続部、25a ネジ穴、26 接続部、26a ネジ穴、30 ドレンパン、31 凹部、31a 後端部、41 断熱材、42 吸水材、43 溝、100 室内機、200 室内機(大能力型)、210 熱交換器ユニット。

Claims (5)

  1. 前面下部に形成された吸込口、前面上部に形成された吹出口、及び、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有する筐体と、
    前記風路内に設けられた熱交換器と、
    前記風路内において前記熱交換器の後方に設けられており、前記熱交換器と共に側面視された際にV字状となるように配置された遮風板と、
    前記風路内において、前記熱交換器及び前記遮風板に対して空気流れの下流側に設けられたクロスフローファンと、
    前記熱交換器の下端部及び前記遮風板の下端部の下方に設けられ、前記熱交換器及び前記遮風板に発生した結露水を受ける凹部が形成されたドレンパンと、
    を備え、
    前記遮風板は、後面に、結露水の落下を防止する防止構造を有し、前記ドレンパンの前記凹部の上方に前記防止構造が設けられていない領域を有する床置形空気調和機の室内機。
  2. 前記防止構造は、前記遮風板に設けられた断熱材である請求項1に記載の床置形空気調和機の室内機。
  3. 前記防止構造は、前記遮風板に設けられた吸水材である請求項1又は請求項2に記載の床置形空気調和機の室内機。
  4. 前記防止構造は、前記遮風板の前記後面に上下方向に沿って形成され、横方向に並んで配置された複数の溝である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の床置形空気調和機の室内機。
  5. 前記遮風板は、前記後面における前記凹部の後端部より前方となる範囲に、上下方向に沿って形成され、横方向に並んで配置された複数の溝を有する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の床置形空気調和機の室内機。
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