JPWO2012001797A1 - フリーザー装置 - Google Patents

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Abstract

フリーザー装置のハウジングをコンパクトにして、コンテナに収容可能にし、分解搬送及び現地での再組立を不要にすることが課題である。本発明は、ハウジング12の横断面を上部負圧室42、下部正圧室44及びこれら室の側方に設けられたメンテナンス空間46に仕切る。上部負圧室42に空気冷却器48及び軸流ファン52を隣接配置し、下部正圧室44に被凍結食品wを搬送システムながら冷却又は冷凍処理するコンベアベルト32と、上部冷気噴射部62及び下部冷気噴射部66を設ける。冷却効果の高い上部冷気噴射部62と設置スペースを縮減できる下部冷気噴射部66とを組み合わせることで、冷却効果を高く維持しながら設置スペースを縮小する。これによって、フリーザー装置を分解することなくコンテナ90に収容可能にする。また、メンテナンス空間46を設けることで、ハウジング12内機器類のメンテナンスを容易にする。

Description

本発明は、被冷却物、特に生鮮食品等の被冷却物を冷却空間内でコンベアベルトで搬送しながら連続的に冷却又は冷凍処理可能なフリーザー装置に関し、特に、ハウジングをコンパクト化して、分解せずにコンテナに収納可能にしたフリーザー装置に関する。
従来の食品凍結装置は、凍結室内に被凍結食品を搬送するコンベアを設け、凍結室内の上部空間に、冷凍機ユニット、空気冷却器及び送風機からなる冷気循環装置を複数基配設し、凍結室内でコンベアの搬送面に向けて冷気を対流循環させるようにしている。こうして、被凍結食品をコンベアで搬送しながら連続的な凍結処理が可能になり、処理効率を向上できる。また、被凍結食品に対し冷気の衝突噴流を当てて冷気効果を向上させている。
本出願人は、かかる連続搬送式フリーザー装置を提案している(特許文献1)。この装置は、漏斗形断面を有するスリットノズルから冷気の衝突噴流を被凍結食品に噴き付け、コアンダ効果により被凍結食品の表面に密着した冷気の薄膜流を形成させて、高い冷却効果を得られるようにしたものである。以下、特許文献1に開示された装置の概略を図14及び図15により説明する。
図14において、このフリーザー装置100は、断熱壁104で構成された密閉ハウジング102の内部に冷却空間sが形成されている。密閉ハウジング102の隔壁には、開閉可能な点検用扉106,108及び110が設けられている。密閉ハウジング102内には、被凍結食品wを搬送するコンベアベルト112が配設されている。コンベアベルト112は、往路112aと復路112bとからなるエンドレスベルトで構成されている。
往路112aの上方には上部冷気噴射部114が設けられ、往路112aの下方には下部冷気噴射部116が設けられている。密閉ハウジング102の側壁内側には空気冷却器118が設けられ、空気冷却器118の上方には送風機(シロッコファン)120が設けられている。空気冷却器118には、密閉ハウジング102の外部に設けられた図示省略の冷凍機ユニットから冷媒又はブラインが供給され、庫内空気を冷却する。冷却された庫内空気cは、送風機120によって上部冷気噴射部114及び下部冷気噴射部116に送られる。
図15に示すように、上部冷気噴射部114には、ノズルユニット122に下方に、被凍結食品wの搬送方向aに並べられた複数の漏斗形断面を有するスリットノズル124が一体に設けられている。各スリットノズル124は、被凍結食品wの搬送方向aに対して直角方向に延設され、漏斗形断面からなる加速部126と、同一の流路面積をなす整流部(助走部)128とで構成されている。整流部128の先端に設けられた噴出口は、搬送方向aに対して直角方向に向けられたスリット状の開口を形成している。
上部冷気噴射部114に送られた冷気cは、加速部126で加速され、整流部128で整流された後、コンベアベルト112の往路112aのベルト面に載置された被凍結食品wに垂直に噴き付けられる。被凍結食品wに噴き付けられた衝突噴流rは、コアンダー効果により被凍結食品wの表面に密着した薄膜流tを形成するため、被凍結食品wの冷却効果を向上できる。
下部冷気噴射部116も、上部冷気噴射部114と同様に、ノズルユニット130に、山形断面からなる加速部134と整流部136とからなる複数のスリットノズル132が一体に設けられ、往路112aのベルト体の背面に向かって衝突噴流rを噴射する。被凍結食品wの冷却に供した後の冷気は、スリットノズル間に形成された排気空間eを通って、コンベアベルトの幅方向に排出され、その後空気冷却器118に至る循環流を形成する。
コンベアベルト112のベルト体の構成は、多数の細孔をもたせ、上方及び下方から噴き付けられる冷気rの流通性を良くして冷却効果を高めるようにする場合と、ステンレスのような熱伝達性の良い材料からなる密閉体で構成し、冷気rで冷却されたベルト体で被凍結食品wを冷却し、冷却効果を高めるようにする場合とがある。
国際公開WO2006/046317号公報
被冷却物を搬送するコンベアベルトは、処理能力の点からある程度以上の幅寸法が必要である。図14に示すように、従来のフリーザー装置は、コンベアベルトの横方向に空気冷却器118を配置しているため、ハウジングの幅が大きくなっていた。
また、空気冷却器の上方に送風機120を配置し、上から下に向う冷気流を形成しているため、該冷気流の整流化のため、大きな正圧空間を形成する必要がある。またコンベアベルトの上下に漏斗形断面を有するスリットノズルを備えた上部冷気噴射部114及び下部冷気噴射部116を配設しているため、これらの設置スペースを大きく取らざるを得なかった。
また、コンベアベルトの復路が冷却空間内に配置されているため、ハウジングの高さをその分だけ必然的に大きくせざるを得ない。従来のフリーザー装置は、冷気循環流を形成するためのダクトが左右に張り出していた。これらの理由により、例えば、トラック等で搬送可能なコンテナの内部容積の寸法は、長さ40フィート(12m)×幅2.3m×高さ2.5mであるが、従来のフリーザー装置は、この大きさのコンテナに収容できなかった。そのため、分解して搬送し、現地で再組立していたので、時間の無駄が発生し、かつ再組立後の性能も安定していなかった。
また、下部冷気噴射部が複雑な構造のスリットノズルを備えているので、洗浄性が悪く、メンテネンス性及びサニタリー性にやや問題があった。さらに、冷却空間の上部に外気より高圧の大きな正圧空間を取っているので、該正圧空間に面して設けられた点検用扉に正圧が付加される。そのため、運転中に点検用扉を開けると危険が伴い、かつ点検用扉の耐久性が低下するという問題があった。
また、コンベアベルトの設置スペースを縮小するため、コンベアベルトを駆動する回転ドラムの直径を小さくせざるを得ない。そのため、スチールベルト等からなるベルト体の金属疲労を考慮してコンベアベルトの板厚を厚め(1mm程度)に取っているが、これによって、ベルト体の熱負荷が大きくなり、冷えにくくなると共に、コンベアベルトの原価も高くなる。
また、コンベアベルトの復路には、蛇行防止装置を設けているが、この蛇行防止装置が氷結して本来の機能を発揮できない場合があった。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、ハウジングをコンパクトにして、コンテナに収容可能にし、分解搬送及び現地での再組立を不要にしたフリーザー装置を実現することを第1の目的とする。また、冷却空間中で外気より高圧な正圧空間を縮減して、点検用扉開閉時の危険性をなくし、かつ点検用扉の耐久性を向上させることを第2の目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明のフリーザー装置は、
断熱壁で囲まれた横長の冷却空間を形成するハウジングと、該冷却空間の長手方向に配設された被冷却物搬送用コンベアベルトと、該冷却空間に冷気循環流を形成する空気冷却器及び送風機からなる冷気循環装置とを備え、該被冷却物に対し冷却又は冷凍の連続処理を可能にしたフリーザー装置において、
前記ハウジングが矩形の横断面を有し、該横断面の上部領域に設けられ、前記空気冷却器と送風機とが隣接配置されて負圧空間を形成する負圧室と、
該負圧室の下方領域に設けられ、前記送風機から冷気が供給されて正圧空間を形成し、前記コンベアベルトと該コンベアベルトに向けて上下方向から冷気を噴射する冷気噴出部とが設けられた正圧室と、
該負圧室及び正圧室の側方領域に設けられ、該正圧室で被冷却物の冷却に供された後の冷気を受け入れ、受け入れた冷気を該負圧室に戻す冷気の戻り流を形成する常圧のメンテナンス空間と、を備えているものである。
本発明装置では、負圧室で送風機と空気冷却器とを隣接配置して、負圧室のスペースを縮小すると共に、ハウジングを矩形断面とし、ハウジング内空間の上部に負圧室を配置し、その下方に正圧室を配置することにより、該負圧室にハウジングの幅方向寸法を縮減できるようにした。また、負圧室及び正圧室の側方に常圧のメンテナンス空間を配置し、このメンテナンス空間に負圧室から正圧室に供給された冷気の戻り流路を形成するようにしたので、冷気循環流の圧損が低減され、大きな正圧空間を必要としない。
これによって、コンテナに収容可能な大きさとすることができる。また、このメンテナンス空間をハウジング内に設置された機器類の点検用として利用できるので、ハウジング内の機器類のメンテナンスが容易になる。
本発明装置において、負圧室から正圧室に冷気を供給する冷気口が前記メンテナンス空間と離れた側のハウジング側壁近傍にもうけられ、該冷気口の下方に上下方向に前記下部冷気噴射部に冷気を供給する送気空間が形成されているとよい。
これによって、ハウジングの幅寸法を拡大することなく、正圧室内の冷気噴出部に冷気を供給する冷気流路を確保できる。さらに、下部正圧室内で冷気の滑らかな循環流を形成でき、冷気循環流の圧損を低減できるので、送風機の動力を低減できる。
本発明装置において、メンテナンス空間に面したハウジング側壁に開閉扉を設け、該メンテナンス空間にオペレータが立ち入り可能にするとよい。これによって、ハウジング内の点検が容易になると共に、常圧のメンテナンス空間に面して開閉扉を設けたので、開閉扉の開放時の危険を解消できる。また、開閉扉の耐久性を向上できる。
本発明装置において、コンベアベルトが、正圧室内に配設され両端部が前記冷却空間の外部に導設された往路と、両端が該往路と連結され冷却空間の外側下方に配設された復路とからなるエンドレスベルトであり、冷却空間の外部に回転ドラムを設け、コンベアベルトを回転ドラムの外周面に巻回させてコンベアベルトを支持搬送するように構成するとよい。
このように、復路を冷却空間の外側下方に配置したので、その分正圧室の設置スペースを縮減できる。これによって、ハウジングの高さ寸法を縮減できるので、ハウジングがさらにコンパクトとなり、コンテナへの収容がさらに容易になる。また、復路を冷却空間外に設けているので、蛇行防止装置が氷結しなくなり、紺来の機能を発揮できる。
さらに、冷却空間の外部に回転ドラムを設けたので、回転ドラムの設置スペースに制約がなくなり、該回転ドラムを大径化できる。そのため、ベルト体の金属疲労を緩和できるので、ベルト体の板厚を薄くでき、これによって、ベルト体の熱負荷を低減できると共に、ベルト体の原価を節減できる。
本発明装置において、コンベアベルトのベルト体を冷気抜け孔のない金属ベルトで構成すれば、コンベアベルトの下方に配置される下部冷気噴射部は、ベルト体を冷却するだけの機能をもてばよい。そのため、下部冷気噴射部では、特に冷気到達距離の長い漏斗形断面を有するスリットノズルを用いる必要がない。従って、下部冷気噴射部の設置スペースを縮小できるので、ハウジングの高さ寸法を縮減でき、コンテナへの収容が容易になる。
本発明装置によれば、断熱壁で囲まれた横長の冷却空間を形成するハウジングと、該冷却空間の長手方向に配設された被冷却物搬送用コンベアベルトと、該冷却空間に冷気循環流を形成する空気冷却器及び送風機からなる冷気循環装置とを備え、該被冷却物に対し冷却又は冷凍の連続処理を可能にしたフリーザー装置において、ハウジングが矩形の横断面を有し、該横断面の上部領域に設けられ、空気冷却器と送風機とが隣接配置されて負圧空間を形成する負圧室と、該負圧室の下方領域に設けられ、前記送風機から冷気が供給されて正圧空間を形成し、前記コンベアベルトと該コンベアベルトに向けて上下方向から冷気を噴射する冷気噴出部とが設けられた正圧室と、該負圧室及び正圧室の側方領域に設けられ、該正圧室で被冷却物の冷却に供された後の冷気を受け入れ、受け入れた冷気を該負圧室に戻す冷気の戻り流を形成する常圧のメンテナンス空間と、を備えているので、ハウジングの幅寸法及び高さ寸法を低減でき、分解せずともコンテナに収容可能なフリーザー装置を実現できる。
そのため、フリーザー装置を据付け場所に搬送するとき、分解及び再組立が不要になり、分解及び再組立に要する時間をなくすことができると共に、再組立時に性能が低下するおそれがなくなる。また、常圧のメンテナンス空間を配置したので、このメンテナンス空間にオペレータが自由に入ることができ、ハウジング内の機器類のメンテネンスが容易になる。
また、冷却に供した後の冷気をメンテナンス空間を経由して負圧室に戻すようにしたので、冷気の滑らかな循環流を形成でき、冷気循環流の圧損を低減して、送風機の動力を低減できる。
本発明のフリーザー装置の一実施形態に係る横断面図である。 前記実施形態に係るフリーザー装置の斜視図である。 前記フリーザー装置の正面図である。 図3中のA−A線に沿う平面視断面図である。 前記フリーザー装置の冷気噴射機構の斜視図である。 前記フリーザー装置の金属ベルト駆動装置の駆動部を示す正面図である。 図6の駆動部の側面図である。 前記金属ベルト駆動装置の従動部を示す正面図である。 前記従動部の側面図である。 前記フリーザー装置をコンテナに収容するときの斜視図である。 前記フリーザー装置の下部冷気噴射部のベルト下面までの高さと金属ベルトの熱伝達率との関係を示す線図である。 前記実施形態の箱状ケーシングの構造を示す斜視図である。 比較例としての箱状ケーシングの構造を示す斜視図である。 前記実施形態及び比較例の食品搬送物の冷却効果を示す線図である。 従来のフリーザー装置の横断面図である。 従来のフリーザー装置の冷気噴射機構の説明図である。 比較例としての冷気噴射機構の説明図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
本発明装置の一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。まず、図1〜図4により、本実施形態に係るフリーザー装置10の全体構成を説明する。フリーザー装置10は、断熱壁で囲まれた横長の冷却空間を形成するハウジング12で構成されている。なお、図2で、ハウジング12の前方側壁及び上部壁は、内部構造が見えるように取り払われている。また、図3で、同様の目的で、ハウジング12の左半分の前方側壁が取り払われている。
ハウジング12は、入口壁12cに設けられたコンベアベルトの入口開口14、及び出口壁12dに設けられたコンベアベルトの出口開口16以外は、密閉構造となっている。前方壁12aには、監視用の窓18がハウジング12の長手方向に複数配設されている。後方壁12bには、オペレータがハウジング12内に立ち入り可能なように、複数の開閉扉20が設けられている。
ハウジング12の上部壁12eは、密閉壁となっており、図示省略の冷凍機ユニットから空気冷却器に冷媒又はブラインを供給する供給管22、及び冷媒又はブラインを排出する排出管24が貫通している。ハウジング12の底部壁12fは、脚26によって床面F上から間隔を置いて支持支持されている。ハウジング12の下部には、被凍結食品wをハウジング12内に搬送する搬送装置30が設けられている。搬送装置30は、エンドレス状のコンベアベルト32と、このコンベアベルト32を駆動する回転ドラム34及び36とから構成されている。
コンベアベルト32は、熱伝達性の良い薄いステンレス板で構成され、冷気の抜け孔がない密閉構造を有している。コンベアベルト32は、入口壁12cの外側で、従動ドラム34に巻回され、出口壁12dの外側で駆動ドラム36に巻回されている。コンベアベルト32の往路32aは、搬送面が水平方向に配置され、入口開口14及び出口開口16からハウジング12内に貫通配置され、矢印a方向に移動する。復路32bは、底部壁12fの下方の空間に配置されている。
図1に示すように、ハウジング12は矩形の横断面をもっている。ハウジング12内は、仕切壁38及び40によって、負圧室42、正圧室44、及びこれらの側方に配置されたメンテナンス空間46に仕切られている。負圧室42はハウジング12内の上部領域に設けられ、仕切壁38の上面に空気冷却器48が固定されている。空気冷却器48は、前記給排管22及び24を介してハウジング12とは別に配設された図示省略の冷凍機ユニットと接続されている。
また、仕切壁38には、空気冷却器48に隣接して円形の通風路38aが形成されている。該通風路38aに円筒形のケーシング50が取り付けられ、ケーシング50内に軸流ファン52及びその駆動モータ54が設けられている。図3及び図4に示すように、空気冷却器48は、ハウジング12の長手方向に2ユニット設けられ、軸流ファン52は、ハウジング12の長手方向に1ユニット当り4台設けられている。そして、空気冷却器48で冷却された庫内空気は、軸流ファン52によって通風路38aから正圧室44に送られる。このため、負圧室42は負圧雰囲気となる。
図5に示すように、正圧室44は、負圧室42の下方領域に設けられ、両者は仕切壁38によって仕切られている。正圧室44は、コンベアベルト32の往路32aが水平方向に配置されている。往路32aは、幅方向に設けられた複数の支持バー56によって、所定高さに配置されている。コンベアベルト32の往路32aの両側上方に、ハウジング12の長手方向に支持フレーム58及び60が配設されている。往路32aの上方には、往路32aに沿ってコンベアベルト32の搬送方向aに上部冷気噴射部62が設けられている。
上部冷気噴射部62は、複数のノズルユニット64からなり、ノズルユニット64の下部は、図15に示すスリットノズル124と同一構造のスリットノズル64aが4個一体形成され、ノズルユニット64の上部は、フランジ64bが形成されている。このフランジ64bが支持フレーム58、60に載置され支持されている。スリットノズル64aの下端は、往路32aの幅方向に配置されたスリット状の冷気噴射口を形成している。
往路32aの下方には、往路32aに沿って下部冷気噴射部66が設けられている。下部冷気噴射部66は、一側に冷気流入口68aを有する箱状ケーシング68で構成されている。箱状ケーシング68は底部壁12fの上面に固定され、箱状ケーシング68の上面68bは、平坦面に形成されていると共に、多数の円形の冷気噴出口70が穿設されている。上面68b及び底部壁12fは、互いに略平行にメンテナンス空間46側に向けて下方に傾斜している。
次に、図6及び図7によって、搬送装置30の入口壁12c側の構成を説明する。フレーム72がハウジング12の入口壁12cに接続され、かつ脚26によって水平方向に支持されている。円筒形の従動ドラム34が水平方向に配置され、従動ドラム34にコンベアベルト32が巻回されている。従動ドラム34の表面には、ゴム材が被覆されている。従動ドラム34の回転軸34aの両端は、軸受74によって回転可能に支持されている。
軸受74は、矢印a又はb方向に摺動可能にフレーム72に支持されていると共に、コイルバネ76を介してフレーム72に取り付けられている。これによって、従動ドラム34は、矢印a又はb方向に移動でき、コンベアベルト32の張力を調整可能になっている。フレーム72間には補強バー79、コンベアベルト32の復路32bを支持する支持バー80及び復路32bを案内する案内バー82が架設されている。
次に、図8及び図9により、搬送装置30の出口壁12d側の構成を説明する。図8及び図9において、出口壁12dにフレーム84が固定され、フレーム84に軸受86を介して駆動ドラム36の回転軸36aが回転可能に支持されている。また、フレーム84に回転軸36aを駆動する駆動モータ88が取り付けられている。駆動ドラム36にコンベアベルト32が巻回され、駆動ドラム36の回転によってコンベアベルト32が矢印a又はb方向に移動する。従動ドラム34と同様に、駆動ドラム36の外周面にゴム膜が被覆されている。
また、コンベアベルト32を構成するステンレス板の一側縁の裏面には、先細りの台形断面をもつゴム突起33が加硫接合されている。一方、従動ドラム34の一側端面には、外周面に凹部77aをもつプーリ77が接合されている。該凹部77aと従動ドラム34の端面とで、ゴム突起33と嵌合する凹溝が形成されている。コンベアベルト32の走行中、ゴム突起33が該凹溝に嵌合され、該凹溝内を摺動する。
凹部77aを形成するためのプーリ77は、駆動ドラム36の一側端面にも装着されている。ゴム突起33及びプーリ77で蛇行防止装置78を構成している。ゴム突起33が凹部77aに遊嵌しながらコンベアベルト32が走行することで、コンベアベルト32の蛇行を防止している。
かかる構成において、搬送装置30の入口壁12c側において、オペレータが被凍結食品wをコンベアベルト32の往路32aのベルト面に載置する。該ベルト面に載置された被凍結食品wは、入口開口14からハウジング12内の正圧室44に搬送される。
一方、ハウジング12内では、空気冷却器48及び軸流ファン52が稼動しており、空気冷却器48で冷却された冷気cは、軸流ファン52により、通風路38aを通って正圧室44に送られる。
正圧室44で、往路32aの上下両側から被凍結食品wに向けて冷気cが噴射される。上部冷気噴射部62では、スリットノズル64aのスリット状噴射口から、被凍結食品wに対して直角なスリット状の衝突噴流rが噴射される。前述のように、スリットノズル64aは、冷気cを加速する先細りの断面を有する加速部と、加速した冷気cを整流する整流部(助走部)とを有し、到達距離の長い噴流を噴き出すことができる。スリットノズル64aから噴き出された衝突噴流rは、コアンダー効果により、被凍結食品wの表面に密着した冷気流を形成するので、冷却効果を高めることができる。
下部冷気噴射部66では、ケーシング68の上面68bに設けられた冷気噴出口70から冷気cが往路32aの下面に向かって噴射される。冷気cの到達距離は、冷気噴出口70の口径の6倍である。冷気噴出口70は大径であるので、冷気cの到達距離が長くなり、上面68bが傾斜していても、往路32aの幅方向全域に亘り、冷気cを往路32aの下面に到達できる。
また、スリットノズル20間に形成された排気空間eを広く取ることができるので、冷却に供された後の冷気をスムーズに食品搬送物wから排出できるので、この排冷気が衝突噴流rを乱すことがない。
なお、図16に、比較例として、矩形ノズル部152を有し、先端平坦噴射面154に穿孔を設けてなる上部冷気噴射部150で構成した上部冷気噴射部を示す。
この構成では、矩形ノズル部152の高さh及び矩形ノズル部152間のピッチpを相当大きく取らないと、排気空間eを十分確保することができない。
そのため、排冷気が衝突噴流rの周辺に残留して、衝突噴流rを乱し、冷却効果を損なうおそれがある。逆に、ピッチpを相当大きく取ると、衝突噴流rが食品搬送物wに噴き付けられない領域が増加し、冷却効果が低減する。従って、この比較例では、冷却効果があまり得られないことがわかった。
下部冷気噴射部66では、箱状ケーシング68の上面68bに設けられた冷気噴出口70から冷気cが往路32aの下面に向かって噴射される。冷気噴出口70は大径であるので、到達距離が長くなり、上面68bが傾斜していて、冷気噴出口70からベルト下面までの距離が大きくなっても、往路32aの下面に冷気cが到達できる。そのため、金属ベルト32に対する冷却効果が低下することはない。
本実施形態によれば、ハウジング12を矩形の横断面とし、ハウジング内空間の上部に負圧室42を配置し、その下方に正圧室44を配置すると共に、該負圧室に軸流ファン52と空気冷却器48とを隣接配置したので、ハウジングの幅方向寸法を縮減できる。
また、通風路38aの下方に、箱状ケーシング66内に冷気cを導く冷気通路を上下方向に形成したので、前方壁12aに冷気流路のための出っ張りを設ける必要がない。
また、冷却効果が大きいスリットノズル64aを備えた上部冷気噴射部62と、設置スペースを縮減できる箱状ケーシング68からなる下部冷気噴射部66とを備えているので、被凍結食品wの冷却効果を高く維持しつつ、冷気噴出部の設置スペースを縮減できる。
さらに、従動ドラム34、駆動ドラム36及び金属ベルト32の復路32bをハウジング12外に配置しているので、その分コンベアベルト32の設置高さを低減できる。そのため、図10に示すように、分解することなく前記寸法のコンテナ90に収容できる。
従って、据付け現場に搬送するに際し、フリーザー装置10の分解及び再組立に要する手間を省くことができると共に、再組立による性能低下を回避できる。
また、従動ドラム34及び駆動ドラム36をハウジング12外に配置したので、これらドラムの大径化が可能になる。そのため、ステンレス板からなるコンベアベルト32が金属疲労による破壊を起こさないドラム径(ベルト厚の1000倍程度)を設定できるようになる。これによって、コンベアベルト32に付加される曲げ荷重を軽減できるので、コンベアベルト32の金属疲労を緩和できる。従って、コンベアベルト32の薄肉化が可能になり、ベルト原価を低減できる。例えば、本実施形態では、コンベアベルト32を構成するステンレス板の厚さを0.6mmとすることができる。
また、箱状ケーシング68の上面68b及びハウジング12の底部壁32fが後方壁32b側に傾いているので、洗浄時に洗浄水が上面68b及び底部壁12fに溜まらない。また、箱状ケーシング28の傾斜下降側側壁が上下にスライド可能な扉28cで構成されているので、洗浄時に、オペレータが扉28cを上方へスライドさせることにより、箱状ケーシング28からの洗浄水の排出が容易になる。これによって、密閉空間のサニタリー性が向上する。
また、箱状ケーシング68の上面68bに穿設された冷気噴出口70の直径が25mmφと大きいので、冷気cの到達距離が大きい。そのため、冷気噴出口70とベルト下面との間隔が大きくなっても、コンベアベルト32の冷却効果を高く維持できる。
図11は、冷気噴出口70からベルト下面までの高さと、金属ベルトに対する熱伝達率との関係について、本実施形態の装置で実験した結果を示す線図である。本実施形態では、箱状ケーシング68の上面68bは傾斜しており、冷気噴出口70からベルト下面までの間隔は、75〜95mmの範囲で変化する。図に示すように、冷気噴出口70とベルト下面間の間隔が変わってもベルト体に対する熱伝達率はあまり変わらないことがわかる。そのため、本実施形態のように、上面68bを傾斜させても、コンベアベルト32の冷却効果はほとんど低下しないことがわかる。
図12Aは、本実施形態の箱状ケーシング68を示す。この箱状ケーシング68の上面68bは、コンベアベルト32の幅方向に傾斜しているので、冷気噴出口70からコンベアベルト32までの間隔Hは、75〜95mmの間で変化する。円形の冷気噴出口70の直径は25mmφであり、各冷気噴出口70は互いに正三角形をなすように配置されている。各冷気噴出口70間のピッチPは100mmである。
一方、図12Bは、比較例として示す構成である。箱状ケーシング68’には複数の排気空間eが設けられ、箱状ケーシング68’の平坦噴射面68b’とコンベアベルト32との間隔Hは50mmであり、コンベアベルト32の幅方向で一定である。平坦噴射面68b’には直径が12.5mmφの円形の冷気噴出口70’が設けられている。各冷気噴出口70’は互いに正三角形をなすように配置され、各冷気噴出口70’間のピッチPは50mmである。なお、平坦噴射面68bと平坦噴射面68b’の開口率は同一となるように設定されている。
前記2種の箱状ケーシングを備えた冷気噴射機構を用い、食品搬送物wとしてこんにゃくを用い、こんにゃくの冷却効果を実験した結果を図13に示す。図中、曲線Xが箱状ケーシング68を用いた場合であり、曲線Yが箱状ケーシング68’を用いた場合である。また、曲線Zが冷却空間の温度推移であり、曲線Wが外気温度の推移である。なお、こんにゃくの温度は、こんにゃくの中央部に刺した温度センサで計測した。
図13から、2種の箱状ケーシングを用いた場合、ほとんどこんにゃくの冷却効果は変わらないことがわかった。また、こんにゃくを包装して行った実験でも、同様の結果が得られた。そのため、排気空間eを形成しない本実施形態の箱状ケーシング68を用いたほうが構造が]簡単であり、加工が容易で、かつ加工コストを節減できることがわかった。
また、本実施形態によれば、開閉扉20からオペレータが立ち入り可能なメンテナンス空間46を備えているので、ハウジング12内のメンテナンスが容易になる。さらに、常圧のメンテナンス空間46に開閉扉20を設けているので、装置の運転中に開閉扉20を開けても危険でない。
さらに、冷気循環流を形成するため軸流ファン52を設けているので、シロッコファン等と比べて、設置数を低減できると共に、消費電力を約30%節減できる。
本発明によれば、フリーザー装置のハウジングをコンパクトにして、分解することなく、コンテナに収容でき、搬送に要する手間を大幅に低減できるフリーザー装置を実現できる。
かかる課題を解決するため、本発明のフリーザー装置は、
断熱壁で囲まれた横長の冷却空間を形成するハウジングと、該ハウジングの長手方向に配設された被冷却物搬送用コンベアベルトと、該冷却空間に冷気循環流を形成する空気冷却器及び送風機からなる冷気循環装置とを備え、該被冷却物に対し冷却又は冷凍の連続処理を可能にしたフリーザー装置において、
前記コンベアベルトは、前記正圧室内に配設され両端部が前記ハウジングの長手方向両側の外部に導設された往路と、両端が該往路の両端部と連結され前記ハウジングの底壁より外側下方に配設された復路とからなるエンドレスベルトであり、
更に前記ハウジング矩形の横断面を有し、該横断面の上部領域に設けられ、前記空気冷却器と送風機とが隣接配置されて負圧空間を形成する負圧室と、
該負圧室の下方領域に設けられ、前記送風機から冷気が供給されて正圧空間を形成し、前記コンベアベルト往路上面に向けて、該往路上方向から冷気を噴射するスリットノズル状の冷気噴出部とが設けられた正圧室と、
前記コンベアベルト往路下方のハウジング内に、往路裏面に沿って上面を平坦面状に形成した下部冷気噴射部と、
該負圧室及び正圧室の側方領域に設けられ、該正圧室で被冷却物の冷却に供された後の冷気を受け入れ、受け入れた冷気を該負圧室に戻す冷気の戻り流を形成する常圧のメンテナンス空間と、を備え、
下部冷気噴射部は、前記往路裏面と対面する平坦面状の上面が、多数の円形の冷気噴出口が穿設した平箱状ケーシングより成り、一方前記負圧室は、前記メンテナンス空間側に入口を有し送風機配設空間側に出口を有する空気冷却器と、送風出口を負圧室の下方領域の正圧室に向けて下向き配置した送風機を備え、前記メンテナンス空間より空気を取り込んで、前記空気冷却器を通して冷却した冷気を下部領域の正圧室に向けて吹き出すように構成したものである。
本発明装置において、コンベアベルトが、正圧室内に配設され両端部が前記ハウジングの長手方向両側の外部に導設された往路と、両端が該往路と連結され冷却空間の外側下方に配設された復路とからなるエンドレスベルトであり、冷却空間の外部に回転ドラムを設け、コンベアベルトを回転ドラムの外周面に巻回させてコンベアベルトを支持搬送するように構成するとよい。
このように、復路を前記ハウジングの底壁より外側下方に配置したので、その分正圧室の設置スペースを縮減できる。これによって、ハウジングの高さ寸法を縮減できるので、ハウジングがさらにコンパクトとなり、コンテナへの収容がさらに容易になる。また、復路を冷却空間外に設けているので、蛇行防止装置が氷結しなくなり、本来の機能を発揮できる。
さらに、前記コンベアベルトは、両端部が前記ハウジングの長手方向両側の外部に導設されているために、前記ハウジングの外部に回転ドラムを設けることが出来、回転ドラムの設置スペースに制約がなくなり、該回転ドラムを大径化できる。そのため、ベルト体の金属疲労を緩和できるので、ベルト体の板厚を薄くでき、これによって、ベルト体の熱負荷を低減できると共に、ベルト体の原価を節減できる。
本発明装置によれば、ハウジングの幅寸法及び高さ寸法を低減でき、分解せずともコンテナに収容可能なフリーザー装置を実現できる。

Claims (5)

  1. 断熱壁で囲まれた横長の冷却空間を形成するハウジングと、該冷却空間の長手方向に配設された被冷却物搬送用コンベアベルトと、該冷却空間に冷気循環流を形成する空気冷却器及び送風機からなる冷気循環装置とを備え、該被冷却物に対し冷却又は冷凍の連続処理を可能にしたフリーザー装置において、
    前記ハウジングが矩形の横断面を有し、該横断面の上部領域に設けられ、前記空気冷却器と送風機とが隣接配置されて負圧空間を形成する負圧室と、
    該負圧室の下方領域に設けられ、前記送風機から冷気が供給されて正圧空間を形成し、前記コンベアベルトと該コンベアベルトに向けて上下方向から冷気を噴射する冷気噴出部とが設けられた正圧室と、
    該負圧室及び正圧室の側方領域に設けられ、該正圧室で被冷却物の冷却に供された後の冷気を受け入れ、受け入れた冷気を該負圧室に戻す冷気の戻り流を形成する常圧のメンテナンス空間と、を備えていることを特徴とするフリーザー装置。
  2. 前記負圧室から正圧室に冷気を供給する冷気口が前記メンテナンス空間と離れた側のハウジング側壁近傍にもうけられ、該冷気口の下方に上下方向に前記下部冷気噴射部に冷気を供給する送気空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフリーザー装置。
  3. 前記メンテナンス空間に面したハウジング側壁に開閉扉を設け、該メンテナンス空間にオペレータが立ち入り可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のフリーザー装置。
  4. 前記コンベアベルトが、前記正圧室内に配設され両端部が前記冷却空間の外部に導設された往路と、両端が該往路と連結され冷却空間の外側下方に配設された復路とからなるエンドレスベルトであり、
    冷却空間の外部に回転ドラムを設け、コンベアベルトを回転ドラムの外周面に巻回させてコンベアベルトを支持搬送するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のフリーザー装置。
  5. 前記コンベアベルトのベルト体が冷気抜け孔のない金属ベルトで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のフリーザー装置。
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