JPH09310956A - 無端コンベヤを備えた物品処理装置 - Google Patents

無端コンベヤを備えた物品処理装置

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JPH09310956A
JPH09310956A JP12743296A JP12743296A JPH09310956A JP H09310956 A JPH09310956 A JP H09310956A JP 12743296 A JP12743296 A JP 12743296A JP 12743296 A JP12743296 A JP 12743296A JP H09310956 A JPH09310956 A JP H09310956A
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JP
Japan
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processing
endless conveyor
air
article
heat exchanger
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Pending
Application number
JP12743296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Yamamoto
雅晴 山本
Shohei Tsutsumi
庄平 堤
Kiyohiko Kawato
清比己 川戸
Nobuhide Okubo
宜英 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Applied Systems Co Ltd
Original Assignee
Daikin Plant Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Plant Co Ltd filed Critical Daikin Plant Co Ltd
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Publication of JPH09310956A publication Critical patent/JPH09310956A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理ハウジングの内部空間を有効利用して装
置全体の小型化を図り、省スペース化及び処理効率の向
上を図る。 【解決手段】 物品の処理ハウジング(20)の内部に円
筒状の回転ドラム(30)を回転自在に配置すると共に、
処理ハウジング(20)と回転ドラム(30)との間には物
品の搬送通路(12)を形成している。搬送通路(12)に
は、回転ドラム(30)を螺旋状に巻回して物品を搬送す
る無端コンベヤ(11)を設けている。一方、回転ドラム
(30)の内側には、物品の処理用空気を冷却して搬送通
路(12)に供給する冷却用熱交換器(40)を配置してい
る。回転ドラム(30)の上方には、熱交換器(41)で冷
却された処理用空気を吸い込んで搬送通路(12)に供給
する循環用ファン(50)を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無端コンベヤに載置さ
れて移動する物品に凍結等の処理を施す物品処理装置に
関し、特に、装置全体の小型化対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、食品を凍結するための物品処
理装置には、特公平2−43100号公報に開示されて
いるように、螺旋状に旋回移動する無端コンベヤに食品
を載置する一方、この食品に対して処理用空気である冷
却空気を縦方向に流すようにしているものがある。
【0003】具体的に、従来の物品処理装置は、処理ハ
ウジングに物品処理手段と空気処理手段とが収納されて
構成されている。該物品処理手段は、回転自在に支持さ
れた内側隔壁と、該内側隔壁と所定間隔を存する大型の
外側隔壁とを備えると共に、内側隔壁と外側隔壁との搬
送通路に無端コンベヤが内側隔壁を螺旋状に巻回して収
納されている。上記空気処理手段は、クーラとファンと
を備え、冷却空気を形成して該冷却空気を搬送通路に供
給するように構成されている。
【0004】そして、上記食品は、無端コンベヤ上に載
置され、冷却空気が流れる搬送通路を螺旋状に上昇移動
する間に凍結することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の物品処理装置においては、処理ハウジングに物
品処理手段と空気処理手段とを並列に設置するようにし
ているため、装置全体が大型となるという問題があっ
た。
【0006】つまり、上記空気処理手段を物品処理手段
に隣接して設置しているため、物品処理手段のスペース
の他に空気処理手段のスペースを要することになり、全
体形状が大型化し、省スペース化を図ることができない
という問題があった。
【0007】特に、上記物品処理手段における内側隔壁
の内部は、従来、何らの設置スペース等に利用されてお
らず、デッドスペースになっていたことから、処理ハウ
ジングの内部空間が有効利用されてないという問題があ
った。
【0008】また、上記処理ハウジングが大型化して容
積が大きくなると、冷却容積が大きくなり、上記食品の
処理能力に対して冷却能力が大きくなるという問題があ
った。
【0009】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、処理ハウジングの内部空間を有効利用して装置全体
の小型化を図り、省スペース化及び処理効率の向上を図
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要− 本発明は、物品の処理ハウジング(20)の内部に円筒状
の回転ドラム(30)を回転自在に配置すると共に、処理
ハウジング(20)と回転ドラム(30)との間は物品の搬
送通路(12)を形成している。搬送通路(12)には、回
転ドラム(30)を螺旋状に巻回して物品を搬送する無端
コンベヤ(11)を設ける。一方、回転ドラム(30)の内
側には、物品の処理用空気を冷却して搬送通路(12)に
供給する冷却用熱交換器(40)を配置する。回転ドラム
(30)の上方には、熱交換器(41)で冷却された処理用
空気を吸い込んで搬送通路(12)に供給する循環用ファ
ン(50)を配置している。
【0011】−発明の特定事項− 具体的に、図1に示すように、請求項1記載の発明が講
じた手段は、先ず、物品の処理ハウジング(20)の内部
に円筒状の回転ドラム(30)が支持手段(60)を介して
回転自在に配置されると共に、該処理ハウジング(20)
と回転ドラム(30)との間には処理用空気が流れる物品
の搬送通路(12)が形成されている。そして、該搬送通
路(12)には、物品が載置されて該物品を搬送する無端
コンベヤ(11)が回転ドラム(30)を螺旋状に巻回して
設けられる一方、該無端コンベヤ(11)の螺旋移動を案
内するガイド手段(70)が設けられている。加えて、上
記回転ドラム(30)の内側には、物品の処理用空気を所
定の空気状態に調整して搬送通路(12)に供給する空気
処理手段(40)が設けられている。
【0012】また、請求項2記載の発明が講じた手段
は、上記請求項1記載の発明において、空気処理手段
(40)が、処理用空気と熱交換して該処理用空気を調整
する熱交換器(41)を備え、該熱交換器(41)が回転ド
ラム(30)の内部に配置された構成としている。
【0013】また、請求項3記載の発明が講じた手段
は、上記請求項2記載の発明において、空気処理手段
(40)の熱交換器(41)が、回転ドラム(30)に沿って
位置するように筒状に形成された構成としている。
【0014】また、請求項4記載の発明が講じた手段
は、上記請求項2記載の発明において、回転ドラム(3
0)の上方には、熱交換器(41)で調整された処理用空
気を吸い込んで該処理用空気を搬送通路(12)に供給す
ると共に、処理用空気が搬送通路(12)から回転ドラム
(30)内を通るように循環させる循環用ファン(50)が
配置された構成としている。
【0015】また、請求項5記載の発明が講じた手段
は、上記請求項1記載の発明において、回転ドラム(3
0)は、該回転ドラム(30)の上端部にて支持手段(6
0)に片持ち支持された構成としている。
【0016】また、請求項6記載の発明が講じた手段
は、上記請求項1記載の発明において、ガイド手段(7
0)は、処理ハウジング(20)の内面に近接して立設さ
れた縦桟(71)と、無端コンベヤ(11)の下面が摺接し
て該無端コンベヤ(11)を保持する摺接片(74)と、上
記各縦桟(71)に亘って取り付けられ且つ処理ハウジン
グ(20)の内面と無端コンベヤ(11)の外周端との間の
間隙を上下方向に区画する仕切り板(75)とを備えた構
成としている。
【0017】また、請求項7記載の発明が講じた手段
は、上記請求項2記載の発明において、熱交換器(41)
の内側には、回転ドラム(30)に同期して回転し且つ高
圧空気を熱交換器(41)に内側より吹き付ける空気噴射
手段(80)の吹出部(85)が設けられた構成としてい
る。
【0018】−作用− 上記の発明特定事項により、本発明では、物品の凍結等
の処理を開始すると、例えば、室外機の圧縮機を駆動す
ると共に、請求項4記載の発明では、循環用ファン(5
0)を駆動する。この循環用ファン(50)の駆動によっ
て処理用空気は、搬送通路(12)を上部から下方に流
れ、該搬送通路(12)の下方から回転ドラム(30)の内
側に流れる。
【0019】そして、該回転ドラム(30)の内部に空気
処理手段(40)が配置されているので、具体的に、請求
項2及び請求項3記載の発明では、筒状の熱交換器(4
1)が配置されているので、この熱交換器(41)を内側
から外側に横断する。この熱交換器(41)の横断時に処
理用空気は、冷却等が施され、所定の空気状態になる。
その後、上記処理用空気は循環用ファン(50)に吸い込
まれ、上述の動作を繰り返すことになる。
【0020】一方、支持手段(60)によって回転ドラム
(30)が回転すると、無端コンベヤ(11)は回転ドラム
(30)の回転にほぼ同期して走行移動することになる。
この無端コンベヤ(11)は、例えば、搬入部から処理ハ
ウジング(20)の内部に導入して搬送通路(12)に入
る。続いて、上記無端コンベヤ(11)は、搬送通路(1
2)をガイド手段(70)に案内されて螺旋状に走行して
上昇し、具体的に、請求項6記載の発明では、無端コン
ベヤ(11)は、搬送通路(12)をガイド手段(70)の摺
接片(74)に案内されて螺旋状に走行して上昇する。そ
の後、上記無端コンベヤ(11)は、搬送通路(12)の上
端まで移動すると、搬送通路(12)から処理ハウジング
(20)を出て搬出部に移動した後、該搬出部から再び処
理ハウジング(20)に導入し、上記搬入部に戻り、この
動作を繰り返すことになる。
【0021】上記無端コンベヤ(11)の走行時に、搬入
部において物品が無端コンベヤ(11)に載置され、この
物品が搬送通路(12)を螺旋状に上昇移動する。この移
動時において、処理用空気が搬送通路(12)を流れるの
で、物品が処理用空気に晒されて凍結又は冷却等の処理
が施され、搬出部より搬出され、この動作を順次繰り返
して物品の処理を行うことになる。
【0022】この処理中において、請求項6記載の発明
では、ガイド手段(70)の仕切り板(75)が処理ハウジ
ング(20)と無端コンベヤ(11)との間を区画している
ので、処理用空気が処理ハウジング(20)と無端コンベ
ヤ(11)との間を流れることなく、搬送通路(12)を確
実に流れることになる。
【0023】また、請求項7記載の発明では、高圧空気
が空気噴射手段(80)より熱交換器(41)に吹き付けら
れ、この高圧空気によって熱交換器(41)の着霜が吹き
飛ばされることになる。
【0024】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、回転ドラ
ム(30)の内部に空気処理手段(40)の熱交換器(41)
を配置するようにしたために、従来、デッドスペースで
あった回転ドラム(30)の内部を有効利用することがで
きるので、処理ハウジング(20)の外形を小さくするこ
とができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0025】特に、従来のように回転ドラム(30)と空
気処理手段(40)とを隣り合わせて配置していないこと
から、装置全体を極めて小型化することができ、装置全
体の設置スペースを小さくすることができることから、
省スペース化を図ることができる。
【0026】また、上記処理ハウジング(20)の容積を
従来に比して小さくすることができるので、冷却等の処
理能力を小さくすることができることから、処理効率の
向上を図ることができる。
【0027】また、請求項3記載の発明によれば、熱交
換器(41)を円筒状に形成しているので、必要な熱交換
面積を確実に確保することができるので、必要能力を確
実に発揮させることができる。
【0028】また、請求項4記載の発明によれば、循環
用ファン(50)を回転ドラム(30)の上方に配置してい
るので、処理用空気の循環を確実に行わせることができ
ると共に、循環用ファン(50)を処理ハウジング(20)
の内部に配置する場合に比して処理ハウジング(20)を
小型にすることができることから、より小型化を図るこ
とができる。
【0029】また、請求項5記載の発明によれば、回転
ドラム(30)を片持ち支持するようにしているので、空
気処理手段(40)の冷媒配管等の導入を行うことがで
き、回転ドラム(30)の内部空間の有効利用を可能とす
ることができる。
【0030】また、請求項6記載の発明によれば、ガイ
ド手段(70)に仕切り板(75)を設けて処理ハウジング
(20)と無端コンベヤ(11)との間の間隙を上下に区画
するようにしたために、処理用空気のショートサーキッ
トを確実に防止することができ、該処理用空気が搬送通
路(12)を確実に流れることから、物品の処理効率の向
上を図ることができる。
【0031】また、請求項7記載の発明によれば、空気
噴射手段(80)を設けたために、該空気噴射手段(80)
によって熱交換器(41)の内側から高圧空気を噴射する
ことができるので、該熱交換器(41)の着霜を吹き飛ば
すことができ、デフロストをでき得る限り回避すること
ができる。
【0032】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0033】図1及び図2に示すように、本実施形態の
物品処理装置(10)は、食品等の各種の物品を凍結処理
又は冷却処理する処理装置であって、処理ハウジング
(20)の内部に、回転ドラム(30)、無端コンベヤ(1
1)及び空気処理手段(40)が設けられると共に、処理
ハウジング(20)の上部に循環用ファン(50)が取り付
けられて構成されている。
【0034】上記回転ドラム(30)は、図5に示すよう
に、上下両端面が開口した円筒体に形成され、支持手段
(60)を介して処理ハウジング(20)に取り付けられ、
該回転ドラム(30)と処理ハウジング(20)との間の空
間が物品の搬送通路(12)に形成されている。
【0035】上記支持手段(60)は、上下方向に延びる
1本の駆動軸(61)に駆動機構(62)が連結されて成
り、該駆動軸(61)の両端は、支持部材(63,64)を介
して基台(13)に支持されている。そして、上記回転ド
ラム(30)の上部開口端は、駆動軸(61)の上部に水平
ステー(31)を介して連結されている。つまり、上記回
転ドラム(30)は、上端部にて駆動軸(61)に回転自在
に片持ち支持され、下端開口は開口状態のままに構成さ
れている。
【0036】また、上記回転ドラム(30)における下部
開口端の内周面は、図5に示すように、ガイドローラ
(32)が接して回転ドラム(30)の下端部が支持されて
おり、該ガイドローラ(32)は、図示しないが、下部の
支持部材(64)に取り付けられている。
【0037】尚、上記駆動機構(62)は、モータ(6a)
と、該モータ(6a)を駆動軸(61)に連結するスプロケ
ット(6b,6b)及びチェーン(6c)とにより構成されて
いる。また、上記上部の支持部材(63)は、後述する無
端コンベヤ(11)のガイド手段(70)に連結されたステ
ーで構成される一方、下部の支持部材(64)は、処理ハ
ウジング(20)の基台(13)に取り付けられており、該
下部の支持部材(64)には、駆動機構(62)のモータ
(6a)が設置されている。
【0038】上記無端コンベヤ(11)は、例えば、図示
しないが、幅方向の伸縮が自在なメッシュ状に形成され
ており、物品の搬入部(14)から搬出部(15)に亘って
設けられている。該無端コンベヤ(11)は、処理ハウジ
ング(20)の下部側方に位置する搬入部(14)から処理
ハウジング(20)の内部に導入し、搬送通路(12)の下
部からガイド手段(70)に沿って回転ドラム(30)を螺
旋状に巻回して搬送通路(12)を上昇し、処理ハウジン
グ(20)の上部側方に位置する搬出部(15)に一旦導出
している。そして、上記無端コンベヤ(11)は、搬出部
(15)から再び処理ハウジング(20)の内部に導入し、
テンションローラ等を介して搬入部(14)に導かれてい
る。
【0039】上記空気処理手段(40)は、図3及び図4
に示すように、物品の処理用空気を所定の空気状態に冷
却調整して搬送通路(12)に供給するものであって、ク
ーラである冷却用熱交換器(41)を備えている。該冷却
用熱交換器(41)は、回転ドラム(30)の内部に配置さ
れ、図示しないが、圧縮機及び室外熱交換器を備えた室
外機に冷媒配管を介して接続されている。そして、該冷
却用熱交換器(41)は、回転ドラム(30)と所定間隔を
存する円筒状に形成されており、半円状の2つの熱交換
部(42,42)より構成されている。該両熱交換部(42,
42)は、冷媒が流通する複数のパスが半径方向に重畳し
て形成され、上下方向に延びる多数のフィン(43,43,
…)が周方向に並設されている。そして、該各フィン
(43,43,…)のピッチは、内側で小さく、外側で大き
くなるように配置されている。
【0040】上記冷却用熱交換器(41)の上部には、該
冷却用熱交換器(41)の内側上面を閉鎖する上部閉鎖板
(44)が設けられる一方、冷却用熱交換器(41)の下端
と回転ドラム(30)の下端との間は、ドーナツ板状の下
部閉鎖板(45)で閉鎖されている。つまり、上記冷却用
熱交換器(41)の下部内側から処理用空気が冷却用熱交
換器(41)の内部に流れ、該処理用空気が冷却用熱交換
器(41)を横断して冷却され、この処理用空気が冷却用
熱交換器(41)の外側から上方に流れるようになってい
る。
【0041】上記処理ハウジング(20)は、一体物で形
成された床部材(21)と天井部材(22)と側壁部材(2
3)との3部材を備えると共に、物品の搬入用突出壁部
材(24)と搬出用膨出壁部材(25)とを備えている。そ
して、上記各部材(21〜25)は、外板と内板との間に断
熱材が充填されて形成され、上記処理ハウジング(20)
は、内部空間を低温状態に保持するように構成されてい
る。
【0042】上記床部材(21)は、基台(13)上に取り
付けられると共に、上面(2a)が中央部に向って低く傾
斜するようにコーン状に形成され、その中央部に排水口
(26)が形成されている。そして、排水口(26)には排
水管(16)が接続されている。
【0043】上記側壁部材(23)は、無端コンベヤ(1
1)の外周端が近接する円筒状に形成されて床部材(2
1)上に設置固定される一方、該側壁部材(23)の上端
には、天井部材(22)が設置固定されている。尚、上記
搬入用突出壁部材(24)は、平面視略コ字状に形成さ
れ、図示しないが、側壁部材(23)の下部のみに突出形
成され、該側壁部材(23)を貫通して搬入部(14)に延
びる無端コンベヤ(11)を覆っている。また、上記搬出
用膨出壁部材(25)は、平面視略コ字状に形成されると
共に、側壁部材(23)の上下両端に亘って形成され、該
側壁部材(23)を貫通して搬出部(15)に延びる無端コ
ンベヤ(11)を覆っている。
【0044】上記側壁部材(23)は、5つの開閉扉(2
7,27,…)が形成されると共に、搬出用膨出壁部材(2
5)の側面には、1つの開閉扉(27)が形成されてい
る。該各開閉扉(27,27,…)は、搬送通路(12)に対
面して縦方向に長く形成され、具体的に、回転ドラム
(30)のやや上方位置から回転ドラム(30)のやや下方
位置までの長さに形成されている。
【0045】更に、上記側壁部材(23)の5つの開閉扉
(27,27,…)の横幅は、搬出用膨出壁部材(25)を除
いて、各開閉扉(27,27,…)の間隔とほぼ同じに形成
され、各開閉扉(27,27,…)を開放すると、処理ハウ
ジング(20)の内部がほぼ全体に亘って開放される大き
さに形成されている。
【0046】上記ガイド手段(70)は、図8及び図9に
示すように、無端コンベヤ(11)の螺旋移動を案内する
ものであって、縦桟(71)と横桟(72)とスパイラル桟
(73)と摺接片(74)とより構成されている。該縦桟
(71)は、処理ハウジング(20)の側壁部材(23)と無
端コンベヤ(11)との間に位置し、等間隔に配置され、
上部には、上述した上部の支持部材(63)が連結されて
いる。
【0047】上記横桟(72)は、各縦桟(71)に亘って
取り付けられ、上下に3本設けられる一方、上記スパイ
ラル桟(73)は、外周側と内周側との2つが設けられ、
各縦桟(71)に亘って支持されると共に、無端コンベヤ
(11)の螺旋移動に沿って設けられている。また、上記
摺接片(74)は、スパイラル桟(73)から求心方向に向
って延び、つまり、回転ドラム(30)に向って延び、無
端コンベヤ(11)の下面が摺接して該無端コンベヤ(1
1)を保持するように設けられている。
【0048】更に、上記横桟(72)には、該横桟(72)
と処理ハウジング(20)の側壁部材(23)との間隙を仕
切る仕切り板(75)が取り付けられている。つまり、該
仕切り板(75)は、外周端がほぼ側壁部材(23)の内周
面に接するように形成され、側壁部材(23)と無端コン
ベヤ(11)の外周端との間隙を上下方向に仕切り、該間
隙を処理用空気がほぼ流れないようにして該処理用空気
が搬送通路(12)を流れるようにしている。
【0049】上記循環用ファン(50)は、2台設けら
れ、図10〜図13に示すように、処理用空気を循環さ
せるものであって、処理ハウジング(20)の天井部材
(22)に形成されたファン開口(2b)に取り付けられて
いる。該循環用ファン(50)は、処理ハウジング(20)
内に位置するファン本体(51)と、処理ハウジング(2
0)外に位置すると共に上記ファン本体(51)に連結さ
れたファンモータ(52)とを備え、上記処理ハウジング
(20)のファン開口(2b)は、ファン本体(51)の外径
より大きく形成されている。
【0050】上記循環用ファン(50)は、ファン開口
(2b)に挿入されて処理ハウジング(20)の一部を構成
するハウジング板(53)と、該ハウジング板(53)が固
定されて処理ハウジング(20)に着脱自在に固定される
矩形状の取り付け板(54)とを備えている。そして、上
記ハウジング板(53)及び取り付け板(54)を貫通する
ファン軸(55)の下端には、ファン本体(51)が処理ハ
ウジング(20)内に位置するように連結されると共に、
ファン軸(55)の上端には、ファンモータ(52)が処理
ハウジング(20)外に位置するように連結されている。
【0051】上記ファン本体(51)は、ファン軸(55)
にハブ(5a)を介して取り付けられた主板(5b)に複数
の羽根(5c,5c,…)が固定されると共に、該羽根(5
c,5c,…)にディフューザ(5d)が取り付けられて構
成されている。そして、該ディフューザ(5d)の中央部
には、処理用空気を軸心方向に吸い込む吸込口(5e)が
形成される一方、羽根(5c,5c,…)の外側は、軸心と
直交する遠心方向で全周に亘って放射状に処理用空気を
吹き出す吹出口(5f)になっており、ファン本体(51)
が遠心型ターボファンを構成している。
【0052】そして、上記ファン本体(51)は、冷却用
熱交換器(41)で冷却された処理用空気を吸い込んで該
処理用空気を搬送通路(12)に供給すると共に、処理用
空気が搬送通路(12)から回転ドラム(30)内を通るよ
うに循環させている。
【0053】尚、上記ファン本体(51)の吸込口(5e)
には、処理用空気を導く導風筒(17)が取り付けられる
と共に、上部の支持部材(63)には、回転ドラム(30)
よりやや小径に形成されて処理用空気をファン本体(5
1)に導く案内筒(18)が回転ドラム(30)の上方に位
置して取り付けられている。
【0054】また、2台のファン本体(51)の間には、
該両ファン本体(51)の間を仕切る干渉防止板(19)が
設けられ、該干渉防止板(19)は、2台のファン本体
(51)より吹き出した処理用空気が干渉しないようにし
ている。
【0055】−実施形態1における凍結動作− 次に、上述した物品処理装置(10)における物品の凍結
処理動作について説明する。
【0056】先ず、物品の凍結処理を開始すると、図示
しない室外機の圧縮機が駆動すると共に、循環用ファン
(50)が駆動する。この循環用ファン(50)の駆動によ
って処理用空気は、ファン本体(51)から放射状に吹き
出し、搬送通路(12)を上部から下方に流れ、該搬送通
路(12)の下方から回転ドラム(30)の内側に流れる。
そして、処理用空気は下部閉鎖板(45)が設けられてい
るために冷却用熱交換器(41)の内側に流入する一方、
上部閉鎖板(44)によって冷却用熱交換器(41)の上部
開口が閉鎖されていることから、処理用空気は冷却用熱
交換器(41)を横断する。
【0057】この横断の際、処理用空気は冷却用熱交換
器(41)の冷媒と熱交換して冷却される。続いて、冷却
された処理用空気は、上部閉鎖板(44)によって回転ド
ラム(30)と冷却用熱交換器(41)の間から上方に流
れ、ファン本体(51)に吸い込まれる。そして、上記処
理用空気は上述の動作を繰り返すことになる。
【0058】一方、駆動機構(62)のモータ(6a)によ
って駆動軸(61)が回転すると、回転ドラム(30)が回
転し、無端コンベヤ(11)の内側の側端面が回転ドラム
(30)に圧接しているので、該無端コンベヤ(11)は回
転ドラム(30)の回転にほぼ同期して走行移動すること
になる。この無端コンベヤ(11)は、搬入部(14)から
処理ハウジング(20)の内部に導入して搬送通路(12)
に入る。続いて、上記無端コンベヤ(11)は、搬送通路
(12)をガイド手段(70)の摺接片(74)に案内されて
螺旋状に走行して上昇し、例えば、回転ドラム(30)を
12回巻き回る。その後、上記無端コンベヤ(11)は、
搬送通路(12)の上端まで移動すると、搬送通路(12)
から処理ハウジング(20)を出て搬出部(15)に移動し
た後、該搬出部(15)から再び処理ハウジング(20)に
導入し、上記搬入部(14)に戻り、この動作を繰り返す
ことになる。
【0059】上記無端コンベヤ(11)の走行時に、搬入
部(14)において食品等の物品が無端コンベヤ(11)に
載置され、この物品が搬送通路(12)を螺旋状に上昇移
動する。この移動時において、冷却された低温の処理用
空気が搬送通路(12)を縦方向に流れるので、物品が処
理用空気に晒されて凍結し、搬出部(15)より搬出さ
れ、この動作を順次繰り返して物品の凍結処理を行うこ
とになる。
【0060】また、上記物品の凍結処理の際、ガイド手
段(70)の仕切り板(75)が処理ハウジング(20)と無
端コンベヤ(11)との間を区画しているので、処理用空
気が処理ハウジング(20)と無端コンベヤ(11)との間
を流れることなく、搬送通路(12)を確実に流れること
になる。
【0061】一方、上記物品の凍結処理が終了すると、
例えば、一日の作業が終了すると、処理ハウジング(2
0)の内部などを洗浄することになる。その際、6つの
開閉扉(27,27,…)を開放すると、処理ハウジング
(20)の内部がほぼ全体に亘って開放されることにな
る。
【0062】この開閉扉(27,27,…)を開放した状態
において、作業者が処理ハウジング(20)の外から洗浄
水を処理ハウジング(20)の内部に噴射することにな
る。特に、処理ハウジング(20)に近接して無端コンベ
ヤ(11)が走っているので、無端コンベヤ(11)やガイ
ド手段(70)の細部まで洗浄することができる。
【0063】特に、処理ハウジング(20)の側壁部材
(23)が円筒状に形成されていることから、ごみ溜まり
が少なく、容易に洗浄し得ると共に、洗浄水が、コーン
状に形成された処理ハウジング(20)の床部材(21)に
沿って排水口(26)に流れ、排水管(16)を介して速や
かに排出される。
【0064】また、上記循環用ファン(50)を取り換え
る場合などにおいては、処理ハウジング(20)のファン
開口(2b)がファン本体(51)より大きく形成されてい
るので、該処理ハウジング(20)の上方より取り付け作
業等を行うことになる。
【0065】−実施形態1の効果− 以上のように、本実施形態1によれば、回転ドラム(3
0)の内部に空気処理手段(40)の冷却用熱交換器(4
1)を配置するようにしたために、従来、デッドスペー
スであった回転ドラム(30)の内部を有効利用すること
ができるので、処理ハウジング(20)の外形を小さくす
ることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0066】特に、従来のように回転ドラム(30)と空
気処理手段(40)とを隣り合わせて配置していないこと
から、装置全体を極めて小型化することができ、装置全
体の設置スペースを小さくすることができることから、
省スペース化を図ることができる。
【0067】また、上記処理ハウジング(20)の容積を
従来に比して小さくすることができるので、冷却能力を
小さくすることができることから、処理効率の向上を図
ることができる。
【0068】また、上記冷却用熱交換器(41)を円筒状
に形成しているので、必要な熱交換面積を確実に確保す
ることができるので、必要能力を確実に発揮させること
ができる。
【0069】また、上記循環用ファン(50)を回転ドラ
ム(30)の上方に配置しているので、処理用空気の循環
を確実に行わせることができると共に、循環用ファン
(50)を処理ハウジング(20)の内部に配置する場合に
比して処理ハウジング(20)を小型にすることができる
ことから、より小型化を図ることができる。
【0070】また、上記回転ドラム(30)を片持ち支持
するようにしているので、空気処理手段(40)の冷媒配
管等の導入を行うことができ、回転ドラム(30)の内部
空間の有効利用を可能とすることができる。
【0071】また、上記ガイド手段(70)に仕切り板
(75)を設けて処理ハウジング(20)と無端コンベヤ
(11)との間の間隙を上下に区画するようにしたため
に、空気処理手段(40)の処理用空気のショートサーキ
ットを確実に防止することができ、該処理用空気が搬送
通路(12)を確実に流れることから、物品の処理効率の
向上を図ることができる。
【0072】また、上記冷却用熱交換器(41)のフィン
(43,43,…)の間隔を内側で細かく、外側で荒くする
ようにしているので、該冷却用熱交換器(41)を横断す
る処理用空気の流速が冷却用熱交換器(41)の内側で速
く、外側で遅くすることができ、冷却用熱交換器(41)
の着霜をほぼ均一にすることができることから、デフロ
スト処理を少なくすることができる。
【0073】一方また、上記無端コンベヤ(11)の外周
端に近接して処理ハウジング(20)を形成すると共に、
開閉扉(27,27,…)を設けるようにしたために、該開
閉扉(27,27,…)の開放によって処理ハウジング(2
0)の内部をほぼ全体に亘って開放することができるの
で、処理ハウジング(20)の外部から処理ハウジング
(20)の内部、つまり、無端コンベヤ(11)等を洗浄す
ることができ、洗浄作業の容易化及び確実化を図ること
ができる。
【0074】また、上記処理ハウジング(20)の床部材
(21)をコーン状に形成しているために、排水口(26)
へ確実な排水を行うことができると共に、隅角部が少な
いことから、ごみ溜りが少なくなり、洗浄をより容易に
行うことができる。
【0075】また、上記処理ハウジング(20)を一体物
の床部材(21)と天井部材(22)と側壁部材(23)とで
構成したために、組付を容易に行うことができると共
に、継ぎ目部分が少なくすることができるので、ごみ溜
りが少なくなり、洗浄をより容易に行うことができる。
【0076】また、上記ガイド手段(70)を処理ハウジ
ング(20)に近接して設けるようにしたために、ごみ溜
りが生じ易いガイド手段(70)を容易に且つ確実に洗浄
することができる。
【0077】また、上記回転ドラム(30)を片持ち支持
するようにしたために、該回転ドラム(30)の支持構造
が簡素になり、ごみ溜りを回避することができることか
ら、洗浄の手間を少なくすることができる。
【0078】また、上記循環用ファン(50)を回転ドラ
ム(30)の上方に配置するようにしたために、処理ハウ
ジング(20)と無端コンベヤ(11)とを近接させること
ができるので、処理ハウジング(20)の外部からの洗浄
作業を確実に実現することができる。
【0079】また、上記循環用ファン(50)のファン本
体(51)を処理ハウジング(20)の内部に、ファンモー
タ(52)を処理ハウジング(20)の外部に配置するよう
にしたために、処理ハウジング(20)の内部にモータ熱
が伝わることがなく、冷却能力の低下を確実に防止する
ことができる。
【0080】また、上記循環用ファン(50)を処理ハウ
ジング(20)のファン開口(2b)に着脱自在にしたため
に、該循環用ファン(50)を処理ハウジング(20)の外
部から取り付け及び取り外しを行うことができるので、
該循環用ファン(50)の取り付け等の作業の容易化を図
ることができる。
【0081】また、上記ファン本体(51)から処理用空
気を放射状に吹き出すようにしているので、該処理用空
気が処理ハウジング(20)の内部空間に均一に流れるよ
うにすることができ、物品の処理を均一に行うようにす
ることができる。
【0082】また、上記回転ドラム(30)の内部に空気
処理手段(40)を配置し、該回転ドラム(30)の上方に
循環用ファン(50)を配置するようにしたために、処理
用空気が搬送通路(12)を確実に流れる気流を生成する
ことができ、物品の処理を効率よく確実に行うことがで
きる。
【0083】−実施形態2− 本実施形態2は、図14及び図15に示すように、高圧
空気を噴射する空気噴射手段(80)を設けたものであ
る。
【0084】具体的に、上記空気噴射手段(80)は、エ
アポンプ等を有する空気供給源(81)を備えており、該
空気供給源(81)に空気配管(82)が接続され、該空気
配管(82)は、図示しないが、処理ハウジング(20)の
天井部材(22)を貫通して該処理ハウジング(20)の内
部に導入され、駆動軸(61)に連結されている。該駆動
軸(61)は、内部に空気通路(83)が形成されると共
に、2本の分岐管(84,84)が接続されている。
【0085】該分岐管(84,84)は、駆動軸(61)より
遠心方向に延びた後、L字状に屈曲して冷却用熱交換器
(41)に沿って下方に延びる縦管部(8a,8a)を備えて
いる。該縦管部(8a,8a)は、冷却用熱交換器(41)の
内面に近接すると共に、噴射部である複数のノズル(8
5,85,…)を備えている。
【0086】したがって、上記空気供給源(81)から高
圧空気を供給すると、該高圧空気は、空気配管(82)か
ら駆動軸(61)を介して分岐管(84,84)に供給され、
縦管部(8a,8a)のノズル(85,85,…)から吹き出
し、冷却用熱交換器(41)の内面から該冷却用熱交換器
(41)に吹き付けられることになる。
【0087】特に、上記分岐管(84,84)は、駆動軸
(61)の回転に伴って回転することから、高圧空気は冷
却用熱交換器(41)の全周に均一に吹き付けられること
になり、この高圧空気によって冷却用熱交換器(41)の
着霜が吹き飛ばされることになる。
【0088】以上のように、上記空気噴射手段(80)に
よって冷却用熱交換器(41)の内側から高圧空気を噴射
することができるので、該冷却用熱交換器(41)の着霜
を吹き飛ばすことができ、デフロストをでき得る限り回
避することができる。
【0089】−実施形態3− 本実施形態3は、図16及び図17に示すように、上記
実施形態1の処理ハウジング(20)が円筒形に形成され
ていたのに代えて、処理ハウジング(20)を六角形又は
八角形に形成したものである。
【0090】本実施形態3においても、上記実施形態1
と同様に、全体形状の小型化、洗浄性の向上及び循環用
ファン(50)の取り付け作業等の向上を図ることができ
る。尚、上記処理ハウジング(20)は、本実施形態3の
形状に限られず、各種の多角形のものであってもよいこ
とは勿論である。
【0091】また、本実施形態3においては、図18及
び図19に示すように、上記実施形態1の冷却用熱交換
器(41)が円筒形に形成されていたのに代えて、冷却用
熱交換器(41)の形状を八角形又は四角形に形成しても
よい。要するに、所定の冷却能力を発揮し得る熱交換器
(41)であればよく、形状は各種のものを採用してもよ
い。
【0092】尚また、上記冷却用熱交換器(41)は、請
求項1及び請求項2記載の発明では、筒状のものに限ら
れず、平面状のものであってもよく、つまり、処理用空
気が回転ドラム(30)の内部を下方から上方に流れる
際、上記冷却用熱交換器(41)を横断して冷却されるよ
うにしてもよい。
【0093】
【発明の他の実施の形態】本実施形態においては、食品
の処理を行う物品処理装置(10)について説明したが、
本発明は、物品を加熱処理するものや、食品以外の物品
を処理するものであってもよいことは勿論である。
【0094】また、各実施形態における空気処理手段
(40)の冷却用熱交換器(41)は、銅管の他、鉄管など
であってもよく、口径は各種のものを適用してもよい。
【0095】また、上記仕切り板(75)は、上下に3つ
設けたが、上下に2つ、又は1つ設けるようにしてもよ
い。
【0096】また、各実施形態において、循環用ファン
(50)は2台設置したが、本発明では、循環用ファン
(50)を1台又は3台以上設置してもよく、要するに、
所定の循環風量の能力を発揮するものであればよい。
【0097】また、各実施形態において、開閉扉(27)
は6つ設けるようにしたが、本発明では、開閉扉(27)
は5つ以下又は7つ以上であってもよく、要するに、洗
浄作業の可能な大きさ及び個数であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す物品処理装置の断面
正面図である。
【図2】物品処理装置の断面平面図である。
【図3】物品処理装置の要部を示す断面正面図である。
【図4】冷却用熱交換器の平面図である。
【図5】回転ドラムの断面正面図である。
【図6】開閉扉の動作を示す物品処理装置の断面平面図
である。
【図7】物品処理装置の正面図である。
【図8】ガイド手段を示す斜視図である。
【図9】ガイド手段を示す平面図である。
【図10】循環用ファンの斜視図である。
【図11】循環用ファンの断面図である。
【図12】循環用ファンの側面図である。
【図13】循環用ファンの正面図である。
【図14】実施形態2の空気噴射手段を示す断面正面図
である。
【図15】空気噴射手段を示す平面図である。
【図16】実施形態3の他の処理ハウジングを示す平面
図である。
【図17】実施形態3の他の処理ハウジングを示す平面
図である。
【図18】実施形態3の他の冷却用熱交換器を示す平面
図である。
【図19】実施形態3の他の冷却用熱交換器を示す平面
図である。
【符号の説明】
10 物品処理装置 11 無端コンベヤ 12 搬送通路 20 処理ハウジング 21 床部材 22 天井部材 23 側壁部材 26 排水口 2a ファン開口 30 回転ドラム 40 空気処理手段 41 冷却用熱交換器 50 循環用ファン 51 ファン本体 52 ファンモータ 53 ハウジング板 54 取り付け板 55 ファン軸 5e 吸込口 5f 吹出口 60 支持手段 64 支持部材 70 ガイド手段 71 縦桟 72 横桟 73 スパイラル桟 75 摺接片 80 空気噴射手段
フロントページの続き (72)発明者 川戸 清比己 大阪市北区中津1丁目6番28号 ホーコク ビル ダイキンプラント株式会社内 (72)発明者 大久保 宜英 大阪市北区中津1丁目6番28号 ホーコク ビル ダイキンプラント株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の処理ハウジング(20)の内部に円
    筒状の回転ドラム(30)が支持手段(60)を介して回転
    自在に配置されると共に、 該処理ハウジング(20)と回転ドラム(30)との間には
    処理用空気が流れる物品の搬送通路(12)が形成され、 該搬送通路(12)には、物品が載置されて該物品を搬送
    する無端コンベヤ(11)が回転ドラム(30)を螺旋状に
    巻回して設けられ、 該無端コンベヤ(11)の螺旋移動を案内するガイド手段
    (70)が設けられる一方、 上記回転ドラム(30)の内側には、物品の処理用空気を
    所定の空気状態に調整して搬送通路(12)に供給する空
    気処理手段(40)が設けられていることを特徴とする無
    端コンベヤを備えた物品処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無端コンベヤ(11)を備
    えた物品処理装置において、 空気処理手段(40)は、処理用空気と熱交換して該処理
    用空気を調整する熱交換器(41)を備え、 該熱交換器(41)が回転ドラム(30)の内部に配置され
    ていることを特徴とする無端コンベヤを備えた物品処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無端コンベヤを備えた物
    品処理装置において、 空気処理手段(40)の熱交換器(41)は、回転ドラム
    (30)に沿って位置するように筒状に形成されているこ
    とを特徴とする無端コンベヤを備えた物品処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の無端コンベヤを備えた物
    品処理装置において、 回転ドラム(30)の上方には、熱交換器(41)で調整さ
    れた処理用空気を吸い込んで該処理用空気を搬送通路
    (12)に供給すると共に、処理用空気が搬送通路(12)
    から回転ドラム(30)内を通るように循環させる循環用
    ファン(50)が配置されていることを特徴とする無端コ
    ンベヤを備えた物品処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の無端コンベヤを備えた物
    品処理装置において、 回転ドラム(30)は、該回転ドラム(30)の上端部にて
    支持手段(60)に片持ち支持されていることを特徴とす
    る無端コンベヤを備えた物品処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の無端コンベヤを備えた物
    品処理装置において、 ガイド手段(70)は、処理ハウジング(20)の内面に近
    接して立設された縦桟(71)と、無端コンベヤ(11)の
    下面が摺接して該無端コンベヤ(11)を保持する摺接片
    (74)と、上記各縦桟(71)に亘って取り付けられ且つ
    処理ハウジング(20)の内面と無端コンベヤ(11)の外
    周端との間の間隙を上下方向に区画する仕切り板(75)
    とを備えていることを特徴とする無端コンベヤを備えた
    物品処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の無端コンベヤを備えた物
    品処理装置において、 熱交換器(41)の内側には、回転ドラム(30)に同期し
    て回転し且つ高圧空気を熱交換器(41)に内側より吹き
    付ける空気噴射手段(80)の吹出部(85)が設けられて
    いることを特徴とする無端コンベヤを備えた物品処理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020520868A (ja) * 2017-05-24 2020-07-16 スティーブン・ケリーSteven Kelley 物品を液体に浸漬するためのスパイラルコンベヤシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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