JP2002068436A - 食品の搬送処理装置 - Google Patents

食品の搬送処理装置

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JP2002068436A
JP2002068436A JP2000255941A JP2000255941A JP2002068436A JP 2002068436 A JP2002068436 A JP 2002068436A JP 2000255941 A JP2000255941 A JP 2000255941A JP 2000255941 A JP2000255941 A JP 2000255941A JP 2002068436 A JP2002068436 A JP 2002068436A
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food
spiral moving
processing
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vertical drum
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Morihiro Ugajin
守弘 宇賀神
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2207/00Indexing codes relating to constructional details, configuration and additional features of a handling device, e.g. Conveyors
    • B65G2207/24Helical or spiral conveying path

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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大幅な小型化を達成し、同時に熱効率
を高め、螺旋移動部において処理気体の供給量を増大し
て急速処理を行っても食品を安定状態に保持し、洗浄作
業が容易な食品の搬送処理装置を提供する。 【解決手段】 庫体21内に食品を循環させる無端状の
搬送ベルト4を備え、且つ庫体21内において搬送ベル
ト4により食品を螺旋状に搬送する螺旋移動部5を形成
し、螺旋移動部5にて搬送ベルト4上の食品に処理空気
を作用させて食品の処理を行うようにしている食品の搬
送処理装置であって、螺旋移動部5の内側空間に冷気発
生装置26を配置し、冷気発生装置26により発生した
処理空気を、螺旋移動部5の上部から下方に向けて供給
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の冷凍処理、
乾燥処理、加熱処理、蒸し処理などを連続して行うため
の食品の搬送処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7、図8は、従来の食品の搬送処理装
置として、通称スパイラルフリーザと呼ばれている冷凍
処理装置を例示したものである。この冷凍処理装置は、
所要の容積をもつ庫体1の内部に、搬入口2と搬出口3
との間で循環させるようにした無端状の搬送ベルト4を
配置しており、該搬送ベルト4の途中に搬送ベルト4を
螺旋状に移動させるようにした螺旋移動部5を形成して
いる。更に、庫体1内部における螺旋移動部5の側部に
は、該螺旋移動部5に冷気を供給するようにした冷気発
生装置6を配置している。
【0003】図7、図8では、螺旋移動部5が竪型ドラ
ム7を備えた場合を示している。竪型ドラム7は、その
中心を上下に貫通する軸8により回転可能に支持されて
おり、軸8を下部に設けた駆動装置10に連結した構成
としている。竪型ドラム7の外周には、竪型ドラム7に
ガイドさせた金属製ネットなどの無端状の搬送ベルト4
がドラム周りを螺旋状に移動するように係合されてい
る。更に、前記螺旋移動する搬送ベルト4の外側には、
これを取り囲むように導風外筒11が固定されており、
竪型ドラム7と導風外筒11との間に環状の冷却空間1
2が形成されている。なお、搬入口2と搬出口3は、図
示以外に、二点鎖線2’,3’で示すように、環状の冷
却空間12に対して接線方向の一直線上に設けたり、或
いは直角の方向に設けている場合もある。
【0004】従って、駆動装置10により竪型ドラム7
の回転を駆動すると、無端状の搬送ベルト4は竪型ドラ
ム7周りの冷却空間12を螺旋状に移動し、よって搬入
口2から搬送ベルト4上に供給した食品は、螺旋移動部
5を螺旋移動した後、搬出口3から外部に取出される。
【0005】更に、庫体1内における螺旋移動部5の側
部に設けられている冷気発生装置6は、吸引ファン13
と熱交換器14とを横置きにした構成を有しており、吸
引ファン13は吸引ダクト15を介して導風外筒11の
一側に形成した開口16により環状の冷却空間12に側
方から接続されている。また、熱交換器14は、冷気供
給ダクト17を介して導風外筒11の他側に形成した開
口18により冷却空間12に側方から接続されている。
【0006】庫体1は、前記螺旋移動部5と冷気発生装
置6とを所要の余裕を有して包囲する容積を備えてお
り、更に庫体1には、図7に示すような小さな開閉扉1
9が設けられており、開閉扉19から庫体1内に作業員
が入ることにより、螺旋移動部5や庫体床面20、更に
は冷気発生装置6などの清掃作業、或いはメンテナンス
作業などを行うようにしている。
【0007】一方、図7、図8に示した冷凍処理装置で
は、竪型ドラム7を貫通する軸8を、下部に設けた駆動
装置10により回転する場合について例示したが、この
方式以外にも図示しないが、駆動装置を上部に設けて図
8の軸8の回転を行うようにしたもの、竪型ドラムの下
端中心位置に下部軸を設けて下部軸を駆動装置により回
転するようにしたもの、或いは竪型ドラムの上端中心位
置に上部軸を設けて上部軸を駆動装置により回転するよ
うにしたものもある。
【0008】更に、近年では、前記竪型ドラムを設ける
ことを廃止し、食品の載置面を形成するための複数連結
されたロッドの両端に上方に向けてサイドリンクを備え
た搬送ベルトを設け、該搬送ベルトを、サイドリンクを
挟むようにして螺旋状に積み重ねることにより、搬送ベ
ルト自体で起立して旋回する螺旋移動部を形成したもの
も提案されている。
【0009】上記したような冷凍処理装置では、冷気発
生装置6の熱交換器14で冷却された冷気は、冷気供給
ダクト17により冷却空間12の一側に側方から供給さ
れて搬送ベルト4上の食品を冷却して冷凍を行い、冷却
を行った後の空気は冷却空間12の他側の側方から吸引
ダクト15を経て吸引ファン13に吸引され、再び熱交
換器14により冷却される。従って、搬入口2から搬送
ベルト4上に供給した食品は、螺旋移動部5の冷却空間
12を螺旋移動する間に、前記冷気による冷却によって
冷凍された後、搬出口3から外部に取出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来から実施
されている冷凍処理装置では、図7、図8に示すよう
に、螺旋移動部5の側部に冷気発生装置6を並設し、螺
旋移動部5と冷気発生装置6との間を吸引ダクト15と
冷気供給ダクト17で接続した構成を有しているため
に、装置全体の占有スペースが増大し、そのために庫体
1も大型となり、既存の食品工場などに設置できないと
いった問題が生じていた。
【0011】また、冷気発生装置6で冷却した冷気を、
冷気供給ダクト17により螺旋移動部5に供給している
こと、及び、庫体1内部の容積が大きいことにより、冷
気供給ダクト17での放熱による熱損失が大きいという
問題がある。従って、装置の立上げ時に、冷却空間12
が規定の冷却温度に到達するまでに長時間を要し、よっ
てランニングコストも増加するという問題がある。従来
の冷凍処理装置では、冷却空間12を規定の低温に到達
させるまでに約40分〜1時間を要していた。
【0012】また、食品を急速に冷凍するためには、冷
気発生装置6から螺旋移動部5に供給する冷気の流速を
高める必要があるが、冷気を冷却空間12に側方から供
給しているために、高速の冷気によって搬送ベルト4上
の食品が動いてしまい、食品が変形したり破損するなど
の問題を生じる可能性がある。
【0013】また、作業終了後の洗浄の際、作業員が小
さな開閉扉19を開けて極寒の狭い庫体1内に入って洗
浄を行っているために、作業員が病気や怪我を生じる虞
れがあり、更に庫体1内の容積が大きいために、洗浄作
業が大変であるという問題を有していた。
【0014】更に、前記搬送ベルト4の洗浄時は、搬送
ベルト4を循環移動させながら洗浄することにより容易
に実施できるが、竪型ドラム7の外面及び導風外筒11
の内面は、作業員が入れないために洗浄し難く、このた
めに導風外筒11に洗浄用窓を設けている場合もある
が、洗浄作業が大変で非能率的であるという問題を有し
ていた。
【0015】本発明は、装置の大幅な小型化を達成する
ことができ、同時に熱効率を高めることができ、螺旋移
動部において処理空気の供給量を増大して急速処理を行
っても食品を安定状態に保持することができ、しかも洗
浄作業が容易な食品搬送処理装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、庫体内に食品
を循環させる無端状の搬送ベルトを備え、且つ庫体内に
おいて前記搬送ベルトにより食品を螺旋状に搬送する螺
旋移動部を形成し、該螺旋移動部にて搬送ベルト上の食
品に処理空気を作用させて食品の処理を行うようにして
いる食品の搬送処理装置であって、螺旋移動部の内側空
間に処理空気発生装置を配置し、該処理空気発生装置に
より発生した処理空気を、螺旋移動部の上部から下方に
向けて供給するようにしたことを特徴とする食品の搬送
処理装置、に係るものである。
【0017】上記手段において、庫体の内部に、螺旋移
動部を包囲する導風板を開閉可能に備えていてもよく、
また、庫体に、庫体内部を大きく開放する開閉扉を備え
ていてもよい。
【0018】また、螺旋移動部が、下部軸により回転駆
動可能に庫体底面に支持されて搬送ベルトを螺旋移動す
るようにした竪型ドラムを備えている場合において、竪
型ドラムの内側に配置した処理空気発生装置を、庫体上
部に設けた上部支持ベースに吊下げ支持してもよい。
【0019】更に、螺旋移動部が、上部軸により回転駆
動されて搬送ベルトを螺旋移動するようにした竪型ドラ
ムを備えている場合において、竪型ドラムの内側に配置
した処理空気発生装置を、庫体底面に設けた下部支持ベ
ース上に支持してもよい。
【0020】更に、螺旋移動部が、上下に貫通した軸に
より回転駆動可能に支持されて搬送ベルトを螺旋移動す
るようにした竪型ドラムを備えている場合において、竪
型ドラム内面と軸との間に複数の処理空気発生装置を配
置し、各処理空気発生装置を、庫体上部に設けた支持材
に吊下げ支持してもよい。
【0021】上記本発明によれば、以下の如く作用す
る。
【0022】螺旋移動部の内側空間に設置した処理空気
発生装置の処理空気は、螺旋移動部に上部から下向きに
供給されて搬送ベルト上の食品を処理する。螺旋移動部
を流下して食品の処理を行った空気は、再び処理空気発
生装置に導かれて循環する。
【0023】上記において、螺旋移動部の内側空間に処
理空気発生装置を配置したことにより、従来の螺旋移動
部と処理空気発生装置とを並置した構成に比して占有ス
ペースを大幅に減少させることができ、従って庫体も小
型のものとすることができ、よって既存の食品工場など
に容易に設置できる他、スペースの有効利用を図ること
ができる。
【0024】吸引ファンにより下側から吸引した空気を
処理空気発生装置により冷却、加熱などを行い、その処
理空気を、直ちに螺旋移動部に上部から下方に向けて供
給するようにしているので、処理空気発生装置の処理空
気を螺旋移動部に供給するまでの距離が極めて短く、よ
って熱の損失を小さくして効率的な冷却、加熱を行うこ
とができる。
【0025】また、庫体を小型の容積とすることができ
るために、熱損失を小さくすることができ、よって装置
の立上げ時に冷却空間を規定の低温に到達させるまでの
時間を短縮することができ、作業時間の大幅な短縮を図
ることができる。また、このためにランニングコストも
低減できる。
【0026】更に、処理空気発生装置からの処理空気
を、螺旋移動部に上部から下方に向けて供給するように
しているので、食品を急速に処理するために処理空気の
流速を高めても、処理空気によって搬送ベルト上の食品
が動くようなことがなく、常に安定した処理を行い得
る。
【0027】一方、庫体の四面に、開閉により螺旋移動
部を大きく露出できるようにした開閉扉を備え、且つ庫
体の内部に、螺旋移動部を包囲し且つ回動によって螺旋
移動部を露出できるようにした導風板を備えているの
で、開閉扉と導風板とを開放することにより、竪型ドラ
ムの外面及び導風板の内面を、外部から容易に、しかも
能率的に洗浄できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】図1は、本発明の食品の搬送処理装置の一
例として、食品の冷凍処理装置の場合を示した側面図、
図2は図1をII−II方向から見た平面図であリ、図
中図7、図8と同一の構成部材には同一の符号を付して
説明を省略し、本発明の特徴部分についてのみ詳細に説
明する。
【0030】図1、図2に示すように、この冷凍処理装
置は、平面形状が略正四角形を有した庫体21の内部
に、竪型ドラム7を有する螺旋移動部5を備えている。
図1の竪型ドラム7は、竪型ドラム7の下端中心位置に
下部軸34を設け、該下部軸34を下部に設けた駆動装
置10に連結した構成としている。32は例えば天井壁
9と庫体床面20とに固定して設けた支持ポスト、36
は支持ポスト32の上部に設けた上部支持ベース36で
あり、該上部支持ベース36には竪型ドラム7の振れ止
め38を設けている。
【0031】庫体21に設けられた搬入口2と搬出口3
との間には無端状の搬送ベルト4が設けられており、該
搬送ベルト4の長さの殆どが、前記竪型ドラム7の外周
に螺旋状に係止されて螺旋移動部5を形成している。上
記螺旋移動部5は、上端と天井壁9との間、及び下端と
庫体床面20との間に、夫々所定の間隔24,25が形
成されるようにしている。また、前記庫体21は、螺旋
移動部5を包囲する最小の容積となっている。
【0032】螺旋移動部5の内部は円柱形の空間となっ
ているので、この内側空間に、処理空気発生装置として
の冷気発生装置26を配置する。冷気発生装置26は、
下部に設けた軸流ファンからなる吸引ファン27と、吸
引ファン27の上部に設けた熱交換器28とにより構成
されており、吸引ファン27と熱交換器28は、上部支
持ベース36に、支持材37を介して吊下げ支持されて
いる。図中30は、冷気発生装置26に接続された配管
であり、該配管30は外部の図示しないコンプレッサな
どに接続されている。
【0033】更に、庫体21の内部における螺旋移動部
5の外周位置には、螺旋移動部5を包囲するようにした
複数の導風板31が設置されている。この導風板31
は、前記した支持ポスト32に回動可能に取付けられて
おり、図2に二点鎖線で示すように回動させることによ
り、螺旋移動部5を露出できるようになっている。ま
た、前記庫体21の四面にも大型の開閉扉33が設けら
れており、開閉扉33を開放することにより螺旋移動部
5を大きく露出させられるようにしている。
【0034】上記形態例の作用を説明する。
【0035】図1、図2に示した形態によれば、螺旋移
動部5の内側空間に設置した冷気発生装置26(処理空
気発生装置)の吸引ファン27により下側から空気が吸
引され、吸引された空気は上部の熱交換器28に導入さ
れて冷却され、冷却された冷気(処理空気)は、支持フ
レーム7aの間を通り、冷気発生装置26の上部と庫体
1の天井壁9との間の間隔24を外側に流動し、矢印で
示すように螺旋移動部5における冷却空間12に上部か
ら供給され、搬送ベルト4上の食品を冷却する。冷却空
間12を流下して食品を冷却した空気は、冷気発生装置
26の下部と庫体床面20との間の間隔25を内側に流
動し、矢印で示すように再び前記吸引ファン27に吸引
されて循環する。
【0036】上記したように、螺旋移動部5の内側空間
に冷気発生装置26を配置し、該冷気発生装置26を、
上部支持ベース36に、支持材37を介して吊下げ支持
した構成としたので、図7、図8に示した従来装置のよ
うに、螺旋移動部5の側部に冷気発生装置6を並設した
構成に比して、占有スペースを略半分に減少することが
できる。このため、庫体21も小型のものとすることが
でき、よって既存の食品工場などに容易に設置できる
他、スペースの有効利用を図ることができる。
【0037】更に吸引ファン27により下側から吸引し
た空気を上部の熱交換器28で冷却し、冷却した冷気
を、直ちに螺旋移動部5の搬送ベルト4に上部から供給
するようにしているので、冷気発生装置26の冷気を螺
旋移動部5に供給するまでの距離を極めて短くでき、よ
って熱の損失を小さくして効率的な冷却を行うことがで
きる。
【0038】また、庫体21を小型の容積とすることが
できるために、熱損失を小さくすることができ、よって
装置の立上げ時に冷却空間12を規定の低温に到達させ
るまでの時間を短縮することができる。上記形態によれ
ば、冷却空間12を規定の低温に到達させるまでの時間
が約15分〜30分となり、従来装置の場合の約半分の
時間とすることができて、作業時間の大幅な短縮を図る
ことができる。また、このためにランニングコストも低
減できる。
【0039】更に、前記したように、熱交換器28から
の冷気を、螺旋移動部5の搬送ベルト4に上部から下向
きに供給するようにしているので、食品を急速に冷凍す
るために冷気の流速を高めても、冷気によって搬送ベル
ト4上の食品が動くようなことがなく、常に安定した冷
凍を行うことができる。また、上部支持ベース36に支
持材37を介して吊下げて支持した冷気発生装置26
は、上部支持ベース36を取外すことにより、上部に取
出して容易にメンテナンスすることもできる。
【0040】また、庫体21の四面に、開閉により螺旋
移動部5を大きく露出できるようにした開閉扉33を備
え、且つ庫体1の内部に、螺旋移動部5を包囲し且つ回
動によって螺旋移動部5を露出できるようにした導風板
31を備えているので、前記開閉扉33と導風板31と
を二点鎖線で示すように開放することにより、竪型ドラ
ム7の外面、及び導風板31の内面を、外部から容易
に、しかも能率的に洗浄することができる。
【0041】図3は本発明の他の形態を示す側面図、図
4は図3をIV−IV方向から見た平面図である。図
3、図4の場合は、竪型ドラム7の上端中心位置に支持
フレーム7aを介して上部軸35aが固定されており、
該上部軸35aを庫体1の天井壁9に貫通させ、上部軸
35aの上端を天井壁9の外側に設置した駆動装置35
に連結している。また、竪型ドラム7の下端は、庫体床
面20上に固定した下部支持ベース22の上面に備えた
ボールユニット23により回転可能に支持されている。
図3、図4の場合の竪型ドラム7の内部に設置する冷気
発生装置26は、下部支持ベース22上に対して支持材
29により支持させている。
【0042】図5は、本発明の更に他の形態を示したも
のである。この冷凍処理装置は、竪型ドラム7の中心に
上下に貫通する軸39を備えて竪型ドラム7を回転可能
に支持しており、軸39を下部に設けた駆動装置10に
連結した構成としている。この場合の竪型ドラム7の内
部に設置する冷気発生装置26は、軸39を避けるべ
く、竪型ドラム7内面と軸39との間に複数の冷気発生
装置26a,26bを配置し、各冷気発生装置26a,
26bを、庫体上部に設けた支持材40にて吊下げ支持
するようにしている。また、図6は、上記図5の形態の
変形例を示したものであり、図6では、軸39の上端を
庫体1の天井壁9に貫通させ、軸39の上端を天井壁9
の外側に設置した駆動装置35に連結している。上記図
5、図6に示した形態によれば、一般に使用されている
既存の冷凍処理装置への適用が容易に可能となる。
【0043】なお、上記形態例においては、竪型ドラム
7を備えた冷凍処理装置の場合について説明したが、竪
型ドラム7を備えておらず、搬送ベルト自身によって螺
旋移動部を構成するようにしている装置においても適用
することができる。
【0044】また、上記形態例においては、冷凍処理装
置の場合について説明したが、本発明は、種々の処理空
気発生装置を備えた食品の搬送処理装置に適用すること
ができる。例えば、処理空気発生装置として加熱装置を
備えた場合の乾燥処理装置や加熱処理装置、更には、処
理空気発生装置として加熱装置と蒸気発生装置とを備え
た場合の蒸し処理装置などに適用することができる。
【0045】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、螺旋移動
部の内側空間に処理空気発生装置を配置したことによ
り、従来の螺旋移動部と処理空気発生装置とを並置した
構成に比して占有スペースを大幅に減少させることがで
き、従って庫体も小型のものとすることができ、よって
既存の食品工場などに容易に設置できる他、スペースの
有効利用を図ることができる効果がある。
【0046】吸引ファンにより下側から吸引した空気を
処理空気発生装置により冷却、加熱などを行い、その処
理空気を、直ちに螺旋移動部に上部から下方に向けて供
給するようにしているので、処理空気発生装置の処理空
気を螺旋移動部に供給するまでの距離が極めて短く、よ
って熱の損失を小さくして効率的な冷却、加熱を行うこ
とができる効果がある。
【0047】また、庫体を小型の容積とすることができ
るために、熱損失を小さくすることができ、よって装置
の立上げ時に冷却空間を規定の低温に到達させるまでの
時間を短縮することができ、作業時間の大幅な短縮を図
ることができる効果がある。また、このためにランニン
グコストも低減できる効果がある。
【0048】更に、処理空気発生装置からの処理空気
を、螺旋移動部に上部から下方に向けて供給するように
しているので、食品を急速に処理するために処理空気の
流速を高めても、処理空気によって搬送ベルト上の食品
が動くようなことがなく、常に安定した処理を行い得る
効果がある。
【0049】一方、庫体の四面に、開閉により螺旋移動
部を大きく露出できるようにした開閉扉を備え、且つ庫
体の内部に、螺旋移動部を包囲し且つ回動によって螺旋
移動部を露出できるようにした導風板を備えているの
で、開閉扉と導風板とを開放することにより、竪型ドラ
ムの外面及び導風板の内面を、外部から容易に、しかも
能率的に洗浄できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品の搬送処理装置の形態の一例を示
す切断側面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】本発明の食品の搬送処理装置の形態の他の例を
示す切断側面図である。
【図4】図3のIV−IV方向矢視図である。
【図5】本発明の食品の搬送処理装置の形態の更に他の
例を示す切断側面図である。
【図6】図5の形態の変形例を示す切断側面図である。
【図7】従来の食品の搬送処理装置の一例を示す概略切
断平面図である。
【図8】図7の装置の概略切断側面図である。
【符号の説明】
4 搬送ベルト 5 螺旋移動部 7 竪型ドラム 21 庫体 22 下部支持ベース 26 冷気発生装置(処理空気発生装置) 26a,26b 冷気発生装置(処理空気発生装
置) 31 導風板 33 開閉扉 34 下部軸 35a 上部軸 36 上部支持ベース 39 軸 40 支持材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫体内に食品を循環させる無端状の搬送
    ベルトを備え、且つ庫体内において前記搬送ベルトによ
    り食品を螺旋状に搬送する螺旋移動部を形成し、該螺旋
    移動部にて搬送ベルト上の食品に処理空気を作用させて
    食品の処理を行うようにしている食品の搬送処理装置で
    あって、螺旋移動部の内側空間に処理空気発生装置を配
    置し、該処理空気発生装置により発生した処理空気を、
    螺旋移動部の上部から下方に向けて供給するようにした
    ことを特徴とする食品の搬送処理装置。
  2. 【請求項2】 庫体の内部に、螺旋移動部を包囲する導
    風板を開閉可能に備えたことを特徴とする請求項1記載
    の食品の搬送処理装置。
  3. 【請求項3】 庫体に、庫体内部を大きく開放する開閉
    扉を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の食品
    の搬送処理装置。
  4. 【請求項4】 螺旋移動部が、下部軸により回転駆動可
    能に庫体底面に支持されて搬送ベルトを螺旋移動するよ
    うにした竪型ドラムを備えている場合において、竪型ド
    ラムの内側に配置した処理空気発生装置を、庫体上部に
    設けた上部支持ベースに吊下げ支持したことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の食品の搬送処理装
    置。
  5. 【請求項5】 螺旋移動部が、上部軸により回転駆動さ
    れて搬送ベルトを螺旋移動するようにした竪型ドラムを
    備えている場合において、竪型ドラムの内側に配置した
    処理空気発生装置を、庫体底面に設けた下部支持ベース
    上に支持したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の食品の搬送処理装置。
  6. 【請求項6】 螺旋移動部が、上下に貫通した軸により
    回転駆動可能に支持されて搬送ベルトを螺旋移動するよ
    うにした竪型ドラムを備えている場合において、竪型ド
    ラム内面と軸との間に複数の処理空気発生装置を配置
    し、各処理空気発生装置を、庫体上部に設けた支持材に
    吊下げ支持したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の食品の搬送処理装置。
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