JPH11500819A - 空気処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 空気処理装置は、３つの部材（２〜４）で形成されたケースを備えたハウジング（１）を有し、これら部材は、ハウジング内に設けられた細長い容器の長手方向に平行な軸（９，１５）を中心に互いに関連して回動可能である。下部材（２）は、細長い容器と、熱交換バッテリーと、フアン集合体とを支持している。後ろ部材（３）は、前記熱交換バッテリーと、フアン集合体とを外からアクセス可能なように、上エッジを中心として回動可能で、第１の側壁を形成している。そして、上部材（４）は、前記細長い容器を外からアクセス可能なように前記下部材に対して回動可能で、第２の側壁の少くとも一部を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】 空気処理装置 本発明は、空気処理装置に関し、特に、食物の冷蔵のための装置に関する。 冷蔵のための空気を使用する一般の食物冷蔵プラントは、広いスペースを占め る。冷蔵プラントのサイズは、例えば、冷媒として空気の代わりに液体窒素を使 用することにより、かなり減じられ得るが、これはランニング費用を実質的に高 めることは事実である。 かくして、本発明の目的は、空気処理される物品を受ける細長い容器と、空気 処理に使用される空気を調整するための熱交換バッテリーと、フアン集合体とを 収容したハウジングを具備し、前記フアン集合体は、これから離れて熱交換バッ テリー並びに細長い容器を通る閉じた流路に沿って空気処理のために循環する空 気流を発生するようになっている、コンパクトな空気処理装置を提供することで ある。 本発明に係われば、この目的は、ハウジングが、細長い容器の長手方向に平行 な軸を中心として互いに関連して回動可能で、夫々一片で形成された下部材、後 ろ部材、並びに上部材を有するケースを具備し、前記下部材は、前記細長い容器 と、熱交換バッテリーと、フアン集合体とを支持し、また、前記後ろ部材は、前 記熱交換バッテリーと、フアン集合体とを外からアクセス可能なように、上エッ ジを中心として回動可能で、第１の側壁を形成し、そして、前記上部材は、前記 細長い容器を外からアクセス可能なように前記下部材に対して回動可能で、第２ の側壁の少くとも一部を形成する空気処理容器により達成される。 空気処理装置の全ての構成要素に外から直接アクセス可能とすることにより、 この目的のために中に必要なスペースは、完全に使用され得る。この結果、空気 処理装置のサイズは、かなり減じられ得、また、かくして空気処理装置は、特に 、空気処理能力がかなり規制されるときに、非常にコンパクトにできる。この結 果、とりわけ装置を標準サイズのコンテナーで搬送され得る。 本発明に係われば、３つの部材の各々は、断熱材が充填された二重壁構造のプ ラスチックシエルにより形成されることが適している。これは、ケースの重量を 実質的に減じることができ、空気処理装置の搬送を容易にできる。 好ましい実施の形態において、上部材は、下部材の底で軸を中心として回動可 能となっている。この軸の位置は、空気流の循環のための閉じた流路の構成要素 相互を接続すると共に、細長い容器への最大アクセスを可能とする。 同様に、熱交換バッテリーとフアン集合体とへの最大アクセスを可能にするた めに、好ましい実施の形態において、後ろ部材は、上部材の頂部で軸を中心とし て回動可能となっている。 本発明に係われば、熱交換バッテリーとフアン集合体とは、下部材の上に載置 され得る第１の一体的ユニットを好ましくは構成することにより、載置操作がよ り容易になる。即ち、空気処理装置の一部を構成する異なるユニットがハウジン グ内に組合わされる必要がなくなり、ハウジングの外で全て組合わせられ得る。 同様に、ベルトコンベアは、一体的なユニットとして前記細長い容器の穿孔さ れた底を形成するように下部材に装着され得る。 本発明は、以下の図面の説明に基づく添付の図面を参照してより詳細に説明さ れる。 図１並びに図２は、本発明に係わる食料のための冷蔵装置の一実施の形態を示 す斜視図である。 図３ないし図５は、開成した種々の状態の前記冷蔵装置を夫々示す側面図であ る。 図６は、図１ないし図５に示す冷蔵装置の断面図である。 図７は、本発明に係わる冷蔵装置の他の実施の形態を示す断面図である。 図１ないし図６に示す冷蔵装置は、３つのケース部材２，３，４により形成さ れたハウジング１を有する。これらケース部材２，３，４の各々は、プラスチッ クでモールド成型され、詳細には、二重壁プラスチックシエルの形態をし、中に は断熱性の充填物が後で入れられる。 前記ケース部材２は、下部材を構成し、ほぼボール形状をしており、ケースの 一側と２つの端壁との下部６，７，８と、底５とを有する。 後ろケース部材３は、ドーム形状をしており、これの上エッジの所で水平シャ フト９を中心として回動可能に装着されている。 最後に、上ケース部材４は、ケースのトップと、ケースの一側壁と２つの端壁 との上部分１１，１２，１３とを形成したフード形状をしている。即ち、上フー ド状部材４は、ほぼ垂直面に位置しており、Ｕ字形状部材１４内に装着されてい る。このＵ字形状部材１４の両下端は、水平シャフト１５を中心として回動可能 なように装着されており、また、このＵ字形状部材１４の上水平部に沿って、前 記後ろ部材３の回動シャフトが支持されている。 前記端壁には、装置内で処理さされるか、処理された物品を供給もしくは取り 出すための開口１６，１７が設けられている。これら開口１６，１７間で、エア ー処理装置内には、細長い容器１８が設けられている。この容器１８は、１対の 側壁１９，２０とベルトコンベア２１の形態の底とにより形成されている。この ベルトコンベアは、エンドレスで小孔が形成された搬送ベルトにより構成されて いる。また、この容器の一方の側壁２０は、容器１８の幅を変えることが可能な ように、横方向に調節可能であることが好ましい。前記ベルトコンベア２１自身 は一体的なユニットとしてデザインされており、冷蔵装置の外で完全に組み立て てからハウジング１内に入れられて、装着され得る。また、このベルトコンベア は、電気的に操作される流体ポンプの助けで動作される流体圧モータにより、好 ましくは、駆動される。 冷却バッテリーの形態の熱交換バッテリー２２は、上の隔壁２３と一体的に形 成されており、隔壁にはファン集合体２４が装着されている。このような一体的 なユニット２２〜２４は、ハウジング１の内部とほぼ同じ長さと高さを有し、冷 蔵装置の外で完全に組み立てられ得、この結果、組み立てられた状態で下部材２ の上に装着される。さらに、この一体的なユニット２２〜２４は、冷却バッテリ ー２２にパイプを導くための２つの矩形の端板２５を有する。これら端板は、ハ ウジング１の端壁の一部を構成し、下部材２の２つの端壁の下部分７，８の対応 するような形状に形成された部分の上に位置されている。かくして、前記冷却バ ッテリー２２は、端板２５を貫通したパイプを介して外部の冷蔵マシンに接続さ れるようになっている。 図１，２並びに６に示すような冷蔵装置の通常の動作状態においては、後ろ部 材３と上部材４とは、共に閉じられており、隔壁２３の上エッジは、上部材４の 下面に対してシールしている。流体圧モータによりまた適切に作動されるフアン ２４は、図６に矢印で示された閉じた流路に沿って循環する空気流を発生させる 。冷蔵装置内の物品の空気処理は、上部材の側壁の部分１１に設けられた窓２６ から見ることが可能である。同様の窓２７が後ろ部材３にも設けられており、冷 却バッテリー２２の内部並びにフアン２４のモニターをすることができる。 図７に示す実施の形態は、上述した実施の形態とは、比較的狭い容器１８´を 有し、狭いハウジング１´と平坦な後ろ部材３´とを可能にしている。 上述した冷蔵装置の幾つかの変形が、請求の範囲で規定されたような本発明の 範囲内で可能であることは明らかである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．空気処理される物品を受ける細長い容器（１８）と、空気処理に使用され る空気を調整するための熱交換バッテリー（２２）と、フアン集合体（２４）と を収容したハウジング（１）を具備し、前記フアン集合体は、これから離れて熱 交換バッテリー並びに細長い容器を通る閉じた流路に沿って空気処理のために循 環する空気流を発生するようになっている空気処理装置において、前記ハウジン グ（１）は、前記細長い容器（１８）の長手方向に平行な軸（９，１５）を中心 として互いに関連して回動可能で、夫々一片で形成された下部材、後ろ部材、並 びに上部材（２〜４）を有するケースを具備し、前記下部材（２）は、前記細長 い容器と、熱交換バッテリー（２２）と、フアン集合体（２４）とを支持し、ま た、前記後ろ部材（３）は、前記熱交換バッテリー（２２）と、フアン集合体（ ２４）とを外からアクセス可能なように、上エッジを中心として回動可能で、第 １の側壁を形成し、そして、前記上部材（４）は、前記細長い容器を外からアク セス可能なように前記下部材に対して回動可能で、第２の側壁の少くとも一部（ １１）を形成することを特徴とする空気処理容器。 ２．前記３つの部材の各々は、断熱材が充填された二重壁構造のプラスチック シエルにより形成されていることを特徴とする請求項１に記載の空気処理装置。 ３．前記上部材（４）は、下部材（２）の底（５）で軸（１５）を中心として 回動可能であることを特徴とする請求項１もしくは２に記載の空気処理装置。 ４．前記後ろ部材（３）は、上部材（４）の頂部で軸（９）を中心として回動 可能であることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１に記載の空気処理装 置。 ５．前記熱交換バッテリー（２２）と、フアン集合体（２４）とは、下部材（ ２）の上に置かれる第１の一体的ユニット（２２〜２４）を構成していることを 特徴とする請求項１ないし４のいずれか１に記載の空気処理装置。 ６．前記第１の一体的ユニット（２２〜２４）は、前記ハウジング（１）の端 壁（７，１２；８，１３）の一部を構成する端板（２５）を有することを特徴と する請求項５に記載の空気処理装置。 ７．一体的なユニットとして前記細長い容器の穿孔された底を形成するように 下部材（２）に装着され得るベルトコンベア（２１）を具備することを特徴とす る請求項１ないし６のいずれか１に記載の空気処理装置。 ８．垂直方向に配置されたＵ字形状部材をさらに具備し、この部材には上部材 （４）が固定して接続されていると共に、この部材は、底で下部材（２）上に回 動可能に装着され、かつ上エッジで後ろ部材（３）を回動可能に支持しているこ とを特徴とする請求項１ないし７のいずれか１に記載の空気処理装置。 ９．前記上部材（４）と後ろ部材（３）とは、夫々、前記細長い容器（１８） の内部と、フアン集合体（２４）の一側と、熱交換バッテリー（２２）とを夫々 直接に見るための窓（２６，２７）を有することを特徴とする請求項１ないし８ のいずれか１に記載の空気処理装置。 １０．前記ハウジング（１）から延び、熱交換バッテリー（２２）を外部の冷 蔵マシンに接続するための導管を具備することを特徴とする請求項１ないし９の いずれか１に記載の空気処理装置。