JP2002338007A - ストッカ - Google Patents
ストッカInfo
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- JP2002338007A JP2002338007A JP2001148771A JP2001148771A JP2002338007A JP 2002338007 A JP2002338007 A JP 2002338007A JP 2001148771 A JP2001148771 A JP 2001148771A JP 2001148771 A JP2001148771 A JP 2001148771A JP 2002338007 A JP2002338007 A JP 2002338007A
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- Ventilation (AREA)
Abstract
の保管部にも万遍なく入るようにして、いずれの保管部
でもクリーンルーム機能が発揮できるように改善された
ストッカを提供する。 【解決手段】 ウェハー用カセット3を載置する保管部
2aが上下複数段積層された保管棚2と、保管棚2に対
して背面側に位置する背側壁10と、天井壁9から下に
向けて噴出される清浄用の風を送風口12を経て前記保
管棚2と前記背側壁10との間の空間部21に導くスト
ッカにおいて、前記保管部2a内に風を取込むための流
通孔20を保管棚2の背面17に形成し、前記送風口1
2から前記空間部21を下方に流れる風が前記保管棚2
の側に向かうように導く整流手段22を装備する。
Description
の保管対象を保管する保管部が上下複数段に装備された
ストッカに係り、詳しくは、塵埃除去用の送風(クリー
ンエア)を複数の保管部に万遍なく行き渡るようにさせ
る技術に関する。
側)に示すように、保管対象を載置する保管部が上下に
複数段積層されて成る保管棚と、保管棚に対して背面側
に位置する背側壁と、天井壁から下に向けて噴出する清
澄用の風を取り入れるための送風口を前記背側壁の上方
に設けた構造のものが一般的であった。
後に分かれて下方に流れるようになり、保管棚の背面と
ストッカ室の側壁との間の空間部を下方に流れる風が保
管棚背面の流通孔から保管部に導入され、保管部内にて
後から前へと横方向に流れてから保管部前面から出る。
保管部前面から出た風は、保管棚の前面側において下方
に流れる吹き降ろし風に合流して下方に流れるようにな
る。つまり、保管棚における各保管部では、その後側か
ら前に向く風が流れるようにして、保管部に塵埃が付着
しないようにするクリーンルーム機能が生じるように構
成されていた。
下に並ぶ複数段の保管部のいずれにもほぼ均等的にクリ
ーンエアを送るために設けられていたのであるが、図2
に示されるように、実際には最下段の保管部に風が集中
しており、その他の保管部には十分な風が供給されてい
ないことが分かってきた。特に最上段の保管部には、殆
ど風が取り込まれないばかりか、保管部内にて風が舞っ
て淀んでおり、僅かに取り込まれた風が、導風口である
べき流通孔から反対に出てしまっていることも分かって
きており、塵埃(パーティクル)が滞留してクリーン度
が悪化するおそれがある等、ストッカとしては改善の余
地が残されているものであった。
下どの段の保管部にも万遍なく供給することができ、い
ずれの保管部でもクリーンルーム機能が発揮できるよう
に改善されたストッカを提供する点にある。
対象を載置する保管部が上下に複数段積層されて成る保
管棚と、前記保管棚に対して背面側に位置する背側壁と
を有し、天井壁から下に向けて噴出される清浄用の風を
送風口を経て前記保管棚と前記背側壁との間の空間部に
導くストッカであって、前記保管部内に風を取込むため
の流通孔を前記保管棚の背面に形成し、前記送風口から
前記空間部を下方に流れる風が前記保管棚側に向かうよ
うに導く整流手段を装備してあることを特徴とする。
て、下に吹く風が保管棚に流れるように向き変更させる
ようにしたので、最上段の保管部といった、従来では風
が殆ど流れて来なかった保管部にも必要十分に風を供給
することが可能になる。即ち、直線的な送風経路に対し
て直交する方向に開口する風の取り込み口が、風の流れ
方向に単に複数並んで配置されている場合、背圧が次第
に高くなる風流れ方向下手側の取り込み口ほど風が多く
流れ込み、風流れ方向上手側の取り込み口ほど風が入ら
ないようになる。従って、整流手段によって送風方向を
変えることにより、上下に並ぶ保管部毎の流通孔に作用
する風圧条件が極力同じになるように作用させることが
できたのである。
て、整流手段が、背側壁の上部に取付けられた風向板で
あることを特徴とするものである。
がある。前述したように、整流手段を設けたことによっ
て、それより下方に位置する保管部への風圧条件を改善
することが可能になるから、その整流手段の配置高さを
高くするほど、改善される保管部が増えるようになる。
例えば、下から2番目保管部高さに相当する位置に設け
るよりも、最上段の保管部高さに相当する位置に設けた
方が、風条件が改善される保管部の数が増えるのであ
る。従って、背側壁の上部に整流手段を設けることによ
り、風取り込み条件の改善対象保管部の数を多くするこ
とができる。
て、風向板の角度調節設定が自在に構成されていること
を特徴とするものである。
節設定が自在であるから、送風手段の送風条件の異な
り、保管部での保管対象の異なり、湿度、温度、気圧等
の気象条件の異なり、或いは保管棚の寸法異なりといっ
た種々の条件変化に対応して、好適に風を各保管部へ送
ることが可能になる。
て、整流手段が、保管棚に取付けられた風導入板である
ことを特徴とする。
である保管部毎に風導入板を設けるものであるから、保
管部の高さ位置によって異なる風の導入作用に見合った
状態にすることが可能になり、各保管部への風供給条件
をより均等的にすることができる。例えば、風の入り込
み難い保管部ほど、その風導入板の数を多くすることに
より、高さ位置の互いに異なる保管部どうしでも、風の
取り込み量を等しくすることが可能になる。
おいて、保管棚の内部に、流通孔から入ってくる風を横
方向に導く内風向板を設けてあることを特徴とするもの
である。
まれた後の風の向きを横向きに整えることができ、保管
部に載置されている保管対象に確実に風を送ることがで
きるよになる。保管部に取込まれたときの風の向きは、
上段の保管部内ほど下向き成分が強いといった具合に、
保管部の高さ位置の上下によって異なるから、内風向板
を設けることにより、どの保管部内でも風の向きを同じ
条件に極力揃えること、即ち、送風による塵埃除去作用
を等しく発揮させることが可能になる。
に基づいて説明する。図1に、片側の保管棚2に関する
ストッカ1の斜視図が、図2には、ストッカ1の横断断
面図が夫々示されている。図2は、中心線P−Pの紙面
左側に従来の構造を、そして紙面右側に本発明による構
造を示してある。
保管棚2,2と、この保管棚2,2の背面から所定間隔
隔てて立設された左右の側壁(背側壁の一例)10,1
0と、両保管棚2,2間のロボット移動用空間Sとを有
して構成されたクリーンルーム内設置構造物であり、天
井壁9の一面からこの構造物の上面にクリーンエアが吹
き降ろされるようになっている。両保管棚2,2の間の
ロボット移動用空間Sの入り口(送風口)には、整流作
用を出すべく多数の風通し用の孔を有したシャッター壁
34が装備されている。
ト(保管対象の一例)3を収容する保管部2aが上下複
数段で横複数列に配列することで多数設けてある。これ
ら保管部2aには、位置決め座標を教示するためのマー
ク手段15が設けられた載置板16を設置してある。一
対の保管棚2,2の間(片側の保管棚2についてはその
前方側)のロボット移動用空間Sには、これら保管棚
2,2と平行な走行レール4が敷設されているととも
に、走行レール4には、ストッカ用ロボット5が矢符
(左右)方向に往復移動可能に設けられている。
を走行する走行部6と、走行部6に縦設されたポスト部
7と、ポスト部7に昇降可能に設けたカセット保持部8
とを有している。そして、保管棚2の縦横の行列状に複
数備えられた各保持部2aでハンド部11を位置決め座
標に基づいて移動させることによりワークとなる、例え
ば、カセット3をハンドリングし、保管部2a移載した
り、保管部から取り出したりするものである。尚、18
は載置板16に設置されたIDマークである。
面に亘る状態で多数のスリット状送風口12が形成され
た所謂シャッター壁に構成されており、天井壁9の上側
に装備された送風手段13により、天井壁9一面から塵
埃(パーティクル)除去用のクリーンエア(清澄用の
風)が吹き降ろされる状態に構成されている。送風手段
13としては、ブロア、シロッコファン等種々のものが
考えられる。
14、背板(背面の一例)17、左右側板28,28
(図1参照)、仕切り板19(図1参照)等を備えて構
成されており、ストッカ用ロボット5によるカセット3
の出し入れのため、保管部2aの前面は解放されてお
り、前面壁は存在しない。背板17には上下左右に並ぶ
多数のスリット20が形成されている。これらスリット
20は、保管棚2と側壁10との間の背面側空間(空間
部の一例)21にて吹き降ろされているクリーンエア
を、各保管部2aに取込むための流通孔20として機能
する。
21の上端は送風口12になっており、この送風口12
の上部には、該背面側空間21において下方に流れる風
が保管棚2側に向かうように導く整流手段22を装備し
てある。整流手段22は、アルミ合金の押出し型材で成
る横臥姿勢のサッシ枠23に支持された風向板24で構
成されており、この風向板24はサッシ枠23に固定支
持された基板25と、蝶番33を介して基板25に対し
て上下方向の角度調節設定が自在に取付けられた可動板
26とで構成されている。
6と基板25とを圧接枢支してあり、手指による人為操
作によって調節設定された角度状態が、手指操作から解
放された後も維持される構造としてある。加えて、可動
板26をその突出量が調節設定できるよう、蝶番33対
してスライド可能に支持してある。尚、角度調節機構2
9としては、例えば、操作ワイヤ等を介することで離れ
た箇所でレバー操作できるようにした遠隔操作構造や、
モータ等の駆動源を用いた駆動操作式のものでも良い。
とほぼ同じ高さレベルで、側壁10に寄せて設置してあ
り、その結果、図4に示すように、背面側空間21にお
ける吹き降ろし風が全体的に保管棚2に向く斜め向き風
となるように機能し、流通孔20に取込まれる風圧条件
が、いずれの段の保管部2aでもほぼ均等となるように
作用していることが理解できる。方向板24がない場合
の風速はaラインのようになるが、方向板24によって
風速がbラインのように偏向され、aラインとbライン
との合成として略均一のcラインの風速が得られる。
は、流通孔20から入ってくる風を前横方向に導く内風
向板27を設けてあり、取込んだクリーンエアが解放面
である保管部2aの前面側に向けて円滑に流れ、カセッ
ト3に有効な塵埃除去作用を付与できる状態が得られる
ようにしてある。保管部2aからその前面側に出た排風
は、ロボット移動用空間Sにて吹き降ろされるクリーン
エアに合流し、下方に流れて行くようになる。
空間21を下方に流れるクリーンエアを、上下複数段
(4段)の各保管部2a内にほぼ均等的に取込むことが
でき、内風向板27の存在によって取込まれた風は円滑
に保管部2a内を前面側に向けて流れるようになったと
ともに、最上段の保管部2a内にて風が舞い、流通孔2
0から風が逆戻りする逆流現象も解消され、いずれの段
の保管部2aでもカセット3に対する有効な塵埃除去作
用を得ることができた。
うに、整流手段22を、流通孔20の外側(側壁10
側)に、側壁10側ほど上となる状態の傾斜が付けられ
た風導入板30を保管棚2に取付けることで構成しても
良い。つまり、背面側空間21を下方に流れるクリーン
エアを、風導入板30によって積極的に保管部2a内に
取込むものであり、例えば、従来において、風取込み量
の少ない保管部2aの風導入板30ほど、背面側空間2
1への突出量を多くするか、傾斜角度より立たせるか、
風導入板30の数を多くするか等により、いずれの保管
部2aにも均等的にクリーンエアを流すことができる。
この場合に、保管部2a内に内風向板27を設けても良
い。
24を角度固定のものとしても良い。そして、これら角
度調節式や角度固定式の風向板24を、上下複数箇所設
けるとか、背面側空間21における保管棚2の背板17
と側壁10との前後中間部に設けるようにした構造のス
トッカ1でも可である。つまり、真下に吹き降ろされる
クリーンエアを、強制的に保管棚2側へ向かわせること
が要旨である。
左に示すように、背面側空間21に、側壁10に沿った
上下向きで、かつ、前後に偏平な補助送風空間31を形
成し、その先端の風出口32が保管棚2側に向くように
形成して整流手段22とする構造も可能である。即ち、
クリーンエアの一部を横向きに流すことで、全体的に保
管棚2側に向く流れとなるように制御するのである。
間位置における背面側空間21に、側壁10から保管棚
2に向かう横向きの風を生起させる電動ファン等の送風
手段を設けて整流手段22とする構造も可能である。
の背面側にて下向きに流れる清澄風を保管棚側に向かわ
せる整流手段を設ける工夫により、上下に並ぶ各保管部
に極力等しい条件で風を取込めるようになり、従来に比
べて、保管対象に清澄風による塵埃除去作用を付与でき
る有効な保管部を増やすことができた。
の配置高さを高くすることにより、保管対象に清澄風に
よる塵埃除去作用を付与できる有効な保管部をより増や
すことができ、請求項1の構成による前記効果を強化す
ることができた。
角度調節により、種々の環境条件変化に対応すること
や、最適な風条件を得ることが可能になり、上下高さの
異なる保管部への風供給条件の一層の均等化を図りなが
ら、請求項2の構成による前記効果が得られる利点があ
る。
に風導入板を設けることで整流手段とする工夫により、
上下高さの異なる保管部への風供給条件の一層の均等化
を図りながら、請求項1の構成による前記効果を奏する
ことができた。
取り込まれた清澄風を有効に保管対象に作用させること
ができ、請求項1〜4の構成による前記いずれかの効果
をより有効に発揮できる利点がある。
視図
は本発明による構造図、左側は従来の構造図
Claims (5)
- 【請求項1】 保管対象を載置する保管部が上下に複数
段積層されて成る保管棚と、前記保管棚に対して背面側
に位置する背側壁とを有し、天井壁から下に向けて噴出
される清浄用の風を送風口を経て前記保管棚と前記背側
壁との間の空間部に導くストッカであって、 前記保管部内に風を取込むための流通孔を前記保管棚の
背面に形成し、前記送風口から前記空間部を下方に流れ
る風が前記保管棚側に向かうように導く整流手段を装備
してあるストッカ。 - 【請求項2】 前記整流手段が、前記背側壁の上部に取
付けられた風向板である請求項1に記載のストッカ。 - 【請求項3】 前記風向板の角度調節設定が自在に構成
されている請求項2に記載のストッカ。 - 【請求項4】 前記整流手段が、前記保管棚に取付けら
れた風導入板である請求項1に記載のストッカ。 - 【請求項5】 前記保管棚の内部に、前記流通孔から入
ってくる風を横方向に導く内風向板を設けてある請求項
1〜4のいずれか1項に記載のストッカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001148771A JP2002338007A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | ストッカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001148771A JP2002338007A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | ストッカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002338007A true JP2002338007A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18994025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001148771A Pending JP2002338007A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | ストッカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002338007A (ja) |
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- 2001-05-18 JP JP2001148771A patent/JP2002338007A/ja active Pending
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