JP2019009960A - 定置用蓄電池装置及び定置用蓄電池装置の制御方法 - Google Patents

定置用蓄電池装置及び定置用蓄電池装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電池の機能を低下させることなく劣化を抑制して、蓄電池の長寿命化を図り得る定置用蓄電池装置を提供する。【解決手段】電力系統から供給される電力を定置用収容装置に設置された蓄電池に充電するとともに、蓄電池に充電された電力を電力系統に供給する定置用蓄電池装置において、蓄電池1の周囲温度が該蓄電池の高劣化温度領域か低劣化温度領域かを検出する周囲温度検出手段10,12と、蓄電池の充電状態が該蓄電池の高劣化充電領域か低劣化充電領域かを検出する充電状態検出手段4,5,9と、定置用収容装置内の気温を調整する温度制御装置13と、周囲温度検出手段と充電状態検出手段の検出結果に基づいて、温度制御装置を必要に応じて動作させる制御部11を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、発電システムで発電される電力を蓄電し、蓄電された電力を必要に応じて需要者に供給することにより、需要者への電力供給を安定化させる定置用蓄電池装置及び定置用蓄電池装置の制御方法に関するものである。
太陽光発電所や風力発電所で再生可能エネルギーから生成される電力は、定置用蓄電システム内の蓄電池モジュールに蓄電されて、出力電力の平滑化が図られている。また、工場や変電所で、再生可能エネルギーの余剰電力の調整や電力系統の安定化を目的とした蓄電池システムの導入も拡大している。近年、定置用蓄電システムの蓄電池モジュールに使用する蓄電池として、リチウムイオン電池の普及が進んでいる。
リチウムイオン電池は、課電時間、温度、充放電回数等の影響を受けて電池材料の劣化が進み、結果として電池容量が次第に減少し、やがては交換が必要となる。そこで、高価な蓄電池モジュールの長寿命化を図るための充放電制御機能を備えた蓄電池装置が提案されている。
特許文献1には、蓄電池モジュールの空調システムを構成する給気ダクトと排気ダクトの配置を適正化することにより、蓄電池モジュール内の温度を蓄電池の劣化が進みにくい温度に維持する機能を備えた蓄電装置が開示されている。
特許文献2には、蓄電装置の周囲温度を監視し、周囲温度があらかじめ設定された閾値温度以下になるとき、蓄電装置への充電を停止するようにして蓄電装置の劣化を抑制する蓄電制御装置が開示されている。
特許文献3には、蓄電設備を2組用意し、充電用の蓄電設備の蓄電池はSOC(State of Charge)下限値で待機させ、放電用の蓄電設備の蓄電池はSOC上限値で待機させることにより、充電池の劣化を抑制するようにした蓄電設備監視装置が開示されている。
特開2015−37026号公報 特開2015−164375号公報 特開2016−12983号公報
特許文献1に開示された蓄電装置では、蓄電池モジュールを構成する蓄電池セルの温度及び蓄電池セルの周囲温度に関わらず、空調システムを常時運転しているため、蓄電装置から空調システムに供給される電力消費量が増大する。この結果、蓄電池を運用するための損失が拡大し、蓄電池装置としての機能が低下する。
特許文献2に開示された蓄電制御装置では、低温時での充電を停止することにより、充電池の劣化を抑制することはできる。しかし、低温時には蓄電装置としての機能を果たせなくなるという問題点がある。
特許文献3に開示された蓄電設備監視装置では、高価な蓄電設備を2組用意することは設置コストの点で実用的ではない。また、電池モジュールを構成する蓄電池において、待機させるべき最適なSOCは、電池モジュールの使用環境に応じて変化するため、蓄電池を最適なSOCで待機させることも困難である。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は蓄電池の機能を低下させることなく劣化を抑制して、蓄電池の長寿命化を図り得る定置用蓄電池装置を提供することにある。
上記課題を解決する定置用蓄電池装置は、電力系統から供給される電力を定置用収容装置内に設置された蓄電池に充電するとともに、前記蓄電池に充電された電力を電力系統に供給する定置用蓄電池装置において、前記蓄電池の周囲温度が該蓄電池の高劣化温度領域か低劣化温度領域かを検出する周囲温度検出手段と、前記蓄電池の充電状態が該蓄電池の高劣化充電領域か低劣化充電領域かを検出する充電状態検出手段と、前記定置用収容装置内の室温を調整する温度制御装置と、前記周囲温度検出手段と前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、前記温度制御装置を必要に応じて動作させる制御部を備えたことを特徴とする。
この構成により、温度制御装置は、周囲温度検出手段と前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、必要に応じて動作する。
また、上記の定置用蓄電池装置において、前記蓄電池のセル温度が高劣化温度領域か低劣化温度領域かを検出するセル温度検出手段を備え、前記制御部は、前記周囲温度検出手段と、前記充電状態検出手段と、前記セル温度検出手段の検出結果に基づいて、前記温度制御装置を必要に応じて動作させることが好ましい。
この構成により、温度制御装置は、周囲温度検出手段と、充電状態検出手段と、セル温度検出手段の検出結果に基づいて、必要に応じて動作する。
また、上記の定置用蓄電池装置において、定置用蓄電池装置は、前記制御部は、前記周囲温度が前記低劣化温度領域で、前記充電状態が前記低劣化充電状態で、かつ前記セル温度が前記低劣化温度領域であるとき、前記温度制御装置の動作を停止させることが好ましい。
この構成により、周囲温度が低劣化温度領域で、充電状態が低劣化充電状態で、かつセル温度が低劣化温度領域であるとき、温度制御装置の動作が停止される。
また、上記の定置用蓄電池装置において、前記蓄電池に対する充放電予測情報を前記制御部に出力する予測情報管理手段を備え、前記制御部は、前記周囲温度が前記低劣化温度領域で、前記充電状態が前記低劣化充電状態で、前記セル温度が前記低劣化温度領域で、かつ前記蓄電池へ大電流の充放電を行う予測情報がないとき、前記温度制御装置の動作を停止させることが好ましい。
この構成により、周囲温度が低劣化温度領域で、充電状態が低劣化充電状態で、セル温度が低劣化温度領域で、かつ蓄電池へ大電流の充放電を行う予測情報がないとき、温度制御装置の動作が停止される。
また、上記の定置用蓄電池装置において、前記制御部は、前記周囲温度が前記高劣化温度領域であるとき、前記充電状態が前記高劣化充電状態であるとき、前記セル温度が前記高劣化温度領域であるとき、または前記蓄電池へ大電流の充放電を行う予測情報があるときの少なくともいずれかの場合に前記温度制御装置を作動させて前記定置用収容装置内の室温を低下させることが好ましい。
この構成により、周囲温度が高劣化温度領域であるとき、充電状態が高劣化充電状態であるとき、セル温度が高劣化温度領域であるとき、または蓄電池へ大電流の充放電を行う予測情報があるときの少なくともいずれかの場合に温度制御装置が作動して定置用収容装置内の室温が下げられる。
また、上記の定置用蓄電池装置において、前記制御部は、前記予測情報管理手段から出力される待機情報に基づいて、前記高劣化充電領域にある前記蓄電池の充電状態を前記低劣化充電領域となるまで充電あるいは放電させることが好ましい。
この構成により、待機時には、高劣化充電領域にある蓄電池の充電状態が低劣化充電領域となるまで充電あるいは放電される。
また、上記の定置用蓄電池装置において、前記定置用収容装置への太陽光の照射を遮る太陽熱吸収装置を設置することが好ましい。
この構成により、定置用収容装置に照射される太陽光が太陽熱吸収装置により遮られる。
上記課題を解決する定置用蓄電池装置の制御方法は、定置用収容装置内に設置される蓄電池の周囲温度が該蓄電池の高劣化温度領域か低劣化温度領域かを周囲温度検出手段で検出し、前記蓄電池の充電状態が該蓄電池の高劣化充電領域か低劣化充電領域かを充電状態検出手段で検出し、前記周囲温度検出手段と前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、前記温度制御装置を必要に応じて動作させることを特徴とする。
この方法により、温度制御装置は、周囲温度検出手段と前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、必要に応じて動作する。
本発明の定置用蓄電池装置によれば、蓄電池の機能を低下させることなく劣化を抑制して、蓄電池の長寿命化を図ることができる。
定置用蓄電池装置を示すブロック図。 定置用蓄電池装置の制御部の動作を示す説明図。 定置用蓄電池装置の制御部の動作を示す説明図。 待機時における蓄電池の放電動作を示す説明図。 待機時における蓄電池の充電動作を示す説明図。 待機時における蓄電池の放電動作を示す説明図。 待機時における蓄電池の充電動作を示す説明図。 工場に設置された蓄電池の1日のSOCの遷移を示す説明図。 工場に設置された蓄電池の1日のSOCの遷移を示す説明図。 太陽光発電装置に併設された蓄電池の1日のSOCの遷移を示す説明図。 太陽光発電装置に併設された蓄電池の1日のSOCの遷移を示す説明図。 温度と課電時間の変化による蓄電池の放電容量維持率の変化を示す説明図。 SOCと温度の変化による蓄電池の許容放電容量の変化を示す説明図。 つる植物で太陽光の照射を遮るようにしたコンテナを示す斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、定置用蓄電池装置の電気的構成を示す。蓄電池ラック1は、例えばリチウムイオン電池で構成される多数の蓄電池セルが直列あるいは並列に接続されてなる蓄電池モジュールが搭載され、太陽光発電装置あるいは風力発電装置等の発電設備の近傍に設置されるコンテナ8(図14参照)内に収容される。
蓄電池ラック1は、コンテナ8に隣接して設置されるパワーコンディショナー2及び系統連系設備3を介して電力系統に接続される。電力系統は、発電設備及び多数の需要家に接続される。
そして、発電設備で発電された電力は、電力系統を介して各需要家に供給される。また、発電設備で発電された電力が必要に応じて電力系統及びパワーコンディショナー2を介して蓄電池ラック1に供給されて各蓄電池セルに充電されるとともに、蓄電池ラック1の充電電力がパワーコンディショナー2及び電力系統を介して各需要家に供給される。
蓄電池ラック1には、電力計4、電圧計5及び温度計6が配設されて、多数の蓄電池セルの状態を検出可能となっている。すなわち、多数の蓄電池セルの中からあらかじめ特定の蓄電池セルが被験用セルとして選択され、その被験用セルの入出力電力、出力電圧、温度が電力計4、電圧計5及び温度計6で検出される。
電力計4は、発電設備から被験用セルに供給される入力電力量及び当該被験用セルから需要家に供給される出力電力量を積算し、その積算値をバッテリーマネジメントシステム(BMS)7に出力する。
電圧計5は、被験用セルの出力電圧を検出して、バッテリーマネジメントシステム(BMS)7に出力する。
温度計6は、被験用セルの温度を検出して、バッテリーマネジメントシステム(BMS)7に出力する。
電力計4、電圧計5、温度計6及びバッテリーマネジメントシステム7は、蓄電池ラック1とともに図14に示すコンテナ8内に設置される。
バッテリーマネジメントシステム7は、SOC判定部9及び温度判定部10に接続されている。そして、バッテリーマネジメントシステム7は、電力計4及び電圧計5の出力信号に基づいて、SOC判定部9に被験用セルのSOCを出力し、温度計6から出力される検出温度信号を温度判定部10に出力する。SOCは、蓄電池セルの充電状態を示す数値であり、フル充電時の充電量に対する割合を示す数値である。
SOC判定部9は、入力された被験用セルのSOC値が高劣化SOC領域にあるか低劣化SOC領域にあるかを判定し、その判定結果を制御部11に出力する。一般的に、SOC値が高い状態での充電動作は、蓄電池セルを劣化させ易く、高劣化SOC領域であるか低劣化SOC領域であるかは、蓄電池セルの種類により異なる。
例えば、SOCが100%である時に最も劣化が進み易い蓄電池セルの場合には、SOC値が80%以上であるとき高劣化SOC領域とし、SOC値が80%未満であるとき低劣化SOC領域とする。
また、SOCが50%である時に最も劣化が進み易い蓄電池セルの場合には、SOC値が40%以上かつ60%未満であるとき高劣化SOC領域とし、SOC値が40%未満あるいは60%以上であるとき低劣化SOC領域とする。
温度判定部10は、温度計6からバッテリーマネジメントシステム7を介して入力された検出値が高劣化温度領域にあるか低劣化温度領域にあるかを判定し、その判定結果を制御部11に出力する。一般的に、蓄電池セルは高温であるとき、劣化が進み易く、高劣化温度領域であるか低劣化温度領域であるかは、蓄電池セルの種類により異なる。
ここでは、被験用セルのセル温度が25℃以上であるとき、高劣化温度領域とし、25℃未満であると低劣化温度領域とする。蓄電池セルの種類によっては、30℃を閾値としてもよい。
温度判定部10には、周囲温度計12が接続されている。周囲温度計12は、蓄電池ラック1の周囲の温度を検出して温度判定部10に出力する。
温度判定部10は、周囲温度計12から入力された検出値が高劣化温度領域にあるか低劣化温度領域にあるかを判定し、その判定結果を制御部11に出力する。一般的に、蓄電池ラック1の周囲温度が高いとき、蓄電池ラック1内の蓄電池セルは高劣化温度領域に達し易い。
ここでは、蓄電池ラック1の周囲温度が25℃以上であるとき、高劣化温度領域とし、25℃未満であると低劣化温度領域とする。蓄電池セルの種類によっては、30度を閾値としてもよい。
制御部11は、温度制御装置13、エネルギーマネジメントシステム(EMS)14及びパワーコンディショナー2に接続されている。温度制御装置13は、コンテナ8内に設置されてコンテナ8内の室温を調節する空調装置及び冷却ファンである。
そして、制御部11はSOC判定部9及び温度判定部10から出力される判定信号と、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて温度制御装置13の動作を制御する。
エネルギーマネジメントシステム14は、制御部11との通信に基づいて、電力系統に対するこの定置用蓄電池装置の動作を制御する。詳しくは、あらかじめ設定された充放電予測情報を制御部11に送信し、制御部11はその予測情報に基づいてパワーコンディショナー2を制御することにより、蓄電池ラック1の充放電動作を制御する。
次に、上記のように構成された定置用蓄電池装置の作用を説明する。
図2は、蓄電池ラック1内の蓄電池セルのSOCと周囲温度に基づいて、温度制御装置13の動作を制御する制御部11の動作を示す。また、図3は蓄電池ラック1内の蓄電池セルへの充放電動作を待機する場合の制御部11の動作を示す。いずれの場合も、温度制御装置13による電力消費を削減して、蓄電池セルに対する負荷を軽減する。
因みに、図12はSOC100%におけるリチウムイオン電池のフロート課電特性を示す。同図から明らかなように、25℃、40℃、50℃、60℃、70℃の各温度における課電時間と放電容量維持率の関係を示す近似直線A1〜A5は、温度が高くなるほど傾きが急峻となる。これは、温度が高くなるほど放電容量維持率の低下が早くなり、言い換えれば、温度が高くなるほど蓄電池セルの劣化が進み易いことを示す。
図13は、リチウムイオン電池の蓄電池セルの容量維持率が80%となるときを課電寿命とした場合に、SOC及び温度と課電寿命となるまでの時間との関係が近似直線B1〜B3で示される。近似直線B1はSOCが2%、近似直線B2はSOCが50%、近似直線B3はSOCが100%の場合である。
同図に示すように、電池温度が上昇すると、課電寿命となるまでの時間が短くなるとともに、SOCが上昇すると課電寿命となるまでの時間が短くなることがわかる。
図2に示す動作を説明すると、定置用蓄電池装置の稼働が開始されると、被験用セルのSOCの状態を判定する(ステップ1)。すなわち、バッテリーマネジメントシステム7から出力される被験用セルのSOC値がSOC判定部9で判定され、その判定結果が制御部11に出力される。
被験用セルのSOC値が高劣化SOC領域である場合には、ステップ2,3に移行して、制御部11は温度制御装置13を制御して、コンテナ8内の空調温度をあらかじめ設定されている通常温度以下に低下させ、ステップ1に復帰する。コンテナ8内の温度を低下させるには、冷房装置を作動させ、あるいはファンのみを作動させてコンテナ8内に外気を導入してもよい。
ステップ1において、被験用セルのSOCが高劣化SOC領域ではなく、低劣化SOC領域あるいは、SOC領域を3段階で判定する場合には、低劣化SOC領域と中間SOC領域にある場合には(ステップ4,5)、制御部11は蓄電池ラック1の周囲温度を判定する(ステップ6)。
周囲温度計12の検出信号に基づいて温度判定部10で判定された周囲温度が高劣化温度領域である場合には(ステップ7)、制御部11は温度制御装置13を制御して、コンテナ8内の空調温度をあらかじめ設定されている通常温度以下に低下させ(ステップ8)、ステップ1に復帰する。
ステップ6で、周囲温度が低劣化温度領域である場合には(ステップ9)、被験用セルのセル温度を判定する(ステップ10)。すなわち、温度計6で検出された被験用セルのセル温度検出信号がバッテリーマネジメントシステム7から温度判定部10に出力される。そして、温度判定部10で被験用セルのセル温度が低劣化温度領域であるか高劣化温度領域であるかが判定され、その判定結果が制御部11に出力される。
被験用セルのセル温度が高劣化温度領域である場合には(ステップ11)、制御部11は温度制御装置13を制御して、コンテナ8内の空調温度をあらかじめ設定されている通常温度以下に低下させ(ステップ12)、ステップ1に復帰する。
ステップ10で被験用セルのセル温度が低劣化温度領域である場合には(ステップ13)、制御部11はエネルギーマネジメントシステム14から供給される充放電情報に基づいて、直後に充放電動作の予定の有無を判定する(ステップ14)。
そして、直後の充放電動作が予定されている場合には(ステップ15)、蓄電池セルの温度上昇が見込まれるので、コンテナ8内の空調温度をあらかじめ設定されている通常温度以下に低下させ(ステップ16)、ステップ1に復帰する。
ステップ14で、直後の充放電動作が予定されていない場合には(ステップ17)、制御部11は被験用セルのSOC状態を再度判定する(ステップ18)。そして、被験用セルのSOC状態が低劣化SOC領域である場合には(ステップ19)、制御部11は温度制御装置13による空調運転を停止し(ステップ20)、ステップ1に復帰する。
ステップ18で、被験用セルのSOC状態が中間SOC領域である場合には(ステップ21)、制御部11は温度制御装置13による空調運転をあらかじめ設定されている通常温度で継続し(ステップ22)、ステップ1に復帰する。
また、ステップ9において、周囲温度が例えば10℃以下となるような場合には、蓄電池セルのSOC値、蓄電池セルのセル温度、充放電電流値に関わらず、ステップ20に移行して、空調運転を停止するようにしてもよい。
図3は、定置用蓄電池装置の稼働を待機状態とするとき、蓄電池ラック1の蓄電池セルのSOC状態を、蓄電池セルが劣化し難いSOC値に制御して待機するように制御する動作を示す。ここで、待機状態とは蓄電池セルに対し充放電動作が行われないとき及び蓄電池セルに対し、SOC値を大きく変動させないようなわずかな充放電動作が行われるときを含むものとする。
図8及び図9は、工場内に設置されて、当該工場に供給される電源を安定化させるように動作する定置用蓄電池装置の蓄電池セルを、劣化の少ないSOC値で待機させるための制御部11の動作を示す。
図8は、待機時にSOC値C1を60%としたとき、劣化が最も少ない蓄電池セルで蓄電池ラック1を構成した場合の動作を示す。同図に示すように、工場内で電力需要がピークとなる10時から16時では、工場へ電力を供給するために蓄電池ラック1から電力系統に放電が行われて、電源供給の安定化が図られる。
16時以降は電力需要が少なくなるので、蓄電池ラック1からの放電が停止され、20時以降は電力系統から蓄電池ラック1に充電電流が供給されて、蓄電池ラック1内の蓄電池セルに充電される。そして、蓄電池セルのSOC値C1が60%に達すると、充電が停止されて待機状態となる。
SOC値C1を60%として待機した後に、電力需要が少なく電力従量料金が安い時間帯に100%まで充電が完了する6時ぐらいから蓄電池ラック1に充電が開始され、10時前にSOC値C1が100%となるまで充電される。そして、電力需要のピーク時に蓄電池ラック1から電力系統に放電が行われる。
このような動作により、蓄電池ラック1内の蓄電池セルは、夜間から早朝にかけての待機時にSOC値C1が60%に維持されるので、蓄電池セルの劣化が抑制される。
図9は、SOC値C2を30%としたとき、劣化が最も少ない蓄電池セルで蓄電池ラック1を構成した場合の動作を示す。待機時のSOC値C2を30%とするように動作すること以外は、図8と同様である。
図10及び図11は、太陽光発電設備に併設されて、電力系統に供給する電源を安定化させるように動作する定置用蓄電池装置の蓄電池セルを、劣化の少ないSOC値で待機させるための制御部11の動作を示す。
図10は、待機時にSOC値D1を60%としたとき、劣化が最も少ない蓄電池セルで蓄電池ラック1を構成した場合の動作を示す。同図に示すように、6時から18時までは、太陽光発電設備の発電電力の一部が電力系統を介して供給されて蓄電池ラック1内の蓄電池セルが充電されるとともに、必要に応じて充電電力が電力系統に供給されて、太陽光発電による電力供給を安定化させる。この時、蓄電池セルはSOC値D1が60%を超える状態まで充電される。
太陽光発電設備からの電力供給が途絶える18時以降では、電力系統には他の発電設備から電力が供給されるとともに、蓄電池ラック1の充電電力が電力系統に供給され、SOC値が60%となるまで放電される。そして、SOC値D1が60%となると、蓄電池ラック1からの放電が停止されて待機状態となる。
このような動作により、蓄電池ラック1内の蓄電池セルは、夜間から早朝にかけての待機時にSOC値D1が60%に維持されるので、蓄電池セルの劣化が抑制される。
図11は、SOC値D2を30%としたとき、劣化が最も少ない蓄電池セルで蓄電池ラック1を構成した場合の動作を示す。待機時のSOC値D2を30%とするように動作すること以外は、図10と同様である。
上記のように、蓄電池セルのSOC値を劣化の少ない最適なSOC値に維持した状態で待機する機能を備えた制御部11の動作を図3に従って説明する。
定置用蓄電池装置の稼働が開始されると、制御部11はエネルギーマネジメントシステム14から入力される充放電予測情報に基づいて、蓄電池ラック1内の蓄電池セルに対し充放電動作を停止する待機状態の時刻であるか否かを判定する(ステップ31)。
例えば図8に示すように、蓄電池セルに対する充放電動作が22時から6時ぐらいまでの間で待機状態となる場合において、これ以外の時刻では待機状態ではないと判定し、蓄電池セルに対する充放電運転を継続し(ステップ32)、さらに空調運転を継続し(ステップ33)、ステップ31に復帰する。
ステップ33の空調運転は、例えば図2に示すSOC状態によって空調温度や空調運転の継続を判断する制御である。
ステップ31で待機状態であると判定されると(ステップ34)、被験用セルのSOCの状態を判定する(ステップ35)。すなわち、バッテリーマネジメントシステム7から出力される被験用セルのSOC値がSOC判定部9で判定され、その判定結果が制御部11に出力される。
被験用セルのSOC値が高劣化SOC領域である場合には(ステップ36)、制御部11は蓄電池セルのSOC値が待機時に低劣化SOC領域になるように、蓄電池セルを放電させ、あるいは蓄電池セルに充電する(ステップ37)。
図4〜図7は、ステップ37における蓄電池セルの充放電動作の一例を示す。図4は、太陽光発電設備に付随して設置される定置用蓄電池装置における放電動作を示す。制御部11の動作により、蓄電池ラック1内の蓄電池セルからパワーコンディショナー2及び系統連系設備3を介して電力系統に電力が供給されて、蓄電池セルが放電される。この時、太陽光発電設備15から発電電力が出力されていれば、その発電電力が太陽光発電用パワーコンディショナー16から系統連系設備3を介して電力系統に供給される。
図5は、太陽光発電設備に付随して設置される定置用蓄電池装置における充電動作を示す。昼間時に、太陽光発電設備15から太陽光発電用パワーコンディショナー16を介して出力される電力がパワーコンディショナー2を介して蓄電池ラック1に供給され、蓄電池セルが充電される。太陽光発電設備15の出力電力は、電力系統を介して需要家にも供給される。
図6は、工場内に設置されて、当該工場に供給される電源を安定化させるように動作する定置用蓄電池装置における放電動作を示す。制御部11の動作により、蓄電池ラック1内の蓄電池セルからパワーコンディショナー2及び系統連系設備3を介して工場内の負荷設備16a,16b等に電力が供給されて、蓄電池セルが放電される。この時、工場外の電力系統からも工場受変電設備17を介して負荷設備16a,16bに所要の電力が供給される。
図7は、工場内に設置されて、当該工場に供給される電源を安定化させるように動作する定置用蓄電池装置における充電動作を示す。制御部11の動作により、工場外の電力系統から工場受変電設備17、系統連系設備3及びパワーコンディショナー2を介して蓄電池ラック1に充電電力が供給され、蓄電池ラック1内の蓄電池セルが充電される。
また、工場外の電力系統から工場受変電設備17を介して工場内の負荷設備16a,16bにも電力が供給される。
ステップ35で被験用セルのSOC値が低劣化SOC領域である場合、あるいはステップ37の充電動作あるいは放電動作で被験用セルのSOC値が低劣化SOC領域となると、ステップ38からステップ39に移行して、蓄電池ラック1の周囲温度の判定を行う。
周囲温度計12の検出信号に基づいて温度判定部10で判定された周囲温度が高劣化温度領域である場合には(ステップ40)、制御部11は温度制御装置13による空調運転を継続し(ステップ41)、ステップ39に復帰して周囲温度を判定する動作を繰り返す。
ステップ39で、周囲温度が低劣化温度領域である場合には(ステップ42)、被験用セルのセル温度を判定する(ステップ43)。すなわち、温度判定部10で被験用セルのセル温度が低劣化温度領域であるか高劣化温度領域であるかが判定され、その判定結果が制御部11に出力される。
ステップ43で被験用セルのセル温度が低劣化温度領域であれば(ステップ44)、空調運転を停止して(ステップ45)、ステップ31に復帰する。また、ステップ43で被験用セルのセル温度が高劣化温度領域であれば(ステップ46)、空調運転を継続してステップ31に復帰する。
図14に示すように、蓄電池ラック1等が収容されるコンテナ8の天面及び側面、特に南側に面する側面及び天面を覆うように、つる植物による太陽熱吸収装置18が設置されている。つる植物は、アサガオ、ゴーヤ、ヘチマ、ヒョウタン、キュウリ等が望ましい。
このような太陽熱吸収装置18により、コンテナ8に照射される太陽光及び熱線が吸収される。すると、コンテナ8内の温度上昇が抑制されて蓄電池セルの温度上昇も抑制される。従って、図2に示すステップ10及び図3に示すステップ43で、蓄電池セルのセル温度が高劣化温度領域と判定される頻度が減少するため、空調運転の継続時間を抑制することが可能となる。
上記のように構成された定置用蓄電池装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)コンテナ8内の蓄電池ラック1を構成する蓄電池セルのSOC値と、蓄電池ラック1の周囲温度を監視し、SOC値が低劣化SOC領域であり、かつ周囲温度が低劣化温度領域である場合には、コンテナ8内の温度制御装置13の動作を抑制することができる。従って、温度制御装置13による電力消費を低減することができる。
(2)温度制御装置13による電力消費を低減することにより、蓄電池を運用する為の損失を低減し、蓄電池装置としての総合効率を向上させることができる。
(3)蓄電池セルのSOC値と、蓄電池ラック1の周囲温度に加えて、蓄電池セルのセル温度を監視し、SOC値が高劣化SOC領域であるとき、周囲温度が高劣化温度領域であるとき、あるいはセル温度が高劣化温度領域である場合に限り、温度制御装置13でコンテナ8内の空調温度を低下させることができる。従って、コンテナ8内の空調温度を必要に応じて制御することができるので、空調運転を効率的に行うことができるとともに、温度制御装置13の消費電力を抑制することができる。
(4)エネルギーマネジメントシステム14にあらかじめ設定されている充放電スケジュールに基づいて、蓄電池ラック1に対する大電流の充電あるいは蓄電池ラック1からの大電流の放電の有無を制御部11で認識することができる。そして、蓄電池ラック1内の蓄電池セルで大電流の充放電が行われるとき、温度制御装置13でコンテナ8内の空調温度を低下させることができる。従って、温度制御装置13内の空調温度を必要に応じて制御することができるので、空調運転を効率的に行うことができるとともに、温度制御装置13の消費電力を抑制することができる。また、事前に冷却しておくことで電池温度の上昇を抑制し、蓄電池セルの長寿命化を図ることができる。
(5)蓄電池セルのSOC値が低劣化SOC領域で、かつ蓄電池ラック1の周囲温度が低劣化温度領域で、さらに大電流の充放電が行われないときには、温度制御装置13による空調運転を停止させて、温度制御装置13による電力消費を抑制することができる。
(6)蓄電池ラック1への充電及び蓄電池ラック1からの放電が少ない待機状態では、蓄電池ラック1内の蓄電池セルのSOC値が低劣化SOC領域内となるように、蓄電池セルに充電し、あるいは蓄電池セルを放電させることができる。従って、蓄電池セルの長寿命化を図ることができる。
(7)太陽熱吸収装置18によりコンテナ8を照射する太陽光及び熱線を遮ることができるので、コンテナ8内の温度上昇を抑制してセル温度の上昇を抑制することができる。従って、温度制御装置13の稼働時間を削減して、温度制御装置13による電力消費を削減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・周囲温度計は、蓄電池ラックの周囲以外に、コンテナの周囲、蓄電池モジュールの周囲あるいはあらかじめ選択された蓄電池セルの周囲のいずれかに設置し、これらの周囲温度計で検出された周囲温度が低劣化温度領域であるか高劣化温度領域であるかを判定するようにしてもよい。
・空調温度を調節するには、コンテナ内に複数の空調装置を設置し、稼働させる空調装置の台数を選択することにより、空調温度を調節するようにしてもよい。
・コンテナへの太陽光の照射を遮るように太陽光パネルを設置して、太陽熱吸収装置としてもよい。
1…蓄電池(蓄電池ラック)、4…充電状態検出手段(電力計)、5…充電状態検出手段(電圧計)、6…セル温度検出手段(温度計)、8…定置用収容装置(コンテナ)、9…充電状態検出手段(SOC判定部)、10…周囲温度検出手段(セル温度検出手段、温度判定部)、11…制御部、12…周囲温度検出手段(周囲温度計)、13…温度制御装置、18…太陽熱吸収装置。

Claims (8)

  1. 電力系統から供給される電力を定置用収容装置内に設置された蓄電池に充電するとともに、前記蓄電池に充電された電力を電力系統に供給する定置用蓄電池装置において、
    前記蓄電池の周囲温度が該蓄電池の高劣化温度領域か低劣化温度領域かを検出する周囲温度検出手段と、
    前記蓄電池の充電状態が該蓄電池の高劣化充電領域か低劣化充電領域かを検出する充電状態検出手段と、
    前記定置用収容装置内の室温を調整する温度制御装置と、
    前記周囲温度検出手段と前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、前記温度制御装置を必要に応じて動作させる制御部と
    を備えたことを特徴とする定置用蓄電池装置。
  2. 請求項1に記載の定置用蓄電池装置において、
    前記蓄電池のセル温度が高劣化温度領域か低劣化温度領域かを検出するセル温度検出手段を備え、
    前記制御部は、前記周囲温度検出手段と、前記充電状態検出手段と、前記セル温度検出手段の検出結果に基づいて、前記温度制御装置を必要に応じて動作させることを特徴とする定置用蓄電池装置。
  3. 請求項2に記載の定置用蓄電池装置において、
    前記制御部は、前記周囲温度が前記低劣化温度領域で、前記充電状態が前記低劣化充電領域で、かつ前記セル温度が前記低劣化温度領域であるとき、前記温度制御装置の動作を停止させることを特徴とする定置用蓄電池装置。
  4. 請求項3に記載の定置用蓄電池装置において、
    前記蓄電池に対する充放電予測情報を前記制御部に出力する予測情報管理手段を備え、
    前記制御部は、前記周囲温度が前記低劣化温度領域で、前記充電状態が前記低劣化充電領域で、前記セル温度が前記低劣化温度領域で、かつ前記蓄電池へ大電流の充放電を行う予測情報がないとき、前記温度制御装置の動作を停止させることを特徴とする定置用蓄電池装置。
  5. 請求項4に記載の定置用蓄電池装置において、
    前記制御部は、前記周囲温度が前記高劣化温度領域であるとき、前記充電状態が前記高劣化充電領域であるとき、前記セル温度が前記高劣化温度領域であるとき、または前記蓄電池へ大電流の充放電を行う予測情報があるときの少なくともいずれかの場合に前記温度制御装置を作動させて前記定置用収容装置内の室温を低下させることを特徴とする定置用蓄電池装置。
  6. 請求項4又は5に記載の定置用蓄電池装置において、
    前記制御部は、前記予測情報管理手段から出力される待機情報に基づいて、前記高劣化充電領域にある前記蓄電池の充電状態を前記低劣化充電領域となるまで充電あるいは放電させることを特徴とする定置用蓄電池装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定置用蓄電池装置において、
    前記定置用収容装置に照射される太陽光を遮る太陽熱吸収装置を設置したことを特徴とする定置用蓄電池装置。
  8. 定置用収容装置内に設置される蓄電池の周囲温度が該蓄電池の高劣化温度領域か低劣化温度領域かを周囲温度検出手段で検出し、前記蓄電池の充電状態が該蓄電池の高劣化充電領域か低劣化充電領域かを充電状態検出手段で検出し、前記周囲温度検出手段と前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、温度制御装置を必要に応じて動作させることを特徴とする定置用蓄電池装置の制御方法。
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