JP2013247726A - 蓄電池劣化制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蓄電池劣化制御装置を提供する。
【解決手段】蓄電池劣化制御装置は、パターン生成部、メモリ、劣化量算出部、評価部、充放電制御部を備える。前記パターン生成部は前記メモリの電力設備の発電量と電力消費量とから、所定期間に蓄電池を充放電する複数の充放電制御パターンを生成する。前記劣化量算出部は複数の充放電制御パターンに対して、前記蓄電池の充電状態および温度から特定される劣化パラメータを適用して前記蓄電池の劣化量をそれぞれ算出する。前記評価部は複数の劣化量の中から、前記蓄電池の劣化量が最良の充放電制御パターンを決定する。前記充放電制御部は決定した充放電制御パターンを用いて前記蓄電池の充放電を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】蓄電池劣化制御装置は、パターン生成部、メモリ、劣化量算出部、評価部、充放電制御部を備える。前記パターン生成部は前記メモリの電力設備の発電量と電力消費量とから、所定期間に蓄電池を充放電する複数の充放電制御パターンを生成する。前記劣化量算出部は複数の充放電制御パターンに対して、前記蓄電池の充電状態および温度から特定される劣化パラメータを適用して前記蓄電池の劣化量をそれぞれ算出する。前記評価部は複数の劣化量の中から、前記蓄電池の劣化量が最良の充放電制御パターンを決定する。前記充放電制御部は決定した充放電制御パターンを用いて前記蓄電池の充放電を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、例えば蓄電池を用いた電力供給システムなどに適用可能な蓄電池劣化制御装置に関する。
住居に太陽光発電システムと蓄電池を設置し、太陽光発電システムで発電した電力を昼のうちに蓄電池に蓄積し、夜間の電力に当てることで、電力関連のコストを抑える定置型の電力供給システムが普及しつつある。
ところで、現在、市販されている蓄電池は、例えばリチウムイオン電池などであり、これは比較的高価なものである。このため蓄電池の劣化を抑えて蓄電池の寿命を長くすることが有益である。
従来の技術として、例えば最初から残量の80%程度しか二次電池を充電せずに使用する方法が既にある。この方法の場合、残量80%以上を使用せず、容量劣化が起って初期の80%が100%相当になったら寿命とすることで、二次電池の劣化をある程度抑制することができる。
しかしながら、従来の二次電池の充放電方法の場合、二次電池自体の劣化をある程度抑制することはできるものの、それがトータルライフサイクルコストとして見た場合に適切であるとは限らない。
つまり従来の方法では、二次電池の残量80%以上を使用しないため、その不足分を他の電力で補うか、または負荷側の電力消費を抑える工夫をする必要があり、これがその家庭(ユーザ)にとって最良ということにはならない。
また、従来の方法は、二次電池の劣化要因を二次電池の残存容量としているが、二次電池の劣化要因はこれだけとは限らない。
本発明が解決しようとする課題は、電力設備の1つに蓄電池を用いる中で、ユーザにとってよりよい電力の使い方ができる蓄電池劣化制御装置を提供することにある。
実施形態の蓄電池劣化制御装置は、計測部、発電量生成部、電力消費量生成部、メモリ、パターン生成部、劣化量算出部、評価部、充放電制御部を備える。前記計測部は制御対象の蓄電池の充電状態を計測する。前記発電量生成部は建物に電力を供給する電力設備の仕様データまたは前記電力設備の稼働状況から、所定期間に時間の変化に伴い前記電力設備により発電される発電量を生成する。前記電力消費量生成部は前記建物に設置された負荷の仕様データまたは電力メータから得られるデータから、前記家屋で前記所定期間に時間の変化に伴い消費される電力の消費量を生成する。前記メモリには前記蓄電池の温度と前記蓄電池の充電割合により特定される前記蓄電池の単位時間あたりの劣化パラメータが設定されている。前記パターン生成部は前記電力設備の発電量と前記電力の消費量とから、前記所定期間に前記蓄電池を充放電する複数の充放電制御パターンを生成する。前記劣化量算出部は前記パターン生成部により生成された複数の充放電制御パターンに対して、前記計測部により計測された前記蓄電池の充電状態および温度から特定した前記劣化パラメータを適用して前記蓄電池の劣化量をそれぞれ算出する。前記評価部は前記劣化量算出部により算出された複数の劣化量の中から、前記蓄電池の劣化量が最良の充放電制御パターンを決定する。前記充放電制御部は前記評価部により決定された前記充放電制御パターンを用いて前記蓄電池の充放電を制御する。
以下、図面を参照して、実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態の蓄電池劣化制御装置の構成を示す図である。
図1は実施形態の蓄電池劣化制御装置の構成を示す図である。
図1に示すように、この実施形態の蓄電池劣化制御装置1は、発電予測部11、負荷予測部12、計測部13、メモリ14、パターン生成部15、劣化量算出部16、評価部17、充放電制御部18を備える。
蓄電池劣化制御装置1は、例えばコンピュータなどであり、CPU、メモリ、ハードディスク装置、外部接続インターフェース、通信インターフェースなどを備えている。
上記各部は、ハードディスク装置にインストールされたソフトウェア(プログラム)がメモリに読み込まれてCPUを動作させることでCPUの機能として実現される。
外部接続インターフェースには、モニタなどの表示装置、キーボードおよびマウスなどの入力装置が接続される。通信インターフェースには、LANケーブルなどが接続される。蓄電池劣化制御装置1はLANケーブルを介して外部の機器(電力メータ、太陽光発電システム2、インターネット上のサーバなど)に接続されている。
発電予測部11は、充放電制御部18から指示された運用モードに応じて、建物に電力を供給する電力設備、太陽光発電システム2の仕様データまたは太陽光発電システム2から得られた過去の稼働状況のデータを基に、太陽光発電システム2の一定の期間(1日、24時間など)の発電量のパターンを生成(予測)する。
つまり発電予測部11は、建物に電力を供給する電力設備の仕様データまたは電力設備の稼働状況から、所定期間に時間の変化に伴い電力設備により発電される発電量を生成する発電量生成部として機能する。
運用モードは、例えば長寿命、短寿命、経済性等の充放電制御部18の動作モードがある。長寿命モードは、蓄電池4の劣化をより少なくし寿命をできるだけ長く延ばすための動作モードである。短寿命モードは、蓄電池4の劣化を考慮せずに蓄電池4をフルに使って電力を安定的に利用するための動作モードである。経済性モードは、蓄電池4の寿命と電力消費量とのバランスをとり、電力効率が高くかつ電力にかかるコスト(電気代)を安くするための動作モードである。つまり、これらの運用モードは、長寿命、短寿命、経済性のいずれかを優先するモードであり、これらの中から1つがメモリ14に設定される。
負荷予測部12は、充放電制御部18から指示された運用モードに応じて、建物に設置された負荷機器3、例えばOA機器、エアコン、冷蔵庫、照明器具などの仕様データまたは建物に取り付けられた電力メータから過去に実際に得られたデータを基に、今後、建物で一定の期間(例えば1日、24時間など)に消費する電力消費量のパターンを生成(予測)する。
つまり負荷予測部12は、建物に設置された負荷の仕様データまたは電力メータから得られるデータから、家屋で所定期間に時間の変化に伴い消費される電力の消費量を生成する電力消費量生成部として機能する。
計測部13は、建物に設置された制御対象の蓄電池4の電池状態(充電状態および温度など)を計測しメモリ14に記憶する。充電状態はSOC(単位:%)で表される。
パターン生成部15は、発電予測部11からの電力設備の発電量のパターンと負荷予測部12からの電力消費量のパターンと充放電制御部18から指示された運用モードとから、一定の期間(1日、24時間など)の蓄電池4の電池状態(充放電時間及び充電割合)を徐々に変化させた複数の運用パターンを生成する。
すなわち、パターン生成部15は、電力設備の発電量と電力の消費量とを基に、所定期間に蓄電池4を充放電する複数の運用パターンを生成する。
運用パターンとは充電と放電を時間によって切り換えて行う充放電動作のパターンである。なお図5は時間の変化に伴う蓄電池4の充電状態の変化を示すパターンである。生成された各運用パターンは、充放電制御部18が蓄電池4の充放電を制御する上での適用する候補とされるものである。
劣化量算出部16はパターン生成部15により生成された蓄電池4の複数の運用パターンに対して、計測部13により計測された蓄電池4の充電状態および温度から特定される劣化パラメータを適用して蓄電池4の劣化量をそれぞれ算出する。つまり劣化量算出部16は複数の運用パターンに対してメモリ14の劣化パラメータを適用してそれぞれのパターンに対して蓄電池4の劣化量を算出する。
評価部17は、指定された運用モードの中で、劣化量算出部により算出された劣化量が最小の運用パターンを評価結果が最良の充放電パターンとし、充放電制御部18が蓄電池4の充放電を制御する上での適用パターンに決定し充放電制御部18へ通知する。
すなわち評価部17は、劣化量算出部16により算出された複数の劣化量の中から、蓄電池4の劣化量が最良の充放電制御パターンを決定する。
これ以外に以下のように演算を加えて評価してもよい。すなわち評価部17は劣化量算出部16により算出された各パターンの蓄電池4の劣化量を所定の条件により資産価値に変換し、変換した資産価値と電気代とを加算して評価値としてもよい。資産価値と電気代には、図3に示す重み付けテーブル20を参照してそれぞれ運用モードに応じた重み付けをし、重み付けした評価値で評価してもよい。
充放電制御部18はユーザが指定した運用モードに応じた発電と電力消費のパターンの生成を発電予測部11および負荷予測部12に指示する。充放電制御部18はさまざまな充電と放電のパターンで蓄電池4を充放電することが可能であり、評価部17により決定された評価結果が最良の運用パターンを用いて蓄電池4の充放電を制御する。
メモリ14には、ユーザにより選択指示された運用モード(長寿命、短寿命、経済性等のモードのいずれか)が設定されている。
このような運用モードの選択指示内容の他、メモリ14には、劣化速度テーブル19(図2参照)および重み付けテーブル20(図3参照)などが記憶されている。すなわちメモリ14には蓄電池4の温度と蓄電池4の充電割合により特定される蓄電池4の単位時間あたりの劣化パラメータが設定されている。
図2に示すように、劣化速度テーブル19には、予め蓄電池4を使用する温度と蓄電池4の充電割合毎に、蓄電池4の単位時間あたりの劣化パラメータが設定されている。この劣化速度テーブル19を参照することで蓄電池4の充電状態と温度により劣化パラメータを特定できる。劣化パラメータは蓄電池4の劣化の進み具合の指標となる係数(劣化係数)である。
この例では、例えば温度が10〜20度程度の低温「低」で、充電状態が10−40%程度の「低」の場合の劣化パラメータは0.001等である。温度が20−30度程度の中温「中」で、充電状態が50−70%程度の「中」の場合の劣化パラメータは0.003等である。温度が40度以上の高温「高」で、充電状態が70%以上の「高」の場合の劣化パラメータは0.007等である。劣化パラメータの数値が高いほど、劣化の進みが早いことを意味する。
なお、ここで例示した劣化速度テーブル19の区分の仕方は、あくまでも一例であり、1度および1%単位や5度および5%単位で区分してもよく、劣化速度テーブル19の区分の仕方はこの例に限定されるものではない。
図3に示すように、重み付けテーブル20は、ユーザにより指定される運用モード(長寿命、短寿命、経済性等)に応じて資産価値の重み付け係数αと電気代の重み付け係数βとが設定されている。
この実施形態の蓄電池劣化制御装置の動作を説明する。
この実施形態の場合、ユーザはキーボードなどの入力装置から予め所望の運用モードを指示しメモリ14に設定しておくものとする。
この実施形態の場合、ユーザはキーボードなどの入力装置から予め所望の運用モードを指示しメモリ14に設定しておくものとする。
発電予測部11は、太陽光発電システム2の仕様データまたは太陽光発電システム2の過去の稼働状況から、太陽光発電システム2の発電量のパターン(時系列に従った発電量の変化パターン)を生成(予測)する(図6のステップS101)。
具体的には、例えば図4の発電量Pのような曲線を示すデータ(以下これを「発電予測情報」と称す)が生成される。図4のグラフにおいて縦軸は出力(W)を示し横軸は時刻を示す。
また負荷予測部12は、予めメモリ14に記憶されている負荷機器3の仕様データまたは建物に取り付けられた電力メータから実際に得られた過去の同じ日の電力消費量のデータから、建物で一定の期間(例えば1日、24時間など)に消費する電力消費量のパターン(時系列に従った電力消費量の変化パターン)を生成(予測)する(ステップS102)。
具体的には、例えば図4の電力消費量Qのような曲線を示すデータ(以下これを「負荷予測情報」と称す)が生成される。なお計測部13は蓄電池4の充電状態および蓄電池4の温度を常に計測しメモリ14に記憶している。
パターン生成部15は発電予測情報と負荷予測情報から、一定の期間(1日、24時間など)のうちで電池状態(充電割合)と充放電時間を徐々に変えた蓄電池4の充放電パターンを複数生成する(ステップS103)。このようにして生成された蓄電池4の運用パターンで、建物のすべての電力消費を蓄電池4で賄うように蓄電池4が充放電された場合の、時間の変化に伴う蓄電池4の充電状態の変化を示す蓄電池電力量Rの曲線(パターン)の一例を図5に示す。
劣化量算出部16は、パターン生成部15により生成された蓄電池4の複数の充放電パターンに対して、計測部13により計測された蓄電池4の充放電時の充電状態と温度から特定される劣化速度テーブル19の劣化パラメータを当てはめて蓄電池4の一日の劣化量を算出する(ステップS104)。
そして、評価部17は、算出された複数の劣化量の中から、蓄電池4の劣化量が最良(この場合は劣化量が最小)の充放電制御パターンを運用すべきパターンに決定(選定)し(ステップS105)、充放電制御部18へ通知する。
充放電制御部18は、評価部17により決定(選定)された充放電制御パターンを用いて蓄電池4の充放電を制御する(ステップS106)。
このようにこの実施形態によれば、蓄電池4の充放電時の充電状態と温度から特定される劣化パラメータを劣化速度テーブル19に記憶しておき、パターン生成部15が生成した適用候補の複数の充放電パターンに該当する劣化パラメータを当てはめて蓄電池4の一日の劣化量を算出し、その中から運用すべき充放電パターンを決定することで、電力設備の1つに蓄電池4を用いる中で、蓄電池4の寿命、利便性、経済性などを考慮したユーザにとってよりよい電力の使い方ができる蓄電池劣化制御装置を提供することができる。
次に、他の実施形態を説明する。
この例は、電力の使い方に買電と売電を考慮し、さらに資産価値と電気代から摘要候補の充放電パターンを評価することで、経済効果をさらに高める例である。
この例は、電力の使い方に買電と売電を考慮し、さらに資産価値と電気代から摘要候補の充放電パターンを評価することで、経済効果をさらに高める例である。
上記実施形態では、パターン生成部15が、複数の充放電パターンを生成する上で、供給用の電源として、太陽光発電システム2と蓄電池4を考慮したが、この例の場合、太陽光発電システム2と蓄電池4で不足する分の電力を電力会社からの買電により賄い、余剰した電力を電力会社などへ売電するものとする。
この例の場合、発電予測部11は、太陽光発電システム2の仕様データまたは太陽光発電システム2の過去の稼働状況から、太陽光発電システム2の発電量のパターン(時系列に従った発電量の変化パターン)を生成(予測)する(図7のステップS201)。
また負荷予測部12は、予めメモリ14に記憶されている負荷機器3の仕様データまたは建物に取り付けられた電力メータから実際に得られた過去の同じ日の電力消費量のデータから、建物で一定の期間(例えば1日、24時間など)に消費する電力消費量のパターン(時系列に従った電力消費量の変化パターン)を生成(予測)する(ステップS202)。
パターン生成部15は、発電予測情報と負荷予測情報の他、買電と売電の差額の電気代から、蓄電池4の充放電パターンの適用候補を複数生成する(ステップS203)。
さらに、劣化量算出部16は、適用候補の複数の充放電パターンに対して、蓄電池4の充放電時の充電状態と温度から特定した劣化パラメータを用いて蓄電池4の一日の劣化量を算出する(ステップS204)。
続いて、評価部17は、劣化量算出部16により算出された蓄電池4の一日の劣化量を、資産価値に変換し、その資産価値に電気代を加算する評価式にて評価値を求める(ステップS205)。なお電気代は買電と売電の差額とする。
評価式は、例えば評価値=重み付け係数α×資産価値+重み付け係数β×電気代であり、評価部17は重み付けテーブル20を参照して、運用モードに応じた重み付け係数α,βを上記評価式に設定して評価値を計算する(ステップS206)。
この場合、評価部17は、蓄電池4を導入するための初期コストを寿命で割り算することで、単位時間当たりのコスト(¥/h)を算出でき、これを資産価値とする。
例 初期コスト(100万円)/寿命(20年×365日×24時間)=5.7円/h
そして、充放電制御部18は評価部17による評価値の計算結果(評価結果)が最良(この場合は評価値が最小)の充放電パターンを用いて蓄電池4の充放電を制御する(ステップS206)。
そして、充放電制御部18は評価部17による評価値の計算結果(評価結果)が最良(この場合は評価値が最小)の充放電パターンを用いて蓄電池4の充放電を制御する(ステップS206)。
このようにこの実施形態によれば、上記実施形態の効果に加えて、電力の使い方に買電と売電を考慮し、さらに資産価値と電気代から運用パターンを評価することで、経済効果をさらに高めることができる。さらに資産価値と電気代に運用モードに応じた重み付けを行うことで、ユーザの指向に則したモードでの運用ができ、ユーザにとってよりよい電力の使い方ができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また上記実施形態に示した各構成要素を、コンピュータのハードディスク装置などのストレージにインストールしたプログラムで実現してもよく、また上記プログラムを、コンピュータ読取可能な電子媒体:electronic mediaに記憶しておき、プログラムを電子媒体からコンピュータに読み取らせることで本発明の機能をコンピュータが実現するようにしてもよい。電子媒体としては、例えばCD−ROM等の記録媒体やフラッシュメモリ、リムーバブルメディア:Removable media等が含まれる。さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
1…蓄電池劣化制御装置、2…太陽光発電システム、3…負荷機器、4…蓄電池、11…発電予測部、12…負荷予測部、13…計測部、14…メモリ、15…パターン生成部、16…劣化量算出部、17…評価部、18…充放電制御部、19…劣化速度テーブル、20…重み付けテーブル。
Claims (4)
- 制御対象の蓄電池の充電状態を計測する計測部と、
建物に電力を供給する電力設備の仕様データまたは前記電力設備の稼働状況から、所定期間に時間の変化に伴い前記電力設備により発電される発電量を生成する発電量生成部と、
前記建物に設置された負荷の仕様データまたは電力メータから得られるデータから、前記家屋で前記所定期間に時間の変化に伴い消費される電力の消費量を生成する電力消費量生成部と、
前記蓄電池の温度と前記蓄電池の充電割合により特定される前記蓄電池の単位時間あたりの劣化パラメータが設定されたメモリと、
前記電力設備の発電量と前記電力の消費量とを基に、前記所定期間に前記蓄電池を充放電する複数の充放電制御パターンを生成するパターン生成部と、
前記パターン生成部により生成された複数の充放電制御パターンに対して、前記計測部により計測された前記蓄電池の充電状態および温度から特定した前記劣化パラメータを適用して前記蓄電池の劣化量をそれぞれ算出する劣化量算出部と、
前記劣化量算出部により算出された複数の劣化量の中から、前記蓄電池の劣化量が最良の充放電制御パターンを決定する評価部と、
前記評価部により決定された前記充放電制御パターンを用いて前記蓄電池の充放電を制御する充放電制御部と
を具備する蓄電池劣化制御装置。 - 前記評価部は、
前記劣化量算出部により算出された各充放電制御パターンの蓄電池の劣化量を所定の条件により資産価値に変換し、変換した資産価値と電気代とを加算して評価値を算出し、算出した前記評価値が最良の充放電制御パターンを適用すべき充放電制御パターンに決定する請求項1記載の蓄電池劣化制御装置。 - 前記メモリには、前記蓄電池を充放電するための異なる動作モードが設定されており、
前記評価部は、
前記資産価値と前記電気代に、前記動作モードに応じた重み付けを行って評価値を算出する請求項2記載の蓄電池劣化制御装置。 - 前記動作モードは、長寿命、短寿命、経済性のいずれかを優先するモードの中から1つが設定される請求項3記載の蓄電池劣化制御装置。
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