JP2015035490A - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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Abstract

【目的】近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、かぶり効果についても補正計算を行うことが可能な装置を提供する。
【構成】描画装置100は、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を演算する面積密度演算部12と、外部から入力されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を用いて、かぶり効果に起因する寸法変動を補正するかぶり補正照射量係数を演算するかぶり補正照射量係数演算部14と、かぶり補正照射量係数とドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部113と、照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する描画部150と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、例えば、描画装置から照射される荷電粒子ビームの照射量を補正する手法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(EB:Electron beam)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図16は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という(例えば、特許文献1参照)。
電子ビーム描画では、マスクプロセス或いは未知のメカニズムに起因する寸法変動を電子ビームのドーズ量を調整することで解決することが行われる。昨今、描画装置へのデータ入力前の段階で、ユーザ或いは補正ツール等によって付加的にドーズ量を制御するドーズ変調量が図形パターン毎に設定されることが行われる。かかる技術により、描画装置外部で計算した近接効果や近接効果よりもさらに小さい範囲で寸法に影響する現象等の補正分をかかるドーズ変調量に予め含ませることが可能となる。よって、ドーズ変調量に予め含ませた近接効果等のみを補正するだけであれば、描画装置内では、かかるドーズ変調量に従って照射量を設定すれば済む。しかしながら、電子ビーム描画では、かかる近接効果補正の他に、さらに、かぶり効果やローディング効果といった現象についても補正計算を行うことがある(例えば、特許文献1参照)。従来、描画装置では、近接効果補正計算を装置内部で行い、かかる結果を使ってかぶり効果補正やローディング効果補正の計算を行っていた。そのため、装置外部から入力されるドーズ変調量に近接効果補正分も含ませてしまうと、描画装置内でかぶり効果補正やローディング効果補正の計算を行うことが困難になってしまうといった問題があった。これに対して、かぶり効果補正量やローディング効果補正量についても描画装置外部で計算を行ってから描画装置に入力することも原理的には可能かもしれない。しかしながら、かかる場合、同一チップのパターンデータをグローバル配置毎に用意する必要等が生じ、描画装置に入力されるデータ量が膨大になってしまう。
特開2012−069667号公報
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、かぶり効果或いはローディング効果といった現象についても補正計算を行うことが可能な装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を演算する面積密度演算部と、
外部から入力されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を用いて、かぶり効果に起因する寸法変動を補正するかぶり補正照射量係数を演算するかぶり補正照射量係数演算部と、
かぶり補正照射量係数とドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の他の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
描画領域が複数のメッシュ領域に仮想分割されたメッシュ領域毎のパターンの面積密度を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動量を演算する寸法変動量演算部と、
パターンの面積密度を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数を演算する近接効果補正照射量係数演算部と、
ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量と演算された近接効果補正照射量係数とに対応する、ローディング効果補正照射量係数を取得するローディング効果補正照射量係数取得部と、
取得されたローディング効果補正照射量係数と、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する描画部と、
を備え、
ローディング効果補正照射量係数は、近接効果の補正を維持しながらローディング効果に起因する寸法変動量を補正する第1の基準照射量とかかる第1の基準照射量と組みとなる第1の近接効果補正係数を用いて得られる第1の近接効果補正照射量係数との第1の積を、ローディング効果に起因する寸法変動量を考慮しないで近接効果に起因する寸法変動量を補正する第2の基準照射量とかかる第2の基準照射量と組みとなる第2の近接効果補正係数を用いて得られる第2の近接効果補正照射量係数との第2の積で除した値によって定義されることを特徴とする。
本発明の他の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
描画領域が複数のメッシュ領域に仮想分割されたメッシュ領域毎のパターンの面積密度を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動量を演算する寸法変動量演算部と、
ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量に対応するローディング効果補正照射量係数を取得するローディング効果補正照射量係数取得部と、
取得されたローディング効果補正照射量係数と、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する描画部と、
を備え、
ローディング効果補正照射量係数は、ローディング効果に起因する寸法変動量を、パターン寸法と荷電粒子ビームの照射量との関係を示す係数となる、近接効果密度に依存した尤度で除した値を用いた項を、自然対数の底として用いられるネイピア数eの指数とした値によって定義されることを特徴とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を演算する面積密度演算部と、
外部から入力されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を用いて、かぶり効果に起因する寸法変動を補正するかぶり補正照射量係数を演算する工程と、
かぶり補正照射量係数とドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する工程と、
照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の他の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
描画領域が複数のメッシュ領域に仮想分割されたメッシュ領域毎のパターンの面積密度を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動量を演算する工程と、
パターンの面積密度を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数を演算する工程と、
ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量と演算された近接効果補正照射量係数とに対応する、ローディング効果補正照射量係数を取得する工程と、
取得されたローディング効果補正照射量係数と、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する工程と、
照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する工程と、
を備え、
ローディング効果補正照射量係数は、近接効果の補正を維持しながらローディング効果に起因する寸法変動量を補正する第1の基準照射量と第1の基準照射量と組みとなる第1の近接効果補正係数を用いて得られる第1の近接効果補正照射量係数との第1の積を、ローディング効果に起因する寸法変動量を考慮しないで近接効果に起因する寸法変動量を補正する第2の基準照射量と第2の基準照射量と組みとなる第2の近接効果補正係数を用いて得られる第2の近接効果補正照射量係数との第2の積で除した値によって定義されることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、かぶり効果或いはローディング効果といった現象についても補正計算を行うことができる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における図形毎にドーズ変調量が定義されたパターンレイアウトの一例を示す図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態2における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態3における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態3における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態4における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態4における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態4におけるローディング効果補正(LEC)テーブルの一例を示す図である。 実施の形態5における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態5における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態5におけるLECテーブルの一例を示す図である。 実施の形態6における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態6における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、可変成形型(VSB方式)の描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、主偏向器208及び副偏向器209が配置されている。描画室103内には、XYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画時には描画対象となるマスク等の試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造する際の露光用マスクが含まれる。また、試料101には、レジストが塗布された、まだ何も描画されていないマスクブランクスが含まれる。
制御部160は、制御計算機110、制御回路120、前処理計算機130、メモリ132、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142を有している。制御計算機110、制御回路120、前処理計算機130、メモリ132、及び記憶装置140,142は、図示しないバスを介して互いに接続されている。
前処理計算機130内には、重み付け面積密度演算部12、及びかぶり補正照射量係数演算部14が配置される。重み付け面積密度演算部12、及びかぶり補正照射量係数演算部14といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。重み付け面積密度演算部12、及びかぶり補正照射量係数演算部14に入出力される情報および演算中の情報はメモリ132にその都度格納される。
制御計算機110内には、ショットデータ生成部112、照射量演算部113、及び描画制御部114が配置される。ショットデータ生成部112、照射量演算部113、及び描画制御部114といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。ショットデータ生成部112、照射量演算部113、及び描画制御部114に入出力される情報および演算中の情報は図示しないメモリにその都度格納される。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。例えば、位置偏向用には、主偏向器208と副偏向器209の主副2段の多段偏向器を用いているが、1段の偏向器或いは3段以上の多段偏向器によって位置偏向を行なう場合であってもよい。また、描画装置100には、マウスやキーボード等の入力装置、モニタ装置、及び外部インターフェース回路等が接続されていても構わない。
描画装置100では、一般に、その内部で近接効果補正を含めたドーズ量補正計算を行っていたが、描画装置内での計算されたドーズ量を使用しても補正残差等が残る場合もある。そのため、ユーザは、描画装置へ入力する前の段階で、図形パターン毎にドーズ変調量を設定する。さらに、実施の形態1では、従来、描画装置100内で行われていた近接効果補正計算を描画装置へ入力する前の段階で実施して、図形パターン毎にドーズ変調量DMを設定する。換言すれば、ドーズ変調量DMは、描画装置へ入力する前の段階で、予め近接効果補正分が考慮されている。かかるドーズ変調量DMの計算および設定は、描画装置100へのデータ入力前の段階で行われる。ドーズ変調量は、ユーザ或いは図示しない補正ツール等によって設定される。ドーズ変調量DMは、例えば、0%〜200%等で定義されると好適である。但し、これに限るものではなく、ドーズ変調率として、例えば、1.0〜3.0等の値として定義されても好適である。
設定されたドーズ変調量(率)DMデータは、外部から描画装置100に入力され記憶装置142に格納される。また、記憶装置140には、描画データが外部から入力され格納されている。描画データには、図形種データ、配置座標、及び図形サイズ等の図形情報と、各図形パターンとドーズ変調量DMとを対応させる指標情報が定義される。
図2は、実施の形態1における図形毎にドーズ変調量が定義されたパターンレイアウトの一例を示す図である。図2の例では、各周辺レイアウトに囲まれた領域において、中央部にアレイパターン13が配置される。アレイパターンの図面左側の位置にドーズ変調量141%の縦長の矩形パターン11aが配置される。アレイパターンの図面下側の位置にドーズ変調量139%の横長の矩形パターン11bが配置される。アレイパターンの図面右側の位置にドーズ変調量135%の縦長の矩形パターン11cが配置される。アレイパターンの図面上側の位置にドーズ変調量148%の横長の矩形パターン11dが配置される。近接効果補正を、或いは近接効果補正及び近接効果よりもさらに影響範囲の小さい現象に対する補正を描画装置に入力する前の段階を行った場合、図2に示すように、アレイ配置されたアレイパターン12を構成する各図形パターンについても、図形パターン毎にドーズ変調量が変化する。
図3は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。実施の形態1では、近接効果補正分が考慮されたドーズ変調量DMを用いて、描画装置100内部で、かぶりが補正された照射量計算を行う。
重み付け面積密度演算工程(S102)において、重み付け面積密度演算部12は、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量DMを用いて重み付けされたパターンの面積密度ρ(DM:x)を演算する。重み付け面積密度演算部12は、面積密度演算部の一例である。具体的には、例えば、以下のように演算する。重み付け面積密度演算部12は、まず、描画領域を所定のサイズでメッシュ状の複数のメッシュ領域に仮想分割する。メッシュサイズは、グローバルな領域サイズとして、例えば、かぶり効果の影響半径の1/10程度に設定すると好適である。例えば、100〜500μm程度に設定すると好適である。
そして、重み付け面積密度演算部12は、記憶装置140から描画データを入力して、メッシュ領域毎に、メッシュ領域内に配置される各図形パターンの面積密度ρ(x)をそれぞれ演算する。さらに、重み付け面積密度演算部12は、記憶装置142から当該図形パターンに対応するドーズ変調量DM(x)を入力して、図形パターン毎に、当該図形パターンの面積密度ρ(x)にドーズ変調量DMを乗じて重み付けを行う。そして、重み付け面積密度演算部12は、メッシュ領域毎に、内部に配置される図形パターン毎に重み付けされた面積密度ρ(x)DM(x)を累積加算し、メッシュ領域単位での重み付け面積密度ρ(DM:x)を演算する。重み付け面積密度ρ(DM:x)は、以下の式(1)を解くことで求めることができる。位置xは、単に2次元のうちのx方向を示すわけではなく、ベクトルを示すものとする。以下、同様である。
Figure 2015035490
或いは、重み付け面積密度演算部12は、メッシュ領域毎に、メッシュ領域内に配置される図形パターンの面積をそれぞれ演算する。さらに、重み付け面積密度演算部12は、記憶装置142から当該図形パターンに対応するドーズ変調量DMを入力して、図形パターン毎に、当該図形パターンの面積にドーズ変調量DMを乗じて重み付けを行う。そして、重み付け面積密度演算部12は、メッシュ領域毎に、内部に配置される図形パターン毎に重み付けされた面積を累積加算し、累積加算値をメッシュ領域面積で除した重み付け面積密度ρ(DM:x)を演算してもよい。
かぶり効果補正照射量係数(かぶり効果補正照射量ともいう。以下、同じ。)演算工程(S104)において、かぶり補正照射量係数演算部14は、外部から入力されたドーズ変調量DMを用いて重み付けされたパターンの面積密度ρ(DM:x)を用いて、かぶり効果に起因する寸法変動を補正するかぶり補正照射量係数D(x)を演算する。近接効果補正係数(後方散乱係数)η、かぶり補正係数θ、分布関数g(x)、面積密度ρ(DM:x)を用いて、かぶり補正照射量係数D(x)は、以下の式(2)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
以上のように計算されたかぶり補正照射量係数D(x)は、制御計算器110内に出力される。
照射量演算工程(S200)において、照射量演算部113は、かぶり補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)とを用いて、電子ビーム200の照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、かぶり補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)と基準照射量D(x)を用いて、以下の式(3)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
ドーズ変調量DM(x)には、近接効果補正分が既に考慮されているので、かかる照射量D(x)は、近接効果に起因する寸法変動とかぶり効果に起因する寸法変動の両方を補正する照射量となる。
描画工程(S202)として、描画部150は、照射量D(x)の電子ビーム200を用いて試料101にパターンを描画する。具体的には、以下のように動作する。まず、ショットデータ生成部112は、記憶装置140から描画データを読み出し、複数段のデータ変換処理を行って、装置固有のショットデータを生成する。描画装置100で図形パターンを描画するためには、1回のビームのショットで照射できるサイズに描画データに定義された各図形パターンを分割する必要がある。そこで、ショットデータ生成部112は、実際に描画するために、各図形パターンを1回のビームのショットで照射できるサイズに分割してショット図形を生成する。そして、ショット図形毎にショットデータを生成する。ショットデータには、例えば、図形種、図形サイズ、及び照射位置といった図形データが定義される。
そして、描画制御部114は、制御回路120に描画処理を行うように制御信号を出力する。制御回路120は、ショットデータと各照射量D(x)のデータを入力し、描画制御部114から制御信号に従って描画部150を制御し、描画部150は、電子ビーム200を用いて、当該図形パターンを試料100に描画する。具体的には、以下のように動作する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。偏向器205によって、かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像は偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させる(可変成形させる)ことができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、主偏向器208及び副偏向器209によって偏向され、連続的に移動するXYステージ105に配置された試料101の所望する位置に照射される。図1では、位置偏向に、主副2段の多段偏向を用いた場合を示している。かかる場合には、主偏向器208でストライプ領域をさらに仮想分割したサブフィールド(SF)の基準位置にステージ移動に追従しながら該当ショットの電子ビーム200を偏向し、副偏向器209でSF内の各照射位置にかかる該当ショットのビームを偏向すればよい。また、照射量D(x)の制御は、電子ビーム200の照射時間によって制御すればよい。
以上のように、実施の形態1によれば、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、かぶり効果についても補正計算を行うことができる。よって、近接効果に起因する寸法変動とかぶり効果に起因する寸法変動の両方を補正できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、近接効果補正照射量係数D(x)を求めずに、かぶり補正照射量係数D(x)を求める手法について説明した。実施の形態2では、近接効果補正照射量係数D(x)を求めてからかぶり補正照射量係数D(x)を求める手法について説明する。
図4は、実施の形態2における描画装置の構成を示す概念図である。図4において、前処理計算機130内に、さらに、近接効果補正照射量係数演算部16と照射量密度演算部18を追加した点、重み付け面積密度演算部12の代わりに面積密度演算部10を配置した点、以外は、図1と同様である。
面積密度演算部10、かぶり補正照射量係数演算部14、近接効果補正照射量係数演算部16、及び照射量密度演算部18といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。かぶり補正照射量係数演算部14、近接効果補正照射量係数演算部16、及び照射量密度演算部18に入出力される情報および演算中の情報はメモリ132にその都度格納される。
図5は、実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。実施の形態2では、実施の形態1と同様、近接効果補正分が考慮されたドーズ変調量DMを用いて、描画装置100内部で、かぶりが補正された照射量計算を行う。
面積密度演算工程(S103)において、面積密度演算部10は、パターンの面積密度ρ(x)を演算する。ここでの面積密度ρ(x)は、かぶり補正照射量係数D(x)を求めるための近接効果補正照射量係数D(x)の演算に用いる。よって、かぶり用近接効果メッシュのサイズで面積密度ρ(x)を演算する。面積密度演算部10は、描画領域を所定のサイズでメッシュ状の複数のメッシュ領域に仮想分割する。メッシュサイズは、グローバルな領域サイズよりも小さく、本来の近接効果補正計算に用いるメッシュサイズよりも大きいサイズに分割すると好適である。例えば、近接効果の影響半径の1/10よりも数倍程度大きい値が好適である。例えば、5〜10μm程度が好適である。これにより、近接効果の影響半径の1/10程度のメッシュサイズのメッシュ領域毎に行われる詳細な近接効果補正演算に比べて演算回数を低減できる。ひいては高速演算が可能となる。その他の面積密度ρ(x)の計算手法は、実施の形態1における重み付け面積密度演算工程(S102)と同様である。
近接効果補正照射量係数演算工程(S110)において、近接効果補正照射量係数演算部16は、面積密度ρ(x)を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する、かぶり計算用の近接効果補正照射量係数D(x)を演算する。近接効果補正照射量係数D(x)は、近接効果補正係数(後方散乱係数)η、分布関数g(x)、面積密度ρ(x)を用いて、以下の式(4)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
照射量密度演算工程(S112)において、照射量密度演算部18は、面積密度ρ(x)とかぶり計算用の近接効果補正照射量係数D(x)を用いて、照射量密度ρ(x)を演算する。照射量密度ρ(x)は、以下の式(5)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
かぶり補正照射量係数演算工程(S114)において、かぶり補正照射量係数演算部14は、パターンの面積密度ρ(x)を用いて、かぶり効果に起因する寸法変動を補正するかぶり補正照射量係数D(x)を演算する。近接効果補正係数(後方散乱係数)η、かぶり補正係数θ、分布関数g(x)、照射量密度ρ(x)を用いて、かぶり補正照射量係数D(x)は、以下の式(6)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
以上のように計算されたかぶり補正照射量係数D(x)は、制御計算器110内に出力される。
照射量演算工程(S200)において、照射量演算部113は、かぶり補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)とを用いて、電子ビーム200の照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、かぶり補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)と基準照射量D(x)を用いて、上述した式(3)で演算できる。
ドーズ変調量DM(x)には、近接効果補正分が既に考慮されているので、かかる照射量D(x)は、近接効果に起因する寸法変動とかぶり効果に起因する寸法変動の両方を補正する照射量となる。
以下、描画工程(S202)は実施の形態1と同様である。その他、特に説明していない内容は、実施の形態1と同様である。
以上のように、実施の形態2によれば、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、かぶり効果についても補正計算を行うことができる。よって、近接効果に起因する寸法変動とかぶり効果に起因する寸法変動の両方を補正できる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、かぶり補正について説明したが、実施の形態3では、ローディング効果補正について説明する。
図6は、実施の形態3における描画装置の構成を示す概念図である。図6において、前処理計算機130内に、さらに、面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、取得部22、近接効果補正照射量係数演算部26,28、及びローディング効果補正照射量係数演算部30を追加した点、前処理計算機130内の重み付け面積密度演算部12及びかぶり補正照射量係数演算部14を無くした点、及び、磁気ディスク装置等の記憶装置144を追加した点、以外は、図1と同様である。
面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、取得部22、近接効果補正照射量係数演算部26,28、及びローディング効果補正照射量係数演算部30といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。面積密度演算部10、重み付け面積密度演算部12、取得部22、近接効果補正照射量係数演算部26,28、及びローディング効果補正照射量係数演算部30に入出力される情報および演算中の情報はメモリ132にその都度格納される。
記憶装置144には、近接効果補正係数ηとパターン寸法CDとの相関を示すη−CDの相関データ、及び、基準照射量Dとパターン寸法CDとの相関を示すD−CDの相関データとが外部より入力され、格納されている。
図7は、実施の形態3における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。実施の形態3では、近接効果補正分が考慮されたドーズ変調量DMを用いて、描画装置100内部で、ローディング効果が補正された照射量計算を行う。
面積密度演算工程(S101)において、面積密度演算部10は、パターンの面積密度ρ(x)を演算する。具体的には、例えば、以下のように演算する。面積密度演算部10は、まず、描画領域を所定のサイズでメッシュ状の複数のメッシュ領域に仮想分割する。メッシュサイズは、グローバルな領域サイズとして、例えば、かぶり効果の影響半径の1/10程度に設定すると好適である。例えば、100〜500μm程度に設定すると好適である。
そして、面積密度演算部10は、記憶装置140から描画データを入力して、メッシュ領域毎に、メッシュ領域内に配置される図形パターンの面積密度ρ(x)を演算する。
寸法変動量演算工程(S120)として、寸法変動量演算部20は、描画領域が複数のメッシュ領域に仮想分割されたメッシュ領域毎のパターンの面積密度ρ(x)を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動量ΔCD(x)を演算する。寸法変動量ΔCD(x)は、以下の式(7)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
ここで、ローディング効果補正係数γは、面積密度100%での寸法変動量で定義される。また、g(x)は、ローディング効果における分布関数を示す。P(x)は、位置依存の寸法変動量を示す。位置依存の寸法変動量P(x)は、図示しない記憶装置等に格納されているデータを用いればよい。
取得工程(S122)として、取得部22は、記憶装置144からη−CDの相関データ、及び、D−CDの相関データを読み出し、近接効果補正を維持しながらローディング効果に起因した寸法変動量ΔCD(x)をも補正するのに適した近接効果補正係数(後方散乱係数)η’と基準照射量D’の組を取得する。η−CDの相関データ、及び、D−CDの相関データから所望するCDに寸法変動量ΔCD(x)を加算(或いは差分)したCDに好適なη’とD’の組を取得すればよい。ローディング効果を考慮しない近接効果補正係数ηと基準照射量Dが予め設定されている場合には、これらの他にさらに、η’とD’の組を取得する。
近接効果補正照射量係数(近接効果補正照射量ともいう。以下、同じ。)演算工程(S124)として、近接効果補正照射量係数演算部26は、取得された近接効果補正係数η’と、面積密度ρ(x)を用いて、ローディング効果に起因した寸法変動を補正しながら近接効果を補正するための近接効果補正照射係数Dp’(x)を演算する。近接効果補正照射係数D’(x)は、以下の式(8)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
ここで、g(x)は、近接効果における分布関数(後方散乱影響関数)を示す。ここでは、描画対象となるチップのチップ領域をメッシュ状の複数のメッシュ領域に仮想分割して、メッシュ領域毎に演算される。メッシュ領域のサイズは、例えば、近接効果の影響半径の1/10程度が好適である。例えば、1μm程度が好適である。
近接効果補正照射量係数演算工程(S126)として、近接効果補正照射量係数演算部28は、ローディング効果を考慮しない近接効果補正係数ηと基準照射量Dの組のうちの近接効果補正係数ηと、面積密度ρ(x)を用いて、ローディング効果を考慮しないで近接効果を補正するための近接効果補正照射係数D(x)を演算する。近接効果補正照射係数D(x)は、以下の式(9)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
かかる演算もメッシュ領域毎に演算される。メッシュ領域のサイズは、例えば、近接効果の影響半径の1/10程度が好適である。例えば、1μm程度が好適である。
ローディング効果補正照射量係数(ローディング効果補正照射量ともいう。以下、同じ。)演算工程(S128)として、ローディング効果補正照射量係数演算部30は、ローディング効果補正を考慮した近接効果補正照射係数D’(x)とローディング効果を考慮しない近接効果補正照射係数D(x)とを用いて、ローディング効果補正照射量係数D(x)を演算する。ローディング効果補正照射量係数D(x)は、ローディング効果を考慮しない近接効果補正係数ηと基準照射量Dの組のうちの基準照射量Dと、ローディング効果を考慮した近接効果補正係数η’と基準照射量D’の組のうちの基準照射量D’と、ローディング効果補正を考慮した近接効果補正照射係数D’(x)とローディング効果を考慮しない近接効果補正照射係数D(x)とを用いて、以下の式(10)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
照射量演算工程(S201)において、照射量演算部113は、ローディング効果補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)とを用いて、電子ビーム200の照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、ローディング効果補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)と基準照射量D(x)を用いて、以下の式(11)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
ドーズ変調量DM(x)には、近接効果補正分が既に考慮されているので、かかる照射量D(x)は、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正する照射量となる。
以下、描画工程(S202)は実施の形態1と同様である。その他、特に説明していない内容は、実施の形態1と同様である。
以上のように、実施の形態3によれば、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、ローディング効果についても補正計算を行うことができる。よって、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正できる。
実施の形態4.
実施の形態4では、ローディング効果補正テーブル(LECテーブル)を用いて、ローディング効果補正を行う構成について説明する。
図8は、実施の形態4における描画装置の構成を示す概念図である。図8において、前処理計算機130内に、さらに、テーブル作成部32、及びローディング効果補正照射量係数取得部34を追加した点、前処理計算機130内の重み付け面積密度演算部12と近接効果補正照射量係数演算部26とを無くした点、及び、磁気ディスク装置等の記憶装置146を追加した点、以外は、図6と同様である。
面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、取得部22、近接効果補正照射量係数演算部28、ローディング効果補正照射量係数演算部30、テーブル作成部32、及びローディング効果補正照射量係数取得部34といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、取得部22、近接効果補正照射量係数演算部28、ローディング効果補正照射量係数演算部30、テーブル作成部32、及びローディング効果補正照射量係数取得部34に入出力される情報および演算中の情報はメモリ132にその都度格納される。
図9は、実施の形態4における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。実施の形態4では、近接効果補正分が考慮されたドーズ変調量DMを用いて、描画装置100内部で、ローディング効果が補正された照射量計算を行う。
面積密度演算工程(S101)と寸法変動量演算工程(S120)と取得工程(S122)とを実施する。各工程の処理内容は実施の形態3と同様である。
ローディング効果補正照射量係数演算工程(S123)として、ローディング効果補正照射量係数演算部30は、ローディング効果補正を考慮した近接効果補正照射係数D (1)’(x)とローディング効果を考慮しない近接効果補正照射係数D (1)(x)とを用いて、ローディング効果補正照射量係数D(x)を演算する。ローディング効果補正照射量係数D(x)は、以下の式(12)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
なお、ローディング効果補正を考慮した近接効果補正照射係数D (1)’(x)は、以下の式(13)で定義される。
Figure 2015035490
なお、ローディング効果補正を考慮しない近接効果補正照射係数D (1)(x)は、以下の式(14)で定義される。
Figure 2015035490
式(12)に示すように、ローディング効果補正照射量係数D(x)は、近接効果の補正を維持しながらローディング効果に起因する寸法変動量を補正する基準照射量D’(第1の基準照射量)と基準照射量D’と組みとなる近接効果補正係数η’(第1の近接効果補正係数)を用いて得られる近接効果補正照射係数D (1)’(x)(第1の近接効果補正照射量係数)との積(第1の積)を、ローディング効果に起因する寸法変動量を考慮しないで近接効果に起因する寸法変動量を補正する基準照射量D(第2の基準照射量)と基準照射量Dと組みとなる近接効果補正係数η(第2の近接効果補正係数)を用いて得られる近接効果補正照射係数D (1)(x)(第2の近接効果補正照射量係数)との積(第2の積)で除した値によって定義される。
式(13)と式(14)においては、面積密度ρ(x)を可変にすることで、近接効果補正照射係数D (1)’(x)と近接効果補正照射係数D (1)(x)とを可変にする。そして、可変にされた近接効果補正照射係数D (1)’(x)と近接効果補正照射係数D (1)(x)とにおいて、それぞれ、ローディング効果補正照射量係数D(x)を演算する。ここで、面積密度ρ(x)は、いたずらに多くの値に可変するのではなく、寸法変動量演算工程(S120)において、寸法変動量ΔCD(x)を演算する際に使用した値を用いると好適である。これにより、実際のパターンに対応する面積密度ρ(x)に対して、ローディング効果補正照射量係数D(x)と近接効果補正照射係数D (1)(x)とを演算できる。
式(13)では、ローディング効果補正を考慮した近接効果補正係数η’を用いる。式(14)では、ローディング効果補正を考慮しない近接効果補正係数ηを用いる。
ここで、式(13)と式(14)において、g(x)は、近接効果における分布関数(後方散乱影響関数)を示す。
テーブル作成工程(S125)において、テーブル作成部32は、ローディング効果補正照射量係数D(x)とローディング効果補正を考慮しない近接効果補正照射係数D(x)と寸法変動量ΔCD(x)とを相関させた相関テーブル(LECテーブル)を作成する。
図10は、実施の形態4におけるLECテーブルの一例を示す図である。図10において、例えば、可変させた面積密度ρ(x)毎に、対応するローディング効果補正照射量係数D(x)とローディング効果補正を考慮しない近接効果補正照射係数D(x)と寸法変動量ΔCD(x)とをLECテーブルに定義する。作成されたLECテーブルは、記憶装置146に格納される。
近接効果補正照射量係数演算工程(S126)として、近接効果補正照射量係数演算部28は、パターンの面積密度ρ(x)を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数D(x)を演算する。具体的には、ローディング効果を考慮しない近接効果補正係数ηと基準照射量Dの組のうちの近接効果補正係数ηと、面積密度ρ(x)を用いて、ローディング効果を考慮しないで近接効果を補正するための近接効果補正照射係数D(x)を演算する。近接効果補正照射係数D(x)は、以下の式(15)を解くことで求めることができる。
Figure 2015035490
ここでは、描画対象となるチップのチップ領域をメッシュ状の複数のメッシュ領域に仮想分割して、メッシュ領域毎に演算される。メッシュ領域のサイズは、例えば、近接効果の影響半径の1/10程度が好適である。例えば、1μm程度が好適である。
ローディング効果補正照射量係数取得工程(S129)として、ローディング効果補正照射量係数取得部34は、ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量ΔCD(x)と演算された近接効果補正照射量係数D(x)とに対応する、ローディング効果補正照射量係数D(x)を取得する。具体的には、記憶装置146に記憶されたLECテーブルを参照して、演算された寸法変動量ΔCD(x)と演算された近接効果補正照射量係数D(x)とに対応する、ローディング効果補正照射量係数D(x)を取得する。
照射量演算工程(S201)において、照射量演算部113は、ローディング効果補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)とを用いて、電子ビーム200の照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、上述した式(11)を解くことで求めることができる。
ドーズ変調量DM(x)には、近接効果補正分が既に考慮されているので、かかる照射量D(x)は、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正する照射量となる。
以下、描画工程(S202)は実施の形態1(実施の形態3)と同様である。その他、特に説明していない内容は、実施の形態1(実施の形態3)と同様である。
以上のように、実施の形態4によれば、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、ローディング効果についても補正計算を行うことができる。よって、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正できる。
実施の形態5.
実施の形態5では、実施の形態4とは異なる手法でLECテーブルを作成する構成について説明する。
図11は、実施の形態5における描画装置の構成を示す概念図である。図11において、前処理計算機130内の取得部22を無くした点、及び、磁気ディスク装置等の記憶装置144の代わりに磁気ディスク装置等の記憶装置148を追加した点、以外は、図8と同様である。
面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、近接効果補正照射量係数演算部28、ローディング効果補正照射量係数演算部30、テーブル作成部32、及びローディング効果補正照射量係数取得部34といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、ローディング効果補正照射量係数演算部30、テーブル作成部32、及びローディング効果補正照射量係数取得部34に入出力される情報および演算中の情報はメモリ132にその都度格納される。
記憶装置148には、尤度DL(U)データ(「裕度」という場合もある。以下、同じ。)が格納される。尤度DL(U)データは、近接効果密度U(x)に依存した値となる。まず、近接効果密度U毎に、パターン寸法CDと照射量Dとの相関データを実験により取得する。ここで、近接効果密度U(x)は、近接効果用のメッシュ領域内のパターン面積密度ρ(x)に分布関数g(x)を近接効果の影響範囲以上の範囲で畳み込み積分した値で定義される。分布関数g(x)は、例えばガウシアン関数を用いるとよい。近接効果用のメッシュ領域のメッシュサイズは、近接効果の影響半径の1/10程度が好適である。例えば、1μm程度が好適である。尤度DL(U)は、近接効果密度U(x)に依存し、例えば、近接効果密度U(x)毎のCD−D(U)のグラフの傾き(比例係数)で定義される。このように、尤度DL(U)は、パターン寸法CDと照射量D(U)との関係を示している。例えば、近接効果密度U(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合について電子ビームで描画されるパターンの寸法CDと電子ビームの照射量D(U)を実験により求めておく。そして、実験で求めた複数の尤度DL(Ui)を多項式でフィッティングすることで、尤度DL(U)を得ればよい。
図12は、実施の形態5における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。実施の形態5では、近接効果補正分が考慮されたドーズ変調量DMを用いて、描画装置100内部で、ローディング効果が補正された照射量計算を行う。
面積密度演算工程(S101)と寸法変動量演算工程(S120)とを実施する。各工程の処理内容は実施の形態3と同様である。
テーブル作成工程(S121)として、テーブル作成部32は、ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数D(x)と、ローディング効果補正を考慮しない近接効果補正照射係数D(x)と、ローディング効果に起因する寸法変動量ΔCD(x)とを相関させた相関テーブル(LECテーブル)を作成する。
まず、ローディング効果補正照射量係数演算部30は、寸法変動量ΔCD(x)と尤度DL(U)とを用いて、ローディング効果補正照射量係数D(x)を演算する。ローディング効果補正照射量係数D(x)は、以下の式(16)を解くことによって求めることができる。
Figure 2015035490
式(16)において、ローディング効果補正照射量係数D(x)は、ローディング効果に起因する寸法変動量ΔCD(x)を、パターン寸法CDと電子ビームの照射量Dとの関係を示す係数となる、近接効果密度U(x)に依存した尤度DL(U)で除した値を用いた項を、自然対数の底として用いられるネイピア数eの指数とした値によって定義される。
また、近接効果密度U(x)は、上述したようにパターン面積密度ρ(x)に分布関数g(x)を用いて、以下の式(17)で定義される。
Figure 2015035490
なお、U(x)と上述したLECテーブルのD(x)との関連付けは、式(14)を用いて行う。
ローディング効果補正照射量係数演算部30は、面積密度ρ(x)を可変させ、可変させた面積密度ρ(x)毎に、ローディング効果補正照射量係数D(x)を演算する。
図13は、実施の形態5におけるLECテーブルの一例を示す図である。図13において、例えば、可変させた面積密度ρ(x)毎に、対応するローディング効果補正照射量係数D(x)と寸法変動量ΔCD(x)と近接効果補正照射係数D(x)をLECテーブルに定義する。作成されたLECテーブルは、記憶装置146に格納される。ここで、面積密度ρ(x)は、いたずらに多くの値に可変するのではなく、寸法変動量演算工程(S120)において、寸法変動量ΔCD(x)を演算する際に使用した値を用いると好適である。これにより、実際のパターンに対応する面積密度ρ(x)に対して、ローディング効果補正照射量係数D(x)を演算できる。
近接効果補正照射量係数演算工程(S126)として、近接効果補正照射量係数演算部28は、パターンの面積密度ρ(x)を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数D(x)を演算する。具体的には、ローディング効果を考慮しない近接効果補正係数ηと、面積密度ρ(x)を用いて、ローディング効果を考慮しないで近接効果を補正するための近接効果補正照射係数D(x)を演算する。近接効果補正照射係数D(x)は、上述した式(9)を解くことで求めることができる。
ここでは、描画対象となるチップのチップ領域をメッシュ状の複数のメッシュ領域に仮想分割して、メッシュ領域毎に演算される。メッシュ領域のサイズは、例えば、近接効果の影響半径の1/10程度が好適である。例えば、1μm程度が好適である。
ローディング効果補正照射量係数取得工程(S130)として、ローディング効果補正照射量係数取得部34は、ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量ΔCD(x)と演算された近接効果補正照射量係数D(x)とに対応する、ローディング効果補正照射量係数D(x)を取得する。具体的には、記憶装置146に記憶されたLECテーブルを参照して、演算された寸法変動量ΔCD(x)と演算された近接効果補正照射量係数D(x)とに対応する、ローディング効果補正照射量係数D(x)を取得する。
照射量演算工程(S201)において、照射量演算部113は、ローディング効果補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)とを用いて、電子ビーム200の照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、上述した式(11)を解くことで求めることができる。
ドーズ変調量DM(x)には、近接効果補正分が既に考慮されているので、かかる照射量D(x)は、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正する照射量となる。
以下、描画工程(S202)は実施の形態1(実施の形態3)と同様である。その他、特に説明していない内容は、実施の形態1(実施の形態3)と同様である。
以上のように、実施の形態5によれば、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、ローディング効果についても補正計算を行うことができる。よって、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正できる。
実施の形態6.
尤度DLの向上を目的に、ドーズ変調量DMを用いてリサイズ及び近接効果補正を行う場合、尤度DLが近接効果密度Uの関数として定義することが困難な場合もあり得る。換言すれば、尤度DLがリサイズ量やDM量に依存する場合がある。そこで、実施の形態6では、局所的に尤度DLを設定してローディング効果補正に利用する構成について説明する。
図14は、実施の形態6における描画装置の構成を示す概念図である。図14において、前処理計算機130内に、判定部36、及びローディング効果補正照射量係数演算部38を追加した点、以外は、図11と同様である。但し、記憶装置140に格納された描画データに定義された複数の図形パターンのうち、少なくとも1つの図形パターンのパターンデータに属性情報として、近接効果密度Uに依存しない局所的な尤度DL’が定義されている
面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、ローディング効果補正照射量係数演算部30、テーブル作成部32、ローディング効果補正照射量係数取得部34、判定部36、及びローディング効果補正照射量係数演算部38といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。面積密度演算部10、寸法変動量演算部20、ローディング効果補正照射量係数演算部30、テーブル作成部32、ローディング効果補正照射量係数取得部34、判定部36、及びローディング効果補正照射量係数演算部38に入出力される情報および演算中の情報はメモリ132にその都度格納される。
図15は、実施の形態6における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。実施の形態6では、近接効果補正分が考慮されたドーズ変調量DMを用いて、描画装置100内部で、ローディング効果が補正された照射量計算を行う。
面積密度演算工程(S101)と寸法変動量演算工程(S120)とテーブル作成工程(S121)とを実施する。各工程の処理内容は実施の形態5(実施の形態3)と同様である。
判定工程(S127)として、判定部36は、計算対象となる図形パターンに局所的な尤度DL’が属性情報として定義されているかどうかを判定する。局所的な尤度DL’が定義されている場合、ローディング効果補正照射量係数演算工程(S132)に進む。局所的な尤度DL’が定義されていない場合、ローディング効果補正照射量係数取得工程(S130)に進む。
局所的な尤度DL’が定義されていない場合、ローディング効果補正照射量係数取得工程(S130)を実施する。ローディング効果補正照射量係数取得工程(S130)の内容は実施の形態5と同様である。
ローディング効果補正照射量係数演算工程(S132)において、局所的な尤度DL’が定義されている場合、ローディング効果補正照射量係数演算部38は、局所的な尤度DL’を用いて、ローディング効果補正照射量係数D(x)を演算する。ここでのローディング効果補正照射量係数D(x)は、以下の式(18)を解くことによって求めることができる。
Figure 2015035490
照射量演算工程(S201)において、照射量演算部113は、ローディング効果補正照射量係数D(x)とドーズ変調量DM(x)とを用いて、電子ビーム200の照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、上述した式(11)を解くことで求めることができる。
ドーズ変調量DM(x)には、近接効果補正分が既に考慮されているので、かかる照射量D(x)は、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正する照射量となる。
以下、描画工程(S202)は実施の形態1(実施の形態3)と同様である。その他、特に説明していない内容は、実施の形態1(実施の形態3)と同様である。
以上のように、実施の形態6によれば、近接効果補正分を含むドーズ変調量を装置外部から入力する場合に、ローディング効果についても補正計算を行うことができる。よって、近接効果に起因する寸法変動とローディング効果に起因する寸法変動の両方を補正できる。また、局所的に尤度DL’を設定して、局所的に近接効果密度Uに依存しない尤度DL’を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動を補正できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置、及び方法は、本発明の範囲に包含される。
10 面積密度演算部
12 重み付け面積密度演算部
14 かぶり補正照射量係数演算部
16 近接効果補正照射量係数演算部
18 照射量密度演算部
20 寸法変動量演算部
22 取得部
26,28 近接効果補正照射量係数演算部
30 ローディング効果補正照射量係数演算部
32 テーブル作成部
34 ローディング効果補正照射量係数取得部
36 判定部
38 ローディング効果補正照射量係数演算部
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 ショットデータ生成部
113 照射量演算部
114 描画制御部
120 制御回路
130 前処理計算機
132 メモリ
140,142,144,146,148 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
208 主偏向器
209 副偏向器
300 検査装置
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を演算する面積密度演算部と、
    外部から入力された前記ドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を用いて、かぶり効果に起因する寸法変動を補正するかぶり補正照射量係数を演算するかぶり補正照射量係数演算部と、
    前記かぶり補正照射量係数と前記ドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
    前記照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 描画領域が複数のメッシュ領域に仮想分割されたメッシュ領域毎のパターンの面積密度を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動量を演算する寸法変動量演算部と、
    前記パターンの面積密度を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数を演算する近接効果補正照射量係数演算部と、
    ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量と演算された近接効果補正照射量係数とに対応する、ローディング効果補正照射量係数を取得するローディング効果補正照射量係数取得部と、
    取得されたローディング効果補正照射量係数と、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
    前記照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する描画部と、
    を備え、
    前記ローディング効果補正照射量係数は、近接効果の補正を維持しながらローディング効果に起因する寸法変動量を補正する第1の基準照射量と前記第1の基準照射量と組みとなる第1の近接効果補正係数を用いて得られる第1の近接効果補正照射量係数との第1の積を、ローディング効果に起因する寸法変動量を考慮しないで近接効果に起因する寸法変動量を補正する第2の基準照射量と前記第2の基準照射量と組みとなる第2の近接効果補正係数を用いて得られる第2の近接効果補正照射量係数との第2の積で除した値によって定義されることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 描画領域が複数のメッシュ領域に仮想分割されたメッシュ領域毎のパターンの面積密度を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動量を演算する寸法変動量演算部と、
    前記パターンの面積密度を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数を演算する近接効果補正照射量係数演算部と、
    ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量と演算された近接効果補正照射量係数とに対応する、ローディング効果補正照射量係数を取得するローディング効果補正照射量係数取得部と、
    取得されたローディング効果補正照射量係数と、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する照射量演算部と、
    前記照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する描画部と、
    を備え、
    前記ローディング効果補正照射量係数は、ローディング効果に起因する寸法変動量を、パターン寸法と荷電粒子ビームの照射量との関係を示す係数となる、近接効果密度に依存した尤度で除した値を用いた項を、自然対数の底として用いられるネイピア数eの指数とした値によって定義されることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を演算する面積密度演算部と、
    外部から入力された前記ドーズ変調量を用いて重み付けされたパターンの面積密度を用いて、かぶり効果に起因する寸法変動を補正するかぶり補正照射量係数を演算する工程と、
    前記かぶり補正照射量係数と前記ドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する工程と、
    前記照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
  5. 描画領域が複数のメッシュ領域に仮想分割されたメッシュ領域毎のパターンの面積密度を用いて、ローディング効果に起因する寸法変動量を演算する工程と、
    前記パターンの面積密度を用いて、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数を演算する工程と、
    ローディング効果に起因する寸法変動を補正するローディング効果補正照射量係数と、近接効果に起因する寸法変動を補正する近接効果補正照射量係数と、ローディング効果に起因する寸法変動量との相関関係を用いて、演算されたローディング効果に起因する寸法変動量と演算された近接効果補正照射量係数とに対応する、ローディング効果補正照射量係数を取得する工程と、
    前記ローディング効果補正照射量係数と、予め外部から入力された、近接効果に起因する寸法変動を補正する補正分が考慮されたドーズ変調量とを用いて、荷電粒子ビームの照射量を演算する工程と、
    前記照射量の荷電粒子ビームを用いて試料にパターンを描画する工程と、
    を備え、
    前記ローディング効果補正照射量係数は、近接効果の補正を維持しながらローディング効果に起因する寸法変動量を補正する第1の基準照射量と前記第1の基準照射量と組みとなる第1の近接効果補正係数を用いて得られる第1の近接効果補正照射量係数との第1の積を、ローディング効果に起因する寸法変動量を考慮しないで近接効果に起因する寸法変動量を補正する第2の基準照射量と前記第2の基準照射量と組みとなる第2の近接効果補正係数を用いて得られる第2の近接効果補正照射量係数との第2の積で除した値によって定義されることを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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