JP2015035147A - 画像出力システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像出力処理の履歴を示すデータを確実に生成する場合の画像出力処理の遅延を軽減すること。【解決手段】画像出力システム(1)の取得手段(31)は、画像データを取得する。複製手段(32)は、画像データを複製して、記憶手段(30)に複製データを格納する。生成手段(33)は、複製データに基づいて、画像データに対応する画像出力処理の履歴を示す履歴データを生成する。実行手段(34)は、複製データが格納された後、履歴データの生成が完了する前に、画像データに基づいて、画像出力処理を実行する。【選択図】図2
Description
本発明は、画像出力システム及びプログラムに関する。
特許文献1には、画像出力処理の履歴を示すデータを生成して管理装置に送信するまで、画像出力処理の実行を待機することで、当該データを確実に生成する画像出力装置が記載されている。
本発明の目的は、画像出力処理の履歴を示すデータを確実に生成する場合の画像出力処理の遅延を軽減することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像出力システムは、画像データを取得する取得手段と、前記画像データを複製して、記憶手段に複製データを格納する複製手段と、前記複製データに基づいて、前記画像データに対応する画像出力処理の履歴を示す履歴データを生成する生成手段と、前記複製データが格納された後、前記履歴データの生成が完了する前に、前記画像データに基づいて、画像出力処理を実行する実行手段と、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の画像出力システムは、前記画像データは、複数の画像を示し、前記複製手段は、各画像の前記複製データを生成して、前記記憶手段に格納し、前記実行手段は、前記複数の画像のうちの一部の前記複製データが格納された後、全部の前記複製データが格納される前に、当該一部の画像に対応する画像出力処理を開始する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の画像出力システムは、前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、前記複製手段は、各画像の前記複製データの生成中に、前記記憶手段の空き容量が閾値以下になった場合、以降の前記複製データの生成を制限する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の画像出力システムは、前記画像データは、複数の画像を示し、前記複製手段は、各画像の前記複製データを生成して、前記記憶手段に格納し、前記実行手段は、全部の画像の前記複製データが格納された後に、各画像に対応する画像出力処理を開始する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の画像出力システムは、前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、前記実行手段は、各画像の前記複製データの生成中に、前記記憶手段の空き容量が閾値以下になった場合、画像出力処理に関するジョブを制限する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の画像出力システムは、前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、前記画像出力システムは、予め定められた転送条件が満たされる場合に、前記記憶手段に蓄積された履歴データを管理装置に転送する手段を更に含み、前記実行手段は、未転送の前記履歴データの数が閾値以上になった場合、画像出力処理に関するジョブを制限する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の画像出力システムは、前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、前記画像出力システムは、予め定められた転送条件が満たされる場合に、前記記憶手段に蓄積された履歴データを管理装置に転送する手段を更に含み、前記生成手段は、未転送の履歴データの数が閾値以上になった場合、未転送の各履歴データが前記記憶手段に格納された順序に基づいて、未転送の履歴データの少なくとも一つを前記記憶手段から削除する、ことを特徴とする。
請求項8に記載の画像出力システムは、前記画像出力システムは、前記履歴データの生成が完了する前に、生成中の前記履歴データの一部を管理装置に転送する転送手段を更に含み、前記実行手段は、前記履歴データの一部が転送された後、前記履歴データの生成が完了する前に、画像出力処理を開始し、前記転送手段は、前記履歴データの生成が完了した場合に、当該生成が完了した前記履歴データを前記管理装置に転送する、ことを特徴とする。
請求項9に記載のプログラムは、画像データを取得する取得手段、前記画像データを複製して、記憶手段に複製データを格納する複製手段、前記複製データに基づいて、前記画像データに対応する画像出力処理の履歴を示す履歴データを生成する生成手段、前記複製データが格納された後、前記履歴データの生成が完了する前に、前記画像データに基づいて、画像出力処理を実行する実行手段、としてコンピュータを機能させる。
請求項1及び9に記載の発明によれば、画像出力処理の履歴を示すデータを確実に生成する場合の画像出力処理の遅延を軽減する。
請求項2に記載の発明によれば、複製データが生成された一部の画像に対応する画像出力処理を先に開始して画像出力処理の遅延を軽減する。
請求項3に記載の発明によれば、記憶手段の空き容量が少ない場合に複製データの生成を制限する。
請求項4に記載の発明によれば、全画像の複製データが格納された後に、画像出力処理を開始して、画像出力処理の履歴を示すデータを確実に生成する。
請求項5に記載の発明によれば、記憶手段の空き容量が少ない場合に画像出力処理に関するジョブを制限する。
請求項6に記載の発明によれば、未転送の履歴データの数が多い場合に画像出力処理に関するジョブを制限する。
請求項7に記載の発明によれば、未転送の履歴データの数が多い場合に、未転送の履歴データが格納された順序に応じて未転送の履歴データを削除する。
請求項8に記載の発明によれば、生成中の履歴データの一部が転送された後に、画像出力処理を開始して画像出力処理の遅延を軽減する。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
[1.実施形態1]
図1は、実施形態に係る画像出力システムの構成図である。図1に示すように、画像出力システム1は、管理装置10及び複合機20を含む。管理装置10及び複合機20(コンピュータ)は、ネットワークを介して、互いにデータ送受信可能に接続されている。なお、ここでは、管理装置10及び複合機20を、それぞれ一台として説明するが、これらは複数台であってもよい。
図1は、実施形態に係る画像出力システムの構成図である。図1に示すように、画像出力システム1は、管理装置10及び複合機20を含む。管理装置10及び複合機20(コンピュータ)は、ネットワークを介して、互いにデータ送受信可能に接続されている。なお、ここでは、管理装置10及び複合機20を、それぞれ一台として説明するが、これらは複数台であってもよい。
管理装置10は、例えば、公知のサーバコンピュータである。管理装置10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含んで構成される。制御部11は、例えば、CPUを含み、記憶部12に記憶されたプログラムを実行して管理装置10の各部を制御する。記憶部12は、例えば、ハードディスクやRAM等の各種メモリを含み、制御部11により実行されるプログラムや各種データを記憶したり、作業メモリとして用いられたりする。通信部13は、例えば、ネットワークカード等を含み、外部装置とデータ通信を行う。
複合機20は、コピー、プリンタ、及びスキャナ等の複数の機能を備えた画像処理装置である。例えば、複合機20は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、操作部25、画像読取部26、及び画像出力部27を含む。制御部21〜通信部23のハードウェア構成は、それぞれ、制御部11〜通信部13と同様であるので説明を省略する。
表示部24は、例えば、液晶パネル等であり、制御部21の指示により各種画面を表示する。操作部25は、例えば、タッチパネル等の入力デバイスである。画像読取部26は、例えば、スキャナであり、記録媒体(例えば、用紙やフィルム)を光学的に読み取ることで、画像の読取データを取得する。画像出力部27は、例えば、感光ドラムやトナー等を含む画像形成部であり、画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する。
なお、記憶部12及び記憶部22は、種々の情報記憶媒体が適用可能であり、半導体メモリ等であってもよい。また、本実施形態において、記憶部12及び記憶部22のそれぞれに記憶されるプログラムや各種データは、通信部13及び通信部23のそれぞれを介して外部装置から取得されるようにしてもよい。更に、管理装置10や複合機20のハードウェア構成は上記の例に限られず、公知の種々のハードウェアを含むことが可能である。
複合機20は、ユーザの指示に応じて画像出力処理を実行する。画像出力処理が実行される場合、複合機20は、画像出力処理の履歴を示す履歴データを生成する。履歴データは、過去に実行された画像出力処理において、どのユーザが何の画像をどのように出力したかを識別するためのデータである。履歴データは、管理装置10により管理される。システム管理者は、履歴データを参照することで、例えば、機密情報等が不正に出力された事実や当該出力をしたユーザを特定することが可能になる。
例えば、複合機20が、履歴データの生成を完了するまで、画像出力処理を待機する場合は、履歴データを確実に生成したうえで画像が出力されるのでセキュリティが高まるが、画像出力処理を待機するのでジョブが蓄積される。このため、本実施形態の画像出力システム1では、画像データのコピーが完了した時点で履歴データの生成が保障されるとみなし、履歴データの生成の完了を待たずに、画像出力処理を開始する構成になっている。以降、当該構成を詳細に説明する。
[2.画像出力システムにおいて実現される機能]
図2は、画像出力システム1の機能ブロック図である。図2に示すように、画像出力システム1は、データ記憶部30、画像取得部31、複製格納部32、履歴生成部33、画像出力実行部34、及び転送部35を実現する。本実施形態では、データ記憶部30は、記憶部22を主として実現され、転送部35は、制御部21及び通信部23を主として実現される。他の各機能は、制御部21を主として実現される。
図2は、画像出力システム1の機能ブロック図である。図2に示すように、画像出力システム1は、データ記憶部30、画像取得部31、複製格納部32、履歴生成部33、画像出力実行部34、及び転送部35を実現する。本実施形態では、データ記憶部30は、記憶部22を主として実現され、転送部35は、制御部21及び通信部23を主として実現される。他の各機能は、制御部21を主として実現される。
[2−1.データ記憶部]
データ記憶部30は、画像データ、複製データ、及び履歴データを記憶する。画像データは、画像出力処理において出力対象となる画像を示すデータである。複製データは、当該画像データをコピーしたデータである。履歴データは、いわゆるイメージログであり、画像出力処理の履歴に関する各種情報を含む。ここでは、履歴データは、ログイメージとジョブログとを含む場合を説明する。複製データがログイメージに相当してもよいし、複製データを圧縮又は縮小したデータがログイメージに相当してもよい。ジョブログは、ジョブの履歴に関するデータであり、例えば、ジョブを実行したユーザに関する情報(例えば、ユーザID等)及びジョブの処理内容に関する情報(例えば、実行日時や印刷部数等)を含む。なお、ジョブログは、複数のジョブを一つにまとめたジョブ(コンパウンドジョブ)の履歴を示してもよい。また、履歴データが示す内容は、上記の例に限られない。画像出力処理の履歴を示す情報が、履歴データに格納されるようにすればよく、履歴データは、画像形式のデータであってもよい。
データ記憶部30は、画像データ、複製データ、及び履歴データを記憶する。画像データは、画像出力処理において出力対象となる画像を示すデータである。複製データは、当該画像データをコピーしたデータである。履歴データは、いわゆるイメージログであり、画像出力処理の履歴に関する各種情報を含む。ここでは、履歴データは、ログイメージとジョブログとを含む場合を説明する。複製データがログイメージに相当してもよいし、複製データを圧縮又は縮小したデータがログイメージに相当してもよい。ジョブログは、ジョブの履歴に関するデータであり、例えば、ジョブを実行したユーザに関する情報(例えば、ユーザID等)及びジョブの処理内容に関する情報(例えば、実行日時や印刷部数等)を含む。なお、ジョブログは、複数のジョブを一つにまとめたジョブ(コンパウンドジョブ)の履歴を示してもよい。また、履歴データが示す内容は、上記の例に限られない。画像出力処理の履歴を示す情報が、履歴データに格納されるようにすればよく、履歴データは、画像形式のデータであってもよい。
[2−2.画像取得部]
画像取得部31は、画像データを取得する。画像取得部31は、通信部23を介して他のコンピュータ(例えば、ユーザが操作するコンピュータ)や記憶媒体から画像データを取得したり、画像読取部26が読み取った画像データを取得したりする。例えば、ページ記述言語で構成されたデータが取得された場合、画像取得部31は、当該データにデコンポーズ処理を施してビットマップ形式等に変換することで、画像データを取得する。本実施形態では、画像データは、複数の画像(複数ページの画像)を示す。なお、画像データは、単一の画像を示してもよい。画像取得部31が取得した画像データは、データ記憶部30に一時的に記録され、画像出力処理が実行された後に削除される。
画像取得部31は、画像データを取得する。画像取得部31は、通信部23を介して他のコンピュータ(例えば、ユーザが操作するコンピュータ)や記憶媒体から画像データを取得したり、画像読取部26が読み取った画像データを取得したりする。例えば、ページ記述言語で構成されたデータが取得された場合、画像取得部31は、当該データにデコンポーズ処理を施してビットマップ形式等に変換することで、画像データを取得する。本実施形態では、画像データは、複数の画像(複数ページの画像)を示す。なお、画像データは、単一の画像を示してもよい。画像取得部31が取得した画像データは、データ記憶部30に一時的に記録され、画像出力処理が実行された後に削除される。
[2−3.複製格納部]
複製格納部32は、画像データを複製して、データ記憶部30(例えば、不揮発性メモリ)に複製データを格納する。複製格納部32は、画像取得部31が取得した画像データのコピー処理を実行し、当該コピー処理で生成された複製データをデータ記憶部30に記録する。なお、データ記憶部30に記録された複製データは、履歴データが生成された後に削除される。
複製格納部32は、画像データを複製して、データ記憶部30(例えば、不揮発性メモリ)に複製データを格納する。複製格納部32は、画像取得部31が取得した画像データのコピー処理を実行し、当該コピー処理で生成された複製データをデータ記憶部30に記録する。なお、データ記憶部30に記録された複製データは、履歴データが生成された後に削除される。
本実施形態では、画像データが複数の画像を示すので、複製格納部32は、各画像の複製データを生成して、データ記憶部30に格納する。即ち、複製格納部32は、画像ごとに(ページごとに)複製データを生成して、生成したものから順番にデータ記憶部30に記録する。なお、各画像の複製データを生成する順番は、予め定められた方法で定まればよく、例えば、各画像のページ順で複製データが生成されるようにしてもよい。
[2−4.履歴生成部]
履歴生成部33は、複製データに基づいて、画像データに対応する画像出力処理(画像データが示す画像を出力する処理)の履歴を示す履歴データを生成する。履歴生成部33は、当該生成した履歴データをデータ記憶部30に格納(記録又は蓄積)する。履歴生成部33は、予め定められた履歴生成方法に基づいて、複製データから履歴データを生成する。履歴生成方法自体は、公知の種々の手法を適用可能である。
履歴生成部33は、複製データに基づいて、画像データに対応する画像出力処理(画像データが示す画像を出力する処理)の履歴を示す履歴データを生成する。履歴生成部33は、当該生成した履歴データをデータ記憶部30に格納(記録又は蓄積)する。履歴生成部33は、予め定められた履歴生成方法に基づいて、複製データから履歴データを生成する。履歴生成方法自体は、公知の種々の手法を適用可能である。
本実施形態では、履歴生成部33は、複製データを圧縮してイメージログを生成し、画像処理に関する付属情報(ジョブログ)を付与することによって、履歴データを生成する。当該付属情報は、例えば、ジョブを実行したユーザID、ジョブの実行日時、及び出力部数等を含む。これらの情報は、画像の出力指示が行われる場合に複合機20に入力されるものとする。例えば、複合機20は、画像の出力指示を送信したコンピュータから、付属情報を生成するための情報を、画像とともに受信するものとする。
また、履歴生成部33は、複製データがデータ記憶部30に格納された後に、履歴データの生成処理を開始する。即ち、履歴生成部33は、データ記憶部30に格納された各画像の複製データに基づいて、履歴データの生成を実行する。
[2−5.画像出力実行部]
画像出力実行部34は、複製データが格納された後、履歴データの生成が完了する前に、画像データに基づいて、画像出力処理を実行する。本実施形態では、履歴データの生成に関する確実性(作成保証レベル)に応じて、画像出力処理の開始タイミングが異なるようになっている。例えば、「作成保証レベル低」及び「作成保証レベル高」の2種類が用意されており、システム管理者やユーザは、これらのうちから選択可能になっている。
画像出力実行部34は、複製データが格納された後、履歴データの生成が完了する前に、画像データに基づいて、画像出力処理を実行する。本実施形態では、履歴データの生成に関する確実性(作成保証レベル)に応じて、画像出力処理の開始タイミングが異なるようになっている。例えば、「作成保証レベル低」及び「作成保証レベル高」の2種類が用意されており、システム管理者やユーザは、これらのうちから選択可能になっている。
[作成保証レベル低の場合]
図3は、作成保証レベル低の場合における各処理の実行タイミングを示す図である。t軸は、時間軸である。図3に示すように、まず、印刷指示(ジョブの開始指示)が行われると、画像取得部31がデコンポーズ処理を開始する(時刻t1)。デコンポーズ処理によって画像データが取得されると、複製格納部32は、複製データを生成する処理を開始する(時刻t2)。複製データを生成する処理は、デコンポーズ処理が開始される時刻t1よりも後の時刻t2に開始される。複製データが生成されると、履歴生成部33は、履歴データを生成する処理を開始する(時刻t3)。例えば、履歴生成部33は、バックグラウンド処理で履歴データを生成する。履歴生成部33が履歴データを生成する処理は、複製格納部32が複製データを生成する処理が開始される時刻t2よりも後の時刻t3に開始される。
図3は、作成保証レベル低の場合における各処理の実行タイミングを示す図である。t軸は、時間軸である。図3に示すように、まず、印刷指示(ジョブの開始指示)が行われると、画像取得部31がデコンポーズ処理を開始する(時刻t1)。デコンポーズ処理によって画像データが取得されると、複製格納部32は、複製データを生成する処理を開始する(時刻t2)。複製データを生成する処理は、デコンポーズ処理が開始される時刻t1よりも後の時刻t2に開始される。複製データが生成されると、履歴生成部33は、履歴データを生成する処理を開始する(時刻t3)。例えば、履歴生成部33は、バックグラウンド処理で履歴データを生成する。履歴生成部33が履歴データを生成する処理は、複製格納部32が複製データを生成する処理が開始される時刻t2よりも後の時刻t3に開始される。
作成保証レベル低の場合、画像出力実行部34は、複数の画像のうちの一部の複製データが格納された後、全部の複製データが格納される前(時刻t4の前)に、当該一部の画像に対応する画像出力処理を開始する。別の言い方をすれば、画像出力実行部34は、複製格納部32による複製データの格納処理が完了する前(時刻t4の前)に、画像出力処理を開始する。例えば、画像出力実行部34は、1つ目の複製データが格納された場合に、当該複製データに対応する画像の画像出力処理を実行する。以降同様に、画像出力実行部34は、n(nは自然数)個目の複製データ(nページ目の画像の複製データ)が格納された場合に、当該n個目の複製データに対応する画像の画像出力処理を実行する。
図3では、履歴データを生成する処理は、時刻t4よりも後の時刻t5に完了する。即ち、画像出力実行部34は、時刻t5を待たずして、画像出力処理を開始するので、画像出力処理の遅延が軽減する。なお、図3に示す例では、履歴生成部33が履歴データを生成する処理の開始タイミングと、画像出力実行部34による画像出力処理の開始タイミングと、は時刻t3で一致しているが、これらは異なっていてもよい。
[作成保証レベル高の場合]
図4は、作成保証レベル高の場合における各処理の実行タイミングを示す図である。図4に示す時刻t6〜t10は、それぞれ、図3に示す時刻t1〜t5と同様である。図4に示すように、作成保証レベル高の場合、画像出力実行部34は、全部の画像の複製データが格納された後に、画像出力処理を開始する。即ち、画像出力実行部34は、複製格納部32による複製データの格納処理が完了した後(時刻t9の後)に、画像出力処理を開始する。なお、画像出力実行部34が、画像データのリストを表示部24に表示させた後に、画像出力処理を開始する場合(いわゆる、プライベートプリントの場合)には、複製格納部32による複製データの格納処理が完了した後(時刻t9の後)に、リストを表示させ、ユーザによる開始操作が行われた場合に、画像出力処理を開始する。
図4は、作成保証レベル高の場合における各処理の実行タイミングを示す図である。図4に示す時刻t6〜t10は、それぞれ、図3に示す時刻t1〜t5と同様である。図4に示すように、作成保証レベル高の場合、画像出力実行部34は、全部の画像の複製データが格納された後に、画像出力処理を開始する。即ち、画像出力実行部34は、複製格納部32による複製データの格納処理が完了した後(時刻t9の後)に、画像出力処理を開始する。なお、画像出力実行部34が、画像データのリストを表示部24に表示させた後に、画像出力処理を開始する場合(いわゆる、プライベートプリントの場合)には、複製格納部32による複製データの格納処理が完了した後(時刻t9の後)に、リストを表示させ、ユーザによる開始操作が行われた場合に、画像出力処理を開始する。
[2−6.転送部]
転送部35は、履歴データを管理装置10に転送する。例えば、転送部35は、予め定められた転送条件が満たされる場合に、データ記憶部30に蓄積された履歴データを管理装置10に転送する。転送条件は、履歴データを転送するための条件であり、例えば、予め定められた時刻が到来したか否か、転送を開始するための操作が操作部25等から行われたか否か、管理装置10から転送要求を受信したか否か等である。転送部35は、データ記憶部30に蓄積された履歴データの全てを転送してもよいし、一部のみを転送してもよい。なお、転送部35が転送した履歴データは、予め定められた条件が満たされた場合に削除される。例えば、管理装置10に転送された履歴データ及び管理装置10に未転送の履歴データの数が閾値以上になった場合に、履歴データが削除されるようにしてもよいし、転送部35が履歴データを転送するたびに当該履歴データが削除されるようにしてもよい。
転送部35は、履歴データを管理装置10に転送する。例えば、転送部35は、予め定められた転送条件が満たされる場合に、データ記憶部30に蓄積された履歴データを管理装置10に転送する。転送条件は、履歴データを転送するための条件であり、例えば、予め定められた時刻が到来したか否か、転送を開始するための操作が操作部25等から行われたか否か、管理装置10から転送要求を受信したか否か等である。転送部35は、データ記憶部30に蓄積された履歴データの全てを転送してもよいし、一部のみを転送してもよい。なお、転送部35が転送した履歴データは、予め定められた条件が満たされた場合に削除される。例えば、管理装置10に転送された履歴データ及び管理装置10に未転送の履歴データの数が閾値以上になった場合に、履歴データが削除されるようにしてもよいし、転送部35が履歴データを転送するたびに当該履歴データが削除されるようにしてもよい。
[3.画像出力システムにおいて実行される処理]
図5は、画像出力システム1が実行する処理を示すフロー図である。ここでは、制御部21は、印刷指示を受け付けた場合、記憶部22に記憶されたプログラムに従って、図5に示す処理を実行する。図5に示す処理が実行されることによって、図2に示す各機能が実現される。
図5は、画像出力システム1が実行する処理を示すフロー図である。ここでは、制御部21は、印刷指示を受け付けた場合、記憶部22に記憶されたプログラムに従って、図5に示す処理を実行する。図5に示す処理が実行されることによって、図2に示す各機能が実現される。
図5に示すように、まず、制御部21は、デコンポーズ処理を開始する(S1)。本処理が実行されるにあたり、複合機20は、外部のコンピュータ等から、印刷指示を受け付ける。当該印刷指示には、出力すべき画像に対応するデータ(例えば、ページ記述言語のデータ)、出力を指示したユーザやジョブに関する情報(例えば、出力部数等)が含まれているものとする。S1においては、制御部21は、デコンポーズ処理を行い、当該受信したページ記述言語のデータをビットマップ形式等の画像データに変換する。なお、複数の画像の印刷指示が行われた場合は、制御部21は、各画像について画像データに変換して、記憶部22に記録する。
制御部21は、最初の画像データを取得したか否かを判定する(S2)。S2においては、制御部21は、記憶部22を参照して、印刷指示が行われた複数の画像の何れかの画像データが、記憶部22に記録されたか否かを判定する。最初の画像データが取得されたと判定されない場合(S2;N)、S2の処理に戻る。この場合、デコンポーズ処理が継続しているので、画像データの取得が待ち受けられる。
一方、最初の画像データが取得されたと判定された場合(S2;Y)、制御部21は、複製データの生成処理を開始する(S3)。S3においては、制御部21は、記憶部22に記録された画像データのコピー処理を行い、記憶部22の不揮発性メモリに複製データを記録する。
制御部21は、最初の複製データが記憶部22に記録されたか否かを判定する(S4)。S4における判定方法は、S2と同様であり、制御部21は、印刷指示が行われた複数の画像の何れかの複製データが、記憶部22に記録されたか否かを判定する。最初の複製データが記録されたと判定されない場合(S4;N)、S4の処理に戻る。この場合、複製データの生成処理(コピー処理)が継続しているので、複製データの生成が待ち受けられる。
一方、最初の複製データが記憶部22に記録されたと判定された場合(S4;Y)、制御部21は、履歴データの生成処理を開始する(S5)。S5においては、制御部21は、記憶部22に記録された複製データと、印刷指示に含まれる情報と、に基づいて、履歴データの生成を開始する。例えば、制御部21は、記憶部22に記録された複製データを圧縮又は縮小したログイメージにジョブログを関連付けることで履歴データを生成する。
制御部21は、現在設定されている作成保証レベルを特定する(S6)。作成保証レベルを識別する情報は、記憶部22等に記憶されており、制御部21は、ユーザやシステム管理者の操作に基づいて、当該情報を変更する。
作成保証レベルが「低」の場合(S6;「低」)、制御部21は、画像出力処理を開始する(S7)。S7においては、制御部21は、記憶部22に記録された画像データに基づいて、画像出力部27から画像を出力させる。なお、記憶部22に全画像の画像データが作成されていない場合は、制御部21は、画像データが取得された画像から順に画像出力処理を実行する。
一方、作成保証レベルが「高」の場合(S6;「高」)、制御部21は、出力すべき全ての画像の複製データが記憶部22に記録されたか否かを判定する(S8)。S8においては、制御部21は、印刷指示に含まれる全画像に対応する複製データが記憶部22に記録されたか否かを判定する。
全ての複製データが記憶部22に記録されたと判定されない場合(S8;N)、S8の処理に戻る。この場合、印刷指示が行われた全画像の複製データが記憶部22に記録されるまで、制御部21は、画像出力処理の開始を待機する。
一方、全ての複製データが記憶部22に記録されたと判定された場合(S8;Y)、制御部21は、画像出力処理を開始する(S9)。S9においては、印刷指示が行われた全画像の画像データが記憶部22に記録されているので、制御部21は、これら全画像を画像出力部27から出力させる。
上記説明した画像出力システム1は、画像出力装置が画像出力処理の履歴を示すデータを確実に生成する場合の画像出力処理の遅延を軽減する。即ち、複合機20は、複製データが記憶部22に記録された時点で履歴データの生成が保証されるものとして、画像出力処理を開始するので、全ての履歴データの生成の完了を待ってから画像出力処理を開始する場合に比べて、画像出力処理の開始タイミングを早めることができる。
また、画像出力システム1は、複製データが生成された一部の画像に対応する画像出力処理を先に開始して画像出力処理の遅延を軽減する。例えば、作成保証レベルが「低」の場合、複合機20は、一部の画像の複製データが記憶部22に記録された場合に、これらの画像に対応する履歴データの生成が保証されているものとして、全部の画像について複製データの生成完了を待たずして、先に複製データが生成されたものから画像出力処理を実行する。このため、作成保証レベルが「低」の場合の複合機20は、より効果的に、画像出力処理の遅延を軽減する。
また、画像出力システム1は、全画像の複製データが格納された後に、画像出力処理を開始して、画像出力処理の履歴を示すデータを確実に生成する。例えば、作成保証レベルが「高」の場合、複合機20は、出力すべき全画像の複製データが記憶部22に記録されたことを確認してから画像出力処理を開始するので、履歴データをより確実に生成するとともに、履歴データの完了を待ってから画像出力処理を開始する場合に比べて、画像出力処理の遅延を軽減する。
[4.変形例]
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
(1)例えば、複製データや履歴データを格納するための記憶領域の空き容量が少なくなると、複合機20が複製データを生成しても、履歴データを生成及び記録することができない可能性があるので、この場合には、複合機20は、複製データの生成をキャンセルしたり待機したりしてもよい。
履歴生成部33は、各画像の複製データの生成中に、データ記憶部30の空き容量が閾値(例えば、1ギガバイト)以下になった場合、以降の複製データの生成を制限する。閾値は、固定値であってもよいし、システム管理者やユーザの操作等に応じた可変値であってもよい。また、空き容量は、メモリ自体の空き容量であってもよいし、複製データや履歴データを格納すべき領域内での空き容量であってもよい。また、以降の複製データの生成とは、複製データが未作成の画像の複製データを生成するための処理である。なお、上記の制限は、作成保証レベル低の時に行われるようにしてもよい。
ここでは、複製データの生成処理をキャンセルすること、又は、複製データの生成処理を待機(延期又は保留)すること、が複製データを制限することに相当する。例えば、他の印刷ジョブの実行が完了した場合には、当該印刷ジョブで生成した画像データや複製データ等がデータ記憶部30から削除されるため、複製データの生成処理の待機中に空き容量が増えることがある。このため、複製データの生成を待機した場合は、履歴生成部33は、空き容量が閾値以上になった場合に複製データの生成を再開するようにしてもよい。なお、複製データの生成処理がキャンセルされた場合には、デコンポーズ処理の終了後に複製データが削除されるようにしてもよい。
変形例(1)によれば、データ記憶部30の空き容量が少ない場合に複製データの生成を制限する。
(2)また例えば、作成保証レベル高の場合に、複製データの生成中に空き容量が少なくなった場合は、画像出力処理に関するジョブを待機等することによって、確実に履歴データが生成されるようにしてもよい。
画像出力実行部34は、各画像の前記複製データの生成中に、データ記憶部30の空き容量が閾値以下になった場合、画像出力処理に関するジョブを制限する。画像出力処理に関するジョブとは、画像出力処理を実行するために生成されるジョブであり、例えば、デコンポーズ処理、複製データの生成処理、履歴データの生成処理、及び画像出力処理である。これらの処理をキャンセル又は待機することが、ジョブを制限することに相当する。
変形例(1)と同様、ジョブを待機する場合は、他の印刷ジョブが終了した場合に空き容量が増えることがあるので、この場合には、待機したジョブを再開させてもよい。また、ジョブをキャンセルした場合には、複合機20は、ジョブの実行指示をしたユーザにその旨を通知して再実行を促すようにしてもよい。
変形例(2)によれば、データ記憶部30の空き容量が少ない場合に画像出力処理に関するジョブを制限する。
(3)また例えば、管理装置10に転送されていない履歴データが増えた場合は、画像出力処理に関する各種ジョブの生成を制限するようにしてもよい。
画像出力実行部34は、未転送の履歴データの数が閾値以上になった場合、画像出力処理に関するジョブの生成を制限する。未転送の履歴データの数は、データ記憶部30に蓄積された履歴データの数である。また、ここでは、ジョブを新たに生成しないこと、新たに生成されるジョブの数を通常(制限前)よりも減少させることが、ジョブの生成を制限することに相当するようにしてもよい。なお、ここでの閾値も、固定値であってもよいし、ユーザの操作等に応じた可変値であってもよい。
変形例(3)によれば、未転送の履歴データの数が多い場合に画像出力処理に関するジョブを制限する。
(4)また例えば、管理装置10に転送されていない履歴データが増えた場合は、古い履歴データを削除等するようにしてもよい。
履歴生成部33は、未転送の履歴データの数が閾値以上になった場合、未転送の各履歴データが蓄積された順序に基づいて、未転送の履歴データの少なくとも一つを削除する。
例えば、記憶部22には、各履歴データには、蓄積された順序に関する情報に関連付けられている。
例えば、記憶部22には、各履歴データには、蓄積された順序に関する情報に関連付けられている。
履歴生成部33は、生成した履歴データを記憶部22に記録する場合に、当該履歴データに順序に関する情報を付与する。なお、当該情報は、順序を示す数値であってもよいし、日時に関する情報であってもよい。履歴生成部33は、未転送の履歴データのうち、古いものから一又は複数の履歴データを削除する。例えば、履歴生成部33は、未転送の履歴データの数と閾値との差分の数だけ履歴データを削除する。
変形例(4)によれば、未転送の履歴データの数が多い場合に、未転送の履歴データが格納された順序に応じて未転送の履歴データを削除する。
(5)また例えば、ジョブが実行されるたびに履歴データが管理装置10に転送される場合(ジョブ単位自動転送)、複合機20が管理装置10に履歴データを転送した後に画像出力処理を開始するとセキュリティが高まる。ただし、この場合は、画像出力処理の開始が遅延するため、履歴データの一部を転送した時点で画像出力処理を開始するようにしてもよい。
図6は、変形例(5)における各処理の実行タイミングを示す図である。図6に示す時刻t11〜t14,t17、それぞれ、図3に示す時刻t1〜t5同様である。図6に示すように、転送部35は、履歴データの生成が完了する前(時刻t17の前)に、生成中の履歴データの一部を管理装置10に転送する。履歴データの一部とは、履歴データのうち複製データに対応するデータ以外であり、例えば、ジョブログの一部(例えば、ジョブを実行したユーザ及びジョブを識別する情報のみ)である。例えば、転送部35は、複製データの生成が完了した後に(時刻t14)、ジョブログの一部を管理装置10に転送する。なお、この時点で、ジョブログの一部は既に生成されているものとする。
画像出力実行部34は、履歴データの一部が転送された後(時刻t15の後)、履歴データの生成が完了する前(時刻t17の前)に、画像出力処理を開始する。即ち、画像出力実行部34は、時刻t15まで、画像出力処理の実行を待機する。また、転送部35は、履歴データの生成が完了した場合に(時刻t17)、当該生成された履歴データを管理装置10に転送する。例えば、転送部35は、履歴データの生成が完了し(時刻t17)、かつ、画像出力処理が完了した場合に(時刻t16)、履歴データを転送する。
変形例(5)によれば、生成中の履歴データの一部が転送された後に、画像出力処理を開始する。このため、例えば、複合機20は、必要最低限のジョブログの一部のみを管理装置10に転送することで履歴データを保証し、画像出力処理を開始して遅延を効果的に軽減する。
なお、変形例(5)において、画像出力処理の種類に応じて、ジョブログの一部を転送(中間転送)するタイミングを変えるようにしてもよい。例えば、画像の入力及び出力を伴うジョブの場合は、複製データが生成された時点でジョブログの一部転送されるようにしてもよいし、出力のみを伴うジョブや複数文書の出力を伴うジョブの場合は、複製データが生成済みであることが確認された後にジョブログの一部が転送されるようにしてもよい。
(6)また例えば、上記変形例を組み合わせるようにしてもよい。
また例えば、上記においては、作成保証レベルが設定されている場合を説明したが、作成保証レベルが設定されていなくてもよい。この場合、上記説明した開始タイミングの何れかで画像出力処理が開始されるようにすればよい。
また例えば、上記においては、履歴データに、ログイメージとジョブログとが含まれる場合を説明したが、ログイメージのみが、履歴データに相当するようにしてもよい。この場合、履歴データにジョブログが関連付けられているようにしてもよい。更に、履歴データに格納されるデータは、上記の例に限られず、画像出力処理の履歴を特定するためのデータが含まれているようにすればよい。
また例えば、複合機20が生成した履歴データが管理装置10に転送される場合を説明したが、履歴データは、複合機20に蓄積及び保存されるようにしてもよい。また、画像出力処理として、画像を記録媒体に形成する処理を説明したが、画像を画像読取部26で読み取って読取データを出力する処理が、画像出力処理に相当するようにしてもよい。この場合、ユーザが複合機20に読み取らせた画像の読取処理の履歴に関する情報が、履歴データに相当することになる。
また例えば、画像出力システム1が、管理装置10及び複合機20により構成される場合を説明したが、画像出力システム1は、1台のコンピュータにより実現されるようにしてもよい。この場合、例えば、1台の複合機が画像出力システムに相当する。
1 画像出力システム、10 管理装置、11 制御部、12 記憶部、13 通信部、20 複合機、21 制御部、22 記憶部、23 通信部、24 表示部、25 操作部、26 画像読取部、27 画像出力部、30 データ記憶部、31 画像取得部、32 複製格納部、33 履歴生成部、34 画像出力実行部、35 転送部。
Claims (9)
- 画像データを取得する取得手段と、
前記画像データを複製して、記憶手段に複製データを格納する複製手段と、
前記複製データに基づいて、前記画像データに対応する画像出力処理の履歴を示す履歴データを生成する生成手段と、
前記複製データが格納された後、前記履歴データの生成が完了する前に、前記画像データに基づいて、画像出力処理を実行する実行手段と、
を含むことを特徴とする画像出力システム。 - 前記画像データは、複数の画像を示し、
前記複製手段は、各画像の前記複製データを生成して、前記記憶手段に格納し、
前記実行手段は、前記複数の画像のうちの一部の前記複製データが格納された後、全部の前記複製データが格納される前に、当該一部の画像に対応する画像出力処理を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力システム。 - 前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、
前記複製手段は、各画像の前記複製データの生成中に、前記記憶手段の空き容量が閾値以下になった場合、以降の前記複製データの生成を制限する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像出力システム。 - 前記画像データは、複数の画像を示し、
前記複製手段は、各画像の前記複製データを生成して、前記記憶手段に格納し、
前記実行手段は、全部の画像の前記複製データが格納された後に、各画像に対応する画像出力処理を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力システム。 - 前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、
前記実行手段は、各画像の前記複製データの生成中に、前記記憶手段の空き容量が閾値以下になった場合、画像出力処理に関するジョブを制限する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像出力システム。 - 前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、
前記画像出力システムは、
予め定められた転送条件が満たされる場合に、前記記憶手段に蓄積された履歴データを管理装置に転送する手段を更に含み、
前記実行手段は、未転送の前記履歴データの数が閾値以上になった場合、画像出力処理に関するジョブを制限する、
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像出力システム。 - 前記生成手段は、前記生成した履歴データを前記記憶手段に格納し、
前記画像出力システムは、
予め定められた転送条件が満たされる場合に、前記記憶手段に蓄積された履歴データを管理装置に転送する手段を更に含み、
前記生成手段は、未転送の履歴データの数が閾値以上になった場合、未転送の各履歴データが前記記憶手段に格納された順序に基づいて、未転送の履歴データの少なくとも一つを前記記憶手段から削除する、
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像出力システム。 - 前記画像出力システムは、
前記履歴データの生成が完了する前に、生成中の前記履歴データの一部を管理装置に転送する転送手段を更に含み、
前記実行手段は、前記履歴データの一部が転送された後、前記履歴データの生成が完了する前に、画像出力処理を開始し、
前記転送手段は、前記履歴データの生成が完了した場合に、当該生成が完了した前記履歴データを前記管理装置に転送する、
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像出力システム。 - 画像データを取得する取得手段、
前記画像データを複製して、記憶手段に複製データを格納する複製手段、
前記複製データに基づいて、前記画像データに対応する画像出力処理の履歴を示す履歴データを生成する生成手段、
前記複製データが格納された後、前記履歴データの生成が完了する前に、前記画像データに基づいて、画像出力処理を実行する実行手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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