JP2015034362A - 染色性の改善方法 - Google Patents

染色性の改善方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015034362A
JP2015034362A JP2013166174A JP2013166174A JP2015034362A JP 2015034362 A JP2015034362 A JP 2015034362A JP 2013166174 A JP2013166174 A JP 2013166174A JP 2013166174 A JP2013166174 A JP 2013166174A JP 2015034362 A JP2015034362 A JP 2015034362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dyes
dye
powder
resin composition
dyeing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013166174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6188136B2 (ja
Inventor
諒 寺西
Ryo Teranishi
諒 寺西
慎介 清水
Shinsuke Shimizu
慎介 清水
鈴木 祐司
Yuji Suzuki
祐司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2013166174A priority Critical patent/JP6188136B2/ja
Publication of JP2015034362A publication Critical patent/JP2015034362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6188136B2 publication Critical patent/JP6188136B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】
本発明は、少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体における染色性を改善する方法の提供を課題とする。
【解決手段】
少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体における、染色性の改善方法であって、上記2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料である、染色性の改善方法により、各種の染色性を改善する方法を提供できた。
【選択図】なし

Description

本発明は、少なくとも樹脂及び染料を含有する樹脂組成物の粉体における、染色性の改善方法に関する。
染料を含有する樹脂組成物の粉体は、例えば着色材料として、紫外線硬化型インキ、熱硬化型インキ、インクジェットインキ、グラビアインキ、オフセットインキ等の各種インク、液体トナー、転写式ハロゲン化銀感光材料、感熱転写方式の記録材料、記録ペン、光記録媒体材料、接着剤、粉体塗料、粉体トナー等の様々な分野で着色剤として用いられている。
これら染料を含有する樹脂組成物の粉体を着色剤として用いる染色方法としては、例えばインクジェットインクを用いたインクジェット方式の染色方法、乾式の紛体トナーや液体トナーを用いた電子写真方式の染色方法等が挙げられる。
上記のような、染料を含有する樹脂組成物の粉体を着色剤として用いる染色方法においては、染色物の白地汚染、濃度ムラ、染めムラ等の染色性において、不良が生じやすいことが知られている。その理由は定かではないが、染料を含有する樹脂組成物の粉体においては、その輸送時や使用時において、高温にさらされたときに、より染色性の不良が生じやすくなるため、高温により粉体に何らかの物性変化が生じ、それが原因であると推測される。
このような染色不良は、顔料を含有する樹脂組成物の粉体では観察されず、染料を含有する粉体に特有な現象であるため、染料を含有する粉体においては、その改善が極めて重要な課題である。
特許文献1には、水性インクジェット記録用インクの原料として、油溶性染料、分散染料から選ばれる疎水性着色剤と天然樹脂であるロジン化合物から作製される着色剤微粒子分散液が開示されている。
また、電子写真方式で用いる乾式の粉体トナーや液体トナーとしては、例えば、特許文献2〜5に様々な種類のものが開示されている。
電子写真方式を用いる昇華転写染色は、例えば下記の特許文献6〜10に開示されている。
特開平8−34941号公報 特開2012−1829号公報 特開平5−27474号公報 特開平9−73198号公報 特開平3−18866号公報 特開平02−295787号公報 特開平06−051591号公報 特開平10−058638号公報 特開2000−029238号公報 特表2006−500602号公報
本発明は、少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体を、着色剤として用いる染色方法における、染色性の改善方法の提供を課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体において、上記2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料を、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料とすることにより、上記の課題を解決できることを見出して本発明を完成させた。すなわち本発明は、以下の(1)〜(9)に関する。
(1)
少なくとも樹脂、及び、少なくとも2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体を、着色剤として用いる染色方法における染色性の改善方法であって、上記少なくとも2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料である、染色性の改善方法。
(2)
上記少なくとも2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料であり、少なくとも1種類の染料が分散染料、塩基性染料、建染染料、及び溶剤染料よりなる油溶性染料の群から選択される染料である、上記(1)に記載の染色性の改善方法。
(3)
上記少なくとも2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料であり、少なくとも1種類の染料が分散染料、塩基性染料、及び溶剤染料よりなる油溶性染料の群から選択される染料である、上記(1)に記載の染色性の改善方法。
(4)
上記少なくとも2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料であり、少なくとも1種類の染料が下記式(1)及び式(2)から選択される油溶性染料である、上記(1)に記載の染色性の改善方法。
Figure 2015034362
Figure 2015034362
(5)
上記(1)に記載の染色性の改善方法に用いる、少なくとも樹脂、及び、少なくとも2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体であって、上記少なくとも2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料である、樹脂組成物の粉体。
(6)
上記(5)に記載の樹脂組成物の粉体を用いる染色方法。
(7)
上記(6)に記載の染色方法により染色された物質。
(8)
少なくとも樹脂、及び、少なくとも2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体を、着色剤として用いる染色方法が、電子写真方式によって樹脂組成物の粉体を中間記録媒体に付着させ、該中間記録媒体に付着させた樹脂組成物の粉体が含有する染料を、被染色物に昇華転写させることにより染色を行う昇華転写染色方法である、上記(1)〜(4)に記載の染色性の改善方法。
(9)
上記(8)に記載の染色性の改善方法において、電子写真方式によって樹脂組成物の粉体を付着させた中間記録媒体。
本発明により、少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体を、着色剤として用いる染色方法における、染色性の改善方法を提供できた。
以下、本発明について詳細に説明する。特に断りがない限り、本明細書においては実施例等も含めて「部」は質量部を、「%」は質量%をそれぞれ意味する。
本発明は、「少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体における、染色性の改善方法であって、上記2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料である、染色性の改善方法」に関する。換言すると、少なくとも樹脂及び分散染料若しくは油溶性染料から選択される1種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体における上記の課題を、さらに1種類以上の染料を加えて少なくとも2種類以上の染料を含有すること、且つ、それら少なくとも2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料を、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料とすることにより、上記の課題を解決するものである。
該アセトンに対する溶解度は、好ましくは0.02g/100ml〜15g/100ml、より好ましくは0.04g/100ml〜10g/100mlである。
また、樹脂組成物の「粉体」とは、粒子状等の各種の形状を有する粉体の全てを含む意味で使用する。
上記樹脂組成物の粉体が2種類の染料を含有するとき、そのうち1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料であれば、残りの1種類の染料は特に制限されない。この残りの1種類の染料は、下記する各種の染料でもよいし、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料でもよい。
上記樹脂組成物の粉体が3種類以上の染料を含有するときは、全ての染料がアセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料でもよいし、3種類以上の染料のうち、1種類のみがアセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料でもよい。このようなときは、複数の種類の染料のうち、半数以上の染料がアセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料であるのが好ましく、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料以外の染料は1種類であることがより好ましい。
上記樹脂組成物が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料以外の染料を含有するときは、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散瀬飲料若しくは油溶性染料と、それ以外の染料の含有量は、前者の総含有量が通常50〜80%、好ましくは60〜80%であり、後者の総含有量が通常20%〜50%、好ましくは20%〜30%である。
染料のアセトンに対する溶解度は、25℃における100mlのアセトン中に過剰の分散染料若しくは油溶性染料の固体を加え、1時間攪拌した後に、溶解しなかった固体をヌッチェ(ろ過直径70mm)、ろ紙(アドバンテック社製、No5C、70mm)、吸引びん、及びアスピレーター(アズワン社製、ASPIRATOR 型番AS−01、到達真空度0.09MPa(25℃))を用いて減圧ろ別し、濾過残渣の質量を測定することにより決定する。
測定は1染料について少なくとも2回行い、得られた数値の有効数字2桁目を四捨五入した値を、その染料の溶解度とする。また2回の測定値に差が生じたときは、2回の測定で得られた数値を下限値と上限値として記載することにする。
当業者であれば、アセトンに対する溶解度の測定は極めて容易であるが、そのような染料の一例として、イエロー、マゼンタ、シアンの3原色を挙げると、C.I.ディスパースイエロー54、C.I.ディスパースレッド60、C.I.ディスパースブルー359が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlを満たす分散染料若しくは油溶性染料として挙げられる。
上記の樹脂組成物の粉体に含有する2種類の染料のうち、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料以外の染料の種類は特に制限されない。例えば、反応染料、直接染料、酸性染料、金属錯塩酸性染料又は酸性媒染染料等の水溶性染料;及び、分散染料、塩基性染料、建染染料、溶剤染料等の油溶性染料を含む非水溶性染料;等が挙げられる。これらの中でも分散染料及び塩基性染料、建染染料等の油溶性染料を含む非水溶性染料が好ましく、分散染料及び塩基性染料等の油溶性染料を含む非水溶性染料がより好ましい。
なお、本明細書において「非水溶性染料」とは、水に対して不溶性又は難溶性の染料を意味する。水に対して「難溶性」とは、25℃の水に対する溶解度が通常0.01g/リットル以下、好ましくは0.001g/リットル以下の染料を意味する。
反応染料の具体例としては、例えばC.I.Reactive Yellow 2、3、18、81、84、85、95、99、102等のイエロー染料;C.I.Reactive Orange 5、9、12、13、35、45、99等のオレンジ染料;C.I.Reactive Brown 2、8、9、17、33等のブラウン染料;C.I.Reactive Red 3、3:1、4、13、24、29、31、33、125、151、206、218、226、245等のレッド染料;C.I.Reactive Violet 1、24等のバイオレット染料;C.I.Reactive Blue 2、5、10、13、14、15、15:1、49、63、71、72、75、162、176等のブルー染料;C.I.Reactive Green 5、8、19等のグリーン染料;C.I.Reactive Black 1、8、23、39等のブラック染料;等が挙げられる。
直接染料の具体例としては、例えばC.I.ダイレクトイエロー4、5、11、12、50、86、87、127、130、132、142、147、153等のイエロー染料;C.I.ダイレクトオレンジ15、34、39、102等のオレンジ染料;C.I.ダイレクトブラウン195、209、210等のブラウン染料;C.I.ダイレクトレッド81、89、224、225、226、227、239、243、252、255等のレッド染料;C.I.ダイレクトバイオレット9、51、66等のバイオレット染料;C.I.ダイレクトブルー86、87、108、199、200、202、218、237、248、267、273、279、281等のブルー染料;C.I.ダイレクトグリーン59、80等のグリーン染料;C.I.ダイレクトブラック19
、22、112、117、161、170、171等のブラック染料;等が挙げられる。
酸性染料の具体例としては、例えばC.I.Acid Yellow 1、3、11、17、18、19、23、25、36、38、40、40:1、42、44、49、59、59:1、61、65、72、73、79、99、104、110、159、169、176、184、193、200、204、207、215、219、219:1、220、230、232、235、241、242、246等のイエロー染料;C.I. Acid Orange 3、7、8、10、19、24、51、56、67、74、80、86、87、88、89、94、95、107、108、116、122、127、140、142、144、149、152、156、162、166、168等のオレンジ染料;C.I.Acid Brown 2、4、13、14、19、28、44、123、224、226、227、248、282、283、289、294、297、298、301、355、357、413等のブラウン染料;C.I.Acid Red 1、6、8、9、13、18、27、35、37、52、54、57、73、82、88、97、97:1、106、111、114、118、119、127、131、138、143、145、151、183、195、198、211、215、217、225、226、249、251、254、256、257、260、261、265、266、274、276、277、289、296、299、315、318、336、337、357、359、361、362、364、366、399、407、415等のレッド染料;C.I.Acid Violet 17、19、21、42、43、47、48、49、54、66、78、90、97、102、109、126等のバイオレット染料;C.I.Acid Blue 1、7、9、15、23、25、40、61:1、62、72、74、80、83、90、92、103、104、112、113、114、120、127、127:1、128、129、138、140、142、156、158、171、182、185、193、199、201、203、204、205、207、209、220、221、224、225、229、230、239、249、258、260、264、277:1、278、279、280、284、290、296、298、300、317、324、333、335、338、342、350等のブルー染料;C.I.Acid Green 9、12、16、19、20、25、27、28、40、43、56、73、81、84、104、108、109等のグリーン染料;C.I.Acid Black 1、2、3、24、24:1、26、31、50、52、52:1、58、60、63、107、109、112、119、132、140、155、172、187、188、194、207、222等のブラック染料;等が挙げられる。
金属錯塩酸性染料の具体例としては、例えばC.I.Acid Yellow 59、111、112、116、161等のイエロー染料;C.I.Acid Orange 82、87、88、95、122、147等のオレンジ染料;C.I.Acid Red 209、211、215、216、217、256、262、317、355等のレッド染料;、C.I.Acid Violet 66、75、116等のバイオレット染料;C.I.Acid Blue 167、168、171、234、250、276等のブルー染料;C.I.Acid Brown 30、44、45、46、224、282、283、294、295、296、297、333、352、353、369、368等のブラウン染料;C.I.Acid Green 43、60、76、77、80等のグリーン染料;C.I.Acid Black 52:1、107、110、132、155、179等のブラック染料;等を挙げることができる。
酸性媒染染料の具体例としては、例えばC.I.モルダントイエロー5、8、10、16、20、26、30、31、33、42、43、45、50、56、61、62、65等のイエロー染料;C.I.モルダントオレンジ3、4、5、8、12、13、14、20、21、23、24、28、29、32、34、35、36、37、42、43、47、48等のオレンジ染料;C.I.モルダントレッド1、2、3、4、9、11、12、14、17、18、19、22、23、24、25、26、30、32、33、36、37、38、39、41、43、45、46、48、53、56、63、71、74、85、86、88、90、94、95等のレッド染料;C.I.モルダントバイオレット2、4、5、7、14、22、24、30、31、32、37、40、41、44、45、47、48、53、58等のバイオレット染料;C.I.モルダントブルー2、3、7、8、9、12、13、15、16、19、20、21、22、23、24、26、30、31、32、39、40、41、43、44、48、49、53、61、74、77、83、84等のブルー染料;C.I.モルダントグリーン1、3、4、5、10、15、19、26、29、33、34、35、41、43、53等のグリーン染料;等が挙げられる。
塩基性染料の具体例としては、例えばC.I.Basic Yellow 1、2、11、28、51、57、87等のイエロー染料;C.I.Basic Orange 2、14、21、24、31等のオレンジ染料;C.I.Basic Brown 1、16、17等のブラウン染料;C.I.Basic Red 1、2、5、9、12、13、14、15、18、22、27、29、35、36、40、51、76、118等のレッド染料;C.I.Basic Violet 1、2、3、4、7、10、14、15、20、27等のバイオレット染料;C.I.Basic Blue 1、3、5、7、9、16、22、24、25、26、28、29、64、99、117等のブルー染料;C.I.Basic Green 1、4、5等のグリーン染料;C.I.Basic Black 2等のブラック染料;等が挙げられる。
建染染料の具体例としては、例えばC.I.バット イエロー2、4、10、20、33等のイエロー染料;C.I.バット オレンジ1、2、3、5、7、9、13、15等のオレンジ染料;C.I.バット レッド1、2、10、13、15、16、41、61等のレッド染料;C.I.バット バイオレット1、2、9、13、21等のバイオレット染料;C.I.バット ブルー1、3、4、5、6、8、12、14、18、19、20、29、35、41等のブルー染料;C.I.バット グリーン1、2、3、4、8、9等のグリーン染料;C.I.バット ブラウン1、3、25、44、46等のブラウン染料;C.I.バット ブラック1、8、9、13、14 、20 、25 、27、29、36、56 、57、59、60等のブラック染料;等が挙げられる。
分散染料の具体例としては、例えばC.I.ディスパースイエロー3、4、5、7、8、9、13、23、24、30、33、34、39、42、44、49、50、51、54、56、58、60、63、64、66、68、71、74、76、79、82、83、85、86、88、90、91、93、98、99、100、104、114、116、118、119、122、124、126、135、140、141、149、160、162、163、164、165、179、180、182、183、186、192、198、199、200、202、204、210、211、215、216、218、224、237等のイエロー染料;C.I.ディスパースオレンジ1、1:1、3、5、7、11、13、17、20、21、23、25、25:1、29、30、31、32、33、37、38、42、43、44、45、47、48、49、50、53、54、55、56、57、58、59、61、66、71、73、76、78、80、86、89、90、91、93、96、97、118、119、127、130、139、142等のオレンジ染料;C.I.ディスパースレッド1、4、5、7、11、12、13、15、17、27、43、44、50、52、53、54、55、55:1、56、58、59、60、65、70、72、73、74、75、76、78、81、82、86、88、90、91、92、93、96、103、105、106、107、108、110、111、113、117、118、121、122、126、127、128、131、132、134、135、137、143、145、146、151、152、153、154、157、158、159、164、167、169、177、179、181、183、184、185、188、189、190、190:1、191、192、200、201、202、203、205、206、207、210、221、224、225、227、229、239、240、257、258、277、278、279、281、283、288、298、302、303、310、311、312、320、323、324、328、359等のレッド染料;C.I.ディスパースバイオレット1、4、8、11、17、23、26、27、28、29、31、33、35、36、38、40、43、46、48、50、51、52、56、57、59、61、63、69、77,97等のバイオレット染料;C.I.ディスパースグリーン9等のグリーン染料;C.I.ディスパースブラウン1、2、4、9、13、19等のブラウン染料;C.I.ディスパースブルー3、5、7、9、14、16、19、20、26、26:1、27、35、43、44、54、55、56、58、60、60:1、62、64、64:1、71、72、72:1、73、73:1、75、77、79、79:1、81、81:1、82、83、87、91、93、94、95、64:1、96、102、106、108、112、113、115、118、120、122、125、128、130、131、139、141、142、143、145、146、148、149、153、154、158、165、165:1、165:2、167、171、173、174、176、181、183、185、186、187、189、197、198、200、201、205、207、211、214、224、225、257、259、266、267、270、281、284、285、287、288、291、293、295、297、301、315、330、333、334、341、353、354、358、359、360、364、365、368等のブルー染料;C.I.ディスパースブラック1、3、10、24等のブラック染料が挙げられる。
溶剤染料の具体例としては、例えばC.I.ソルベントイエロー9、17、19、21、24、31、35、43、44、58、61、80、93、100、102、103、105、112、114、162、163等のイエロー染料;C.I.ソルベントオレンジ1、67等のオレンジ染料;C.I.ソルベントレッド1、3、8、23、24、25、27、30、49、81、82、83、84、100、109、121、146等のレッド染料;C.I.ソルベントバイオレット8、21等のバイオレット染料;C.I.ソルベントブルー2、11、25、36、55、63、83、105、111等のブルー染料;C.I.ソルベントグリーン3等のグリーン染料;C.I.ソルベントブラウン3等のブラウン染料;C.I.ソルベントブラック3、5、7、22、27、29等のブラック染料;等がそれぞれ挙げられる。
上記の染料は、いずれも単独で使用してもよい。また、望みの色調を得る目的等により、2種類以上を併用(配合)してもよい。
例えば、ブラックインクの調製においては、ブルー染料を主体にオレンジ染料、及びレッド染料を適宜配合してブラック色に調色し、これをブラック染料として用いることができる。また、例えばブルー、オレンジ、レッド、バイオレット、又はブラック等の色調を、望みの色調に微調製する目的等で複数の染料を配合してもよい。
但し、このように複数の染料を併用するときであっても、上記樹脂組成物の粉体が含有する染料のうち、少なくとも1種類の染料は、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料である。
上記染料のうち、樹脂組成物の表面への出やすさには差があり、分散染料や油溶性染料は表面に出やすいため、結果として粉体凝集を生じやすい。また、分散染料や油溶性染料の中でも昇華性を有する染料は、より一層樹脂組成物の表面に出やすい。このため、染色性の改善効果は、これらの染料を含有する樹脂組成物の粉体において、極めて良好に発揮される。
上記樹脂組成物の粉体が含有する樹脂としては、特に制限はなく、染料と混合することが可能なものであれば、公知の樹脂の中から使用目的に応じて適宜選択することができる。
その具体例としては、例えば、スチレン又はスチレン誘導体の重合体、スチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス等が挙げられる。
上記した樹脂は、いずれも単独で使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。
上記スチレン又はスチレン誘導体の重合体としては、例えば、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエン等が挙げられる。
上記スチレン系共重合体としては、例えば、スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体等)、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等が挙げられる。
上記樹脂の市販品の一例としては、ポリエステルとして知られる三菱レーヨン株式会社製のダイヤクロン FC−684、ダイヤクロン FC−1224、ダイヤクロン FC−316等;スチレン−アクリル酸エステル共重合体として知られる三井化学株式会社製のCPR−100、CPR−250、CPR−390等;等が挙げられる。
上記樹脂組成物の粉体の用途としては特に制限は無く、例えば紫外線硬化型インキ、熱硬化型インキ、インクジェットインキ、グラビアインキ、オフセットインキ等の印刷インクや液体トナーが含有する着色材料;転写式ハロゲン化銀感光材料;感熱転写方式の記録材料;記録ペン、光記録媒体材料、接着剤等が含有する着色材料;粉体塗料、粉体トナー等が含有する着色材料;等の用途が挙げられる。これらの用途の中では、紫外線硬化型インキ、熱硬化型インキ、インクジェットインキ、グラビアインキ、オフセットインキ等の印刷インクや液体トナー;粉体塗料、粉体トナー;等が含有する、各着色材料としての用途が好ましく、液体トナーに含まれる粉体の着色樹脂組成物、粉体塗料、粉体トナー等が挙げられる。
上記樹脂組成物の粉体が含有する染料の総含有量は特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。その目安としては、該粉体の総質量に対して通常1〜40%、好ましくは2〜35%である。
染料の総含有量が1%未満であると着色材料として十分な性能が発揮できず、40%を超えると、染色性の改善が困難になる。
上記樹脂組成物の粉体は、上記の通り各種の用途に使用することができる。このため、該樹脂組成物の粉体は、その使用用途に応じて樹脂以外の添加剤を含有してもよい。
添加剤の一例として粉体トナーを挙げると、例えばワックス、荷電制御剤、外添剤等の添加剤が挙げられる。これらの種類、樹脂組成物の粉体の総質量中における含有量、及び、これらの添加剤を含有する粉体トナーの製造方法等については、いずれも公知の先行技術文献に記載されている。上記樹脂組成物の粉体を、粉体トナーとして用いるときは、公知の先行技術文献に基づき粉体トナーとして調製すればよく、他の用途に使用するときも、同様に調製すればよい。
上記樹脂組成物の粉体は、そのような添加剤を含有するときであっても、十分な染色性の改善効果を発揮する。
本発明の染色性の改善方法は、特に高温下での輸送時、使用時、又は保存時等において、樹脂組成物の粉体の表面上に染料が出てくる現象を抑制することにより、各種の染色性を改善するものである。この各種の染色性には、掃きムラ、画像メモリ、染色濃度、白地汚染、染めムラ、染色再現性、ビルドアップ性、染着性、均染性等が含まれる。このことから、本発明は、耐熱安定性、経時安定性が極めて高く、各種の用途に応用が可能である、樹脂組成物の粉体を用いる染色性の改善方法を提供できる。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、これらの実施例により本発明が限定されるものではない。
実施例中、平均粒子径は、精密粒度分布測定装置「Mulitisizer 3(ベックマン・コールター株式会社製)」を用いて測定した。
上記樹脂組成物の粉体の一例として、粉体トナーを調製し、その染色性の改善効果を試験した。
[調製例1]
(工程1)
三菱レイヨン株式会社製のダイヤクロンFC−316(105部)、カヤセットイエローA‐G(日本化薬株式会社製、C.I.ディスパースイエロー54:5部)、下記式(1)で表される染料(5部)、ボントロン E−84(1部)、カルナバワックスC1(4部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間予備混合した後、二軸押出機により溶融混練した。得られた溶融混練物を粉砕・分級機を用いて粉砕・分級することにより、平均粒子径が7.8μmのトナー母粒子を得た。
なお、下記式(1)で表される染料は、特開平6−184481号に記載の方法で合成した。
Figure 2015034362
(工程2)
調製例1(工程1)で得られたトナー母粒子(100部)、クラリアントジャパン社製のH05TM(1.5部)、キャボット社製のTG−811F(1.5部)、チタン工業社製のSW−100(1.0部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間撹拌し、イエロートナーを調製した。
[調製例2]
(工程1)
三菱レイヨン株式会社製のダイヤクロンFC−316(96部)、C.I.ディスパースブルー359(11.5部)、下記式(2)で表される染料(3部)、ボントロン E−84(1部)、カルナバワックスC1(4部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間予備混合した後、二軸押出機により溶融混練した。得られた溶融混練物を粉砕・分級機を用いて粉砕・分級することにより、平均粒子径が7.5μmのトナー母粒子を得た。
なお、下記式(2)で表される染料は、特開平6−228444号に記載の方法で合成した。
Figure 2015034362
(工程2)
調製例2(工程1)で得られたトナー母粒子(100部)、クラリアントジャパン社製のH05TM(1.5部)、キャボット社製のTG−811F(1.5部)、チタン工業社製のSW−100(1.0部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間撹拌し、シアントナーを調製した。
[調製例3]
(工程1)
三菱レイヨン株式会社製のダイヤクロンFC−316(105部)、カヤセットイエローA‐G(日本化薬株式会社製、C.I.ディスパースイエロー54:5部)、ボントロン E−84(1部)、カルナバワックスC1(4部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間予備混合した後、二軸押出機により溶融混練した。得られた溶融混練物を粉砕・分級機を用いて粉砕・分級することにより、平均粒子径が7.8μmのトナー母粒子を得た。
(工程2)
調製例3(工程1)で得られたトナー母粒子(100部)、クラリアントジャパン社製のH05TM(1.5部)、キャボット社製のTG−811F(1.5部)、チタン工業社製のSW−100(1.0部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間撹拌し、染料を1種類しか含まない比較用のイエロートナーを得た。
[調製例4]
(工程1)
三菱レイヨン株式会社製のダイヤクロンFC−316(96部)、日本化薬株式会社製のC.I.ディスパースブルー359(11.5部)、ボントロン E−84(1部)、カルナバワックスC1(4部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間予備混合した後、二軸押出機により溶融混練した。得られた溶融混練物を粉砕・分級機を用いて粉砕・分級することにより、平均粒子径が7.8μmのトナー母粒子を得た。
(工程2)
調製例4(工程1)で得られたトナー母粒子(100部)、クラリアントジャパン社製のH05TM(1.5部)、キャボット社製のTG−811F(1.5部)、チタン工業社製のSW−100(1.0部)をヘンシェルミキサーに入れ、30m/秒の回転速度で10分間撹拌し、染料を1種類しか含まない比較用のシアントナーを得た。
上記のようにして調製した各樹枝組成物の粉体が含有する各染料の、アセトンに対する溶解度を下記表1に示す。
下記表1中の略号は、以下の意味を有する。
DsY 54:C.I.ディスパースイエロー54。
DsB 359:C.I.ディスパースブルー359。
Figure 2015034362
上記の実施例及び比較例の各トナーを用いて、下記に示す方法にて染色性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
乾式非磁性1成分現像方式印刷機(桂川電気株式会社製:KIPc7800)に、上記実施例及び比較例で得た各カラートナーをそれぞれ充填した。中間記録媒体としてA0判のボンド紙を用いて、解像度:600pixel/inch、定着温度:140℃、現像バイアス:200Vの条件でベタ画像を印刷した中間記録媒体(ボンド紙)をそれぞれ得た。
評価試験1:[中間記録媒体の画像品質]
得られた各中間記録媒体の掃きムラと画像メモリの有無を目視にて観察し、以下の評価基準に従って画像品質を評価した。評価結果を下記表2に示す。
A:掃きムラ、画像メモリが無く、均一なベタ画像が得られている。
B:掃きムラ、画像メモリが僅かに観察される。
C:掃きムラ、画像メモリが明らかに観察される。
D:非常に目立つ程の掃きムラ、画像メモリが明確に観察される。
得られた各中間記録媒体のトナー付着面と、被染色物として100%ポリエステル繊維で構成されているダブルピケ(目付90g/m2)とを重ね合わせた後、熱プレス機(太陽精機株式会社製:トランスファープレス機TP−600A2)を用いて195℃×60秒の条件にて熱処理することにより、昇華転写染色方法により染色された該ダブルピケの染色物をそれぞれ得た。
評価試験2:[染色濃度]
得られた各染色物の染色部分を分光光度計「スペクトロアイ(グレタグマクベス社製)」を用いて測色し、染色濃度を測定した。染色濃度は1.35以上であれば良好であることを示す。各実施例及び比較例は、いずれも染色濃度が1.4以上を示し、染色濃度はいずれも良好であった。
評価試験3:[染色物の白地汚染の測色による評価]
評価例1で得られた各染色物の白地部分を分光光度計「スペクトロアイ(グレタグマクベス社製)」を用いて測色し、下記の白地汚染の程度(=各染色物の白地部分の測定値−染色を行う前のダブルピケを同様に測色した値)を算出して評価した。評価結果を下記表2に示す。
評価試験4:[染色物の白地汚染の目視による評価]
評価例2に用いた各染色物において、測色を行った白地部分の汚染具合を目視にて観察し、下記する4段階の基準で評価した。評価結果を下記表2に示す。
A:白地汚染がほとんど観察されない。
B:白地汚染が僅かに観察される。
C:白地汚染されていることが明らかに観察される。
D:激しく白地汚染されていることが明確に観察される。
評価試験5:[染色物の染めムラの目視による評価]
評価例4に用いた各染色物において、染めムラの具合を目視にて観察し、下記する4段階の基準で評価した。評価結果を下記表2に示す。
A:染めムラが無い高品質の染色物が得られている。
B:染めムラが僅かに観察される。
C:染めムラが明らかに観察される。
Figure 2015034362
表2から明らかなように、各実施例は、各比較例と比較して全ての染色性が同等以上に改善されることが分かった。
本発明の染色性の改善方法は、染色濃度が高く、且つ染色物の白地汚染及び染めムラ等を抑制することができるため、電子写真方式によるダイレクト染色、昇華転写染色等に用いる、染料を含有する粉体トナーや粉体塗料等を用いた染色又は印刷において、画像不良の無い高品質な染色物又は印刷物を得ることができる方法として、極めて有用である。

Claims (6)

  1. 少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体を、着色剤として用いる染色方法における染色性の改善方法であって、上記2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料である、染色性の改善方法。
  2. 請求項1に記載の染色性の改善方法に用いる、少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体であって、上記2種類の染料のうち、少なくとも1種類の染料が、アセトンに対する溶解度が0.01g/100ml〜20g/100mlの分散染料若しくは油溶性染料である、樹脂組成物の粉体。
  3. 請求項2に記載の樹脂組成物の粉体を用いる染色方法。
  4. 請求項3に記載の染色方法により染色された物質。
  5. 少なくとも樹脂及び2種類の染料を含有する樹脂組成物の粉体を、着色剤として用いる染色方法が、電子写真方式によって樹脂組成物の粉体を中間記録媒体に付着させ、該中間記録媒体に付着させた樹脂組成物の粉体が含有する染料を、被染色物に昇華転写させることにより染色を行う昇華転写染色方法である、請求項1に記載の染色性の改善方法。
  6. 請求項5に記載の染色性の改善方法において、電子写真方式によって樹脂組成物の粉体を付着させた中間記録媒体。
JP2013166174A 2013-08-09 2013-08-09 染色性の改善方法 Expired - Fee Related JP6188136B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013166174A JP6188136B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 染色性の改善方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013166174A JP6188136B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 染色性の改善方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015034362A true JP2015034362A (ja) 2015-02-19
JP6188136B2 JP6188136B2 (ja) 2017-08-30

Family

ID=52543090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013166174A Expired - Fee Related JP6188136B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 染色性の改善方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6188136B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015057458A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 日本化薬株式会社 粉体凝集の抑制方法
JP2015113542A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 日本化薬株式会社 染色性の改善方法
US10942464B2 (en) 2017-03-20 2021-03-09 Esprix Technologies, LP. Ames negative sublimation toner

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025307A (ja) * 1972-12-08 1975-03-18
JPS53102118A (en) * 1977-02-07 1978-09-06 Du Pont Picture duplicating method
JPS53131846A (en) * 1977-04-21 1978-11-17 Kanebo Ltd Developing agent for electrostatic printing
JPS5751885A (en) * 1980-08-02 1982-03-26 Hoechst Ag Transfer printing carrier , production and use thereof
JPH0834941A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Seiko Epson Corp 水性インクジェット記録用インク
JPH0973198A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Dainippon Printing Co Ltd 湿式現像剤
JPH09291235A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Canon Inc インクジェット捺染用水系分散インクおよびそれを用いたインクジェット記録装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025307A (ja) * 1972-12-08 1975-03-18
JPS53102118A (en) * 1977-02-07 1978-09-06 Du Pont Picture duplicating method
JPS53131846A (en) * 1977-04-21 1978-11-17 Kanebo Ltd Developing agent for electrostatic printing
JPS5751885A (en) * 1980-08-02 1982-03-26 Hoechst Ag Transfer printing carrier , production and use thereof
JPH0834941A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Seiko Epson Corp 水性インクジェット記録用インク
JPH0973198A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Dainippon Printing Co Ltd 湿式現像剤
JPH09291235A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Canon Inc インクジェット捺染用水系分散インクおよびそれを用いたインクジェット記録装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015057458A (ja) * 2013-08-09 2015-03-26 日本化薬株式会社 粉体凝集の抑制方法
JP2015113542A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 日本化薬株式会社 染色性の改善方法
US10942464B2 (en) 2017-03-20 2021-03-09 Esprix Technologies, LP. Ames negative sublimation toner

Also Published As

Publication number Publication date
JP6188136B2 (ja) 2017-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6770979B2 (ja) 印刷材料中での新規ナフトールas顔料混合物の使用
JP2017134137A (ja) 黒色液体現像剤、及びそれを用いて得られる印刷物
JP6188136B2 (ja) 染色性の改善方法
JP2009029886A (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、顔料着色剤およびカラーフィルター用着色剤
JP6188137B2 (ja) 染色性の改善方法
JP2008202021A (ja) 顔料組成物、これを用いた着色組成物およびカラーフィルター
JP2014198833A (ja) 顔料分散物およびトナー組成物の調製
CN100510979C (zh) 电荷调节树脂粒子及静电显像用调色剂
JP3670148B2 (ja) 画像記録用着色組成物及び画像記録剤
JPWO2015020165A1 (ja) 粉体、粉体凝集の抑制方法および染色性の改善方法
CN104820347B (zh) 液体显影剂
JP6392725B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP2006126440A (ja) 静電荷現像用トナー
JP6249526B2 (ja) 粉体凝集の抑制方法
JP2015057459A (ja) 粉体凝集の抑制方法
JP5730221B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP2000081733A (ja) トナー母粒子、及びトナー並びに現像剤
TW201607997A (zh) 粉體凝集之抑制方法
JP5952228B2 (ja) 顔料着色剤
JPH1152623A (ja) トナー母粒子、及びトナー並びに現像剤
JP5823431B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP5823432B2 (ja) 顔料分散剤、顔料組成物、及び顔料着色剤
JP2005048133A (ja) 顔料組成物、着色剤、および記録物
JPH11202540A (ja) トナー母粒子、及びトナー並びに現像剤
JPH11202542A (ja) トナー母粒子、及びトナー並びに現像剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6188136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees