JP2015033952A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スレーブ制御装置の構成に差異をもたせることなく通信線に接続された全スレーブ制御装置に固有の識別情報を付与するとともに、固有の識別情報をマスタ制御装置に登録できるようにする。【解決手段】スレーブECU20a〜20cの各々は、プルアップ抵抗22と、抵抗値の異なる複数のプルダウン抵抗23a〜23dの接続点の電圧を検出する電圧検出部25を備え、接続線4によりスレーブECU20a〜20c毎に、互いに異なるプルダウン抵抗23a〜23dが接地される。接続線4により互いに異なるプルダウン抵抗23a〜23dが接地された状態で、電圧検出部25より検出される電圧値から自身の識別情報を特定し、自身の識別情報を通信線3を介してマスタ制御装置10へ送出する。【選択図】図1

Description

本発明は、マスタ制御装置に複数のスレーブ制御装置が通信線を介して接続された制御システムに関するものである。
従来より、複数の電子制御ユニットを通信線路に接続してデータの送受信を行う車載LANシステムが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−72367号公報
上記したような、複数の制御装置を通信線路に接続して制御システムを構成する場合、各制御装置に対して固有の識別情報(ID)を付与し、この固有の識別情報を用いて各ECUを制御することが行われる。このような制御システムにおける識別情報の付与は、例えば、抵抗の付け替えによって異なる電圧を生成し、これらの電圧値を用いて行われる。
しかし、このように各制御装置に対し、抵抗の付け替えによって識別情報の付与するような構成では、各制御装置に構成上の差異が生じるため、制御装置の品番の数が多くなってしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、スレーブ制御装置の構成に差異をもたせることなく通信線に接続された全スレーブ制御装置に固有の識別情報を付与するとともに、固有の識別情報をマスタ制御装置に登録できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、マスタ制御装置(10)に複数のスレーブ制御装置(20a〜20c)が通信線(3)を介して接続された制御システムであって、複数のスレーブ制御装置の各々は、接続線(4)が接続される複数の接地用端子(21a〜21d)を有する接続部(21)と、プルアップ抵抗(22)と、プルアップ抵抗に一端が接続され、互いに異なる接地用端子に他端が接続された抵抗値の互いに異なる複数のプルダウン抵抗(23a〜23d)と、プルアップ抵抗と複数のプルダウン抵抗との接続点の電圧を検出する電圧検出部(25)と、を備え、複数のスレーブ制御装置の接続部は、スレーブ制御装置毎に、互いに異なる接地用端子が接続線に接続され、当該接続線により接続点が抵抗値の互いに異なるプルダウン抵抗を介して接地されており、 複数のスレーブ制御装置の各々は、更に、接続線により互いに異なる接地用端子が接地された状態で、電圧検出部より検出される電圧値に基づいて自身の識別情報を特定する識別情報特定手段(S100)と、自身の識別情報を通信線を介してマスタ制御装置へ送出する処理を行う識別情報送出処理手段(S104)と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、複数のスレーブ制御装置の各々は、接続線が接続される複数の接地用端子を有する接続部と、プルアップ抵抗(22)と、プルアップ抵抗に一端が接続され、互いに異なる接地用端子に他端が接続された抵抗値の異なる複数のプルダウン抵抗(23a〜23d)と、プルアップ抵抗と複数のプルダウン抵抗との接続点の電圧を検出する電圧検出部(25)と、を備え、複数のスレーブ制御装置の接続部は、スレーブ制御装置毎に、互いに異なる接地用端子が接続線に接続され、当該接続線により接続点が抵抗値の互いに異なるプルダウン抵抗を介して接地されており、 複数のスレーブ制御装置の各々は、更に、接続線により互いに異なる接地用端子が接地された状態で、電圧検出部より検出される電圧値に基づいて自身の識別情報を特定し、自身の識別情報を通信線を介してマスタ制御装置へ送出する処理を行うので、スレーブ制御装置の構成に差異をもたせることなく通信線に接続された全スレーブ制御装置に固有の識別情報を付与するとともに、固有の識別情報をマスタ制御装置に登録することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る制御システムの構成を示す図である。 スレーブECUの制御部のフローチャートである。 識別情報送信処理について説明するための図である。 マスタECUフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る制御システムの全体構成を図1に示す。本制御システムは、マスタECU10、スレーブECU20a、スレーブECU20b、スレーブECU20cを備えた車載制御システムとして構成されている。マスタECU10およびスレーブECU20a〜20cとの間は通信バス(例えば、LINバス)3を介して接続されている。また、マスタECU10およびスレーブECU20a〜20cの各電源端子VINは、電源ライン1を介して車両バッテリの正極端子(+B)と接続されている。また、マスタECU10およびスレーブECU20a〜20cの各接地端子GNDは、接地ライン2を介して図示しない車両バッテリの負極端子と接続されている。
マスタECU10は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、I/O等(いずれも図示せず)を備えたコンピュータとして構成されている。マスタECU10のCPUは、ROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
スレーブECU20a〜20cのハードウェアおよびソフトウェアは全く同じものとなっている。すなわち、スレーブECU20a〜20cは、同一の構成となっており、1つの品番として取り扱うことが可能となっている。
ここで、スレーブECU20aを例に、スレーブECU20a〜20cの構成について説明する。
スレーブECU20aは、接続部21、プルアップ抵抗22、プルダウン抵抗23a〜23d、電源回路24、AD変換部(図中では、ADと記す)25、制御部26を備えている。
接続部21は、接続線4が接続される接地用端子21a〜21dを有している。また、プルアップ抵抗22は、一端が電源回路24の出力端子VOUTに接続されている。
プルダウン抵抗23a〜23dは、互いに異なる抵抗値を有している。また、プルダウン抵抗23a〜23dは、一端がプルアップ抵抗の他端に接続され、他端が互いに異なる接地用端子21a〜21dに接続されている。具体的には、プルダウン抵抗23a〜23dの一端は、プルアップ抵抗22の他端に接続されており、プルダウン抵抗23aの他端は接地用端子21aに接続され、プルダウン抵抗23bの他端は接地用端子21bに接続され、プルダウン抵抗23cの他端は接地用端子21cに接続され、プルダウン抵抗23dの他端は接地用端子21dに接続されている。
電源回路24は、車両バッテリより電源ライン1を介して供給される電力から一定電圧(例えば、+5V)を生成し、この一定電圧を出力端子VOUTより出力する。
AD変換部(図中では、ADと記す)25は、プルアップ抵抗22とプルダウン抵抗23a〜23dとの接続点の電圧を検出するものである。AD変換部(図中では、ADと記す)25は、プルアップ抵抗22とプルダウン抵抗23a〜23dとの接続点の電圧をアナログデジタル変換し、アナログデジタル変換したデータを出力する。
制御部26は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、I/O等(いずれも図示せず)を備えたコンピュータとして構成されている。制御部26のCPUは、ROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
制御部26は、AD変換部25より入力されるデータに基づいて自身の識別情報を特定し、マスタECU10からのID登録要求の受信に応じて、マスタECU10へ自身の識別情報を送出する処理を実施する。
上記した構成において、スレーブECU20a〜20cの外部で、互いに異なる接地用端子21a〜21dが接続線4を介して接地されるようになっている。なお、図1に示す例では、スレーブECU20aの接続部21の接地用端子21aは接続線4を介して接地され、スレーブECU20bの接続部21の接地用端子21bは接続線4を介して接地され、スレーブECU20cの接続部21の接地用端子21cは接続線4を介して接地されている。
したがって、スレーブECU20aのAD変換部25には、電源回路24の出力電圧VOUTを、プルアップ抵抗22とプルダウン抵抗23aで分圧した電圧が入力される。また、スレーブECU20bのAD変換部25には、電源回路24の出力電圧VOUTを、プルアップ抵抗22とプルダウン抵抗23bで分圧した電圧が入力される。また、スレーブECU20cのAD変換部25には、電源回路24の出力電圧VOUTを、プルアップ抵抗22とプルダウン抵抗23cで分圧した電圧が入力される。
ここで、プルダウン抵抗23a、23b、23cは互いに異なる抵抗値を有しているので、スレーブECU20a〜20cのAD変換部25に入力される電圧は互いに異なる電圧となる。したがって、AD変換部25より互いに異なる電圧値に応じたデータがデジタル出力される。
制御部26は、AD変換部25より入力されるデータに基づいて自身の識別情報を特定し、この自身の識別情報をマスタECU10へ送出する。
次に、スレーブECU20a〜20cの制御部26の処理について説明する。図2に、スレーブECU20a〜20cの制御部26のフローチャートを示す。ここで、各スレーブECU20a〜20cの接続部21の接地用端子21a〜21cは、図1に示したように、接続線4を介して接地されているものとする。また、ユーザ操作に応じて車両のイグニッションスイッチがオン状態になると、マスタECU10およびスレーブECU20a〜20cに電源ライン1から電源が投入されるようになっている。
スレーブECU20a〜20cに電源が投入されると、スレーブECU20a〜20cの制御部26は、それぞれ図2に示す処理を実施する。
まず、抵抗値に基づく電圧値を特定する(S100)。具体的には、AD変換部25より出力されるデータに基づいて電圧値を特定する。なお、スレーブECU20a〜20における各AD変換部25には、電源回路24の出力電圧VOUTを、プルアップ抵抗22と互いに異なる抵抗値を有するプルダウン抵抗で分圧した電圧が入力されるため、ここでは、AD変換部25より出力されるデータに基づいて互いに異なる電圧値が特定される。
次に、マスタECU10よりID登録要求を受信したか否かを判定する(S102)。ここで、ID登録要求を受信していない場合、S102の判定はNOとなり、S102の判定を繰り返し実施する。また、マスタECU10よりID登録要求が受信された場合、S102の判定はYESとなり、次に、電圧値に基づく識別情報を送信する識別情報送信処理を実施する(S104)。具体的には、S100にて特定した電圧値に基づいて自身の識別情報を特定し、この自身の識別情報を含む通信フレームを通信バス3を介してマスタECU10へ送出する処理を実施する。
本実施形態において、通信バス3上に複数のノード(マスタECU10およびスレーブECU20a〜20c)が接続された構成となっている。このように通信バス3上に複数のノードが接続された構成において、複数のノード(スレーブECU)が信号を出力する際に、あるノードがリセッシブ状態(アイドル状態)にある場合でも、他のノードがドミナントを出力すると、通信バス3上の状態はドミナントに上書きされる仕組みとなっている。
本実施形態におけるスレーブECU20a〜20cの各制御部26は、それぞれマスタECU10からのID登録要求の受信に応じて、マスタECU10へ識別情報を同時に送出するようになっている。スレーブECU20a〜20cの各制御部26は、S104の識別情報送信処理において、マスタECU10へ識別情報を同時に送出するとともに、送出した識別情報と通信バス3上の状態を上位ビットからビット毎に一致比較して、通信バス3上の状態がマスタECU10へ送出した通りとなっているか否かを判定し、マスタECU10へ送出した通りとなっている場合には、識別情報の送出を継続し、マスタECU10へ送出した通りとなっていない場合には、次のビット以降、識別情報の送出を停止する処理を行う。
ここで、図3を参照して、この処理について説明する。図3(a)に示すように、スレーブECU20aでは、AD変換部25の入力電圧が5V、識別情報が2進数の「0101」となっているものとする。また、スレーブECU20bでは、AD変換部25の入力電圧が3V、識別情報が2進数の「0011」となっているものとする。また、スレーブECU20cでは、AD変換部25の入力電圧が1V、識別情報が2進数の「0001」となっているものとする。
このような識別情報がスレーブECU20a〜20cより同時に送出された場合、スレーブECU20a〜20cより送出される識別情報の最上位ビット(1ビット目)はいずれも0(リセッシブ状態)となっており、各スレーブECU20a〜20cより送出された識別情報と通信バス3上の状態は一致するので、各スレーブECU20a〜20cは、それぞれ識別情報の送出を継続する。
次に、スレーブECU20aより送出される2ビット目の識別情報は1、スレーブECU20b、20cより送出される2ビット目の識別情報は0となる。この場合、スレーブECU20aより送出される2ビット目の識別情報が1となるので、通信バス3上の状態は1(ドミナント)になる。
したがって、スレーブECU20aより送出された2ビット目の識別情報と通信バス3上の状態は一致し、スレーブECU20aは、識別情報の送出を継続する。しかし、スレーブECU20b、20cより送出された識別情報と通信バス3上の状態は一致しなくなるので、スレーブECU20b、20cは、次のビット以降、識別情報の送出を停止する。具体的には、通信フレームの送出自体を停止し、S106へ進む。
この場合、スレーブECU20aより3ビット目の識別情報である0が送出され、その後、4ビット目の識別情報である1が送出される。したがって、通信バス波形は、図3(a)に示されているような「0101」となる。
なお、このようにして、スレーブECU20aの識別情報がマスタECU10により受信されると、マスタECU10により、受信した識別情報の登録が行われ、識別情報の登録が完了したスレーブECU20aに登録完了通知が送出されるようになっている。なお、この登録完了通知の送出は、スレーブECU20aの識別情報を用いて行われる。
次に、マスタECU10から登録完了通知を受信したか否かを判定する(S106)。具体的には、S104の識別情報送信処理を開始してから一定期間が経過するとマスタECU10から登録完了通知を受信したか否かを判定する。ここで、マスタECU10により、スレーブECU20aの識別情報の登録が完了し、スレーブECU20aにより、マスタECU10からの登録完了通知が受信されると、S106の判定はYESとなり、スレーブECU20aの制御部26は本処理を終了する。また、マスタECU10から登録完了通知が受信されていないスレーブECU20b、20cでは、S106の判定はNOとなり、S102へ戻る。
なお、マスタECU10は、スレーブECU20aに対する登録完了通知を送出した後、再度、ID登録要求を送出するようになっている。
ここで、スレーブECU20b、20cの各制御部26は、それぞれマスタECU10からID登録要求を受信すると、マスタECU10へ識別情報を含む通信フレームを同時に送出する。
ここで、図3(b)に示すように、スレーブECU20bから「0011」の識別情報が送出され、スレーブECU20cから「0001」の識別情報が送出される。
スレーブECU20bより送出される3ビット目の識別情報は1、スレーブECU20cより送出される3ビット目の識別情報は0となる。この場合、スレーブECU20bより送出される3ビット目の識別情報が1となるので、通信バス3上の状態は1(ドミナント)になる。
したがって、スレーブECU20bより送出された3ビット目の識別情報と通信バス3上の状態は一致し、スレーブECU20bは、識別情報の送出を継続する。しかし、スレーブECU20cより送出された識別情報と通信バス3上の状態は一致しないので、スレーブECU20cは、次のビット以降、識別情報の送出を停止する。具体的には、通信フレームの送出自体を停止し、S106へ進む。
この場合、スレーブECU20bより3ビット目の識別情報である1が送出され、その後、4ビット目の識別情報である1が送出される。したがって、通信バス波形は、図3(b)に示されているような「0011」となる。
なお、このようにして、スレーブECU20bの識別情報がマスタECU10により受信されると、マスタECU10により、受信した識別情報の登録が行われ、識別情報の登録が完了したスレーブECU20bに登録完了通知が送出される。
次に、マスタECU10から登録完了通知を受信したか否かを判定する(S106)。ここで、マスタECU10により、スレーブECU20bの識別情報の登録が完了し、スレーブECU20bにより、マスタECU10からの登録完了通知が受信されると、S106の判定はYESとなり、スレーブECU20bの制御部26は本処理を終了する。
また、マスタECU10から登録完了通知が受信されていないスレーブECU20cでは、S106の判定はYESとなり、S102へ戻る。ここで、スレーブECU20cの制御部26は、マスタECU10からのID登録要求の受信に応じて、マスタECU10へ識別情報を送出する。
ここで、図3(c)に示すように、スレーブECU20cから「0001」の識別情報が送出される。
この場合、スレーブECU20cの制御部26は、マスタECU10へ送出した「0001」の識別情報と通信バス3上の状態は全ビット一致するため、最後まで識別情報の送出を継続する。
ここで、マスタECU10により、スレーブECU20cの識別情報の登録が完了し、スレーブECU20cにより、マスタECU10からの登録完了通知が受信されると、S106の判定はYESとなり、スレーブECU20cの制御部26は本処理を終了する。
次に、マスタECU10の処理について説明する。図4に、マスタECU10フローチャートを示す。前述したように、ユーザ操作に応じて車両のイグニッションスイッチがオン状態になると、マスタECU10およびスレーブECU20a〜20cに電源が投入されるようになっている。
マスタECU10に電源が投入されると、マスタECU10は、図4に示す処理を実施する。
まず、ID登録要求を通信バス3に接続された各スレーブECU20a〜20cに送信する(S200)。具体的には、ID登録要求を通信バス3に接続された各スレーブECU20a〜20cに送信する。また、タイマを用いてタイムアウトのための計時を開始する。
S202では、スレーブECU20a〜20cから識別情報を受信したか否かを判定する(S202)。また、S202にてNOと判定された場合、ID登録要求を送信してから一定期間以上が経過し、タイムアウトとなったか否かを判定する(S204)。
ここで、ID登録要求を送信してから一定期間以上が経過する前に、スレーブECU20a〜20cのいずれか1つから識別情報を受信すると、S202の判定はYESとなり、次に、受信した識別情報を登録する(S206)。ここで、スレーブECU20aから識別情報が受信されている場合、受信した識別情報とスレーブECUを特定するための名称(例えば、スレーブECUA)を関連付けしてメモリに記憶させる。
次に、識別情報の登録が完了したスレーブECUへ登録完了通知を送出する(S208)。ここでは、識別情報の登録が完了したスレーブECU20aに登録完了通知を送出する。
次に、再度、ID登録要求を通信バス3に接続された各スレーブECU20a〜20cに送信する(S200)。
ここで、例えば、ID登録要求を送信してから一定期間以上が経過する前に、スレーブECU20bから識別情報を受信すると、S202の判定はYESとなり、次に、受信した識別情報を登録する(S206)。ここで、スレーブECU20bから識別情報が受信されている場合、受信した識別情報とスレーブECUを特定するための名称(例えば、スレーブECUB)を関連付けしてメモリに記憶させる。
次に、識別情報の登録が完了したスレーブECUへ登録完了通知を送出する(S208)。ここでは、識別情報の登録が完了したスレーブECU20bに登録完了通知を送出する。
次に、再度、ID登録要求を通信バス3に接続された各スレーブECU20a〜20cに送信する(S200)。
ここで、例えば、ID登録要求を送信してから一定期間以上が経過する前に、スレーブECU20cから識別情報を受信すると、S202の判定はYESとなり、次に、受信した識別情報を登録する(S206)。ここで、スレーブECU20cから識別情報が受信されている場合、受信した識別情報とスレーブECUを特定するための名称(例えば、スレーブECUC)を関連付けしてメモリに記憶させる。
次に、識別情報の登録が完了したスレーブECUへ登録完了通知を送出する(S208)。ここでは、識別情報の登録が完了したスレーブECU20cに登録完了通知を送出する。
次に、再度、ID登録要求を通信バス3に接続された各スレーブECU20a〜20cに送信する(S200)。そして、ID登録要求を送信してから一定期間以上が経過しても、識別情報が受信されない場合、S204の判定はYESとなり、本処理を終了する。
上記した構成によれば、スレーブ制御装置20a〜20cの各々は、接続線4が接続される複数の接地用端子21a〜21dを有する接続部21と、プルアップ抵抗22と、プルアップ抵抗22に一端が接続され、互いに異なる接地用端子21a〜21dに他端が接続された抵抗値の互いに異なる複数のプルダウン抵抗23a〜23dと、プルアップ抵抗22と複数のプルダウン抵抗23a〜23dとの接続点の電圧を検出する電圧検出部25と、を備え、スレーブ制御装置20a〜20cの接続部21は、スレーブ制御装置毎に、互いに異なる接地用端子21a〜21dが接続線4に接続され、当該接続線4により接続点が抵抗値の互いに異なるプルダウン抵抗を介して接地されており、スレーブ制御装置20a〜20cの各々は、更に、接続線4により互いに異なる接地用端子21a〜21dが接地された状態で、電圧検出部25より検出される電圧値に基づいて自身の識別情報を特定し、自身の識別情報を通信バス3を介してマスタ制御装置10へ送出する処理を行うので、スレーブ制御装置の構成に差異をもたせることなく通信線に接続された全スレーブ制御装置に固有の識別情報を付与するとともに、固有の識別情報をマスタ制御装置に登録することができる。
また、スレーブ制御装置20a〜20cの各々は、マスタ制御装置10からの要求に応じて、自身の識別情報を通信バス3を介してマスタ制御装置10へ送出するとともに、自身の識別情報と通信バス3上の状態を上位ビットからビット毎に一致比較して、通信バス上の状態がマスタ制御装置へ送出した通りとなっているか否かを判定し、マスタ制御装置10へ送出した通りとなっている場合には、識別情報の送出を継続し、マスタ制御装置10へ送出した通りとなっていない場合には、次のビット以降、識別情報の送出を停止する処理を行うので、複数のスレーブ制御装置20a〜20cより送出された識別情報が通信バス3上で衝突することなく、識別情報に基づいて特定される順序に従って複数のスレーブ制御装置20a〜20cからマスタ制御装置10へ順次識別情報を送出することが可能となり、通信バスに接続されている全てのスレーブ制御装置20a〜20cの識別情報をマスタ制御装置10に確実に登録させることが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、マスタECU10およびスレーブECU20a〜20cとの間を通信バス(例えば、LINバス)3を介して接続した構成を示したが、通信バス(例えば、LINバス)3に限定されるものではない。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S100が識別情報特定手段に相当し、S104が識別情報送出処理手段に相当し、アナログデジタル変換部25がAD変換部に相当する。
1 電源ライン
2 接地ライン
3 通信バス
4 接続線
10 マスタECU
20a〜20c スレーブECU
22 プルアップ抵抗
23a〜23d プルダウン抵抗
24 電源回路
25 AD変換部
26 制御部

Claims (3)

  1. マスタ制御装置(10)に複数のスレーブ制御装置(20a〜20c)が通信線(3)を介して接続された制御システムであって、
    前記複数のスレーブ制御装置の各々は、
    接続線(4)が接続される複数の接地用端子(21a〜21d)を有する接続部(21)と、
    プルアップ抵抗(22)と、
    前記プルアップ抵抗に一端が接続され、互いに異なる前記接地用端子に他端が接続された抵抗値の互いに異なる複数のプルダウン抵抗(23a〜23d)と、
    前記プルアップ抵抗と前記複数のプルダウン抵抗との接続点の電圧を検出する電圧検出部(25)と、を備え、
    前記複数のスレーブ制御装置の前記接続部は、前記スレーブ制御装置毎に、互いに異なる前記接地用端子が前記接続線に接続され、当該接続線により前記接続点が抵抗値の互いに異なる前記プルダウン抵抗を介して接地されており、
    前記複数のスレーブ制御装置の各々は、更に、前記接続線により互いに異なる前記接地用端子が接地された状態で、前記電圧検出部より検出される電圧値に基づいて自身の識別情報を特定する識別情報特定手段(S100)と、
    前記自身の識別情報を前記通信線を介して前記マスタ制御装置へ送出する処理を行う識別情報送出処理手段(S104)と、を備えたことを特徴とする制御システム。
  2. 前記通信線は通信バスであり、
    前記識別情報送出処理手段は、前記マスタ制御装置からの要求に応じて、前記自身の識別情報を前記通信バスを介して前記マスタ制御装置へ送出するとともに、前記自身の識別情報と前記通信バス上の状態を上位ビットからビット毎に一致比較して、通信バス上の状態がマスタ制御装置へ送出した通りとなっているか否かを判定し、マスタ制御装置へ送出した通りとなっている場合には、識別情報の送出を継続し、マスタ制御装置へ送出した通りとなっていない場合には、次のビット以降、識別情報の送出を停止する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記識別情報特定手段は、前記電圧検出部より検出される電圧値をアナログデジタル変換するアナログデジタル変換部(25)を有し、
    前記アナログデジタル変換部によりアナログデジタル変換されたデータに基づいて前記自身の識別情報を特定することを特徴とする請求項1または2に記載の制御システム。
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