JP2015024916A - エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤 - Google Patents

エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤 Download PDF

Info

Publication number
JP2015024916A
JP2015024916A JP2013156761A JP2013156761A JP2015024916A JP 2015024916 A JP2015024916 A JP 2015024916A JP 2013156761 A JP2013156761 A JP 2013156761A JP 2013156761 A JP2013156761 A JP 2013156761A JP 2015024916 A JP2015024916 A JP 2015024916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
elevator
cover
frame
button frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013156761A
Other languages
English (en)
Inventor
隆正 日野原
takamasa Hinohara
隆正 日野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2013156761A priority Critical patent/JP2015024916A/ja
Priority to CN201410267313.3A priority patent/CN104340791A/zh
Priority to SG10201403594WA priority patent/SG10201403594WA/en
Publication of JP2015024916A publication Critical patent/JP2015024916A/ja
Priority to HK15103576.9A priority patent/HK1203067A1/xx
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/46Adaptations of switches or switchgear
    • B66B1/50Adaptations of switches or switchgear with operating or control mechanisms mounted in the car or cage or in the lift well or hoistway

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

【課題】従来技術においては、例えば、特定のボタンへの誤入力防止の点でさらなる改善の余地がある。
【解決手段】実施形態のエレベータ用ボタン装置は、ボタントップと、ボタン枠と、ボタンカバーとを備える。ボタントップは、エレベータに設けられる。ボタン枠は、前記ボタントップの周囲を囲む。ボタンカバーは、前記ボタン枠の鉛直方向上端部に支持され、水平方向に沿った回動軸線を中心として、前記ボタントップの前面を覆う閉位置と前記ボタントップの前面が露出した開位置とに上下回動自在である。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤に関する。
従来、エレベータは、昇降路内を乗りかご(かご)が移動することにより、乗りかごを任意の階床に移動させる。このようなエレベータでは、乗りかご内や乗場に種々のエレベータ用ボタン装置を含むエレベータ用操作盤が設けられる。
特許第4906494号公報
ところで、従来技術においては、例えば、特定のボタンへの誤入力防止の点でさらなる改善の余地がある。
実施形態のエレベータ用ボタン装置は、ボタントップと、ボタン枠と、ボタンカバーとを備える。ボタントップは、エレベータに設けられる。ボタン枠は、前記ボタントップの周囲を囲む。ボタンカバーは、前記ボタン枠の鉛直方向上端部に支持され、水平方向に沿った回動軸線を中心として、前記ボタントップの前面を覆う閉位置と前記ボタントップの前面が露出した開位置とに上下回動自在である。
図1は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1に係るエレベータ用操作盤の一例を示す正面図である。 図3は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の鉛直方向に沿った断面図である。 図4は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の斜視図である。 図5は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の正面図である。 図6は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の模式的な側面図である。 図7は、実施形態1に係るボタン枠を鉛直方向上側から視た図である。 図8は、実施形態1に係るボタン枠の鉛直方向に沿った断面図である。 図9は、実施形態1に係るボタンカバーの斜視図である。 図10は、実施形態2に係るエレベータ用ボタン装置の斜視図である。 図11は、実施形態3に係るエレベータ用ボタン装置の概略構成を表す模式的な側面図である。 図12は、実施形態4に係るエレベータ用ボタン装置の概略構成を表す模式的な分解斜視図である。 図13は、実施形態5に係るボタンカバーの正面図である。 図14は、実施形態6に係るボタンカバーの正面図である。 図15は、実施形態7に係るボタンカバーの部分正面図である。 図16は、実施形態8に係るボタンカバーの部分正面図である。 図17は、実施形態9に係るボタン枠の幅方向に沿った断面図である。 図18は、実施形態10に係るボタンカバーの正面図である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示すブロック図である。図2は、実施形態1に係るエレベータ用操作盤の一例を示す正面図である。
本実施形態に係るエレベータ用ボタン装置50、及び、エレベータ用操作盤100は、図1に示すようなエレベータ1に適用される。エレベータ1は、乗りかご2が昇降路7内を昇降することで任意の目的階の乗場6に移動することができるものである。エレベータ1は、乗りかご2、カウンタウェイト3、メインロープ4、巻上機5、制御装置10等を含んで構成される。エレベータ1は、乗りかご2とカウンタウェイト3とをメインロープ4で連結したいわゆるつるべ式のエレベータである。エレベータ1は、乗場6が設けられる。乗りかご2は、建物に設けられた昇降路7を昇降可能である。乗りかご2は、かご操作盤8等を含んで構成される。かご操作盤8は、乗りかご2の内部に設けられる。かご操作盤8は、エレベータ用操作盤100を構成し、利用者による操作入力に応じていわゆるかご呼び登録等を行う。メインロープ4は、巻上機5のメインシーブ5aやそらせシーブ5b等に掛けられる。メインロープ4は、一端に乗りかご2が接続され、他端にカウンタウェイト3が接続される。巻上機5は、例えば、動力を発生させる電動機(モータ)5cを有する。巻上機5は、電動機5cが駆動することで、この電動機5cに連結されたメインシーブ5aが回転駆動する。そして、巻上機5は、メインシーブ5aとメインロープ4との間に生じる摩擦力を利用してメインロープ4を電動で巻き上げる。乗場6は、乗りかご2が着床可能な各エレベータ停止階床に設けられる。各乗場6は、乗場操作盤9等を含んで構成される。乗場操作盤9は、エレベータ用操作盤100を構成し、利用者による操作入力に応じていわゆる乗場呼び登録等を行う。
上記のように構成されるエレベータ1は、利用者によりかご操作盤8、乗場操作盤9等を介して乗りかご2の呼び操作が行われた場合、下記のように動作する。すなわち、エレベータ1は、かご操作盤8、乗場操作盤9等から制御装置10にこれに応じたかご呼び登録信号、乗場呼び登録信号が入力される。そして、エレベータ1は、制御装置10がこのかご呼び登録信号、乗場呼び登録信号に応じて乗りかご2のかご呼び登録、あるいは、乗場呼び登録を行う。そして、制御装置10は、かご呼び登録、乗場呼び登録、種々のセンサ、検出器からの出力、乗りかご2の現在の移動方向(昇降方向)等に基づいて、乗りかご2が合理的に移動しながらそれぞれの呼びに応答するように乗りかご2の着床順序を定める。そして、制御装置10は、巻上機5を駆動制御し、乗りかご2を目的の階床へと移動させる。これにより、エレベータ1は、乗りかご2が昇降路7内を鉛直方向上下に昇降移動し、任意の目的階の乗場6に移動する。そして、エレベータ1は、乗りかご2が目的階の乗場6に着床し、所定の着床位置に着床したことが検出されると、その後、制御装置10が乗りかご2及び乗場6の扉11を開放する。これにより、乗場6で待機している利用者は、乗りかご2内に乗り込むことが可能となり、また、乗りかご2内の利用者は乗場6に降りることが可能となる。
そして、本実施形態のエレベータ用操作盤100は、乗りかご2内、又は、乗場6に設けられ、利用者の種々の操作を受け付けるものであり、上述のようにかご操作盤8、乗場操作盤9を含んで構成される。かご操作盤8は、乗りかご2内のCOP(Car Operation Panerl)に組み込まれて設けられてもよい。乗場操作盤9は、乗場6のHIB(Hall Indicator Box)に組み込まれて設けられてもよい。そして、本実施形態のエレベータ用操作盤100は、開閉式ボタンカバー付のエレベータ用ボタン装置50を含んで構成される。
図2は、乗りかご2のリターンパネルに設けられるかご操作盤8(エレベータ用操作盤100)の一例を表している。図2に示すかご操作盤8は、現在階床や昇降方向を表示する表示部81aの鉛直方向下側に、上側から順に上側非常用ボタン82a、かご呼び登録ボタン83a、戸開ボタン84a及び戸閉ボタン85a、下側非常用ボタン86a及び開延長ボタン87aが設けられる。上側非常用ボタン82a、下側非常用ボタン86aは、非常時に外部との連絡を行うボタンである。かご呼び登録ボタン83aは、「行先階」を表すボタン(ここでは1〜16)等からなり利用者による呼び登録操作を受け付けるものである。戸開ボタン84a及び戸閉ボタン85aは、扉11の「開」、「閉」等に対応し利用者による扉開放操作、扉閉鎖操作を受け付けるものである。開延長ボタン87aは、利用者による扉開延長操作を受け付けるものである。
そして、本実施形態の開閉式ボタンカバー付のエレベータ用ボタン装置50は、特定のボタンへの誤入力を抑制するものである。エレベータ用ボタン装置50は、典型的には、普段の運行では使用頻度が低く、特定の状況下で使用される傾向にあるボタンに適用される。ここでは、エレベータ用ボタン装置50は、上側非常用ボタン82a、下側非常用ボタン86a等に適用される。なお、エレベータ用ボタン装置50は、これに限らず、例えば、特定の利用者しか使用しない特定の階床のかご呼び登録ボタン83aに適用されてもよい。また、エレベータ用ボタン装置50は、車椅子利用者用のかご操作盤8の非常用ボタン、非常用ボタンを単体で備えるかご操作盤8の当該非常用ボタン、乗場操作盤9の優先呼ボタン等に適用されてもよい。優先呼ボタンは、例えば、複数の乗りかご2の中から予め設定される特定の乗りかご2を乗場6に呼ぶための優先呼び登録操作を受け付けるものである。特定の乗りかご2は、例えば、ストレッチャ等の大型な積載物を積載可能な大きさの乗りかご2、車椅子用の乗りかご2、特定の階床に着床可能な乗りかご2等、種々の乗りかご2とすることができる。
以下、図3から図9を参照して開閉式ボタンカバー付のエレベータ用ボタン装置50について説明する。図3は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の鉛直方向に沿った断面図である。図4は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の斜視図である。図4は、閉位置にある状態を表している。図5は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の正面図である。図6は、実施形態1に係るエレベータ用ボタン装置の模式的な側面図である。図7は、実施形態1に係るボタン枠を鉛直方向上側から視た図である。図8は、実施形態1に係るボタン枠の鉛直方向に沿った断面図である。図9は、実施形態1に係るボタンカバーの斜視図である。
以下の説明では、上側非常用ボタン82a、下側非常用ボタン86a等を特に区別する必要が無い場合には、単にエレベータ用ボタン装置50として共通で説明する。また、以下では、各エレベータ用操作盤100(かご操作盤8、乗場操作盤9)に向って水平方向に沿った左右方向を幅方向、当該幅方向及び鉛直方向に直交する方向を奥行き方向という。さらに、エレベータ用操作盤100に向って左側を幅方向左側、向って右側を幅方向右側という。また、エレベータ用操作盤100に向って手前側を奥行き方向前面側、向って奥側を奥行き方向背面側という。
エレベータ用ボタン装置50は、図3に示すように、ボタントップ51と、スイッチケース52と、ボタン枠53と、ボタンカバー54とを備える。エレベータ用ボタン装置50は、さらにボタン枠53等が設けられるフェースプレート55を含んで構成されてもよい。
フェースプレート55は、乗りかご2のリターンパネルや側板、背面板、乗場6の壁面等に形成されたボタン装置取付口を覆うようビス等によりこれらに取り付けられる。フェースプレート55は、図3に示すように、矩形状のボタン孔55aが形成される。ここでは、ボタン孔55aは、各角部が曲面状に形成される。
ボタントップ51、及び、スイッチケース52は、図3に示すように、フェースプレート55の奥行き方向背面側に配置される。スイッチケース52は、スイッチを内蔵しており、スタッドボルト52a、ナット52bを介してフェースプレート55に締結固定される。ボタントップ51は、スイッチケース52内のスイッチを操作するための押し込み式のボタンであり、ボタン孔55aと同様な矩形状に形成される。ボタントップ51は、スイッチケース52の奥行き方向前面側の面に着脱可能に設けられる。ボタントップ51、及び、スイッチケース52は、ボタントップ51がフェースプレート55のボタン孔55aから前面側に露出するような位置関係で配置される。ボタントップ51、前面が鉛直方向に沿って平行となるように設けられるが、これに限らず、所定の方向から押下操作しやすいように鉛直方向に対して傾けて設けられていてもよい。
ボタン枠53は、図3、図4に示すように、ボタントップ51の周囲を囲むものである。ボタン枠53は、全体として、矩形枠状に形成され、奥行き方向前面側からフェースプレート55のボタン孔55aに装着され、このボタン枠53の内側にボタントップ51が位置する。
より具体的には、ボタン枠53は、図3〜図8に示すように、枠状部53aと、係合爪部53bと、カバー支持突部53cとを有する。ボタン枠53は、例えば、ABS樹脂等により、枠状部53a、係合爪部53b、カバー支持突部53cが一体で形成される。
枠状部53aは、ボタン枠53がフェースプレート55に設置された状態で、ボタントップ51の鉛直方向上端部及び下端部、幅方向左端部及び右端部を含む四方を囲うように形成される枠状の部分である。係合爪部53bは、枠状部53aの奥行き方向背面側の面に形成される(図3、図8等参照)。係合爪部53bは、枠状部53aの4辺にそれぞれ1つずつ設けられる。各係合爪部53bは、ボタン枠53がフェースプレート55に設置された状態でボタントップ51が位置する空間部53d(図3等参照)とは反対側に爪状に突出して形成される。ボタン枠53は、図3等に示すように、この各係合爪部53bがボタン孔55aの内周端部に係合することで、ボタン孔55a内に装着される。枠状部53aは、各係合爪部53bがボタン孔55aの内周端部に係合した状態でフェースプレート55の前面側に突出した状態となる。
また、枠状部53aは、奥行き方向の前面53eが平坦に形成される(図6、図7等参照)。前面53eは、ボタン枠53がフェースプレート55に設置された状態で向って手前側に位置する面であり、この状態で鉛直方向及び幅方向とほぼ平行となる。
さらに、この枠状部53aは、図7、図8等に示すように、空間部53d側の面が前面53eに対してほぼ垂直に形成される一方、空間部53dとは反対側の側面に傾斜面53fを有する。傾斜面53fは、枠状部53aの鉛直方向下端側面、幅方向左端側面及び右端側面に形成される。傾斜面53fは、奥行き方向前面側からフェースプレート55側、すなわち、背面側に向って徐々に広がるように形成される。言い換えれば、傾斜面53fは、奥行き方向背面側(フェースプレート55側)から前面側に向って徐々に空間部53d側に近づくような傾斜面である。つまり、枠状部53aは、各傾斜面53fによって、鉛直方向下端側面、幅方向左端側面及び右端側面が奥行き方向前面側から背面側に向って末広がりとなるように略台形断面状に形成される。
カバー支持突部53cは、図3、図4、図5、図8等に示すように、ボタンカバー54を回動可能に支持する部分である。カバー支持突部53cは、枠状部53aの鉛直方向上端部に当該枠状部53a等と一体で形成される。カバー支持突部53cは、枠状部53aの鉛直方向上端部の幅方向両端に一対で形成される。各カバー支持突部53cは、枠状部53aの鉛直方向上端部から鉛直方向上側でかつ奥行き方向前面側に向けて突出するように形成される。また、ボタン枠53は、一対のカバー支持突部53cの奥行き方向背面側の端部を連結するように底部53gが形成される(図3、図4、図8等参照)。ボタン枠53は、一対のカバー支持突部53c、枠状部53aの鉛直方向上端部、及び、底部53gによって、後述するボタンカバー54の回動軸部54bを収容するための収容空間部53hが形成される(図4、図7、図8等参照)。つまり、収容空間部53hは、幅方向に対して一対のカバー支持突部53cの間に形成され、鉛直方向上側、及び、奥行き方向前面側に開口している。
そして、各カバー支持突部53cは、図4、図5〜図8等に示すように、それぞれボタンカバー54を支持するための凹部53iが形成される。凹部53iは、各カバー支持突部53cの上記収容空間部53h側の面に形成される。つまり、凹部53iは、ボタン枠53の鉛直方向上端部において幅方向両側に一対で設けられる。各凹部53iは、円柱状の中空部として水平方向(幅方向)に沿って設けられる。各凹部53iは、幅方向に沿って各カバー支持突部53cを貫通してもよいし、貫通しなくてもよい。ここでは、各凹部53iは、各カバー支持突部53cを貫通している。
ボタンカバー54は、図3、図4、図5、図6に示すように、ボタン枠53の鉛直方向上端部に支持される。ボタンカバー54は、水平方向に沿った回動軸線X1を中心として、閉位置(図4参照)と開位置(図6中の二点鎖線参照)とに上下回動自在である。ここで、ボタンカバー54の閉位置とは、当該ボタンカバー54によってボタントップ51の前面を覆う位置である。一方、ボタンカバー54の開位置とは、ボタントップ51の前面が露出した位置である。
より具体的には、ボタンカバー54は、図3、図4〜図6、図9に示すように、カバー部本体54aと、回動軸部54bとを有する。ボタンカバー54は、ポリカーボネート等の透明部材により、カバー部本体54a、回動軸部54bが一体で形成される。ボタンカバー54は、典型的には、ボタン枠53より強度が高く形成される。
カバー部本体54aは、矩形板状に形成される。カバー部本体54aは、閉位置でボタン枠53の前面53eと当接する(図4、図5、図6等参照)。カバー部本体54aは、閉位置で輪郭が当該ボタン枠53の前面53eの輪郭と同等に形成される。つまり、ボタンカバー54は、ボタン枠53に支持され閉位置にある状態でカバー部本体54aの縁とボタン枠53の前面53eの縁とがほぼ揃っている。
回動軸部54bは、ボタン枠53に回動可能に支持される部分である。回動軸部54bは、カバー部本体54aの1つの辺に設けられる。回動軸部54bは、ボタンカバー54がボタン枠53に支持された状態で、カバー部本体54aの鉛直方向上側となる辺に水平方向(幅方向)に沿って形成される。回動軸部54bは、ボタンカバー54がボタン枠53に支持された状態で鉛直方向上側となる辺が曲面状に形成される(図9等参照)。回動軸部54bは、幅方向の寸法がカバー部本体54aの幅方向の寸法より短くなっており、これにより、カバー部本体54aとの連結部分に幅方向に沿った段付部54cが形成される(図9等参照)。段付部54cは、回動軸部54bの幅方向両側にそれぞれ形成される。
そして、回動軸部54bは、図9に示すように、幅方向両端部にそれぞれボタン枠53の凹部53iに支持される突起部54dが一対で形成される。各突起部54dは、回動軸部54bの幅方向両端から段付部54c側に水平方向(幅方向)に沿って突出するようにして形成される。各突起部54dは、円柱状に形成され、幅方向に沿った長さが同等に形成される。各突起部54dは、カバー部本体54aの幅方向の端面からは突出しない程度の長さで形成される。
本実施形態のエレベータ用ボタン装置50は、上述したように、一対の凹部53iと、一対の突起部54dとを備える。そして、ボタンカバー54は、図5等に示すように、各突起部54dが各凹部53iに挿入されることで、ボタン枠53の鉛直方向上端部に水平方向に沿った回動軸線X1を中心として回動自在に支持される。エレベータ用ボタン装置50は、各突起部54dが凹部53iに挿入されボタンカバー54がボタン枠53に組み付けられた状態で、図4、図5等に示すように、各カバー支持突部53cが各段付部54c内に位置し、回動軸部54bが収容空間部53h内に位置する。
なお、ボタンカバー54は、ボタン枠53に組みつけられた後に、ボタン枠53と共にフェースプレート55に取り付けられてもよいし、先にボタン枠53がフェースプレート55に取り付けられた後にボタン枠53に組みつけられてもよい。この場合、エレベータ用ボタン装置50は、各突起部54dを各凹部53iに挿入する際には、各カバー支持突部53cが幅方向両側に撓むことで、上記挿入が可能となる。また、凹部53iは、ボタン枠53の鉛直方向上端部に設けられ、突起部54dは、ボタンカバー54に設けられるものとして説明したがこの逆でもよい。つまり、凹部53iは、ボタンカバー54に設けられ、突起部54dは、ボタン枠53の鉛直方向上端部に設けられてもよい。
ボタンカバー54は、上記のように突起部54dがボタン枠53の凹部53iに支持されることで、図6に示すように、閉位置(実線で図示)から全開位置(二点差線で図示)まで、180度以上回動可能である。ここで、閉位置は、より詳細には、ボタンカバー54がボタン枠53の前面53eと当接する位置である。一方、全開位置は、ボタンカバー54がフェースプレート55と当接する位置である。ボタンカバー54は、閉位置から全開位置までの間、回動が規制されることなく、180度以上回動可能である。ボタンカバー54は、水平方向に沿った回動軸線X1を中心として回動自在な構成となっており、したがって、利用者等によって保持されていない状態では、自重によって閉位置に位置決めされる。
また、ボタンカバー54は、閉位置で、図6に示すように、カバー部本体54aの各端面54e(少なくとも鉛直方向下側の端面54e)がボタン枠53の前面53eに対して垂直となるように形成される。つまり、ボタンカバー54は、閉位置で、端面54eがボタン枠53の傾斜面53fと面一にはならずに、若干屈曲したような表面形状となる。
さらに、ボタンカバー54の回動軸線X1は、図5、図6に示すように、鉛直方向に対してボタントップ51と重ならない位置に設定される。さらに言えば、ボタンカバー54は、回動軸部54bが鉛直方向に対してボタントップ51と重ならない位置に設けられる。つまり、ボタンカバー54は、奥行き方向前面側から視た正面視において、ボタントップ51に対して回動軸部54bが重ならないようにボタン枠53に組み付けられる。
上記のように構成されるエレベータ用ボタン装置50は、ボタン枠53の鉛直方向上端部がボタンカバー54を閉位置(図4参照)と開位置(図6中の二点鎖線参照)とに上下回動自在に支持する。これにより、エレベータ用ボタン装置50は、ボタントップ51のボタン枠53を、ボタンカバー54を支持する支持部材としても兼用することができる。この結果、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54を支持する支持部材を別途設けることなく、構成部品点数を抑制し、製造コストを抑制した上で、ボタンカバー54によって特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。また、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54を支持する支持部材等をフェースプレート55に設けるためのビス孔加工等の追加加工も不要であるので、この点でも製造コストを抑制することができる。したがって、このエレベータ用ボタン装置50は、簡単に設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。また、エレベータ用ボタン装置50は、例えば、既存のボタン装置のボタン枠を本実施形態のボタン枠53に交換することで、容易にボタンカバー54を組み付け可能な構成とすることができる。
また、エレベータ用ボタン装置50は、閉位置にて、カバー部本体54aの輪郭がボタン枠53の前面53eの輪郭と同等になるように構成されるので、ボタンカバー54が閉位置にある状態で、ボタンカバー54の端面54e等に不用意にモノが引っ掛かることを抑制することができる。
さらに、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54が閉位置から全開位置まで回動が規制されることなく180度以上回動可能であることから、相対的に壊れにくい構成とすることができる。また、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54が閉位置から全開位置まで180度以上回動可能であることから、例えば、設置高さにかかわらず、適切にボタンカバー54を開いてボタントップ51を押しやすい構成とすることができる。つまり、エレベータ用ボタン装置50は、例えば、上側非常用ボタン82aと下側非常用ボタン86aとのように異なる設置高さに設けられる場合であっても共通の構成とすることでき、取り付け位置に対する汎用性を向上することができる。
また、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54が透明部材により形成されることから、ボタンカバー54を開けなくてもボタントップ51を視認させることができる。これにより、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54の表面にボタントップ51の種類等を表示しておかなくても、利用者等に対してボタントップ51の種類を把握させることができる。また、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54がボタン枠53より強度が高くなるように形成されるので、特定のボタンを確実に保護することができる。
なお、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54の透明度を、ボタントップ51を視認可能な程度に低くしてもよい。この場合、エレベータ用ボタン装置50は、ボタントップ51の視認性を確保した上で、利用者等に対してボタンカバー54の存在を認識させることができる。また、ボタンカバー54は、蓄光剤を含んで構成されるものであってもよい。この場合、エレベータ用ボタン装置50は、例えば、停電時等に、利用者等に対してボタンカバー54、ボタントップ51の位置を認識させやすくすることができるので、非常用ボタン等を見つけ易くすることができる。なお、ボタンカバー54は、上記に限らず、金属プレート等であってもよい。
さらに、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54が自重によって閉位置に位置決めされることから、特定のボタンを使用しないときには、ボタンカバー54を閉位置で維持することができる。
また、エレベータ用ボタン装置50は、ボタン枠53の枠状部53aに傾斜面53fが形成される一方、ボタンカバー54は、閉位置で、端面54eがボタン枠53の前面53eに対して垂直となるように形成される。この結果、エレベータ用ボタン装置50は、端面54eと傾斜面53fとが面一にならないので、端面54eに指を掛け易くし、利用者等がボタンカバー54を指でつまんで開き易い構成とすることができる。
さらに、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54の回動軸線X1が鉛直方向に対してボタントップ51と重ならない位置に設定されるので、ボタンカバー54を開いた際にボタントップ51の全面を露出させることができる。この結果、エレベータ用ボタン装置50は、ボタントップ51に対する押下操作をし易くすることができる。
また、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54に設けられた一対の突起部54dがボタン枠53の鉛直方向上端部に設けられた一対の凹部53iに挿入される。これにより、エレベータ用ボタン装置50は、ボタンカバー54を、ボタン枠53の鉛直方向上端部に、水平方向に沿った回動軸線X1を中心として回動自在に支持することができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置50によれば、ボタントップ51と、ボタン枠53と、ボタンカバー54とを備える。ボタントップ51は、エレベータ1に設けられる。ボタン枠53は、ボタントップ51の周囲を囲む。ボタンカバー54は、ボタン枠53の鉛直方向上端部に支持され、水平方向に沿った回動軸線X1を中心として、ボタントップ51の前面を覆う閉位置とボタントップ51の前面が露出した開位置とに上下回動自在である。また、以上で説明したエレベータ用操作盤100によれば、エレベータ1の乗りかご2内、又は、乗場6に設けられ利用者の操作を受け付けるエレベータ用操作盤100であって、エレベータ用ボタン装置50を備える。したがって、エレベータ用ボタン装置50、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態2]
図10は、実施形態2に係るエレベータ用ボタン装置の斜視図である。実施形態2に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、ネジ部材を備える点で実施形態1とは異なる。その他、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。また、エレベータ用ボタン装置、エレベータ用操作盤の各構成については、適宜上述の図面を参照する場合がある(以下で説明する他の実施形態も同様である。)。
図10に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置250は、エレベータ用操作盤100に適用され、ここでは、さらに、ネジ部材256を備える。ネジ部材256は、例えば、イモネジ等によって構成される。ネジ部材256は、各凹部53i内にそれぞれ配置される。各ネジ部材256は、凹部53iと突起部54d(図9等参照)とを接続する。これにより、エレベータ用ボタン装置250は、各凹部53iと各突起部54dとの係合をネジ部材256によって補強することができるので、ボタンカバー54をボタン枠53から取れにくくすることができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置250、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態3]
図11は、実施形態3に係るエレベータ用ボタン装置の概略構成を表す模式的な側面図である。実施形態3に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、凹部の形状が実施形態1、2とは異なる。
図11に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置350は、エレベータ用操作盤100に適用される。本実施形態のボタン枠53の鉛直方向上端部に設けられる凹部353iは、奥行き方向背面側がフェースプレート55側まで貫通している。そして、本実施形態のボタンカバー54は、突起部54dが凹部353i内に挿入されると共に、凹部353i内でボタン枠53とフェースプレート55とに支持される。この場合、ボタンカバー54は、先にボタン枠53に組みつけられた後に、ボタン枠53と共にフェースプレート55に取り付けられる。この結果、ボタンカバー54は、ボタン枠53の背面側から組み付けられた上で、ボタン枠53がフェースプレート55に取り付けられることで、ボタン枠53からはずれない構成とすることができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置350、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態4]
図12は、実施形態4に係るエレベータ用ボタン装置の概略構成を表す分解斜視図である。実施形態4に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、突起部の寸法が実施形態1、2、3とは異なる。
図12に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置450は、エレベータ用操作盤100に適用される。そして、本実施形態のボタンカバー54に形成される一対の突起部454d1、454d2は、一方が他方よりも短い。ここでは、一対の突起部454d1、454d2は、幅方向右側に設けられる突起部454d1の幅方向長さD11が幅方向左側に設けられる突起部454d2の幅方向長さD12より短く形成される。この場合、エレベータ用ボタン装置450は、各突起部454d1、454d2を各凹部53iに挿入する際には、相対的に長い突起部454d2を先に挿入した後、相対的に短い突起部454d1を挿入する。これにより、エレベータ用ボタン装置450は、ボタンカバー54をボタン枠53に組み付け易く、また、はずれにくい構成とすることができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置450、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態5]
図13は、実施形態5に係るボタンカバーの正面図である。実施形態5に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、突起部の形状が実施形態1、2、3、4とは異なる。
図13に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置550は、エレベータ用操作盤100に適用される。そして、本実施形態のボタンカバー54に形成される一対の突起部554dは、それぞれ端面に幅方向に対して傾斜した傾斜面554d1を有する。ここでは、各突起部554dは、ボタンカバー54が閉位置にある状態で、鉛直方向上側の幅方向長さが相対的に短く、鉛直方向下側の幅方向長さが相対的に長くなるように、傾斜面554d1が形成される。
これにより、エレベータ用ボタン装置550は、ボタンカバー54を所定位置に回動させた状態で、ボタンカバー54がボタン枠53に対して、組み付けやすく、また、はずれやすい構成とすることができ、その他の位置でははずれにくい構成とすることができる。この場合、ボタンカバー54は、閉位置で、全体を各突起部554dの短辺側、すなわち、鉛直方向上側に押すことで、ボタン枠53に対して組み付けやすく、また、はずれやすい構成となる。同様に、ボタンカバー54は、全開位置で、全体を各突起部554dの短辺側、すなわち、鉛直方向下側に押すことで、ボタン枠53に対して組み付けやすく、また、はずれやすい構成となる。一方、ボタンカバー54は、閉位置から90度程度開いた位置(引っ張られやすい位置)では、奥行き方向前面側に対してはずれにくい構成となる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置550、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態6]
図14は、実施形態6に係るボタンカバーの正面図である。実施形態6に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、突起部の形状が実施形態5とは異なる。
図14に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置650は、エレベータ用操作盤100に適用される。そして、本実施形態のボタンカバー54に形成される一対の突起部654d1、654d2は、それぞれ端面に幅方向に対して傾斜した傾斜面654d3、654d4を有する。そして、本実施形態の一対の突起部654d1、654d2は、当該傾斜面654d3、654d4の傾斜の方向が相互に異なる。ここでは、例えば、ボタンカバー54が閉位置から90度程度開いた位置で、突起部654d1は、鉛直方向上側の幅方向長さが相対的に短く、鉛直方向下側の幅方向長さが相対的に長くなるように、傾斜面654d3が形成される。一方、突起部654d2は、同様の位置で、鉛直方向上側の幅方向長さが相対的に長く、鉛直方向下側の幅方向長さが相対的に短くなるように、傾斜面654d4が形成される。
これにより、エレベータ用ボタン装置650は、ボタンカバー54を所定位置に回動させた状態で、ボタンカバー54がボタン枠53に対して特定の方向にねじられたときに、ボタンカバー54がボタン枠53からはずれにくい構成とすることができる。例えば、右利きの利用者の場合、右手で時計回りにねじる動きの方が、力を入れ易い傾向にある。これに対して、エレベータ用ボタン装置650は、突起部654d1、654d2の傾斜面654d3、654d4が上記のような位置関係で形成される。これにより、エレベータ用ボタン装置650は、ボタンカバー54が閉位置から90度程度開いた位置で、時計回りにねじられた場合にボタン枠53からはずれにくい構成とすることができる。なお、エレベータ用ボタン装置650は、突起部654d1、654d2の傾斜面654d3、654d4を適宜調節することで、ボタンカバー54がはずれにくくなる位置、及び、はずれにくいねじり方向を適宜調節することができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置650、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態7]
図15は、実施形態7に係るボタンカバーの部分正面図である。実施形態7に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、突起部の形状が実施形態1、2、3、4、5、6とは異なる。
図15に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置750は、エレベータ用操作盤100に適用される。そして、本実施形態のボタンカバー54に形成される一対の突起部754dは、曲面状に形成される。これにより、ボタンカバー54は、突起部754dが凹部53iに挿入され、ボタン枠53に組み付けられた状態で、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、当該曲面状に形成された突起部754dに応力が集中し易い形状とすることができる。この結果、ボタンカバー54は、ボタン枠53等よりも先に突起部754dが破損し易い形状とすることができる。したがって、エレベータ用ボタン装置750は、ボタン枠53等よりも交換し易いボタンカバー54が先に破損するような構成とすることができる。この結果、エレベータ用ボタン装置750は、ボタンカバー54が引っ張られた場合に、破損したときの取り替えが容易なボタンカバー54を破損させるかわりに、ボタン枠53等を破損から保護することができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置750、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態8]
図16は、実施形態8に係るボタンカバーの部分正面図である。実施形態8に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、突起部の形状が実施形態1、2、3、4、5、6、7とは異なる。
図16に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置850は、エレベータ用操作盤100に適用される。そして、本実施形態のボタンカバー54に形成される一対の突起部854dは、回動軸線X1の周方向に沿って形成される環状溝854fを有する。環状溝854fは、円柱状に形成される突起部854dの外周面において周方向に貫通した円環状に形成される。これにより、ボタンカバー54は、突起部854dが凹部53iに挿入され、ボタン枠53に組み付けられた状態で、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、当該環状溝854fに応力が集中し易い形状とすることができる。この結果、ボタンカバー54は、ボタン枠53等よりも先に突起部854dの環状溝854fで破損し易い形状とすることができる。したがって、エレベータ用ボタン装置850は、ボタン枠53等よりも交換し易いボタンカバー54が先に破損するような構成とすることができる。この結果、エレベータ用ボタン装置850は、ボタンカバー54が引っ張られた場合に、破損したときの取り替えが容易なボタンカバー54を破損させるかわりに、ボタン枠53等を破損から保護することができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置850、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態9]
図17は、実施形態9に係るボタン枠の幅方向に沿った断面図である。実施形態9に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、ボタン枠の所定の位置に切り欠きが設けられる点で実施形態1、2、3、4、5、6、7、8とは異なる。
図17に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置950は、エレベータ用操作盤100に適用される。そして、本実施形態では、突起部54dと凹部53iとの係合部位は、ボタン枠53とフェースプレート55との係合部位、ここでは、係合爪部53bよりも外れ易い構成となっている。
本実施形態では、ボタン枠53は、凹部53iが設けられる部分、ここでは、カバー支持突部53cの基端部に切り欠き953jが形成される。切り欠き953jは、各カバー支持突部53cに対してそれぞれ形成される。切り欠き953jは、カバー支持突部53cの基端部、すなわち、奥行き方向背面側の端部において、幅方向に沿って形成される。各切り欠き953jは、傾斜面53f側が閉塞している一方、他端側が収容空間部53hに開口している。
これにより、ボタン枠53は、凹部53iに突起部54dが挿入され、ボタンカバー54が組み付けられた状態で、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、各カバー支持突部53cが幅方向外側に向けて撓みやすい形状とすることができる。この結果、エレベータ用ボタン装置950は、ボタンカバー54が引っ張られた際に、突起部54dと凹部53iとの係合部位が、ボタン枠53の係合爪部53bよりも外れ易い構成とすることができる。
したがって、エレベータ用ボタン装置950は、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、ボタンカバー54がボタン枠53からはずれ易くすることができる。この結果、エレベータ用ボタン装置950は、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、ボタンカバー54がボタン枠53からすぐにはずれることで、ボタン枠53やボタンカバー54の破損自体を抑制することができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置950、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
[実施形態10]
図18は、実施形態10に係るボタンカバーの正面図である。実施形態10に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、ボタンカバーの所定の位置に切り欠きが設けられる点で実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9とは異なる。
図18に示す本実施形態のエレベータ用ボタン装置1050は、エレベータ用操作盤100に適用される。そして、本実施形態では、突起部54dと凹部53iとの係合部位は、ボタン枠53とフェースプレート55との係合部位、ここでは、係合爪部53bよりも外れ易い構成となっている。
本実施形態では、ボタンカバー54は、幅方向に対する一対の突起部54dの間に切り欠き1054gが形成される。切り欠き1054gは、回動軸部54bに設けられる。切り欠き1054gは、ボタン枠53に組み付けられ、閉位置にある状態で、鉛直方向上側に開口している。
これにより、ボタンカバー54は、突起部54dが凹部53iに挿入され、ボタン枠53に組み付けられた状態で、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、一対の突起部54dが設けられた部分が幅方向内側に向けて撓みやすい形状とすることができる。この結果、エレベータ用ボタン装置1050は、ボタンカバー54が引っ張られた際に、突起部54dと凹部53iとの係合部位が、ボタン枠53の係合爪部53bよりも外れ易い構成とすることができる。
したがって、エレベータ用ボタン装置1050は、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、ボタンカバー54がボタン枠53からはずれ易くすることができる。この結果、エレベータ用ボタン装置1050は、当該ボタンカバー54が引っ張られた際に、ボタンカバー54がボタン枠53からすぐにはずれることで、ボタン枠53やボタンカバー54の破損自体を抑制することができる。
以上で説明したエレベータ用ボタン装置1050、エレベータ用操作盤100は、ボタン枠53を有効活用し、簡単にボタンカバー54を設置することができ、その上で、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
なお、上述した実施形態に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤は、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
以上で説明した実施形態、変形例に係るエレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤によれば、簡単に設置することができ、適正に特定のボタンへの誤入力を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
50 エレベータ用ボタン装置
51 ボタントップ
53 ボタン枠
53a 枠状部
53c カバー支持突部
53e 前面
53h 収容空間部
53i 凹部
54 ボタンカバー
54a カバー部本体
54b 回動軸部
54c 段付部
X1 回動軸線
実施形態のエレベータ用ボタン装置は、ボタントップと、ボタン枠と、ボタンカバーとを備える。ボタントップは、エレベータに設けられる。ボタン枠は、前記ボタントップの周囲を囲む。ボタンカバーは、前記ボタン枠の鉛直方向上端部に支持され、水平方向に沿った回動軸線を中心として、前記ボタントップの前面を覆う閉位置と前記ボタントップの前面が露出した開位置とに上下回動自在である。前記ボタン枠は、前記ボタントップを囲うように形成される枠状部と、前記枠状部の鉛直方向上端部から奥行き方向前面側に向けて突出し、前記枠状部の幅方向両端に一対で形成される各カバー支持突部とを有する。前記ボタンカバーは、前記閉位置で前記ボタン枠の前面と当接し、輪郭が当該ボタン枠の前面の輪郭と同等に形成されるカバー部本体と、当該カバー部本体の鉛直方向上側となる1つの辺に幅方向に沿って設けられ、前記カバー部本体の前記幅方向の寸法より短く形成される回動軸部を有する。前記回動軸部は前記各カバー支持突部の間に位置し、前記各カバー支持突部に対して回動自在に支持される。

Claims (8)

  1. エレベータに設けられるボタントップと、
    前記ボタントップの周囲を囲むボタン枠と、
    前記ボタン枠の鉛直方向上端部に支持され、水平方向に沿った回動軸線を中心として、前記ボタントップの前面を覆う閉位置と前記ボタントップの前面が露出した開位置とに上下回動自在であるボタンカバーとを備えることを特徴とする、
    エレベータ用ボタン装置。
  2. 前記ボタンカバーは、前記閉位置で前記ボタン枠の前面と当接し、輪郭が当該ボタン枠の前面の輪郭と同等に形成されるカバー部本体を有する、
    請求項1に記載のエレベータ用ボタン装置。
  3. 前記ボタンカバーは、前記ボタン枠の前面と当接する前記閉位置から、前記ボタン枠が設けられるフェースプレートと当接する全開位置まで、180度以上回動可能である、
    請求項1又は請求項2に記載のエレベータ用ボタン装置。
  4. 前記ボタン枠は、前面側から、当該ボタン枠が設けられるフェースプレート側に向って徐々に広がる傾斜面が形成された枠状部を有し、
    前記ボタンカバーは、前記閉位置で、端面が前記ボタン枠の前面に対して垂直となるように形成される、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ用ボタン装置。
  5. 前記回動軸線は、鉛直方向に対して前記ボタントップと重ならない位置に設定される、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータ用ボタン装置。
  6. 前記ボタン枠の鉛直方向上端部、又は、前記ボタンカバーの一方の幅方向両側に水平方向に沿って設けられる一対の凹部と、
    前記ボタン枠の鉛直方向上端部、又は、前記ボタンカバーの他方の幅方向両側に水平方向に沿って設けられる一対の突起部とを備え、
    前記ボタンカバーは、各前記突起部が各前記凹部に挿入されることで、前記ボタン枠の鉛直方向上端部に水平方向に沿った回動軸線を中心として回動自在に支持される、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエレベータ用ボタン装置。
  7. 前記突起部は、前記ボタンカバーに設けられ、
    前記凹部は、前記ボタン枠の鉛直方向上端部に設けられると共に当該ボタン枠が設けられるフェースプレート側まで貫通し、
    前記ボタンカバーは、前記突起部が前記凹部内で前記ボタン枠と前記フェースプレートとに支持される、
    請求項6に記載のエレベータ用ボタン装置。
  8. エレベータの乗りかご内、又は、乗場に設けられ利用者の操作を受け付けるエレベータ用操作盤であって、
    ボタントップと、前記ボタントップの周囲を囲むボタン枠と、前記ボタン枠の鉛直方向上端部に支持され、水平方向に沿った回動軸線を中心として、前記ボタントップの前面を覆う閉位置と前記ボタントップの前面が露出した開位置とに上下回動自在であるボタンカバーとを有するエレベータ用ボタン装置を備えることを特徴とする、
    エレベータ用操作盤。
JP2013156761A 2013-07-29 2013-07-29 エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤 Pending JP2015024916A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013156761A JP2015024916A (ja) 2013-07-29 2013-07-29 エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤
CN201410267313.3A CN104340791A (zh) 2013-07-29 2014-06-16 电梯用按钮装置及电梯用操作盘
SG10201403594WA SG10201403594WA (en) 2013-07-29 2014-06-25 Elevator button device and elevator operation panel
HK15103576.9A HK1203067A1 (en) 2013-07-29 2015-04-13 Elevator button device and elevator operation panel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013156761A JP2015024916A (ja) 2013-07-29 2013-07-29 エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015024916A true JP2015024916A (ja) 2015-02-05

Family

ID=52489894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013156761A Pending JP2015024916A (ja) 2013-07-29 2013-07-29 エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2015024916A (ja)
CN (1) CN104340791A (ja)
HK (1) HK1203067A1 (ja)
SG (1) SG10201403594WA (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152161B1 (ko) * 2020-06-25 2020-09-07 (유)신일 수동 자동 강하 조작 및 핸들 조작이 용이한 권양기
JP7145564B1 (ja) * 2021-09-09 2022-10-03 東芝エレベータ株式会社 エレベータの操作ボタン装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106629346A (zh) * 2016-12-20 2017-05-10 广东卓梅尼技术股份有限公司 轿厢操作面板

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103991U (ja) * 1979-01-13 1980-07-19
JPS60145513U (ja) * 1984-03-05 1985-09-27 和泉電気株式会社 カバ−取付装置
JPH07232869A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Toshiba Corp エレベータの警報ボタン
JP2004348985A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Matsushita Electric Works Ltd カバー付きスイッチ構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05193848A (ja) * 1992-01-16 1993-08-03 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの非常用押釦装置
JP4222535B2 (ja) * 2000-03-31 2009-02-12 日本開閉器工業株式会社 ガードバリア
JP4606892B2 (ja) * 2005-02-01 2011-01-05 東芝エレベータ株式会社 エレベータ用ボタン装置
JP4906494B2 (ja) * 2006-12-20 2012-03-28 株式会社日立製作所 エレベータ用かご内操作盤

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103991U (ja) * 1979-01-13 1980-07-19
JPS60145513U (ja) * 1984-03-05 1985-09-27 和泉電気株式会社 カバ−取付装置
JPH07232869A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Toshiba Corp エレベータの警報ボタン
JP2004348985A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Matsushita Electric Works Ltd カバー付きスイッチ構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152161B1 (ko) * 2020-06-25 2020-09-07 (유)신일 수동 자동 강하 조작 및 핸들 조작이 용이한 권양기
JP7145564B1 (ja) * 2021-09-09 2022-10-03 東芝エレベータ株式会社 エレベータの操作ボタン装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN104340791A (zh) 2015-02-11
HK1203067A1 (en) 2015-10-16
SG10201403594WA (en) 2015-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180111792A1 (en) Elevator virtual hall call panel systems and methods of operation
JP2015024916A (ja) エレベータ用ボタン装置、及び、エレベータ用操作盤
JP6830501B2 (ja) エレベーター
EP3153455B1 (en) Rope hoist
JP6893290B2 (ja) エレベータの手挟み防止用安全装置
JP6377250B2 (ja) エレベータの操作盤
JP6305257B2 (ja) エレベータの非常呼びボタン装置
KR100904919B1 (ko) 엘리베이터도어의 상부이탈방지장치
JP6170125B2 (ja) 乗りかご装置
JP2018104118A (ja) エレベーターのインジケーター設置器具
JP4789472B2 (ja) 展望エレベータのかご内操作盤
JP6643136B2 (ja) エレベータの乗場操作装置
JP5788846B2 (ja) エレベータ用巻上機および該エレベータ用巻上機を備えたエレベータ
JP6289601B1 (ja) エレベータの三方枠装置
JP6158112B2 (ja) エレベーター
JP2011184185A (ja) エレベータ用かご内操作盤及びそれを備えたエレベータ
WO2020084661A1 (ja) エレベーターの操作ボタンおよびエレベーターの操作盤
JP2013220858A (ja) エレベータ装置
JP2020132382A (ja) エレベーターのかごの内部において防災用品を収納する防災装置
KR20200086852A (ko) 로프형 승강장치
EP3534505B1 (en) Electric motor for an elevator system and elevator system comprising such a motor
JP2015205754A (ja) エレベータ用押釦保護装置
JP6992909B2 (ja) エレベーターの操作ボタンおよびエレベーターの操作盤
JP2021136144A (ja) スイッチ装置
JP7126207B2 (ja) エレベータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150317