JP6643136B2 - エレベータの乗場操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータ乗場周辺に設置されてかご呼びボタンが設けられるエレベータの乗場操作装置に関する。
エレベータの保守点検をする際、巻上機用モータや乗場開閉扉等を制御する制御盤につながるケーブルに外部機器を接続して、エレベータの保守点検を行うことがある。例えば、特許文献1のエレベータでは、エレベータの乗降口側方にあるカゴ呼びボタンが設置される乗場カバーの裏側にボックスが埋設され、そのボックス内に制御盤につながるケーブルに接続するためのコネクタが収納されている。そして、エレベータの保守点検を行う際には、乗場カバーで取外可能な取外部を取り外して、その取り外しによって生じた開口を介してボックス内からコネクタを取り出し、外部機器をコネクタに接続するようになっている。
特開2011−16293号公報
上記特許文献1のエレベータでは、保守点検の際に乗場カバーの取外部を取り外す必要があるので、その取り外しに労力を要する。また、乗場カバーの背後には多くの配線、例えば、カゴ呼びボタンや表示部につながる配線等が配置されるので、保守点検終了後に取外部を嵌め込む際に誤って配線を挟み込むと地絡が生じる虞がある。更には、配線等を挟まないように注意する必要があるので、保守点検終了後の取外部の嵌め込みに時間を要する場合がある。
本発明の目的は、制御盤につながるケーブルへの接続の労力を軽減でき、配線の挟み込みに起因する地絡も抑制できるエレベータの乗場操作装置を提供することにある。
本発明に係るエレベータの乗場操作装置は、エレベータ乗場の壁に設置されるケースと、前記ケースの表側面に露出すると共に、カゴを呼び出すカゴ呼びボタンと、前記ケース内に配置され、制御盤に接続されたケーブルを外部機器に接続するコネクタと、前記ケース及び前記ケース内の少なくとも一方に設けられ、前記コネクタを前記外部機器に接続可能にするために露出可能とする露出機構と、を備え、前記ケースは、前記露出機構を動作させるためのキーを外部から挿入するためのキー挿入部を有する。
本発明によれば、ケースが、コネクタを外部機器に接続可能にする露出機構を動作させるためのキーを外部から挿入するためのキー挿入部を有するので、キーをキー挿入部に挿入して当該露出機構を動作させるだけで、制御盤につながるコネクタを外部機器に接続可能とできる。したがって、制御盤に外部機器を接続しなければならない保守点検時等に、乗場操作装置から如何なる部位も脱着させる必要がないので、制御盤に外部機器を接続する労力を軽減でき、配線の挟み込みに起因する地絡も抑制できる。
また、キーをキー挿入部に挿入しないと、コネクタを外部機器に接続可能とする露出機構が動作しないので、キーを有さないエレベータの乗客等が誤って露出機構を動作させる心配もない。
また、本発明において、前記露出機構は、前記ケースにおいて前記壁から突出する突出側壁面に設けられた開閉扉であり、前記キー挿入部は、前記開閉扉に設けられた錠の鍵孔であり、挿入された前記キーにより、前記露出機構が動作し、前記開閉扉の室側の表面と、前記ケースの鉛直方向に延在する片側の側壁の内面との間には、蝶番が締結部材で固定されて、前記開閉扉を回転させることで前記開閉扉を閉位置と開位置との間を移動させ、前記開閉扉は、前記閉位置において前記ケースの底板の一部を構成し、前記開閉扉が開位置に位置しているときに、前記コネクタを外部に引っ張り出せるようになっていてもよい。

この場合、キーを鍵孔に差し込んで開閉扉を開くだけで、ケースに開口を構成でき、この開口を介してコネクタを外部機器に接続可能にできる。したがって、外部機器をコネクタに接続させる労力を大きく軽減できる。
また、本発明において、前記ケースにおいて前記壁から突出する突出側壁面の底部に、前記キー挿入部を構成するキー用貫通孔と、コネクタ用貫通孔とを設け、前記露出機構は、前記コネクタを取り付けた取付具と、前記取付具を前記ケースに対して係止することにより前記取付具を前記ケース内に保持するストッパとを有し、前記キー用貫通孔から挿入された前記キーで前記ストッパを係止位置から移動させると、前記ストッパによる前記取付具の係止が解除されて、前記コネクタの少なくとも一部が重力によって前記コネクタ用貫通孔を通過して前記ケースの外側に移動するようになっていてもよい。
上記キー用貫通孔は、上記コネクタ用貫通孔とつながっていてもよく、上記コネクタ用貫通孔と別の孔であってもよい。
この場合、キー用貫通孔から挿入したキーでストッパを係止位置から移動させるだけで、コネクタの少なくとも一部を重力によってケース外に移動させることができる。したがって、外部機器をコネクタに接続させる労力を大きく軽減できる。
本発明のエレベータの乗場操作装置によれば、制御盤につながるケーブルへの接続の労力を軽減でき、配線の挟み込みに起因する地絡も抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るエレベータの最下階の乗場を示す斜視図である。 乗場操作装置を下側から見たときの模式斜視図である。 キーによって錠が開錠されて、開閉扉が開かれた状態となっている乗場操作装置のコネクタが外部機器と接続されている様子を示す模式斜視図である。 乗場操作装置のケースの底部周辺を図2のB-B線で切断したときの模式断面図である。 図1のA-A線断面図である。 (a)は、第2実施形態の乗場操作装置におけるケースの内部構造を説明するためにケースを断面にした模式正面図であり、コネクタがケースのコネクタ収容部に収容されている状態でのコネクタ収容部の内部構造を示す模式正面図である。また、(b)は、(a)のD-D線模式断面図であり、(c)は、コネクタ収容部の底部の周辺を、(b)にF-F線で示す切断面で切断したときの模式断面図である。 (a)は、コネクタの一部がコネクタ収容部外に突出している状態を示す図6(a)に対応する模式正面図であり、(b)は、図7(a)のG-G線模式断面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。
図1は、本発明の第1実施形態に係るエレベータ100の最下階の乗場を示す斜視図である。
図1に示すように、エレベータ100は、乗場のドア1の側方にある壁4に配置される乗場操作装置50を備える。乗場操作装置50は、ケース10、表示部11及びカゴ呼びボタン12を有する。表示部11及びカゴ呼びボタン12は、ケース10の表側面15に露出するようにケース10に設けられる。
表示部11は、文字や記号をデジタル表示する発光パネル18(図5参照)を内蔵してもよく、発光パネルの代わりにより精細な画像表示ができる液晶表示パネルを内蔵してもよい。表示部11は、エレベータの制御盤16(図5参照)による制御でエレベータのカゴの運行状況を表示する。詳しくは、表示部11は、カゴの位置及び進行方向を表示する。図1に示す例では、表示部11は、カゴが2階から上方に移動していることを表示している。表示部11は、カゴの位置及び進行方向のほか、最大積載荷重を超えた重量であることを示す「満員」や、サービスを行っていない状態であることを示す「休止」や、災害などによって通常と異なる運転をしていることを示す「非常」等を表示できるようになっていてもよい。
カゴ呼びボタン12は、ケース10における表示部11の下方側に設けられる。この例では、乗場操作装置50が最下階の乗場に設けられているので、カゴ呼びボタン12は、カゴを呼び出した後に上側に向かわせる信号を、制御盤16に入力するボタンのみで構成される。制御盤16は、各階の乗場にあるカゴ呼びボタンやカゴ内に設けられる行先階ボタン等から入力される信号に基づいて、カゴや釣合錘を吊り下げるメインロープの巻き上げを行う巻上機のモータ等を制御することによってカゴの運行を制御する。機械室がないエレベータの場合、制御盤16は、カゴが昇降する昇降路下端のピッチ周辺に設けられることが多い。よって、エレベータに機械室がない場合、本例のように乗場操作装置50を最下階の乗場に設けるとこのましい。
なお、本実施形態の乗場操作装置は、最上階又は中間階に設けられてもよい。本実施形態の乗場操作装置を最上階に設ける場合、カゴ呼びボタンに付される矢印は、図1に示した矢印の向きとは逆の下向きになっている。この場合、カゴ呼びボタンが操作されると、カゴを呼び出した後に下側に向かわせる信号が制御盤に入力される。また、本実施形態の乗場操作装置を中間階に設ける場合、カゴ呼びボタンは、例えば、図1に示すボタンと、そのボタンの下側に配置され、矢印の向きが下側のボタンとで構成されることができる。そして、上側のボタンが操作されると、カゴを呼び出した後に上側に向かわせる信号が制御盤に入力され、下側のボタンが操作されると、カゴを呼び出した後に下側に向かわせる信号が制御盤に入力される。
図2は、乗場操作装置50を下側から見たときの模式斜視図である。図2に示すように、ケース10は、エレベータ乗場の壁4から外側に突出する突出側壁面32を有する。突出側壁面32の底部33には開閉扉34が設けられている。開閉扉34には錠が設けられ、錠の鍵孔35が外部に露出している。
開閉扉34は、コネクタ40(図3,図5参照)を外部機器96(図3参照)に接続可能にするための露出機構を構成し、鍵孔35は、キー挿入部を構成する。図2に示す状態では、図示しないキーによって開閉扉34が閉まった状態でロックされている。
図3は、キーによって錠が開錠されて、開閉扉34が開かれた状態となっている乗場操作装置50の模式斜視図である。図3に示すように、開閉扉34は、開かれた状態で重力によって略鉛直方向に延在する。開閉扉34は、水平方向と鉛直方向との間を図3に矢印Cで示す向きに旋回可能となっている。開閉扉34が鉛直方向に延在している開状態で突出側壁面32の底部33には、ケース10の外部と、ケース10の内部にある室とを連通する開口が形成される。
図4は、ケース10を図2のB-B線で切断したときの断面図である。図4に示すように、開閉扉34の室51側の表面34aと、ケース10の鉛直方向に延在する片側の側壁52の内面52aとの間には、蝶番55が各側1つずつで合計2つの締結部材56で固定されている。また、開閉扉34には鍵孔が外部に露出している状態で錠57が埋め込まれている。錠57は、開閉扉34の底部を貫通するネジ孔の雌ネジに螺合する雄ネジを有するネジ部87と、ネジ部87の室51側の先端側から水平方向に延在するストッパ58とを有する。鍵孔35(図2参照)に図示しないキーを挿し込んでネジ部87を回転させることにより、ストッパ58を、回転させるようになっている。そして、ストッパ58を、ストッパ58の係止部59がケース10における室51側の底88のうちで開閉扉34以外の部分に接触することによって開閉扉34が閉じる閉位置と、ストッパ58の係止部59が該開閉扉34以外の部分と非接触となって開閉扉34が開く開位置との間を適宜回転させて、開閉扉34の開閉を行うようになっている。
なお、図4に示す例では、キーで錠57のネジ部87を回転させることによって開閉扉34の開閉を行う場合について説明した。しかし、錠は、ケースとケースから突出可能な突出部とを有する構成であってもよい。そして、キーを錠の鍵孔に挿し込んでケースから突出部を突出させて、その突出部を開閉扉に対向する静止部の凹部に収容させることにより開閉扉を閉じる一方、キーを錠の鍵孔に挿し込んでケース内に突出部を収容することにより開閉扉を開く構成にしてもよい。このように、開閉扉は、キーによって開閉可能な如何なる構造で構成されてもよい。
再度、図3を参照して、ケース10内には、制御盤16(図5参照)につながるケーブル19を外部機器96のコネクタ95に接続するためのコネクタ40が収容されている。ここで、外部機器96は、制御盤16にエレベータの各機器を制御させる信号を入力するための入力機器である。外部機器96は、専用の機器で構成されることができ、ポータブルコンピュータのような汎用の携帯端末で構成されることもできる。また、コネクタ40,95は、如何なる形式のコネクタであってもよく、例えば、USBコネクタ、WM(ウォークマン(登録商標))コネクタ、Dsubコネクタ又はDINコネクタ等で構成されることができる。
図3に示すように、開閉扉34が開状態のときにケース10の底部33に形成される開口を通じてコネクタ40を外部に引っ張り出せるようになっている。コネクタ40が外部に引っ張り出された状態で、コネクタ40を外部機器96のコネクタ95に接続するようになっている。
図5は、図1のA-A線断面図である。図5に示すように、乗場操作装置50のケース10は、乗場の壁4から外部に突出するコネクタ収容部60と、壁4に設けられた凹部に埋設されて乗場側に開口する埋設部61とで構成される。コネクタ収容部60は、内部にコネクタ40を収容するコネクタ収容室67を有する。コネクタ収容部60は、壁4側の壁面69に埋設部61側に開口する貫通孔63を有する。
図5に示すように、該壁面69の裏側面における鉛直方向の上下両側には、板バネ70,71がビス73,74により固定されている。コネクタ収容部60は、板バネ70,71が埋設部61の開口周辺部75を鉛直方向に押圧する付勢力によって埋設部61に取り外し可能に装着されている。
コネクタ収容部60における乗場側の表側板部77には、表示部11やカゴ呼びボタン12が設置されている。また、コネクタ40は、重力によってコネクタ収容室67の底部80に接触している。コネクタ収容室67の底部80の一部を構成する開閉扉34を開くことによって、コネクタ40をコネクタ収容室67から外側に引き出すようになっている。このように、コネクタ40が乗場の壁4から外部に突出するコネクタ収容部60内のコネクタ収容室67に配置されるので、コネクタ40は外部機器に接続し易くなっている。
表示部11、カゴ呼びボタン12及びコネクタ40からのケーブル19,90,91は、コネクタ収容部60の貫通孔63を通過して埋設部61側に延び、その後、束ねられて埋設部61に設けられた孔84から壁4をつき抜けて昇降路側に引き出される。ケーブル19,90,91は、昇降路側に引き出された後、昇降路のピッチ付近に設置された制御盤16に接続されている。
上記第1実施形態によれば、ケース10が、コネクタ40を外部機器96に接続可能にする開閉扉34を動作させるためのキーを外部から挿入するための鍵孔35を有するので、キーを鍵孔35に挿入して開閉扉34を開くだけで、制御盤16につながるコネクタ40を外部機器96に接続可能にできる。したがって、制御盤16に外部機器96を接続しなければならない保守点検時等に、乗場操作装置50から如何なる部位も脱着させる必要がないので、制御盤16に外部機器96を接続する労力を軽減でき、ケーブル19,90,91の挟み込みに起因する地絡も抑制できる。
更には、コネクタ40を外部機器96に接続可能にするための露出機構が、開閉扉34であるので、キーを鍵孔35に差し込んで開閉扉34を開くだけで、ケース10に開口を構成できて、コネクタ40を外部機器96に接続可能とできる。したがって、コネクタ40を外部機器96に接続させる労力を大きく軽減できる。
なお、上記第1実施形態では、開閉扉34がケース10の突出側壁面32の底部33に設けられる場合について説明したが、開閉扉は、ケース10の表側板部77(図1参照)や、ケース10の突出側壁面32で奥行き方向に延在する側壁部78(図1参照)に設けられてもよい。
また、上記第1実施形態では、制御盤16につながるコネクタ40がケース10において乗場の壁4から突出するコネクタ収容部60内に収容される場合について説明したが、制御盤につながるコネクタは、ケースにおいて乗場の壁に埋め込まれた埋設部に収容されてもよい。
図6及び図7は、本発明の第2実施形態に係るエレベータの乗場操作装置150を説明するための模式図である。詳しくは、図6(a)は、乗場操作装置150のコネクタ収容部160の内部構造を説明するためにコネクタ収容部160を断面にした模式正面図であり、コネクタ140がコネクタ収容部160に収容されている状態でのコネクタ収容部160の内部構造を示す模式正面図である。また、図6(b)は、図6(a)のD-D線模式断面図であり、図6(c)は、ケース110において壁104から突出する突出側壁面132の底部179周辺を、図6(b)にF-F線で示す切断面で切断したときの模式断面図である。また、図7(a)は、コネクタ140の一部がケース110のコネクタ収容部160外に突出している状態を示す図6(a)に対応する模式正面図であり、図7(b)は、図7(a)のG-G線模式断面図である。
なお、図6及び図7の模式図では、コネクタ140の一部をケース110から突出させる構造以外の構成、例えば、表示部、カゴ呼びボタン、コネクタ収容部160を埋設部161に固定する板バネ等は、図示を省略する。
図6(a)に示すように、乗場操作装置150は、コネクタ140が固定された取付具170及びストッパ171を有する。取付具170及びストッパ171は、コネクタ140を外部機器(図示せず)に接続可能にするための露出機構に含まれる。取付具170は、鉛直方向Zに延在する平板部180と、平板部180の表側面の上部からケース奥行き方向Xの乗場側に突出する突出部181とを有する。
ストッパ171は、変形可能な弾性部材からなる。ストッパ171は、ケース110の底177から鉛直方向Zの上方に延びている。図6(a)に示すように、ストッパ171の上部は、鉛直方向Zに行くにしたがってケース110の幅方向Yの内側に移動する屈曲部184を有する。図6(a)に示すように、ストッパ171が係止位置に存在して、コネクタ140がコネクタ収容部160に収容されている状態では、屈曲部184の上端が取付具170の突出部181の下面を支えることによって、取付具170が鉛直方向に落下しないようになっている。
図6(c)に示すように、ケース110のコネクタ収容部160の底部179には、底部
を鉛直方向Zに貫通するコネクタ用貫通孔155が設けられている。コネクタ用貫通孔155の幅方向Yの長さは、取付具170の幅方向Yの長さよりも長くなっており、取付具170がコネクタ用貫通孔155を通過可能になっている。
図6(c)に示すように、ケース110の底部179には、コネクタ用貫通孔155に幅方向Yに隣り合うようにキー用貫通孔158が設けられる。図6(a)を参照して、キー用貫通孔158から挿入されたキー190を、仮想線αで囲まれた鉛直方向Zに延びる通路領域を通過させて、キー190でストッパ171の屈曲部184を上方に押圧すると、屈曲部184が矢印Eで示す方向に移動して、屈曲部184の屈曲度合が小さくなる。その結果、屈曲部184の先端が取付具170の突出部181の下面から外れて、取付具170が重力によって鉛直方向下方に落下するようになっている。なお、キー190の形状としては、例えば、短冊形状やピン形状を好適に採用できる。
図6(a)に示すように、ケース110は、コネクタ収容部160において埋設部161側に位置する壁面部189から室内に突出する一対のガイドレール185を有する。一対のガイドレール185は、鉛直方向Zに延在する。取付具170は、一対のガイドレール185の間に配置され、一対のガイドレール185に案内されて落下する。
図6(b)に示すように、コネクタ140の厚さは、鉛直方向Zの上方になるにしたがって厚くなっている。加えて、コネクタ140の上部の厚さは、コネクタ用貫通孔155のケース奥行き方向Xの寸法よりも厚くなっており、コネクタ140の下部の厚さは、コネクタ用貫通孔155のケース奥行き方向Xの寸法よりも薄くなっている。その結果、図7(b)に示すように、コネクタ140の落下は、コネクタ140がコネクタ用貫通孔155に引っかかる箇所で終了する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、コネクタ140の落下が終了した状態で、コネクタ140の先端側がケース110の外側に突出するようになっている。この状態でコネクタ140を外部機器(図示せず)のコネクタに接続し、保守点検等を行うようになっている。
保守点検等の終了後、取付具170を図7(a),図7(b)に示す状態から持ち上げると、ストッパ171の屈曲部184は、取付具170の突出部181によって下側から力を受けて、図6(a)に矢印Eで示す方向に移動し、突出部181は、屈曲部184よりも上方に移動する。その後、屈曲部184が、矢印Eで示す方向と反対側に移動して、屈曲部184の先端が突出部181の下面を支えることによって図6に示すコネクタ収容状態に戻るようになっている。
上記第2実施形態によれば、キー用貫通孔158から挿入したキー190でストッパ171を係止位置から移動させるだけで、コネクタ140の先端部を重力によってケース110外に移動させることができ、外部機器に接続できる。したがって、外部機器をコネクタ140に接続させる労力を大きく軽減できる。
また、コネクタ140の落下が、コネクタ140がコネクタ用貫通孔155に引っかかる箇所で終了して、コネクタ140の全てがケース110の外に突出しないようになっている。よって、保守点検等の終了後に、コネクタ140を取り付けた取付具170を持ち上げるだけで、コネクタ140を保守点検等前の状態に容易かつ迅速に復帰させることができる。
なお、上記第2実施形態では、キー用貫通孔158がコネクタ用貫通孔155と別の孔である場合について説明したが、キー用貫通孔は、コネクタ用貫通孔とつながっていてもよい。また、上記第2実施形態では、コネクタ140の先端側の一部のみがコネクタ収容部160から外部に突出する場合について説明したが、コネクタの全てがコネクタ収容部から外部に突出する構成でもよい。
4 乗場の壁、 10, 110 ケース、 12 カゴ呼びボタン、 15 ケースの表側面、 16 エレベータの制御盤、 19 ケーブル、 32, 132 ケースの突出側壁面、 34 開閉扉、 35 鍵孔、 40, 140 コネクタ、 50, 150 乗場操作装置、 60, 160 コネクタ収容部、 96 外部機器、 155 コネクタ用貫通孔、 158 キー用貫通孔、 170 取付具、 171 ストッパ、 179 ケースの突出側壁面の底部、 190 キー。

Claims (2)

  1. エレベータ乗場の壁に設置されるケースと、
    前記ケースの表側面に露出すると共に、カゴを呼び出すカゴ呼びボタンと、
    前記ケース内に配置され、制御盤に接続されたケーブルを外部機器に接続するコネクタと、
    前記ケース及び前記ケース内の少なくとも一方に設けられ、前記コネクタを前記外部機器に接続可能にするために露出可能とする露出機構と、を備え、
    前記ケースは、前記露出機構を動作させるためのキーを外部から挿入するためのキー挿入部を有し、
    前記ケースにおいて前記壁から突出する突出側壁面の底部に、前記キー挿入部を構成するキー用貫通孔と、コネクタ用貫通孔とを設け、
    前記露出機構は、前記コネクタを取り付けた取付具と、前記取付具を前記ケースに対して係止することにより前記取付具を前記ケース内に保持するストッパとを有し、
    前記キー用貫通孔から挿入された前記キーで前記ストッパを係止位置から移動させると、前記ストッパによる前記取付具の係止が解除されて、前記コネクタの少なくとも一部が重力によって前記コネクタ用貫通孔を通過して前記ケースの外側に移動する、エレベータの乗場操作装置。
  2. エレベータ乗場の壁に設置されるケースと、
    前記ケースの表側面に露出すると共に、カゴを呼び出すカゴ呼びボタンと、
    前記ケース内に配置され、制御盤に接続されたケーブルを外部機器に接続するコネクタと、
    前記ケース及び前記ケース内の少なくとも一方に設けられ、前記コネクタを前記外部機器に接続可能にするために露出可能とする露出機構と、を備え、
    前記ケースは、前記露出機構を動作させるためのキーを外部から挿入するためのキー挿入部を有し、
    前記露出機構は、前記ケースにおいて前記壁から突出する突出側壁面に設けられた開閉扉であり、
    前記キー挿入部は、前記開閉扉に設けられた錠の鍵孔であり、挿入された前記キーにより、前記露出機構が動作し、
    前記開閉扉の室側の表面と、前記ケースの鉛直方向に延在する片側の側壁の内面との間には、蝶番が締結部材で固定されて、前記開閉扉を回転させることで前記開閉扉を閉位置と開位置との間を移動させ、
    前記開閉扉は、前記閉位置において前記ケースの底板の一部を構成し、
    前記開閉扉が開位置に位置しているときに、前記コネクタを外部に引っ張り出せるようになっている、エレベータの乗場操作装置。
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