JP2016034871A - エレベーター装置及びエレベーター装置のフェッシャープレート - Google Patents

エレベーター装置及びエレベーター装置のフェッシャープレート Download PDF

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Abstract

【課題】制御装置を、建屋の内壁に固定することなく、目立たなくする。【解決手段】フェッシャープレート12は、上プレート部20と下プレート部30を有している。上プレート部20は、プレート本体部21と、プレート本体部21と一体的に設けられている制御装置収容部22と、蓋部23と、を有している。制御装置収容部22は、建屋Bの内壁Wに向かって突出するように形成され、プレート本体部21側に開口24を有し、且つ、制御装置13の収容空間25を有している。蓋部23は、制御装置収容部22の開口24を塞ぐ。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベーター装置及びエレベーター装置のフェッシャープレートに関する。
エレベーター装置の乗りかごが昇降する昇降路を囲む建屋の周壁には、エレベーター装置の利用者が乗りかごから昇降路へ転落することを防止するために、フェッシャープレートが設けられている。
また、いわゆる展望用エレベーターは、昇降路外から昇降路が視認可能なため、エレベーター装置の制御装置、例えば建屋の各階におけるエレベーター乗り場に設けられた乗り場ドアや操作盤などの各種装置を制御する制御装置を目立たなくすることが望まれている。
そこで特許文献1には、昇降路内壁に設置されている制御装置を、フェッシャープレートで覆うエレベーターが記載されている。
特開2003−335476号公報
しかし、特許文献1に記載されたエレベーターでは、昇降路内壁、すなわち昇降路を囲む建屋の内壁に制御装置を設置する。そのため、建屋の構造や昇降路内に設けられた他の部材の配置などの制約条件から建屋の内壁に制御装置を設置できない場合には、建屋の内壁とフェッシャープレートとの間に制御装置を介在させることができない。したがって、制御装置が目立ってしまうという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、制御装置を、建屋の内壁に固定することなく、目立たなくすることができるエレベーター装置及びエレベーター装置のフェッシャープレートを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエレベーター装置は、昇降路内を昇降する乗りかごと、昇降路を囲む建屋の内壁と乗りかごとの間の距離を狭めるフェッシャープレートと、各種装置を制御する制御装置と、を備えるエレベーター装置であって、フェッシャープレートは、プレート本体部と、制御装置収容部と、蓋部と、を有する。プレート本体部は、内壁に所定の距離を空けて対向し、且つ、上下方向に延びる。制御装置収容部は、プレート本体部に一体的に設けられ、内壁に向かって突出するように形成され、プレート本体部側に開口を有し、且つ、制御装置の収容空間を有する。そして、蓋部は、開口を塞ぐ。
また、本発明のフェッシャープレートは、乗りかごが昇降する昇降路を囲む建屋の内壁と乗りかごとの間の距離を狭めるエレベーター装置のフェッシャープレートであって、プレート本体部と、制御装置収容部と、蓋部と、を有する。プレート本体部は、内壁に所定の距離を空けて対向し、且つ、上下方向に延びる。制御装置収容部は、プレート本体部に一体的に設けられ、内壁に向かって突出するように形成され、プレート本体部側に開口を有し、且つ、エレベーター装置の各種装置を制御する制御装置の収容空間を有する。そして、蓋部は、開口を塞ぐ。
本発明によれば、制御装置を、建屋の内壁に固定することなく、目立たなくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベーター装置の模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るフェッシャープレートの正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るフェッシャープレートの側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るエレベーター装置のフェッシャープレートの正面図である。 図4のA−A線断面図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係るエレベーター装置1及びエレベーター装置1のフェッシャープレート12について、図1〜図3を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
<エレベーター装置の概要>
まず、図1を参照して、エレベーター装置1の概要について説明する。図1は、第1の実施形態に係るエレベーター装置1の模式図である。
エレベーター装置1は、少なくとも側壁の一部がガラスなどの透明な部材で構成されている建物Bに設けられている。エレベーター装置1は、建屋Bに形成されている昇降路3内を昇降可能な乗りかご4と、つり合いおもり5と、これら両者を吊持するロープ6と、ロープ6が巻き掛けられた巻上機7を備えている。エレベーター装置1は、乗りかご4内の利用者が、建物B外の景色を見ることができる、いわゆる展望用エレベーターである。
なお、以下の説明において、昇降路3の底面を形成する昇降路底面2と水平な水平面上における一方向をX方向とし、同水平面上のX方向に直交する方向をY方向とする。また、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向(上下方向)とする。
巻上機7は、昇降路3内に配置され、ロープ6を駆動して、乗りかご4及び釣り合いおもり5を昇降路内で昇降させる。
乗りかご4は、かご枠8と、かご室9と、ドア装置10を有している。かご室9は、箱状に形成され、内部にエレベーター装置1の利用者(以下、単に「利用者」と称する場合がある)を収容する。かご枠8は、かご室9を囲む略四角枠状の部材である。
かご室9は、床を形成する略平板状の床部91と、床部91に対し上下方向に対向し、天井を形成する略平板状の天井部92と、を有している。また、かご室9は、床部91の周囲に立設されている側壁部93を有している。側壁部93には、利用者が乗降する乗降口(図示省略)が設けられている。また、側壁部93の少なくとも一部はガラスなどの透明な部材で形成されており、かご室9内の利用者は、かご室9及び建物Bの外の景色を見ることができる。また、かごドア装置10は、側壁部93に設けられている乗降口を開閉する。
また、かご室9の床部91には、かごドア装置10の下部をガイドするガイド溝(図示省略)を有する敷居94が設けられている。敷居94には、上下方向に延びる略矩形板状の部材であり、上端部が敷居94に固定されているエプロン95が設けられている。エプロン95は、建屋Bのエレベーター装置1の乗り場(以下、単に「乗り場」と称する場合がある)からかご室9内に移動する利用者が昇降路3内に落下することを防ぐために設けられている。
また、エレベーター装置1は、建屋Bの乗り場に設けられ、ドア装置10と連動して、建屋Bと昇降路3との連絡口を開閉する乗り場ドア11を有している。また、エレベーター装置1は、建屋Bの乗り場に設けられ、利用者が操作する操作盤(図示省略)、照明装置であるホールランタン(図示省略)及び乗りかごの位置を知らせるインジケーター(図示省略)を有している。
また、エレベーター装置1は昇降路3を囲む建屋Bの内壁Wに設けられ、かご室9の敷居94と内壁Wとの距離を狭めるフェッシャープレート12を有している。フェッシャープレート12は、かご室9内の利用者がかご室9から昇降路3内に落下することを防ぐために設けられている。
また、エレベーター装置1は、フェッシャープレート12の後述する制御装置収容部22(図2及び図3参照)に収容され、巻上機7、乗り場ドア11、操作盤、ホールランタンやインジケーターなどのエレベーター装置1の各種装置を制御する制御装置13(図2及び図3参照)を有している。
<フェッシャープレートの構成>
次に、図2及び図3を参照して、フェッシャープレート12の詳細な構成について、説明する。図2は、フェッシャープレート12の正面図である。また、図3は、フェッシャープレート12の側面図である。
図2及び図3に示すように、フェッシャープレート12は、上下方向に並列して配置された平板状のめっき鋼板である上プレート部20と下プレート部30によって形成されている。上プレート部20は、下プレート部30よりも上方に配置されている。
上プレート部20は、プレート本体部21と、制御装置収容部22と、蓋部23と、を有している。
プレート本体部21は、上下方向に延びる平板状の部材である。プレート本体部21は、Y方向に直交する一方の平面21aと他方の平面21b(図3参照)を有している。プレート本体部21の他方の平面21bが建屋Bの内壁Wに対して、Y方向に所定の距離を空けて対向している。また、プレート本体部21のX方向の両端部には、プレート本体部21の強度を高めるために、建屋Bの内壁Wに近づくように折曲した上部折曲部21cが形成されている。また、プレート本体部21には、図示は省略するが、蓋部を固定するためのボルト14を挿通するボルト挿通孔が形成されている。
制御装置収容部22は、図3に示すように、建屋Bの内壁Wに向かって突出するように形成され、プレート本体部21側に開口24を有し、且つ、制御装置13の収容空間25を有している。また、制御装置収容部22は、開口24を有する略箱状に形成され、周壁部26と底部27とを有している。底部27は、Y方向に直交する一方の平面と他方の平面27aを有し、他方の平面27aが建屋Bの内壁Wに対して、Y方向に対向している。周壁部26は、X方向に直交する一方の平面と他方の平面を有する2つの側壁部26aと、上下方向に対向する一方の平面と他方の平面を有し、X方向の両端部が2つの側壁部26aと連続する上壁部26b及び下壁部26cを有している。
周壁部26のY方向の一端部が開口24(図2参照)の外縁を形成し、且つ、プレート本体部21と連続している。また、周壁部26の他端部が底部27の外縁と連続している。周壁部26と底部27によって囲まれた空間が収容空間25(図2参照)となっており、この収容空間25には、制御装置13が収容されている。
制御装置収容部22は、プレート本体部21と一体的に設けられている。本実施形態では、プレート本体部21を形成する平板状のめっき鋼板を型押し加工して変形させることで、建屋Bの内壁Wに向かって突出するように形成された制御装置収容部22が設けられる。なお、開口を有する略箱状の部材を別途設け、また、この開口と同じ大きさの貫通孔をプレート本体部21に設け、略箱状の部材を、開口と貫通孔とが連通するように、プレート本体部21に溶着することで、制御装置収容部22を設けてもよい。
周壁部26における側壁部26aの下部には、角筒状の配線収容部28が設けられている。また、側壁部26aの下部には、配線収容部28の筒孔28aと収容空間25とを連通させるための連通孔(図示省略)が設けられている。配線収容部28の筒孔28a内には、エレベーター装置1の各種装置、例えば巻上機7や乗り場ドア11と、制御装置13と、を接続する配線15が収容されている。配線収容部28は、側壁部26aの下部からエレベーター装置1の各種装置まで延在している。なお、配線収容部28を、配線15の目立つ部分のみを筒孔28a内に収容するように、すなわちかご室9内の利用者が視認可能な配線15の部分のみを筒孔28aに収容するように、設けてもよい。
蓋部23は、略矩形状のめっき鋼板であり、Y方向に直交する一方の平面23aと他方の平面23bとを有している。蓋部23の他方の平面23bにおける外側は、プレート本体部21と接触するプレート接触面23cを形成する。蓋部23の各角部には、プレート本体部21に形成されているボルト挿通孔と連通するボルト挿通孔(図示省略)が形成されている。蓋部23は、連通したこれらボルト挿通孔を挿通するボルト14によってプレート本体部21に固定され、制御装置収容部22の開口24を塞ぐ。
図2に示すように、上プレート部20の上端部には、縦長のボルト挿通孔29aが形成されている。上プレート部20の上端部は、ボルト挿通孔29aを挿通するボルト16(図2参照)によって、トーガード17に固定されている。トーガード17は略矩形板状の部材であり、フェッシャープレート12とともに、かご室9内の利用者がかご室9から昇降路3内に落下することを防ぐために設けられる部材である。トーガード17は、長手方向がX方向に平行に、且つ、短手方向がZ方向に平行に配置されるように設けられている。また、トーガード17は、建屋Bの内壁Wにおける乗り場ドア11の敷居に近接する箇所で、内壁Wに設けられた第1補強部材18(図3参照)に固定されている。
また、上プレート部20の下端部には、横長のボルト挿通孔29bが形成されており、上プレート部20の下端部は、ボルト挿通孔29bを挿通するボルト16(図2参照)によって、内壁Wにおける第1補強部材18の下方に設けられた第2補強部材19に固定されている。
下プレート部30は、上下方向に延びる平板状の部材である。下プレート部30は、Y方向に直交する一方の平面30aと他方の平面30b(図3参照)を有している。下プレート部30の他方の平面30bが建屋Bの内壁Wに対して、Y方向に所定の距離を空けて対向している。また、下プレート部30のX方向の両端部には、下プレート部30の強度を高めるために、建屋Bの内壁Wに近づくように折曲した上部折曲部30cが形成されている。
下プレート部30の上端部には、縦長のボルト挿通孔31が形成されている。下プレート部30の上端部は、ボルト挿通孔31を挿通するボルト16(図2参照)によって、第2補強部材19に固定されている。また、下プレート部30の下端部は、Y方向に沿って建屋Bの内壁に向かって折曲する折曲部32が形成されている。折曲部32には、上下方向に貫通するボルト挿通孔(図示省略)が形成されている。下プレート部は、ボルト挿通孔を挿通するボルト16(図2参照)によって、乗り場ドア11のドアパネル11aを開閉するドア開閉装置11bに固定されている。また、下プレート部30の下端部には、メンテナンス作業を行う作業者が、折曲部32のボルト挿通孔に挿通したボルトに、かご室9内(又はかご室9上)からアクセス可能なように下部開口33(図2参照)が設けられている。
図3に示すように、上プレート部20の一方の平面20aと下プレート部30の一方の平面30aとは、面一となっている。
<作用>
本実施形態のエレベーター装置1では、フェッシャープレート12のプレート本体部21と一体的に設けられた制御装置収容部22に制御装置13が収容されている。また、制御装置収容部22の開口24がプレート本体部21に固定される蓋部23によって塞がれている。したがって、制御装置13を建屋Bの内壁Wに固定しないで、目立たなくすることができる(第1の作用)。
また、制御装置13を用いたメンテナンスを行う作業者は、蓋部23をプレート本体部21から取り外すことで、容易に、制御装置13を利用することができる(第2の作用)。
ここで、制御装置を建屋の内壁に固定する場合、制御装置の固定位置は、建屋の構造や昇降路内に設けられた他の部材の配置などの制約条件に応じて決定される。また、この制約条件は、同一の建屋に複数のフェッシャープレートを設置する場合、各フェッシャープレートの設置場所によっても異なる。したがって、制御装置を内壁に固定する場合、フェッシャープレートにおける制御装置へのアクセスを容易にする開口の位置が、上記制約条件に応じて多様となる。このため、共通のフェッシャープレートを異なる建屋に設置したり、同一の建屋の複数の箇所に設置したりすることが困難であった。しかし、本実施形態のフェッシャープレート12では、プレート本体部21と一体的に設けられた制御装置収容部22に制御装置13を収容し、制御装置13を建屋Bの内壁Wに固定しない。したがって、共通のフェッシャープレート12を、異なる建屋に設置したり、同一の建屋の複数の箇所に設置したりすることができる(第3の作用)。
また、制御装置収容部22は、エレベーター装置1の各種装置、例えば巻上機7や乗り場ドア11と、制御装置13と、を接続する配線15を収容する配線収容部28を有している。したがって、配線15も目立たなくすることができる(第4の作用)。
<第2の実施形態>
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2の実施形態に係るエレベーター装置101及びエレベーター装置101のフェッシャープレート112について、説明する。図4は、第2の実施形態に係るエレベーター装置101のフェッシャープレート112の正面図である。図5は、図4のA−A線断面図である。
なお、第2の実施形態にエレベーター装置101と第1の実施形態に係るエレベーター装置1とは、フェッシャープレート112における後述のプレート本体部121の構成のみ異なる。したがって、以下の説明では、フェッシャープレート112のプレート本体部121についてのみ説明を行い、第1の実施形態におけると共通する部材については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4及び図5に示すように、エレベーター装置101のフェッシャープレート112における上プレート部120のプレート本体部121は、上下方向に延びる平板状の部材である。プレート本体部121は、Y方向に直交する一方の平面121aと他方の平面121b(図5参照)を有している。プレート本体部121の他方の平面121bが建屋Bの内壁Wに対して、Y方向に所定の距離を空けて対向している。また、プレート本体部121のX方向の両端部には、プレート本体部121の強度を高めるために、建屋Bの内壁Wに近づくように折曲した上部折曲部121cが形成されている。
また、プレート本体部121の略中央部には、建物Bの内壁W側に凹み、蓋部23を収容する蓋収容部140が形成されている。図5に示すように、蓋収容部140は、蓋収容底部141と蓋収容周壁部142を有している。蓋収容底部141は、Y方向に直交する一方の平面141aと他方の平面141bを有し、他方の平面141bが建屋Bの内壁Wに対して、Y方向に対向している。
また、蓋収容底部141には、Y方向に貫通する貫通孔143が形成されている。貫通孔143の径は、制御装置収容部22の開口24の径と略同一に形成されており、貫通孔143、開口24及び収容空間25は、連通している。蓋収容底部141における貫通孔143を囲む部分は、四角枠状の縁部144を形成する。縁部144の各角部には、蓋部23を固定するためのボルトを挿通するボルト挿通孔(図示省略)が形成されている。また、縁部144における一方の平面141aは、蓋部23と接触する蓋部接触面141cを形成する。
蓋収容周壁部142は、X方向に直交する一方の平面と他方の平面を有する2つの蓋収容側壁部145と、上下方向に対向する一方の平面と他方の平面を有し、X方向の両端部が2つの蓋収容側壁部145と連続する蓋収容上壁部146及び蓋収容下壁部147を有している。
蓋収容周壁部142のY方向の一端部が蓋収容開口148の外縁を形成している。また、蓋収容周壁部142の他端部が蓋収容底部141の外縁と連続している。蓋収容周壁部142と蓋収容底部141によって囲まれた空間が蓋収容空間149となっており、この蓋収容空間149に、蓋収容開口148側から蓋部23が収容される。
蓋収容空間149に収容された蓋部23の他方の平面23bは、縁部144の一方の蓋部接触面141cと接触する。また、蓋部23に形成されているボルト挿通孔が縁部144に形成されているボルト挿通孔と連通する。これら連通したボルト挿通孔に挿通するボルト14によって蓋部23とプレート本体部121とが固定される。
また、プレート本体部121の蓋収容部140の上方部分及び蓋収容部140の上部におけるX方向の略中央部には、切欠き部150が形成されている。切欠き部150は、メンテナンスの作業者が蓋収容部140の蓋収容空間149に収容されている蓋部23を蓋収容部140から取り出せるように、プレート本体部121の蓋収容部140の上方部分、蓋収容上壁部146及び蓋収容底部141の縁部144を切欠いて形成されている。
また、蓋収容周壁部142のY方向の長さ、すなわち蓋収容部140の深さは、蓋部23の板厚及び蓋部23を固定するボルト14の頭部の厚みを合わせた厚み以上に設定されている。すなわち、蓋収容部140は、蓋部23の板厚及び蓋部23を固定するボルト14の頭部の厚みを合わせた厚み以上の深さを有するように、プレート本体部121を、建物Bの内壁W側に凹ませて形成されている。
<作用>
本実施形態のフェッシャープレート112を備えるエレベーター装置101のでは、上述の第1の実施形態における第1〜第4の作用を奏することができる。
また、プレート本体部121に、蓋部23の板厚及び蓋部23を固定するボルト14の頭部の厚みを合わせた厚み以上の深さを有するように建物Bの内壁W側に凹む蓋収容部140を設けたので、蓋部23及びボルト14がかご室9やドア装置10やエプロン95と干渉することを防止することができる。
また、蓋収容部140の上部におけるX方向の略中央部に、切欠き部150を形成したので、メンテナンス作業の作業者が蓋収容部140に収容されている蓋部23を蓋収容部140から容易に取り出すことができる。
<変形例>
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、第1の実施形態及び第2の実施形態では、いわゆる機械室のあるエレベーター装置1,101に本発明を適用した例を説明したが、機械室のない、いわゆる機械室レスのエレベーターに本発明を適用してもよい。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、フェッシャープレート12,112を上プレート部20,120と下プレート部30,130の2つのプレートで構成したが、フェッシャープレートを構成するプレートの数は建屋Bの構造などに応じて適宜変更可能である。
1…エレベーター装置、 3…昇降路、 4…乗りかご、 9…かご室、 11…乗り場ドア、 12…フェッシャープレート、 13…制御装置、 15…配線、 17…トーガード、 18…第1補強部材、 19…第2補強部材、 20…上プレート部、 21…プレート本体部、 22…制御装置収容部、 23…蓋部、 24…開口、 25…収容空間、 26…周壁部、 26a…側壁部、 26b…上壁部、 26c…下壁部、 27…底部、 28…配線収容部、 30…下プレート部、 91…床部、 92…天井部、 94…敷居、 95…エプロン

Claims (4)

  1. 昇降路内を昇降する乗りかごと、前記昇降路を囲む建屋の内壁と前記乗りかごとの間の距離を狭めるフェッシャープレートと、各種装置を制御する制御装置と、を備えるエレベーター装置であって、
    前記フェッシャープレートは、
    前記内壁に所定の距離を空けて対向し、且つ、上下方向に延びるプレート本体部と、
    前記プレート本体部に一体的に設けられ、前記内壁に向かって突出するように形成され、前記プレート本体部側に開口を有し、且つ、前記制御装置の収容空間を有する制御装置収容部と、
    前記開口を塞ぐ蓋部と、を有する
    エレベーター装置。
  2. 前記制御装置収容部と一体的に設けられ、前記制御装置収容部に収容されている前記制御装置と前記各種装置とを接続する配線を収容する配線収容部を有する
    請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記プレート本体部における前記開口の周囲には、前記蓋部の厚みと前記蓋部を固定するための部材の厚みとを合わせた厚み以上の深さを有するように、前記内壁側に凹み、前記蓋部を収容する蓋収容部が形成されている
    請求項1又は請求項2に記載のエレベーター装置。
  4. 乗りかごが昇降する昇降路を囲む建屋の内壁と前記乗りかごとの間の距離を狭めるエレベーター装置のフェッシャープレートであって、
    前記内壁に所定の距離を空けて対向し、且つ、上下方向に延びるプレート本体部と、
    前記プレート本体部に一体的に設けられ、前記内壁に向かって突出するように形成され、前記プレート本体部側に開口を有し、且つ、前記エレベーター装置の各種装置を制御する制御装置の収容空間を有する制御装置収容部と、
    前記開口を塞ぐ蓋部と、を有する
    エレベーター装置のフェッシャープレート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024100826A1 (ja) * 2022-11-10 2024-05-16 株式会社日立製作所 エレベーター装置

Cited By (1)

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WO2024100826A1 (ja) * 2022-11-10 2024-05-16 株式会社日立製作所 エレベーター装置

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