JP2003327378A - エレベータのかご上ダクト - Google Patents

エレベータのかご上ダクト

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JP2003327378A
JP2003327378A JP2002134576A JP2002134576A JP2003327378A JP 2003327378 A JP2003327378 A JP 2003327378A JP 2002134576 A JP2002134576 A JP 2002134576A JP 2002134576 A JP2002134576 A JP 2002134576A JP 2003327378 A JP2003327378 A JP 2003327378A
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duct
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elevator
cab
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Hidetsugu Ishihara
英嗣 石原
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かご室の上方のスペースの有効利用を図ると
共に、ピット冠水時に水に浸らないようにしたエレベー
タのかご上ダクトを提供する。 【解決手段】 かご室10と、かご室10を支持するか
ご枠11とを備え、かご枠11が、かご室10の両側に
配置されると共に上端がかご室10の上方に突出した左
右一対の立柱12,12と、かご室10の上方に配置さ
れると共に両端が立柱12の上端に接続された上梁13
とを有するエレベータに設けられ、かご室10の電気機
器に接続される電線や電気回路等を収納するエレベータ
のかご上ダクト14であって、かご室10の上方におい
て、一対の立柱12,12の上端間あるいは上梁13に
対して上下方向に配置されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのかご
室の電気機器に接続される電線や電気回路等を収納する
エレベータのかご上ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のロープ式エレベータの一例
の要部斜視図、図8は従来のダクトの取り付け構造の説
明図である。
【0003】図7において、101はかご室であり、か
ご枠102により支持されている。かご枠102は、か
ご室101の両側に配置されると共に上端がかご室10
1の上方に突出した左右一対の立柱103,103と、
かご室101の上方に配置されると共に両端が立柱10
3,103の上端に接続された上梁104とを有してい
る。
【0004】上梁104の上面にはヒッチプレート10
5が取り付けられており、その上面には、つり合いおも
り(図示せず)と連結するためのロープ106を掛ける
ロープヒッチ107が設けられている。
【0005】108はかご室101内の電気機器に接続
される電線や電気回路等を収納するダクトであり、制御
盤からの電線(図示せず)が引き込まれている。上梁1
04の上面にロープヒッチ107が有るため、ダクト1
08は、支持部材109を介して、図8(a)に示すよ
うに、上梁104の側方とかご床110の下方、あるい
は、図8(b)に示すように、上梁104の側方のみに
取り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエレベータ
では、ダクト108が上梁104の側方に取り付けられ
る構造であるため、かご室101の容積が小さいと、か
ご室101の上方にダクト108の配置スペースを確保
するのが困難であると共に、この配置スペースを確保す
ることによってかご室101の上方のスペースを有効に
利用することができなくなるという問題が有った。
【0007】また、かご床110の下方にダクト108
を取り付ける場合には、ピット冠水時にダクト108が
水に浸って内部に収納された電気回路等の機能が損なわ
れるという問題が有った。なお、図8(a)の場合に
は、ダクト108がかごの上下二箇所に配置されるた
め、二箇所で作業しなければならず、作業時間が多大に
なる恐れが有った。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、かご室の上方のスペースの有効利
用を図ると共に、ピット冠水時に水に浸らないようにし
たエレベータのかご上ダクトを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、かご室と、前記かご室を支持するかご枠
とを備え、前記かご枠が、前記かご室の両側に配置され
ると共に上端が前記かご室の上方に突出した左右一対の
立柱と、前記かご室の上方に配置されると共に両端が前
記立柱の上端に接続された上梁とを有するエレベータに
設けられ、前記かご室の電気機器に接続される電線や電
気回路等を収納するエレベータのかご上ダクトであっ
て、前記かご室の上方において、前記一対の立柱の上端
間あるいは前記上梁に対して上下方向に配置されたこと
を特徴ととしている。
【0010】このような構成によれば、ダクトが上梁の
側方のスペースを占有しないため、かご室上方のスペー
スの有効利用を図ることができる。また、ダクトがかご
室の上方に配置されるため、ピット冠水時にダクトが水
に浸ることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。図1は本発明の第1の実施形態のかご
上ダクトを備えたエレベータの概略構造を示す斜視図、
図2は図1のエレベータの上梁の平面図、図3は図2の
上梁の側面図、図4は本発明の第2の実施形態のかご上
ダクトを備えたエレベータの要部斜視図、図5は図4の
A方向矢視図、図6は本発明の第3の実施形態のかご上
ダクトを備えたエレベータの要部斜視図である。
【0012】図1に示すエレベータは、せり上げ式のも
ので、かご1とつり合いおもり2が、かご1の下の綱車
4,4、つり合いおもり2の上の綱車5を介して、ロー
プ6により吊り下げられている。ロープ6は、昇降路上
部に配置された巻上機7に巻き掛けられており、ロープ
6の端部はガイドレール8,8の上端に設けられたロー
プヒッチ9に固定されている。巻上機7はギヤレス方式
のもので、一方のガイドレール8に固定されている。
【0013】かご1は、かご室10と、かご室10を支
持するかご枠11を備えている。かご枠11は、かご室
10の両側に配置されると共に上端がかご室9の上方に
突出した左右一対の立柱12,12(一方のみ図示)
と、かご室10の上方に配置されると共に両端が立柱1
2の上端に接続された上梁13とを有している。
【0014】上梁13の長手方向中央部の内部にはダク
ト14が収納されている。このダクト14は、かご室1
0の電気機器に接続される電線や電気回路等を収納して
おり、制御盤からの電線(図示せず)が引き込まれてい
る。
【0015】上梁13はかご1の剛性に大きく関係して
いる。従来、上梁は、ロープヒッチを取り付けるために
高い強度が必要とされ、規格材を用いて形成する場合が
殆どであったが、このエレベータでは、ロープヒッチ9
が上梁13に取り付けられておらず、上梁13が従来の
ような強度を必要としないため、かご1の剛性のみを考
慮して形成すればよく、上梁13を様々な形状に加工す
ることができる。そのため、ダクト14を収納する構造
を実現することができた。
【0016】上梁13の詳細な構造を以下に説明する。
上梁13は板材を断面U字状に折り曲げたもので、その
板厚は、安全強度(かご1に必要とされる総合的な剛
性)を上回る様に計算されている。図2に示すように、
上梁13の内部の幅寸法Bは、ダクト14の幅寸法Cよ
りも若干大きくしてある。また、ダクト14を上梁13
の長手方向中央部に配置し、現場でのダクト14の取り
付け作業や内部の配線及び結線作業の作業性向上を図っ
ている。
【0017】ダクトは配線や回路を収納しているため、
かごの下に取り付けていると、ピット冠水時にダクトが
水に浸って機能が損なわれ、その修復に膨大な時間と費
用を要することになる。また、ダクトが上梁の側方に取
り付けられている場合には、ダクトが片持ち支持された
状態であるため、設置環境及び使用状況によってはダク
トが重みに耐えきれずに落下するケースもある。さら
に、ダクトが上梁の側方のスペースを占有することで、
かごの上方のスペースの有効利用が図れないという問題
もある。本実施形態のように、ダクト14を上梁13内
部に収納することにより、このような問題を解消するこ
とができるため、その効果は絶大であるといえる。
【0018】なお、ダクト14内の被収納物が露出した
状態では、ほこり等でショートを起こす原因になりかね
ないので、本実施形態では、ダクト14が被収納物を覆
うカバーを備えている。すなわち、図2、3に示すよう
に、ダクト14は、上面が開口した直方体状のダクト本
体15と、下面が開口した直方体状で、ダクト本体15
の外側面に嵌合するカバー16とから成っている。カバ
ー16には、配線を引き出すための穴17が形成されて
いる。
【0019】次に、本発明の第2の実施形態を図4、5
に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態におい
て、第1の実施形態と同一又は類似の部分には同一の符
号を付してあり、重複する説明は省略してある。
【0020】本実施形態では、上梁13とかご室10の
上面との間にダクト14を収納する空間が形成され、ダ
クト14を前記空間に対してかご室10の上面と平行か
つ上梁13と直交する方向に出し入れする方向に案内す
るスライド機構18が設けられている。
【0021】このスライド機構18は、上梁13の下方
において、上梁13と直交するようにかご室10の上面
に配設された断面L字形の一対のレール19,19と、
ダクト14の両側面の上端部から側方に張り出した一対
の縁部20,20とから成っている。図5に示すよう
に、縁部20,20の下面をレール19,19の上端に
支持させることにより、ダクト14がレール19,19
の長手方向にスライド自在に案内されるようになる。
【0022】このようなスライド機構18を設けること
により、第1の実施形態の効果に加えて、ダクト14に
収納された配線や電気回路等のメンテナンス時にダクト
14の出し入れが容易となるという効果が得られる。ま
た、ダクト14を上梁13の外部に設けることで、形状
や大きさが上梁13によって制限を受けることがない。
【0023】次に、本発明の第3の実施形態を図6に基
づいて説明する。本実施形態では、上梁13が角筒状に
形成されていて、ダクト14を兼ねている。すなわち、
上梁13が、断面U字形で、両端が立柱8の上端に接続
された細長い上梁本体21と、その上面に着脱自在の略
矩形状の蓋体22とから成っている。
【0024】このように上梁13がダクト14を兼ねる
ことで、第1の実施形態の効果に加えて、部品点数を削
減することができるという効果を得ることができる。蓋
体22には、配線Lを引き出すための穴17が長手方向
に間隔をおいて複数個設けられていて、かご室10上面
のどの場所からでも配線Lを引き回すことが可能となっ
ている。
【0025】なお、上記実施形態では、上梁にロープヒ
ッチが取り付けられないせり上げ式のエレベータに本発
明を適用した場合について説明したが、本発明は、上梁
にロープヒッチが取り付けられるエレベータに適用する
こともできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のかご上ダ
クトは、かご室の上方において、一対の立柱の上端間あ
るいは上梁に対して上下方向に配置されたことにより、
ダクトが上梁の側方のスペースを占有しないため、かご
室上方のスペースの有効利用を図ることができる。ま
た、ダクトがかご室の上方に配置されるため、ピット冠
水時にダクトが水に浸ることがない。また、かご上とか
ご下との二箇所作業を無くし、作業の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のかご上ダクトを備え
たエレベータの概略構造を示す斜視図である。
【図2】図1のエレベータの上梁の平面図である。
【図3】図2の上梁の側面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のかご上ダクトを備え
たエレベータの要部斜視図である。
【図5】図4のA方向矢視図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のかご上ダクトを備え
たエレベータの要部斜視図である。
【図7】従来のエレベータの一例の要部斜視図である。
【図8】従来のダクトの取り付け構造の説明図である。
【符号の説明】
10 かご室 11 かご枠 12 立柱 13 上梁 14 ダクト 15 カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご室と、前記かご室を支持するかご枠
    とを備え、前記かご枠が、前記かご室の両側に配置され
    ると共に上端が前記かご室の上方に突出した左右一対の
    立柱と、前記かご室の上方に配置されると共に両端が前
    記立柱の上端に接続された上梁とを有するエレベータに
    設けられ、前記かご室の電気機器に接続される電線や電
    気回路等を収納するエレベータのかご上ダクトであっ
    て、前記かご室の上方において、前記一対の立柱の上端
    間あるいは前記上梁に対して上下方向に配置されたこと
    を特徴とするエレベータのかご上ダクト。
  2. 【請求項2】 前記上梁の内部に収納されたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベータのかご上ダクト。
  3. 【請求項3】 前記上梁と前記かご室の上面との間の空
    間に収納されたことを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータのかご上ダクト。
  4. 【請求項4】 スライド機構により前記空間に出入りす
    る方向にスライド自在に案内されたことを特徴とする請
    求項3記載のエレベータのかご上ダクト。
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Cited By (6)

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