JP2503727B2 - エレベ―タ制御盤装置 - Google Patents

エレベ―タ制御盤装置

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JP2503727B2 JP2140282A JP14028290A JP2503727B2 JP 2503727 B2 JP2503727 B2 JP 2503727B2 JP 2140282 A JP2140282 A JP 2140282A JP 14028290 A JP14028290 A JP 14028290A JP 2503727 B2 JP2503727 B2 JP 2503727B2
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泰生 渡辺
秀夫 内野
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Mitsubishi Electric Corp
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエレベータ制御盤装置に関し、特に、配線を
制御盤から昇降路へ直接配線できるように構成したエレ
ベータ制御盤装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のエレベータ制御盤装置として、実開昭
64−47764号公報に掲載された技術を挙げることができ
る。
第5図は前掲公報に開示された従来のエレベータ制御
盤装置を示す機械室の平断面図である。
図において、1は昇降路、2は昇降路1の頂部に設け
られた機械室、3は機械室2の床面に固定された支持
梁、4は昇降路1の真上位置において支持梁3上に設置
された巻上機である。5は昇降路1の一側部と対応する
位置の機械室2の床面に形成された配線挿通口、6は配
線挿通口5の上方に位置するように支持梁3上に据付け
られた制御盤である。
上記のように構成された従来のエレベータ制御盤装置
においては、制御盤6から昇降路1へ至る配線が、制御
盤6の下部から配線挿通口5を通して昇降路1へ直接配
線される。このため、機械室2における配線ダクト、及
び、その配線ダクトの出張りを解消するシリンダーコン
クリートを廃止して、配線コストを削減することができ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来のエレベータ制御盤装置によると、上
記したように、制御盤6が支持梁3上の高い位置に据付
けられているため、制御盤6の保守点検に際し、支持梁
3を足場にしなければならない場合もあり、その作業性
が悪かった。しかも、制御盤6の重心が高くなるので、
強度を向上するなどの耐震対策が必要となり、制御盤6
のコスト高を招いた。更に、運転時の巻上機4の振動が
支持梁3を介し制御盤6に伝達して、制御盤6の内部機
器に悪影響を及ぼす心配もあった。
また、機械室2における制御盤6の周辺の作業スペー
スは通常50cm以上と規定されている。(社団法人日本エ
レベータ協会が1984年に発行した「昇降機の技術基準の
解説」の第78頁第1号の規定)。しかしながら、従来の
エレベータ制御盤装置によると、制御盤6が支持梁3上
に据付けられているから、巻上機4との関係で制御盤6
の位置及び向きが自ずと限定され、昇降路1に対する機
械室2の偏倚、或いは、機械室2の大きさによっては、
前記した規定の作業スペースを制御盤6の周辺に確保で
きない場合があった。そのうえ、制御盤6の分だけ支持
梁3が長くなるので、機械室2における各種機器のレイ
アウトの自由度も低下した。
他の先行技術として、実開昭64−12064号公報に掲載
の技術を挙げることができる。この技術は、エレベータ
の制御盤本体を電線引込口の下方を軸とする回動可能に
受台等の取付部材に枢支したものである。しかし、この
技術は制御盤本体を90度から180度回動する必要があ
り、機械室の床面の面積を所定の面積以上に確保してお
く必要があった。
そこで、本発明は、制御盤を作業性のよい場所に設置
できるとともに、その周辺に規定の作業スペースを確保
でき、しかも、機械室全体のレイアウトの自由度を向上
できるエレベータ制御盤装置の提供を課題とすることに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明のエレベータ装
置においては、昇降路の頂部に位置する機械室に設置さ
れた巻上機と、前記昇降路の頂部に位置し、前記昇降路
のコーナ部と対応する位置の機械室の床面に形成され、
配線を機械室から昇降路へ通す配線挿通口と、前記配線
挿通口を形成した床面の上部に据付けられ、前記巻上機
に対向する面の反対側の面に開閉する制御盤の点検用カ
バーを配設したものである。
[作用] 本発明のエレベータ制御盤装置においては、配線挿通
口が昇降路のコーナ部と対応する位置の機械室の床面に
形成され、その配線挿通口を通して配線が制御盤の下部
から昇降路へ直接配線される。このため、制御盤を平滑
な場所に低く据付けて、その保守点検作業を安全かつ容
易に行うことができる。しかも、制御盤の重心が低くな
るので、特別な耐震構造も不要になり、その製作コスト
を削減できる。更に、運転時の巻上機の振動が制御盤に
伝達しにくくなるから、制御盤の内部機器に悪影響を及
ぼす心配もない。また、制御盤は配線挿通口の上部に設
置され、かつ、前記巻上機に対向する面の反対側の面に
開閉する点検用カバーを配設したものであるから、その
点検用カバーの前方に規定の作業スペースを容易に確保
できるとともに、機械室全体のレイアウトの自由度も向
上する。
[実施例] 以下、本発明を具体化した実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は本発明による一実施例のエレベータ制御盤装
置を示す機械室2の平断面図、第2図は第1図に示した
制御盤12の部分正面図、第3図は第2図に示した囲繞板
17の斜視図、第4図は制御盤12の第1図とは異なる据付
例を示す平面図である。
第1図において、1は昇降路、2は昇降路1の頂部に
偏倚して設けられた機械室、3は機械室2の床面に固定
された支持梁、4は支持梁3上に設置された巻上機であ
る。11は昇降路1の乗場(図示略)側のコーナ部と対応
する位置の機械室2の床面に形成された配線挿通口、12
は配線挿通口11を含む機械室2の床面に据付けられた制
御盤である。
第2図において、13は前記制御盤12の箱体であり、そ
の内部には各種の電気機器(図示略)が収容されてい
る。14は巻上機4と反対側の箱体13の前面を開閉可能に
覆う点検用カバー、15は箱体13を機械室2の床面から所
定の高さに支持するL字状の脚片、19は箱体13内の電気
機器に接続された配線、16は箱体13の下方に設けられた
余剰配線引入れ部、17は前記余剰配線引入れ部16を前後
から囲繞するように脚片15に取外し可能に取付けられた
囲繞板である。
前記囲繞板17は前後それぞれ同一に構成され、第3図
に示すように、脚片15を補強できるようにコ字形の鋼板
で板金形成され、その下部には配線挿通口11を塞いで異
物の昇降路1への落下を防止する閉塞板18が折曲形成さ
れている。なお、第1図及び第4図において、Sは制御
盤12の点検用カバー14の前方において機械室2に確保さ
れた作業スペースを示す。
上記のように構成された本実施例のエレベータ制御盤
装置においては、第1図に示すように、制御盤12が配線
挿通口11を含む機械室2の床面に設置され、巻上機4と
反対側の点検用カバー14の前方には作業スペースSが確
保される。そして、第2図に示すように、配線19は制御
盤12の箱体13の下部から配線挿通口11を通して昇降路1
へ直接配線される。配線19の余剰部分は囲繞板17を開放
した状態で余剰配線引入れ部16に引入れられる。
配線後は、囲繞板17により余剰配線引入れ部16が前後
から囲繞され、その状態で、囲繞板17により脚片15が補
強されるとともに、囲繞板17の閉塞板18により配線挿通
口11が塞がれて、異物の昇降路1への落下が防止され
る。また、騒音低減対策や特殊事情で、機械室2の床面
にシンダーコンクリート(図示略)を打設する場合に
は、囲繞板17によりシンダーコンクリートの箱体13の下
側への流入が阻止され、これによつて、箱体13内の電気
機器がコンクリート乾燥時の湿気から保護される。
制御盤12の据付け位置は、第1図の図示例に限定され
ず、配線挿通口11を含む機械室2の床面であればよく、
したがって、例えば第4図の(a)及び(b)に示すよ
うに、配線挿通口11を含む領域内で制御盤12を移動し
て、その据付位置及び向きを任意に変更できる。こうす
れば、機械室2の大きさ及びその壁位置、巻上機4の設
置位置及び向き、または、機械室2全体のレイアウトに
応じて、規定の(50cm)作業スペースSを容易に確保す
ることができる。
このように、本実施例のエレベータ制御盤装置は、昇
降路1の頂部に位置する機械室2に巻上機4を設置し、
昇降路1のコーナ部と対応する位置の機械室2の床面に
は、配線19を機械室2から昇降路1へ通す配線挿通口11
を形成し、その配線挿通口11を含む機械室2の床面に制
御盤12を据付け、巻上機4と反対側の制御盤12の側面に
点検用カバー14を取付けるとともに、制御盤12の下部に
余剰配線引入れ部16を設け、その余剰配線引入れ部16を
囲繞板17により囲繞したものである。
したがって、本実施例のエレベータ制御盤装置によれ
ば、配線が制御盤12の下部から配線挿通口11を通して昇
降路1へ直接配線されるため、機械室2における配線ダ
クト、及び、その配線ダクトの出張りを解消するための
シンダーコンクリートを廃止して、配線コストを大幅に
削減することができる。また、制御盤12は、支持梁3上
ではなく、機械室2の平滑な床面に低い位置で据付けら
れるので、その保守点検作業を安全かつ容易に行うこと
ができる。しかも、制御盤12の重心が低くなるので、特
別な強度の耐震構造も不要になり、その製作コストを削
減できる。更に、運転時の巻上機4の振動が制御盤12に
伝達しにくくなるから、制御盤12の内部機器に悪影響を
及ぼす心配もない。そのうえ、制御盤12は配線挿通口11
を含む機械室2の床面に設置されているから、配線挿通
口11と対応する領域内で制御盤12の位置及び向きを変更
すれば、その点検用カバー14の前方に規定の作業スペー
スSを容易に確保できるとともに、機械室2における各
種機器のレイアウトの自由度も向上する。
また、本実施例のエレベータ制御盤装置においては、
制御盤12の下部に囲繞板17で囲繞された余剰配線引入れ
部16が設けられているので、その内部に配線19の余剰部
分を引入れて容易に処理することができ、加えて、囲繞
板17を脚片15の補強、配線挿通口11の閉塞、及び、シン
ダーコンクリートを打設する場合の堰板としても機能さ
せることができる。
なお、上記実施例では、機械室2が昇降路1に対し偏
倚して設けられているが、機械室が昇降路の四つのコー
ナ部を包含するように設けられたエレベータの設置現場
において本発明を実施することも可能である。この場合
には、昇降路の四つのコーナ部のうち少なくとも最適位
置の一つに配線挿通口を形成して、その配線挿通口を含
む機械室の床面に制御盤を自由なレイアウトで据付ける
ことができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明のエレベータ制御盤装置は、昇
降路の頂部に位置する機械室に巻上機を設置し、昇降路
のコーナ部と対応する位置の機械室の床面には配線挿通
口を形成し、その配線挿通口の上部に制御盤を据付け、
前記巻上機に対向する面の反対側の面に点検用カバーを
設けたものであるから、配線を制御盤の下部から配線挿
通口を通し、昇降路に直接配線して、その配線ダクトを
廃止できるから、制御盤を平滑な場所に低く据付けて、
その保守点検作業を安全かつ容易に行うことができると
ともに、特別な耐震構造を不要にして、制御盤の製作コ
ストを削減でき、巻上機の振動から制御盤の内部機器を
保護でき、配線挿通口と対応する領域内で制御盤の位置
及び向きを変更して、点検用カバーの前方に規定の作業
スペースを容易に確保でき、しかも、機械室全体のレイ
アウトの自由度を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例のエレベータ制御盤装置
を示す機械室の平断面図、第2図は第1図に示した制御
盤の部分正面図、第3図は第2図に示した囲繞板の斜視
図、第4図は制御盤の第1図とは異なる据付例を示す平
面図、第5図は従来のエレベータ制御盤装置を示す機械
室の平断面図である。 図において、1:昇降路、2:機械室、4:巻上機、11:配線
挿通口、12:制御盤、14:点検用カバー、19:配線であ
る。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路の頂部に位置する機械室に設置され
    た巻上機と、 前記昇降路の頂部に位置し、前記昇降路のコーナ部と対
    応する位置の機械室の床面に形成され、配線を機械室か
    ら昇降路へ通す配線挿通口と、 前記配線挿通口を形成した床面の上部に据付けられ、前
    記巻上機に対向する面の反対側の面に開閉する点検用カ
    バーを配設した制御盤と を具備することを特徴とするエレベータ制御盤装置。
JP2140282A 1990-05-30 1990-05-30 エレベ―タ制御盤装置 Expired - Lifetime JP2503727B2 (ja)

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