JP7148480B2 - 操作盤、乗りかご及びエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、各種操作を行うための操作盤、操作盤が配置された乗りかご、及び乗りかごを備えたエレベーターに関するものである。
従来、エレベーターの乗りかごには、乗りかごの行先階登録や、扉部の開閉操作を行うための操作盤が設けられている。また、近年では、昇降路の省スペース化に伴い昇降路に設置された外側構造物と乗りかごとの隙間が狭くなっており、外側構造物と乗りかごとの隙間に配置される操作盤の薄型化が求められている。
乗りかごに設けられた操作盤としては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された操作盤は、乗りかごの操作を行う操作ボタン群と、操作ボタン群が配設された操作パネルと、操作ボタン群とボタンハーネスを介して接続されるプリント板と、を備えている。さらに、操作ボタン群、プリント板及びボタンハーネスを収納するボックスを備えている。そして、操作盤の薄型化を図るために、プリント板は、ボックスにおける操作パネルと対向しない箇所に配置されている。
特開2011-184185号公報
しかしながら、特許文献1に記載された操作盤では、乗りかごと昇降路に設置された外側構造物との隙間にボックスを挿入する際に、ボックスが外側構造物に接触してしまう。また、乗りかごの側板を撓ませなければ、乗りかごと外側構造物との隙間にボックスを挿入することができなかった。その結果、操作盤の取り付け及び取り外しの作業が煩雑になってしまう。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる操作盤、乗りかご及びエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の操作盤は、乗りかごの側板に取り付けられる操作盤である。この操作盤は、操作パネルと、配線基板と、第1ボックス部材と、第2ボックス部材と、ヒンジとを備える。操作パネルは、操作ボタンが設けられ、側板に形成された取付窓を乗りかごの内側から覆う。配線基板は、操作ボタンとケーブルを介して接続される。第1ボックス部材は、側板の外側に配置され、取付窓に対向する。第2ボックス部材は、側板の外側に配置され、配線基板を収納する。ヒンジは、第1ボックス部材と第2ボックス部材を接続する。
また、本発明の乗りかごは、かご室を形成する側板と、かご室に開閉可能に設けられる扉部と、側板に取り付けられる上述の操作盤とを備えている。さらに、本発明のエレベーターは、昇降路内を昇降動作する乗りかごを備えたエレベーターにおいて、乗りかごは、かご室を形成する側板と、かご室に開閉可能に設けられる扉部と、側板に設けられる上述の操作盤とを備えている。
本発明の操作盤、乗りかご及びエレベーターによれば、操作盤の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るエレベーターを示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターの乗りかごを示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る乗りかごの側板に取り付けられた操作盤を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る操作盤のボックス組立体を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る操作盤のボックス組立体の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る操作盤の取り付け作業におけるボックス組立体の取り付けを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る操作盤の取り付け作業における操作パネルの取り付けを示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る操作盤、乗りかご及びエレベーターについて、図1~図7を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
<エレベーターの構成>
まず、本発明の一実施形態(以下、「本例」という。)に係るエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建物構造物内に形成された昇降路110内を昇降動作する。エレベーター1は、人や荷物を載せる乗りかご120と、ロープ130と、釣合錘140と、巻上機100とを備える。昇降路110は、建築構造物内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。
巻上機100は、機械室160に配置され、ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。
釣合錘140は、乗りかご120における無積載時の質量とほぼ同じ質量に設定されている。そのため、乗りかご120内に物や人が積載されていない無積載時では、乗りかご120側と釣合錘140側のロープ130の張力比は、1となる。これにより、無積載時における巻上機100の出力を低く抑えることが可能である。
乗りかご120は、中空の略直方体状に形成されている。乗りかご120は、ロープ130を介して、釣合錘140と連結され、昇降路110内を昇降する。
<乗りかごの構成>
次に、図2を参照して本例の乗りかご120について説明する。
図2は、本例の乗りかごの内部の様子を示す概略構成図である。
図2に示すように、乗りかご120は、かご室2と、扉部3と、第1操作盤9と、第2操作盤10とを備えている。かご室2は、中空の直方体状に形成されている。また、かご室2には、一面が開口した出入り口2aが設けられている。そして、かご室2の内部空間には、出入り口2aから人や荷物が出入りされる。
また、かご室2は、かご床5と、天井6と、第1側板7と、第2側板8とを、有している。かご床5は、矩形状に形成されており、かご室2の床面となる。天井6は、矩形状に形成されている。天井6は、かご床5に対して鉛直方向に対向し、かご室2の鉛直方向の上部を形成している。
第1側板7及び第2側板8は、かご床5の周囲にかご床5に対して垂直に立設されている。第1側板7は、出入り口2a側の一面に配置され、出入り口2aの水平方向の両側に配置される。かご室2の出入り口2aには、扉部3が開閉可能に設けられる。第2側板8は、かご室2における出入り口2a側の一面を除く他の側面に配置されている。
第1側板7には、第1操作盤9が取り付けられており、第2側板8には、第2操作盤10が取り付けられている。
第1操作盤9は、乗りかご120の行先階を登録する行先階ボタンが鉛直方向に沿って配列された、いわゆる縦型操作盤である。また、第2操作盤10は、行先ボタンが鉛直方向と直交する水平方向に沿って配列された、いわゆる横型操作盤である。第2操作盤10は、例えば第1操作盤9に手が届かない背の低い利用者や、車いす利用者等のために第1操作盤9よりも鉛直方向の下方に配置されている。
<第2操作盤の構成>
次に、図3~図5を参照して第2操作盤10の構成について説明する。
図3は、第2操作盤10を示す正面図である。図4は、第2操作盤10のボックス組立体を示す正面図である。図5は、第2操作盤10のボックス組立体を示す縦断面図である。
図3に示すように、第2操作盤10は、操作パネル11と、カバーボックス12と、配線基板14とを有している。操作パネル11は、矩形状の平板状に形成されている。操作パネル11は、第2側板8に設けられた矩形の取付窓8a(図7参照)をかご室2(第2側板8)の内側から覆う。操作パネル11の表面11aは、第2操作盤10の意匠面であり、かご室2の内側に露出する。
操作パネル11には、操作ボタン群30が設けられている。操作ボタン群30は、行先ボタン31と、扉部3を開閉操作する開閉ボタン32と、非常時に外部と連絡をとるための連絡装置33とを有している。そして、行先ボタン31、開閉ボタン32及び連絡装置33は、使用者が押圧操作する押圧面が操作パネル11の表面11aから露出している。また、行先ボタン31、開閉ボタン32及び連絡装置33における押圧面と反対側には、それぞれボタン側接続ケーブル18が接続されている。
また、操作パネル11の裏面11b(図7参照)側には、カバーボックス12が設けられている。図4及び図5に示すように、カバーボックス12は、中空の容器状に形成されている。このカバーボックス12は、第1ボックス部材21と、第2ボックス部材22とを有しており、両ボックス部材21,22は、2つのヒンジ23により接続されている。
第1ボックス部材21は、パネル対向板211と、2つの側面板212,213と、上面板214とを有している。この第1ボックス部材21には、操作ボタン群30における操作パネル11の裏面11bから突出する部分と、ボタン側接続ケーブル18が収納される。
パネル対向板211は、矩形状の板体である。第2操作盤10を第2側板8に取り付けた状態において、パネル対向板211は、第2側板8の外側に配置される。そして、パネル対向板211の一面211aは、第2側板8の取付窓8aを介して操作パネル11の裏面11bに対向する。
パネル対向板211は、水平方向の両端である左辺及び右辺と、鉛直方向の両端である上辺及び下辺を有している。上面板214は、パネル対向板211の上辺から操作パネル11側に突出しており、第1ボックス部材21の上面を形成している。
2つの側面板212,213は、パネル対向板211の左辺及び右辺から操作パネル11側に突出しており、第1ボックス部材21の側面を形成している。つまり、2つの側面板212,213は、2つのヒンジ23の回転軸が延びる方向に交差する平面を有する。2つの側面板212,213には、それぞれ2つのねじ貫通孔25a,25bが設けられている。2つのねじ貫通孔25a,25bは、鉛直方向に所定の距離を空けて対向している。
ねじ貫通孔25aには、第1ボックス部材21を第2側板8の補強部材(不図示)に固定するためのねじ60aが貫通する。ねじ貫通孔25aよりも下方に位置する。ねじ貫通孔25bは、水平方向において、第2ボックス部材22の後述するねじ貫通孔27aと重なる。ねじ貫通孔25bとねじ貫通孔27aには、第1ボックス部材21と第2ボックス部材22を第2側板8の補強部材(不図示)に共締めするためのねじ60bが貫通する。
また、2つの側面板212,213における第2ボックス部材22側の端部(下部)には、第2側板8における取付窓8aの縁部との干渉を避けるための干渉回避用切り欠き26が設けられている(図5参照)。干渉回避用切り欠き26は、パネル対向板211と反対側の角部を切り取る矩形に形成されている。
干渉回避用切り欠き26は、パネル対向板211に向かって延びる一辺26aを有している。干渉回避用切り欠き26の一辺26aは、第2側板8における取付窓8aの下辺に対向する。そして、一辺26aの長さは、第2側板8の厚み以上に設定されている。これにより、2つの側面板212,213が取付窓8aの下辺に引っ掛かけることができ、第2操作盤10を第2側板8に取り付ける際に、カバーボックス12の落下を防止することができる。
第2ボックス部材22は、ベース板221と、2つの側面板222,223とを有している。この第2ボックス部材22には、配線基板14が収納される。
ベース板221は、矩形状の板体である。第2操作盤10を第2側板8に取り付けた状態において、ベース板221は、第2側板8の外側に配置される。そして、ベース板221の一面221aは、第2側板8の外面8b(図6参照)における取付窓8aの下方に対向する。
ベース板221は、水平方向の両端である左辺及び右辺と、鉛直方向の両端である上辺及び下辺を有している。ベース板221の上辺及び下辺は、パネル対向板211の上辺及び下辺と略同じ長さに設定されている。
2つのヒンジ23は、パネル対向板211の第2側板8に対向する面における下辺部と、ベース板221の第2側板8に対向する面における上辺部に取り付けられている。これにより、第1ボックス部材21と第2ボックス部材22は、鉛直方向に並ぶように配置され、水平方向に延びる回動軸を中心に互いに回動可能に接続されている。
また、パネル対向板211の下辺部とベース板221の上辺部は、水平方向に重なっており、ベース板221の上辺部は、パネル対向板211の下辺部よりも第2側板8側に配置されている。したがって、パネル対向板211の一面211aとベース板221の一面221aが接近する方向に第1ボックス部材21を回動させた場合に、パネル対向板211がベース板221に干渉しない。
ベース板221の一面221aには、配線基板14を支持する4つの支持部材17が設けられている。4つの支持部材17は、2つのヒンジ23の取り付け位置よりも第1ボックス部材21から離れた位置に配置されている。つまり、2つのヒンジ23の取り付け位置は、配線基板14よりも第1ボックス部材21側に設定されている。
ここで、配線基板14について説明する。配線基板14は、ボタン側接続ケーブル18(図3参照)を介して操作ボタン群30と接続されると共にエレベーター1の制御盤と通信の授受を行う。
配線基板14における四隅には、取付孔が形成されている。さらに、配線基板14には、第1コネクタ14aと、第2コネクタ14bとを有している。第1コネクタ14aは、配線基板14の上端部に設けられており、第2コネクタ14bは、配線基板14の下端部に設けられている。
配線基板14を第2ボックス部材22に収納した際、第1コネクタ14aは、操作パネル11の近傍に配置され、第2コネクタ14bは、操作パネル11から離れた位置に配置される。第1コネクタ14aには、ボタン側接続ケーブル18が接続され、第2コネクタ14bには、制御盤接続ケーブル(不図示)が接続される。ボタン側接続ケーブル18は、操作ボタン群30に接続され、制御盤接続ケーブルは、エレベーター1の制御盤に接続される。
図5に示すように、支持部材17は、取付ボルト171と、取付ボルト171と締結される取付ナット172と、スペーサ173とを有している。取付ボルト171は、ベース板221に設けた取付孔及び配線基板14に設けた取付孔を貫通する。そして、取付ボルト171は、ベース板221から第2側板8の外面8b(図6参照)に向けて突出する。このとき、取付ボルト171における第2側板8側の先端部と第2側板8の外面8bとの間には、隙間が形成されている。
また、取付ナット172は、取付ボルト171における先端部から取付ボルト171に螺合される。これにより、配線基板14がカバーボックス12のベース板221に締結固定される。なお、取付ボルト171における配線基板14とベース板221の間には、スペーサ173が介在される。スペーサ173は、配線基板14とベース板221との間隔を調整する。
取付窓8aの周縁部における鉛直方向の下部に第2側板8が変形するような強い荷重が加わった際には、ベース板221に設けた支持部材17の取付ボルト171に第2側板8が接触する。そして、第2側板8に加わった荷重は、支持部材17を介して第2ボックス部材22に伝達される。これにより、第2側板8に加わった荷重は、支持部材17及び第2ボックス部材22に分散される。その結果、取付窓8aの周縁部におけるボタン側接続ケーブル18が通過する箇所を容易に補強することができる。
なお、取付ボルト171の先端部と第2側板8の外面8bとの間に、クッション部材を設けてもよい。これにより、第2側板8と取付ボルト171が当接することで生じる異音の発生を防ぐと共に、第2側板8に加わる荷重をより効果的に分散させることができる。
また、支持部材17を棒状の取付ボルト171により構成したことで、ベース板221と第2側板8における支持部材17の周囲にボタン側接続ケーブル18が挿通可能な空間部を形成することができる。これにより、操作パネル11の操作ボタン群30から配線基板14に向けてボタン側接続ケーブル18を容易に延出させることができ、第2操作盤10の取り付け作業を容易に行うことができる。
なお、本例では、支持部材17として配線基板14を第2ボックス部材22に固定するための取付ボルト171を用いる例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、支持部材17として、配線基板14を固定するための取付ボルト171とは別の棒状の部材をカバーボックス12のベース板221に設けてもよい。また、支持部材17の形状としては、円柱状や角柱状等、その他各種の棒状の形状であればよい。さらに、支持部材17における第2側板8の外面8b側の端部を半球状に形成してもよい。
2つの側面板222,223は、ベース板221の左辺及び右辺から第2側板8の外面8b側に突出しており、第2ボックス部材22の側面を形成している。つまり、2つの側面板222,223は、2つのヒンジ23の回転軸が延びる方向に交差する平面を有する。2つの側面板222,223の上部は、水平方向において、第1ボックス部材21における2つの側面板212,213の下部に重なっており、2つの側面板212,213は、2つの側面板222,223間に配置されている。
2つの側面板222,223には、それぞれねじ貫通孔27aが設けられている。ねじ貫通孔27aは、水平方向において第1ボックス部材21のねじ貫通孔25bと重なる。第1ボックス部材21と第2ボックス部材22は、ねじ貫通孔25b,27aを貫通するねじ60bによって、第2側板8の補強部材に共締め固定されている。
また、2つの側面板222,223における第1ボックス部材21と反対側の端部(下部)には、切り欠き28が設けられている。切り欠き28は、ベース板221と反対側の角部を切り取る矩形に形成されている。切り欠き28を設けることにより、第2ボックス部材22の下部の厚みが薄くなり、第2ボックス部材22を取付窓8aに通し易くすることができる。その結果、第2操作盤10の取り付け作業をかご室2内で行うことができ、取り付け作業を容易行うことができる。
切り欠き28は、ベース板221に向かって延びる一辺28aを有している。切り欠き28の一辺28aの長さは、第2側板8の厚み以上に設定されている。これにより、2つの側面板222,223を取付窓8aの下辺に引っ掛かけることができ、第2操作盤10を第2側板8に取り付ける際に、カバーボックス12の落下を防止することができる。
<第2操作盤の取り付け作業>
次に、図6及び図7を参照して第2操作盤10の取り付け作業について説明する。
図6は、第2操作盤10の取り付け作業におけるカバーボックス12の取り付けを示す説明図である。図7は、第2操作盤10の取り付け作業における操作パネル11の取り付けを示す説明図である。
第2操作盤10を第2側板8に取り付ける場合は、まず、カバーボックス12に配線基板14を固定し、基板ボックス組立体15を組み立てる。そして、図6に示すように、基板ボックス組立体15を第2側板8に取り付け、その後、図7に示すように、操作パネル11を基板ボックス組立体15の第1ボックス部材21に取り付ける。
基板ボックス組立体15及び操作パネル11の取り付け作業は、かご室2(図2参照)の内側において行う。また、第2側板8の外面8bは、外側構造物180と対向しており、基板ボックス組立体15は、第2側板8の外面8bと外側構造物180の隙間に配置される。
まず、基板ボックス組立体15の取り付け作業について、図6を参照して説明する。
基板ボックス組立体15を第2側板8に取り付けるには、基板ボックス組立体15を、第2ボックス部材22の下部から取付窓8aに挿入する(図6A参照)。このとき、第2ボックス部材22における切り欠き28の一辺28aを取付窓8aの下辺に引っ掛かけることにより、基板ボックス組立体15の姿勢を安定させることができる。
次に、第2ボックス部材22に対して第1ボックス部材21を回動させる(図6B参照)。すなわち、第1ボックス部材21を、その一面211aが第2ボックス部材22の一面221aに接近するR1方向へ回動させる。これにより、第1ボックス部材21の下部が取付窓8aを貫通する。
続いて、第1ボックス部材21をR1方向へさらに回動させながら、基板ボックス組立体15全体を第2側板8の外側へ押圧し、第2ボックス部材22における切り欠き28の一辺28aを取付窓8aの下辺から外す(図6C参照)。これにより、第2ボックス部材22における切り欠き28よりも上部側が取付窓8aを乗り越えて、第2側板8の外側へ配置される。このとき、第2ボックス部材22の下部に切り欠き28が形成されているため、第2側板8と外側構造物180との隙間に第2ボックス部材22を挿入し易くすることができる。
次に、第1ボックス部材21を、R1方向とは反対の方向であるR2方向へ回動させながら第2ボックス部材22を下方に押し込む(図6D参照)。これにより、第2ボックス部材22全体が第2側板8の外側に配置される。このとき、第1ボックス部材21をR2方向へ回動させることで、第1ボックス部材21の下部が外側構造物180に接触しないようにすることができる。
その後、第1ボックス部材21全体が第2側板8の外側に配置されると、基板ボックス組立体15が取り付け位置に配置される(図6E参照)。これにより、第1ボックス部材21が取付窓8aに対向し、第2ボックス部材22及び配線基板14が、第2側板8の外面8bに対向する。また、水平方向において、第1ボックス部材21のねじ貫通孔25bが、第2ボックス部材22のねじ貫通孔27aに重なる。
また、基板ボックス組立体15が取り付け位置に配置されると、第1ボックス部材21における干渉回避用切り欠き26の一辺26aは、取付窓8aの下辺に対向する。これにより、基板ボックス組立体15を把持する手を放してしまっても、干渉回避用切り欠き26の一辺26aが取付窓8aの下辺に引っ掛かるため、基板ボックス組立体15の落下を防止することができる。
次に、第1ボックス部材21のねじ貫通孔25aを貫通させたねじ60a(図4参照)を、第2側板8の補強部材(不図示)に螺合させ、第1ボックス部材21を第2側板8に固定する。また、第1ボックス部材21のねじ貫通孔25b及び第2ボックス部材22のねじ貫通孔27aを貫通させたねじ60bを、第2側板8の補強部材に螺合させ、第1ボックス部材21と第2ボックス部材22を第2側板8に共締め固定する。
なお、配線基板14の第2コネクタ14bと制御盤接続ケーブル(不図示)の接続は、基板ボックス組立体15を第2側板8に取り付ける前に行ってよく、また、基板ボックス組立体15を第2側板8に取り付けた後に、かご室2の外側で行ってもよい。
このように、本例では、基板ボックス組立体15を第2側板8に取り付ける際に、第1ボックス部材21を第2ボックス部材22に対して回動させるため、基板ボックス組立体15(カバーボックス12)が外側構造物180に接触しないようにすることができる。また、第1ボックス部材21を第2ボックス部材22に対して回動させるため、第2側板8を撓ませなくても、基板ボックス組立体15(カバーボックス12)が取付窓8aを通り抜けることができる。その結果、基板ボックス組立体15(第2操作盤10)の取り付け作業の作業性を向上させることができる。
また、第2ボックス部材22における2つのヒンジ23の取り付け位置が、配線基板14よりも第1ボックス部材21側に設定されているため、第2ボックス部材22を確実に第2側板8の外側の取り付け位置(第2側板8の外面8bに対向する位置)に配置することができる。
また、第1ボックス部材21と第2ボックス部材22を第2側板8に共締め固定するため、第2操作盤10の取り付け作業の工数を削減することができ、作業性の向上を図ることができる。さらに、第2ボックス部材22の第1ボックス部材21に対する回動を抑制することができる。その結果、乗りかご120の走行時の振動によって第2ボックス部材22が第2側板8に接触することを防ぐことができる。
次に、操作パネル11の取り付け作業について、図7を参照して説明する。
操作パネル11を第2側板8に取り付けには、まず、ボタン側接続ケーブル18の一端を操作ボタン群30に接続する(図7A参照)。次に、ボタン側接続ケーブル18の他端を配線基板14の第1コネクタ14aに接続する(図7B参照)。
その後、操作パネル11を第1ボックス部材21の2つの側面板212,213及び上面板214に固定する(図7C参照)。これにより、操作ボタン群30における操作パネル11の裏面11bから突出する部分と、ボタン側接続ケーブル18が第1ボックス部材21に収納される。なお、操作パネル11は、第2側板8に固定してもよい。
第2操作盤10を第2側板8から取り外す場合は、まず、操作パネル11を基板ボックス組立体15から取り外す。次に、ボタン側接続ケーブル18の他端を配線基板14の第1コネクタ14aから外す。
その後、基板ボックス組立体15を第2側板8から取り外す。このとき、第1ボックス部材21を第2ボックス部材22に対して回動させることにより、基板ボックス組立体15(カバーボックス12)が外側構造物180に接触しないようにすることができる。また、第2側板8を撓ませなくても、基板ボックス組立体15(カバーボックス12)が取付窓8aを通り抜けることができる。その結果、基板ボックス組立体15(第2操作盤10)の取り外し作業の作業性を向上させることができる。
本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。上述した実施の形態例では、本発明が適用される操作盤として、横型操作盤である第2操作盤10を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、縦側操作盤である第1操作盤9に本発明を適用してもよい。
1…エレベーター、 2…かご室、 3…扉部、 5…床、 6…天井、 7…第1側板、 8…第2側板、 8a…取付窓、 8b…外面、 9…第1操作盤、 10…第2操作盤、 11…操作パネル、 12…カバーボックス、 14…配線基板、 15…基板ボックス組立体、 17…支持部材、 18…ボタン側接続ケーブル、 21…第1ボックス部材、 22…第2ボックス部材、 23…ヒンジ、 25a,25b,27a…ねじ貫通孔、 26…干渉回避用切り欠き 26a…一辺、 27…切り欠き、 28a…一辺、 30…操作ボタン群、 31…行先ボタン、 32…開閉ボタン、 33…連絡装置、 100…巻上機、 110…昇降路、 130…ロープ、 140…釣合錘、 150…反らせ車、 160…機械室、 180…外側構造物、 211…パネル対向板、 211a…一面、 212,213…側面板、 214…上面板、 221…ベース板、 221a…一面、 222,223…側面板

Claims (10)

  1. 乗りかごの側板に取り付けられる操作盤であって、
    操作ボタンが設けられ、前記側板に形成された取付窓を前記側板の内側から覆う操作パネルと、
    前記操作ボタンとケーブルを介して接続される配線基板と、
    前記側板の外側に配置され、前記取付窓に対向する第1ボックス部材と、
    前記側板の外側に配置され、前記配線基板を収納する第2ボックス部材と、
    前記第1ボックス部材と前記第2ボックス部材を接続するヒンジと、を備える
    操作盤。
  2. 前記第2ボックス部材における前記ヒンジの取り付け位置は、前記配線基板よりも前記第1ボックス部材側に設定されている
    請求項1に記載の操作盤。
  3. 前記第1ボックス部材と前記第2ボックス部材は、前記側板に共締めするためのねじ貫通孔をそれぞれ有している
    請求項1に記載の操作盤。
  4. 前記第2ボックス部材は、前記配線基板が固定されると共に前記ヒンジが取り付けられる矩形状のベース板と、前記ヒンジの回転軸が延びる方向に交差する平面を有する2つの側面板を有し、
    前記第2ボックス部材の前記2つの側面板における前記第1ボックス部材と反対側の端部には、前記側板に対向する切り欠きが形成されている
    請求項1に記載の操作盤。
  5. 前記切り欠きの前記ベース板に向かう方向の長さは、前記側板の厚み以上である
    請求項4に記載の操作盤。
  6. 前記第1ボックス部材は、前記操作パネルの裏面が対向するパネル対向板と、前記パネル対向板に交差する2つの側面板を有し、
    前記ベース板は、前記パネル対向板よりも前記側板側に配置されている
    請求項4に記載の操作盤。
  7. 前記第1ボックス部材は、前記操作パネルの裏面が対向する矩形状のパネル対向板と、前記ヒンジの回転軸が延びる方向に交差する平面を有する2つの側面板とを有し、
    前記第1ボックス部材の前記2つの側面板における前記第2ボックス部材側の端部には、前記側板との干渉を避ける干渉回避用切り欠きが形成されている
    請求項1に記載の操作盤。
  8. 前記干渉回避用切り欠きの前記パネル対向板に向かう方向の長さは、前記側板の厚み以上である
    請求項7に記載の操作盤。
  9. かご室を形成する側板と、前記かご室に開閉可能に設けられる扉部と、前記側板に取り付けられる操作盤と、を備えた乗りかごにおいて、
    前記操作盤は、
    操作ボタンが設けられ、前記側板に形成された取付窓を前記側板の内側から覆う操作パネルと、
    前記操作ボタンとケーブルを介して接続される配線基板と、
    前記側板の外側に配置され、前記取付窓に対向する第1ボックス部材と、
    前記側板の外側に配置され、前記配線基板を収納する第2ボックス部材と、
    前記第1ボックス部材と前記第2ボックス部材を接続するヒンジと、を有する
    乗りかご。
  10. 昇降路内を昇降動作する乗りかごを備えたエレベーターにおいて、
    前記乗りかごは、
    かご室を形成する側板と、
    前記かご室に開閉可能に設けられる扉部と、
    前記側板に設けられる操作盤と、を備え、
    前記操作盤は、
    操作ボタンが設けられ、前記側板に形成された取付窓を前記側板の内側から覆う操作パネルと、
    前記操作ボタンとケーブルを介して接続される配線基板と、
    前記側板の外側に配置され、前記取付窓に対向する第1ボックス部材と、
    前記側板の外側に配置され、前記配線基板を収納する第2ボックス部材と、
    前記第1ボックス部材と前記第2ボックス部材を接続するヒンジと、を有する
    エレベーター。
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