JP6798517B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータに関する。
従来、例えば、エレベータは、かごの走行を異常停止させる制御部を備えている(例えば、特許文献1)。例えば、何れかの乗場戸が開いた状態でかごが走行しようとした際に、制御部は、かごを異常停止させる。その後、解除操作部が操作されることによって、かごの異常停止が解除される。
ところで、特許文献1に係るエレベータにおいては、制御部及び解除操作部は、昇降路の外部に配置されている。これにより、例えば、制御部及び解除操作部を収容する空間が余計に必要となる。また、例えば、既存のエレベータに対しては、新たに制御部及び解除操作部を設置する空間が必要となるため、制御部及び解除操作部を設置することができない。
特開2015−54783号公報
そこで、課題は、制御部及び解除操作部を昇降路の内部に設置しつつも、かごの異常停止を適切に解除することができるエレベータを提供することである。
エレベータは、かごを異常停止させる制御部と、前記異常停止を解除させるために操作される第1解除操作部と、前記異常停止を解除させるために操作される第2解除操作部と、を備え、前記制御部は、昇降路の内部に配置され、前記第1解除操作部は、昇降路の内部に配置され、前記第2解除操作部は、前記昇降路の内部で、且つ、上下方向における前記第1解除操作部との距離が前記かごの上下方向の寸法よりも大きくなるように、配置される。
また、エレベータにおいては、前記第1解除操作部は、最下階の乗場戸の上端部よりも、下方側に配置され、前記第2解除操作部は、下から2番目の階の乗場戸の上端部と下端部との間に、配置される、という構成でもよい。
また、エレベータは、前記第2解除操作部を支持する支持部を備え、前記支持部は、所定の乗場戸の上端部と下端部との間で、且つ、前記昇降路の内部の前記所定の乗場戸寄りに配置され、前記第2解除操作部は、前記支持部に対して、上方側から引っ掛けられる引掛部を備える、という構成でもよい。
図1は、一実施形態に係るエレベータの側面図である。 図2は、同実施形態に係るエレベータの制御ブロック図である。 図3は、同実施形態に係るエレベータの平面図である。 図4は、同実施形態に係るエレベータの要部側面図である。 図5は、同実施形態に係る解除操作部の正面図である。 図6は、同実施形態に係る解除操作部の側面図である。 図7は、同実施形態に係るかごの異常停止の解除操作を説明する図である。 図8は、同実施形態に係るかごの異常停止の解除操作を説明する図である。
以下、エレベータにおける一実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るエレベータ1は、ユーザが乗るためのかご1aと、かご1aのシーブに巻き掛けられるロープ1bと、ロープ1bが巻き掛けられるシーブを有する釣合錘1cとを備えている。ロープ1bの端部は、それぞれ昇降路X1の上部に固定されている。
エレベータ1は、ロープ1bを駆動してかご1a及び釣合錘1cを上下方向に走行させる駆動部1dと、駆動部1dを制動させる制動部1eと、各構成を制御する制御装置2とを備えている。駆動部1dは、ロープ1bが巻き掛けられる綱車と、綱車を駆動させる駆動源(モータ)とを備えており、巻上機とも呼ばれる。
エレベータ1は、それぞれの乗場Y1〜Y3に、開閉される乗場戸1fと、乗場戸1fの開閉状態を検出する乗場戸検出部1gと、ユーザが情報を入力する乗場入力部1hとを備えている。例えば、乗場戸検出部1gは、各種のセンサを採用することができるが、乗場戸1fが開放されている状態を検出できる構成であれば、特に限定されない。
なお、図1においては、乗場Y1〜Y3は、最下階の乗場Y1と、下から2番目の乗場Y2と、最上階の乗場Y3のみ図示されている。以下において、最下階の乗場Y1は、第1乗場Y1と呼ばれ、下から2番目の乗場Y2は、第2乗場Y2と呼ばれる。また、本実施形態においては、乗場Y1〜Y3は、三つ以上備えられている、という構成であるが、斯かる構成に限られず、例えば、乗場は、二つ備えられている、という構成でもよい。
かご1aは、開閉されるかご戸1iと、かご戸1iの開閉状態を検出するかご戸検出部1jと、ユーザが情報を入力するかご入力部1kとを備えている。例えば、かご戸検出部1jは、各種のセンサを採用することができるが、かご戸1iが開放されている状態を検出できる構成であれば、特に限定されない。
また、かご1aは、かご1aの動作を検出するかご動作検出部1mを備えている。例えば、かご動作検出部1mは、各種のセンサを採用することができるが、所定の停止位置から特定の距離(例えば、500mm等)だけ走行したことを検出できる構成であれば、特に限定されない。また、かご動作検出部1mは、かご1aの移動量を検出するために、かご1aに備えられている、という構成だけでなく、例えば、綱車の回転量を検出するために、駆動部1dに備えられている、という構成でもよい。
制御装置2は、CPU等の電子機器を収容する筐体2aを備えている。図2に示すように、制御装置2は、かご1aを走行させたり停止させたりするために、駆動部1d及び制動部1eを制御する第1制御部3と、かご1aを異常停止させるために、駆動部1d及び制動部1eを制御する第2制御部4とを備えている。
第1制御部3は、情報を記憶する記憶部3aと、各入力部1h,1kから入力された情報と記憶部3aで記憶されている情報とに基づいて演算する演算部3bとを備えている。また、第1制御部3は、演算部3bが演算した情報に基づいて、駆動部1d及び制動部1eを制御する走行制御部3cを備えている。そして、第1制御部3は、各入力部1h,1kに入力された情報に応じて、かご1aを、所定の乗場Y1〜Y3まで走行させて、停止させる。
第2制御部4は、情報を記憶する記憶部4aと、各検出部1g,1j,1mが検出した情報と記憶部4aで記憶されている情報とに基づいて演算する演算部4bとを備えている。また、第2制御部4は、演算部4bが演算した情報に基づいて、駆動部1d及び制動部1eを制御する異常停止制御部4cを備えている。
複数の乗場戸検出部1g及びかご戸検出部1jのうち少なくとも一つの検出部1g,1jが、戸1f,1iの開放状態を検出し、且つ、かご動作検出部1mがかご1aの動作を検出した際(戸開走行をした際)に、第2制御部4は、かご1aを異常停止させる。具体的には、第2制御部4は、戸開走行をした際に、駆動部1dを停止させ、制動部1eを作動させる。第2制御部4は、戸開走行保護装置とも呼ばれる。
本実施形態においては、第1制御部3と第2制御部4とは、それぞれ独立した制御部(制御回路)である、という構成であるが、例えば、一つの制御部が、かご1aの走行及び停止とかご1aの異常停止との両方を制御する、という構成でもよい。また、本実施形態においては、第2制御部4は、戸開走行した際にかご1aを異常停止させる、という構成であるが、例えば、他の状況の際にかご1aを異常停止させる、という構成でもよい。
第2制御部4は、かご1aを異常停止させた際に、その異常停止を維持する。そこで、エレベータ1は、異常停止を解除するために操作される第1解除操作部5と、異常停止を解除するために操作される第2解除操作部6とを備えている。
図3及び図4に示すように、制御装置2は、昇降路X1の内部に配置されている。そして、制御装置2は、昇降路X1に対して固定されている。本実施形態においては、制御装置2は、昇降路X1の側壁部X2に固定されている。なお、制御装置2は、例えば、かご1aを案内するかごレール1rに固定される接続体に、固定されている、という構成でもよい。
また、制御装置2の少なくとも一部は、横方向において、第1乗場Y1の乗場戸1fと重なっている。即ち、上下方向における、制御装置2の設置範囲は、上下方向における、第1乗場Y1の乗場戸1fの設置範囲と、少なくとも一部で重複している。本実施形態においては、制御装置2の全体は、横方向において、第1乗場Y1の乗場戸1fと重なっている。なお、制御装置2の位置は、昇降路X1の内部であれば、特に限定されない。
第1解除操作部5は、昇降路X1の内部に配置されている。そして、第1解除操作部5は、昇降路X1に対して固定されている。本実施形態においては、第1解除操作部5は、昇降路X1の側壁部X2に固定されている。なお、第1解除操作部5は、例えば、かごレール1rに固定される接続体に、固定されている、という構成でもよい。
また、第1解除操作部5は、第1乗場Y1の乗場戸1fの上端部1nよりも、下方側に配置されてる。本実施形態においては、第1解除操作部5は、制御装置2の真下に配置されている。
第2解除操作部6は、昇降路X1の内部に配置されている。そして、エレベータ1は、第2解除操作部6を支持する支持部7を備えており、第2解除操作部6は、支持部7に着脱可能に構成されている。支持部7は、昇降路X1に対して固定されている。本実施形態においては、支持部7は、昇降路X1の側壁部X2に固定されている。なお、支持部7は、例えば、かごレール1rに固定される接続体に、固定されている、という構成でもよい。
そして、第2解除操作部6及び支持部7は、横方向において、第2乗場Y2の乗場戸1fと重なっている。即ち、第2解除操作部6及び支持部7は、第2乗場Y2の乗場戸1fの上端部1pと下端部1qとの間に配置されている。また、第2解除操作部6及び支持部7は、昇降路X1の内部のうち、乗場戸1f寄りに配置されている。
ところで、横方向における、各解除操作部5,6とかご1aとの距離は、例えば、300mm以下である。したがって、解除操作部5,6がかご1aと横方向で重なった場合には、作業者は、その解除操作部5,6で解除操作を行うことはできない。そこで、上下方向における、第1解除操作部5と第2解除操作部6との距離W1は、かご1aの上下方向の寸法W2よりも、大きくなっている。
これにより、かご1aの停止位置に関わらず、第1解除操作部5と第2解除操作部6とのうち、少なくとも一方は、操作可能となる。例えば、かご1aが第1解除操作部5と重なる位置で停止した場合には、第2解除操作部6が操作可能であり、また、例えば、かご1aが第2解除操作部6と重なる位置で停止した場合には、第1解除操作部5が操作可能である。当然、かご1aの停止位置によっては、第1解除操作部5及び第2解除操作部6の両方が、操作可能な場合もある。
図4及び図5に示すように、エレベータ1は、第2解除操作部6と制御装置2とを電気的に接続するケーブル8と、ケーブル8の一部を収納する収納部9とを備えている。これにより、かご1aが走行する際に、ケーブル8がかご1aに引っ掛かることを防止することができる。
収納部9は、箱状に形成されている。そして、収納部9は、上開口部9aと下開口部9bとを備えている。上開口部9aは、収納部9の上部の全体に設けられており、下開口部9bは、収納部9の下部の一部(隅部)に設けられている。なお、ケーブル8は、下開口部9bに挿通されている。
収納部9は、支持部7の真下に配置されている。そして、収納部9は、昇降路X1に対して固定されている。本実施形態においては、収納部9は、昇降路X1の側壁部X2に固定されている。なお、収納部9は、例えば、かごレール1rに固定される接続体に、固定されている、という構成でもよい。また、収納部9は、支持部7と分離している、という構成だけでなく、一体的に形成されている、という構成でもよい。
図5及び図6に示すように、第2解除操作部6は、操作される操作部6aと、操作部6aを収容する収容部6bとを備えている。また、第2解除操作部6は、支持部7に着脱可能に支持されるために、支持部7に対して、上方側から引っ掛けられる引掛部6cと、作業者に持たれたり握られたりするための取手部6dとを備えている。
操作部6aは、作業者が操作することによって、かご1aの異常停止を解除できる構成であれば、特に限定されない。例えば、操作部6aは、作業者が押したり切り替えたりすることで解除できるスイッチでもよい。また、例えば、操作部6aは、作業者が接続することで解除できる一対のコネクタでもよい。また、例えば、操作部6aは、作業者が入力装置(例えば、パソコン、コントローラ)を操作することで解除できるように、当該入力装置に接続されるコネクタでもよい。
収容部6bは、作業者が操作部6aを操作できるように、内部を開放可能に構成されている。これにより、操作部6aが収容部6bから露出されることで、操作部6aが操作可能となり、また、操作部6aが収容部6bに包囲されることで、操作部6aが誤操作されることを防止できる。
本実施形態においては、収容部6bは、互いに回転可能に接続される第1及び第2部材6e,6fと、第1及び第2部材6e,6fを締結する締結具6gとを備えている。そして、締結具6gが外され、第1部材6eが第2部材6fに対して回転されることで、操作部6aが露出される。なお、操作部6aは、例えば、収容部6bに収容されておらず、常時、露出されている、という構成でもよい。
引掛部6cは、収容部6bに連結されている。そして、引掛部6cが、支持部7の上端部に引っ掛かることで、第2解除操作部6は、支持部7に取り付けられる。これにより、第2解除操作部6は、自身及びケーブル8の重力等によって、支持部7から外れ難い一方で、作業者は、第2解除操作部6を支持部7から容易に取り外すことができる。
本実施形態においては、引掛部6cは、板バネである。これにより、第2解除操作部6が支持部7に取り付けられている際には、収容部6b及び引掛部6cは、支持部7を挟持している。なお、支持部7は、側壁部X2に固定される固定部7aと、側壁部X2と対面するように配置され、第2解除操作部6が装着される板状の装着部7bとを備えており、装着部7bは、収容部6b及び引掛部6cとに挟持されている。
取手部6dは、環状に形成されている。そして、取手部6dは、収容部6bに連結されている。なお、第2解除操作部6が支持部7に取り付けられている際に、取手部6dは、収容部6bよりも上方に位置している。これにより、作業者が、取手部6dに指や工具等を引っ掛け、第2解除操作部6を引き上げることで、第2解除操作部6は、支持部7から取り外される。したがって、作業者は、第2解除操作部6を支持部7から容易に取り外すことができる。
第1解除操作部5は、作業者が操作することによって、かご1aの異常停止を解除できる構成であれば、特に限定されない。例えば、図示していないが、第1解除操作部5は、第2解除操作部6と同様に、スイッチ、一対のコネクタ、入力装置に接続されるコネクタ等の操作部を備えている。
また、第1解除操作部5は、昇降路X1に対して変位可能な構成、例えば、第2解除操作部6と同じ構成でもよく、また、例えば、昇降路X1に対して固定されている、という構成でもよい。また、第1解除操作部5は、例えば、制御装置2(筐体2a)の外部に配置されている、という構成でもよく、また、例えば、制御装置2(筐体2a)の内部に配置されている、という構成でもよい。
本実施形態に係るエレベータ1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るかご1aの異常停止に対する解除操作方法について、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7に示すように、かご1aが第1解除操作部5よりも上方の位置で異常停止した場合は、第1解除操作部5が、操作可能である。そこで、作業者Z1は、第1乗場Y1の乗場戸1fから、昇降路X1の内部に入り、昇降路X1の底部X3を利用して、第1解除操作部5を操作することができる。これにより、作業者Z1は、安全に解除操作を行うことができる。
一方で、図8に示すように、かご1aが、第1解除操作部5と重なる位置で異常停止した場合は、第2解除操作部6が、操作可能である。そこで、作業者Z1は、第2乗場Y2の乗場戸1fを開ける。そして、かご1aが下方側に位置しているため、作業者Z1は、かご1aの上を利用できる場合は、かご1aを利用して、第2解除操作部6を操作することができる。これにより、作業者Z1は、安全に解除操作を行うことができる。
また、作業者Z1は、かご1aの上を利用できない場合は、第2乗場Y2から手を伸ばして、第2解除操作部6を支持部7から取り外す。そして、作業者Z1は、第2乗場Y2で、第2解除操作部6を操作することができる。これにより、作業者Z1は、安全に解除操作を行うことができる。しかも、第2乗場Y2と昇降路X1の底部X3との間に、かご1aが位置しているため、作業者Z1が第2乗場Y2から昇降路X1の底部X3まで落下することを防止できる。
なお、作業者Z1が第2乗場Y2から第2解除操作部6を取るために、第2解除操作部6(支持部7)は、乗場戸1fの近傍に配置されていることが好ましい。例えば、第2解除操作部6と乗場戸1fとの距離は、800mm以内であることが好ましく、また、600mm以内であることがさらに好ましい。
以上より、本実施形態に係るエレベータ1は、かご1aを異常停止させる制御部4と、前記異常停止を解除させるために操作される第1解除操作部5と、前記異常停止を解除させるために操作される第2解除操作部6と、を備え、前記制御部4は、昇降路X1の内部に配置され、前記第1解除操作部5は、昇降路X1の内部に配置され、前記第2解除操作部6は、前記昇降路X1の内部で、且つ、上下方向における前記第1解除操作部5との距離W1が前記かご1aの上下方向の寸法W2よりも大きくなるように、配置される。
斯かる構成によれば、上下方向における第1解除操作部5と第2解除操作部6との距離W1が、かご1aの上下方向の寸法W2よりも大きくなっている。これにより、かご1aの停止位置に関わらず、第1解除操作部5と第2解除操作部6のうち、少なくとも一方が操作可能となる。したがって、制御部4及び解除操作部5,6を昇降路X1の内部に設置しつつも、かご1aの異常停止を適切に解除することができる。
また、本実施形態に係るエレベータ1においては、前記第1解除操作部5は、最下階の乗場戸1fの上端部1nよりも、下方側に配置され、前記第2解除操作部6は、下から2番目の階の乗場戸1fの上端部1pと下端部1qとの間に、配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、かご1aが第1解除操作部5よりも上方の位置で異常停止した場合に、第1解除操作部5が操作可能となる。これにより、作業者Z1は、最下階の乗場戸1fから昇降路X1の内部に入り、昇降路X1の底部X3を利用して、第1解除操作部5を操作することができる。これにより、作業者Z1は、安全に解除操作を行うことができる。
一方で、かご1aが、第1解除操作部5と重なる位置で異常停止した場合に、第2解除操作部6が操作可能となる。これにより、作業者Z1は、下から2番目の階の乗場戸1fから、第2解除操作部6を操作する。このとき、第2解除操作部6よりも下方に、異常停止するかご1aが位置している。これにより、作業者Z1は、安全に解除操作を行うことができる。
また、本実施形態に係るエレベータ1は、前記第2解除操作部6を支持する支持部7を備え、前記支持部7は、所定の乗場戸1fの上端部1pと下端部1qとの間で、且つ、前記昇降路X1の内部の前記所定の乗場戸1f寄りに配置され、、という構成である。
斯かる構成によれば、引掛部6cが、支持部7に対して上方側から引っ掛けられているため、第2解除操作部6は、支持部7に確実に取り付けられる。そして、第2解除操作部6が操作される際には、作業者Z1は、所定の乗場戸1fから、第2解除操作部6を上方に引き上げることで、第2解除操作部6を支持部7から容易に取り外すことができる。
なお、エレベータ1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、エレベータ1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係るエレベータ1においては、第1解除操作部5は、最下階の乗場戸1fの上端部1nよりも、下方側に配置され、第2解除操作部6は、下から2番目の階の乗場戸1fの上端部1pと下端部1qとの間に、配置される、という構成である。しかしながら、エレベータ1は、斯かる構成に限られない。例えば、上下方向における、第1解除操作部5と第2解除操作部6との距離W1が、かご1aの上下方向の寸法W2よりも大きくなれば、各解除操作部5,6の位置は、特に限定されない。
(2)また、上記実施形態に係るエレベータ1においては、第2解除操作部6は、支持部7に対して着脱可能であり、昇降路X1に対して変位可能である、という構成である。しかしながら、エレベータ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2解除操作部6は、昇降路X1に対して固定されている、という構成でもよい。
(3)また、上記実施形態に係るエレベータ1においては、第2解除操作部6は、引掛部6cによって、支持部7に上方側から引っ掛けられる、という構成である。しかしながら、エレベータ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2解除操作部6は、固定具によって、支持部7に着脱可能に対して固定されている、という構成でもよい。
(3)また、上記実施形態に係るエレベータ1においては、第2解除操作部6は、ケーブル8によって、制御装置2と電気的に接続されている、という構成である。しかしながら、エレベータ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2解除操作部6は、無線通信によって、制御装置2と通信可能である、という構成でもよい。
(4)また、エレベータ1は、例えば、解除操作部5,6によって解除操作可能な状態と解除操作不能な状態とに切り替える切替部を備えている、という構成でもよい。斯かる構成によれば、解除操作部5,6による解除の誤操作を防止することができる。
(4−1)例えば、かご1aが異常停止(具体的には、第2解除操作部6の操作で解除できる異常停止)している際に、切替部は、第2解除操作部6を支持部7から取り外し可能とする一方で、かご1aが異常停止していない(又は、第2解除操作部6の操作で解除できない異常停止している)際に、切替部は、第2解除操作部6を支持部7から取り外し不能とする、という構成でもよい。
(4−2)また、例えば、かご1aが異常停止している際に、切替部は、収容部6bから操作部6aを開放可能とする(例えば、締結具6gを電気錠とし、締結具6gによるロックを解除する)一方で、かご1aが異常停止していない際に、切替部は、収容部6bから操作部6aを開放不能とする(例えば、締結具6gによりロックする)、という構成でもよい。
(5)また、エレベータ1においては、例えば、解除操作部5,6は、かご1aが異常停止(具体的には、解除操作部5,6の操作で解除できる異常停止)していることを表示する表示部を備えている、という構成でもよい。そして、かご1aの異常停止を解除した際に、表示部は、解除したことを表示する、という構成でもよく、また、作業者が解除したことを認識できるように、異常停止の表示を消す、という構成でもよい。
(6)また、エレベータ1は、例えば、ケーブル8を巻き取り及び引き出し可能なケーブルリールを備えている、という構成でもよい。斯かる構成によれば、ケーブル8を効果的に収納することができる。
(7)また、エレベータ1においては、第2制御部4、第1解除操作部5及び第2解除操作部6は、昇降路X1の内部に配置されている。したがって、新設のエレベータ1に対して設置するだけでなく、既設のエレベータ1に対して、昇降路X1の内部の空き空間に、第2制御部4、第1解除操作部5及び第2解除操作部6を設置することで、上記エレベータ1の構成に、改良することも可能である。
例えば、既設のエレベータを改良するエレベータ改良方法は、既設のエレベータに対して、第2制御部4を昇降路X1の内部に設置することと、第1解除操作部5を昇降路X1の内部に設置することと、第2解除操作部6を昇降路X1の内部に設置することと、を含む。斯かるエレベータ改良方法によれば、空き空間が少なくても、かご1aの異常停止機能を追加することができる。
1…エレベータ、1a…かご、1b…ロープ、1c…釣合錘、1d…駆動部、1e…制動部、1f…乗場戸、1g…乗場戸検出部、1h…乗場入力部、1i…かご戸、1j…かご戸検出部、1k…かご入力部、1m…かご動作検出部、1n…上端部、1p…上端部、1q…下端部、1r…かごレール、2…制御装置、2a…筐体、3…第1制御部、3a…記憶部、3b…演算部、3c…走行制御部、4…第2制御部、4a…記憶部、4b…演算部、4c…異常停止制御部、5…第1解除操作部、6…第2解除操作部、6a…操作部、6b…収容部、6c…引掛部、6d…取手部、6e…第1部材、6f…第2部材、6g…締結具、7…支持部、7a…固定部、7b…装着部、8…ケーブル、9…収納部、9a…上開口部、9b…下開口部、X1…昇降路、X2…側壁部、X3…底部、Y1…第1乗場、Y2…第2乗場、Y3…乗場、Z1…作業者

Claims (2)

  1. かごを異常停止させる制御部と、
    前記異常停止を解除させるために操作される第1解除操作部と、
    前記異常停止を解除させるために操作される第2解除操作部と、を備え、
    前記制御部は、昇降路の内部に配置され、
    前記第1解除操作部は、昇降路の内部に配置され、
    前記第2解除操作部は、前記昇降路の内部で、且つ、上下方向における前記第1解除操作部との距離が前記かごの上下方向の寸法よりも大きくなるように、配置され
    前記第1解除操作部は、最下階の乗場戸の上端部よりも、下方側に配置され、
    前記第2解除操作部は、下から2番目の階の乗場戸の上端部と下端部との間に、配置される、エレベータ。
  2. 前記第2解除操作部を支持する支持部を備え、
    前記支持部は、所定の乗場戸の上端部と下端部との間で、且つ、前記昇降路の内部の前記所定の乗場戸寄りに配置され、
    前記第2解除操作部は、前記支持部に対して、上方側から引っ掛けられる引掛部を備える、請求項1に記載のエレベータ。
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