JP2015024880A - エレベータ - Google Patents
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Abstract
【課題】床マットの位置ずれによる不具合の発生を防止することである。【解決手段】エレベータ10は、乗りかご12のかご床21に配置される床マット30と、かごドア17に対向するかご後方壁部である壁部22bに設けられ、床マット30を着脱自在に固定する取り付け部材32と、取り付け部材32を壁部22b側に引っ張る駆動装置33と、かごドア17を開閉するかごドア開閉装置18に対して、予め定めた閾値以上の負荷が加わったときに駆動装置33を作動させる制御装置50とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、エレベータに関し、より詳しくは、乗りかご内に床マットが設置されるエレベータに関する。
エレベータの乗りかごの床には、床の汚損を防止する等の目的で、床マットが設置される場合がある。例えば、特許文献1には、乗りかごの出入口の幅寸法よりも小さい幅寸法を有するベース部材と、このベース部材の側方に連設される張出し部材とからなり、張出し部材をベース部材に対して折曲げ自在に保持する折曲げ部を備えた床マットが開示されている。特許文献1では、当該床マットを用いることにより、清掃作業の能率を向上させることができると記載されている。
ところで、乗りかご内に設置された床マットは、利用者の乗り降り等により位置ずれして、例えば、かごドア側に移動してドアが閉まらなくなるといった不具合を引き起こす場合がある。
本発明の目的は、床マットの位置ずれによる不具合の発生を防止することが可能なエレベータを提供することである。
本発明に係るエレベータは、乗りかごの床に配置される床マットと、かごドアに対向するかご後方壁部に設けられ、前記床マットを着脱自在に固定する取り付け部材と、前記取り付け部材を前記かご後方壁部側に引っ張る駆動装置とを備えることを特徴とする。
本発明に係るエレベータにおいて、前記かごドアを開閉する開閉装置に対して、予め定めた閾値以上の負荷が加わったときに前記駆動装置を作動させる制御装置を備えることが好適である。
本発明に係るエレベータにおいて、前記かご後方壁部の下部には、巾木が設けられており、前記駆動装置は、前記乗りかごの外側に設置されており、前記取り付け部材は、前記巾木に形成された開口を通して前記乗りかごの外側から内側に延びていることが好適である。
本発明に係るエレベータによれば、床マットの位置ずれによる不具合の発生を防止することができる。例えば、乗客の乗り降り等により床マットがかごドア側に移動した場合には、駆動装置を作動させて取り付け部材に固定された床マットをかご後方壁部側に引っ張ることができる。これにより、かごドアが閉まらなくなるといった不具合が防止され、利用者の利便性を向上させることができる。
図面を参照しながら、本発明の実施形態について以下詳細に説明する。実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本実施形態では、ロープ式のエレベータを例示して説明するが、本発明の適用はこれに限定されず、機械室レスエレベータや油圧式エレベータにも適用することができる。
図1に示すように、エレベータ10は、昇降路11内において、乗りかご12が各階床に設置された乗場13の間を昇降する昇降機構部と、その動作を制御する制御装置50とで構成されている。詳しくは後述するように、エレベータ10は、乗りかご12のかご床21に設置される床マット30の位置ずれによる不具合の発生を防止する機能を有する。本実施形態では、制御装置50によって、かかる機能を実現するための制御が実行される。
昇降路11は、建造物内等に鉛直方向に貫通して設けられた乗りかご12の昇降通路である。本実施形態では、昇降路11の上部に設けられた上部機械室14に乗りかご12を昇降させる巻上げ機15や制御装置50が設置されている。
乗りかご12は、利用者が乗り込むことのできる室内スペースを有し、巻上げ機15の駆動により昇降路11内を昇降する。乗りかご12内には、制御装置50に接続されたかご内操作盤16(図2参照)が設置されている。かご内操作盤16は、行き先階釦、ドア開閉釦、およびかご内インジケータなどを有している。また、乗りかご12には、かごドア17、かごドア17を開閉するかごドア開閉装置18などが設置されている。
乗場13は、各階床に設けられた乗りかご12の乗降口である。乗場13の壁面は、かごドア17に追従して開閉する乗場ドア19、制御装置50に接続された乗場操作盤20などが設置されている。乗場操作盤20は、例えば、乗場呼び登録を行なうための上方向及び下方向の乗場呼び釦やインジケータを有している。
以下、図2〜図4をさらに参照し、乗りかご12の構成について詳説する。
図2及び図3に示すように、乗りかご12は、かご床21と、その上に立設した壁部22と、図示しない天井部とを備え、それらに囲まれた室内スペースを有している。壁部22の1つである壁部22aには、乗降口となる開口部が形成されており、当該開口部を開閉するかごドア17が設置されている。かごドア17は、乗りかご12の天井部の外側に設置されたかごドア開閉装置18により乗場ドア19と共に開閉される。また、壁部22aには、かご内操作盤16が設置されている。
乗りかご12の壁部22は、壁パネル23と、土台部24とで形成されている。土台部24は、乗りかご12の乗降口を除くかご床21上に設けられ、その上に壁パネル23が載せられて互いに締結されている。なお、かご床21の室内における床面を「床面21a」、室外(壁部22の外側)における床面を「床面21b」とする。即ち、かご床21は、壁部22よりも外側に張り出している。土台部24の室内側には、巾木25が設けられている。
乗りかご12には、床マット30が設置されている。床マット30は、例えば、雨の日や荷物を運搬する際に設置されてもよいし、場合によっては、常時設置されていてもよく、床面21a上に敷かれて床面21aの汚損を防止する。床マット30の形状や寸法は、床面21aの形状や寸法に合わせて適宜変更できる。床面21aの形状は、通常、四角形状であるから、床マット30も四角形状とされる。また、床マット30は、床面21aの略全域を覆う寸法であることが好適である。
床マット30には、後述の取り付け部材32にマットを固定するためのフック31が設けられている。フック31は、四角形状の床マット30の1つの辺に複数設けられることが好適であり、本実施形態では、2つのフック31が1つの辺の長さ方向両端部近傍にそれぞれ設けられている。床マット30は、フック31が壁部22b側に位置するように床面21a上に配置される。なお、床マット30を取り付け部材32に固定するための構造は、フック31に限定されない。例えば、床マット30の端部に取り付け部材32を引っ掛け可能な貫通孔や窪みが形成されていてもよい。
乗りかご12には、床マット30を着脱自在に固定する取り付け部材32と、取り付け部材32を壁部22b側に引っ張る駆動装置33とが設けられている。駆動装置33は、床マット30が許容範囲を超えて位置ずれした場合に、取り付け部材32を引っ張って床マット30を元の位置に戻す機能を有し、詳しくは後述するように、その動作は制御装置50によって制御される。本実施形態では、床マット30のフック31の数に対応して、それぞれ2つの取り付け部材32、駆動装置33が設けられている。
取り付け部材32は、かごドア17(壁部22a)に対向するかご後方壁部である壁部22bに設けられている。より詳しくは、壁部22bに形成された後述の開口部26から室内に延びている。取り付け部材32は、例えば、床マット30に設けられたフック31に係合するバネ付きフックである。フック31及び取り付け部材32は、互いに着脱自在に固定可能な構造とされる。このため、床マット30が不要であるときには、床マット30を簡単に取り外すことができる。
取り付け部材32は、例えば、その一端側がフック31に引っ掛けられ、他端側が駆動装置33に対して前後方向(かごドア17に垂直な方向)にスライド可能に支持されている。取り付け部材32をスライド可能に支持して床マット30の位置ずれをある程度許容することで、床マット30が動いて取り付け部材32が引っ張られた場合であっても、フック31や取り付け部材32に過度の負荷が加わることがなく、これらが破損することを防止できる。
駆動装置33は、乗りかご12の室外であって、壁部22bの外側の床面21b上に設置されている。駆動装置33は、壁部22bの外側に位置する床面21bの左右方向(前後方向に直交する方向)の両端部近傍に設置されている。即ち、フック31及び駆動装置33は、互いに対応する位置に設けられている。このように、室外に駆動装置33が配置されるので、利用者の邪魔にならない。
本実施形態では、巾木25に開口部26が形成されており、開口部26を通して室外から室内にフック状の取り付け部材32が延びている(図3参照)。図3では、土台部24を省略しているが、一般的には土台部24にも開口が形成される。駆動装置33には、例えば、電磁石が内蔵されており、当該電磁石が励起されることでバネ付きフックである取り付け部材32が後方に引っ張られる。
なお、図4に示すように、床マット30を使用しない場合には、取り付け部材32が利用者の邪魔にならないように、取り付け部材32を後方にスライドさせておくことが好適である。図4に示す例では、取り付け部32の一端部が巾木25と接する状態とされており、室内側に大きく飛び出ないように収容されている。
制御装置50は、昇降機構部を構成する各要素の動作を統一的に制御する装置である。また、制御装置50は、床マット30の位置ずれによる不具合の発生を防止するために、負荷判定手段51と、駆動手段52とを有する。制御装置50は、CPUと、上記各手段の機能を実行する際に使用される制御パラメータ等の入力に用いられる入力部と、制御パラメータや制御プログラム等を記憶する記録部と、入出力ポートなどを備えるコンピュータである。各機能は、ソフトウェア、例えば、対応する制御プログラムを実行することで実現できる。
負荷判定手段51は、かごドア17を開閉するかごドア開閉装置18に対して、予め定めた閾値以上の負荷(トルク)が加わったか否かを判定する。かごドア開閉装置18の負荷は、ドアディテクタにより検知することができる。負荷判定手段51は、例えば、かごドア開閉装置18のモータに加わる負荷と閾値とを比較して、負荷≧閾値と判定した場合には、駆動手段52に対して駆動装置33の作動を許可する指令(制御信号)を与える。例えば、床マット30がかごドア17側に動いてかごドア17が閉まらない状態となった場合には、かごドア開閉装置18に加わる負荷が閾値を超える。
駆動手段52は、負荷判定手段51の指令に基づいて駆動装置33を作動させる。駆動手段52は、例えば、負荷判定手段51から指令を受信したときに、駆動装置33に対して指令を与えて電磁石を励起させる。
ここで、図5を参照して、上記構成を備えたエレベータ10の動作を説明する。
図5に示す状態では、床マット30がかごドア17側に動いて、かごドア17が閉まらない状態であるから、かごドア開閉装置18に対して大きな負荷が加わる。この場合、制御装置50の負荷判定手段51の機能により、当該負荷が予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。そして、負荷≧閾値と判定した場合には、駆動手段52の機能により、駆動装置33の電磁石が励起され取り付け部材32が後方に引っ張られる。
図5に示す状態では、床マット30がかごドア17側に動いて、かごドア17が閉まらない状態であるから、かごドア開閉装置18に対して大きな負荷が加わる。この場合、制御装置50の負荷判定手段51の機能により、当該負荷が予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。そして、負荷≧閾値と判定した場合には、駆動手段52の機能により、駆動装置33の電磁石が励起され取り付け部材32が後方に引っ張られる。
取り付け部材32が後方に引っ張られると、フック31を介して取り付け部材32に固定された床マット30が後方に引っ張られる。これにより、床マット30がかごドア17から離れて元の位置に戻る。
以上のように、エレベータ10によれば、床マット30の位置ずれによる不具合の発生を防止することができる。例えば、乗客の乗り降り等により床マット30がかごドア17側に移動した場合には、駆動装置33を作動させて取り付け部材32に固定された床マット30を後方に引っ張ることができる。これにより、かごドア17が閉まらなくなるといった不具合が防止され、利用者の利便性を向上させることができる。
10 エレベータ、11 昇降路、12 乗りかご、13 乗場、14 上部機械室、15 巻上げ機、16 かご内操作盤、17 かごドア、18 かごドア開閉装置、19 乗場ドア、20 乗場操作盤、21 かご床、21a,21b 床面、22,22a,22b 壁部、23 壁パネル、24 土台部、25 巾木、26 開口部、30 床マット、31 フック、32 取り付け部材、33 駆動装置、50 制御装置、51 負荷判定手段、52 駆動手段
Claims (3)
- 乗りかごの床に配置される床マットと、
かごドアに対向するかご後方壁部に設けられ、前記床マットを着脱自在に固定する取り付け部材と、
前記取り付け部材を前記かご後方壁部側に引っ張る駆動装置と、
を備えた、エレベータ。 - 請求項1に記載のエレベータにおいて、
前記かごドアを開閉する開閉装置に対して、予め定めた閾値以上の負荷が加わったときに前記駆動装置を作動させる制御装置を備えた、エレベータ。 - 請求項1に記載のエレベータにおいて、
前記かご後方壁部の下部には、巾木が設けられており、
前記駆動装置は、前記乗りかごの外側に設置されており、
前記取り付け部材は、前記巾木に形成された開口を通して前記乗りかごの外側から内側に延びている、エレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013154169A JP2015024880A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013154169A JP2015024880A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | エレベータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015024880A true JP2015024880A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52489867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013154169A Pending JP2015024880A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | エレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015024880A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017222481A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 出入口開閉不良時マットずれ検出エレベーター、及び出入口開閉不良時マットずれ検出エレベーターの制御方法 |
-
2013
- 2013-07-25 JP JP2013154169A patent/JP2015024880A/ja active Pending
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JP2017222481A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 出入口開閉不良時マットずれ検出エレベーター、及び出入口開閉不良時マットずれ検出エレベーターの制御方法 |
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