JP6170125B2 - 乗りかご装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、乗りかご装置に関する。
従来、手摺と手摺よりも上方に位置された操作部とを、室内に備えたエレベータ用の乗りかご装置が知られている。
特開2013−95566号公報
この種の乗りかご装置では、操作部の車椅子利用者等に対する操作性の向上の点でさらなる改善の余地がある。
実施形態の乗りかご装置は、手摺と、操作部と、を備えた。前記手摺は、乗りかご内の側面と隙間をあけて前記側面に沿って水平方向に延びた。前記操作部は、前記手摺よりも上方で前記側面に設けられた操作面を有した。前記手摺の中心の前記乗りかご内の床面からの高さが、750mm以上850mm以下であり、前記操作面の中心を通り前記側面と直交して上下方向に延びた断面において、前記手摺の外縁に接し前記操作面の中心を通る二つの接線のうち前記側面から遠い方の接線と、水平線と、の角度が、59度以上である。前記操作面の中心の前記床面からの高さが、900mm以上1100mm以下である。前記操作部は、肘当ての上面の前記床面からの高さが600mm以上700mm以下の車椅子に乗った車椅子利用者に操作される。前記手摺は、前記操作部に面した部分を含み前記側面からの距離が第一の距離である第一の延部と、前記第一の延部と接続され前記側面からの距離が前記第一の距離とは異なる第二の距離である第二の延部と、を有した。
図1は、第1の実施形態の乗りかご装置の外観を示す模式的かつ例示的な斜視図である。 図2は、第1の実施形態の乗りかご装置の内部を示す模式的かつ例示的な斜視図である。 図3は、図2のIII矢視図である。 図4は、図3のIV-IV断面図である。 図5は、第1の実施形態の乗りかご装置の内部を示す模式的かつ例示的な斜視図であって、乗りかご装置に車椅子利用者が乗った状態を示す模式的かつ例示的な図である。 図6は、図5のVI矢視図である。 図7は、第1の実施形態の乗りかご装置の手摺および手摺の周囲を示す模式的かつ例示的な図である。 図8は、第2の実施形態の乗りかご装置の内部を示す模式的かつ例示的な斜視図である。 図9は、第2の実施形態の乗りかご装置を示す模式的かつ例示的な断面図であって、図4に対応する図である。 図10は、第3の実施形態の乗りかご装置の内部を示す模式的かつ例示的な斜視図である。 図11は、第3の実施形態の乗りかご装置の一部を示す模式的かつ例示的な平面図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、以下の例示的な実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。また、以下の各図では、便宜上、方向(X方向、Y方向、Z方向)が規定されている。X方向は、乗りかごの幅方向(水平方向)に沿っており、Y方向は、乗りかごの奥行き方向(水平方向)に沿っており、Z方向は、乗りかごの高さ方向(鉛直方向)に沿っている。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。
また、以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、あくまで一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成によって得られる種々の効果のうち少なくとも一つをうることが可能である。
<第1の実施形態>
図1に示される乗りかご装置1は、エレベータ用である。乗りかご装置1は、昇降路内を昇降し、任意の目的階の乗り場に移動することができる。
乗りかご装置1は、乗りかご3と、扉装置4と、を備えている。乗りかご3は、略直方体の箱状に構成されている。図2に示されるように、乗りかご3には、利用者が出入り可能な室10が設けられている。本実施形態では、利用者には、車椅子100(図5)に乗った利用者である車椅子利用者200(図5)が含まれる。また、図1,2に示されるように、乗りかご3は、床部11と、天井部12と、側壁部13〜16と、を有しており、これらの床部11、天井部12、および側壁部13〜16が、室10を囲んでいる。室10は、かご室とも称され、側壁部13〜16は、側板とも称されうる。
床部11および天井部12は、いずれも水平方向に延びている(広がっている)。床部11および天井部12は、鉛直方向に間隔を空けて設けられている。床部11の内面が、室10に面した床面11aである。床面11aは、水平方向に沿っている。
側壁部13および側壁部15は、いずれも鉛直方向および乗りかご3の幅方向に沿って延びている(広がっている)。側壁部13および側壁部15は、乗りかご3の奥行き方向(Y方向)に間隔を空けて互いに平行に設けられている。側壁部14および側壁部16は、いずれも鉛直方向および乗りかご3の奥行き方向(Y方向)に沿って延びている(広がっている)。側壁部14および側壁部16は、乗りかご3の幅方向(X方向)に間隔を空けて互いに平行に設けられている。側壁部13〜側壁部16の内面(図2,6)が、室に面した側面14a,15a,16a(側壁部13の側面は図示されず)である。側壁部13〜側壁部15の側面14a,15a,16a(側壁部13,16の側面は図示されず)は、鉛直方向に沿っている。
また、図2に示されるように、側壁部14は、複数の部材によって構成されうる。一例として、側壁部14は、板部材17と、後述の操作盤6のベース部材21と、を含む。よって、側壁部14の側面14aは、板部材17の室10に面した面17aと、ベース部材21の室10に面した面21aと、を含む。また、図1,2に示されるように、側壁部13には、出入口18が設けられている。
図1に示されるように、扉装置4は、側壁部13に設けられており、出入口18を開閉する。扉装置4は、乗りかご3が所定の着床位置に停止しているときに開放され、乗りかご3に対する利用者の乗降を可能とする。
また、図2に示されるように、乗りかご3の側壁部14には、操作盤6と、手摺7と、が設けられている。
操作盤6は、一例として、主に車椅子利用者200等の利用に供される。なお、側壁部13における出入口18の脇には、別の操作盤(以後、主操作盤とも称する)が設けられている。操作盤6は、副操作盤とも称されうる。
操作盤6は、室10内に露出しており、乗りかご3内の利用者の種々の操作を受け付ける。操作盤6は、利用者による操作入力に応じていわゆる乗りかご3の呼び登録等を行う。操作盤6は、例えば、乗りかご3の行先階の指示操作である呼び操作や扉装置4の開閉操作を受け付ける。操作盤6は、エレベータの制御盤(図示されず)と電気的に接続されており、利用者の操作入力に応じて乗りかご3の呼び登録信号等や開閉信号を制御盤に送信する。なお、主操作盤も操作盤6と同様の機能を有する。
上述したように、操作盤6は、主に車椅子利用者200等用である。このため、操作盤6は、乗りかご3内の側壁部14の側面14aにおいて、鉛直方向において車椅子利用者200が操作可能な比較的低い位置に設けられている。典型的には、操作盤6は、主操作盤より低い位置に設けられている。また、操作盤6は、側面14aにおける乗りかご3の奥行き方向の略中央の位置に設けられている。
図3に示されるように、操作盤6は、ベース部材21と、表示部22と、複数の操作ボタン23と、を有している。
ベース部材21は、四角形の板状に構成されている。図3,4に示されるように、ベース部材21は、板部材17に一体に設けられている。ベース部材21は、板部材17の面17aから室10内に突出しており、ベース部材21は、室10内に露出した面21aを有している。面21aは、鉛直方向および乗りかご3の奥行き方向(Y方向)に沿って延びている。面21aには、表示部22および複数の操作ボタン23が設けられており、ベース部材21は、表示部22および複数の操作ボタン23を支持している。
表示部22は、例えば液晶ディスプレイ等によって構成され、乗りかご装置1の昇降状態(上り、下り)等の各種情報を表示する。
操作ボタン23は、一例として、押ボタンである。複数の操作ボタン23は、一例として、鉛直方向の複数の段に配列されている。一例として、複数の操作ボタン23は、上下2段に配列されている。上下2段のうちの下段には、複数の操作ボタン23が乗りかご3の奥行き方向(Y方向)に互いに間隔を空けて並べられ、上下2段のうちの上段には、一つの操作ボタン23が設けられている。なお、操作ボタン23の配置や個数は、上記に限られない。操作ボタン23は、操作部の一例である。
各操作ボタン23は、室10内に露出した操作面23aを有している。操作面23aには、「行先階」や扉装置4の「開」、「閉」等に対応する数字、文字、記号、点字、図柄等が表されている。操作面23aは、押し操作される。操作ボタン23が操作されることにより、操作ボタン23に対して予め設定された信号が制御盤に送信される。
また、操作ボタン23は、操作面23aを含む部分がベース部材21の面21aから突出している。すなわち、操作ボタン23は、側壁部14の側面14a(面17a、面21a)から突出している。また、操作面23a(操作ボタン23)は、手摺7よりも上方で側面14a(面21a)に設けられている。
図3,4に示されるように、手摺7は、側面14aと隙間S1(図4)をあけて側面14aに沿って水平方向に延びている。すなわち、手摺7は、乗りかご3の奥行き方向(Y方向)に沿って延びている。手摺7は、一例として、円形断面の丸棒部材によって構成されて、直線状に延びている。手摺7は、取付金具等の結合部材25を介して側面14aに結合されている。手摺7と結合部材25とは、別部材であってもよいし、一体成形されていてもよい。
上記構成の乗りかご装置1が設けられたエレベータは、例えば、利用者により、主操作盤や操作盤6、乗り場に設けられた操作盤等を介して呼び操作が行われた場合に、制御盤に呼び登録信号が入力される。そして、制御盤がこの呼び登録信号に応じて乗りかご3の呼び登録を行う。そして、制御盤は、この呼び登録、種々のセンサ、検出器からの出力、乗りかご3の現在の移動方向(昇降方向)等に基づいて、乗りかご3が合理的に移動しながらそれぞれの呼びに応答するように乗りかご3の着床順序を定める。そして、制御盤は、巻上機等を含んで構成される昇降駆動部(図示されず)を駆動制御し、乗りかご3を目的の階床へと移動させる。これにより、エレベータは、乗りかご3が昇降路内を鉛直方向上下に昇降移動し、任意の目的階の乗り場に移動する。そして、エレベータは、乗りかご3が目的階の乗り場に着床し、所定の着床位置に着床したことが検出されると、その後、制御盤が扉装置4を開放する。これにより、乗り場で待機している利用者は、乗りかご3内に乗り込むことが可能となり、また、乗りかご3内の利用者は乗り場に降りることが可能となる。
また、上記の乗りかご装置1では、操作盤6が乗りかご3の内部において出入口18の側方に位置された側面14aに設けられている。よって、図5〜7に示されるように、例えば、車椅子利用者200等が乗りかご3に乗り込んだ際に、方向転換をしなくても入ってきてそのまま操作盤6に対する操作を行うことができる。
また、本実施形態では、発明者の鋭意研究に基づき、車椅子100に乗った車椅子利用者200の操作盤6の操作および手摺7の利用のため、操作ボタン23および手摺7は、以下のように配置されている。
具体的には、図4に示されるように、操作面23aの中心23bの床面11aからの高さH1は、例えば、900mm以上1100mm以下である。下段に位置された操作ボタン23の操作面23aの中心23bの床面11aからの高さH1は、一例として、925mm程度である。このような配置の理由の一つは、例えば、車椅子100の肘当て100a(肘掛、図7)の上面の床面11aからの高さが600mm以上700mm以下の場合、車椅子利用者200にとっては、床面11aからの高さが900mm程度の操作ボタン23は比較的操作しやすいが、床面11aからの高さが1100mmを超えた操作ボタン23は比較的操作し難くいためである。
また、操作面23aの中心23bと側壁部14の面17aとの間の距離D1(面17aに対する突出量)は、例えば、2.5mm程度である。また、手摺7の直径D2は、例えば、38mm程度である。また、手摺7の中心7aの乗りかご3内の床面11aからの高さH2は、例えば、750mm以上850mm以下である。また、手摺7と側面14aとの間の距離D3は、35mm以上である。また、手摺7の中心7aと側面14aとの間の距離D4は、例えば、55mm程度である。
また、操作面23aの中心23bを通り側面14aと直交して上下方向に延びた断面50において、手摺7の外縁7e(外周)に接し操作面23aの中心23bを通る二つの接線L1,L2のうち側面14aから遠い方の接線L1と、水平線103と、の角度αが、59度以上である。
以上、説明したように、本実施形態では、手摺7の中心7aの乗りかご3内の床面11aからの高さが、750mm以上850mm以下である。また、操作面23aの中心23bを通り側面14aと直交して上下方向に延びた断面50において、手摺7の外縁7eに接し操作面23aの中心23bを通る二つの接線L1,L2のうち側面14aから遠い方の接線L1と、水平線103と、の角度αが、59度以上である。これにより、車椅子利用者200が操作ボタン23を操作する場合、前腕200aが手摺7に接触しにくく、前腕200aが手摺7に接触した場合でも手摺7との干渉感(ぶつかり感)が小さい。よって、手摺7が操作盤6の近傍にあっても、車椅子利用者200の操作ボタン23の操作の妨げになるのが抑制されやすい。したがって、操作ボタン23の車椅子利用者200に対する操作性を向上することができる。
なお、手摺7の中心7aの乗りかご3内の床面11aからの高さが、750mmよりも低い場合、車椅子100の肘当て100aと手摺7との間の距離が小さくなりやすい。このため、車椅子利用者200が手200bを肘当て100aから操作ボタン23に移動させる際に、肘200cや肘200c近傍の前腕200aが手摺7に当たることがある。
また、本実施形態では、手摺7と側面14aとの間の距離D3が、35mm以上である。よって、車椅子利用者200が手摺7を利用する場合、手200bが入るのに十分な空間が確保されやすい。
また、本実施形態では、操作面23aの中心23bの床面11aからの高さH1は、例えば、900mm以上1100mm未満である。よって、車椅子利用者200が操作ボタン23を操作しやすい。
また、本実施形態では、手摺7が上記の各寸法で配置されていることにより、手摺7を分割することなく手摺7を乗りかご3の奥行き方向に長く延ばしやすい。よって、車椅子利用者200以外の利用者も乗りかご3内で手摺7を利用しやすい。
なお、手摺7および操作盤6は、側壁部14以外の側壁部13,15,16に設けられていてもよい。また、操作部は、タッチパネル付き表示装置によって構成されていてもよい。
<第2の実施形態>
図8,9に示される本実施形態の乗りかご装置1は、第1の実施形態の乗りかご装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の構成に基づく同様の効果が得られる。ただし、本実施形態は、手摺7Aが第1の実施形態の手摺7と相違している。
本実施形態の手摺7Aは、手摺7と同様に、側面14aと隙間S1をあけて側面14aに沿って水平方向に延びている。すなわち、手摺7は、乗りかご3の奥行き方向(Y方向)に沿って延びている。手摺7は、一例として、矩形断面の帯状の板部材によって構成され、直線状に延びている。手摺7Aは、当該手摺の厚さ方向が水平方向に対して傾斜した姿勢で、側面14aに結合されている。手摺7Aは、側面14aとは反対側に設けられていて水平方向に対して傾斜した斜面7fを有している。
また、図9に示されるように、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、手摺7Aと側面14aとの間の距離D3は、35mm以上である。また、操作面23aの中心23bを通り側面14aと直交して上下方向に延びた断面50において、手摺7の外縁7eに接し操作面23aの中心23bを通る二つの接線L1,L2のうち側面14aから遠い方の接線L1と、水平線103と、の角度αが、59度以上である。接線L1は、斜面7fと平行であり斜面7fに接している。
以上、説明したように、本実施形態では、手摺7Aは、側面14aとは反対側に設けられていて水平方向に対して傾斜した斜面7fを有している。よって、手摺7Aの上部が側面14aに近くなる。よって、手摺7Aの強度や使い勝手は損なわずに、操作ボタン23の車椅子利用者200に対する操作性を向上させることができる。
<第3の実施形態>
図10,11に示される本実施形態の乗りかご装置1は、第1の実施形態の乗りかご装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の構成に基づく同様の効果が得られる。ただし、本実施形態は、手摺7Bが第1の実施形態の手摺7と相違している。
本実施形態の手摺7Bは、手摺7と同様に、側面14aと隙間S1をあけて側面14aに沿って水平方向に延びている。すなわち、手摺7は、乗りかご3の奥行き方向(Y方向)に沿って延びている。ただし、手摺7Aは、折り曲げ形状(屈曲形状、段差形状、クランク形状)を有する。詳細には、手摺7Aは、延部7iと、一対の延部7jと、延部7iと一対の延部7jとを接続した一対の接続部7kと、を有している。
図11に示されるように、延部7iは、側面14aに沿って水平方向に延びている。また、延部7iは、操作ボタン23に面した部分7n(区間)を含んでいる。したがって、本実施形態では、延部7iに二つの接線L1,L2(図4)が接する。また、一対の延部7jは、延部7iの両端部と接続部7kを介して接続されている。延部7jは、側面14aに沿って水平方向に延びている。
本実施形態では、延部7iと延部7jとは、側面14aからの距離が異なる。延部7iの側面14aからの距離は、第一の距離D5であり、各延部7jの側面14aからの距離は、第一の距離D5とは異なる第二の距離D6である。各延部7jの側面14aから距離(第二の距離D6)は、一例として、同じである。第一の距離D5および第二の距離D6は、一例として、いずれも35mm以上であるが、第二の距離D6は、第一の距離D5よりも長い。すなわち、本実施形態では、延部7iと延部7jとでは、延部7iの方が側面14aに近く、延部7jの方が側面14aから遠い。上記配置により、延部7iは、延部7jに対して側面14a側に突出しており、手摺7Bの側面14aとは反対側の部分には、一対の接続部7kと延部7iとに囲まれた(面した)凹部7mが設けられている。延部7iは、第一の延部の一例であり、延部7jは、第二の延部の一例である。
以上、説明したように、本実施形態では、手摺7Bは、鉛直方向の視線で操作ボタン23に面した延部7iと、延部7iに接続された延部7jと、を有し、延部7iの側面14aの距離は、第一の距離D5であり、延部7jの側面14aからの距離は、第一の距離D5とは異なる(一例として、第一の距離D5よりも長い)第二の距離D6である。よって、手摺7の利用性および操作ボタン23の操作性を向上することができる。
なお、一対の延部7jのうち一方だけが設けられていてもよい。また、第二の距離D6は、第一の距離D5よりも短くてもよい。また、各延部7jの第二の距離D6は、第一の距離D5と異なれば、互いに相違していてもよい。すなわち、延部7iの側面14aからの距離と、一方の延部7jの側面14aからの距離と、他方の延部7jの側面14aからの距離とは、互いに相違していてもよい。また、延部7iと延部7jとは、互いに形状が異なっていてもよい。例えば、延部7iと延部7jとは、直径が異なるものであってもよいし、断面形状が異なるものであってもよい。
以上説明した各実施形態の乗りかご装置1によれば、操作ボタン23の車椅子利用者200等に対する操作性を向上することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…乗りかご装置、3…乗りかご、7…手摺、7a…中心、7e…外縁、7f…斜面、7i…延部(第一の延部)、7j…延部(第二の延部)、7n…部分、14a…側面、23…操作ボタン(操作部)、23a…操作面、23b…中心、50…断面、100…車椅子、100a…肘当て、103…水平線、200…車椅子利用者、L1,L2…接線、D3…距離、D5…第二の距離、D6…第二の距離、H1,H2…高さ、S1…隙間。

Claims (3)

  1. 乗りかご内の側面と隙間をあけて前記側面に沿って水平方向に延びた手摺と、
    前記手摺よりも上方で前記側面に設けられた操作面を有した操作部と、
    を備え、
    前記手摺の中心の前記乗りかご内の床面からの高さが、750mm以上850mm以下であり、
    前記操作面の中心を通り前記側面と直交して上下方向に延びた断面において、前記手摺の外縁に接し前記操作面の中心を通る二つの接線のうち前記側面から遠い方の接線と、水平線と、の角度が、59度以上であり、
    前記操作面の中心の前記床面からの高さが、900mm以上1100mm以下であり、
    前記操作部は、肘当ての上面の前記床面からの高さが600mm以上700mm以下の車椅子に乗った車椅子利用者に操作され、
    前記手摺は、前記操作部に面した部分を含み前記側面からの距離が第一の距離である第一の延部と、前記第一の延部と接続され前記側面からの距離が前記第一の距離とは異なる第二の距離である第二の延部と、を有した、エレベータ用の乗りかご装置。
  2. 前記手摺と前記側面との間の距離が、35mm以上である、請求項1に記載の乗りかご装置。
  3. 前記手摺は、前記側面とは反対側に設けられ水平方向に対して傾斜した斜面を有し、
    前記遠い方の接線は、前記斜面と平行であり前記斜面に接した請求項1または2に記載の乗りかご装置。
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