JP2015020733A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバビリティの低下をドライバが認識することを出来る限り防ぐことができる車両の制御装置を提供すること。【解決手段】制御装置は、車両の自動走行を行う要求が生じている否かを判定し、要求が生じたと判定した場合でも、レゾルバによって検出される電動機の回転位置のオフセット量が取得されていない場合、車両の自動走行(例えば、クルーズ運転、レーダ・クルーズ運転、および、クリープアップ運転のうちの少なくとも一つ)を行わない。【選択図】図2

Description

本発明は、電動機およびレゾルバを備えた車両に適用される制御装置に関する。
従来から、電動機を車両を走行させる駆動力を発生する駆動源として備えた種々の車両(ハイブリッド自動車および電気自動車など)が提案されている。例えば、ハイブリッド自動車は、電動機および内燃機関の一方または双方が発生する駆動力(トルク)を用いて走行するようになっている。
この種の電動機においては、電動機の出力軸(回転軸)に生じさせるトルクの大きさ及び回転軸の回転速度を車両の運転状態に応じた適切な値に制御するべく、レゾルバ(例えば、回転子と固定子との間における電磁誘導に起因して生じる励起電圧に基づいて回転子の回転位置を検出可能な回転角度センサ)により、回転軸の回転位置が検出されるようになっている。ところが、一般に、電動機およびレゾルバが車両に設置される際の取り付け位置のばらつき、および、電動機およびレゾルバそのものの製造上のばらつき等に起因し、レゾルバによって「検出される」回転軸の回転位置と、「実際の」回転軸の回転位置と、は必ずしも一致しない。
そこで、この種の電動機を備えた車両においては、レゾルバによって検出される回転軸の回転位置と、実際の回転軸の回転位置と、の差(いわゆる、オフセット量)が考慮されながら、電動機が作動されるようになっている。
例えば、従来の車両の制御装置の一つ(以下、「従来装置」とも称呼される。)は、電動機とレゾルバと変速機とが一体に構成されたトランスミッションと、あらかじめ取得されたオフセット量を記録した記憶装置と、を備える車両に適用される。より具体的に述べると、この従来装置においては、トランスミッションが車両に取り付けられる前に、特定の計測手法(電動機の回転軸を外力によって回転させたときに電動機に生じる励起電圧を測定し、その励起電圧に基づいてオフセット量を取得する手法)により、レゾルバのオフセット量が計測される。その後、この計測されたオフセット量が記憶装置に記録された上で、トランスミッションが車両に取り付けられるようになっている。そして、従来装置は、記憶装置に記録されたオフセット量を考慮しながら、電動機を作動させるようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
以下、便宜上、レゾルバのオフセット量を取得することは、「オフセット量学習」または「原点位置学習」とも称呼される。
特開2007−336707号公報
従来装置に採用されているオフセット量学習(原点位置学習)の手法は、上述した特定の手法を特定の場所(例えば、製造工場内など)にて実行する必要があることから、その実行が若干煩雑であると考えられる。そこで、オフセット量を取得する処理をより簡便に実施するべく、例えば、電動機等のオフセット量に影響を及ぼす部材が車両に取り付けられた後に、車両の一般のドライバが通常行う操作(例えば、車両を起動するスイッチを押す操作、および、車両を減速または加速するためのアクセルの操作など)に伴い、オフセット量を取得する処理を実行することが考えられる。
ところが、一般に、オフセット量を取得する処理は、特定の条件(同処理を実行可能とする条件。例えば、電動機の発生トルクがゼロであり且つ回転軸が回転している状態)が成立するまで実行することができない。そのため、オフセット量を取得する要求が生じていても、必ずしも即座にオフセット量を取得する処理を実行することはできず、オフセット量を取得できない状態(オフセット量学習が未完了の状態)が継続する可能性がある。
オフセット量が取得されていない状態にて電動機が作動されると、電動機が適切に制御されず(例えば、設計通りのトルクが出力されず)、車両のドライバビリティが低下する可能性がある。特に、車両の自動走行(例えば、クルーズ運転など)が行われている場合には、車両は一般にドライバによる操作(例えば、アクセルの操作)によらずに走行するので、通常の走行が行われる場合に比べ、電動機が適切に制御されないことによる違和感をドライバに与え易いと考えられる。すなわち、車両の自動走行が行われる場合、ドライバビリティの低下をドライバが特に認識し易いと考えられる。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、レゾルバのオフセット量が取得されていない場合であっても、ドライバビリティの低下をドライバが認識することを出来る限り防ぐことができる車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明による車両の制御装置は、
電動機と、レゾルバと、を備えた車両に適用され、
前記レゾルバによって検出される前記電動機の回転位置のオフセット量が取得されていない場合、前記車両の自動走行を行わない、ように構成される。
上記構成によれば、レゾルバのオフセット量が取得されていない場合(オフセット量学習が未完了の場合)、ドライバビリティの低下をドライバ(操作者)が認識し易い自動走行が行われないことになる。より具体的に述べると、上記構成によれば、例えば、オフセット量が未だ取得されていない場合には、たとえドライバが車両の自動走行を行うことを要求しても(例えば、自動走行を開始するスイッチが操作されても)、自動走行が行われないないことになる。
これにより、本発明の制御装置は、レゾルバのオフセット量が取得されていない場合であっても、ドライバビリティの低下をドライバが認識することを出来る限り防ぐことができる。
なお、本発明の制御装置は、上記構成に加え、「オフセット量が取得されている場合(オフセット量学習が完了している場合)、車両の自動走行を行う」ように構成されてもよい。さらに、本発明の制御装置は、上記構成に加え、「オフセット量が取得されていない場合、オフセット量を取得する処理を行う」ように構成されてもよい。
ところで、上記「車両の自動走行」との表現は、車両の走行状態がドライバからの入力が無くても(すなわち、自動的に)制御される運転モードでの走行、とも言い換え得る。また、同表現は、ドライバの要求する車両状態(例えば、車速が一定である状態、先行する車両までの車間距離が一定である状態、および、車両を停止させ続ける状態など)を実現するための補助を自動的に行う運転モードでの走行、とも言い換え得る。
上記「車両の自動走行を行わない」手法として、例えば、ドライバが自動走行を行うことを要求しても(例えば、所定のスイッチ等の操作をしても)同要求を無視する手法、および、ドライバが所定のスイッチ等の操作をしても自動走行を行うべき要求そのものを生じさせない手法が挙げられる。また、同手法として、例えば、自動走行を行うべき要求が生じたとき、オフセット量の取得が完了するまで、その要求に応じた制御を保留する(遅延させる)手法が挙げられる。
上記「オフセット量」は、レゾルバによって検出される電動機の回転軸の回転位置(検出値)と、実際の回転軸の回転位置(実際値)と、の差に相当する量(値)であればよく、オフセット量として採用される具体的なパラメータは特に制限されない。
さらに、上記「車両の自動走行」の具体例として、
クルーズ運転、レーダ・クルーズ運転、および、クリープアップ運転のうちの少なくとも一つが挙げられる。
上記「クルーズ運転」は、車速を所定値に維持し続けるように車両を自動走行させる運転である。本運転は、例えば、車両のドライバの指示などに応じて行われ得る。より具体的に述べると、例えば、ドライバによってクルーズ運転を行うことが指示されたとき(例えば、クルーズ運転スイッチが操作されたとき)、そのときの車速を制御装置が記憶するとともに、その記憶した車速と実際の車速とが一致するように制御装置が電動機の出力を自動的に制御することにより、クルーズ運転が行われ得る。
上記「レーダ・クルーズ運転」は、先行する他の車両と、本発明の制御装置が搭載された車両(本車両)と、の距離(車間距離)を所定値に維持し続けるように車両を自動走行(追従走行)させる運転である。本運転は、例えば、上記クルーズ運転中に先行する車両を検知したとき、または、車両のドライバの指示などに応じて、行われ得る。より具体的に述べると、例えば、クルーズ運転中に先行する車両との車間距離が所定値に近づいたとき、そのときの車間距離を制御装置が記憶するとともに、その記憶した車間距離と実際の車間距離とが一致するように制御装置が電動機の出力を自動的に制御することにより、レーダ・クルーズ運転が行われ得る。
上記「クリープアップ運転」は、内燃機関によるいわゆるクリープ現象を電動機によって模擬する(再現する)運転である。本運転は、例えば、車両が登坂路に停止している場合などにおいて車両が後退し得るとき、自動的に行われ得る。
以上に説明したように、本発明に係る車両の制御装置は、レゾルバのオフセット量が取得されていない場合であっても、ドライバビリティの低下をドライバが認識することを出来る限り防ぐことができる、という効果を奏する。
本発明の実施形態に係る制御装置が適用される車両の概略図である。 本発明の実施形態に係る制御装置における制御の考え方を示す概略フローチャートである。
以下、本発明による制御装置の実施形態が、図面を参照しながら説明される。
(実施形態)
<装置の概要>
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置(以下、「実施装置」とも称呼される。)をハイブリッド車両10に適用したシステムの概略構成を示している。以下、便宜上、ハイブリッド車両10は、単に「車両10」とも称呼される。
車両10は、図1に示されるように、第1発電電動機MG1、第2発電電動機MG2、内燃機関20(以下、単に「機関20」とも称呼される。)、動力分配機構30、発電電動機MG1の回転軸41、発電電動機MG2の回転軸42、駆動力伝達機構50、車両の駆動軸53、バッテリ61、第1インバータ62、第2インバータ63、パワーマネジメントECU70(以下、「PMECU70」とも称呼される。)、バッテリECU71、モータECU72、エンジンECU73、ならびに、複数のセンサ類81〜87,91〜98、を備えている。なお、複数のセンサ類には、レゾルバ97,98が含まれている。
ここで、レゾルバ97,98についてより詳細に述べると、レゾルバ97は、第1発電電動機MG1の回転軸41の回転位置を検出するための回転位置検出器である。レゾルバ97は、レゾルバ97のロータと第1発電電動機MG1の回転軸41とが相対回転不能であるように、回転軸41に設けられている。これにより、レゾルバ97のロータは、回転軸41の回転に伴って回転する。一方、レゾルバ98は、第2発電電動機MG2の回転軸42の回転位置を検出するための回転位置検出器である。レゾルバ98は、レゾルバ98のロータと第2発電電動機MG2の回転軸42とが相対回転不能であるように、第2発電電動機MG2の回転軸42に設けられている。これにより、レゾルバ98のロータは、回転軸42の回転に伴って回転する。
そして、レゾルバ97は回転軸41の回転位置に応じた信号を出力し、レゾルバ98は、回転軸42の回転位置に応じた信号を出力するようになっている。モータECU72は、これら信号に基づき、回転軸41の回転位置および回転軸42の回転位置を取得するようになっている。
機関20は、4サイクル・火花点火式・多気筒内燃機関である。機関20は、吸気管およびインテークマニホールドを含む吸気通路部21、スロットル弁22、スロットル弁アクチュエータ22a、複数の燃料噴射弁23、点火プラグを含む複数の点火装置24、クランクシャフト25、エキゾーストマニホールド26、排気管27、および、排気浄化用触媒28を有している。機関20は、クランクシャフト25にトルクを出力するように構成されている。
一方、第1発電電動機MG1は回転軸41にトルクを出力するように構成されており、第2発電電動機MG2は回転軸42にトルクを出力するように構成されている。
動力分配機構30は、周知の遊星歯車装置31(サンギア32、プラネタリギア33およびリングギア34を有する。)を備えている。動力分配機構30は、第1発電電動機MG1の回転軸41、第2発電電動機MG2の回転軸42、および、機関20のクランクシャフト25と接続され、出力ギア37および駆動力伝達機構50(ギア列51、ディファレンシャルギア52、駆動軸53)を介して車両10の駆動輪54とも接続されている。これにより、第1発電電動機MG1、第2発電電動機MG2および機関20、ならびに、駆動輪54の間において、トルクの入出力が可能となっている。
第1発電電動機MG1が回転軸41に生じさせるトルク、および、第2発電電動機MG2が回転軸42に生じさせるトルクは、PMECU70が発するそれらトルクについての指令(トルク指令)に基づいて制御される。
PMECU70は、バッテリECU71、モータECU72およびエンジンECU73と接続され、パワースイッチ81、シフトポジションセンサ82、アクセル操作量センサ83、ブレーキ操作量センサ84、車速センサ85、レーダセンサ86およびクルーズ運転スイッチ87とも接続されている。
PMECU70は、それらECU類およびセンサ類から入力された情報に基づき、モータECU72に発電電動機(MG1,MG2)を制御するための指令(トルク指令)を与える。そして、モータECU72は、トルク指令に基づいて、第1インバータ62および第2インバータ63に指示信号を送出するようになっている。そして、第1インバータ62および第2インバータ63は、その指示信号に応じ、第1発電電動機MG1を作動させ、第2発電電動機MG2を作動させるようになっている。
上記トルク指令として、例えば、PMECU70は、下記(1)〜(3)の指令を発するようになっている。
(1)クルーズ運転を行うために必要なトルクを電動機の回転軸41,42に生じさせる指令。例えば、車速センサ85の出力信号に基づいて取得される車両10の車速と、所定の目標車速(例えば、ドライバがクルーズ運転スイッチ87を操作した時点での車速)と、を一致させるトルクを電動機の回転軸41,42に生じさせる指令。
(2)レーダ・クルーズ運転を行うために必要なトルクを電動機の回転軸41,42に生じさせる指令。例えば、先行する他の車両と車両10との車間距離(レーダセンサ86の出力信号に基づいて取得される。)を所定の目標距離に一致させるトルクを電動機の回転軸41,42に生じさせる指令。
(3)クリープアップ運転を行うために必要なトルクを電動機の回転軸41,42に生じさせる指令。例えば、車速センサ85の出力信号に基づいて取得される車両10の車速に基づき、内燃機関によるクリープ運転と同様の運転を行うために必要なトルクを電動機の回転軸41,42に生じさせる指令。
なお、レゾルバ97,98のオフセット量は、オフセット量を取得する要求が生じている場合(例えば、車両10の初回運転時)に所定の手法によって取得される。オフセット量を取得する手法として、例えば、電動機の磁極座標系(d−q座標系)におけるd軸電流およびq軸電流がゼロである場合におけるd軸電圧の値に基づいてオフセット量を取得する処理(例えば、特開2004−266935号公報などを参照。)などが採用され得る。そして、取得されたオフセット量は、PMECU70に記録されるようになっている。
以上が、実施装置をハイブリッド車両10に適用したシステムの概略構成である。
<制御の考え方>
次いで、実施装置における制御の考え方が、図2を参照しながら説明される。図2は、実施装置における制御の考え方を示す「概略フローチャート」である。
実施装置は、図2のステップ200から所定のタイミングにて処理を開始すると、ステップ210にて、現時点にて車両10の自動走行を行う要求が生じている否かを判定する。例えば、実施装置は、車両10のドライバがクルーズ運転スイッチ87を操作した場合、自動走行(クルーズ運転)を行う要求が生じたと判定する。さらに、例えば、実施装置は、クルーズ運転が行われている場合において、先行する他の車両との車間距離が所定値に近づいたことをレーダセンサ86の出力信号に基づいて認識したとき、自動走行(レーダ・クルーズ運転)を行う要求が生じたと判定する。加えて、例えば、実施装置は、車両10が停止しているときに(例えば、車両10が登坂路にて停止していることに起因して)車両10が後退しようとしていることを認識したとき、自動運転(クリープアップ運転)を行う要求が生じたと判定する。
現時点にて上記要求が生じている場合、実施装置は、ステップ210にて「Yes」と判定してステップ220に進む。実施装置は、ステップ220にて、レゾルバ97およびレゾルバ98のオフセット量が取得されているか否か(オフセット量学習が完了しているか否か)を判定する。例えば、実施装置は、現時点にてレゾルバ97,98の少なくとも一方についてオフセット量を取得する要求が生じている場合(例えば、車両10の初回運転時)、オフセット量が取得されていないと判定する。一方、例えば、実施装置は、現時点にてレゾルバ97,98の双方についてオフセット量を取得する要求が生じていない場合、オフセット量が取得されていると判定する。
現時点にてオフセット量が取得されている場合(オフセット量学習が完了している場合)、実施装置は、ステップ220にて「Yes」と判定してステップ230に進み、自動走行(ステップ210での要求に応じた走行)を実行する。すなわち、実施装置は、その自動走行が実行されるように、必要なトルク指令を第1発電電動機MG1および第2発電電動機MG2の少なくとも一方に与える。
これに対し、現時点にてオフセット量が取得されていない場合(オフセット量学習が未完了の場合)、実施装置は、ステップ220にて「No」と判定してステップ240に進み、自動走行を実行しない。例えば、実施装置は、ステップ210での要求を無視して現時点における運転を継続する。または、例えば、実施装置は、オフセット量の取得が完了するまでステップ210での要求を保留する(遅延させる)。なお、実施装置は、この場合に自動走行を行う要求そのものを生じさせない(例えば、所定のフラグを解除する)ように構成されてもよい。
その後、実施装置は、ステップ295に進んで本ルーチンを終了する。
以上に説明したように、実施装置は、レゾルバ97,98のオフセット量が取得されていない場合(オフセット量学習が未完了の場合)、ドライバビリティの低下をドライバが認識し易い自動走行を行わない。これにより、レゾルバのオフセット量が取得されていない場合であっても、ドライバビリティの低下をドライバが認識することを出来る限り防ぐことができる。
以上が、実施装置についての説明である。
(他の態様)
本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
例えば、本発明の制御装置は、レゾルバのオフセット量が取得されていない場合、車両の自動走行とは異なる制御(例えば、スリップ抑制制御、および、トラクション・コントロール制御)を行わないように構成されてもよい。また、この場合、本発明の制御装置は、いわゆる自動運転(車両の一連の操作(例えば、走行、旋回および停止など)をドライバに変わって自律的に行うように車両を自動走行させる運転)を行わないように構成されてもよい。
さらに、本発明の制御装置は、上記実施形態においてハイブリッド車両10に適用されている。しかし、本発明の制御装置は、ハイブリッド車両以外の車両(例えば、電気自動車)に適用されてもよい。
以上に説明したように、本発明は、レゾルバのオフセット量が取得されていない場合であっても、ドライバビリティの低下をドライバが認識することを出来る限り防ぐことができる車両の制御装置として、利用することができる。
10…ハイブリッド車両、20…内燃機関、MG1…第1発電電動機、MG2…第2発電電動機、41,42…回転軸、53…駆動軸、97,98…レゾルバ

Claims (2)

  1. 電動機と、レゾルバと、を備えた車両に適用される制御装置であって、
    前記レゾルバによって検出される前記電動機の回転位置のオフセット量が取得されていない場合、前記車両の自動走行を行わない、
    ように構成された、車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記車両の自動走行が、クルーズ運転、レーダ・クルーズ運転、および、クリープアップ運転のうちの少なくとも一つである、車両の制御装置。

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