JP6751500B2 - 車両 - Google Patents

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本発明は、車両に関し、詳しくは、第1、第2モータと、レゾルバと、第1,第2マイクロコンピュータを備える車両に関する。
従来、この種の車両としては、第1,第2モータと、第1,第2CPUを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。第1CPUは、第1モータを制御している。第2CPUは、第2モータを制御している。第1CPUと第2CPUとは、通信を介して様々なデータをやりとりしている。
特開2016−30510号公報
ところで、上述の車両のように、通信により各CPU間でデータをやりとりする車両において、通信遅延により、モータの制御性が低下する場合がある。例えば、第1CPUでモータの回転軸に取り付けられたレゾルバからのSIN信号およびCOS信号から演算した第1モータの演算回転数を通信により他のCPUに送信し、送信された演算回転数を用いて第1モータを制御する場合、実際の第1モータの回転数が急変すると、通信遅延により、実際の第1モータの回転数と他のCPUで受信した演算回転数との間にタイムラグが生じて、第1モータの制御性が低下してしまう。こうした不都合を回避する手法として、レゾルバからのSIN信号とCOS信号とを用いてA相信号,B相信号,Z相信号からなるABZ信号を生成し、生成したABZ信号を専用の通信線で他のCPUに送信する手法が考えられる。しかしながら、ABZ信号は、単調なオン/オフを繰り返すパルス信号であることから、信号の改ざんに弱い。そのため、ABZ信号に異常が生じたときに、より適正に対処することが望まれている。
本発明の車両は、第1モータの回転数が急変したときにおける第1モータの制御性の低下を抑制すると共に、第1モータの回転軸に取り付けられたレゾルバからのSIN信号およびCON信号に基づくABZ信号異常が生じたときにより適正に対処することを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
第1,第2モータと、前記第1モータの回転軸に取り付けられたレゾルバと、前記第1モータの回転数を用いて前記第1モータを制御する第1マイクロコンピュータと、前記第2モータを制御する第2マイクロコンピュータと、を備える車両であって、
前記第1マイクロコンピュータは、
前記レゾルバからのSIN信号およびCOS信号をデジタル値に変換するレゾルバデジタルコンバータと、
前記デジタル値から演算される前記第1モータの演算回転角度と、前記演算回転角度から演算される前記第1モータの演算回転数と、を前記第2マイクロコンピュータに送信するデータ送信部と、
前記レゾルバデジタルコンバータからのデジタル値をA相信号とB相信号とZ相信号の各信号からなるABZ信号に変換して前記第2マイクロコンピュータに送信するABZエンコーダと、
を有し、
前記第2マイクロコンピュータは、
前記第1マイクロコンピュータからの前記演算回転角度と前記演算回転数とを受信するデータ受信部と、
前記第1マイクロコンピュータからの前記ABZ信号から前記第1モータの検出回転角度を演算するABZデコーダと、
前記演算された前記第1モータの検出回転角度から前記第1モータの検出回転数を演算し、前記第1モータのトルク指令と前記検出回転数とを用いて前記ABZ信号に異常が生じているか否かを判定する異常判定部と、
前記異常が生じていると判定された場合において、前記検出回転角度と前記演算回転角度とが同一であるときまたは前記検出回転角度の時間変化率と前記演算回転角度の時間変化率とが同一であるときには、前記検出回転数を前記第1モータの回転数として設定し、前記検出回転角度と前記演算回転角度とが異なるときまたは前記検出回転角度の時間変化率と前記演算回転角度の時間変化率とが異なるときには、前記演算回転数を前記第1モータの回転数に設定する回転数設定部と、
を有する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両では、第1マイクロコンピュータは、レゾルバからのSIN信号およびCOS信号をデジタル値に変換するレゾルバデジタルコンバータからのデジタル値から演算される第1モータの演算回転角度と、前記演算回転角度から演算される第1モータの演算回転数と、を第2マイクロコンピュータに送信する。第1マイクロコンピュータは、レゾルバデジタルコンバータからのデジタル値をA相とB相とZ相の各相からなるABZ信号に変換して第2マイクロコンピュータに送信する。第2マイクロコンピュータは、ABZデコーダで、第1マイクロコンピュータから受信したABZ信号から第1モータの検出回転角度を演算する。そして、演算された第1モータの検出回転角度から第1モータの検出回転数を演算し、第1モータのトルク指令と検出回転数とを用いてABZ信号に異常が生じているか否かを判定する。異常が生じていると判定された場合において、検出回転角度と演算回転角度とが同一であるときまたは検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率とが同一であるときには、検出回転数を第1モータの回転数として設定する。こうして設定された回転数を用いて第1モータを制御することにより、制御性の低下を抑制することができる。そして、検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率とが異なるときには、演算回転数を第1モータの回転数に設定する。これにより、ABZ信号に異常が生じたときに、より適正に第1モータを制御することができる。この結果、第1モータの回転数が急変したときにおける第1モータの制御性の低下を抑制すると共に、第1モータの回転軸に取り付けられたレゾルバからのSIN信号およびCON信号に基づくABZ信号異常が生じたときにより適正に対処することができる。なお、「検出回転角度と演算回転角度とが同一であるとき」には、検出回転角度と演算回転角度との差が検出回転角度と演算回転角度とが同一であると判定可能な範囲内の値であるときが含まれる。また、「検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率とが同一であるとき」には、検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率との差が検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率とが同一であると判定可能な範囲内の値であるときが含まれる。さらに、「検出回転角度と演算回転角度とが異なるとき」には、検出回転角度と演算回転角度との差が検出回転角度と演算回転角度とが同一であると判定可能な範囲を超えた値であるときが含まれる。そして、「検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率とが異なるとき」には、検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率との差が検出回転角度の時間変化率と演算回転角度の時間変化率とが同一であると判定可能な範囲を超えた値であるときが含まれる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 MG1ECU40a,MG2ECU40bの構成の概略を示す構成図である。 レゾルバ43の構成の概略を説明するための説明図である。 出力コイル126,127の出力信号の時間変化の一例を示す説明図である。 A相信号,B相信号,Z相信号の一例を示すタイミングチャートである。 MG2ECU40bのCPU102bにより実行されるモータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 演算回転角θ1cおよび検出回転角θ1abzの時間変化の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、レゾルバ43,44と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrなどが入力ポートから入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ねじれ要素としてのダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1は、MG1用電子制御ユニット(以下、「MG1ECU」という)40aによって、インバータ41の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。モータMG2は、MG2用電子制御ユニット(以下、「MG2ECU」という)40bによって、インバータ42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
図2は、MG1ECU40a,MG2ECU40bの構成の概略を示す構成図である。
MG1ECU40aは、CPU102aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU102aの他に、レゾルバデジタルコンバータ(以下、「RDC」という)104aと、MG1θバッファ106aと、ABZエンコーダ108aと、ABZデコーダ110aと、MG2θバッファ112aと、通信モジュール116aと、図示しないが、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポートを備える。
RDC104aは、レゾルバ43からの出力信号をデジタル変換する周知のレゾルバデジタルコンバータとして構成されている。ここで、レゾルバ43の構成について説明する。
図3は、レゾルバ43の構成の概略を説明するための説明図である。レゾルバ43は、モータMG1の回転子A1と一体で回転する磁性体としてのロータ124と、図示しない発振回路から励磁信号として一定周波数の交流電流が印加される励磁コイル125や電気的に90度ずれて(位相差が90度となるよう)配置された出力コイル126,127を内蔵する磁性体としてのステータ128と、を備える。図4は、出力コイル126,127の出力信号の時間変化の一例を示す説明図である。出力コイル126,127の出力信号は、楕円形状のロータ124の回転によって生じるロータ124とステータ128との間隙の変化に伴って発生する信号であり、図4に示すように、ピーク値を補完したときにそれぞれ正弦波状,余弦波状となる信号である(以下、それぞれSIN信号,COS信号と称することがある)。
RDC104aは、レゾルバ43からの出力信号(SIN信号,COS信号)をデジタル値に変換し、これらのデジタル値をMG1θバッファ106a,ABZエンコーダ108aに出力する。
MG1θバッファ106aは、出力信号(SIN信号,COS信号)のデジタル値のアークタンジェントからレゾルバ43の演算回転角φ1cを導出し、演算回転角φ1cからモータMG1の演算回転角θ1cを演算し、演算した演算回転角θ1cを記憶している。
ABZエンコーダ108aは、RDC104aからの出力信号(SIN信号,COS信号)のデジタル値の変化に対応するA相信号,B相信号,Z相信号からなるABZ信号を生成して、生成したABZ信号を、専用線を介して、MG2ECU40bに出力する。図5は、A相信号,B相信号,Z相信号の一例を示すタイミングチャートである。A相信号,B相信号は、互いに位相が90度ずれ、Z相信号の1周期において所定数のパルスを含むパルス状の信号として生成される。Z相信号は、SIN信号とCOS信号とがクロスするタイミングの1つでレゾルバ43の検出角φ1detの回転周期の基準角(0°)を示すパルスを出力する信号として生成される。
ABZデコーダ110aは、専用線を介して、MG2ECU40bからのABZ信号を入力し、ABZ信号からモータMG2の検出回転角θ2abzを演算して、演算したモータMG2の検出回転角θ2abzをMG2θバッファ112aに出力している。
MG2θバッファ112aは、ABZデコーダ110aからのモータMG2の検出回転角θ2abzを記憶している。
CPU102aは、RDC104aと、MG1θバッファ106aやABZエンコーダ108a,ABZデコーダ110a,MG2θバッファ112a,通信モジュール116a,図示しないROMやRAM,入出力ポートに対する各種制御を実行している。CPU102aは、MG1θバッファ106aに記憶されているモータMG1の演算回転角θ1cからモータMG1の演算回転数Nm1cを演算して、通信モジュール116aに出力している。CPU102aは、MG2θバッファ112aに記憶されているモータMG2の検出回転角θ2abzの一定時間における積算値からモータMG2の回転数Nm2abzを演算している。
通信モジュール116aは、MG2ECU40bの通信モジュール116bと、通信により各種データをやりとりしている。通信モジュール116aは、モータMG1の演算回転数Nm1cを送信したり、モータMG2の演算回転数Nm2cを受信している。
また、MG1ECU40aは、図示しない入力ポートから、モータMG1を駆動制御するために必要な信号、例えばレゾルバ43からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1に印加される相電流などが入力され、MG1ECU40aからは、インバータ41へのスイッチング制御信号が出力される。MG1ECU40aは、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってインバータ41を制御すると共に、必要に応じてモータMG1の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。
MG2ECU40bは、CPU102bを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU102bの他に、RDC104bと、MG1θバッファ106bと、ABZエンコーダ108bと、ABZデコーダ110bと、MG2θバッファ112bと、通信モジュール116bと、図示しないが、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポートを備える。
RDC104bは、レゾルバ44からの出力信号をデジタル変換する周知のレゾルバデジタルコンバータとして構成されている。レゾルバ44は、レゾルバ43と同様に構成されている。
MG2θバッファ112bは、出力信号(SIN信号,COS信号)のデジタル値のアークタンジェントからレゾルバ44の演算回転角φ2cを導出し、演算回転角φ2cからモータMG2の演算回転角θ2cを演算し、演算した演算回転角θ2cを記憶している。
ABZエンコーダ108bは、RDC104bからの出力信号(SIN信号,COS信号)のデジタル値の変化に対応するA相信号,B相信号,Z相信号からなるABZ信号を生成して、生成したABZ信号を、専用線を介して、MG1ECU40aに出力する。
ABZデコーダ110bは、専用線を介して、MG1ECU40aからのABZ信号を入力し、ABZ信号からモータMG1の検出回転角θ1abzを演算して、演算したモータMG1の検出回転角θ1abzをMG1θバッファ106bに出力している。
MG1θバッファ106bは、ABZデコーダ110bからのモータMG1の検出回転角θ1abzを記憶している。
CPU102bは、RDC104bやMG1θバッファ106b,ABZエンコーダ108b,ABZデコーダ110b,MG2θバッファ112b,通信モジュール116b,図示しないROMやRAM,入出力ポートに対する各種制御を実行している。CPU102bは、MG2θバッファ112bに記憶されているモータMG2の演算回転角θ2cからモータMG2の演算回転数Nm2cを演算して、通信モジュール116bに出力している。CPU102bは、MG1θバッファ106bに記憶されているモータMG1の検出回転角θ1abzの一定時間における積算値からモータMG1の回転数Nm1abzを演算している。
通信モジュール116bは、MG1ECU40aの通信モジュール116aと、通信によりデータをやりとりしている。通信モジュール116bは、モータMG2の演算回転数Nm2cを送信したり、モータMG1の演算回転数Nm1cを受信している。
また、MG2ECU40bは、図示しない入力ポートから、モータMG2を駆動制御するために必要な信号、例えばレゾルバ44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG2に印加される相電流などが入力され、MG2ECU40bからは、インバータ42へのスイッチング制御信号が出力される。MG2ECU40bは、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってインバータ42を制御すると共に、必要に応じてモータMG2の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、電圧センサ51aからの電池電圧Vbや電流センサ51bからの電池電流Ib,温度センサ51cからの電池温度Tbが入力ポートを介して入力されている。また、バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vを挙げることができる。
HVECU70は、エンジンECU24,MG1ECU40a,MG2ECU40b,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24,MG1ECU40a,MG2ECU40b,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行モード(HV走行モード),電動走行モード(EV走行モード)などの走行モードで走行する。HV走行モードは、エンジン22の運転とモータMG1,MG2の駆動とを伴って走行する走行モードである。EV走行モードは、エンジン22を運転停止すると共にモータMG2を駆動して走行する走行モードである。
HV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸36に要求される)要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*に駆動軸36の回転数Nd(モータMG2の回転数Nm2)を乗じて走行に要求される(駆動軸36に要求される)要求パワーPd*を計算する。続いて、要求パワーPd*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づく充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて車両に要求される(エンジン22に要求される)要求パワーPe*を設定する。次に、要求パワーPe*とエンジン22の動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)とを用いて、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*と駆動軸36の回転数Npとプラネタリギヤ30のギヤ比ρとを用いてモータMG1の目標回転数Nm1*を計算し、目標回転数Nm1*とモータMG1の現在の回転数Nm1とを用いてモータMG1が目標回転数Nm1*で回転するようにモータMG1のトルク指令Tm1*を設定し要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるように、モータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1のトルク指令Tm1*をMG1ECU40aに送信し、モータMG2のトルク指令Tm2*をMG2ECU40bに送信する。エンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。MG1ECU40aは、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されるようにインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。MG2ECU40bは、モータMG2がトルク指令Tm2*で駆動されるようにインバータ42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
EV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTd*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をMG1ECU40a,MG2ECU40bに送信する。MG1ECU40a,MG2ECU40bによるインバータ41,42の制御については上述した。
次に構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、モータMG1の制御について説明する。図6は、MG2ECU40bのCPU102bにより実行されるモータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HV走行モードにより走行しているときに繰り返し実行される。
本ルーチンが実行されると、MG2ECU40bは、モータMG1のトルク指令Tm1*やモータMG1の回転数Nm1c,Nm1abzなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。トルク指令Tm1*は、HVECU70から通信により入力される。モータMG1の回転数Nm1cは、MG1ECU40aから通信により通信モジュール116bを介して入力される。モータMG1の回転数Nm1abzは、CPU102bで演算したものを入力している。
こうしてデータを入力すると、入力した回転数Nm1cから回転数Nm1abzを減じた値の絶対値である経路差分ΔNm1を計算する(ステップS110)。回転数Nm1cと回転数Nm1abzは、車両が大きな加減速なく走行中であるときや、ABZ信号に異常が生じていないときには、ほぼ同一の値になる。しかしながら、車両が比較的大きく加減速しているときには、通信遅延により、回転数Nm1cと回転数Nm1abzとに差が生じる。また、ABZ信号の改ざんなどによってABZ信号に異常が生じると、回転数Nm1cと回転数Nm1abzとに差が生じる。したがって、経路差分ΔNm1は、車両の走行状態や異常の有無を反映した値となる。
続いて、トルク指令Tm1*からトルク指令Tm1*の前回値(前回トルク指令Tm1*)を減じた値の絶対値であるトルク指令偏差ΔTm1*を計算し(ステップS120)、トルク指令偏差ΔTm1*に係数A(例えば、0.02,0.01,0.001など)を乗じたものを通信遅延により回転数Nm1cと回転数Nm1abzとの間に生じる差分の許容値である許容誤差ΔNmrefに設定し(ステップS130)、経路差分ΔNm1が許容誤差ΔNmrefより小さいか否かを判定する(ステップS140)。ここで、許容誤差ΔNmrefは、経路差分ΔNm1が車両の加減速による通信遅延により生じているか否かを判定するための閾値である。加減速中には、通信遅延により、回転数Nm1cと回転数Nm1abzとに差が生じることがある。加減速中には、トルク指令偏差ΔTm1*も大きくなることから、トルク指令偏差ΔTm1*に係数Aを乗じたものを許容誤差ΔNmrefに設定し、経路差分ΔNm1と許容誤差ΔNmrefとを比較することにより、経路差分ΔNm1(回転数Nm1cと回転数Nm1abzとの差分)が通信遅延によるものか否かを判定することができる。すなわち、ステップS140の処理は、回転数Nm1cと回転数Nm1abzとに差が生じているときに、その差(経路差分ΔNm1)が通信遅延によるものか否かを判定する処理となっている。
ステップS140の処理で経路差分ΔNm1が許容誤差ΔNmref未満であると判定されたときには、経路差分ΔNm1は通信遅延によるものであると判断して、回転数Nm1abzを回転数Nm1に設定してHVECU70に送信して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。回転数Nm1を受信したHVECU70は、HV走行モードにおけるモータMG1の制御において、上述したように回転数Nm1を用いてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定して、MG1ECU40aに送信する。トルク指令Tm1*を受信したMG1ECU40aは、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されるようにインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。回転数Nm1cより回転数Nm1abzのほうがモータMG1の実際の回転数の変化に対する追随性が高い。したがって、回転数Nm1abzをモータMG1の回転数Nm1に設定することにより、モータMG1の回転数の急変による制御性の悪化を抑制することができる。
ステップS140の処理で経路差分ΔNm1が許容誤差ΔNmref以上であると判定されたときには、経路差分ΔNm1が通信遅延によるものではなくABZ信号の改ざんなどの異常によるものである可能性が高いと判断して、続いて、経路差分ΔNm1が許容誤差ΔNmref以上の状態がT秒(例えば、500μsec,1msec,10msecなど)間継続しているか否かを判定する(ステップS160)。経路差分ΔNm1が許容誤差ΔNmref以上の状態がT秒間継続していないときには、ABZ信号の改ざんとは異なる何らかの一時的な異常で経路差分ΔNm1が許容誤差ΔNmref以上となったと判断して、回転数Nm1abzを回転数Nm1に設定してHVECU70に送信して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。回転数Nm1を受信したHVECU70は、HV走行モードにおけるモータMG1の制御において、上述したように回転数Nm1を用いてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定して、MG1ECU40aに送信する。トルク指令Tm1*を受信したMG1ECU40aは、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されるようにインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。これにより、モータMG1の回転数の急変による制御性の悪化を抑制することができる。
ステップS160の処理で経路差分ΔNm1が許容誤差ΔNmref以上の状態がT秒間継続していると判定されたときには、過去所定時間Tref(例えば、1000μs,1500μs,2000μsなど)に亘って演算された演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzを入力する(ステップS170)。演算回転角θ1cは、MG1ECU40aのMG1θバッファ106aに記憶されているものをCPU102a,通信モジュール116aを介して通信により入力している。検出回転角θ1abzは、MG1θバッファ106bに記憶されているものを入力している。
こうして演算回転角θ1c,検出回転角θ1abzを入力すると、演算回転角θ1c,検出回転角θ1abzの所定時間Trefにおける時間変化率Kθ1c,Kθ1abzを演算し(ステップS180)、時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが等しいか否かを判定する(ステップS190)。図7は、演算回転角θ1cおよび検出回転角θ1abzの時間変化の一例を示す説明図である。図中、ABZ信号に異常が生じているときの検出回転角θ1abzの時間変化の一例を破線で示す。ABZ信号に異常が生じていないときには、図中実線で示すように、演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzとの時間変化がほぼ一致するから時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが等しい値となる。ABZ信号に異常が生じているときには、演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzとの時間変化が異なるものとなるから、時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが異なる値となる。したがって、時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとを比較することで、ABZ信号に異常が生じているか否かを判定することができる。すなわち、ステップS190の処理は、ABZ信号に異常が生じているか否かを判定する処理となっている。なお、ステップS190の処理では、時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが若干異なっていても、その差が誤差の範囲内であれば時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが等しいと判定する。
ステップS190の処理で時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが等しいと判定されたときには、ABZ信号に異常が生じていないと判断して、回転数Nm1abzを回転数Nm1としてHVECU70に送信して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。回転数Nm1を受信したHVECU70は、HV走行モードにおけるモータMG1の制御において、上述したように回転数Nm1を用いてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定して、MG1ECU40aに送信する。トルク指令Tm1*を受信したMG1ECU40aは、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されるようにインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。したがって、モータMG1の回転数の急変による制御性の悪化を抑制することができる。
ステップS190の処理で時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが異なっていると判定されたときには、ABZ信号に異常が生じていると判断して、回転数Nm1cを回転数Nm1としてHVECU70に送信して(ステップS220)、本ルーチンを終了する。回転数Nm1を受信したHVECU70は、HV走行モードにおけるモータMG1の制御において、上述したように回転数Nm1を用いてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定して、MG1ECU40aに送信する。トルク指令Tm1*を受信したMG1ECU40aは、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されるようにインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。ABZ信号に異常が生じているときには、回転数Nm1abzを用いずに回転数Nm1cを用いて制御することにより、より適正にモータMG1の回転数を設定して、モータMG1を適正に制御することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、ABZ信号に異常が生じていると判定された場合において、時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが同一であるときには、検出回転角θ1abzに基づく回転数Nm1abzをモータMG1の回転数Nm1に設定し、時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが異なるときには、演算回転角度θ1cに基づく回転数Nm1cをモータMG1の回転数Nm1に設定することにより、より適正にモータMG1を制御することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS100〜S160の処理を実行しているが、ステップS100〜S160の処理を実行せずに、ステップS170以降の処理を実行してもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS180,S190の処理で、演算回転角θ1c,検出回転角θ1abzの所定時間Trefにおける時間変化率Kθ1c,Kθ1abzを演算し、時間変化率Kθ1cと時間変化率Kθ1abzとが等しいか否かを判定している。しかしながら、ステップS180,S190の処理に代えて、演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzとを比較し、演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzとが等しいときには、ステップS150の処理に進み、演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzとが等しくないときには、ステップ200の処理に進む処理を実行してもよい。この場合、演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzとが若干異なっていても、その差が誤差の範囲内であれば演算回転角θ1cと検出回転角θ1abzとが等しいと判定しても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、本発明をモータMG1を制御する処理に適用する場合について例示しているが、モータMG2を制御する処理に適用しても構わない。この場合、MG1ECU40aのCPU102aに、図6に例示したモータ制御ルーチンにおいて、モータMG2に対応する各値の設定や処理を実行させればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、MG1ECU40aとMG2ECU40bとを同様の構成としているが、本発明をモータMG2を制御する処理に適用しない場合には、MG1ECU40aにABZデコーダ110a,MG2θバッファ112aを搭載せずに、MG2ECU40bにABZデコーダ110a,MG2θバッファ112aを搭載してもよい。
実施例では、本発明を、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2を備えるハイブリッド自動車に適用する場合について例示しているが、例えば、前輪を駆動するモータと、後輪を駆動するモータと、を備える車両など、2つのモータを備える車両であれば如何なるものに適用しても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG1が「第1モータ」に相当し、モータMG2が「第2モータ」に相当し、MG1ECU40aが「第1マイクロコンピュータ」に相当し、MG2ECU40bが「第2マイクロコンピュータ」に相当し、レゾルバデジタルコンバータ104aが「レゾルバデジタルコンバータ」に相当し、CPU110aと通信モジュール116aとが「データ送信部」に相当し、ABZエンコーダ108aが「ABZエンコーダ」に相当し、通信モジュール116bとCPU102bとが「データ受信部」に相当し、ABZデコーダ110bが「ABZデコーダ」に相当し、CPU102bが「異常判定部」に相当し、CPU102bが「回転数設定部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40a MG1用電子制御ユニット(MG1ECU)、40b MG2用電子制御ユニット(MG2ECU)、41,42 インバータ、43,44 レゾルバ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、102a,102b CPU、104a,104b レゾルバデジタルコンバータ(RDC)、106a,106b MG1θバッファ、108a,108b ABZエンコーダ、110a,110b ABZデコーダ、112a,112b MG2θバッファ、116a,116b 通信モジュール、124 ロータ、125 励磁コイル、126,127 出力コイル、128 ステータ、A1 回転子、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 第1,第2モータと、前記第1モータの回転軸に取り付けられたレゾルバと、前記第1モータの回転数を用いて前記第1モータを制御する第1マイクロコンピュータと、前記第2モータを制御する第2マイクロコンピュータと、を備える車両であって、
    前記第1マイクロコンピュータは、
    前記レゾルバからのSIN信号およびCOS信号をデジタル値に変換するレゾルバデジタルコンバータと、
    前記デジタル値から演算される前記第1モータの演算回転角度と、前記演算回転角度から演算される前記第1モータの演算回転数と、を前記第2マイクロコンピュータに送信するデータ送信部と、
    前記レゾルバデジタルコンバータからのデジタル値をA相信号とB相信号とZ相信号の各信号からなるABZ信号に変換して前記第2マイクロコンピュータに送信するABZエンコーダと、
    を有し、
    前記第2マイクロコンピュータは、
    前記第1マイクロコンピュータからの前記演算回転角度と前記演算回転数とを受信するデータ受信部と、
    前記第1マイクロコンピュータからの前記ABZ信号から前記第1モータの検出回転角度を演算するABZデコーダと、
    前記演算された前記第1モータの検出回転角度から前記第1モータの検出回転数を演算し、前記第1モータのトルク指令と前記検出回転数とを用いて前記ABZ信号に異常が生じているか否かを判定する異常判定部と、
    前記異常が生じていると判定された場合において、前記検出回転角度と前記演算回転角度とが同一であるときまたは前記検出回転角度の時間変化率と前記演算回転角度の時間変化率とが同一であるときには、前記検出回転数を前記第1モータの回転数として設定し、前記検出回転角度と前記演算回転角度とが異なるときまたは前記検出回転角度の時間変化率と前記演算回転角度の時間変化率とが異なるときには、前記演算回転数を前記第1モータの回転数に設定する回転数設定部と、
    を有する、
    車両。
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