JP4215012B2 - ハイブリッド車およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車およびその制御方法に関する。
従来、この種のハイブリッド車としては、遊星歯車機構のサンギヤ,キャリア,リングギヤに第1モータジェネレータ,エンジンのクランクシャフト,駆動軸とが接続されると共に駆動軸に減速ギヤ(プラネタリギヤ)を介して第2モータジェネレータが接続されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車では、第2モータジェネレータから出力されるトルクが値0付近の状態にあるときにエンジンのトルク脈動が駆動軸側に伝達されると、減速ギヤで噛み合っているギヤ同士が振動して歯打ち音が生じることを考慮して、値0付近のトルクで駆動されないように第2モータジェネレータから出力するトルクを変更している。
特開2004−254434号公報
上述のハイブリッド車では、減速ギヤ(プラネタリギヤ)に歯打ち音が生じることについては言及されているものの、エンジンを間欠運転させる場合については考慮されていない。エンジンの間欠運転は、第1モータジェネレータからのトルクの入出力を伴って行なうことができるが、このとき、要求トルクを駆動軸に出力するためには、第2モータジェネレータはこの第1モータジェネレータからのトルクの入出力に伴って駆動軸側に作用する反力を受け持つ必要がある。このため、エンジンの間欠運転の実行前は第2モータジェネレータは値0付近のトルクで駆動されていなくても間欠運転の実行中に駆動軸側の反力を受け持つ必要から第2モータジェネレータが値0付近のトルクで駆動される場合が生じ、間欠運転に伴うエンジンのトルク脈動によって減速ギヤに歯打ち音などの異音が生じる場合がある。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、内燃機関を間欠運転させる際の異音の発生を防止することを目的とする。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車は、
駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、
機械的な機構を介して前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
前記駆動軸側の反力を用いて前記内燃機関の間欠運転を実行する間欠運転実行手段と、
前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持ちつつ前記要求駆動力に基づく駆動力を前記駆動軸に出力すると該電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときには前記内燃機関の間欠運転を禁止する間欠運転禁止手段と、
前記内燃機関の間欠運転が禁止されていないときには該内燃機関の間欠運転を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記間欠運転実行手段とを駆動制御し、前記内燃機関の間欠運転が禁止されているときには該内燃機関の運転状態の維持を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機とを駆動制御する制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車では、駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、内燃機関を間欠運転させる際に電動機により駆動軸側の反力を受け持ちつつ要求駆動力に基づく駆動力を駆動軸に出力すると電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときには内燃機関の間欠運転を禁止し、内燃機関の間欠運転が禁止されていないときには内燃機関の間欠運転を伴って要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電動機と間欠運転実行手段とを駆動制御し、内燃機関の間欠運転が禁止されているときには内燃機関の運転状態の維持を伴って要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電動機とを駆動制御する。従って、内燃機関を間欠運転させる際に電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されるのを防止するから、内燃機関の間欠運転に伴うトルクの脈動などにより電動機と駆動軸とを接続する機械的な機構から異音が生じるのを未然に防止することができる。ここで、「機械的な機構」には、ギヤの噛み合いにより電動機と駆動軸とを接続するギヤ機構などが含まれる。
こうした本発明のハイブリッド車において、前記間欠運転禁止手段は、前記設定された要求駆動力に基づいて前記内燃機関の間欠運転を禁止する手段であるものとすることもできる。通常、電動機はその応答性を考慮すると内燃機関から駆動軸に出力される駆動力に対して過不足する駆動力が出力されるよう制御されるから、電動機から出力される駆動力は内燃機関の運転状態に影響を受けやすい。従って、電動機から出力されている駆動力を直接用いて内燃機関の間欠運転を禁止するものに比してより適切に内燃機関の間欠運転を禁止することができる。この場合、前記間欠運転禁止手段は、前記設定された要求駆動力が前記所定駆動力範囲に対して前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持つために必要な駆動力分だけオフセットした駆動力範囲内に含まれるときに前記内燃機関の間欠運転を禁止する手段であるものとすることもできる。
また、本発明のハイブリッド車において、前記間欠運転禁止手段は、前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持ちつつ前記要求駆動力に基づく駆動力を前記駆動軸に出力すると該電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときでも該予測が所定時間継続したときには前記内燃機関の間欠運転の禁止を解除する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の間欠運転が長時間に亘って行なわれないことによる不都合、例えば、燃費の悪化などを抑制することができる。
さらに、本発明のハイブリッド車において、車速を検出する車速検出手段を備え、前記間欠運転禁止手段は、前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持ちつつ前記要求駆動力に基づく駆動力を前記駆動軸に出力すると該電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときでも前記検出された車速が所定車速以上のときには前記内燃機関の間欠運転を禁止しない手段であるものとすることもできる。これは、電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されることにより異音が生じても車速が比較的大きいときには車速に起因する音によりある程度埋没すると考えられることに基づいている。
本発明のハイブリッド車において、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、前記間欠運転実行手段として機能すると共に電力と動力の入出力により該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段を備えるものとすることもできる。この場合、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式の動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備えるものとすることもできるし、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記駆動軸に接続された第2の回転子とを有し、該第1の回転子と該第2の回転子との電磁的な作用により相対的に回転する対回転子電動機であるものとすることもできる。
本発明のハイブリッド車の制御方法は、
駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、機械的な機構を介して前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、前記駆動軸側の反力を用いて前記内燃機関の間欠運転を実行する間欠運転実行手段と、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
(a)前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、
(b)前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持ちつつ前記要求駆動力に基づく駆動力を前記駆動軸に出力すると該電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときには前記内燃機関の間欠運転を禁止し、
(c)前記内燃機関の間欠運転が禁止されていないときには該内燃機関の間欠運転を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記間欠運転実行手段とを駆動制御し、前記内燃機関の間欠運転が禁止されているときには該内燃機関の運転状態の維持を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機とを駆動制御する
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車の制御方法によれば、駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、内燃機関を間欠運転させる際に電動機により駆動軸側の反力を受け持ちつつ要求駆動力に基づく駆動力を駆動軸に出力すると電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときには内燃機関の間欠運転を禁止し、内燃機関の間欠運転が禁止されていないときには内燃機関の間欠運転を伴って要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電動機と間欠運転実行手段とを駆動制御し、内燃機関の間欠運転が禁止されているときには内燃機関の運転状態の維持を伴って要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電動機とを駆動制御する。従って、内燃機関を間欠運転させる際に電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されるのを防止するから、内燃機関の間欠運転に伴うトルクの脈動などにより電動機と駆動軸とを接続する機械的な機構から異音が生じるのを未然に防止することができる。ここで、「機械的な機構」には、ギヤの噛み合いにより電動機と駆動軸とを接続するギヤ機構などが含まれる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
減速ギヤ35は、モータMG2の回転軸48の回転数を減速してリングギヤ軸32aに伝達可能に構成されている。減速ギヤ35は、外歯歯車のサンギヤ36と、このサンギヤ36と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ37と、サンギヤ36に噛合すると共にリングギヤ37に噛合する複数のピニオンギヤ38と、複数のピニオンギヤ38を自転かつ公転自在に保持するキャリア39とを備える遊星歯車機構として構成されている。減速ギヤ35のサンギヤ36にはモータMG2の回転軸48が、リングギヤ37にはリングギヤ軸32aが接続されている。また、キャリア39はケースに固定されており、その回転が禁止されている。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、エンジン22を間欠運転する際の動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の残容量SOCなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の残容量SOCは、電流センサにより検出されたバッテリ50の充放電電流に基づいて演算されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*と車両に要求される要求パワーP*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図3に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーP*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
続いて、設定した要求パワーP*と所定パワーPrefとを比較する(ステップS120)。ここで、所定パワーPrefは、エンジン22の運転領域を定めるものであり、エンジン22から効率よく出力できるパワーの下限値やその近傍の値として設定される。要求パワーP*が所定パワーPref以上のときには、設定した要求パワーP*に基づいてに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS130)。この設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図4に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS140)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図5に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*および目標トルクTe*の運転ポイントで定常運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm2*を式(3)により計算する(ステップS270)。なお、式(3)は、前述した図5の共線図から容易に導き出すことができる。
Tm2*=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (3)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS280)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ステップS120で要求パワーP*が所定パワーPref未満と判定されると、エンジン22が停止しているか否かを判定し(ステップS150)、エンジン22が停止していないときには、フラグFの値を調べて(ステップS160)、フラグFが値0のときに図6に例示する間欠運転禁止判定処理を実行する(ステップS170)。この間欠運転禁止判定処理については後述する。間欠運転禁止判定処理によりエンジン22の間欠運転が禁止されたときには(ステップS180)エンジン22をアイドル運転するために予め定めたアイドル回転数Nidlを目標回転数Ne*に設定すると共に目標トルクTe*に値0を設定し(ステップS190)、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に(ステップS200)、設定したトルク指令Tm1*と要求トルクTr*と動力分配統合機構30のギヤ比ρとに基づいて前述した式(3)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS270)、設定した目標回転数Ne*と目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS280)、本ルーチンを終了する。
一方、間欠運転禁止判定処理によりエンジン22の間欠運転が許可されたときには(ステップS180)、フラグFに値1を設定すると共にエンジン22の運転を停止するために目標回転数Ne*に値0を設定すると共に目標トルクTe*に値0を設定し(ステップS220)、図7の共線図に例示するようにモータMG1からS軸下向きのトルクを出力することによりエンジン22とモータMG1からなる系に共振現象を生じさせる回転数の領域を迅速に通過させるためにモータMG1のトルク指令Tm1*に予め定めた所定トルクTegstを設定すると共に設定したトルク指令Tm1*と要求トルクTr*と動力分配統合機構30のギヤ比ρとに基づいて前述した式(3)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS270)、設定した目標回転数Ne*と目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS280)、本ルーチンを終了する。図7の共線図に示すように、エンジン22の運転を停止するためにモータMG1からS軸下向きのトルクを出力すると、エンジン22のイナーシャによってR軸上向きのトルク(=−Tm1*/ρ)が反力として作用するから、モータMG2はこの反力を受け持ちつつリングギヤ軸32aに要求トルクTr*が出力されるようにそのトルク指令Tm2*が設定されることになる。その後、フラグFに値1が設定されていることから、ステップS220,S230の処理が繰り返し実行され、エンジン22が完全に停止したときに(ステップS150)、フラグFに値0を設定し(ステップS240)、目標回転数Ne*に値0を設定すると共に目標トルクTe*に値0を設定し(ステップS250)、トルク指令Tm1*に値0を設定すると共に(ステップS260)、前述した式(3)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS270)、各設定値をエンジンECU24やモータECU40に送信して(ステップS280)、本ルーチンを終了する。これにより、前述したモータ運転モードによる走行が行なわれることになる。
次に、図6の間欠運転禁止判定処理について説明する。間欠運転禁止判定処理では、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあるか否か(ステップS300)、車速Vが所定車速Vref未満か否かを判定すると共に(ステップS310)、要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあり且つ車速Vが所定車速Vref未満のときにはその状態が所定時間(例えば、数秒)に亘って継続しているか否かを判定する(ステップS320)。ステップS300〜S320の各判定のいずれかで否定的な判定がなされたときにはカウンタCを値0に設定すると共に(ステップS330)、エンジン22の間欠運転を許可する判定を行なって(ステップS340)、処理を終了し、ステップS300〜S320の各判定のいずれもが肯定的な判定のときにはカウンタCを値1だけインクリメントすると共に(ステップS350)、カウンタCが所定値Crefに至るまで(ステップS360)、エンジン22の間欠運転を禁止する判定を行なって(ステップS370)、処理を終了する。ステップS300〜S320の各判定のいずれもが肯定的な判定となっている状態が継続してカウンタCが所定値Crefに至ったときには(ステップS360)、カウンタCに値0を設定すると共にエンジン22の間欠運転を許可する判定すなわち間欠運転の禁止を解除する判定を行なって(ステップS330,S340)、処理を終了する。ここで、所定トルクT1〜T2は、要求トルクTr*を維持したままモータMG1によりエンジン22を間欠運転(停止)する際の反力(−Tegst/ρ)をモータMG2で丁度受け持つとしたときにモータMG2から出力されるトルクが値0付近となるかを判定するためのものであり、具体的には、値0のトルクに対してモータMG2が受け持つべき反力に相当する分だけオフセットさせたトルクを中心とした範囲として定められる。所定トルクT1〜T2の幅は、モータMG1によりエンジン22を間欠運転(停止)する際のトルク脈動によりリングギヤ軸32aに作用するトルクの振幅よりも若干大きい幅として設定される。このように、要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあるときにエンジン22の間欠運転を禁止することにより、減速ギヤ35の各ギヤがモータMG2により一方向に押し当てられないことによってモータMG1によりエンジン22を間欠運転する際のトルク脈動により減速ギヤ35の各ギヤが振動することにより生じうる歯打ち音を未然に防止しているのである。車速Vが所定車速Vref以上のときには要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあっても間欠運転を許可するのは車速Vが大きいときには減速ギヤ35の歯打ち音が生じてもこの歯打ち音は走行による音によってある程度埋没するから、運転者に違和感を与えることはないと考えられることに基づく。また、カウンタCが所定値Cref以上となったときには間欠運転の禁止を解除するのは、この場合、エンジン22はアイドル運転が維持されている状態であるからこの状態を長時間継続させるとエンジン22の燃費が悪化することに基づく。実施例では、エンジン22の間欠運転の禁止が1分以上継続しないよう所定値Crefを設定するものとした。なお、要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあり且つ車速Vが所定車速Vref未満にある状態が所定時間に亘って継続しているか否かの判定は、過去数回に亘って図2の駆動制御ルーチンで設定された要求トルクTr*や入力された車速Vを用いてステップS300,S310と同様に判定することにより行なうことができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、要求トルクTr*を維持したままモータMG1によりエンジン22を間欠運転(停止)する際の反力(−Tegst/ρ)をモータMG2で丁度受け持つとしたときにモータMG2から出力されるトルクが値0付近となるときにはエンジン22の間欠運転を禁止するから、減速ギヤ35の各ギヤがモータMG2により一方向に押し当てられないことによってモータMG1によりエンジン22を間欠運転する際のトルク脈動により減速ギヤ35の各ギヤが振動することにより生じうる歯打ち音を未然に防止することができる。しかも、車速Vが所定車速Vref以上のときには反力をモータMG2で丁度受け持つとしたときにモータMG2から出力されるトルクが値0付近となるときでもエンジン22の間欠運転を許可するから、減速ギヤ35の歯打ち音が生じても運転者に違和感を与えるほどではないと考えられるときには、エンジン22の間欠運転を実行することができる。また、エンジン22の間欠運転を禁止している状態が所定時間(例えば1分程度)継続したときには間欠運転の禁止を解除するから、間欠運転の禁止を長時間継続することによる不都合たとえば燃費の悪化などを防止することができる。
また、実施例のハイブリッド自動車20によれば、リングギヤ軸32aに要求される要求トルクTr*に基づいてエンジン22の間欠運転の禁止を判定するから、エンジン22の回転数の変動によって頻繁に変動するモータMG2のトルク(式(1)〜式(3)参照)を用いてエンジン22の間欠運転の禁止を判定するものに比して間欠運転の禁止の判定をより適切に行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、要求トルクTr*に基づいて要求トルクTr*を維持したままモータMG1によりエンジン22を間欠運転する際の反力(−Tegst/ρ)をモータMG2で丁度受け持つとしたときにモータMG2から出力されるトルクが値0付近となるかを判定するものとしたが、要求トルクTr*に代えてモータMG2から出力されるトルク(トルク指令Tm2*など)を用いて判定するものとしても差し支えない。
実施例のハイブリッド自動車20では、車速Vが所定車速Vref以上のときには要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあるときでもエンジン22の間欠運転を許可するものとしたが、車速Vに拘わらず要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあるときにはエンジン22の間欠運転を禁止するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、カウンタCが所定値Cref以上となったとき(エンジン22の間欠運転の禁止が所定時間継続したとき)には要求トルクTr*が所定トルクT1〜T2の範囲内にあるときでも間欠運転の禁止を解除するものとしたが、間欠運転の禁止を解除しないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、減速ギヤ35を介してモータMG2とリングギヤ軸32aとを接続するものとしたが、変速段を変更可能な変速機を介してモータMG2とリングギヤ軸32aとを接続されたものに適用するものとしてもよいし、モータMG2から出力されるトルクが値0付近のときにエンジン22のトルク脈動による異音が生じうる他の機械的な機構によりモータMG2とリングギヤ軸32aとを接続したものに適用することもできる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ132と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ134とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機130を備えるものとしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例および目標回転数Ne*と目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 間欠運転禁止判定処理の一例を示すフローチャートである。 エンジン22の運転を停止する際の動力分配統合機構30の共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35,減速ギヤ、36 サンギヤ、37 リングギヤ、38 ピニオンギヤ、39 キャリア、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、48 回転軸、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、130 対ロータ電動機、132 インナーロータ 134 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (8)

  1. 駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、
    ギヤ機構を介して前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
    前記駆動軸側の反力を用いて前記内燃機関の間欠運転を実行する間欠運転実行手段と、
    前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持ちつつ前記要求駆動力に基づく駆動力を前記駆動軸に出力すると該電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときには前記内燃機関の間欠運転を禁止する間欠運転禁止手段と、
    前記内燃機関の間欠運転が禁止されていないときには該内燃機関の間欠運転を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機と前記間欠運転実行手段とを駆動制御し、前記内燃機関の間欠運転が禁止されているときには該内燃機関の運転状態の維持を伴って前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電動機とを駆動制御する制御手段と
    を備えるハイブリッド車。
  2. 前記間欠運転禁止手段は、前記設定された要求駆動力に基づいて前記内燃機関の間欠運転を禁止する手段である請求項1記載のハイブリッド車。
  3. 前記間欠運転禁止手段は、前記設定された要求駆動力が前記所定駆動力範囲に対して前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持つために必要な駆動力分だけオフセットした駆動力範囲内に含まれるときに前記内燃機関の間欠運転を禁止する手段である請求項2記載のハイブリッド車。
  4. 前記間欠運転禁止手段は、前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持ちつつ前記要求駆動力に基づく駆動力を前記駆動軸に出力すると該電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときでも該予測が所定時間継続したときには前記内燃機関の間欠運転の禁止を解除する手段である請求項1ないし3いずれか記載のハイブリッド車。
  5. 請求項1ないし4いずれか記載のハイブリッド車であって、
    車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記間欠運転禁止手段は、前記内燃機関を間欠運転させる際に前記電動機により前記駆動軸側の反力を受け持ちつつ前記要求駆動力に基づく駆動力を前記駆動軸に出力すると該電動機が値0を含む所定駆動力範囲で駆動されると予測されるときでも前記検出された車速が所定車速以上のときには前記内燃機関の間欠運転を禁止しない手段である
    ハイブリッド車。
  6. 前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、前記間欠運転実行手段として機能すると共に電力と動力の入出力により該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段を備える請求項1ないし5いずれか記載のハイブリッド車。
  7. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式の動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力可能な発電機とを備える請求項6記載のハイブリッド車。
  8. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の回転子と前記駆動軸に接続された第2の回転子とを有し、該第1の回転子と該第2の回転子との電磁的な作用により相対的に回転する対回転子電動機である請求項6記載のハイブリッド車。
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