JP2015017954A - 車両用エンジン回転数表示装置及び車両用エンジン回転数表示装置の制御方法 - Google Patents

車両用エンジン回転数表示装置及び車両用エンジン回転数表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】変速時におけるエンジン回転数の鋭い変化を際立たせつつ、ドライバが違和感を感じることのないように、エンジン回転数をエンジン回転数表示器に表示させることができる車両用エンジン回転数表示装置を提供する。
【解決手段】車両用エンジン回転数表示装置は、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ(26)と、エンジン回転数を表示するタコメータ(28)と、検出されたエンジン回転数に基づきタコメータによる表示を制御するタコメータ制御部(30)及びコントロールユニット(44)とを有し、タコメータ制御部及びコントロールユニットは、自動変速機の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチの制御が行われている場合、タコメータの表示の応答性を、ロックアップクラッチの制御が行われていないときよりも上昇させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用エンジン回転数表示装置及び車両用エンジン回転数表示装置の制御方法に係わり、特に、ロックアップクラッチ付のトルクコンバータを備えた自動変速機を有する車両のエンジン回転数を表示する車両用エンジン回転数表示装置及び車両用エンジン回転数表示装置の制御方法に関する。
従来より、車両のエンジン回転数を表示するためのエンジン回転数表示装置が用いられている。このエンジン回転数表示装置は、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサから出力されたエンジン回転数信号に応じて、エンジンの回転数を表示するエンジン回転数表示器(タコメータ、レブカウンタ)を制御する。
エンジン回転数信号は、エンジン回転の微小な変動やエンジン回転数センサの検出のばらつきも反映されて変動しているので、このエンジン回転数信号の変動をそのままエンジン回転数表示器に表示させると、エンジン回転数の表示が微小に変動し続けることになり、視認性が悪化するという問題が生じる。
そこで、このような視認性悪化を防止するために、エンジン回転数センサから出力されたエンジン回転数信号に対するエンジン回転数表示器の表示の応答性を敢えて低下させることが提案されている。
例えば、特許文献1には、所定の判定期間におけるエンジン回転数信号に基づいて、表示器に表示するエンジン回転数を判定する車両用エンジン回転数表示装置が開示されている。この車両用エンジン回転数表示装置は、エンジン回転数の増大に応じて判定期間を短縮する。すなわち、エンジンが低回転数のときには判定期間が長くなるので、エンジン回転数信号に対するエンジン回転数表示器の表示の応答性が低下し、表示の微小変動が防止される。一方、エンジンが低回転数のときには判定期間が短くなるので、エンジン回転数信号に対するエンジン回転数表示器の表示の応答性が上昇し、エンジン回転数の変動に追従した表示が行われる。
また、高性能なエンジンを搭載した車両を運転するドライバは、エンジンの性能の高さが現れる場面として、変速時におけるエンジン回転数の鋭い変化を期待している。このとき、ドライバは、エンジン回転数の変化をエンジン音から聴覚により感じるだけではなく、エンジン回転数表示器の表示の変化から視覚により感じ取ろうとする。
そこで、変速時においては、エンジン回転数表示器の表示の応答性を非変速時よりも上昇させることが提案されている。
例えば、特許文献2には、所定量のアクセルペダル操作が行われた場合や、マニュアル変速モード時に変速操作が行われた場合に、タコメータの表示応答性を上昇させることにより、運転者の意思に応じて望ましい表示動作を行うようにした内燃機関の運転状態表示装置が開示されている。
特開平1−154195号公報 特開2006−242760号公報
ところで、自動変速機のトルクコンバータが備えるロックアップクラッチは、完全に解放された解放状態、完全に締結された締結状態、又は、半締結されたスリップ状態となるように制御される。
この内、締結状態やスリップ状態においては、自動変速機のギア比の変更に伴ってトルクコンバータのタービンの回転数が変化すると、ロックアップクラッチを介してタービンと連結されたエンジンの回転数も、タービン回転数に追随するように敏速に変化する。
一方、解放状態においては、ロックアップクラッチが解放されており、エンジンはタービンと機械的に連結されていないので、自動変速機のギア比の変更に伴ってトルクコンバータのタービンの回転数が変化しても、エンジン回転数はタービン回転数に敏速に追随せず、不安定且つ緩慢に変化する。
しかしながら、上述した特許文献1の装置は、単に、エンジン回転数の増大に応じてエンジン回転数表示器の表示の応答性を上昇させるものであり、ロックアップクラッチの状態を考慮していないので、自動変速機の変速制御中においてロックアップクラッチが解放状態であるときにエンジン回転数表示器の表示の応答性を上昇させると、エンジン回転数の不安定な変化がエンジン回転数表示器に表示され、ドライバが違和感を感じるという問題が生じる。
また、上述した特許文献2の装置は、単に、所定の変速指令があったときにタコメータの表示応答性を上昇させるものであり、ロックアップクラッチの状態を考慮していないので、ロックアップクラッチが解放状態であるときに所定の変速指令に応じてエンジン回転数表示器の表示の応答性を上昇させると、エンジン回転数の不安定な変化がエンジン回転数表示器に表示され、ドライバが違和感を感じるという問題が生じる。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、変速時におけるエンジン回転数の鋭い変化を際立たせつつ、ドライバが違和感を感じることのないように、エンジン回転数をエンジン回転数表示器に表示させることができる車両用エンジン回転数表示装置及び車両用エンジン回転数表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車両用エンジン回転数表示装置は、エンジンと、このエンジンに連結されたロックアップクラッチ付のトルクコンバータを備えた自動変速機と、この自動変速機を制御する自動変速機制御手段と、を有する車両のエンジン回転数を表示する車両用エンジン回転数表示装置であって、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エンジン回転数を表示するエンジン回転数表示手段と、エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数に基づき、エンジン回転数表示手段による表示を制御する表示制御手段と、を有し、表示制御手段は、ロックアップクラッチの制御が行われているか否かを判定するロックアップ判定手段と、自動変速機制御手段により自動変速機の変速制御が行われているときに、エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数に対するエンジン回転数表示手段の表示の応答性を、自動変速機の変速制御が行われていないときよりも上昇させる応答性上昇手段と、を備え、応答性上昇手段は、自動変速機の変速制御が行われているときに、ロックアップ判定手段によりロックアップクラッチの制御が行われていると判定された場合、エンジン回転数表示手段の表示の応答性を、ロックアップクラッチの制御が行われていないときよりも上昇させることを特徴とする。
このように構成された本発明においては、応答性上昇手段は、自動変速機制御手段により自動変速機の変速制御が行われているときに、エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数に対するエンジン回転数表示手段の表示の応答性を、自動変速機の変速制御が行われていないときよりも上昇させるので、変速時におけるエンジン回転数の変化が際立つように、エンジン回転数をエンジン回転数表示手段に表示させることができる。これにより、ドライバは、変速時におけるエンジン回転数の鋭い変化を、エンジン回転数表示手段の表示の変化から視覚により感じ取ることができる。
また、応答性上昇手段は、自動変速機の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチの制御が行われている場合、エンジン回転数表示手段の表示の応答性を、ロックアップクラッチの制御が行われていないときよりも上昇させるので、ロックアップクラッチがスリップ状態あるいは締結状態でありエンジン回転数がタービン回転数に追随して敏速に変化するときのエンジン回転数表示手段の表示の応答性を、ロックアップクラッチが解放状態でありエンジン回転数が不安定に変化するときの応答性と比較して高くすることができる。これにより、変速時におけるエンジン回転数の変化が際立つように、エンジン回転数をエンジン回転数表示手段に表示させつつ、エンジン回転数の不安定な変化がエンジン回転数表示手段に表示されることを抑制することができ、ドライバが違和感を感じることを防止できる。
また、本発明において、好ましくは、表示制御手段は、ロックアップクラッチの締結度合を判定するロックアップ締結度合判定手段を備え、応答性上昇手段は、ロックアップ締結度合判定手段により判定されたロックアップクラッチの締結度合が高いほど、エンジン回転数表示手段の表示の応答性を上昇させる。
このように構成された本発明においては、応答性上昇手段は、ロックアップクラッチの締結度合が高いほど、エンジン回転数表示手段の表示の応答性を上昇させるので、ロックアップクラッチの締結度合が高くなりエンジン回転数がタービン回転数に追随してより敏速に変化するようになる程、エンジン回転数表示手段の表示の応答性を高くすることができ、これにより、変速時におけるエンジン回転数の変化が一層際立つように、エンジン回転数をエンジン回転数表示手段に表示させることができる。
また、本発明において、好ましくは、表示制御手段は、自動変速機の変速制御が行われているときに、ロックアップ判定手段によりロックアップクラッチの制御が行われていないと判定された場合、応答性上昇手段によるエンジン回転数表示手段の表示の応答性の上昇を禁止する応答性上昇禁止手段を有する。
このように構成された本発明においては、応答性上昇禁止手段は、自動変速機の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチの制御が行われていない場合、エンジン回転数表示手段の表示の応答性の上昇を禁止するので、自動変速機の変速制御中であっても、ロックアップクラッチが解放状態でありエンジン回転数が不安定に変化するときには、エンジン回転数表示手段の表示の応答性を上昇させないようにすることができ、これにより、エンジン回転数の不安定な変化がエンジン回転数表示手段に表示されることを抑制することができる。
また、本発明において、好ましくは、ロックアップ判定手段は、ロックアップクラッチがスリップ状態であるときに、このロックアップクラッチの制御が行われていると判定する。
このように構成された本発明においては、ロックアップ判定手段は、ロックアップクラッチがスリップ状態であるときに、このロックアップクラッチの制御が行われていると判定する。従って、応答性上昇手段は、自動変速機の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチがスリップ状態である場合、エンジン回転数表示手段の表示の応答性を上昇させるので、ロックアップクラッチがスリップ状態でありエンジン回転数がタービン回転数に追随して敏速に変化するときのエンジン回転数表示手段の表示の応答性を、ロックアップクラッチが解放状態でありエンジン回転数が不安定に変化するときの応答性と比較して高くすることができる。これにより、変速時におけるエンジン回転数の変化が際立つように、エンジン回転数をエンジン回転数表示手段に表示させつつ、エンジン回転数の不安定な変化がエンジン回転数表示手段に表示されることを抑制することができる。
また、本発明において、好ましくは、表示制御手段は、自動変速機制御手段により自動変速機の変速制御が行われているときに、自動変速機の変速動作のフェーズがイナーシャフェーズであるか否かを判定するイナーシャフェーズ判定手段を有し、ロックアップ判定手段は、イナーシャフェーズ判定手段により、自動変速機の変速動作のフェーズがイナーシャフェーズであると判定されたときに、ロックアップクラッチの制御が行われているか否かを判定する。
このように構成された本発明においては、ロックアップ判定手段は、自動変速機の変速動作のフェーズがイナーシャフェーズであるときに、ロックアップクラッチの制御が行われているか否かを判定する。即ち、エンジン回転数が敏速に変化するイナーシャフェーズにおけるロックアップクラッチの状態に応じてエンジン回転数表示手段の表示の応答性を設定するので、変速時におけるエンジン回転数の変化が一層際立つように、エンジン回転数をエンジン回転数表示手段に表示させつつ、エンジン回転数の不安定な変化がエンジン回転数表示手段に表示されることを確実に抑制することができる。
また、本発明の第2発明による車両用エンジン回転数表示装置の制御方法は、エンジンと、このエンジンに連結されたロックアップクラッチ付のトルクコンバータを備えた自動変速機と、この自動変速機を制御する自動変速機制御手段と、を有する車両用エンジン回転数表示装置の制御方法であって、エンジン回転数を検出するステップと、検出されたエンジン回転数に基づき、エンジン回転数表示装置による表示を制御するステップと、を有し、エンジン回転数表示装置による表示を制御するステップは、ロックアップクラッチの制御が行われているか否かを判定するステップと、自動変速機制御手段により自動変速機の変速制御が行われているときに、検出されたエンジン回転数に対するエンジン回転数表示装置の表示の応答性を、自動変速機の変速制御が行われていないときよりも上昇させるステップと、を有し、エンジン回転数表示装置の表示の応答性を上昇させるステップにおいて、自動変速機の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチの制御が行われていると判定された場合、エンジン回転数表示装置の表示の応答性を、ロックアップクラッチの制御が行われていないときよりも上昇させることを特徴とする。
本発明による車両用エンジン回転数表示装置及び車両用エンジン回転数表示装置の制御方法によれば、変速時におけるエンジン回転数の鋭い変化を際立たせつつ、ドライバが違和感を感じることのないように、エンジン回転数をエンジン回転数表示器に表示させることができる。
本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両の概略ブロック図である。 本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置のブロック図である。 本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両のアップ変速時におけるエンジン回転数の変化と、エンジン回転数に対する応答性を変化させた場合にタコメータに表示されるエンジン回転数の変化を示す線図である。 本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理のフローチャートである。 本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両のアップ変速時におけるエンジン回転数及びタービン回転数の変化と、車両用エンジン回転数表示装置により設定されるフラグの変化とを示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態の変形例による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両のアップ変速時におけるエンジン回転数の変化と、エンジン回転数に対する応答性を変化させた場合にタコメータに表示されるエンジン回転数の変化を示す線図である。 本発明の実施形態の第1変形例による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の第2変形例による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置及び車両用エンジン回転数表示装置の制御方法を説明する。
まず、図1により、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両の概略ブロック図である。
図1に示すように、符号1は、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両を示し、この車両1は、エンジン2と、エンジン2の動力を所望の回転数及びトルクに変換して出力する自動変速機4と、自動変速機4から出力された動力を駆動輪8に伝達するデファレンシャルギア6と、デファレンシャルギア6を介して入力された動力を路面に伝えて車両1を駆動する駆動輪8とを有している。また、車両1には、バッテリ10に電力を供給するオルタネータ12やエアコン14が搭載されており、エンジン2の動力は、これらのオルタネータ12やエアコン14のコンプレッサにも伝達される。
自動変速機4は、エンジン2の出力軸に連結されるトルクコンバータ16と、トルクコンバータ16の出力軸に連結される変速機構18と、変速機構18に油圧を供給するオイルポンプ20とを備えている。トルクコンバータ16は、エンジン2の動力を流体により変速機構18に伝達するトーラス22と、エンジン2と変速機構18とを機械的に直結させるロックアップクラッチ24とを備えている。また、変速機構18は、多段変速歯車機構であり、歯車の組み合わせにより回転数及びトルクの変換を行う。歯車の切り替えは、オイルポンプ20から供給される油圧を利用して行われる。
次に、図2により、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置の電気的な構成を説明する。図2は、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置のブロック図である。
図2に示すように、車両用エンジン回転数表示装置は、エンジン2の出力軸の回転数(エンジン回転数)を検出するエンジン回転数センサ26、エンジン回転数を表示するタコメータ28、及び、タコメータ28による表示を制御するタコメータ制御部30を有している。タコメータ28は、エンジン回転数を表した目盛りと、エンジン回転数に応じた位置の目盛りを指示する指針とを備えている。タコメータ制御部30は、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数に基づき、タコメータ28の指針の動作を制御する。
また、車両1には、トルクコンバータ16の出力軸の回転数(タービン回転数)を検出するタービン回転数センサ32、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサ34、車両1の速度を検出する車速センサ36、自動変速機4にアップ変速を指令するためのマニュアル操作を受け付けるシフトアップスイッチ38、自動変速機4にダウン変速を指令するためのマニュアル操作を受け付けるシフトダウンスイッチ40、及び、自動変速機4を操作するためのセレクターのレンジを検出するレンジセンサ42が搭載されている。これらのセンサやスイッチから出力された信号は、コントロールユニット44に入力される。コントロールユニット44は、入力された信号に基づき、自動変速機4の変速機構18及びロックアップクラッチ24、エンジン2、オルタネータ12、エアコン14等を制御する。さらに、コントロールユニット44は、タコメータ制御部30がタコメータ28による表示を制御するときに参照する信号を、タコメータ制御部30に出力する。このコントロールユニット44は、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
次に、図3により、タコメータ制御部30によるタコメータ28の表示制御について説明する。
図3は、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両1のアップ変速時におけるエンジン回転数の変化と、エンジン回転数に対する応答性を変化させた場合にタコメータ28に表示されるエンジン回転数の変化を示す線図である。
タコメータ制御部30は、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数を、所定の応答性によりタコメータ28に表示させる。タコメータ制御部30は、この応答性を、後述する表示制御処理においてコントロールユニット44により設定された応答性フラグのON/OFFに応じて変化させる。
図3において、実線は、エンジン回転数センサ26により検出された実際のエンジン回転数の変化を示し、破線は、応答性フラグがONの場合にタコメータ28の指針により指示されたエンジン回転数の変化を示し、二点鎖線は、応答性フラグがOFFの場合にタコメータ28の指針により指示されたエンジン回転数の変化を示している。
この図3に示すように、タコメータ制御部30は、応答性フラグがONであるときには、応答性フラグがOFFであるときよりもタコメータ28の応答性を高くする。即ち、タコメータ制御部30は、応答性フラグがONであるとき、タコメータ28の指針を、応答性フラグがOFFであるときよりもエンジン回転数の変化に敏速に追随するように動作させる。
次に、図4及び図5により、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理について説明する。
図4は、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理のフローチャートである。また、図5は、本発明の実施形態による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両1のアップ変速時におけるエンジン回転数及びタービン回転数の変化と、車両用エンジン回転数表示装置により設定される応答性フラグの変化とを示すタイミングチャートであり、図5(a)はロックアップクラッチの制御が行われている場合のタイミングチャート、図5(b)はロックアップクラッチの制御が行われていない場合のタイミングチャートである。この図5において、横軸は時間を示し、縦軸は、エンジン回転数(実線)及びタービン回転数(一点鎖線)と、応答性フラグのON/OFFとを示している。
表示制御処理は、車両1のイグニッションがオンにされた場合に起動され、繰り返し実行される。この表示制御処理の開始時点において、タコメータ制御部30の応答性フラグは、予めOFFに設定されている。
まず、図4に示すように、表示制御処理が開始されると、ステップS1において、コントロールユニット44は、エンジン回転数センサ26、タービン回転数センサ32、アクセルポジションセンサ34、車速センサ36、シフトアップスイッチ38、シフトダウンスイッチ40、及び、レンジセンサ42から出力された信号を読み込む。
次に、ステップS2に進み、コントロールユニット44は、車両1が走行中か否かを判定する。本実施形態においては、コントロールユニット44は、車速センサ36により検出された車速が5km/h以上である場合に、車両1が走行中であると判定する。
その結果、車両1が走行中ではない(車速が5km/h未満である)場合、自動変速機4の変速時におけるエンジン回転数の変化量が小さいので、タコメータ28の表示の応答性を上昇させる必要性は低いと考えられる。そこで、コントロールユニット44は、以降の処理をスキップし、ステップS1に戻る。
一方、ステップS2において、車両1が走行中である(車速が5km/h以上である)場合、ステップS3に進み、コントロールユニット44は、自動変速機4の変速制御が実行中か否かを判定する。具体的には、コントロールユニット44は、予め定められた自動変速用のシフトマップ、又は、シフトアップスイッチ38やシフトダウンスイッチ40から入力されたマニュアル操作に従って、自動変速機4に変速指令を出力した後、オイルポンプ20による変速機構18の油圧制御が完了するまでの期間において、自動変速機4の変速制御が実行中であると判定する。
その結果、自動変速機4の変速制御が実行中ではない場合、エンジン回転数の変化速度が低いので、タコメータ28の表示の応答性を上昇させる必要性は低いと考えられる。そこで、コントロールユニット44は、以降の処理をスキップし、ステップS1に戻る。
一方、ステップS3において、自動変速機4の変速制御が実行中である場合、即ち、自動変速機4に変速指令が入力された後、オイルポンプ20による変速機構18の油圧制御が完了していない場合、ステップS4に進み、コントロールユニット44は、自動変速機4による変速動作のフェーズがトルクフェーズであるか否かを判定する。
具体的には、図5に示すように、コントロールユニット44は、変速指令が入力されたことにより自動変速機4の変速制御が開始されてから、所定時間T1が経過していない場合、自動変速機4による変速動作のフェーズがトルクフェーズであると判定し、所定時間T1が経過した場合、トルクフェーズではないと判定する。
その結果、自動変速機4による変速動作のフェーズがトルクフェーズである場合、エンジン回転数の変化速度が低いので、タコメータ28の表示の応答性を上昇させる必要性は低いと考えられる。そこで、コントロールユニット44は、以降の処理をスキップし、ステップS1に戻る。
一方、ステップS4において、自動変速機4による変速動作のフェーズがトルクフェーズではない場合、ステップS5に進み、コントロールユニット44は、自動変速機4による変速動作のフェーズがイナーシャフェーズであるか否かを判定する。具体的には、コントロールユニット44は、タービン回転数センサ32により検出されたタービン回転数が、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かって変化した場合(アップ変速時は回転数が減少した場合、ダウン変速時は回転数が増加した場合)に、イナーシャフェーズであると判定する。自動変速機4の変速後の目標回転数は、車速、自動変速機4の変速後の変速比、及び、最終減速比から算出される。
例えば、アップ変速時には、図5に示すように、コントロールユニット44は、タービン回転数センサ32により検出されたタービン回転数が減少した場合にイナーシャフェーズであると判定する。
その結果、自動変速機4による変速動作のフェーズがイナーシャフェーズではない場合、エンジン回転数の変化速度が高いイナーシャフェーズではないので、タコメータ28の表示の応答性を上昇させる必要性は低いと考えられる。そこで、コントロールユニット44は、以降の処理をスキップし、ステップS1に戻る。
一方、ステップS5において、自動変速機4による変速動作のフェーズがイナーシャフェーズである場合、ステップS6に進み、コントロールユニット44は、ロックアップクラッチ24の制御が行われているか否かを判定する。具体的には、コントロールユニット44は、ロックアップクラッチ24が半締結されたスリップ状態であるときに、このロックアップクラッチ24の制御が行われていると判定する。
その結果、ロックアップクラッチ24の制御が行われていない場合、ロックアップクラッチ24は解放状態であり、エンジンはタービンと機械的に連結されていないので、エンジン回転数はタービン回転数に敏速に追随せず、不安定且つ緩慢に変化する。この場合にタコメータ28の表示の応答性を上昇させると、エンジン回転数の不安定な変化がタコメータ28に表示され、ドライバが違和感を感じる可能性がある。そこで、図5(b)に示すように、コントロールユニット44は、タコメータ28の表示の応答性フラグをOFFに保持したまま、以降の処理をスキップし、ステップS1に戻る。即ち、コントロールユニット44は、ロックアップクラッチ24の制御が行われていない場合、タコメータ制御部30によるタコメータ28の表示の応答性の上昇を禁止する。
一方、ロックアップクラッチ24の制御が行われている場合、ステップS7に進み、図5(a)に示すように、コントロールユニット44は、タコメータ制御部30の応答性フラグをONに設定する。これにより、タコメータ制御部30は、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数に対するタコメータ28の表示の応答性を上昇させる。
次に、ステップS8に進み、コントロールユニット44は、イナーシャフェーズが終了したか否かを判定する。具体的には、コントロールユニット44は、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かうタービン回転数の変化が終了した場合(アップ変速時は回転数の減少が終了した場合、ダウン変速時は回転数の増加が終了した場合)に、イナーシャフェーズが終了したと判定する。
例えば、アップ変速時には、図5に示すように、コントロールユニット44は、タービン回転数センサ32により検出されたタービン回転数が減少から増加に転じた場合に、イナーシャフェーズが終了したと判定する。
その結果、イナーシャフェーズが終了していない場合、コントロールユニット44は、イナーシャフェーズが終了するまでステップS8を繰り返す。
一方、イナーシャフェーズが終了した場合、ステップS9に進み、コントロールユニット44は、ステップS8においてイナーシャフェーズが終了したと判定してから所定時間T2(例えば180msec)が経過したか否かを判定する。
その結果、イナーシャフェーズの終了後所定時間が経過していない場合、コントロールユニット44は、所定時間が経過するまでステップS9を繰り返す。
一方、イナーシャフェーズの終了後所定時間T2が経過した場合、ステップS10に進み、図5(a)に示すように、コントロールユニット44は、タコメータ制御部30の応答性フラグをOFFに設定する。これにより、タコメータ制御部30は、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数に対するタコメータ28の表示の応答性を下降させる。
その後、コントロールユニット44は、ステップS1に戻る。
次に、図6乃至図8により、本発明の実施形態のさらなる変形例を説明する。
まず、図6により、本発明の第1変形例のタコメータ制御部30によるタコメータ28の表示制御について説明する。図6は、本発明の実施形態の第1変形例による車両用エンジン回転数表示装置を搭載した車両のアップ変速時におけるエンジン回転数の変化と、エンジン回転数に対する応答性を変化させた場合にタコメータに表示されるエンジン回転数の変化を示す線図である。
図6に示すように、第1変形例のタコメータ制御部30は、タコメータ28の表示の応答性を、後述する表示制御処理においてコントロールユニット44により設定された応答性フラグの低/中/高に応じて変化させる。
この図6において、実線は、エンジン回転数センサ26により検出された実際のエンジン回転数の変化を示し、破線は、応答性フラグが高の場合にタコメータ28の指針により指示されたエンジン回転数の変化を示し、一点鎖線は、応答性フラグが中の場合にタコメータ28の指針により指示されたエンジン回転数の変化を示し、二点鎖線は、応答性フラグが低の場合にタコメータ28の指針により指示されたエンジン回転数の変化を示している。
図6に示すように、タコメータ制御部30は、応答性フラグが高であるときにタコメータ28の応答性が最も高く、応答性フラグが低であるときにタコメータ28の応答性が最も低く、応答性フラグが中であるときにタコメータ28の応答性が高と低の中間になるようにする。即ち、タコメータ制御部30は、応答性フラグが高、中、低の順に、タコメータ28の指針をエンジン回転数の変化に敏速に追随するように動作させる。
次に、図7により、本発明の実施形態の第1変形例による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理について説明する。
図7は、本発明の実施形態の第1変形例による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理のフローチャートである。
この図7の表示制御処理の開始時点において、タコメータ制御部30の応答性フラグは、予め「低」に設定されている。なお、図7に示す表示制御処理におけるステップS11からS16は、図4に示した表示制御処理におけるステップS1からS6と同様であるので、説明を省略する。
図7に示すように、ステップS16において、ロックアップクラッチ24の制御が行われていない場合、ロックアップクラッチ24は解放状態であり、エンジンはタービンと機械的に連結されていないので、エンジン回転数はタービン回転数に敏速に追随せず、不安定且つ緩慢に変化する。この場合にタコメータ28の表示の応答性を必要以上に上昇させると、エンジン回転数の不安定な変化がタコメータ28に表示され、ドライバが違和感を感じる可能性がある。そこで、コントロールユニット44は、ステップS17に進み、タコメータ28の表示の応答性フラグを「中」に設定する。
一方、ステップS16において、ロックアップクラッチ24の制御が行われている場合、ステップS18に進み、コントロールユニット44は、タコメータ制御部30の応答性フラグを「高」に設定する。これにより、タコメータ制御部30は、タコメータ28の表示の応答性を、ロックアップクラッチ24の制御が行われていないときよりも上昇させる。
ステップS17又はS18の後、ステップS19に進み、コントロールユニット44は、イナーシャフェーズが終了したか否かを判定する。具体的には、コントロールユニット44は、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かうタービン回転数の変化が終了した場合に、イナーシャフェーズが終了したと判定する。
その結果、イナーシャフェーズが終了していない場合、コントロールユニット44は、イナーシャフェーズが終了するまでステップS19を繰り返す。
一方、イナーシャフェーズが終了した場合、ステップS20に進み、コントロールユニット44は、ステップS19においてイナーシャフェーズが終了したと判定してから所定時間T2(例えば180msec)が経過したか否かを判定する。
その結果、イナーシャフェーズの終了後所定時間が経過していない場合、コントロールユニット44は、所定時間が経過するまでステップS20を繰り返す。
一方、イナーシャフェーズの終了後所定時間T2が経過した場合、ステップS21に進み、コントロールユニット44は、タコメータ制御部30の応答性フラグを「低」に設定する。これにより、タコメータ制御部30は、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数に対するタコメータ28の表示の応答性を下降させる。
その後、コントロールユニット44は、ステップS11に戻る。
次に、図8により、本発明の実施形態の第2変形例による車両用エンジン回転数表示装置が行う表示制御処理を説明する。この第2変形例では、タコメータ28の表示の応答性は4つ以上のレベルを有し、タコメータ制御部30は、タコメータ28の表示の応答性を、後述する表示制御処理においてコントロールユニット44により設定されたレベルの応答性に変化させる。
図8の表示制御処理の開始時点において、タコメータ28の表示の応答性は、予め最も低いレベルに設定されている。なお、図8に示す表示制御処理におけるステップS31からS35は、図4に示した表示制御処理におけるステップS1からS5と同様であるので、説明を省略する。
図8に示すように、ステップS35において、自動変速機4による変速動作のフェーズがイナーシャフェーズである場合、ステップS36に進み、コントロールユニット44は、ロックアップクラッチ24の締結度合を判定する。
次に、ステップS37に進み、コントロールユニット44は、ロックアップクラッチ24の締結度合が高いほど、即ち、ロックアップクラッチ24の締結度合が高くなりエンジン回転数がタービン回転数に追随してより敏速に変化するようになるほど、タコメータ制御部30によりタコメータ28の表示の応答性を上昇させる。
次に、ステップS38に進み、コントロールユニット44は、イナーシャフェーズが終了したか否かを判定する。具体的には、コントロールユニット44は、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かうタービン回転数の変化が終了した場合に、イナーシャフェーズが終了したと判定する。
その結果、イナーシャフェーズが終了していない場合、コントロールユニット44は、イナーシャフェーズが終了するまでステップS38を繰り返す。
一方、イナーシャフェーズが終了した場合、ステップS39に進み、コントロールユニット44は、ステップS38においてイナーシャフェーズが終了したと判定してから所定時間T2(例えば180msec)が経過したか否かを判定する。
その結果、イナーシャフェーズの終了後所定時間が経過していない場合、コントロールユニット44は、所定時間が経過するまでステップS39を繰り返す。
一方、イナーシャフェーズの終了後所定時間T2が経過した場合、ステップS40に進み、コントロールユニット44は、タコメータ制御部30によりタコメータ28の表示の応答性を最も低いレベルに設定する。
その後、コントロールユニット44は、ステップS31に戻る。
なお、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例においては、コントロールユニット44は、タービン回転数センサ32により検出されたタービン回転数が、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かって変化した場合に、イナーシャフェーズであると判定し、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かうタービン回転数の変化が終了した場合に、イナーシャフェーズが終了したと判定すると説明したが、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数に基づき、イナーシャフェーズの開始及び終了を判定するようにしてもよい。即ち、コントロールユニット44は、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数が、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かって変化した場合に、イナーシャフェーズであると判定し、自動変速機4の変速後の目標回転数に向かうタービン回転数の変化が終了した場合に、イナーシャフェーズが終了したと判定するようにしてもよい。
また、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例では、コントロールユニット44は、ロックアップクラッチ24が半締結されたスリップ状態であるときに、このロックアップクラッチ24の制御が行われていると判定すると説明したが、ロックアップクラッチ24が完全に締結された締結状態であるときに、このロックアップクラッチ24の制御が行われていると判定してもよい。
また、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例では、車両用エンジン回転数表示装置が、アップ変速時におけるエンジン回転数の変化を表示する場合を例として説明したが、ダウン変速時におけるエンジン回転数の変化を表示する場合においても、アップ変速時の場合と同様に本発明を適用することができる。
次に、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例による車両用エンジン回転数表示装置の作用効果を説明する。
まず、コントロールユニット44及びタコメータ制御部30は、自動変速機4の変速制御が行われているときに、エンジン回転数センサ26により検出されたエンジン回転数に対するタコメータ28の表示の応答性を、自動変速機4の変速制御が行われていないときよりも上昇させるので、変速時におけるエンジン回転数の変化が際立つように、エンジン回転数をタコメータ28に表示させることができる。これにより、ドライバは、変速時におけるエンジン回転数の鋭い変化を、タコメータ28の表示の変化から視覚により感じ取ることができる。
また、コントロールユニット44及びタコメータ制御部30は、自動変速機4の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチ24の制御が行われている場合、タコメータ28の表示の応答性を、ロックアップクラッチ24の制御が行われていないときよりも上昇させるので、ロックアップクラッチ24がスリップ状態あるいは締結状態でありエンジン回転数がタービン回転数に追随して敏速に変化するときのタコメータ28の表示の応答性を、ロックアップクラッチ24が解放状態でありエンジン回転数が不安定に変化するときの応答性と比較して高くすることができる。これにより、変速時におけるエンジン回転数の変化が際立つように、エンジン回転数をタコメータ28に表示させつつ、エンジン回転数の不安定な変化がタコメータ28に表示されることを抑制することができ、ドライバが違和感を感じることを防止できる。
また、コントロールユニット44及びタコメータ制御部30は、ロックアップクラッチ24の締結度合が高いほど、タコメータ28の表示の応答性を上昇させるので、ロックアップクラッチ24の締結度合が高くなりエンジン回転数がタービン回転数に追随してより敏速に変化するようになる程、タコメータ28の表示の応答性を高くすることができ、これにより、変速時におけるエンジン回転数の変化が一層際立つように、エンジン回転数をタコメータ28に表示させることができる。
また、コントロールユニット44及びタコメータ制御部30は、自動変速機4の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチ24の制御が行われていない場合、タコメータ28の表示の応答性の上昇を禁止するので、自動変速機4の変速制御中であっても、ロックアップクラッチ24が解放状態でありエンジン回転数が不安定に変化するときには、タコメータ28の表示の応答性を上昇させないようにすることができ、これにより、エンジン回転数の不安定な変化がタコメータ28に表示されることを抑制することができる。
また、コントロールユニット44は、ロックアップクラッチ24がスリップ状態であるときに、このロックアップクラッチ24の制御が行われていると判定する。従って、コントロールユニット44及びタコメータ制御部30は、自動変速機4の変速制御が行われているときに、ロックアップクラッチ24がスリップ状態である場合、タコメータ28の表示の応答性を上昇させるので、ロックアップクラッチ24がスリップ状態でありエンジン回転数がタービン回転数に追随して敏速に変化するときのタコメータ28の表示の応答性を、ロックアップクラッチ24が解放状態でありエンジン回転数が不安定に変化するときの応答性と比較して高くすることができる。これにより、変速時におけるエンジン回転数の変化が際立つように、エンジン回転数をタコメータ28に表示させつつ、エンジン回転数の不安定な変化がタコメータ28に表示されることを抑制することができる。
また、コントロールユニット44は、自動変速機4の変速動作のフェーズがイナーシャフェーズであるときに、ロックアップクラッチ24の制御が行われているか否かを判定する。即ち、エンジン回転数が敏速に変化するイナーシャフェーズにおけるロックアップクラッチ24の状態に応じてタコメータ28の表示の応答性を設定するので、変速時におけるエンジン回転数の変化が一層際立つように、エンジン回転数をタコメータ28に表示させつつ、エンジン回転数の不安定な変化がタコメータ28に表示されることを確実に抑制することができる。
1 車両
2 エンジン
4 自動変速機
6 デファレンシャルギア
8 駆動輪
10 バッテリ
12 オルタネータ
14 エアコン
16 トルクコンバータ
18 変速機構
20 オイルポンプ
22 トーラス
24 ロックアップクラッチ
26 エンジン回転数センサ
28 タコメータ
30 タコメータ制御部
32 タービン回転数センサ
34 アクセルポジションセンサ
36 車速センサ
38 シフトアップスイッチ
40 シフトダウンスイッチ
42 レンジセンサ
44 コントロールユニット

Claims (6)

  1. エンジンと、このエンジンに連結されたロックアップクラッチ付のトルクコンバータを備えた自動変速機と、この自動変速機を制御する自動変速機制御手段と、を有する車両のエンジン回転数を表示する車両用エンジン回転数表示装置であって、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    エンジン回転数を表示するエンジン回転数表示手段と、
    上記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数に基づき、上記エンジン回転数表示手段による表示を制御する表示制御手段と、を有し、
    上記表示制御手段は、
    上記ロックアップクラッチの制御が行われているか否かを判定するロックアップ判定手段と、
    上記自動変速機制御手段により上記自動変速機の変速制御が行われているときに、上記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数に対する上記エンジン回転数表示手段の表示の応答性を、上記自動変速機の変速制御が行われていないときよりも上昇させる応答性上昇手段と、を備え、
    上記応答性上昇手段は、上記自動変速機の変速制御が行われているときに、上記ロックアップ判定手段により上記ロックアップクラッチの制御が行われていると判定された場合、上記エンジン回転数表示手段の表示の応答性を、上記ロックアップクラッチの制御が行われていないときよりも上昇させることを特徴とする車両用エンジン回転数表示装置。
  2. 上記表示制御手段は、上記ロックアップクラッチの締結度合を判定するロックアップ締結度合判定手段を備え、
    上記応答性上昇手段は、上記ロックアップ締結度合判定手段により判定された上記ロックアップクラッチの締結度合が高いほど、上記エンジン回転数表示手段の表示の応答性を上昇させる請求項1に記載の車両用エンジン回転数表示装置。
  3. 上記表示制御手段は、上記自動変速機の変速制御が行われているときに、上記ロックアップ判定手段により上記ロックアップクラッチの制御が行われていないと判定された場合、上記応答性上昇手段による上記エンジン回転数表示手段の表示の応答性の上昇を禁止する応答性上昇禁止手段を有する請求項1又は2に記載の車両用エンジン回転数表示装置。
  4. 上記ロックアップ判定手段は、上記ロックアップクラッチがスリップ状態であるときに、このロックアップクラッチの制御が行われていると判定する請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用エンジン回転数表示装置。
  5. 上記表示制御手段は、上記自動変速機制御手段により上記自動変速機の変速制御が行われているときに、上記自動変速機の変速動作のフェーズがイナーシャフェーズであるか否かを判定するイナーシャフェーズ判定手段を有し、
    上記ロックアップ判定手段は、上記イナーシャフェーズ判定手段により、上記自動変速機の変速動作のフェーズがイナーシャフェーズであると判定されたときに、上記ロックアップクラッチの制御が行われているか否かを判定する請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用エンジン回転数表示装置。
  6. エンジンと、このエンジンに連結されたロックアップクラッチ付のトルクコンバータを備えた自動変速機と、この自動変速機を制御する自動変速機制御手段と、を有する車両用エンジン回転数表示装置の制御方法であって、
    エンジン回転数を検出するステップと、
    上記検出されたエンジン回転数に基づき、上記エンジン回転数表示装置による表示を制御するステップと、を有し、
    上記エンジン回転数表示装置による表示を制御するステップは、
    上記ロックアップクラッチの制御が行われているか否かを判定するステップと、
    上記自動変速機制御手段により上記自動変速機の変速制御が行われているときに、上記検出されたエンジン回転数に対する上記エンジン回転数表示装置の表示の応答性を、上記自動変速機の変速制御が行われていないときよりも上昇させるステップと、を有し、
    上記エンジン回転数表示装置の表示の応答性を上昇させるステップにおいて、上記自動変速機の変速制御が行われているときに、上記ロックアップクラッチの制御が行われていると判定された場合、上記エンジン回転数表示装置の表示の応答性を、上記ロックアップクラッチの制御が行われていないときよりも上昇させることを特徴とする車両用エンジン回転数表示装置の制御方法。
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