JP2015016984A - 給紙装置、及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィードコロとリバースコロによる用紙搬送駆動の制御を改良して重送の発生を低減する。
【解決手段】用紙4を画像形成部に向けて一枚ずつ分離しながら送り出す給紙装置で、所定のタイミングで回転駆動されるフィードコロ6、フィードコロ6に同期して回転するピックアップコロ5、用紙4を挟んでフィードコロ6に圧接し、逆回転するリバースコロ7を備える。フィードコロ6とリバースコロ7の回転速度を、それぞれ印刷速度に応じて可変する。フィードコロ6の回転速度に対してリバースコロ7の回転速度の可変の比率を、フィードコロ6の回転速度が大きいほど小さくする。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンター、孔版印刷機等の画像形成装置における像形成部に用紙を送るための給紙装置に関する。
従来の複写機等の給紙装置では、ピックアップ給送された用紙を分離機構に送り、この分離機構で最上位紙だけを分離して給紙するような構造のものが広く用いられている。このような構造の給紙装置に用いられる分離機構としては、フィードコロとリバースコロとからなる分離機構が従来から一般に利用されている。
リバースコロはトルクリミッタを介して駆動部と連結されており、フィードコロとは逆方向に回転駆動される。トルクリミッタのトルクがフィードコロ搬送力よりも弱いため、用紙が1枚でフィードコロにより搬送されるとき、フィードコロとリバースコロは連れ回りする。用紙が重送(2枚重なった)状態でフィードコロに搬送されたときは、用紙同士の密着力よりもトルクリミッタのトルクの方が強いため、リバースコロはフィードコロ回転方向とは逆方向に回転する。これによりリバースコロと接触している用紙のみを給紙トレイあるいは用紙積載部(以下、用紙積載部と言う)方向に戻し、重送を抑制する。
特許文献1に開示されている発明では、逆方向の回転トルクが加わると、トルク伝達手段の回転数を減少させるという動作を行っている。空転トルクを大きくするとヒステリシス損失が大きくなることによる不具合を解消するためである。具体的には、ヒステリシスによる発熱が増大し、トルクリミッタが昇温して磁力低下が起こり、空転トルクが低下する不具合解消のためである。
しかし、特許文献1に開示されている発明の動作を印刷速度可変式の画像形成総理において行うと、重送時の用紙を戻しきれず重送が発生してしまう問題がある。
本発明は前記従来の問題を解決することを目的とする。
本発明に係る給紙装置は、印刷速度を選択指示可能な画像形成装置において用いる給紙装置であって、用紙を画像形成部に向けて一枚ずつ分離しながら送り出す給紙装置において、所定のタイミングで回転駆動されるフィードコロと、前記用紙を挟んで前記フィードコロに圧接されて逆回転するリバースコロとを備え、前記フィードコロの回転速度を印刷速度に応じて可変すると共に、前記リバースコロの回転速度も印刷速度に応じて可変することを特徴とする。
本発明によれば、フィードコロとリバースコロの回転速度を印刷速度に応じて可変させるという用紙搬送駆動の制御を行うため、速度変更による重送の発生を低減する効果がある。
画像形成装置と、それに用いられるレジスト機能を持った給紙装置を示す図である。 実施形態1を説明するために、FRR給紙方式の給紙装置における基本的な構成と動作を示すための概略図である。 実施形態1を説明するために、FRR給紙方式の給紙装置における基本的な構成と動作を示すための概略図である。 実施形態1を説明するため、図2、図3で示した構成のFRR給紙機構の給紙装置における高速印刷時の動作示す概略図である。 同じく低速印刷時の動作示す概略図である。 リバースコロの速度制御対応表である。 リバースコロの速度比率関係表である。 実施形態2を説明するため用紙の第1面通紙時を示す図である。 実施形態2を説明するため用紙の第2面通紙時を示す図である。 レジストローラ対を回転駆動するレジストモータの駆動及び切替板の切り替えタイミングを示す図である。 感光体ドラム上の版位置関係を示す図である。 実施形態2の構成と、実施形態2における用紙の第1面給紙からレジストスタートまでの状態を示す図である。 実施形態2における、第1面通紙を行っている用紙のレジストスタートから第2面通紙を行う用紙にたわみを形成する動作を示すための図である。 同じく、第2面通紙している用紙4にたわみを形成してレジストスタートする動作を示すための図である。 同じく、レジストスタート後、レジストローラ対のニップ抜ける(レジストニップ抜け)までの動作を示すための図である。 図8〜図15におけるレジストモータの回転速度を示す図である。 第1面通紙時と第2面通紙時におけるレジストローラ対によって搬送される用紙の移動の加速度の違いを説明するための図である。 印刷速度による第1面通紙、第2面通紙の速度比を説明するための図である。
本発明を実施するための形態(以下では単に実施形態と記載する)について説明する。
<実施形態1>
画像形成装置1と、それに用いられる上述のようなレジスト機能を持った給紙装置2について図1に示す。図示は省略するが、画像形成装置1は、印刷速度を選択指示可能なものである。画像形成装置この種の装置においては、用紙積載部(以下、給紙トレイ3と記載する)に用紙4が積載してあり、その最上面高さ位置がほぼ一定になる様に制御する。そのような用紙4を、最上面の用紙4と当接、非当接を繰り返すピックアップコロ5にて用紙搬送路へ送り出す。なおピックアップコロ5の用紙4との「当接、非当接」については、ピックアップコロ5に上下動作を行わせるため、専用のソレノイド(図示を省略してある)を用いることが知られている。
このような装置において、例えばFRR給紙方式にて、フィードコロ6、リバースコロ7の用紙搬送方向下流側に給紙センサ(以下、先端検知センサと言う)8を配置した構成とする。リバースコロ7は、用紙4を挟んでフィードコロ6に圧接し、フィードコロ6に対して図示せぬトルクリミッタ等を介して逆回転するようになっている。ピックアップコロ5の動作の流れは以下の通りである。なおFRR給紙方式は、用紙の束を最上紙から一枚ずつ送り出して、2枚目以降を戻す給紙方式である。以下、FRR給紙方式と省略する。
例えば画像形成装置1に設けた図示しないコピースタートキーをオンとする。すると、連続給紙時には先行する用紙の後端が先端検知センサ8の位置を抜けたことをトリガーとして、ピックアップコロ5とリバースコロ7を回転駆動する。また図示しない給紙モータをオンとすることでピックアップコロ5を回転させ、給紙トレイ3に積載された次の用紙(以下、次用紙4aと記載する)を給紙する。
ピックアップコロ5により給紙された次用紙4aは、フィードコロ6とリバースコロ7によって1枚のみに他の用紙から分離される。そして最上面の用紙4が1枚だけ給紙方向で下流へと搬送される。次の用紙の先端が先端検知センサ8の位置に送られて来たことを先端検知センサ8が検知したことをトリガーにして、ピックアップコロ5の回転を停止させ、ピックアップコロ5を持ち上げ次の用紙4との当接を解除する。その後、次の用紙4はフィードコロ6、リバースコロ7によって搬送方向下流側の縦搬送ローラ9へと搬送される。その搬送状態は縦搬送センサ10により検知される。
続いて、同じ様に次の用紙4の後端が先端検知センサ8を抜けたことをトリガーにして、その次の用紙が給紙されていく。なお、図中11は中継ローラ、12は中継センサ、13はレジストセンサ、14はレジストローラ対、15は転写部、16は感光体ドラム(なおドラムではなく他の形態のものももちろん知られている)、そしてLは潜像形成用の露光である。なお先端検知センサ8は、用紙4の先端だけでなく、後端も検知できる。このようなセンサは公知であるので詳細な図示、説明は省略する。
図2、図3は実施形態1を説明するために、FRR給紙方式の給紙装置における基本的な構成と動作を示すための概略図である。その基本的な動作は以下の通りである。
図示の給紙搬送装置は、 レジストローラ(駆動)14aとレジストローラ(従動)14bからレジストローラ対を構成している。このレジストローラ対を回転駆動することにより感光体ドラム16と印圧ローラ15aからなる画像形成部に用紙4を搬送する。印圧ローラ15aに代えて、図1の装置のようにベルトを備えて転写部を用いる装置構成であってももちろん良い。分離給紙ローラ群は、図1の装置と同様に、ピックアップコロ5、フィードコロ6とリバースコロ7から構成している。フィードコロ6とリバースコロ7は、図示しない駆動源により回転駆動される。分離給紙ローラ群は一定の速度にて回転駆動するが、用紙4が複数枚突っ込んできた際には、リバースコロ7を減速させて用紙4を給紙トレイ3方向へ搬送する。
前記の構成の装置についてさらに詳細に説明する。
(1)上下動可能な給紙トレイ3に用紙4を積載する。印刷開始時には、給紙トレイ3が印刷開始位置まで上昇駆動する。なお図示の例で上下動するのは給紙トレイ3内に設けた底板であるが、このような構成は周知であるので以下でも給紙トレイ3が上下動するものとして説明する。
(2)ピックアップコロ5は上下動可能であり、図示しないソレノイド等の駆動手段により上下動する。
(3)ピックアップコロ5を下側に移動させと用紙4の上面に圧接し、給紙信号により図示しない駆動源により給紙方向(図中左方向)に用紙4を供給するように回転する。
(4)フィードコロ6とリバースコロ7とは、ピックアップコロ5の給紙方向で下流側に位置する。リバースコロ7は、フィードコロ6に用紙経路を挾んで対峙し、図示せぬ手段により押圧されている。そして用紙4の下面に圧接しリバースコロ7は、用紙4を用紙積載部3の方向へ戻すように回転する。リバースコロ7には図示しないトルクリミッタにより一定のトルクが付与されている。フィードコロ6は、ピックアップコロ5と同期して同方向に回転する。
(5)フィードコロ6とリバースコロ7により搬送された用紙4の先端を先端検知センサ8により検知すると、ピックアップコロ5が上側に移動し、給紙トレイ3上に積載された用紙4から離間する。
(6)フィードコロ6とリバースコロ7により搬送されてきた用紙4の先端はレジストセンサ13が検知する。その後、回転していないレジストローラ対のニップ部に用紙4が突き当たり、用紙4に所定のたわみが形成される。その後、分離給紙ローラ群は停止する。
(7)図3のように分離給紙ローラ群に用紙4が複数枚突っ込んで重送が生じえる状態になった際、図中矢印(リバースコロ回転速度)で示すように、リバースコロ7は減速して用紙4を用紙積載部3の方向に戻そうとする。ただし、感光体ドラム16とピックアップコロ5、フィードコロ6の回転速度が低速の場合には、リバースコロ7が低速動作状態からさらに減速してしまう。そのため用紙4を用紙積載部3の方向に戻す力が十分でなく、用紙4を給紙トレイ3まで戻しきれずに重送が発生してしまうことがあり得る。
図4は実施形態1を説明するため、図2、図3で示した構成のFRR給紙機構の給紙装置における高速印刷時の動作示す概略図である。
フィードコロ6、ピックアップコロ5は給紙トレイ3上に積載された用紙束のうち最上位の用紙4を搬送しようとする。フィードコロ6に対となっているリバースコロ7は、2枚目以降の用紙を用紙積載部3の方へ戻す方向にトルクリミッタにより一定のトルクが付与されて回転している。このリバースコロ7は、フィードコロ6とリバースコロ7のニップへ複数枚用紙が進入した場合、ニップに用紙が1枚になるまで用紙を給紙トレイ3方向へ戻す動作をする。このとき、フィードコロ6の回転速度は感光体ドラム16の回転速度と同じであるのに対して、リバースコロ7の回転速度はフィードコロ6よりも遅くして回転駆動する。
図5は同じく低速印刷時の動作示す概略図である。
リバースコロ7はフィードコロ6、リバースコロ7のニップへ複数枚用紙が進入した場合を説明する。ニップに用紙が1枚になるまで用紙を戻す動作について、フィードコロ6速度は感光体ドラム16速度と同じである。これに対して、リバースコロ7は高速時印刷時の速度よりも速い速度で回転駆動する。
上述のように、フィードコロ6の回転速度を印刷速度に応じて可変させ、またリバースコロ7の回転速度も印刷速度に応じて可変させる。そのため、印刷速度の速度変更による重送の発生を低減させることができる。またフィードコロ6の回転速度を可変させることに応じてリバースコロ7の回転速度も可変させる。そのため、用紙4の戻し過ぎによる不給紙、重送の発生を低減させることができる。
図6はリバースコロ7の速度制御対応表である。また図7はリバースコロ7の速度比率関係表である。
印刷速度1〜6速まで設定のある画像形成装置の場合について説明する。印刷速度1〜3速の低速域においては、フィードコロ回転速度Aは印刷速度3速と同速度の設定とし、リバースコロ回転速度はB4以上ではam/秒、A4以下ではa´mm/秒と設定している。このam/秒は、フィードコロ回転速度Aに対して同等以上の速度に設定するため、速度比率は1倍以上となる設定である。a´mm/秒についてもフィードコロ回転速度Aに対して同等以上の速度に設定する。しかし、小サイズ用紙は密着面積小さいため、B4以上の速度amm/秒より低い速度設定とする。
印刷速度4〜5速の中速域においては、フィードコロ回転速度Aは印刷速度5速と同速度の設定とし、リバースコロ回転速度はB4以上ではbmm/秒、A4以下ではb´mm/秒と設定する。このbmm/秒は、フィードコロ回転速度Aに対して同等の速度に設定するため、速度比率は1倍となる設定である。b´mm/秒についてもフィードコロ回転速度Aに対して同等以上の速度に設定する。しかし、小サイズ用紙は密着面積小さいため、B4以上の速度amm/秒より低い速度設定とする。
印刷速度6速の高速域においては、フィードコロ回転速度Cは印刷速度6速と同速度の設定とし、リバースコロ回転速度はB4以上ではcmm/秒、A4以下ではc´mm/秒と設定する。このcmm/秒はフィードコロ回転速度Cに対して同等未満の速度に設定するため、速度比率は1倍以下となる設定である。c´mm/秒についてもフィードコロ回転速度Cに対して同等未満の速度に設定するが、小サイズ用紙は密着面積小さい
以上のように、フィードコロ回転速度Aに対して、リバースコロ回転速度Bの可変の割合B/Aは、フィードコロ回転速度Aが大きいほどB/Aの比率を小さくするため、高速印刷時の不給紙、重送の発生を低減する効果がある。また用紙サイズに応じて(小サイズ用紙のときは用紙の密着面積が少ないためリバースコロ回転速度を大サイズ用紙よりもリバースコロ回転速度Bの可変割合を小さくする等)リバースコロ回転速度Bの可変割合を変更する。これにより、用紙サイズによる重送の発生を低減させることができる。
<実施形態2>
従来より簡便な印刷方式として、デジタル式感熱孔版印刷が知られている。これは、感熱孔版マスタに微細な発熱素子が1列に並んだサーマルヘッドを接触させ、パルス的に発熱素子に通電させながらマスタをプラテンローラ等で搬送する。そして、画像情報に基づいてマスタの熱可塑性樹脂フィルムを熱溶融穿孔させた後、穿孔製版されたマスタを版胴に巻装させ、押圧部材によって印刷用紙を版胴の外周面に押圧する。これにより、版胴の開孔部及びマスタの穿孔部分からインキを通過させ、このインキを印刷用紙に転移させて印刷画像が形成される。
この孔版印刷に使用された使用済みマスタは使用後に廃棄され、新たに印刷を行うときには新しいマスタが穿孔製版された後に版胴に巻装される。マスタを無駄無く使用するには、マスタを原稿の大きさに応じて切断することが望ましい。しかし、版胴の大きさはその印刷装置で使用される最大の印刷用紙の印刷長さにより決定されており、押圧部材も版胴の開孔部全域を押圧するように構成されている。版胴1回転で給送される印刷用紙は1枚であるから、印刷用紙の大小にかかわらず単位時間(版胴1回転)当たりの印刷枚数は同じであり、小さい印刷用紙を印刷する際には版胴の空転時間が印刷時間より長くなってしまい、印刷効率が悪くなる。
図8、図9は、実施形態2を説明するために、ブレーキパッド給紙方式の給紙装置における基本的な構成と動作を示すための概略図である。この装置では、感光体ドラム16の回転中において、用紙4の第1面目を上にして(感光体ドラム16側に向けて)印刷部へ搬送する。この際のレジストローラ対の回転速度と、用紙4の第2面目を上にして印刷部へ搬送する際のレジストローラ対の回転速度を異なるように設定する。複数のレジストローラ及び給紙部を有しなくても、用紙4の第1面目と第2面目の紙間を短縮し、適切な紙間を形成できるようにする。なお以下では、用紙4の第1面目を上にして搬送することを第1面通紙と記載し、用紙4の第2面目を上にして搬送することを第2面通紙と記載する。
図8は用紙4の第1面通紙時を示し、図9は用紙4の第2面通紙時を示す。その基本的な構成、動作は以下の通りである。
(1)上下動可能な用紙積載部3に用紙4を積載すると印刷開始時には、印刷開始位置まで上昇駆動する。
(2)ピックアップコロ5は、給紙信号により図示しない駆動源により給紙方向に回転する。
(3)ピックアップコロ5の用紙搬送方向で下流側に、ピックアップコロ5と同期して同方向に回転するフィードコロ6と、フィードコロ6に用紙4の搬送経路を挾んで押圧され、用紙4を分離させる分離パッド23とを有する。
(4)分離パッド23とフィードコロ6により搬送されてきた用紙4の先端を、図示しないレジストセンサが検知する。その後、レジストローラ(駆動)14aとレジストローラ(従動)14bからなるレジストローラ対のニップ部に用紙4が突き当たる。これにより用紙4に所定のたわみが形成される。
(5) レジストローラ対を回転駆動することにより、用紙4を感光体ドラム16と印圧ローラ15aからなる画像形成部に搬送する。
(6)同様に次に分離パッド23とフィードコロ6により搬送されてきた用紙は、切替板26を図示しない駆動源により第2のレジストローラ(従動)25側へ搬送されるように切り替る。レジストローラ(従動)14bと第2のレジストローラ(従動)25からなる第2のレジストローラ対のニップ部位に用紙4を突き当てて所定のたわみを形成し、その後、用紙4の搬送を停止する。
(7)レジストローラ対(第1あるいは第2)を回転駆動することにより、用紙4を感光体ドラム16と印圧ローラ15aからなる画像形成部に搬送する(図9参照)。
(8)第1面搬送時と第2面搬送時はレジストSTMの回転方向を切り替え、レジストローラ対を回転駆動する(図10参照)。なお図10は、レジストローラ(駆動)14aとレジストローラ(従動)14bを回転駆動するレジストモータ27の駆動及び切替板26の切り替えタイミングを示す。
前記動作(1)〜(8)を繰り返すことにより、用紙4の第1面目と第2面目の紙間を短縮して搬送する。
図11は、感光体ドラム16上の版位置関係を示す。用紙4の第1面と第2面の版の間隔が第2面と第1面との間隔より短いため、紙間を詰める必要がある。ただし前記構成ではレジストローラ対へ用紙4を搬送するために複数の搬送経路を設ける必要がある。また、複数の搬送経路を設けるためレジスト従動コロも複数配置する必要がある。さらに、搬送経路の切り替えに使用する、切替板26とそれを動作させる駆動源が必要となる。これは、装置の大型化及びコストアップとなる。
そこで実施形態2では、図12に示すように切替板や第2のレジストローラ(従動)を用いずに構成している。図12は用紙4の第1面給紙からレジストスタートまでの状態を示す図である。動作は以下の通りである。
(1)用紙4の第1面通紙においては、まずピックアップコロ5は、給紙信号により図示しない駆動源により給紙方向に回転する。
(2)ピックアップコロ5の下流側にあって、ピックアップコロ5と同期して同方向に回転するフィードコロ6と該フィードコロ6に用紙経路を挾んで押圧されて用紙4を分離させる分離パッド23とを有する。分離パッド23とフィードコロ6により搬送されてきた用紙4の先端を図示しないレジストセンサ13が検知するとレジストローラ(駆動)14aとレジストローラ(従動)14bからなるレジストローラ対のニップ部に用紙4を突き当てて所定のたわみを形成する。
(3)その後、用紙の搬送は停止させる。
図13は、第1面通紙を行っている用紙4のレジストスタートから第2面通紙を行う用紙4にたわみを形成する動作を示すための図である。
(4)第1面通紙を行っている用紙4にたわみを形成した後、レジストモータ27を駆動してレジストローラ対により用紙4の搬送を開始する。その際レジストモータ27は速度V1で用紙4の搬送を行う。
(5)所定の位置まで用紙4を搬送した後、感光体ドラム16と同線速の速度V3へ搬送速度を減速させ、感光体ドラム16と印圧ローラ15aのニップ部へ用紙4を搬送する。
(6)用紙4がレジストローラ対を抜けたら、レジストモータ27を停止させ、所定のタイミングで第2面通紙を行う次の用紙4をレジストローラ対へと搬送する。
(7)分離パッド23とフィードコロ6により搬送されてきた第2面通紙を行っている用紙4の先端を図示しないレジストセンサ13が検知する。そして、レジストローラ(駆動)14aとレジストローラ(従動)14bからなるレジストローラ対のニップ部に用紙4を突き当てて所定のたわみを形成する。
(8)その後、用紙の搬送は停止させる。
図14は、第2面通紙している用紙4にたわみを形成してレジストスタートする動作を示すための図である。
(8)たわみ形成後の第2面通紙している用紙4は、レジストモータ27を駆動し、レジストローラ対により搬送を開始する。その際、レジストローラ対の駆動速度は速度V2とする。
(9)この速度V2は速度V1と異なる速度であり、V2>V1とする。
図15は、レジストスタート後、レジストローラ対のニップ抜ける(レジストニップ抜け)までの動作を示すための図である。
(10)速度V2で搬送される第2面用紙を所定の位置に達した後、感光体ドラム16と同線速である速度V3まで減速し、感光体ドラム16と印圧ローラ15aのニップ部へ用紙4を搬送する。
図16は、前記図8〜図15におけるレジストモータ27の回転速度を示す図である。
用紙4の第1面通紙時の速度V1と第2面通紙時の速度V2を異なるように設定する。このことで、版間の短い第1面、第2面の紙間を短縮できる。このとき、第1面より第2面の速度を早く設定することで、より第2面通紙している用紙4を第1面通紙している先行の用紙4に追いつかせ、紙間を短縮することができる。
図17は、第1面通紙時と第2面通紙時におけるレジストローラ対によって搬送される用紙4の移動の加速度の違いを説明するための図である。
第1面通紙時のレジストローラ対による加速度と、第2面通紙時のレジストローラ対による加速度を変え、第2面通紙時のレジストモータ27の立ち上がりを早めている。このことで、第2面通紙している用紙4と第1面通紙している先行の用紙4との紙間を短縮することができる。
図18は、印刷速度による第1面通紙、第2面通紙の速度比を説明するための図である。
この例では、第1面通紙と、第2面通紙の速度V1、V2は、感光体ドラム16の回転速度である速度V3に応じて速度比を変えている。速度比を変えることにより、各印刷速度において最適な紙間を作ることができる。図示の例では、感光体ドラム16の1回転の間に、
(1)低速時の速度V1:第1面通紙の速度
(2)低速時の速度V3:感光体ドラム16の回転速度と同速度
(3)低速時の速度V2:第2面通紙時の速度
(4)低速時の速度V3:再び感光体ドラム16の回転速度と同速度
(5)高速時の速度V1:第1面通紙の速度
(6)高速時の速度V3:感光体ドラム16の回転速度と同速度
(7)高速時の速度V2:第2面通紙時の速度
(8)高速時の速度V3:再び感光体ドラム16の回転速度と同速度
と言う順で速度変化が生じることになる。
1 :画像形成装置
2 :給紙装置
3 :用紙積載部(給紙トレイ)
4 :用紙
4a :次用紙
5 :ピックアップコロ
6 :フィードコロ
7 :リバースコロ
8 :先端検知センサ
9 :縦搬送ローラ
10 :縦搬送センサ
13 :レジストセンサ
15a :印圧ローラ
16 :感光体ドラム
23 :分離パッド
26 :切替板
27 :レジストモータ
特開2006−36439号公報 特開2002‐192825号公報 特開平7−137413号公報 特開2002‐192825号公報

Claims (6)

  1. 印刷速度を選択指示可能な画像形成装置において用いる給紙装置であって、用紙を画像形成部に向けて一枚ずつ分離しながら送り出す給紙装置において、
    所定のタイミングで回転駆動されるフィードコロと、
    前記用紙を挟んで前記フィードコロに圧接されて前記フィードコロに対して逆回転するリバースコロとを備え、
    前記フィードコロの回転速度を印刷速度に応じて可変すると共に、前記リバースコロの回転速度も印刷速度に応じて可変することを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、
    前記フィードコロの回転速度の可変に応じて前記リバースコロの回転速度を可変することを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置において、
    前記フィードコロの回転速度に対して前記リバースコロの回転速度の可変の比率を、前記フィードコロの回転速度が大きいほど小さくすることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項3に記載の給紙装置において、
    前記用紙のサイズに応じて前記リバースコロの回転速度を可変する割合を変更することを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項4に記載の給紙装置において、
    前記用紙のサイズが小サイズのとき、前記リバースコロの回転速度が可変する割合を、前記用紙のサイズが大サイズのときよりも小さくすることを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の給紙装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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