JP3936643B2 - 給紙機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置、複写機あるいはファクシミリ装置等の、用紙に画像記録を行う記録装置における給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、記録装置としての電子写真印刷装置は、印刷媒体である用紙の格納場所であるカセット部と、カセット部から印刷のために用紙を取り込むための給紙部、用紙に対してトナー画像を形成する画像形成部およびトナー画像を用紙に定着させる定着部とを具備している。カセット部において、格納される用紙はカセットケースの内側の支点を中心に回動可能なシートレシーブ上に積載され、カセットケースの底部とシートレシーブの間にバネを配設することにより複数枚積載した用紙の最上部が繰出し用のホッピングローラに圧接するようにしている。
【0003】
カセット部から用紙を繰出すための駆動源となる給紙ローラは、ホッピングローラを駆動すると共に、用紙繰出方向下流にあるレジストローラをも駆動している。レジストローラは、レジストローラ自身が回転していない状態で、ホッピングローラにより繰出された用紙を突き当てられることにより用紙のスキューを補正するもので、スキューが補正された後、回転して用紙をさらに前方に搬送する。レジストローラが回転を開始したときホッピングローラは回転を停止している。
【0004】
ホッピングローラを駆動しているときにレジストローラを回転させないためにレジストローラにはワンウェイベアリングが内蔵されている。またレジストローラが回転しているときにホッピングローラが回転しないようにホッピングローラにもワンウェイベアリングが内蔵されている。ホッピングローラを回転させるときとレジストローラを回転させるときの給紙モータの回転方向は互いに逆方向になる。このように給紙モータを駆動することにより、1つのモータの正逆回転で用紙の繰出と、用紙のスキュー補正を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の給紙機構では、ホッピングローラとレジストローラとを同時に回転させることはできないので、レジストローラにより搬送されている用紙がレジストローラを抜け出るまでホッピングローラを回転させることはできない。その結果、用紙に連続的に印刷を行なう場合、少なくとも、次の用紙の先端部からレジストローラまでの搬送距離の分だけ用紙間距離が発生することになる。印刷装置の重要な仕様であるスループット(1分間の出力可能枚数)を上げるためには、装置内での用紙の搬送速度アップかあるいは用紙の繰出速度をアップして用紙間距離を短縮する方法があるが、前者はトナーの定着に必要な熱量の供給不足が懸念され、後者は用紙の分離性能あるいは搬送性能をも向上させなければならず容易にはできない。
【0006】
ホッピングローラとレジストローラを同時に回転させるためには、新たにモータを追加したり、あるいは機械的なワンウェイベアリングの代わりに電磁クラッチ等の電気的駆動制御で可能であるが、何れの場合もコストアップにつながり、採用できない。
【0007】
本発明は、コストの掛かる電気的な制御部品を用いることなく、安価なローラ、ギアを用いることによりスループットの向上を図るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、積層された印刷媒体の最上部に接触し、回転することにより最上部の媒体を繰出す繰出しローラと、繰出された媒体を搬送する搬送ローラとを有する給紙機構において、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に媒体の搬送移動を利用して繰出しローラを回転させる駆動伝達手段を設け、前記駆動伝達手段は、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体に圧接する位置に回転自在に設けられ、媒体の搬送移動により回転する回転体と、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体を挟んで前記回転体と圧接し、繰出しローラに回転を伝達する回転機構と、を含み、媒体が前記回転体と前記回転機構との間に挟持されて搬送されている際に該媒体の搬送移動により繰出しローラは従動回転自在であり、かつ前記回転機構のギア機構により繰出しローラは回転可能で、用紙の搬送移動による繰出しローラの回転速度は回転機構のギア機構による繰出しローラの回転速度と略同じ速度であることを特徴とするものである。
【0009】
または、上記課題を解決するために本発明は、積層された媒体の最上部に接触し、回転することにより最上部の媒体を繰出す繰出しローラと、繰出された媒体を搬送する搬送ローラとを有する給紙機構において、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に媒体の搬送移動に伴って繰出しローラを回転させる駆動伝達手段を設け、前記駆動伝達手段は、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体に圧接する位置に回転自在に設けられ、媒体の搬送移動により回転する回転体と、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体を挟んで前記回転体と圧接し、繰出しローラに回転を伝達する回転機構と、を含み、媒体が前記回転体と前記回転機構との間に挟持されて搬送されている際に該媒体の搬送移動により繰出しローラは従動回転自在であり、かつ前記回転機構のギア機構により繰出しローラは回転可能で、媒体の搬送移動による繰出しローラの回転速度は回転機構のギア機構による繰出しローラの回転速度より速いことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における給紙機構の要部を示す構成図、図2は第1の実施の形態の給紙機構を示す斜視図である。なお以下に説明する各実施の形態では、印刷装置の給紙機構を例にして説明する。
【0012】
図2において、給紙機構1は、カセット部2、ホッピングローラ3、レジストローラ4、プレッシャローラ5、給紙モータ6、用紙検出センサ7およびサブローラ8から構成されている。カセット部2には、用紙が積載されるシートレシーブ9およびホッピングローラ3に圧接し、用紙を分離するための分離片10が設けられている。シートレシーブ9はその下部にスプリングが配設されており、用紙を常にホッピングローラ3に圧接している。
【0013】
ホッピングローラ3は軸11に取付けられ、軸11の端部にはワンウェイベアリング12を介してホッピングギア13が取付けられている。ホッピングギア13はレジストギア14と噛み合い、レジストギア14はワンウエイベアリング15を介して軸16に取付けられている。軸16にはレジストローラ4が取付けられている。プレッシャローラ5はレジストローラ4に圧接して設けられ、レジストローラ4の回転により従動回転する。レジストギア14は、給紙モータ6に取付けられた二段ギア17と噛み合っている。
【0014】
給紙モータ6が矢印A方向に回転すると、二段ギア17およびレジストギア14を介してホッピングギア13に回転が伝達され、ワンウェイベアリング12を介してホッピングローラ3が回転する。このときレジストギア14の回転はワンウェイベアリング15により軸16へは伝達されない。また給紙モータ6が矢印B方向に回転すると、二段ギア17を介してレジストギア14に回転が伝達され、ワンウェイベアリング15を介してレジストローラ4が回転する。このときレジストギア14の回転はホッピングギア13へ伝達されるが、ワンウェイベアリング12により軸11へは伝達されず、ホッピングローラ3は回転しない。
【0015】
図1において、シートレシーブ9上に積載された用紙18はスプリング19によりホッピングローラ3に圧接している。また分離片10はスプリング20によりホッピングローラ3に圧接している。サブローラ8は、分離片10に対して用紙搬送方向下流側に配設され、スプリング21によりホッピングローラ3に圧接している。そしてホッピングローラ3が回転すると、それに従動して回転する。またサブローラ8は、ホッピングローラ3との間に用紙18が挟持搬送されていると、用紙18の搬送移動をホッピングローラ3に伝達する作用を有する。
【0016】
その更に搬送方向下流側には搬送ガイド22、23、24が設けられ、用紙18の搬送路25を形成している。レジストローラ4とプレッシャローラ5の手前に用紙検出センサ7が配設されている。プレッシャローラ5はスプリング26によりレジストローラ4に圧接している。
【0017】
ホッピングローラ3が矢印C方向に回転すると、用紙18の上部の1枚あるいは2、3枚が繰出され、ホッピングローラ3と分離片10の間に搬送される。なおも回転を続けると、ホッピングローラ3とこれに接する用紙18との摩擦力Fh、分離片10とこれに接する用紙18との摩擦力Fb、用紙18同士の摩擦力Fpの関係が、Fh>Fb>>Fpとなるように予め設計されているので、ホッピングローラ3に接している用紙18の1枚だけが更に搬送されていき、その他の用紙は分離片10に搬送を阻止される。
【0018】
レジストローラ4とプレッシャローラ5は、停止している状態で用紙18の搬送方向に直交する壁として、用紙18のスキューを補正する役割を有する。またレジストローラ4の直前に用紙検出センサ7を配設することにより、用紙18の先端部の検出によるホッピングローラ3の停止のタイミング、用紙後端部の検出による次の用紙18の給紙タイミングを制御可能にしている。
【0019】
次に第1の実施の形態の動作をさらに図3、図4を用いて説明する。図3、図4は第1の実施の形態の動作を示す動作説明図である。まず図1に示す状態から、給紙モータ6を矢印A方向に回転し、ホッピングローラ3を図3(a)に示す矢印C方向に回転させる。これにより用紙が繰出され、最上部の用紙18aは図3(a)に点線で示すように、ホッピングローラ3と分離片10の間を通過し、さらにホッピングローラ3とサブローラ8との間を通過して、用紙検出センサ7により検出される。このとき2枚目の用紙18bはその先端部が分離片10に当接している。またこのときレジストローラ4は回転していない。
【0020】
用紙検出センサ7が最上部の用紙18aの先端を検出すると、その時点から、用紙18aの先端部がレジストローラ4とプレッシャローラ5との接触部に突き当たり、さらに若干の撓みを形成するまでの時間の間搬送し、給紙モータ6を停止する。
【0021】
次に給紙モータ6を図2に示す矢印B方向に回転させる。これによりレジストローラ4が図3(b)に示す矢印D方向に回転し、突き当たっている用紙18aを装置の奥方へ搬送する。このとき給紙モータ6の回転はホッピングギア13からホッピングローラ3へは伝達されない。しかしながら、サブローラ8が用紙18aを介してホッピングローラ3に圧接しているので、用紙18aがホッピングローラ3とサブローラ8の間を搬送移動することにより、ホッピングローラ3が図3(b)に示すように、矢印C方向に回転する。
【0022】
用紙18aの後端が分離片10を通過すると、ホッピングローラ3は2枚目の用紙18bに接触する。このときホッピングローラ3は回転しているので、2枚目の用紙18bも1枚目の用紙18aに続いて搬送される。このとき2枚目の用紙18bの先端部が分離片10上にある場合には、1枚目の用紙18aが2枚目の用紙18bから離れる前に2枚目の用紙18bが搬送を開始し、図3(c)および図4(a)に示すように、1枚目の用紙18aの後端部が2枚目の用紙18bの後端部と重なった状態で、両者が搬送される。
【0023】
レジストローラ4による搬送がさらに継続されると、1枚目の用紙18aと2枚目の用紙18bは一部重なった状態で搬送されるが、1枚目の用紙18aの後端部がサブローラ8とホッピングローラ3の間を通過すると、ホッピングローラ3は回転力を失い、図4(b)に示すように、回転を停止する。この時点で2枚目の用紙18bはサブローラ8とホッピングローラ3に挟まれた状態で移動を停止する。
【0024】
1枚目の用紙18aはレジストローラ4の回転によりさらに搬送され、図4(c)に示すように、やがて用紙18aの後端部が用紙検出センサ7を通過し、さらにレジストローラ4とプレッシャローラ5の間を通過していく。
【0025】
1枚目の用紙18aがレジストローラ4とプレッシャローラ5の間を通過すると、給紙モータ6が再び矢印A方向に回転せられ、レジストローラ4が停止した状態でホッピングローラ3が図3(a)に示す矢印C方向に回転し、2枚目の用紙18bが再び搬送を開始する。2枚目の用紙18bの搬送移動開始時点における1枚目の用紙18aの後端部と2枚目の用紙18bの先端部との間隔、所謂用紙間距離は、2枚目の用紙18bが分離片10を通り過ぎてサブローラ8近傍まで既に進出している分だけ短くなる。
【0026】
以上のように第1の実施の形態によれば、分離片の搬送方向下流側にホッピングローラ3に圧接するサブローラ8を設けたことにより、2枚目の用紙18bのホッピングローラ3が繰出し可能に接触した時点から1枚目の用紙18aの搬送移動によりホッピングローラ3が回転される回転量の距離分だけ用紙間距離を短縮することができる。したがって安価な部品の増設によるだけでスループットが向上し、また装置本体内部における用紙搬送速度を特に変更する必要がないので、とくに電子写真印刷装置では画像形成部の各プロセスや定着温度に関する膨大なデータを採取する必要がなく、膨大な開発費が浮くことになる。
【0027】
さらにホッピングローラ3に接触するサブローラ8を設けたことにより、繰出された用紙18がレジストローラ4へ到達するまでの間に用紙18がホッピングローラ3に接触する接触面積が増大するので、搬送中における用紙18の滑りが生じにくくなり、この間における用紙18の搬送が確実に行われる。とくに用紙18が繰出し開始される時点からレジストローラ4まで搬送方向がほぼ180度変えられる場合には、用紙18のホッピングローラ3への接触面積の増大は重要である。
【0028】
次に第2の実施の形態を説明する。図5は第2の実施の形態の給紙機構の要部を示す斜視図、図6は第2の実施の形態の給紙機構の要部を示す構成図である。両図において、ホッピングローラ3の軸11にはギア30が取付けられており、ギア30はアイドルギア31と噛み合い、アイドルギア31はギア32と噛み合っている。ギア32が取付けられている軸にはフィードローラ33が取付けられている。フィードローラ33は、用紙搬送路25領域内でピンチローラ34と圧接している。ピンチローラ34はバネ35によりフィードローラ33に押圧されている。
【0029】
ギア30、アイドルギア31およびギア32のギア比は、ホッピングローラ3とフィードローラ33の周速が同じになるように設定されている。軸11が回転することにより、ホッピングローラ3が回転すると共に、ギア30、アイドルギア31およびギア32を介してフィードローラ33がホッピングローラ3と同方向に同周速で回転する。また後述するように、フィードローラ33が用紙の搬送移動により回転すると、その回転がギア32、アイドルギア31およびギア30を介してホッピングローラ3に伝達される。その他の構成は前記第1の実施の形態と同様である。
【0030】
次に第2の実施の形態の動作をさらに図2、図7、図8を用いて説明する。図7、図8は第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。まず図6に示す状態から、給紙モータ6を矢印A方向に回転し、ホッピングローラ3を図7(a)に示す矢印C方向に回転させる。これにより用紙が繰出され、最上部の用紙18aは図7(a)に点線で示すように、ホッピングローラ3と分離片10の間を通過して搬送されていく。
【0031】
このときフィードローラ33およびピンチローラ34も回転しており、用紙18aはさらにフィードローラ33とピンチローラ34との間を通過して、用紙検出センサ7により検出される。このとき2枚目の用紙18bはその先端部が分離片10に当接している。またこのときレジストローラ4は回転していない。
【0032】
用紙検出センサ7が最上部の用紙18aの先端を検出すると、その時点から、用紙18aの先端部がレジストローラ4とプレッシャローラ5との接触部に突き当たり、さらに若干の撓みを形成するまでの時間の間搬送し、給紙モータ6を停止する。
【0033】
次に給紙モータ6を図2に示す矢印B方向に回転させる。これによりレジストローラ4が図7(b)に示す矢印D方向に回転し、突き当たっている1枚目の用紙18aを装置の奥方へ搬送する。このとき給紙モータ6の回転はホッピングギア13からホッピングローラ3へは伝達されない。しかしながら、ピンチローラ34が用紙18aを介してフィードローラ33に圧接しているので、用紙18aがピンチローラ34とフィードローラ33の間を搬送移動することにより、フィードローラ33が図7(b)に示すように回転し、この回転がホッピングローラ3に伝達され、ホッピングローラ3が図7(b)に示すように、矢印C方向に回転する。
【0034】
1枚目の用紙18aの後端が分離片10を通過すると、ホッピングローラ3は2枚目の用紙18bに接触する。このときホッピングローラ3は回転しているので、2枚目の用紙18bも1枚目の用紙18aと共に搬送される。このとき2枚目の用紙18bの先端部が分離片10上にある場合には、1枚目の用紙18aが2枚目の用紙18bから離れる前に2枚目の用紙18bが搬送を開始し、図7(c)および図8(a)に示すように、1枚目の用紙18aの後端部が2枚目の用紙18bの後端部と重なった状態で、両者が搬送される。
【0035】
レジストローラ4の回転による搬送がさらに継続されると、図8(b)に示すように、1枚目の用紙18aと2枚目の用紙18bは一部重なった状態で搬送されるが、1枚目の用紙18aの後端部がフィードローラ33とピンチローラ34の間を通過するまで、ホッピングローラ3は回転し続ける。1枚目の用紙18aの後端部がフィードローラ33とピンチローラ34の間を通過すると、ホッピングローラ3は回転力を失い、図8(c)に示すように、回転を停止する。この時点で2枚目の用紙18bはフィードローラ33とピンチローラ34に挟まれた状態で移動を停止する。
【0036】
1枚目の用紙18aはレジストローラ4の回転によりさらに搬送され、やがて用紙18aの後端部が用紙検出センサ7を通過し、さらにレジストローラ4とプレッシャローラ5の間を通過していく。
【0037】
1枚目の用紙18aがレジストローラ4とプレッシャローラ5の間を通過すると、給紙モータ6が再び矢印A方向に回転せられ、レジストローラ4が停止した状態でホッピングローラ3が図7(a)に示す矢印C方向に回転し、2枚目の用紙18bが再び搬送を開始する。2枚目の用紙18bの搬送移動開始時点における1枚目の用紙18aの後端部と2枚目の用紙18bの先端部との間隔、所謂用紙間距離は、2枚目の用紙18bが分離片10を通り過ぎてピンチローラ34近傍まで既に進出している分だけ短くなる。
【0038】
以上のように第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果と同様の効果を奏することができる。第2の実施の形態では、ギア30、31、32を介してホッピングローラ3とフィードローラ33を回転伝達可能とし、フィードローラ33に圧接するピンチローラ34を設けたので、用紙検出センサ7もしくはレジストローラ4により近い位置にまで後続の用紙を先行の用紙の搬送時に搬送することができ、用紙間距離をさらに短縮することができる。
【0039】
次に第3の実施の形態を説明する。図9は第3の実施の形態の給紙機構の要部を示す斜視図、図10は第3の実施の形態の給紙機構の要部を示す構成図である。両図において、ホッピングローラ3の軸ワンウェイベアリング40を介してギア41が取付けられており、ギア41はアイドルギア42と噛み合い、アイドルギア42はギア43と噛み合っている。ギア43が取付けられている軸44にはフィードローラ33が取付けられている。フィードローラ33は、用紙搬送路25領域内でピンチローラ34と圧接している。ピンチローラ34はバネ35によりフィードローラ33に押圧されている。
【0040】
フィードローラ33の軸44にはワンウェイベアリング45を介してフィードギア46が取付けられている。フィードギア46はレジストギア14と噛み合い、給紙モータ6からの回転力を受ける。図2に示す給紙モータ6が矢印A方向に回転するとフィードギア46も同方向に回転し、この回転はワンウェイベアリング45を介して軸44に伝達される。そして給紙モータ6が矢印B方向に回転するとフィードローラ46も同方向に回転するが、この場合はワンウェイベアリング45により回転は軸44に伝達されない。
【0041】
ギア41、アイドルギア42およびギア43の噛み合いにより軸44の回転がホッピングローラ3に伝達されるが、これらのギア41、42、43のギア比は、フィードローラ33の周速がホッピングローラ3の周速より若干速くなるように設定されている。後述するように、フィードローラ33が用紙の搬送移動により回転すると、その回転がギア43、アイドルギア42およびギア41を介してホッピングローラ3に伝達されるが、その場合の速度差を吸収するためにワンウェイベアリング40が設けられている。その他の構成は前記第1の実施の形態と同様である。
【0042】
次に第3の実施の形態の動作を説明する。図11、図12は第3の実施の形態の動作を示す動作説明図である。まず図9に示す状態から、給紙モータ6を矢印A方向に回転すると、フィードギア46、軸44、ギア43、アイドルギア42、ギア41を介して回転がホッピングローラ3に伝達され、ホッピングローラ3は図11(a)に示す矢印C方向に回転する。これにより用紙が繰出され、最上部の用紙18aは図11(a)に点線で示すように、ホッピングローラ3と分離片10の間を通過して搬送されていく。
【0043】
このときフィードローラ33およびこれに圧接するピンチローラ34はホッピングローラ3より速い速度で回転しており、用紙18aはさらにフィードローラ33とピンチローラ34との間を通過して、用紙検出センサ7により検出される。このとき2枚目の用紙18bはその先端部が分離片10に当接している。またこのときレジストローラ4は回転していない。
【0044】
用紙18aがフィードローラ33とピンチローラ34の間にくると、用紙18aはフィードローラ33の周速度で搬送移動する。このときホッピングローラ3はギア41からの回転ではなく、ワンウェイベアリング40により用紙18aに連れ回されて回転する。
【0045】
用紙検出センサ7が図11(b)に示すように最上部の用紙18aの先端を検出すると、その時点から、用紙18aの先端部がレジストローラ4とプレッシャローラ5との接触部に突き当たり、さらに若干の撓みを形成するまでの時間の間搬送し、給紙モータ6を停止する。
【0046】
次に給紙モータ6を図2に示す矢印B方向に回転させる。これによりレジストローラ4が図11(c)に示す矢印D方向に回転し、突き当たっている1枚目の用紙18aを装置の奥方へ搬送する。このとき給紙モータ6の回転はフィードギア46からホッピングローラ3へは伝達されない。しかしながら、ピンチローラ34が用紙18aを介してフィードローラ33に圧接しているので、用紙18aがピンチローラ34とフィードローラ33の間を搬送移動することにより、フィードローラ33が図11(c)に示すように回転する。この回転はギア43、アイドルギア42およびギア41に伝達されるが、ワンウェイベアリング40の作用により、ホッピングローラ3へは伝達されない。ホッピングローラ3は、ホッピングローラ3に圧接して搬送移動している用紙18aに連れ回されて、フィードローラ33と同じ周速度で回転する。
【0047】
1枚目の用紙18aの後端が分離片10を通過すると、ホッピングローラ3は2枚目の用紙18bに接触する。ホッピングローラ3は1枚目の用紙18aから離れると、用紙18aからの連れ回りによる回転ではなく、フィードローラ33の回転がギア43、アイドルギア42、ギア41を介してホッピングローラ3に伝達される回転により回転する。この場合のホッピングローラ3の周速度はフィードローラ33の周速度より若干遅く、この速度で2枚目の用紙18bに接触する。
【0048】
即ち、図12(a)に示すように、2枚目の用紙18bの先端部と1枚目の用紙18aの後端部が重なっている場合、ホッピングローラ3が1枚目の用紙18aに連れ回されて回転しているときは、第2の実施の形態で説明したように、そのまま重なった状態で両方の用紙は搬送移動するが、1枚目の用紙18aの後端部がホッピングローラ3に圧接しなくなると、ホッピングローラ3は周速度を遅くして回転するようになる。
【0049】
レジストローラ4の回転による搬送がさらに継続されると、2枚目の用紙18bの搬送速度は1枚目の用紙18の搬送速度より若干遅いので、図12(b)に示すように、1枚目の用紙18aと2枚目の用紙18bは重なりがなくなり、あるいは両者の間に間隙が生じて、お互いが搬送される。ホッピングローラ3は、1枚目の用紙18aの後端部がフィードローラ33とピンチローラ34の間を通過するまで回転し続ける。
【0050】
1枚目の用紙18aの後端部がフィードローラ33とピンチローラ34の間を通過すると、ホッピングローラ3は回転力を失い、回転を停止する。これにより2枚目の用紙18bは移動を停止する。1枚目の用紙18aと2枚目の用紙18bの間に間隙が生じると、2枚目の用紙18bの停止位置は、図12(c)に示すように、フィードローラ33とピンチローラ34との接触部の搬送方向手前となる。
【0051】
1枚目の用紙18aはレジストローラ4の回転によりさらに搬送され、やがて用紙18aの後端部が用紙検出センサ7を通過し、さらにレジストローラ4とプレッシャローラ5の間を通過していく。
【0052】
1枚目の用紙18aがレジストローラ4とプレッシャローラ5の間を通過すると、給紙モータ6が再び矢印A方向に回転せられ、レジストローラ4が停止した状態でホッピングローラ3が図11(a)に示す矢印C方向に回転し、2枚目の用紙18bが再び搬送を開始する。2枚目の用紙18bの搬送移動開始時点における1枚目の用紙18aの後端部と2枚目の用紙18bの先端部との間隔、所謂用紙間距離は、2枚目の用紙18bが分離片10を通り過ぎてピンチローラ34の手前まで既に進出している分だけ短くなる。
【0053】
以上のように第3の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果と同様の効果を奏することができる。上記第1、第2の実施の形態においては、後続の用紙の先端部がサブローラあるいはピンチローラにより押え付けられる。そしてこの状態で長時間待機している場合があり、その場合には用紙の押し付けられた部分に折り癖がつく。折り癖のついた用紙を装置本体内の取り入れて画像形成を行うと、用紙表面にトナーがのらなかったり、定着の際にシワが発生することがある。第3の実施の形態では、後続の用紙の先端部がピンチローラで押さえつけられることはないので、折り癖がつくことはなく、良好な画像記録を行うことができる。
【0054】
なお後続の用紙は分離片10とホッピングローラ3とで圧接挟持されているが、画像記録を行っていないときに、分離片10をホッピングローラ3から退避させる機構を設けて、用紙の折り癖をつけないようにしてもよい。
【0055】
上記各実施の形態では、給紙モータ6によりホッピングローラ3とともに回転駆動されるローラとしてレジストローラ4を例にして説明したが、ホッピングローラ3とともに回転駆動されるローラは、必ずしもスキューの補正機能を有するローラでなくても、単に搬送を行う通常の搬送ローラでもよいことは勿論である。
【0056】
また上記第2、第3の実施の形態のおいては、フィードローラ33の回転をホッピングローラ3に伝達するためのギアをそれぞれ3個設けているが、伝達ギアの数はこれに限定されるものではなく、ホッピングローラとフィードローラの距離に応じて設定されるものである。
以上詳細に説明したように、ホッピングローラと搬送ローラとは一つのモータの正逆回転により駆動される給紙機構において、繰出された用紙を前記搬送ローラにより搬送している際に用紙の搬送移動を利用してホッピングローラを回転させる駆動伝達手段を設けたので、繰出された用紙を搬送ローラにより搬送している際に後続の用紙を繰出すことができるので、先行して繰出された用紙と後続の用紙との間隔を短くすることができ、安価な部品の追加のみで装置のスループットを向上させることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、積層された印刷媒体の最上部に接触し、回転することにより最上部の媒体を繰出す繰出しローラと、繰出された媒体を搬送する搬送ローラとを有する給紙機構において、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に媒体の搬送移動を利用して繰出しローラを回転させる駆動伝達手段を設け、前記駆動伝達手段は、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体に圧接する位置に回転自在に設けられ、媒体の搬送移動により回転する回転体と、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体を挟んで前記回転体と圧接し、繰出しローラに回転を伝達する回転機構と、を含み、媒体が前記回転体と前記回転機構との間に挟持されて搬送されている際に該媒体の搬送移動により繰出しローラは従動回転自在であり、かつ前記回転機構のギア機構により繰出しローラは回転可能で、用紙の搬送移動による繰出しローラの回転速度は回転機構のギア機構による繰出しローラの回転速度と略同じ速度であるので、繰出された用紙を搬送ローラにより搬送している際に後続の用紙を繰出すことができる。従って、先行して繰出された用紙と後続の用紙との間隔を短くすることができ、安価な部品の追加のみで装置のスループットを向上させることができる。さらに、本発明によれば、搬送ローラにより近い位置にまで後続の用紙を先行の用紙の搬送時に搬送することができ、用紙間距離をさらに短縮することができる。
本発明によれば、積層された媒体の最上部に接触し、回転することにより最上部の媒体を繰出す繰出しローラと、繰出された媒体を搬送する搬送ローラとを有する給紙機構において、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に媒体の搬送移動に伴って繰出しローラを回転させる駆動伝達手段を設け、前記駆動伝達手段は、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体に圧接する位置に回転自在に設けられ、媒体の搬送移動により回転する回転体と、繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体を挟んで前記回転体と圧接し、繰出しローラに回転を伝達する回転機構と、を含み、媒体が前記回転体と前記回転機構との間に挟持されて搬送されている際に該媒体の搬送移動により繰出しローラは従動回転自在であり、かつ前記回転機構のギア機構により繰出しローラは回転可能で、媒体の搬送移動による繰出しローラの回転速度は回転機構のギア機構による繰出しローラの回転速度より速いので、後続の用紙が回転体まで到達させないようにした。従って、本発明によれば、後続の用紙の先端部が回転体で押さえつけられることはないので、折り癖がつくことはなく、良好な画像記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における給紙機構の要部を示す構成図である。
【図2】第1の実施の形態の給紙機構を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
【図4】第1の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
【図5】第2の実施の形態の給紙機構の要部を示す斜視図である。
【図6】第2の実施の形態の給紙機構の要部を示す構成図である。
【図7】第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
【図8】第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
【図9】第3の実施の形態の給紙機構の要部を示す斜視図である。
【図10】第3の実施の形態の給紙機構の要部を示す構成図である。
【図11】第3の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
【図12】第3の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 給紙機構
2 カセット部
3 ホッピングローラ
4 レジストローラ
5 プレッシャローラ
6 給紙モータ
8 サブローラ
10 分離片
18 用紙
33 フィードローラ
34 ピンチローラ
Claims (2)
- 積層された媒体の最上部に接触し、回転することにより最上部の媒体を繰出す繰出しローラと、繰出された媒体を搬送する搬送ローラとを有する給紙機構において、
繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に媒体の搬送移動に伴って繰出しローラを回転させる駆動伝達手段を設け、
前記駆動伝達手段は、
繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体に圧接する位置に回転自在に設けられ、媒体の搬送移動により回転する回転体と、
繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体を挟んで前記回転体と圧接し、繰出しローラに回転を伝達する回転機構と、
を含み、
媒体が前記回転体と前記回転機構との間に挟持されて搬送されている際に該媒体の搬送移動により繰出しローラは従動回転自在であり、かつ前記回転機構のギア機構により繰出しローラは回転可能で、用紙の搬送移動による繰出しローラの回転速度は回転機構のギア機構による繰出しローラの回転速度と略同じ速度であることを特徴とする給紙機構。 - 積層された媒体の最上部に接触し、回転することにより最上部の媒体を繰出す繰出しローラと、繰出された媒体を搬送する搬送ローラとを有する給紙機構において、
繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に媒体の搬送移動に伴って繰出しローラを回転させる駆動伝達手段を設け、
前記駆動伝達手段は、
繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体に圧接する位置に回転自在に設けられ、媒体の搬送移動により回転する回転体と、
繰出された媒体を前記搬送ローラにより搬送している際に該媒体を挟んで前記回転体と圧接し、繰出しローラに回転を伝達する回転機構と、
を含み、
媒体が前記回転体と前記回転機構との間に挟持されて搬送されている際に該媒体の搬送移動により繰出しローラは従動回転自在であり、かつ前記回転機構のギア機構により繰出しローラは回転可能で、媒体の搬送移動による繰出しローラの回転速度は回転機構のギア機構による繰出しローラの回転速度より速いことを特徴とする給紙機構。
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