JP2015016769A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現在のシフトポジションを運転者が把握し易いヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】コンバイナ17上には、第1光源(28a、28b)からの出射光により、HUD表示領域107に隣接した位置に、一対の第1誘導灯(111a、111b)が並んで表示され、第2光源(28c、28d)からの出射光により、第1誘導灯それぞれの外側に、一対の第2誘導灯(111c、111d)が表示される。そして、現在の車速Vcと、車両の変速機のシフトポジションの変化に従って、第1光源及び第2光源の点灯個数、点灯周期、及び点灯順序の少なくとも1つが変化する。
【選択図】図20

Description

本発明は、車両上に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に関し、特に車両の変速機のシフトポジションを運転者に報知するための技術に関する。
一般的に、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置は、投射ユニットから出射した表示光をコンバイナと呼ばれる光学部材(ハーフミラー)に投射し、前記コンバイナの表面で反射した光を運転者の観察位置である所定のアイポイントに導くように構成される(例えば、特許文献1参照)。コンバイナは、運転席前方のインストルメントパネル上等の運転者が視認し易い位置に配置されている。尚、表示光の反射面として、コンバイナの代わりにフロントウインドシールドを利用する場合もある。
ヘッドアップディスプレイ装置では、コンバイナの位置よりも、車両の進行方向における前方の位置に虚像として表示像を結像するので、表示像の視認のために必要な運転者の焦点調節が僅かで済むという利点がある。また、ヘッドアップディスプレイ装置によれば、コンバイナを通じて視認する車両前方の景色と、進行方向前方に結像された表示像とを重畳して視認できるので、通常の表示パネルを用いた表示とは異なる新規な態様で情報を呈示できる。
このようなヘッドアップディスプレイ装置は、例えば車両の走行速度の表示等に利用することができる。運転者が前方を向いたまま大きな視線移動や焦点調節を伴うことなく速度表示を視認できるので、ヘッドアップディスプレイ装置は、車速等の重要度の高い情報の表示に適している。
特開2006−11122号公報
ところで、車両に搭載されている変速機(トランスミッション)は、シフトポジションに従って変速状態(減速比)が定まる。例えば、自動変速機の場合には、パーキング「P」、リバース(バック)「R」、ニュートラル「N」、ドライブ「D」等のシフトポジションがある。このため、運転者は、現在のシフトポジションを把握して運転を行う必要がある。例えば、シフトポジションを「D」に切り替えて車両を前進させるつもりが、実際にはシフトポジションの「R」に切り替えた状態で運転を開始してしまうと、運転者が意図しない方向に車両が移動してしまう虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたものであり、現在のシフトポジションを運転者が把握し易いヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 表示像を含む表示光を反射板に投射する投射部と、
出射光を前記反射板に投射する一対の第1光源及び一対の第2光源と、
前記第1光源及び前記第2光源に接続された制御部と、
を備え、車両に搭載されて用いられるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記投射部からの表示光が前記反射板によって視認方向に反射され、これにより前記反射板上に表示領域が画成され、
前記第1光源からの出射光が前記反射板によって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上における前記表示領域に隣接した位置に、一対の第1誘導灯が並んで表示され、
前記第2光源からの出射光が前記反射板によって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上における前記第1誘導灯それぞれの外側に、一対の第2誘導灯が表示され、
前記制御部は、前記車両の変速機のシフトポジションの変化に従って、前記第1光源及び前記第2光源の点灯個数、点灯周期、及び点灯順序の少なくとも1つが変化するように、前記第1光源及び前記第2光源の点灯状態を制御する、
こと。
(2) 上記(1)の構成のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記制御部は、前記シフトポジションが前進状態に遷移した場合には、前記第2光源を点灯した後で、前記第1光源を点灯し、前記シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、前記第1光源を点灯した後で、前記第2光源を点灯する、
こと。
(3) 上記(1)及び(2)のいずれか1つの構成のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記視認方向における、前記反射板から前記第1光源までの光路長が、前記反射板から前記第2光源までの光路長よりも大きい、
こと。
上記(1)のヘッドアップディスプレイ装置によれば、変速機のシフトポジションが変化すると第1誘導灯及び第2誘導灯の点灯状態が変化するので、これらの点灯状態から運転者は現在のシフトポジションを把握することができる。さらに、ヘッドアップディスプレイ装置による表示であるため、運転者は通常の運転状態から視線を大きく移動することなく現在のシフトポジションを把握できる。また、反射板上における発光表示であるので、運転者が表示に気付きやすい。
上記(2)のヘッドアップディスプレイ装置によれば、シフトポジションが前進状態に遷移した場合には、外側に配置された第2誘導灯が点灯した後、内側に配置された第1誘導灯が点灯する。一方、シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、反対に、第1誘導灯が点灯した後、第2誘導灯が点灯する。したがって、シフトポジションの変化と誘導灯の点灯方向とが対応するので、運転者は誘導灯の点灯方向によって現在のシフトポジションを把握することができる。
上記(3)のヘッドアップディスプレイ装置によれば、第1光源の光路長が第2光源の光路長よりも大きいので、第1誘導灯が第2誘導灯よりも運転者から視て後方に位置するように視認される。換言すれば、車両の進行方向においては、第1誘導灯が第2誘導灯よりも運転者から視て進行方向の前側に位置するように視認される。このため、第2光源を点灯した後で第1光源を点灯すると、第2誘導灯の後に第1誘導灯が点灯し、運転者の視認対象である誘導灯の結像位置が、進行方向における後方から前方へ移動するので、運転者は後方から前方へ向かう方向を認識する。即ち、車両の移動方向である前進方向と一致する方向を運転者に認識させることができる。一方、第1光源を点灯した後で第2光源を点灯すると、第1誘導灯の後に第2誘導灯が点灯し、運転者の視認対象である誘導灯の結像位置が、進行方向における前方から後方へ移動するので、運転者は前方から後方へ向かう方向を認識する。即ち、車両の移動方向である後退方向と一致する方向を運転者に認識させることができる。このように、シフトポジションの変化と、誘導灯の結像位置の進行方向における変化とが対応するので、運転者は誘導灯の結像位置の変化によって現在のシフトポジションを把握することができる。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置によれば、現在のシフトポジションを運転者が把握し易いヘッドアップディスプレイ装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、表示ユニット全体の外観を正面側から視た斜視図である。 図2は、表示ユニット全体の外観を背面側から視た斜視図である。 図3は、表示ユニット全体の外観を側面側から視た斜視図である。 図4は、コンバイナを格納した状態における表示ユニットを正面側から視た斜視図である。 図5は、コンバイナを格納した状態における表示ユニットを背面側から視た斜視図である。 図6は、表示ユニット全体の通常の運転状態における表示例を示す正面図である。 図7は、表示ユニット全体の構成の概要を示す分解斜視図である。 図8は、メータサブアセンブリの構成を示す分解斜視図である。 図9は、コンバイナ及びコンバイナ照明基板を示す図であり、図9(a)は正面図、図9(b)は側面図である。 図10は、駆動部サブアセンブリの構成を示す分解斜視図である。 図11は、メイン基板アセンブリを示す拡大図である。 図12は、メイン基板アセンブリの配置状態を説明するための説明図であり、メイン基板アセンブリの側面図である。 図13は、アンビエント光源を利用した誘導灯の光路を説明するための説明図であり、メイン基板アセンブリ及びコンバイナを示す側面図である。 図14は、アンビエント光源を利用した誘導灯の光路を説明するための説明図であり、メイン基板アセンブリ及びコンバイナを示す平面図である。 図15は、表示ユニット全体の電気回路の構成を示すブロック図である。 図16は、表示ユニットの主要な制御に関する動作例を示すフローチャートである。 図17(a)〜図17(c)は、シフトポジションが前進状態に遷移した場合における、コンバイナ上のHUD表示内容の遷移を説明するための表示遷移図である。 図18(a)〜図18(c)は、シフトポジションが後退状態に遷移した場合における、コンバイナ上のHUD表示内容の遷移を説明するための表示遷移図である。 図19は、シフトポジションが前進状態に遷移した場合における、表示ユニットの表示内容を説明するための正面図である。 図20は、シフトポジションが後退状態に遷移した場合における、表示ユニットの表示内容を説明するための正面図である。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<機構部の構成>
<全体の概要の説明>
表示ユニット10全体の外観を正面側、背面側、及び側面側から視た斜視図をそれぞれ図1、図2、及び図3に示す。図1〜図3においては、コンバイナ17が筺体から突出した使用状態を表している。また、図4、図5は、コンバイナ17が筺体内部に格納された格納状態における表示ユニット10を正面側、背面側から視た斜視図をそれぞれ示している。図6は、表示ユニット全体の通常の運転状態における表示例を示す正面図である。
図1〜図6に示す方向の「左」、「右」は、車両の運転席側からその前方に配置された表示ユニット10を見た場合の左右と対応している。また、図1〜図6に示す方向の「前」、「後」は、表示ユニット10自体の前、後方向と対応している。つまり、運転席側に着座している運転者と対向する方向が「前」であり、運転者側から見た表示ユニット10の背面側を「後」として表してある。また、図1〜図6に示す方向の「上」、「下」は、車両の上下方向と対応している。また、後述する図1〜図6以外の図面においても、同じように「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、及び「下」を用いて方向を示している。尚、これら運転者から視た場合の視認方向と、車両の進行方向は逆方向である。
図1〜図6に示した表示ユニット10は、メータユニット11と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置16とを一体的に結合して構成した装置である。この表示ユニット10は、車両のインストルメントパネル(図示せず)の内側に埋め込まれ、その一部分が運転者から視認されるようにインストルメントパネルの外側に露出する状態で配置される。特に、表示ユニット10は、使用状態においてはHUD装置16のコンバイナ17がインストルメントパネルから突出し、格納状態においてはコンバイナ17がインストルメントパネルよりも下方に格納されるように、配置される。即ち、コンバイナ17は、使用状態では運転者から視認可能であり、格納状態では運転者から視認されない。
図1〜図3に示すように、メータユニット11は、左側表示部12及び右側表示部13の2つの表示部を備えている。図1に示すように、メータユニット11の左側に左側表示部12が配置され、右側に右側表示部13が配置されている。また、メータユニット11は、これら左側表示部12及び右側表示部13の間に、警報等のための表示灯を表示可能な中央表示部14を更に備えている。これら各部の詳細については後述する。これらの表示部を備えるメータユニット11は、一般的な車両用のメータユニットと同様に、車両の運転に役立つ様々な情報を表示するために利用される。例えば、車両の走行速度を表示する速度計や、走行距離を表示する距離計がメータユニット11に表示される。また、変速機レバーのシフト位置を表示する表示器や、燃料残量を表示する燃料計や、各種異常の発生を警告する警告表示部等もメータユニット11に表示される。また、メータユニット11の左側表示部12及び右側表示部13は、グラフィック表示が可能な液晶表示パネルを採用しているので、車載カメラで撮影した画像(映像)等も表示することができる。
HUD装置16は、半透明の反射板(ハーフミラー)である板状のコンバイナ17に表示像を投射して各種情報を表示するものであり、図1〜図3に示すように、使用状態においてはコンバイナ17が中央表示部14の上方に突出する。これにより、当該コンバイナ17に表示像が表示された場合、運転者は通常の運転状態から視線を大きく移動することなく当該表示像を視認することができる。また、HUD装置16では、コンバイナ17の位置よりも更に「後」方向の先の位置に虚像として表示像を結像するので、表示の視認のために必要な運転者の焦点調節は僅かで済む。このように、HUD装置16によれば、運転者の視線の移動や焦点調節が少なく、視認性の高い表示機能を提供できる。また、HUD装置16によれば、コンバイナ17を通じて視認する車両前方の景色と、コンバイナ17に表示された表示像とを重畳して視認できるので、通常の表示パネルを用いた表示とは異なる態様で情報を呈示できる。
図6は、表示ユニット全体の通常の運転状態における表示例を示す正面図である。図6に示すように、中央表示部14の上方に位置するコンバイナ17には、HUD表示内容94として現在の車速(60km/h等の文字や数字)、運転のエコ度を示す指標等の優先度の高い情報が、大きく見やすい状態で表示される。左側表示部12には、左画面表示内容91として、ハイブリッドシステムの状態を示す表示要素や、速度計、燃料計、変速機のシフト位置等が表示されている。また、右側表示部13には、右画面表示内容92として、空調の状態を示す表示要素が表示されている。中央表示部14には、中央表示内容93が表示されており、例えば右ターン表示93aが点滅し、方向指示器が点滅していることを運転者に知らせる。
また、表示ユニット10の異なる使用態様として、メータユニット11の左側表示部12に速度計や距離計を表示しつつ、右側表示部13には車載カメラで左右後側方を撮影した画像を表示し、コンバイナ17には、車両前方の景色に重畳して車両周辺情報を表示する構成が挙げられる。或いは、異なる使用態様として、左側表示部12に車載カメラで左側後側方を撮影した画像を表示しつつ、右側表示部13に車載カメラで右側後側方を撮影した画像を表示し、コンバイナ17には、車速を表示する構成等も挙げられる。
<各部の詳細な構成の説明>
表示ユニット10を主要な構成要素毎に分解した状態を図7に示す。
表示ユニット10は、図7に示すように、メータサブアセンブリ21、表示光投射部22、投射部ケース23、駆動部アセンブリ24、メイン基板アセンブリ25、カバー27、アンビエント光源28、及びアンビエント用プリズム部29を備えている。
<表示光投射部22の説明>
表示光投射部22は、HUD装置16が表示する表示像を含む表示光をコンバイナ17に向かって投射する機能を有する。
表示光投射部22は、図7に示すように、後方側から順に、ヒートシンク22a、熱伝導シート22b、バックライト基板22c、レンズアレイ22d、バックライトケース22e、拡散シート22f、液晶表示器22g、及びシールドケース22hを備えている。
液晶表示器22gは、二次元配置された多数の表示画素を有しており、画素毎に個別に表示のオンオフ、表示色等を制御することができる。これにより、液晶表示器22gは、図形、文字、画像等の任意の可視情報を画面上に表示することができる。
液晶表示器22gは、透過型の液晶パネルであり、バックライト基板22c上に配置されたバックライトによって背面側から照明されることにより、画面に表示した表示像を含む表示光を投射することができる。この表示光は、図5、図7に示すように、投射部ケース23に設けられている開口である表示光出射口18aからコンバイナ17に向かって投射される(後述する図12も参照されたい。)。
コンバイナ17は、駆動部アセンブリ24に組み込まれており、上下方向に移動可能に支持されている。HUD装置16の表示状態においては、コンバイナ17が駆動部アセンブリ24から突出した位置に移動して、表示光投射部22から出射された表示光を反射する。そして、コンバイナ17の反射面で反射した光が、運転者の目の位置に相当する所定のアイポイントに向かう。即ち、コンバイナ17の反射面で反射した光は、運転者の視認方向に向かう。これにより、運転者は、液晶表示器22gの画面に表示された可視情報をコンバイナ17に映る虚像として視認することができる。
<アンビエント光表示の概要の説明>
本実施形態においては、液晶表示器22gの表示像以外の光についても、コンバイナ17の面に投射して虚像として表示することができる。そのために、メイン基板アセンブリ25上にはアンビエント光源28が備わっている。また、アンビエント光源28と対向する位置にアンビエント用プリズム部29が配置してある。アンビエント光源28は、複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)で構成されている。また、アンビエント用プリズム部29は複数の発光ダイオードのそれぞれと対向する位置に配置された複数のプリズムにより構成されている。
アンビエント光源28の発光により得られる光は、アンビエント用プリズム部29に下方から入射して頂部付近の面で反射し、投射部ケース23に設けられているアンビエント光出射口18b(図5、図7参照)からコンバイナ17に向かって投射される。このアンビエント光も、コンバイナ17の反射面で反射して、運転者の視認方向に向かう。したがって、アンビエント光源28が発光している場合には、この光も、運転者はコンバイナ17に映る虚像として視認することができる。
本実施形態では、これら複数のアンビエント光表示に関し、光路長の差を利用して立体的な表示ができるように構成している。この構造の詳細については後述する。
<メータサブアセンブリ21の説明>
メータユニット11の本体部は、メータサブアセンブリ21として構成されている。このメータサブアセンブリ21について、主要な構成要素毎に分解した状態を図8に示す。
図8に示すように、メータサブアセンブリ21は、後方側から順に、後部カバー31、基板32、ケース33、複数の拡散シート34、テルテールレンズ35a、35b、メータ左側表示器36L、メータ右側表示器36R、見返し板37、及び表ガラス38を備えている。
基板32は、左右方向に延びる矩形状を有しており、その左端近傍に発光部32aが配置され、右端近傍に発光部32bが配置されている。また、発光部32aと発光部32bの間には、発光部32cが配置されている。発光部32a、発光部32b、及び発光部32cは、それぞれ独立した複数の発光ダイオードにより構成されている。
発光部32a、発光部32b、及び発光部32cからの出射光は、それぞれ「前」方向に出射され、ケース33の開口部、拡散シート34、テルテールレンズ35a、35b、見返し板37の開口を順に通過して表ガラス38の表面上に各種警告等のための表示光として映る。これらの表示光が前述した中央表示部14に表示されて運転者に視認される。尚、表ガラス38は、スモーク処理が施されて半透明に形成されている。
メータ左側表示器36L、及びメータ右側表示器36Rは、それぞれ独立したカラー液晶表示パネルであり、二次元配置された多数の表示画素を有している。メータ左側表示器36L、及びメータ右側表示器36Rの多数の表示画素は、画素毎に個別に表示のオンオフ、表示色等を制御することができる。これにより、メータ左側表示器36L及びメータ右側表示器36Rは、図形、文字、画像等の任意の可視情報を画面上に表示することができる。
メータ左側表示器36L、及びメータ右側表示器36Rの各画面の表示内容は、見返し板37の開口部を通り、表ガラス38の表面上に表示される。このメータ左側表示器36Lの表示内容が前述した左側表示部12に表示されて運転者に視認され、メータ右側表示器36Rの表示内容が前述した右側表示部13に表示されて運転者に視認される。
<コンバイナ近傍の構成>
コンバイナ17及びコンバイナ照明基板43を正面側、側面側から視た図をそれぞれ図9(a)、図9(b)に示す。また、駆動部アセンブリ24に収容される駆動部サブアセンブリ40の主要な構成要素の分解斜視図を図10に示す。
図10に示すように、駆動部サブアセンブリ40は、コンバイナ17、前側コンバイナホルダ41、後側コンバイナホルダ42、及びコンバイナ照明基板43を備えている。即ち、コンバイナ17は前側コンバイナホルダ41と後側コンバイナホルダ42との間に挟まれてこれらの部材に対して一体に保持される。
また、コンバイナ17の下端を支持する位置に、薄板状のコンバイナ照明基板43が配置される。コンバイナ照明基板43の上面には端面用光源46が設けられている。この端面用光源46は、左右方向に一列に並んだ多数の発光ダイオードにより構成されている。
これにより、図9及び図10に示すように、コンバイナ照明基板43の端面用光源46が、コンバイナ17の下端面と対向する位置関係に配置される。コンバイナ17の下端面には、端面用光源46の照明光をコンバイナ17の内部に導く照明光入射部17aが形成されている。また、コンバイナ17の厚み方向と直交する方向における端部である上側の端面や左右方向の端面には、照明光反射部17cが形成されている。図9に示すように、本実施形態では、上側の端面における照明光反射部17cは、前方側に向けてコンバイナ照明基板43から離間するように傾斜した斜面として形成されている。また、左右方向の端面における照明光反射部17cは、前方側に向けて、周方向外側に拡がるように傾斜した斜面として形成されている。コンバイナ17の端部に形成された当該斜面が、端面用光源46からの照明光を前方に向けて反射する。尚、コンバイナ17に形成する照明光反射部17cについては、本実施形態のようにコンバイナ17の上側及び左右方向の端面の全体に亘って形成されていてもよいし、当該端面に部分的に形成されていても構わない。例えば、上側の端面及び左右方向の端面のいずれか一方だけに形成されていても構わない。
表示光投射部22から投射された表示光、及び端面用光源46から出射した照明光の進路について説明する。
表示光投射部22から投射された表示光は、表示光出射口18aを通過し、コンバイナ17の厚み方向における一方側(前側)の面である表示光反射面17bに入射してこの表面で反射し、運転者の目の位置に相当する所定のアイポイントに向かう。これにより、運転者は表示光が含む表示像を視認する。
一方、端面用光源46が発光している時には、端面用光源46の発光により得られる照明光が、照明光入射部17aからコンバイナ17内部に導かれ、コンバイナ17の内部を透過し、照明光反射部17cの面で反射して図9のようにアイポイントの方向に向かう。これにより、運転者は、図9(a)に示すように、コンバイナ17の端部が帯状に照明されている状態を視認する。このように、表示ユニット10のHUD装置16によれば、コンバイナ17の表面のみに表示像を投射する従来のものと比較して、コンバイナ17の側端面を照明することができるので、新規な視覚効果を実現できる。
図10に示した駆動部サブアセンブリ40は、駆動部アセンブリ24に収容され、駆動機構26と連結される。この駆動機構26は、その駆動力によりコンバイナ17を含む駆動部サブアセンブリ40を上下方向に移動することができ、コンバイナ17の全体が駆動部アセンブリ24の内側に収容された格納状態の位置と、コンバイナ17がインストルメントパネルの上方に突出した位置とにそれぞれ位置決めすることができる。コンバイナ17が格納状態の位置にある状態では、図10に示すインパネカバー44がインストルメントパネルの開口部を覆う状態になる。
<アンビエント光表示の詳細な説明>
図11は、メイン基板アセンブリを示す拡大図、図12〜図14は説明図であり、図12はメイン基板アセンブリの側面図、図13及び図14はメイン基板アセンブリ及びコンバイナを示す側面図及び平面図である。
図11に示すように、アンビエント用プリズム部29は、メイン基板アセンブリ25の平面内において互いに異なる位置に配置された6つのプリズム29a、29b、29c、29d、29e、及び29fにより構成されている。これら6つのプリズムは、上下方向に延び、長手方向における一端側で結合されて全体として一体に形成されている。各々のプリズムの他端側(頂部近傍)は、鋭角に尖っており、後述するアンビエント光源28からの出射光をコンバイナ17に向けて反射する反射面30a、30b、30c、30d、30e、及び30fを画成している。
本実施形態では、互いに左右方向に隣接した位置に配置されているプリズム29aと29bとが対になり、同様にプリズム29cと29dとが対になり、プリズム29eと29fとが対になっている。図14に示すように、左右方向においては、プリズム29aと29bとの間の間隔が最も小さく、これらプリズム29aと29bそれぞれの外側に、プリズム29cと29dが配置されている。また、これらプリズム29cと29dそれぞれの外側に、プリズム29eと29fが配置されている。図14に示すように、それぞれのプリズムの対は、左右方向における中心が一致するように、左右方向に並んで配置されている。
また、図13に示すように、3対のプリズム29a・29b、29c・29d、及び29e・29fは、前後方向において互いにずれた位置に配置されている。本実施形態では、コンバイナ17から遠い方から(前から)順に、プリズム29a・29b、29c・29d、29e・29fの順に並んで配置されている。
アンビエント光源28は、6つの光源28a〜28fで構成されている。また、図11に示すように、6つの光源28a〜28fの各々は、赤色で発光する発光ダイオードと緑色で発光する発光ダイオードとの対により構成されている。6つの光源28a〜28fは、図11〜図14に示すようにプリズム29a〜29fの下端面と対向する位置に配置されている。
図13に示すように、光源28aから出射された光は、プリズム29aに入射し、プリズム29aの内部を通過し、プリズム29aの頂部近傍に形成された反射面30aで反射し、図12に示すアンビエント光出射口18bを通ってコンバイナ17に向かう(図5、図7も参照されたい。)。この光は、図13に示すようにコンバイナ17の表示光反射面17bで視認方向に反射して、運転者の目の位置に相当するアイポイントに向かう。この場合、運転者の目に映る像は、コンバイナ17を通してコンバイナ17よりも先の位置にある虚像101として視認される。
同様に、光源28cから出射された光は、プリズム29cに入射し、プリズム29cの内部を通過し、プリズム29cの頂部近傍の反射面で反射してコンバイナ17に向かう。この光は、コンバイナ17で視認方向に反射してアイポイントに向かい、虚像102として運転者に視認される。また、光源28eから出射された光は、プリズム29eに入射し、プリズム29eの内部を通過し、プリズム29eの頂部近傍の面で反射してコンバイナ17に向かう。この光は、コンバイナ17で視認方向に反射してアイポイントに向かい、虚像103として運転者に視認される。他の光源28b、28d、28fの出射光についても同様である。
3対のプリズム29a・29b、29c・29d、及び29e・29fは、前後方向に互いにずれた位置に配置されているので、これらの出射光が通る光路は互いに長さが異なる。即ち、各プリズム29a〜29fとコンバイナ17との間の、運転者の視認方向(前後方向)における距離が、図13、図14に示す距離D1、D2、D3のように異なるので、各光源28a・28b、28c・28d、28e・28fから出射された光がアイポイントに到達するまでの光路長にも距離D1、D2、D3に応じた違いが生じる。
このような光路長の違いにより、光源28a及び28bから出射された光は虚像101の位置に結像し、光源28c及び28dから出射された光は虚像102の位置に結像し、光源28e及び28fから出射された光は虚像103の位置に結像する。即ち、図13に示す複数の虚像101〜103は、運転者から視て互いに奥行き方向の異なる位置に結像するので、前後方向において異なる位置で点灯しているように視認される。
また、図12に示すように、表示光投射部22は、アンビエント光源28よりも後方に配置されている。このため、表示光投射部22からコンバイナ17までの光路長は、上記距離D1、D2、D3よりも大きい。したがって、上記虚像101〜103は、コンバイナ17上に表示される表示像よりも後方に結像し、誘導灯111a〜111fの結像位置は表示像よりも後方となる。
<電気回路の構成>
表示ユニット10全体の電気回路の構成を図15に示す。
<メータユニット11の説明>
図15に示すように、メータユニット11側の電気回路には、メイン制御部51、サブ制御部52、メモリ53〜55、左側表示器36L、右側表示器36R、アンビエント光源28、発光部59、スピーカ60、及びインタフェース61、62が備わっている。
メイン制御部51及びサブ制御部52は、それぞれ独立したマイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)により構成されている。メモリ53は、電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。メモリ54及び55は、フラッシュメモリ(F−ROM)である。メモリ53及び54は、メイン制御部51の動作に必要なプログラム、各種定数、表示用のデータ等を予め保持している。メモリ55は、サブ制御部52の動作に必要なプログラム、各種定数、表示用のデータ等を予め保持している。
発光部59は、図8に示した発光部32a、32b、32c、及び図9、図10に示した端面用光源46を含む構成要素である。
メイン制御部51とサブ制御部52とは、互いに通信できるように通信線を介して接続されている。したがって、メイン制御部51は、サブ制御部52との間で必要な情報のやりとりを行ったりサブ制御部52を制御することができる。
メータユニット11の電気回路には、インタフェース61を介してメイン制御部51と接続された多数の端子が備わっている。即ち、接続部71、通信入力部72、入力部73、出力部74、及びカメラ入力部75がインタフェース61に接続されている。また、メータユニット11の電気回路には、インタフェース62を介してサブ制御部52と接続された通信入力部76及びカメラ入力部77が備わっている。
メータユニット11の接続部71は、通信線を介してHUD装置16と接続されている。このため、メイン制御部51はHUD装置16との間で必要な情報のやりとりを行ったり、HUD装置16を制御することができる。
通信入力部72及び通信入力部76は、それぞれ車両上の通信ネットワークを介して車両を制御する様々な電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)と接続される。このため、メータユニット11上のメイン制御部51及びサブ制御部52は、車両側の電子制御装置から車両に関する様々な情報を受け付けることができる。例えば、メイン制御部51及びサブ制御部52は、現在のシフトポジションに関する情報を受け付けることができる。メータユニット11の入力部73には、スイッチ、センサ等様々な入力機器を接続することができる。また、メータユニット11の出力部74には、様々な出力機器を接続することができる。
メータユニット11のカメラ入力部75及び77には、それぞれ車載カメラの出力を接続することができる。即ち、各カメラの撮影により得られる映像の信号を、カメラ入力部75及び77からメータユニット11に入力することができる。
本実施形態においては、自車両の後方を撮影する車載カメラ97Bの出力をカメラ入力部77に接続してある。
メイン制御部51は、予め組み込まれているプログラムに従って各種処理を実行し、各種データの収集及び通信を行いながら、メータ左側表示器36Lの画面上に表示する情報の更新を行う。さらに、メイン制御部51は、発光部58の表示制御、発光部59の表示制御、スピーカ60の出力制御、サブ制御部52の制御、HUD装置16の制御等を行うことができる。
サブ制御部52は、予め組み込まれているプログラムに従って各種処理を実行し、通信入力部76及びカメラ入力部77からデータを入力し、メータ右側表示器36Rの画面上に表示する情報の更新を行う。さらに、サブ制御部52はメイン制御部51からの指示に従ってメータ右側表示器36Rの画面上に表示する情報を更新する。
<HUD装置16の説明>
一方、HUD装置16側の電気回路には、図15に示すように制御部81、液晶表示器22g、メモリ83、電気モータ84、インタフェース85、接続部86、及び入力部87が備わっている。
制御部81は、マイクロコンピュータ(CPU)により構成されている。メモリ83は、フラッシュメモリ(F−ROM)であり、HUD装置16の動作に必要なプログラム、各種定数、表示用のデータ等を予め保持している。
電気モータ84は、ステッピングモータであり、図6に示した駆動部アセンブリ24の内部に組み込まれた駆動機構26に連結されている。即ち、電気モータ84を駆動することにより、コンバイナ17を含む駆動部サブアセンブリ40の上下方向への移動が可能になる。
接続部86及び入力部87は、インタフェース85を介して制御部81と接続されている。接続部86は、通信線を介してメータユニット11と接続されている。入力部87には、各種スイッチ、センサ等様々な入力機器を接続することができる。例えば、HUD表示の開始/終了を指示する操作スイッチが入力部87に接続される。
制御部81は、予め組み込まれているプログラムに従って各種処理を実行し、接続部86又は入力部87を介して各種データの収集及び通信を行いながら、液晶表示器22gの画面上に表示する情報の更新を行う。さらに、制御部81はHUD表示の開始/終了の指示に従って電気モータ84を駆動し、コンバイナ17の位置を所定の表示位置又は格納位置に位置決めする。
<主要な制御動作の説明>
表示ユニット10の主要な制御に関する動作例を図16に示す。具体的には、車両の自動変速機(オートマチックトランスミッション)を操作するための操作レバー(図示せず。)の選択位置に対応するシフトポジションの変化に対応した表示制御の内容が、図16に示されている。
自動変速機の操作レバーは、車室内における運転者が操作可能な位置に配置されており、この操作レバーを操作することにより、パーキング「P」、リバース(バック)「R」、ニュートラル「N」、ドライブ「D」等のシフトポジションを運転者が選択することができる。例えば、ドライブ「D」を選択して車両を前進状態に遷移させることができるし、或いはリバース「R」を選択して車両を後退状態に遷移させることができる。
シフトポジションが前進状態及び後退状態に遷移した場合における、コンバイナ17上の表示内容の遷移を図17(a)〜図17(c)(図17)及び図18(a)〜図18(c)(図18)にそれぞれ示す。また、シフトポジションが前進状態及び後退状態に遷移した場合における、表示ユニット10の表示内容を図19及び図20に示す。シフトポジションの「D」を選択した場合には、図17(a)〜図17(c)に示す状態をそれぞれ状態(a)〜状態(c)とすると、状態(a)−状態(b)−(c)−(a)−(b)・・・のように表示が順次に遷移する。また、シフトポジションの「R」を選択した場合には、図18(a)〜図18(c)に示す状態をそれぞれ状態(a)〜状態(c)とすると、状態(a)−(b)−(c)−(a)−(b)・・・のように表示が順次に遷移する。表示ユニット10の動作の理解を容易にするために、まず、図17〜図20に示した表示内容について説明する。
<シフトポジション遷移時における表示例の説明>
コンバイナ17の表示光反射面17bに形成される表示領域には、図19、図20に示すように、HUD表示領域107及びアンビエント表示領域109が画成されている。HUD表示領域107は、表示光投射部22によって投射される液晶表示器22gの表示内容と一致する矩形の領域である。HUD表示領域107には、図17、図19に示すように、シフトポジションが前進状態に遷移した場合にはHUD表示内容94Bが、図18、図20に示すように、シフトポジションが後退状態に遷移した場合にはHUD表示内容94Cが、それぞれ表示される。いずれの場合においても、HUD表示領域107の右側には、現在の車速(図中では、0km/h。)が表示される。また、HUD表示領域107の左側には、現在のシフトポジションが符号113、114で示すシフトポジション表示要素により表示される。シフトポジションが前進状態であることを示すシフトポジション表示要素113は白色で、後退状態であることを示すシフトポジション表示要素114は赤色で表示される。アンビエント表示領域109は、HUD表示領域107の下方側に隣接して配された領域である。
左側表示部12及び中央表示部14には、シフトポジションの変化に拘らず、図6に示した通常時における表示内容と同一の左画面表示内容91及び中央表示内容93がそれぞれ表示される。右側表示部13には、シフトポジションが前進状態に遷移した場合には、図6に示した通常時における表示内容と同一の右画面表示内容92が表示され、シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、図20に示すように、車載カメラ97Bが撮影した車両後方の映像が、右画面表示内容92Cとして表示される。この表示が切り替わるタイミングについては後述する。
アンビエント表示領域109には、上述した、図11に示したアンビエント光源28を構成する6つの光源28a〜28fをそれぞれ点灯することにより、図19、図20に示した6つの誘導灯111a〜111fのそれぞれが表示される。
例えば、光源28aから出射された光は、プリズム29aを介してコンバイナ17に投射され、虚像である誘導灯111aとしてアンビエント表示領域109の右端側に表示される。同様に、光源28b〜28fが、それぞれ虚像である誘導灯111b〜111fとしてアンビエント表示領域109内に並んで表示される。
より具体的には、一対の光源28a・28bから出射した光により、HUD表示領域107の下方側に隣接した位置に、一対の誘導灯111a・111bが並んで表示される。そして、一対の光源28c・28dから出射した光により、一対の誘導灯111a・111bそれぞれの外側に、一対の誘導灯111c・111dが表示され、一対の光源28e・28fから出射した光により、一対の誘導灯111c・111dそれぞれの外側に、一対の誘導灯111e・111fが表示される。本実施形態では、誘導灯111a〜111fは、左右方向において並んで表示されており、誘導灯111a・111b、111c・111d、111e・111fの順に、上下方向における長さが短くなっている。また、本実施形態では、前述したように、誘導灯111a・111b、111c・111d、111e・111fの順に、光源からアイポイントまでの光路長が短くなるように構成されているので、この順に、運転者から視て前方に位置するように視認される。
<図16の処理の説明>
次に、図16に示す処理について説明する。尚、図16に示した処理については、メータユニット11側のメイン制御部51又はサブ制御部52が主体となって制御を実行してもよいし、HUD装置16側の制御部81が主体となって制御を実行してもよい。以下の説明においては、メイン制御部51が主体となって制御する場合を想定して説明する。
例えば、車両のイグニッションスイッチがオンになった時、即ちエンジンが始動した時に図16に示した処理が実行される。
最初のステップS11では、メイン制御部51の制御により、メータユニット11及びHUD装置16の表示動作が開始される。具体的には、メータユニット11の左側表示部12、右側表示部13、及び中央表示部14をそれぞれ表示可能な状態に制御し、自車両の各部の状態を表す情報、例えばスピードメータ、燃料計、変速機のシフトポジション等を左側表示部12の画面上に表示する。また、警告等の表示は主として中央表示部14に表示する。また、HUD装置16においては、電気モータ84を駆動し、コンバイナ17をインストルメントパネルの上方に突出した使用状態の位置に移動する。さらに、メイン制御部51は、表示光投射部22の液晶表示器22gの表示を開始し、この画面に表示した像の表示光のコンバイナ17への投射を開始する。
ステップS12では、メイン制御部51は自車両が停車中か否かを識別する。具体的には、車速計が表示している現在の車速の情報を取得し、この車速が所定の閾値(例えば、1km/h。)以下であれば停車中とみなし、車速が当該閾値を超えている場合は停車していないとみなす。停車中であることを検出した場合には、次のS13に進む。
ステップS13では、メイン制御部51はシフトポジションの監視を開始する。即ち、現在のシフトポジションに関する情報を取得して現在のシフトポジションを把握する。そして、シフトポジションの変化を検出するとS14からS15に進む。
ステップS15では、メイン制御部51は、変化後の現在のシフトポジションがドライブ「D」か否かを識別する。現在のシフトポジションが「D」であればS17に進み、「D」以外であればS16に進む。
ステップS16では、メイン制御部51は、変化後の現在のシフトポジションがリバース「R」か否かを識別する。現在のシフトポジションが「R」であればS20に進み、
「R」以外であればS12に戻る。
ステップS17では、メイン制御部51は、メータ左側表示器36Lの表示内容を制御し、左側表示部12の画面上に現在の変速機のシフトポジションを、文字の「D」で表示する。
ステップS18では、メイン制御部51は、液晶表示器22gの表示内容を制御し、コンバイナ17に投射される画面上に、現在の変速機のシフトポジションを表す文字の「D」を白抜きで表示する。これにより、図17、図19に示すように、HUD表示領域107に、シフトポジション表示要素113として「D」の文字が表示される。
ステップS19では、メイン制御部51は、コンバイナ17上のアンビエント表示領域109を用いて、前進方向へ移動可能なシフトポジションが選択されている状態であることを報知する。
具体的には、図11に示したアンビエント光源28の光源28a〜28fの点灯状態を制御し、図17の状態(a)−状態(b)−状態(c)−状態(a)−状態(b)−・・・を繰り返すように6つの誘導灯111a〜111fを点灯させる。
即ち、まず、状態(a)のように、最も外側の誘導灯111e・111fのペアのみを点灯し、次に状態(b)のように誘導灯111e・111fよりも内側の誘導灯111c・111dのペアを点灯し、次に状態(c)のように最も内側の誘導灯111a・111bのペアを点灯する。そして、誘導灯111a〜111fを一旦消灯してから、再び状態(a)のように、最も外側の誘導灯111e・111gのペアのみを点灯し、続いて状態(b)−状態(c)に順次に移行する。
また、シフトポジションが前進状態に遷移したことを示すために、各誘導灯111a〜111fの発光色として緑色を用いて表示する。後述するように、シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、発光色として赤を用いて表示する。
また、表示色の濃淡を利用し立体感を強調するように制御する。即ち、アンビエント表示領域109に誘導灯111a〜111fを表示する際に、互いに隣接する誘導灯111a、111c、及び111eの間で表示色の濃淡を変更する。つまり、表示色の濃淡の違いにより奥行き方向の表示位置の違いを表現し、これにより立体感を更に強調する。互いに隣接する誘導灯111b、111d、及び111fについても同様である。
また、ステップS19では、メイン制御部51は、端面用光源46の点灯状態を制御して、端面用光源46を点滅させる。これにより、端面用光源46の照明光がコンバイナ17の照明光入射部17aから入射し、コンバイナ17の端面における照明光反射部17cで反射した照明光が運転者側に向かう。したがって、運転者は、コンバイナ17の端面が明るく照明されている状態を視認して、シフトポジションの変化が報知されていることに気付くことができる。
一方、ステップS20では、メイン制御部51は、メータ左側表示器36Lの表示内容を制御し、左側表示部12の画面上に現在の変速機のシフトポジションを、文字の「R」で表示する。
ステップS21では、メイン制御部51は、図20に示すように、右画面表示内容92Cとして、バックモニタ画面を右側表示部13に表示する。即ち、車載カメラ97Bが撮影した車両後方の映像がメータ右側表示器36Rの画面に表示されるように制御する。これにより、車両の後退時には運転者は右側表示部13に表示される映像により後方の障害物等を確認することができる。
ステップS22では、メイン制御部51は、液晶表示器22gの表示内容を制御し、コンバイナ17に投射される画面上に、現在の変速機のシフトポジションを表す文字の「R」を赤色で表示する。これにより、図19に示す各状態(a)、(b)、(c)のように、HUD表示領域107にシフトポジション表示要素114として「R」の文字が赤色で表示される。
ステップS23では、シフトポジションが後退状態に遷移したことをより明確に運転者に警告するために、メイン制御部51は、HUD表示画面に視覚的に認識しやすい所定の警告パターン(図示せず。)を表示する。例えば、感嘆符「!」の記号のパターンをHUD表示領域107に大きく表示することで、注意が必要な状況であることを運転者は警告パターンにより瞬時に把握できる。
また、次のステップS24では、メイン制御部51は、コンバイナ17上のアンビエント表示領域109を用いて、後退方向へ移動可能なシフトポジションが選択されている状態であることを報知する。
具体的には、図11に示したアンビエント光源28の光源28a〜28fの点灯状態を制御し、図18の状態(a)−状態(b)−状態(c)−状態(a)−状態(b)−・・・を繰り返すように6灯の誘導灯111a〜111fを点灯させる。
即ち、最初に状態(a)のように、最も内側の誘導灯111a・111bのペアのみを点灯し、次に状態(b)のように誘導灯111a・111bよりも外側の誘導灯111c・111dのペアを点灯し、次に状態(c)のように最も外側の誘導灯111e・111fのペアを点灯する。更に、誘導灯111a〜111fを一旦消灯してから、再び状態(a)のように、最も内側の誘導灯111a・111bのペアのみを点灯し、続いて状態(b)−状態(c)に順次に移行する。
また、シフトポジションが後退状態に遷移したことを示すために、各誘導灯111a〜111fの発光色として赤色を用いて表示する。また、前進状態に遷移した場合と同様に、表示色の濃淡を利用し立体感を強調するように制御する。即ち、アンビエント表示領域109に誘導灯111a〜111fを表示する際に、互いに隣接する誘導灯の間で表示色の濃淡を変更する。また、端面用光源46の点灯状態を制御して、端面用光源46を点滅させる。
ステップS25では、車両の移動方向が認識できるように、メイン制御部51は、移動方向を表す矢印形状のマークを、誘導灯111a〜111fの近傍に表示する。例えば、現在のシフトポジションが「D」の場合には、図19に示すように、誘導灯111a〜111fの下方に、外側から内側に向かう方向を表す一対の矢印マーク115を表示する。また、現在のシフトポジションが「R」の場合には、図20に示すように、誘導灯111a〜111fの下方の位置に、内側から外側に向かう方向を表す一対の矢印マーク116を表示する。
ステップS26では、メイン制御部51は、車速を監視することにより、自車両が動き始めたか否かを識別する。自車両が動き始めたと判断した場合には、次のS27に進む。
ステップS27では、メイン制御部51は、HUD画面におけるシフトポジションの表示を終了するように制御する。即ち、シフトポジションが「D」の場合には、S18でHUD表示領域107に表示した「D」の文字を消去し、アンビエント表示領域109の誘導灯111a〜111fを全て消灯する。また、シフトポジションが「R」の場合には、右側表示部13におけるバックモニタ画面の表示を解除し、S22でHUD表示領域107に表示した「R」の文字を消去し、アンビエント表示領域109の誘導灯111a〜111fを全て消灯する。
以上説明した処理が実行されることにより、図17〜図20に示したように表示内容が変化する。このように、本実施形態に係るHUD装置16によれば、変速機のシフトポジションが変化すると誘導灯111a〜111fの点灯状態が変化するので、これらの点灯状態から運転者は現在のシフトポジションを把握することができる。さらに、HUD装置を用いた表示であるため、運転者は通常の運転状態から視線を大きく移動することなく現在のシフトポジションを把握できる。また、コンバイナ17上における発光表示であるので、運転者が表示に気付きやすい。
また、本実施形態に係るHUD装置16では、シフトポジションが前進状態に遷移した場合には、外側に配置された第2誘導灯(例えば、誘導灯111c・111d。)が点灯した後、内側に配置された第1誘導灯(例えば、誘導灯111a・111b。)が点灯する。一方、シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、反対に、外側に配置された第2誘導灯が点灯した後、内側に配置された第1誘導灯が点灯する。したがって、シフトポジションの変化と誘導灯の点灯方向とが対応するので、運転者は誘導灯の点灯方向によって現在のシフトポジションを把握することができる。
また、本実施形態に係るHUD装置16では、基板上において内側に配置された第1光源(例えば、光源28a・28b)の光路長(D1)が、外側に配置された第2光源(例えば、光源28c・28d)の光路長(D2)よりも大きいので、内側に配置された第1誘導灯(例えば、誘導灯111a・111b。)が外側に配置された第2誘導灯(例えば、誘導灯111c・111d。)よりも運転者から視て後方に位置するように視認される。換言すれば、車両の進行方向においては、第1誘導灯が第2誘導灯よりも運転者から視て進行方向の前側に位置するように視認される。このため、第2光源を点灯した後で第1光源を点灯すると、第2誘導灯の後に第1誘導灯が点灯し、運転者の視認対象である誘導灯の結像位置が、進行方向における後方から前方へ移動するので、運転者は後方から前方へ向かう方向を認識する。即ち、車両の移動方向である前進方向と一致する方向を運転者に認識させることができる。一方、第1光源を点灯した後で第2光源を点灯すると、第1誘導灯の後に第2誘導灯が点灯し、運転者の視認対象である誘導灯の結像位置が、進行方向における前方から後方へ移動するので、運転者は前方から後方へ向かう方向を認識する。即ち、車両の移動方向である後退方向と一致する方向を運転者に認識させることができる。このように、シフトポジションの変化と、誘導灯の結像位置の変化とが対応するので、運転者は誘導灯の結像位置の変化によって現在のシフトポジションを把握することができる。
また、本実施形態に係るHUD装置16では、誘導灯111a〜111fの表示の移動する方向だけでなく、誘導灯111a〜111fの表示色(緑色/赤色)の違いや、表示色の濃淡、及びHUD表示領域107に表示されるシフトポジション表示要素113、114及びその表示色(白色/赤色)の違い、矢印マーク115、116の指示する方向の違いによっても、運転者はシフトポジションの前進状態と後退状態とを区別することができる。また、シフトポジションの遷移時に端面用光源46が点灯され、コンバイナ17の端面が照明されることによって、運転者はシフトポジションの変化に気付くことができる。また、ステップS23でHUD表示画面に表示される警告パターンによっても、運転者はシフトポジションが後退状態に遷移したことに気付くことができる。
また、本実施形態に係る表示ユニット10では、シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、バックモニタ画面が右側表示部13に表示される。これにより、車両の後退時に運転者は右側表示部13に表示される映像により後方の障害物等を確認することができる。
以下では、実施形態に係るHUD装置16及び表示ユニット10について纏める。
(1)実施形態に係るHUD装置16は、表示像を含む表示光をコンバイナ17(反射板)に投射する表示光投射部22(投射部)と、出射光をコンバイナ17に投射する一対の第1光源(28a、28b)及び一対の第2光源(28c、28d)と、第1光源及び第2光源に接続されたメイン制御部51(制御部)と、を備え、車両に搭載されて用いられるHUD装置である。表示光投射部22からの表示光がコンバイナ17によって視認方向(アイポイントの方向)に反射され、これによりコンバイナ17上にHUD表示領域107(表示領域)が画成される。第1光源からの出射光がコンバイナ17によって視認方向に反射され、これによりコンバイナ17上におけるHUD表示領域107に隣接した位置に、一対の第1誘導灯(111a、111b)が並んで表示される。第2光源からの出射光がコンバイナ17によって視認方向に反射され、これによりコンバイナ17上における第1誘導灯それぞれの外側に、一対の第2誘導灯(111c、111d)が表示される。メイン制御部51は、車両の変速機のシフトポジションの変化に従って、第1光源及び第2光源の点灯個数、点灯周期、及び点灯順序の少なくとも1つが変化するように、第1光源及び第2光源の点灯状態を制御する。
(2)また、実施形態に係るHUD装置16では、メイン制御部51は、シフトポジションが前進状態に遷移した場合には、第2光源を点灯した後で、第1光源を点灯し、シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、第1光源を点灯した後で、第2光源を点灯する。
(3)また、実施形態に係るHUD装置16では、視認方向における、コンバイナ17から第1光源までの光路長(D1)が、コンバイナ17から第2光源までの光路長(D2)よりも大きい。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、図17及び図18に示した表示例では、点灯する誘導灯の数が順次に増えるように表示を切り替えているが、左右1対の誘導灯だけを点灯し、点灯する誘導灯が外側から内側に向かって又は内側から外側に向かって移動するように変更することもできる。或いは、6灯の誘導灯111a〜111f全てを点灯した状態から1対の誘導灯だけを消灯し、消灯した誘導灯の位置が外側から内側に向かって又は内側から外側に向かって移動するように変更することもできる。
また、本実施形態ではHUD表示を行うためにコンバイナ17の反射面を使用しているが、コンバイナ17の代わりに、例えば車両のフロントウインドシールド(窓ガラス)の一部をHUD装置の反射面として代替することもできる。
10 表示ユニット
11 メータユニット
12 左側表示部(表示部)
13 右側表示部(表示部)
16 HUD装置
17 コンバイナ(反射板)
22 表示光投射部(投射部)
28 アンビエント光源
28a、28b、28c、28d、28e、28f 光源(第1光源、第2光源)
51 メイン制御部(制御部)
52 サブ制御部(制御部)
81 制御部
101、102、103 虚像
107 HUD表示領域(表示領域)
109 アンビエント表示領域
111a、111b、111c、111d、111e、111f 誘導灯(第1誘導灯、第2誘導灯)
113、114 シフトポジション表示要素

Claims (3)

  1. 表示像を含む表示光を反射板に投射する投射部と、
    出射光を前記反射板に投射する一対の第1光源及び一対の第2光源と、
    前記第1光源及び前記第2光源に接続された制御部と、
    を備え、車両に搭載されて用いられるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記投射部からの表示光が前記反射板によって視認方向に反射され、これにより前記反射板上に表示領域が画成され、
    前記第1光源からの出射光が前記反射板によって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上における前記表示領域に隣接した位置に、一対の第1誘導灯が並んで表示され、
    前記第2光源からの出射光が前記反射板によって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上における前記第1誘導灯それぞれの外側に、一対の第2誘導灯が表示され、
    前記制御部は、前記車両の変速機のシフトポジションの変化に従って、前記第1光源及び前記第2光源の点灯個数、点灯周期、及び点灯順序の少なくとも1つが変化するように、前記第1光源及び前記第2光源の点灯状態を制御する、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記制御部は、前記シフトポジションが前進状態に遷移した場合には、前記第2光源を点灯した後で、前記第1光源を点灯し、前記シフトポジションが後退状態に遷移した場合には、前記第1光源を点灯した後で、前記第2光源を点灯する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記視認方向における、前記反射板から前記第1光源までの光路長が、前記反射板から前記第2光源までの光路長よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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