JP6209378B2 - 表示ユニット - Google Patents

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Description

本発明は表示ユニットに関し、特に、運転者の視線を誘導するための技術に関する。
一般的に、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置は、投射ユニットから出射した表示光をコンバイナと呼ばれる光学部材(ハーフミラー)に投射して、前記コンバイナの表面で反射した光を運転者の視認方向に反射し、運転者の視認位置である所定のアイポイントに導くように構成される(例えば、特許文献1参照。)。コンバイナは、運転席前方のインストルメントパネル上等の運転者が視認し易い位置に配置されている。尚、表示光の反射面として、コンバイナの代わりにフロントウインドシールドを利用する場合もある。
ヘッドアップディスプレイ装置では、コンバイナの位置よりも、車両の進行方向における前方の位置に(即ち、視認方向における後方に。)虚像として表示像を結像するので、表示像の視認のために必要な運転者の焦点調節が僅かで済むという利点がある。また、ヘッドアップディスプレイ装置によれば、コンバイナを通じて視認する車両前方の景色と、進行方向前方に結像された表示像とを重畳して視認できるので、通常の表示パネルを用いた表示とは異なる新規な態様で情報を呈示できる。
このようなヘッドアップディスプレイ装置は、例えば車両の走行速度の表示等に利用することができる。運転者が前方を向いたまま大きな視線移動や焦点調節を伴うことなく速度表示を視認できるので、ヘッドアップディスプレイ装置は、車速等の重要度の高い情報の表示に適している。
特開2006−11122号公報
ところで、ヘッドアップディスプレイ装置のコンバイナには各種の情報を表示できるが、一度に多くの情報を呈示する場合は少ない。例えば、車両に故障などのトラブルが発生した場合には、感嘆符(!)のような記号による警告表示のみを表示し、トラブルの内容を説明するための文字などは表示されないことが多い。これは、運転者の視界を遮ったり、前方から注意を逸らすことにより、運転者の運転を妨げることを防止するためである。
このため、トラブル発生の場合には、警告表示をコンバイナに表示すると同時に、内容を説明するための文字などをメータユニット等の他の表示部に表示することが考えられる。しかしながら、一般に、コンバイナとメータユニット等の表示部とは上下左右方向において(即ち、視認方向と垂直な方向において。)、互いに離れた位置に配置されているので、メータユニット等の表示部にトラブルの内容を説明するための情報が表示されていることに、運転者が気付かないおそれがある。
また、メータユニットの表示部はその表示面にて情報を表示するのに対し、ヘッドアップディスプレイ装置が表示する虚像はコンバイナよりも視認方向の後方にて結像して運転者に視認される。即ち、ヘッドアップディスプレイ装置における表示像の結像位置と、メータユニットの表示画面とは、視認方向において離間している。このことによっても、メータユニット等の表示部にトラブルの内容を説明するための情報が表示されていることに、運転者が気付かないおそれがある。
したがって、コンバイナを注視している状況から運転者にメータユニット等の表示部を視認させたい場合には、コンバイナからメータユニット等の表示部に視線を誘導することが求められる。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたものであり、運転者の視線を誘導可能な表示ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 第1デバイスと、
前記第1デバイスとは異なる第2デバイスと、
前記第1デバイスに形成された第1表示領域、前記第2デバイスに形成され前記第1表示領域に対して右側に位置する第2表示領域、及び前記第2デバイスに形成され前記第1表示領域に対して左側に位置する第3表示領域の表示内容を制御可能な制御部と、
前記第1デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、視認方向から視て、前記第1表示領域と前記第2表示領域との間に、第1誘導灯を表示する第1光源と、
前記第2デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、前記視認方向から視て、前記第1誘導灯と前記第2表示領域との間に、第2誘導灯を表示する第2光源と、
前記第1デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、前記視認方向から視て、前記第1表示領域と前記第3表示領域との間に、第3誘導灯を表示する第3光源と、
前記第2デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、前記視認方向から視て、前記第3誘導灯と前記第3表示領域との間に、第4誘導灯を表示する第4光源と、
を備える表示ユニットであって、
前記視認方向において、運転者から見て手前側を前方としたとき、前記第1誘導灯の結像位置が前記第1表示領域を画成する表示光の結像位置より前方に位置し、前記第2誘導灯の結像位置が前記第1誘導灯の結像位置より前方に位置し、前記第2表示領域の位置が前記第2誘導灯の結像位置より前方に位置しており、
前記視認方向において、前記第3誘導灯の結像位置が前記第1表示領域を画成する表示光の結像位置より前方に位置し、前記第4誘導灯の結像位置が前記第3誘導灯の結像位置より前方に位置し、前記第3表示領域の位置が前記第4誘導灯の結像位置より前方に位置しており、
前記制御部は、前記第1表示領域から前記第2表示領域に右方向に視線を誘導すべき事象が発生したことを示す信号を受け付けた場合、前記第1光源に前記第1誘導灯を表示させた後、前記第2光源に前記第2誘導灯を表示させ、前記第1表示領域から前記第3表示領域に左方向に視線を誘導すべき事象が発生したことを示す信号を受け付けた場合、前記第3光源に前記第3誘導灯を表示させた後、前記第4光源に前記第4誘導灯を表示させる。
(2) 上記(1)の構成の表示ユニットであって、
前記第1デバイスは、ヘッドアップディスプレイ装置であり、前記第1表示領域は、前記ヘッドアップディスプレイ装置の反射板に画成され、
前記第2デバイスは、メータユニットであり、前記第2表示領域は、前記メータユニットの表示部に画成され、前記第3表示領域は、前記メータユニットの第2表示部に画成される。
(3) 上記(2)の構成の表示ユニットであって、
前記ヘッドアップディスプレイ装置は、表示像を含む表示光を反射板に投射する投射部と、出射光を前記反射板に投射する第1光源と、を備え、
前記投射部からの表示光が前記反射板によって視認方向に反射され、これにより前記反射板上に前記第1表示領域が画成され、
前記第1光源からの出射光が前記反射板よって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上に前記第1誘導灯が表示され
前記第3光源からの出射光が前記反射板よって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上に前記第3誘導灯が表示される。
) 上記(1)〜()のいずれか1つの構成の表示ユニットであって、
前記制御部は、前記信号として警告表示信号を受け付けた場合、前記第1表示領域には警告を報知するための警告報知要素を表示し、前記第2表示領域には前記警告の内容を説明するための内容説明要素を表示し、且つ、
前記第1光源に前記第1誘導灯を表示させた後、前記第2光源に前記第2誘導灯を表示させる。
上記(1)の表示ユニットによれば、第1表示領域から第2表示領域に視線を誘導すべき事象が発生した場合に、第1誘導灯、第2誘導灯の順に誘導灯が表示されるので、運転者の視線を第1表示領域から第2表示領域に誘導できる。
ここで、第1デバイス、第1表示領域、第2デバイス、第2表示領域としては、各種のデバイス及び表示領域を選択することができる。例えば、第1デバイスがヘッドアップディスプレイ装置の反射板であり、第1表示領域が反射板上に画成された表示領域であり、第2デバイスがメータユニットの表示部であり、第2表示領域が表示部の表示画面である構成とすることができる。これにより反射板上の第1表示領域から表示部の第2表示領域に視線を誘導することができる。また、これらの第1と第2を交換し、表示部に形成された第1表示領域からヘッドアップディスプレイ装置の反射板上の第2表示領域に視線を誘導する構成としても構わない。或いは、第1デバイスがメータユニットの第1表示部であり、第2デバイスがメータユニットの第2表示部であり、第1表示領域及び第2表示領域が第1表示部及び第2表示部それぞれの表示画面である構成とし、第1表示部から第2表示部に視線を誘導することもできる。
また、第1誘導灯及び第2誘導灯の表示態様は各種の表示態様を選択することができる。例えば、ヘッドアップディスプレイ装置が光源を備え、該光源からの出射光が反射板よって視認方向に反射され、これにより反射板上に誘導灯が表示される構成とすることができる。また、メータユニットが光源を備え、該光源が点灯して誘導灯が表示される構成とすることができる。第1光源及び第2光源の双方をヘッドアップディスプレイ装置又はメータユニットに設けても構わないし、それぞれに1つずつ光源を設けても構わない。また、表示ユニットにおける第1デバイス及び第2デバイス以外の箇所に光源が設置されている構成も考えられる。
更に、第1表示領域から第2表示領域に視線を誘導すべき事象が発生した場合には、第1誘導灯、第2誘導灯を用いて運転者の視線を第1表示領域から第2表示領域に誘導し、一方、第1表示領域から第3表示領域に視線を誘導すべき事象が発生した場合には、第3誘導灯、第4誘導灯を用いて運転者の視線を第1表示領域から第3表示領域に誘導できる。したがって、第1表示領域から、第2表示領域及び第3表示領域のいずれへも運転者の視線を誘導できる。
上記(2)の表示ユニットによれば、ヘッドアップディスプレイ装置の反射板に画成された第1表示領域から、メータユニットの第1表示部に画成された第2表示領域、及びメータユニットの第2表示部に画成された第3表示領域のいずれへも運転者の視線を誘導することができる。
上記(3)の表示ユニットによれば、ヘッドアップディスプレイ装置の反射板に画成された第1表示領域から、メータユニットの表示部に画成された第2表示領域まで、ヘッドアップディスプレイ装置が備える第1光源及び第3光源により反射板上に表示される第1誘導灯及び第3誘導灯を用いて、視線を誘導することができる。
上記()の表示ユニットによれば、警告報知要素が表示されている第1表示領域から、内容説明要素が表示されている第2表示領域まで、運転者の視線を誘導することができる。
本発明の表示ユニットによれば、運転者の視線を誘導可能な表示ユニットを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、表示ユニット全体の外観を正面側から視た斜視図である。 図2は、表示ユニット全体の外観を背面側から視た斜視図である。 図3は、表示ユニット全体の外観を側面側から視た斜視図である。 図4は、コンバイナを格納した状態における表示ユニットを正面側から視た斜視図である。 図5は、コンバイナを格納した状態における表示ユニットを背面側から視た斜視図である。 図6は、表示ユニット全体の通常の運転状態における表示例を示す正面図である。 図7は、表示ユニット全体の構成の概要を示す分解斜視図である。 図8は、メータサブアセンブリの構成を示す分解斜視図である。 図9は、コンバイナ及びコンバイナ照明基板を示す図であり、図9(a)は正面図、図9(b)は側面図である。 図10は、駆動部サブアセンブリの構成を示す分解斜視図である。 図11は、メイン基板アセンブリを示す拡大図である。 図12は、メイン基板アセンブリの配置状態を説明するための説明図であり、メイン基板アセンブリの側面図である。 図13は、アンビエント光源を利用した誘導灯の光路を説明するための説明図であり、メイン基板アセンブリ及びコンバイナを示す側面図である。 図14は、アンビエント光源を利用した誘導灯の光路を説明するための説明図であり、メイン基板アセンブリ及びコンバイナを示す平面図である。 図15は、表示ユニット全体の電気回路の構成を示すブロック図である。 図16は、表示ユニットの主要な制御に関する動作例を示すフローチャートである。 図17は、表示ユニット全体の警告表示状態における表示例を示す正面図である。 図18は、視線誘導する場合に用いる各誘導灯の配置状態を説明するための説明図であり、図18(a)は表示ユニットを視認方向から視た様子を模式的に示す図であり、図18(b)は、図18(a)における各部の結像位置を示す平面図である。 図19(a)〜図19(e)は、警告表示状態における各誘導灯の点灯状態の遷移を示すための説明図である。
本発明の表示ユニットに関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<機構部の構成>
<全体の概要の説明>
表示ユニット10全体の外観を正面側、背面側、及び側面側から視た斜視図をそれぞれ図1、図2、及び図3に示す。図1〜図3においては、コンバイナ17が筺体から突出した使用状態を表している。また、図4、図5は、コンバイナ17が筺体内部に格納された格納状態における表示ユニット10を正面側、背面側から視た斜視図をそれぞれ示している。図6は、表示ユニット全体の通常の運転状態における表示例を示す正面図である。
図1〜図6に示す方向の「左」、「右」は、車両の運転席側からその前方に配置された表示ユニット10を見た場合の左右と対応している。また、図1〜図6に示す方向の「前」、「後」は、表示ユニット10自体の前、後方向と対応している。つまり、運転席側に着座している運転者と対向する方向が「前」であり、運転者側から見た表示ユニット10の背面側を「後」として表してある。また、図1〜図6に示す方向の「上」、「下」は、車両の上下方向と対応している。また、後述する図1〜図6以外の図面においても、同じように「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、及び「下」を用いて方向を示している。
図1〜図6に示した表示ユニット10は、メータユニット11と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置16とを一体的に結合して構成した装置である。この表示ユニット10は、車両のインストルメントパネル(図示せず。)の内側に埋め込まれ、その一部分が運転者から視認されるようにインストルメントパネルの外側に露出する状態で配置される。特に、表示ユニット10は、使用状態においてはHUD装置16のコンバイナ17がインストルメントパネルから突出し、格納状態においてはコンバイナ17がインストルメントパネルよりも下方に格納されるように、配置される。即ち、コンバイナ17は、使用状態では運転者から視認可能であり、格納状態では運転者から視認されない。後述するように、コンバイナ17上には、HUD表示領域(第1表示領域)107、及びアンビエント表示領域109が画成される(図6参照。)。
図1〜図3に示すように、メータユニット11は、左側表示部12及び右側表示部13の2つの表示部を備えている。図1に示すように、メータユニット11の左側に左側表示部12が配置され、右側に右側表示部13が配置されている。また、メータユニット11は、これら左側表示部12及び右側表示部13の間に、警報等のための表示灯を表示可能な中央表示部14を更に備えている。これら各部の詳細については後述する。これらの表示部を備えるメータユニット11は、一般的な車両用のメータユニットと同様に、車両の運転に役立つ様々な情報を表示するために利用される。例えば、車両の走行速度を表示する速度計や、走行距離を表示する距離計がメータユニット11に表示される。また、変速機レバーのシフト位置を表示する表示器や、燃料残量を表示する燃料計や、各種異常の発生を警告する警告表示部等もメータユニット11に表示される。また、メータユニット11の左側表示部12及び右側表示部13は、グラフィック表示が可能な液晶表示パネルを採用しているので、車載カメラで撮影した画像(映像)等も表示することができる。即ち、左側表示部12及び右側表示部13の表示面上にはそれぞれ表示領域が画成される。以下、右側表示部13の表示領域を第2表示領域13aと、左側表示部12の表示領域を第3表示領域12aと称する(図6参照。)。
HUD装置16は、半透明の反射板(ハーフミラー)である板状のコンバイナ17に表示像を投射して各種情報を表示するものであり、図1〜図3に示すように、使用状態においてはコンバイナ17が中央表示部14の上方に突出する。これにより、当該コンバイナ17に表示像が表示された場合、運転者は通常の運転状態から視線を大きく移動することなく当該表示像を視認することができる。また、HUD装置16では、コンバイナ17の位置よりも更に「後」方向の先の位置に虚像として表示像を結像するので、表示の視認のために必要な運転者の焦点調節は僅かで済む。このように、HUD装置16によれば、運転者の視線の移動や焦点調節が少なく、視認性の高い表示機能を提供できる。また、HUD装置16によれば、コンバイナ17を通じて視認する車両前方の景色と、コンバイナ17に表示された表示像とを重畳して視認できるので、通常の表示パネルを用いた表示とは異なる態様で情報を呈示できる。
図6は、表示ユニット全体の通常の運転状態における表示例を示す正面図である。図6に示すように、中央表示部14の上方に位置するコンバイナ17(第1デバイス)には、そのHUD表示領域107(第1表示領域)に、HUD表示内容94Aとして現在の車速(60km/hなどの文字や数字)、運転のエコ度を示す指標などの優先度の高い情報が、大きく見やすい状態で表示される。左側表示部12(第2表示部、第3デバイス)は、コンバイナ17に対して左下側に配置されており、左側表示部12の第3表示領域12aには、左画面表示内容91として、ハイブリッドシステムの状態を示す表示要素や、速度計、燃料計、変速機のシフト位置などが表示されている。また、右側表示部13(第1表示部、第2デバイス)は、コンバイナ17に対して右下側に配置されており、右側表示部13の第2表示領域13aには、右画面表示内容92Aとして、空調の状態を示す表示要素が表示されている。中央表示部14には、中央表示内容93が表示されており、例えば右ターン表示93aが点滅し、方向指示器が点滅していることを運転者に知らせる。
尚、図6においては後述する各誘導灯111a〜111fが非表示である状態を示しているが、コンバイナ17上には図6に破線で示す位置に、複数の誘導灯111a〜111fが表示可能に構成されている。これら複数の誘導灯111a〜111fが、アンビエント表示領域109に表示される。また、メータユニット11における右側表示部13とコンバイナ17との間の中間位置には誘導灯112a、112bが、左側表示部12とコンバイナ17との間の中間位置には誘導灯113a、113bが、それぞれ表示される。本実施形態に係る表示ユニット10では、これらの各誘導灯は、運転者の視線を誘導するために用いられる。視線誘導のための処理については後述する。
<各部の詳細な構成の説明>
表示ユニット10を主要な構成要素毎に分解した状態を図7に示す。
表示ユニット10は、図7に示すように、メータサブアセンブリ21、表示光投射部22、投射部ケース23、駆動部アセンブリ24、メイン基板アセンブリ25、カバー27、アンビエント光源28、及びアンビエント用プリズム部29を備えている。
<表示光投射部22の説明>
表示光投射部22は、HUD装置16が表示する表示像を含む表示光をコンバイナ17に向かって投射する機能を有する。
表示光投射部22は、図7に示すように、後方側から順に、ヒートシンク22a、熱伝導シート22b、バックライト基板22c、レンズアレイ22d、バックライトケース22e、拡散シート22f、液晶表示器22g、及びシールドケース22hを備えている。
液晶表示器22gは、二次元配置された多数の表示画素を有しており、画素毎に個別に表示のオンオフ、表示色等を制御することができる。これにより、液晶表示器22gは、図形、文字、画像等の任意の可視情報を画面上に表示することができる。
液晶表示器22gは、透過型の液晶パネルであり、バックライト基板22c上に配置されたバックライトによって背面側から照明されることにより、画面に表示した表示像を含む表示光を投射することができる。この表示光は、図5、図7に示すように、投射部ケース23に設けられている開口である表示光出射口18aからコンバイナ17に向かって投射される(後述する図12も参照されたい。)。
コンバイナ17は、駆動部アセンブリ24に組み込まれており、上下方向に移動可能に支持されている。HUD装置16の表示状態においては、コンバイナ17が駆動部アセンブリ24から突出した位置に移動して、表示光投射部22から出射された表示光を反射する。そして、コンバイナ17の反射面で反射した光が、運転者の目の位置に相当する所定のアイポイントに向かう。即ち、コンバイナ17の反射面で反射した光は、運転者の視認方向に向かう。これにより、運転者は、液晶表示器22gの画面に表示された可視情報をコンバイナ17に映る虚像として視認することができる。
<アンビエント光表示の概要の説明>
本実施形態においては、液晶表示器22gの表示像以外の光についても、コンバイナ17の面に投射して虚像として表示することができる。そのために、メイン基板アセンブリ25上にはアンビエント光源28が備わっている。また、アンビエント光源28と対向する位置にアンビエント用プリズム部29が配置してある。アンビエント光源28は、複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)で構成されている。また、アンビエント用プリズム部29は複数の発光ダイオードのそれぞれと対向する位置に配置された複数のプリズムにより構成されている。
アンビエント光源28の発光により得られる光は、アンビエント用プリズム部29に下方から入射して頂部付近の面で反射し、投射部ケース23に設けられているアンビエント光出射口18b(図5、図7参照)からコンバイナ17に向かって投射される。このアンビエント光も、コンバイナ17の反射面で反射して、運転者の視認方向に向かう。したがって、アンビエント光源28が発光している場合には、この光も、運転者はコンバイナ17に映る虚像として視認することができる。
本実施形態では、これら複数のアンビエント光表示に関し、光路長の差を利用して立体的な表示ができるように構成している。このアンビエント光表示により、図6に示したコンバイナ17上に誘導灯111a〜111fをそれぞれ表示することができる。この構造の詳細については後述する。
<メータサブアセンブリ21の説明>
メータユニット11の本体部は、メータサブアセンブリ21として構成されている。このメータサブアセンブリ21について、主要な構成要素毎に分解した状態を図8に示す。
図8に示すように、メータサブアセンブリ21は、後方側から順に、後部カバー31、基板32、ケース33、複数の拡散シート34、テルテールレンズ35a、35b、メータ左側表示器36L、メータ右側表示器36R、見返し板37、及び表ガラス38を備えている。
基板32は、左右方向に延びる矩形状を有しており、その左端近傍に発光部132a、132bが配置され、右端近傍に発光部133a、133bが配置されている。発光部132b、133bは、発光部132a、133aの外側に配置されている。また、これらの間には、発光部32aが左右方向に並んで配置されている。これらの発光部は、それぞれ独立した複数の発光ダイオードにより構成されている。また、これらの発光部各々は、赤色で発光する発光ダイオードと緑色で発光する発光ダイオードとの対により構成されている。
各発光部からの出射光は、それぞれ「前」方向に出射され、ケース33の開口部、拡散シート34、テルテールレンズ35a、35b、見返し板37の開口を順に通過して表ガラス38の表面上に各種警告等のための表示光として映る。発光部32cからの表示光は前述した中央表示部14に表示されてテルテール表示として運転者に視認される。尚、表ガラス38は、スモーク処理が施されて半透明に形成されている。
発光部132aを点灯することにより、図6に示した誘導灯112aを表示することができる。また、発光部132bを点灯することにより、誘導灯112bを表示することができる。同様に、発光部133aを点灯することにより、誘導灯113aを表示することができ、発光部133bを点灯することにより、誘導灯113bを表示することができる。
また、図8に示すように、各発光部からの出射光の拡散位置となる拡散シート34は、発光部132a、133aと発光部132b、133bとでは、前後方向における異なる位置に配置されている。即ち、ケース33には、段部33aが形成されており、発光部132a、133aの拡散シート34よりも、発光部132b、133bの拡散シート34の方が、より前方に配置されている。このため、発光部132a、133aからの出射光により表示される誘導灯112a、113aは、発光部132b、133bからの出射光により表示される誘導灯112b、113bよりも、後方で点灯しているように運転者に視認される。
メータ左側表示器36L、及びメータ右側表示器36Rは、それぞれ独立したカラー液晶表示パネルであり、二次元配置された多数の表示画素を有している。メータ左側表示器36L、及びメータ右側表示器36Rの多数の表示画素は、画素毎に個別に表示のオンオフ、表示色等を制御することができる。これにより、メータ左側表示器36L及びメータ右側表示器36Rは、図形、文字、画像等の任意の可視情報を画面上に表示することができる。
メータ左側表示器36L、及びメータ右側表示器36Rの各画面の表示内容は、見返し板37の開口部を通り、表ガラス38の表面上に表示される。このメータ左側表示器36Lの表示内容が前述した左側表示部12に表示されて運転者に視認され、メータ右側表示器36Rの表示内容が前述した右側表示部13に表示されて運転者に視認される。
<コンバイナ近傍の構成>
コンバイナ17及びコンバイナ照明基板43を正面側、側面側から視た図をそれぞれ図9(a)、図9(b)に示す。また、駆動部アセンブリ24に収容される駆動部サブアセンブリ40の主要な構成要素の分解斜視図を図10に示す。
図10に示すように、駆動部サブアセンブリ40は、コンバイナ17、前側コンバイナホルダ41、後側コンバイナホルダ42、及びコンバイナ照明基板43を備えている。即ち、コンバイナ17は前側コンバイナホルダ41と後側コンバイナホルダ42との間に挟まれてこれらの部材に対して一体に保持される。
また、コンバイナ17の下端を支持する位置に、薄板状のコンバイナ照明基板43が配置される。コンバイナ照明基板43の上面には端面用光源46が設けられている。この端面用光源46は、左右方向に一列に並んだ多数の発光ダイオードにより構成されている。
これにより、図9及び図10に示すように、コンバイナ照明基板43の端面用光源46が、コンバイナ17の下端面と対向する位置関係に配置される。コンバイナ17の下端面には、端面用光源46の照明光をコンバイナ17の内部に導く照明光入射部17aが形成されている。また、コンバイナ17の厚み方向と直交する方向における端部である上側の端面や左右方向の端面には、照明光反射部17cが形成されている。図9に示すように、本実施形態では、上側の端面における照明光反射部17cは、前方側に向けてコンバイナ照明基板43から離間するように傾斜した斜面として形成されている。また、左右方向の端面における照明光反射部17cは、前方側に向けて、周方向外側に拡がるように傾斜した斜面として形成されている。コンバイナ17の端部に形成された当該斜面が、端面用光源46からの照明光を前方に向けて反射する。尚、コンバイナ17に形成する照明光反射部17cについては、本実施形態のようにコンバイナ17の上側及び左右方向の端面の全体に亘って形成されていてもよいし、当該端面に部分的に形成されていても構わない。例えば、上側の端面及び左右方向の端面のいずれか一方だけに形成されていても構わない。
表示光投射部22から投射された表示光、及び端面用光源46から出射した照明光の進路について説明する。
表示光投射部22から投射された表示光は、表示光出射口18aを通過し、コンバイナ17の厚み方向における一方側(前側)の面である表示光反射面17bに入射してこの表面で反射し、運転者の目の位置に相当する所定のアイポイントに向かう。これにより、運転者は表示光が含む表示像を視認する。
一方、端面用光源46が発光している時には、端面用光源46の発光により得られる照明光が、照明光入射部17aからコンバイナ17内部に導かれ、コンバイナ17の内部を透過し、照明光反射部17cの面で反射して図9のようにアイポイントの方向に向かう。これにより、運転者は、図9(a)に示すように、コンバイナ17の端部が帯状に照明されている状態を視認する。このように、表示ユニット10のHUD装置16によれば、コンバイナ17の表面のみに表示像を投射する従来のものと比較して、コンバイナ17の側端面を照明することができるので、新規な視覚効果を実現できる。
図10に示した駆動部サブアセンブリ40は、駆動部アセンブリ24に収容され、駆動機構26と連結される。この駆動機構26は、その駆動力によりコンバイナ17を含む駆動部サブアセンブリ40を上下方向に移動することができ、コンバイナ17の全体が駆動部アセンブリ24の内側に収容された格納状態の位置と、コンバイナ17がインストルメントパネルの上方に突出した位置とにそれぞれ位置決めすることができる。コンバイナ17が格納状態の位置にある状態では、図10に示すインパネカバー44がインストルメントパネルの開口部を覆う状態になる。
<アンビエント光表示の詳細な説明>
図11は、メイン基板アセンブリを示す拡大図、図12〜図14は説明図であり、図12はメイン基板アセンブリの側面図、図13及び図14はメイン基板アセンブリ及びコンバイナを示す側面図及び平面図である。
図11に示すように、アンビエント用プリズム部29は、メイン基板アセンブリ25の平面内において互いに異なる位置に配置された6つのプリズム29a、29b、29c、29d、29e、及び29fにより構成されている。これら6つのプリズムは、上下方向に延び、長手方向における一端側で結合されて全体として一体に形成されている。各々のプリズムの他端側(頂部近傍)は、鋭角に尖っており、後述するアンビエント光源28からの出射光をコンバイナ17に向けて反射する反射面30a、30b、30c、30d、30e、及び30fを画成している。
本実施形態では、互いに左右方向に隣接した位置に配置されているプリズム29aと29bとが対になり、同様にプリズム29cと29dとが対になり、プリズム29eと29fとが対になっている。図14に示すように、左右方向においては、プリズム29aと29bとの間の間隔が最も小さく、これらプリズム29aと29bそれぞれの外側に、プリズム29cと29dが配置されている。また、これらプリズム29cと29dそれぞれの外側に、プリズム29eと29fが配置されている。図14に示すように、それぞれのプリズムの対は、左右方向における中心が一致するように、左右方向に並んで配置されている。
また、図13に示すように、3対のプリズム29a・29b、29c・29d、及び29e・29fは、前後方向において互いにずれた位置に配置されている。本実施形態では、コンバイナ17から遠い方から(前から)順に、プリズム29a・29b、29c・29d、29e・29fの順に並んで配置されている。
アンビエント光源28は、6つの光源28a〜28fで構成されている。また、図11に示すように、6つの光源28a〜28fの各々は、赤色で発光する発光ダイオードと緑色で発光する発光ダイオードとの対により構成されている。6つの光源28a〜28fは、図11〜図14に示すようにプリズム29a〜29fの下端面と対向する位置に配置されている。
図13に示すように、光源28aから出射された光は、プリズム29aに入射し、プリズム29aの内部を通過し、プリズム29aの頂部近傍に形成された反射面30aで反射し、図12に示すアンビエント光出射口18bを通ってコンバイナ17に向かう(図5、図7も参照されたい。)。この光は、図13に示すようにコンバイナ17の表示光反射面17bで視認方向に反射して、運転者の目の位置に相当するアイポイントに向かう。この場合、運転者の目に映る像は、コンバイナ17を通してコンバイナ17よりも先の位置にある虚像101として視認される。
同様に、光源28cから出射された光は、プリズム29cに入射し、プリズム29cの内部を通過し、プリズム29cの頂部近傍の反射面で反射してコンバイナ17に向かう。この光は、コンバイナ17で視認方向に反射してアイポイントに向かい、虚像102として運転者に視認される。また、光源28eから出射された光は、プリズム29eに入射し、プリズム29eの内部を通過し、プリズム29eの頂部近傍の面で反射してコンバイナ17に向かう。この光は、コンバイナ17で視認方向に反射してアイポイントに向かい、虚像103として運転者に視認される。他の光源28b、28d、28fの出射光についても同様である。
3対のプリズム29a・29b、29c・29d、及び29e・29fは、前後方向に互いにずれた位置に配置されているので、これらの出射光が通る光路は互いに長さが異なる。即ち、各プリズム29a〜29fとコンバイナ17との間の、運転者の視認方向(前後方向)における距離が、図13、図14に示す距離D1、D2、D3のように異なるので、各光源28a・28b、28c・28d、28e・28fから出射された光がアイポイントに到達するまでの光路長にも距離D1、D2、D3に応じた違いが生じる。
このような光路長の違いにより、光源28a及び28bから出射された光は虚像101の位置に結像し、光源28c及び28dから出射された光は虚像102の位置に結像し、光源28e及び28fから出射された光は虚像103の位置に結像する。即ち、図13に示す複数の虚像101〜103は、運転者から視て互いに奥行き方向における異なる位置に結像するので、前後方向において異なる位置で点灯しているように視認される。
これらの虚像101、102、及び103により、図6に示した誘導灯111a〜111fを表示することができる。このため、誘導灯111a〜111fの結像位置は、前後方向において互いにずれている。
また、図12に示すように、表示光投射部22は、アンビエント光源28よりも後方に配置されている。このため、表示光投射部22からコンバイナ17までの光路長は、上記距離D1、D2、D3よりも大きい。したがって、上記虚像101〜103は、コンバイナ17上に表示される表示像よりも後方に結像し、誘導灯111a〜111fの結像位置は表示像よりも後方となる。
<電気回路の構成>
表示ユニット10全体の電気回路の構成を図15に示す。
<メータユニット11の説明>
図15に示すように、メータユニット11側の電気回路には、メイン制御部51、サブ制御部52、メモリ53〜55、左側表示器36L、右側表示器36R、アンビエント光源28、発光部59、スピーカ60、及びインタフェース61、62が備わっている。
メイン制御部51及びサブ制御部52は、それぞれ独立したマイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)により構成されている。メモリ53は、電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。メモリ54及び55は、フラッシュメモリ(F−ROM)である。メモリ53及び54は、メイン制御部51の動作に必要なプログラム、各種定数、表示用のデータ等を予め保持している。メモリ55は、サブ制御部52の動作に必要なプログラム、各種定数、表示用のデータ等を予め保持している。
発光部59は、図8に示した発光部132a、132b、133a、133b、32a、及び図9、図10に示した端面用光源46を含む構成要素である。
メイン制御部51とサブ制御部52とは、互いに通信できるように通信線を介して接続されている。したがって、メイン制御部51は、サブ制御部52との間で必要な情報のやりとりを行ったりサブ制御部52を制御することができる。
メータユニット11の電気回路には、インタフェース61を介してメイン制御部51と接続された多数の端子が備わっている。即ち、接続部71、通信入力部72、入力部73、出力部74、及びカメラ入力部75がインタフェース61に接続されている。また、メータユニット11の電気回路には、インタフェース62を介してサブ制御部52と接続された通信入力部76及びカメラ入力部77が備わっている。
メータユニット11の接続部71は、通信線を介してHUD装置16と接続されている。このため、メイン制御部51はHUD装置16との間で必要な情報のやりとりを行ったり、HUD装置16を制御することができる。
通信入力部72及び通信入力部76は、それぞれ車両上の通信ネットワークを介して車両を制御する様々な電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)と接続される。このため、メータユニット11上のメイン制御部51及びサブ制御部52は、車両側の電子制御装置から車両に関する様々な情報を受け付けることができる。例えば、メイン制御部51及びサブ制御部52は、現在の車速に関する情報を受け付けることができるし、GPS(Global Positioning System)受信機等の位置検出装置からの、自車両の位置情報を含む信号を受け付けることもできる。また、ETC(電子料金収受システム、Electronic Toll Collection System)車載器からの、料金収受に関する情報を含む信号を受け付けることができる。メータユニット11の入力部73には、後述するキャンセルスイッチ(図示せず。)等の各種スイッチ、センサ等の様々な入力機器を接続することができる。また、メータユニット11の出力部74には、様々な出力機器を接続することができる。
メータユニット11のカメラ入力部75及び77には、それぞれ車載カメラの出力を接続することができる。即ち、各カメラの撮影により得られる映像の信号を、カメラ入力部75及び77からメータユニット11に入力することができる。
メイン制御部51は、予め組み込まれているプログラムに従って各種処理を実行し、各種データの収集及び通信を行いながら、メータ左側表示器36Lの画面上に表示する情報の更新を行う。さらに、メイン制御部51は、アンビエント光源28の点灯制御、発光部59の点灯制御、スピーカ60の出力制御、サブ制御部52の制御、HUD装置16の制御等を行うことができる。
サブ制御部52は、予め組み込まれているプログラムに従って各種処理を実行し、通信入力部76及びカメラ入力部77からデータを入力し、メータ右側表示器36Rの画面上に表示する情報の更新を行う。さらに、サブ制御部52はメイン制御部51からの指示に従ってメータ右側表示器36Rの画面上に表示する情報を更新する。
<HUD装置16の説明>
一方、HUD装置16側の電気回路には、図15に示すように制御部81、液晶表示器22g、メモリ83、電気モータ84、インタフェース85、接続部86、及び入力部87が備わっている。
制御部81は、マイクロコンピュータ(CPU)により構成されている。メモリ83は、フラッシュメモリ(F−ROM)であり、HUD装置16の動作に必要なプログラム、各種定数、表示用のデータ等を予め保持している。
電気モータ84は、ステッピングモータであり、図7に示した駆動部アセンブリ24の内部に組み込まれた駆動機構26に連結されている。即ち、電気モータ84を駆動することにより、コンバイナ17を含む駆動部サブアセンブリ40の上下方向への移動が可能になる。
接続部86及び入力部87は、インタフェース85を介して制御部81と接続されている。接続部86は、通信線を介してメータユニット11と接続されている。入力部87には、各種スイッチ、センサ等様々な入力機器を接続することができる。例えば、HUD表示の開始/終了を指示する操作スイッチが入力部87に接続される。
制御部81は、予め組み込まれているプログラムに従って各種処理を実行し、接続部86又は入力部87を介して各種データの収集及び通信を行いながら、液晶表示器22gの画面上に表示する情報の更新を行う。さらに、制御部81はHUD表示の開始/終了の指示に従って電気モータ84を駆動し、コンバイナ17の位置を所定の表示位置又は格納位置に位置決めする。
<主要な制御動作の説明>
表示ユニット10の主要な制御に関する動作例を図16に示す。具体的には、車両に故障などの不具合が発生したことをシステムが検知した場合に、そのことを警告するための表示制御の内容が図16に示されている。
また、車両に故障などの不具合が発生した場合に表示される表示ユニット10全体の表示例を図17に示す。図16に示す処理が実行されることにより、表示ユニット10は図17に示す表示状態に遷移する。表示ユニット10の動作の理解を容易にするために、はじめに、図17に示した表示内容の概要について説明する。
<表示例の説明>
コンバイナ17の表示光反射面17bに形成される表示領域には、図17に示すように、HUD表示領域107(第1表示領域)及びアンビエント表示領域109が画成されている。アンビエント表示領域109は、HUD表示領域107の下方側に隣接して配された領域である。このアンビエント表示領域109に、誘導灯111a〜111fが表示される。
HUD表示領域107は、表示内容が表示光投射部22によって投射される液晶表示器22gの表示内容と一致する矩形の領域である。HUD表示領域107には、警告表示時における表示内容であるHUD表示内容94Bが表示されている。図17においては、エコ度を示す指標に代えて、異常の発生を報知するための表示要素である警告報知要素(記号の感嘆符「!」を含む三角形のパターン)108が表示されている。
図17に示した例では、故障等の異常が発生した状況を想定しており、右側表示部13の第2表示領域13aには、通常状態とは異なり、右画面表示内容92Bとして、警告メッセージMSG1(内容説明要素)が表示されている。この警告メッセージMSG1の具体的な内容は、例えば次の通りである。
「「!」ブレーキが利かなくなる可能性があります、速やかに安全な場所へ車を止めて下さい」
即ち、HUD表示領域107に表示した警告報知要素108の警告の内容及びその対応方法を説明する文章が、警告メッセージMSG1として右側表示部13に表示されている。左側表示部12の第3表示領域12aには、図6に示す通常状態の場合と同様に、左画面表示内容91として、ハイブリッドシステムの状態を示す表示要素や、速度計、燃料計、変速機のシフト位置などが表示されている。
次に、誘導灯111a〜111fについて説明する。上述したように、図11に示したアンビエント光源28を構成する3つの光源28a、28c、及び28eをそれぞれ点灯することにより、3つの誘導灯111a、111c、及び111eのそれぞれがアンビエント表示領域109の中央から右側に表示される。また、アンビエント光源28を構成する3つの光源28b、28d、及び28fをそれぞれ点灯することにより、3つの誘導灯111b、111d、及び111eのそれぞれがアンビエント表示領域109の中央から左側に表示される。
例えば、光源28aから出射された光は、プリズム29aを介してコンバイナ17に投射され、虚像である誘導灯111aとしてアンビエント表示領域109の中央側に表示される。同様に、光源28cからの光は虚像である誘導灯111cとして表示され、光源28eからの光は虚像である誘導灯111eとして表示される。つまり、3つの誘導灯111a、111c、及び111eが、アンビエント表示領域109内に並んで表示される。3つの誘導灯111a、111c、及び111eは、HUD表示領域107と右側表示部13とを結ぶ直線の延在方向Y1(第1誘導方向)に沿ってこの順に並んで配置され、3つの誘導灯111b、111d、及び111fは、HUD表示領域107と左側表示部12とを結ぶ直線の延在方向Y2(第2誘導方向)に沿ってこの順に並んで配置されている。
また、本実施形態では、前述したように、誘導灯111a、111c、111eの順に、光源からアイポイントまでの光路長が大きくなるように構成されているので、この順に、運転者から視て後方に位置するように視認される。誘導灯111b、111d、及び111fについても同様である。
また、図8に示した発光部132a、132bをそれぞれ点灯することにより、誘導灯112a及び112bをそれぞれ表示することができる。同様に、図8に示した発光部133a、133bをそれぞれ点灯することにより、誘導灯113a及び113bをそれぞれ表示することができる。
誘導灯112a及び112bは、前述のアンビエント表示領域109における誘導灯111a、111c、111eと同様に、第1誘導方向Y1に沿って並んで配置されている。また、誘導灯113a及び113bは、前述のアンビエント表示領域109における誘導灯111b、111d、111fと同じように、第2誘導方向Y2に沿って並んで配置されている。これら第1誘導方向Y1と第2誘導方向Y2とは、交差している。また、前述したように、誘導灯112aは、誘導灯112bよりも後方に位置するように視認され、誘導灯113aは、誘導灯113bよりも後方に位置するように視認される。
これら各誘導灯の結像位置について、図18を参照して更に説明する。図18は、視線誘導する場合に用いる各誘導灯の配置状態を説明するための説明図であり、図18(a)は表示ユニットを視認方向から視た様子を模式的に示す図であり、図18(b)は、図18(a)における各部の結像位置を示す平面図である。図18(a)においては、誘導灯111a〜111f、112a、112b、113a、113bの点灯位置が、それぞれの符号により模式的に示されている。図18(b)においては、HUD表示領域107を画成する表示光の結像位置が符号Cで、誘導灯111a、111c、111e、112a、112bの結像位置がそれぞれ符号R1、R2、R3、R4、R5で、誘導灯111b、111d、111f、113a、113bの結像位置がそれぞれ符号L1、L2、L3、L4、L5で模式的に示されている。
図18に示すように、表示光の結像位置は、誘導灯111a〜111fの結像位置よりも後方側である。これは、前述したように、視認方向(前後方向)における、コンバイナ17から表示光投射部22までの光路長が、コンバイナ17から各光源28a〜28fまでの光路長D1〜D3よりも大きいからである。詳細には、コンバイナ17から表示光投射部22までの光路長、コンバイナ17から光源28a、28bまでの光路長D1、コンバイナ17から光源28c、28dまでの光路長D2、コンバイナ17から光源28e、28fまでの光路長D3、はこの順に大きい。
また、図18(b)に示すように、左側表示部12及び右側表示部13は、視認方向(前後方向)においてコンバイナ17よりも前方に配置されている。また、図18(a)に示すように、右側表示部13は、第2表示領域13aが視認方向(前後方向)から視て誘導灯111a、111c、111eに対して第1誘導方向Y1の外側に位置するように配置されている。同様に、左側表示部12は、第3表示領域12aが視認方向(前後方向)から視て誘導灯111b、111d、111fに対して第2誘導方向Y2の外側に位置するように配置されている。
また、誘導灯112aは、視認方向(前後方向)においてコンバイナ17と右側表示部13との間に位置し、且つ、視認方向から視て、誘導灯111eと第2表示領域13aとの間に位置して視認されるように配置されている。誘導灯112bは、視認方向(前後方向)において誘導灯112aと右側表示部13との間に位置し、且つ、視認方向から視て、誘導灯112aと第2表示領域13aとの間に位置して視認されるように配置されている。同様に、誘導灯113aは、視認方向(前後方向)においてコンバイナ17と左側表示部12との間に位置し、且つ、視認方向から視て、誘導灯111fと第3表示領域12aとの間に位置して視認されるように配置されており、誘導灯113bは、視認方向(前後方向)において誘導灯113aと左側表示部12との間に位置し、且つ、視認方向から視て、誘導灯113aと第3表示領域12aとの間に位置して視認されるように配置されている。
<図16の処理の説明>
次に、図16の処理について説明する。尚、図16に示した処理については、メータユニット11側のメイン制御部51又はサブ制御部52が主体となって制御を実行してもよいし、HUD装置16側の制御部81が主体となって制御を実行してもよい。以下の説明においては、メイン制御部51が主体となって制御する場合を想定して説明する。
車両のイグニッションスイッチがオンになると、図16に示した処理が繰り返し実行される。
尚、イグニッションスイッチがオンになった直後に実行される図示しない初期化動作により、メータユニット11及びHUD装置16の表示動作が開始される。具体的には、メイン制御部51は、メータユニット11の左側表示部12、右側表示部13、及び中央表示部14をそれぞれ表示可能な状態に制御し、自車両の各部の状態を表す情報、例えばスピードメータ、燃料計、変速機のシフト位置等を左側表示部12の第3表示領域12a上に表示する。また、警告等の表示は主として中央表示部14に表示する。また、HUD装置16においては、電気モータ84を駆動し、コンバイナ17をインストルメントパネルの上方に突出した使用状態の位置に移動する。さらに、メイン制御部51は、表示光投射部22の液晶表示器22gの表示を開始し、この画面に表示した表示光のコンバイナ17への投射を開始する。
図16のステップS11では、メイン制御部51は、割り込みメッセージの要求の有無を識別する。割り込みメッセージの要求を検出した場合は次のS12に進み、要求がない場合は図16の処理を終了する。
この割り込みメッセージについて説明する。車両上にはエンジンや様々な電装品が搭載されており、これらを制御するために多数の電子制御装置(ECU)が備わっている。これらの電子制御装置は、自身が管理している電装品等の故障や不具合の発生などを常時監視しており、故障等を検知すると、該当する警告に関する割り込みメッセージの要求を発生する。この要求は、車両上の通信ネットワークを経由して、図15に示した通信入力部72、76等からメイン制御部51に入力される。本実施形態では、この割り込みメッセージの要求があると、第1誘導方向Y1の外側に視線を誘導すべき事象が発生したと識別して、以下に説明する誘導灯による視線の誘導動作を実施する。
続いて、ステップS12では、メイン制御部51は、車両の異常の発生を報知するために、例えば中央表示部14を用いてテルテール表示(図示せず。)を点灯する。これにより、運転者は、中央表示部14のテルテール表示を視認して、異常の発生が報知されていることに気付くことができる。また、同ステップS12では、メイン制御部51は、端面用光源46の点灯状態を制御して、端面用光源46を点滅させる。これにより、端面用光源46の照明光がコンバイナ17の照明光入射部17aから入射し、コンバイナ17の端面における照明光反射部17cで反射した照明光が運転者側に向かう。したがって、運転者は、コンバイナ17の端面が図9(a)に示すように帯状に明るく照明されている状態を視認して、異常の発生が報知されていることに気付くことができる。
続くステップS13では、メイン制御部51は、HUD装置16に対して警告報知要素108の表示を指示する。この指示に従って、HUD装置16は表示内容を変更する。即ち、図6に示した通常のHUD表示内容94Aの状態から、図17に示した表示内容94Bに表示内容を変更する。即ち、警告報知要素108を、図17のようにコンバイナ17上のHUD表示領域107に表示する。
ステップS14では、メイン制御部51は、最新の車速の情報を参照し、車両が停車したか否かを識別する。自車両が停車している場合はS14からS18に進み、走行中であればS15に進む。
ステップS15では、メイン制御部51は、サブ制御部52に指示を与えて、メータ右側表示器36Rの画面上、即ち右側表示部13に警告メッセージMSG1を表示する。即ち、図6に示した通常の右画面表示内容92Aの状態から、図17に示した右画面表示内容92Bに表示内容を変更する。即ち、本実施形態では、メイン制御部51は、上記ステップS11において割り込みメッセージの要求(警告表示信号)を受け付けた場合、HUD表示領域107には警告報知要素108を表示し、第2表示領域13aには警告メッセージMSG1(内容説明要素)を表示する。
ステップS16では、メイン制御部51は、運転者の視線をHUD表示領域107から右側表示部13に誘導するための誘導制御を実施する。具体的には、誘導灯111a、111c、111e、112a、及び112bを、図19(a)〜図19(e)に示すように、右側に向かって1つずつ順番に点灯する。また、図19(e)に示すようにこれら5つの誘導灯を全て点灯した後、再びこれらを全て消灯状態に切り替え、その後、再び誘導灯111aから誘導灯112bまで1つずつ順番に点灯する。この動作を繰り返し実行する。
ステップS17では、メイン制御部51は図示しないキャンセルスイッチの操作を待ち受ける。このキャンセルスイッチは、運転者が操作可能なスイッチであり、警告メッセージMSGを視認して確認できた場合に、運転者によって操作される。運転者がキャンセルスイッチを操作するとS17からS18に進む。キャンセルスイッチが操作されていない場合には、ステップS17の処理を繰り返し実行してキャンセルスイッチの操作を待ち受ける。
ステップS18では、メイン制御部51はサブ制御部52に指示を与えて、メータ右側表示器36Rの画面上、即ち右側表示部13の第2表示領域13aに事前に決定した警告メッセージMSG2(図示せず。)を表示する。この警告メッセージMSG2の具体例は次の通りである。
「「!」ブレーキ系統の故障が発生しました、運転せずに速やかに点検を受けて下さい」
したがって、車両の故障等が発生した場合には、図17に示すような表示状態となり、運転者は最も視認性の高いHUD表示領域107に表示される警告報知要素108を最初に視認する。そして、運転者は何らかの異常が発生したことを認識するが、この段階では、どのような異常であるか、及び対処方法については、運転者は認識していない。その後、5つの誘導灯111a、111c、111e、112a、及び112bが順番に点灯するので、運転者の視線は警告報知要素108から、右側表示部13まで徐々に誘導される。そして、右側表示部13の第2表示領域13aに表示されている警告メッセージMSG1を視認する。この結果、運転者は警告メッセージMSG1を視認し、発生した異常の内容及び対処方法を正しく把握することができる。
尚、上記処理においては、5つの誘導灯111a、111c、111e、112a、及び112bを順番に点灯することにより、視線を誘導するとしたが、視線を誘導可能であればよく、点灯順序はこれに限られない。例えば、誘導灯111a、111c、111eを同時に点灯させた後、これらを消灯して、誘導灯112a、112bを同時に点灯させ、その後、これらを消灯する、という処理を繰り返し実行する構成としても構わない。
また、上記処理において、5つの誘導灯111a、111c、111e、112a、及び112bを表示する場合には、該当する光源28e、28c、28a、32bの発光色が赤色になるように制御する。即ち、赤色及び緑色の発光ダイオードのうち、赤色の発光ダイオードのみに通電して発光させる。尚、赤色と緑色の発光ダイオードが交互に点灯する構成としてもよいし、発光色のパターンは限定されない。
また、上記処理においては、HUD表示領域107から右側表示部13に向けて視線を誘導する場合を表しているが、左側表示部12の第3表示領域12aに、警告の内容を説明するための警告メッセージを表示し、HUD表示領域107から左側表示部12に向けて視線を誘導することもできる。即ち、5つの誘導灯111b、111d、111f、113a、及び113bをこの順番で順次点灯することにより、HUD表示領域107から左側表示部12の第3表示領域12aに向けて視線を誘導できる。
したがって、メイン制御部51は、状況に応じて誘導方向を適宜切り替えることができる。即ち、HUD表示領域107から第2表示領域13aに向けて視線を誘導すべき事象を表す信号をメイン制御部51が検出した場合には、右側に配された誘導灯111a、111c、111e、112a、及び112bを用いて視線を誘導する。一方、HUD表示領域107から第3表示領域12aに向けて視線を誘導すべき事象を表す信号をメイン制御部51が検出した場合には、左側に配された誘導灯111b、111d、111f、113a、及び113bを用いて視線を誘導する。
また、上記処理においては、HUD表示領域107から右側表示部13に向けて視線を誘導する場合を表しているが、これとは逆に、右側表示部13からHUD表示領域107に視線を誘導することもできる。即ち、5つの誘導灯112b、112a、111e、111c、及び111aをこの順番で順次点灯することにより、右側表示部13からHUD表示領域107に向けて視線を誘導できる。
また、上記実施形態ではHUD表示を行うためにコンバイナ17の反射面を使用しているが、コンバイナ17の代わりに、例えば車両のフロントウインドシールド(窓ガラス)の一部をHUD装置の反射板として代替することもできる。
以下では、実施形態に係るHUD装置1及び表示ユニット10の作用及び効果について説明する。
(1) 本実施形態に係る表示ユニット10は、HUD装置16のコンバイナ17(第1デバイス)に形成されたHUD表示領域107(第1表示領域)、及び第1デバイスとは異なるメータユニット11の右側表示部13(第2デバイスに)形成された第2表示領域13aの表示内容を制御可能なメイン制御部51(制御部)と、メイン制御部51に接続され、且つ、HUD表示領域107及び第2表示領域13aの視認方向から視て、HUD表示領域107と第2表示領域13aとの間に、第1誘導灯(例えば、誘導灯111a。)を表示する第1光源(例えば、光源28a。)と、メイン制御部51に接続され、且つ、視認方向から視て、誘導灯111aと第2表示領域13aとの間に、第2誘導灯(例えば、誘導灯111c。)を表示する第2光源(例えば、光源28c。)と、を備えている。メイン制御部51は、HUD表示領域107から第2表示領域13aに視線を誘導すべき事象が発生したことを示す信号を受け付けた場合、光源28aに誘導灯111aを表示させた後、光源28cに誘導灯111cを表示させる。
これにより、アンビエント表示領域109から第2表示領域12aに視線を誘導すべき事象が発生した場合に、誘導灯111a、誘導灯111cの順に誘導灯が表示されるので、運転者の視線をHUD表示領域107から第2表示領域12aに誘導できる。
尚、上記説明では、誘導灯111a、誘導灯111cを第1誘導灯、第2誘導灯と看做して説明したが、誘導灯111c、誘導灯111eを第1誘導灯、第2誘導灯と看做すこともできるし、誘導灯111e、誘導灯112aを第1誘導灯、第2誘導灯と看做すこともできるし、誘導灯112a、誘導灯112bを第1誘導灯、第2誘導灯と看做すこともできる。即ち、いずれか1つの誘導灯を第1誘導灯と看做し、該誘導灯と第2表示領域13aとの間に表示される任意の誘導灯を第2誘導灯と看做すことができる。
また、上記説明では、HUD装置16のコンバイナ17を第1デバイスと看做し、メータユニット11の右側表示部13を第2デバイスと看做して説明したが、メータユニット11の右側表示部13を第1デバイスと看做し、HUD装置16のコンバイナ17を第1デバイスと看做すこともできる。この場合には、いずれか1つの誘導灯を第1誘導灯と看做し、該誘導灯とHUD表示領域107(この場合には、第2表示領域と看做される。)との間に表示される任意の誘導灯を第2誘導灯と看做すことができる。例えば、誘導灯111cを第1誘導灯と看做し、誘導灯111aを第2誘導灯と看做すことができる。
(2) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、メイン制御部51は、信号として割り込みメッセージの要求(警告表示信号)を受け付けた場合、HUD表示領域107には警告を報知するための警告報知要素108を表示し、第2表示領域13aには警告の内容を説明するための警告メッセージMSG1(内容説明要素)を表示し、且つ、光源28aに誘導灯111aを表示させた後、光源28cに誘導灯111cを表示させる。
これにより、警告報知要素108が表示されているHUD表示領域107から、警告メッセージMSG1が表示されてい第2表示領域13aまで、運転者の視線を誘導することができる。
(3) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、第1デバイスがHUD装置16のコンバイナ17であり、第2デバイスがメータユニット11の表示部である。
これにより、HUD装置16のコンバイナ17に画成されたHUD表示領域107から、メータユニット11の右側表示部13に画成された第2表示領域13aに視線を誘導することができる。
(4) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、HUD装置16は、表示像を含む表示光をコンバイナ17に投射する表示光投射部22と、出射光をコンバイナ17に投射する光源28aと、を備えている。そして、表示光投射部22からの表示光がコンバイナ17によって視認方向に反射され、これによりコンバイナ17上にHUD表示領域107が画成される。光源28aからの出射光がコンバイナ17よって視認方向に反射され、これによりコンバイナ17上に誘導灯111aが表示される。
これにより、HUD装置16のコンバイナ17に画成されたHUD表示領域107から、メータユニット11の右側表示部13に画成された第2表示領域13aまで、HUD装置16が備える光源28aによりコンバイナ17上に表示される誘導灯111aを用いて、視線を誘導することができる。
(5) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、右側表示部13は、視認方向においてコンバイナ17よりも前方に配置されている。HUD装置16は、出射光をコンバイナ17に投射する光源28cを更に備えている。光源28cからの出射光がコンバイナ17よって視認方向に反射され、これによりコンバイナ17上に誘導灯111cが表示される。視認方向における、コンバイナ17から投射部までの光路長、コンバイナ17から光源28aまでの光路長(D1)、コンバイナ17から光源28cまでの光路長(D2)、はこの順に大きい。
これにより、HUD装置16のコンバイナ17に画成されたHUD表示領域107から、メータユニット11の右側表示部13に画成された第2表示領域13aまで、HUD装置16が備える光源28a、28cによりコンバイナ17上に表示される誘導灯111a、111cを用いて、視線を誘導することができる。
特に、HUD装置16では、表示光投射部22の光路長、光源28aの光路長、光源28bの光路長、がこの順に大きいので、HUD表示領域107の表示像よりも誘導灯111a及び誘導灯111cが運転者から視て前方に位置するように視認され、且つ、誘導灯111aが誘導灯111cよりも運転者から視て後方に位置するように視認される。このため、光源28aを点灯した後で光源28cを点灯すると、誘導灯111aの後で誘導灯111cが点灯し、最も後方に位置するように視認されるHUD表示領域107の表示像から、誘導灯111a、誘導灯111cの順に、運転者の焦点位置が後方から前方へ移動する。この結果、視線方向において後方側にコンバイナ17が配置され、前方側に右側表示部13が配置されている場合であっても、誘導灯111a、誘導灯111cの順に表示されると、運転者の視線は、コンバイナ17から右側表示部13まで違和感なく移動する。したがって、表示ユニット10によれば、運転者の視線を誘導し易い。
(6) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、メータユニット11は、誘導灯112a(第2誘導灯)を表示する発光部132a(第2光源)を備えている。
これにより、HUD装置16のコンバイナ17に画成されたHUD表示領域107から、メータユニット11の右側表示部13に画成された第2表示領域13aまで、メータユニット11が備える発光部132aを用いて、視線を誘導することができる。
(7) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、右側表示部13は、視認方向においてコンバイナ17よりも前方に配置されている。誘導灯112aは、視認方向においてHUD表示領域107と右側表示部13との間に配置されている。
これにより、光源28aを点灯した後で発光部132aを点灯すると、コンバイナ17よりも後方で結像する誘導灯111aの後で、コンバイナ17よりも前方に視認される誘導灯112aが点灯する。これにより、HUD表示領域107の表示像から、誘導灯111a、誘導灯112aの順に、運転者の焦点位置が後方から前方へ移動する。この結果、視線方向において後方側にコンバイナ17が配置され、前方側にメータユニット11の右側表示部13が配置されている場合であっても、誘導灯111a、誘導灯112aの順に表示されると、運転者の視線は、コンバイナ17からメータユニット11の右側表示部13まで違和感なく移動する。したがって、表示ユニット10によれば、運転者の視線を誘導し易い。
(8) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、メイン制御部51は、コンバイナ17(第1デバイス)及び右側表示部13(第2デバイス)とは異なる左側表示部12(第3デバイス)に形成された第3表示領域12aの表示内容を更に制御可能である。表示ユニット10は、メイン制御部51に接続され、且つ、視認方向から視て、HUD表示領域107と第3表示領域12aとの間に、第3誘導灯(例えば、誘導灯111b。)を表示する第3光源(例えば、光源28b。)と、メイン制御部51に接続され、且つ、視認方向から視て、誘導灯111bと第3表示領域12aとの間に、第4誘導灯(例えば、誘導灯111d。)を表示する第4光源(例えば、光源28d)と、を更に備えている。メイン制御部51は、HUD表示領域107から第2表示領域13aに視線を誘導すべき事象が発生したことを示す信号を受け付けた場合には、光源28aに誘導灯111aを表示させた後、光源28cに誘導灯111cを表示させ、HUD表示領域107から第3表示領域12aに視線を誘導すべき事象が発生したことを示す信号を受け付けた場合には、光源28bに誘導灯111bを表示させた後、光源28dに誘導灯111dを表示させる。
この表示ユニット10によれば、HUD表示領域107から、第2表示領域13a及び第3表示領域12aのいずれへも運転者の視線を誘導できる。
(9) また、本実施形態に係る表示ユニット10では、第1デバイスがHUD装置16のコンバイナ17であり、第2デバイスがメータユニット11の第1表示部(右側表示部13)であり、第3デバイスがメータユニット11の第2表示部(左側表示部12)である。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
10 表示ユニット
11 メータユニット
12 左側表示部(第2表示部、第3デバイス)
12a 第3表示領域
13 右側表示部(第1表示部、第2デバイス)
13a 第2表示領域
14 中央表示部
16 HUD装置
17 コンバイナ(反射板)
22 表示光投射部(投射部)
28 アンビエント光源
28a、28b、28c、28d、28e、28f 光源
29 アンビエント用プリズム部
29a、29b、29c、29d、29e、29f プリズム
132a、132b、133a、133b 発光部
46 端面用光源
51 メイン制御部(制御部)
52 サブ制御部(制御部)
81 制御部(制御部)
91 左画面表示内容
92A、92B 右画面表示内容
93 中央表示内容
94A、94B HUD表示内容
101、102、103 虚像
107 HUD表示領域(第1表示領域)
108 警告報知要素
109 アンビエント表示領域
111a、111b、111c、111d、111e、111f 誘導灯
112a、112b、113a、113b 誘導灯
MSG1 警告メッセージ(内容説明要素)

Claims (4)

  1. 第1デバイスと、
    前記第1デバイスとは異なる第2デバイスと、
    前記第1デバイスに形成された第1表示領域、前記第2デバイスに形成され前記第1表示領域に対して右側に位置する第2表示領域、及び前記第2デバイスに形成され前記第1表示領域に対して左側に位置する第3表示領域の表示内容を制御可能な制御部と、
    前記第1デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、視認方向から視て、前記第1表示領域と前記第2表示領域との間に、第1誘導灯を表示する第1光源と、
    前記第2デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、前記視認方向から視て、前記第1誘導灯と前記第2表示領域との間に、第2誘導灯を表示する第2光源と、
    前記第1デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、前記視認方向から視て、前記第1表示領域と前記第3表示領域との間に、第3誘導灯を表示する第3光源と、
    前記第2デバイスに設けられると共に前記制御部に接続され、且つ、前記視認方向から視て、前記第3誘導灯と前記第3表示領域との間に、第4誘導灯を表示する第4光源と、
    を備える表示ユニットであって、
    前記視認方向において、運転者から見て手前側を前方としたとき、前記第1誘導灯の結像位置が前記第1表示領域を画成する表示光の結像位置より前方に位置し、前記第2誘導灯の結像位置が前記第1誘導灯の結像位置より前方に位置し、前記第2表示領域の位置が前記第2誘導灯の結像位置より前方に位置しており、
    前記視認方向において、前記第3誘導灯の結像位置が前記第1表示領域を画成する表示光の結像位置より前方に位置し、前記第4誘導灯の結像位置が前記第3誘導灯の結像位置より前方に位置し、前記第3表示領域の位置が前記第4誘導灯の結像位置より前方に位置しており、
    前記制御部は、前記第1表示領域から前記第2表示領域に右方向に視線を誘導すべき事象が発生したことを示す信号を受け付けた場合、前記第1光源に前記第1誘導灯を表示させた後、前記第2光源に前記第2誘導灯を表示させ、前記第1表示領域から前記第3表示領域に左方向に視線を誘導すべき事象が発生したことを示す信号を受け付けた場合、前記第3光源に前記第3誘導灯を表示させた後、前記第4光源に前記第4誘導灯を表示させる、
    ことを特徴とする表示ユニット。
  2. 前記第1デバイスは、ヘッドアップディスプレイ装置であり、前記第1表示領域は、前記ヘッドアップディスプレイ装置の反射板に画成され、
    前記第2デバイスは、メータユニットであり、前記第2表示領域は、前記メータユニットの表示部に画成され、前記第3表示領域は、前記メータユニットの第2表示部に画成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示ユニット。
  3. 前記ヘッドアップディスプレイ装置は、表示像を含む表示光を反射板に投射する投射部と、出射光を前記反射板に投射する第1光源と、を備え、
    前記投射部からの表示光が前記反射板によって視認方向に反射され、これにより前記反射板上に前記第1表示領域が画成され、
    前記第1光源からの出射光が前記反射板よって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上に前記第1誘導灯が表示され
    前記第3光源からの出射光が前記反射板よって前記視認方向に反射され、これにより前記反射板上に前記第3誘導灯が表示される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示ユニット。
  4. 前記制御部は、前記信号として警告表示信号を受け付けた場合、前記第1表示領域には警告を報知するための警告報知要素を表示し、前記第2表示領域には前記警告の内容を説明するための内容説明要素を表示し、且つ、
    前記第1光源に前記第1誘導灯を表示させた後、前記第2光源に前記第2誘導灯を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の表示ユニット。
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