JP2015016721A - ワイヤハーネス保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化を図りつつ、ワイヤハーネスへの干渉の低減を図ったワイヤハーネス保護構造を提供する。【解決手段】車体パネル2Aに配置されるワイヤハーネス3を保護するためのワイヤハーネス保護構造1であって、ワイヤハーネスは、厚さ寸法よりも幅寸法が大きなフラットケーブル、もしくは、フラット状に構成された電線から構成されるとともに、ワイヤハーネスを保護するための保護層4、5の内部に設けられ、保護層は、ワイヤハーネスから保護層の一方の表面までの第1層4の厚さ寸法L1が、ワイヤハーネスから保護層の他方の表面までの第2層5の厚さ寸法L2よりも厚く形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車体パネルに取り付けられるワイヤハーネスを保護するためのワイヤハーネス保護構造に関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。この電子機器に電力や制御信号などを伝達するためにワイヤハーネスが用いられる。このワイヤハーネスを車体に取り付ける際に、クリップ等の取付具を用いることなく車体に取り付けるワイヤハーネス・モジュールが特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されたワイヤハーネス・モジュールは、図8に示すように、発泡樹脂シートを積層固着して下側閉鎖部102、左右両側閉鎖部103〜106及び上側閉鎖部107を設け、これら下側閉鎖部102、左右両側閉鎖部103〜106及び上側閉鎖部107で囲んでハーネス挿通溝101aを設けた発泡樹脂被覆体110と、発泡樹脂被覆体110のハーネス挿通路101aに収容したワイヤハーネス100を備えて構成されている。ワイヤハーネス100の端末部分であるコネクタ100Aは、発泡樹脂被覆体110のハーネス挿通路101aから外部に引き出されている。
このようなワイヤハーネス・モジュール101は、図8(A)に示すように、下側閉鎖部102を構成する発泡樹脂シートの上面に、同一形状とした複数の発泡樹脂シートを積層して一体化する。ついで、図8(B)に示すように、一体化した発泡樹脂シートを打抜型Kを用いて、ハーネス挿通溝101aを打ち抜いてハーネス保持部本体111を形成する。次に、図8(C)(D)に示すように、ハーネス挿通溝101aにワイヤハーネス100を挿通し、ハーネス保持部本体111と上側閉鎖部107との間にワイヤハーネス100を挟んで位置決め固定する。こうして、ワイヤハーネス・モジュール101は製造される。このワイヤハーネス・モジュール101は、その発泡樹脂被覆体110の下面に予めナット等を固着しておき、車体パネルから突設したスタッドボルトに締結して固定される。あるいは、接着剤を介して車体に固定してもよい。
特開2010−259297号公報
近年、車両用ドアに搭載される電装品の増加に伴って、ワイヤハーネス100を内部に保持する発泡樹脂被覆体110の設置スペースが逼迫することが予想される。一方、車室内における乗員スペースの拡大により、車両用ドアの薄型化が求められている。このため、発泡樹脂被覆体110を薄型化することが考えられていたが、発泡樹脂被覆体110を薄型化すると、ワイヤハーネス100が、ドアパネルに生じる凹凸などの突起に干渉される虞れがあった。
本発明の目的は、薄型化を図りつつ、ワイヤハーネスへの干渉の低減を図ったワイヤハーネス保護構造を提供することにある。
請求項1に記載の本発明は、車体パネルに配置されるワイヤハーネスを保護するためのワイヤハーネス保護構造であって、前記ワイヤハーネスは、厚さ寸法よりも幅寸法が大きなフラットケーブル、もしくは、フラット状に構成された電線から構成されるとともに、前記ワイヤハーネスを保護するための保護層の内部に設けられ、前記保護層は、前記ワイヤハーネスから前記保護層の一方の表面までの第1層の厚さ寸法が、前記ワイヤハーネスから前記保護層の他方の表面までの第2層の厚さ寸法よりも厚いことを特徴とするワイヤハーネス保護構造である。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のワイヤハーネス保護構造において、前記第1層が、弾性を有する一方の発泡層を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、車体パネルに配置されるワイヤハーネスを保護するためのワイヤハーネス保護構造であって、前記ワイヤハーネスは、厚さ寸法よりも幅寸法が大きなフラットケーブル、もしくは、フラット状に構成された電線から構成されるとともに、前記ワイヤハーネスを保護するための保護層の内部に設けられ、前記保護層は、前記ワイヤハーネスから前記保護層の一方の表面までの第1層と、前記ワイヤハーネスから前記保護層の他方の表面までの第2層と、を備え、前記第1層が、弾性を有する一方の発泡層と、該一方の発泡層を覆う一方の皮膜と、を備えて構成されていることを特徴とするワイヤハーネス保護構造である。
請求項4記載の本発明は、請求項3記載のワイヤハーネス保護構造において、前記第2層は、弾性を有する他方の発泡層と、該他方の発泡層を覆う他方の皮膜と、から構成されていることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、ワイヤハーネスは、厚さ寸法よりも幅寸法が大きなフラットケーブル、もしくは、フラット状に構成された電線から構成されるとともに、ワイヤハーネスを保護するための保護層の内部に設けられ、保護層は、ワイヤハーネスから保護層の一方の表面までの第1層の厚さ寸法が、ワイヤハーネスから保護層の他方の表面までの第2層の厚さ寸法よりも厚く形成されているから、厚く形成された第1層を、ワイヤハーネスを干渉する部材が設けられた側に配置することにより、ワイヤハーネスへの干渉の低減を図ることができる。また、第1層が第2層よりも厚く形成されているから、第1層及び第2層の両方が厚く形成されているよりも、薄型化を図ることができる。よって、薄型化を図りつつ、ワイヤハーネスへの干渉の低減を図ったワイヤハーネス保護構造を提供することができる。
請求項2記載の本発明によれば、第1層が、弾性を有する一方の発泡層を備えて構成されているから、ワイヤハーネスを干渉する部材(例えば突起)が、一方の発泡層に当接し、圧縮されることで、一方の発泡層の一部の密度が密にされる。よって、一方の発泡層の密にされた部分の機械的強度が増加されることとなり、かつ、突起からの接触圧を逃がすことができるから、より一層、ワイヤハーネスへの干渉の低減を図ることができる。また、一方の保護シートにおいて、一方の発泡層が、車体パネルに押し付けられた状態で設けられた場合には、ワイヤハーネスを干渉する部材(例えば突起)の出寸法分だけ、ワイヤハーネス保護構造の薄型化を図ることができる。
請求項3記載の本発明によれば、車体パネルに配置されるワイヤハーネスを保護するためのワイヤハーネス保護構造であって、保護層は、ワイヤハーネスから保護層の一方の表面までの第1層と、ワイヤハーネスから保護層の他方の表面までの第2層と、を備え、第1層が、弾性を有する一方の発泡層と、該一方の発泡層を覆う一方の皮膜と、を備えて構成されている。ワイヤハーネスを干渉する部材(例えば突起)が、一方の発泡層に当接し、圧縮されることで、一方の発泡層の一部の密度が密にされる。よって、一方の発泡層の密にされた部分の機械的強度が増加されることとなり、かつ、突起からの接触圧を逃がすことができるから、より一層、ワイヤハーネスへの干渉の低減を図ることができる。また、一方の保護シートにおいて、一方の発泡層が、車体パネルに押し付けられた状態で設けられた場合には、ワイヤハーネスを干渉する部材(例えば突起)の出寸法分だけ、ワイヤハーネス保護構造の薄型化を図ることができる。
ここで、一方の皮膜の材質を適宜に選択することにより、例えば、一方の皮膜が、耐磨耗性(機械的強度)を有して、一方の発泡層よりも車体パネル側に設けられた場合には、ワイヤハーネスを干渉する部材(例えば突起)に対して、第1層の機械的強度を向上させることができる。また、例えば、一方の皮膜が、摩擦力の小さい部材から構成され、一方の発泡層よりもワイヤハーネス側に設けられた場合には、ワイヤハーネスに対する微摺動音の発生を抑制させることができる。このように、一方の皮膜の材質を適宜に選択することにより、第一層全体の厚さを殆ど厚くすることなく、要求される性能(例えば、防音性、断熱性、防水性、耐磨耗性などの異なる機能)を第1層に付与することができる。
請求項4記載の本発明によれば、第2層は、弾性を有する他方の発泡層と、該他方の発泡層を覆う他方の皮膜と、から構成されているから、例えば、他方の皮膜が、耐磨耗性(機械的強度)を有して、他方の発泡層よりも車体パネル側に設けられた場合には、ワイヤハーネスを干渉する部材(例えば突起)に対して、第2層の機械的強度を、より一層、向上させることができる。また、例えば、他方の皮膜が、摩擦力の小さい部材から構成され、他方の発泡層よりもワイヤハーネス側に設けられた場合には、ワイヤハーネスに対する微摺動音の発生を、より一層、抑制させることができる。このように、他方の皮膜の材質を適宜に選択することにより、第2層全体の厚さを殆ど厚くすることなく、要求される性能(例えば、防音性、断熱性、防水性、耐磨耗性などの異なる機能)を第2層に付与することができる。
本発明の第1実施形態のワイヤハーネス保護構造を備えた車両用ドアを示す斜視図である。 図1に示された車両用ドアを構成するドアトリムにワイヤハーネス保護構造が組み付けられる様子を示す斜視図である。 図1に示されたワイヤハーネス保護構造が組み立てられる様子を示す斜視図である。 図3に示されたワイヤハーネス保護構造を模式的に示す断面図である。 第2実施形態のワイヤハーネス保護構造を模式的に示す断面図である。 第3実施形態のワイヤハーネス保護構造を模式的に示す断面図である。 第4実施形態のワイヤハーネス保護構造を模式的に示す断面図である。 従来のワイヤハーネス・モジュールを示す斜視図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のワイヤハーネス保護構造を、図1〜図4を参照して説明する。ワイヤハーネス保護構造1は、図1、図2に示すように、車両用ドア2を構成する鋼板から構成されたドアパネル2A(車体パネル)と、合成樹脂製のドアトリム2Bとの間に位置し、ドアトリム2Bのドアパネル2A側の外面に取り付けられるものである。このワイヤハーネス保護構造1は、ワイヤハーネス3と、このワイヤハーネス3を内部に位置させて保護するための一対の保護シート4、5と、を備えて構成されている。ここで、一対の保護シート4、5のうち、一方の保護シート4は、請求項中の「第1層」に相当し、他方の保護シート5は、請求項中の「第2層」に相当する。また、一対の保護シート4、5は、請求項中の「保護層」に相当する。
図1に示すように、ドアパネル2Aの上方(図1中紙面方向の上方側)には、内側にウインドウガラスGが位置するウインドウ枠Sが設けられている。ドアパネル2Aのウインドウ枠Sの下方側には、ドアトリム2Bが、ワイヤハーネス保護構造1を介して取り付けられる。図2に示すように、ドアトリム2Bには、このドアトリム2Bから突出して設けられて、一対の保護シート4、5を貫通して形成された圧入受け部6に圧入される不図示の圧入部が設けられている。圧入部は、ワイヤハーネス保護構造1がドアトリム2Bに取り付けられた状態で、フラットケーブル3とずれた位置に設けられている。
フラットケーブル3は、図4にも示すように、互いに平行な複数の芯線31と、各芯線31を被覆する絶縁性の被覆部32と、互いに隣り合う被覆部32を連結する絶縁性の連結部33と、を備えている。即ち、フラットケーブル3は、その幅寸法(複数の芯線31が並ぶ方向の寸法)が、厚さ寸法よりも大きく形成された帯板状に形成されている。芯線31は複数の素線が撚られて構成されている。被覆部32と連結部33とは、合成樹脂から構成されるとともに一体に成形されている。
なお、本実施形態では、芯線31は複数の素線が撚られて構成された撚り線が用いられていたが、本発明はこれに限ったものではなく、芯線31は1本の素線からなる単芯線であってもよい。また、本実施形態では、互いに平行な複数の芯線31と、各芯線31を被覆する絶縁性の被覆部32と、互いに隣り合う被覆部32を連結する絶縁性の連結部33と、で構成されたフラットケーブル3が用いられていたが、連結部33を有さずに、互いに隣り合う被覆部32同士が連結されたリボン線が用いられてもよい。また、請求項中の「フラット状に構成された電線」として、扁平な断面を有する1つの導体を合成樹脂で被覆した平型電線を用いてもよく、FPC(Flexible Printed Circuits)を用いてもよく、断面丸形の組電線をフラット状に並べて用いてもよい。
各フラットケーブル3の両端部にはそれぞれにコネクタ3A(図2に示す)が取り付けられている。一方のコネクタ3Aは電源側の回路に接続され、他方のコネクタ3Aは負荷側の回路に接続されている。このフラットケーブル3は、該フラットケーブル3が一対の保護シート4、5の間に挟んで保持されるとともに、コネクタ3Aが外部に露出した状態で、ドアトリム2Bに組み付けられる。
一対の保護シート4、5のうち、一方の保護シート4は、図3に示すように、10〜50倍の発泡率で発泡された弾性を有するポリウレタン(以下、「一方の発泡層4A」と記す場合がある)から構成されていている。この一方の保護シート4は、自然状態において厚さが一定の板状に形成されているとともに、その平面形状は、ドアトリム2Bと同じ形状になるように形成されている。図4(A)に示すように、一方の保護シート4の厚さ寸法L1は、自然状態において、他方の保護シート5の厚さ寸法L2よりも厚くなるように形成されている。このような一方の保護シート4は、ワイヤハーネスの保護構造1が組み立てられ、このワイヤハーネスの保護構造1が、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に挟んで保持された状態で、防音性、及び、断熱性を発揮する。なお、一方の保護シート4は、内部に気泡を有する発泡材としてのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、メラミン、エラストマーなどの発泡材料や、フェルト、PP、PET系繊維から構成された不織布から構成されていればよく、用いられる発泡材料や発泡率は、要求される防音性能、断熱性能などの各種の設計条件に応じて適宜変更してもよい。
他方の保護シート5は、内部に気泡を有さない中実なシート材であるとともに、対摩擦性が高い塩化ビニル又はポリエチレンから構成されている。この他方の保護シート5は、厚さが一定の板状に形成されているとともに、その平面形状は、一方の保護シート4と同じ形状になるように形成されている。
次に、フラットケーブル3を保護層(一対の保護シート4、5)の内部に設けて固着する手順について、図3(A)(B)を参照して説明する。まず、予め、図3(A)に示すように、フラットケーブル3、一方の保護シート4、及び、他方の保護シート5を別々に製造しておき、一方の保護シート4と他方の保護シート5とうちいずれか一方の表面に、接着剤を塗布して、図3(B)に示すように、これらシート4、5の間にフラットケーブル3を挟んでこれらシート4、5を固着する。この際、フラットケーブル3は、その厚さ方向と、保護シート4、5の厚さ方向と、が同じ方向となるように設けられている。また、ワイヤハーネス3の両端部に位置するコネクタ3Aは、一対の保護シート4、5から露出して設けられている。こうして、一対の保護シート4、5間にフラットケーブル3を挟んで保持したワイヤハーネス保護構造1を組み立てる。なお、本実施形態では、接着剤を用いて一対の保護シート4、5を固着していたが、粘着テープを用いてもよく、熱溶着して一対の保護シート4、5を固着してもよい。また、内側にキャビティが形成される金型を有し、この金型は、互いに重ねられる上下型から構成されて、キャビティ内に、フラットケーブル3を配索形状に形作って配置し、この状態で、上下型それぞれの注入口から、未硬化の発泡材を充填し硬化させて、フラットケーブル3が内部に埋設された保護シート4、5を一体成形してもよい。
このように、一対の保護シート4、5間にフラットケーブル3を挟んで保持して、これらの保護シート4、5を固着した後、予め設計されたフラットケーブル3とずれた位置でかつドアトリム2Bに形成された圧入部と対応する位置に、一対の保護シート4、5を打ち抜いて圧入受け部6を形成する。
次に、組み立てられたワイヤハーネス保護構造1を、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間で、ドアトリム2Bのドアパネル2A側の外面に取り付ける手順について、図4(A)(B)を参照して説明する。まず、図4(A)に示すワイヤハーネス保護構造1は、一方の保護シート4をドアパネル2A側に向けて、他方の保護シート5側をドアトリム2Bに向けて近付けて、一対の保護シート4、5を貫通して形成された圧入受け部6に、ドアトリム2Bに形成された圧入部を圧入させて、ドアトリム2Bに固定する。そして、ドアトリム2Bをワイヤハーネス保護構造1側からドアパネル2Aに近付けて、ドアトリム2Bをドアパネル2Aに取り付ける。この際、図4(B)に示すように、一方の保護シート4は、ドアパネル2Aに押し付けられた状態、即ち、ドアパネル2Aの凹凸によりその一部が圧縮された状態で、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に位置している。こうして、車両用ドア2を組み立てる。
上述した実施形態によれば、フラットケーブル3(ワイヤハーネス)は、フラットケーブル3を保護するための保護層の内部に設けられ、保護層は、フラットケーブル3から保護層の一方の表面までの一方の保護シート4(第1層)の厚さ寸法L1が、フラットケーブル3から保護層の他方の表面までの他方の保護シート5(第2層)の厚さ寸法L2よりも厚く形成されているから、厚く形成された一方の保護シート4を、フラットケーブル3を干渉する部材(ドアパネル2Aの突起21)が設けられた側に配置することにより、フラットケーブル3への干渉の低減を図ることができる。また、ワイヤハーネスは、厚さ寸法よりも幅寸法が大きなフラットケーブル3、もしくは、フラット状に構成された電線から構成されているから、フラットケーブル3を干渉する部材(ドアパネル2Aの突起21)に対して荷重を分散させることができる。よって、保護層の薄型化を図ることができる。また、一方の保護シート4が他方の保護シート5よりも厚く形成されているから、一方の保護シート4及び他方の保護シート5の両方が厚く形成されているよりも、薄型化を図ることができる。よって、薄型化を図りつつ、フラットケーブル3への干渉の低減を図ったワイヤハーネス保護構造1を提供することができる。
また、一方の保護シート4が、弾性を有する一方の発泡層4Aを備えて構成されているとともに、一方の発泡層4Aが、ドアパネル2A(車体パネル)とフラットケーブル3との間において、ドアパネル2Aに押し付けられた状態で設けられているから、フラットケーブル3を干渉する部材(ドアパネル2Aの突起21)が、一方の発泡層4Aに当接し、圧縮されることで、一方の発泡層4Aの一部の密度が密にされる。よって、一方の発泡層4Aの密にされた部分の機械的強度が増加されることとなり、より一層、フラットケーブル3への干渉の低減を図ることができる。また、一方の保護シート4は、一方の発泡層4Aが、ドアパネル2Aに押し付けられた状態で設けられているから、フラットケーブル3を干渉する部材(ドアパネル2Aの突起21)の出寸法分だけ、ワイヤハーネス保護構造1を有する車両用ドア2全体の薄型化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、ドアトリム2Bに設けられた圧入部が、一対の保護シート4、5に設けられた圧入受け部6に圧入されて、ワイヤハーネス保護構造1がドアトリム2Bに固定されていたが、本発明はこれに限ったものではなく、フラットケーブル3を保持した一対の保護シート4、5をドアトリム2Bに接着又は、溶着してもよく、又は、ネジやビスを用いて、ワイヤハーネス保護構造1をドアトリム2Bに固定してもよい。
また、上述した実施形態では、一方の保護シート4、即ち一方の発泡層4Aが、ドアパネル2Aとフラットケーブル3との間において、ドアパネル2A側に設けられ、他方の保護シート5が、ドアトリム2B側に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。他方の保護シート5が、ドアパネル2A側に設けられ、一方の保護シート4、即ち一方の発泡層4Aが、他方の保護シート5よりもドアトリム2B側に設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、他方の保護シート5は、内部に気泡を有さない中実なシート材であるとともに、対摩擦性が高い塩化ビニル又はポリエチレンから構成されていたが、本発明はこれに限ったものではない。他方の保護シート5は、一方の保護シート4と同じ発泡率の発泡層から構成されていてもよく、内部に気泡を有する発泡材としてのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、メラミン、エラストマーなどの発泡材料や、フェルト、PP、PET系繊維から構成された不織布から構成されていればよく、用いられる発泡材料や発泡率は、要求される防音性能、断熱性能などの各種の設計条件に応じて適宜変更してもよい。
また、上述した実施形態では、ワイヤハーネス保護構造1は、車体パネルとしてのドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間において、ドアトリム2Bに取り付けられた状態でドアパネル2Aに配置されていたが、本発明はこれに限ったものではない。ワイヤハーネス保護構造1は、車体パネルとしてのフロアパネルとフロアカーペットとの間において、フロアカーペットに取り付けられた状態でフロアパネルに配置されていてもよく、車体パネルとしてのルーフパネルとルーフ内装材との間において、ルーフパネルに取り付けられた状態でルーフ内装材に配置されていてもよい。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態のワイヤハーネス保護構造10を、図5を参照して説明する。前述した第1実施形態のワイヤハーネス保護構造1と同一の構造乃至機能を示す部材には、同一符号を付してその説明を省略する。ワイヤハーネス保護構造10は、ワイヤハーネス3と、このワイヤハーネス3を内部に位置させて保護するための一対の保護シート14、5と、を備えて構成されている。
一対の保護シート14、5のうち、一方の保護シート14は、10〜50倍の発泡率で発泡されたポリウレタン(以下「一方の発泡層14A」と記す)と、該一方の発泡層14Aを覆う一方の皮膜14Bと、を一体に備えて構成されている。一方の皮膜14Bは、耐磨耗性を有して構成されている。
次に、フラットケーブル3を保護層(一対の保護シート14、5)の内部に設けて固着する手順について説明する。まず、予め、フラットケーブル3、一方の保護シート14、及び、他方の保護シート5を別々に製造しておき、一方の保護シート14の一方の発泡層14Aと他方の保護シート5とうちいずれか一方の表面に、接着剤を塗布して、一方の皮膜14Bを、一方の発泡層14Aよりもドアパネル2Aに近い側に設けて、これら保護シート14、5の間にフラットケーブル3を挟んでこれらを固着する。この際、フラットケーブル3は、その厚さ方向と、保護シート14、5の厚さ方向と、が同じ方向となるように設けられている。こうして、一対の保護シート14、5間にフラットケーブル3を挟んで保持したワイヤハーネス保護構造10を組み立てる。この後、予め設計されたフラットケーブル3とずれた位置でかつドアトリム2Bに形成された圧入部と対応する位置に、一対の保護シート14、5を貫通した圧入受け部6を形成する。
次に、組み立てられたワイヤハーネス保護構造10を、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間で、ドアトリム2Bのドアパネル2A側の外面に取り付ける手順について、図5(A)(B)を参照して説明する。まず、図5(A)に示すように、ワイヤハーネス保護構造10は、一方の保護シート14をドアパネル2A側に向けて、他方の保護シート5側をドアトリム2Bに向かって近付けて、一対の保護シート14、5を貫通して形成された圧入受け部6に、ドアトリム2Bに形成された圧入部を圧入して、ドアトリム2Bに固定する。この際、一方の皮膜14Bが、一方の発泡層14Aよりもドアパネル2Aに近い側に設けられている。そして、ドアトリム2Bをワイヤハーネス保護構造10側からドアパネル2Aに近付けて、ドアトリム2Bをドアパネル2Aに取り付ける。この際、一方の保護シート14は、その一部が、図5(B)に示すように、ドアパネル2Aに押し付けられた状態、即ち、ドアパネル2Aの凹凸(例えば突起21)により圧縮された状態で、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に位置している。こうして、車両用ドア2を組み立てる。
上述した実施形態によれば、フラットケーブル3(ワイヤハーネス)を干渉する部材(例えば突起21)が、一方の発泡層14Aに当接し、圧縮されることで、一方の発泡層14Aの一部の密度が密にされる。よって、一方の発泡層14Aの密にされた部分の機械的強度が増加されることとなり、かつ、突起21からの接触圧を逃がすことができるから、より一層、フラットケーブル3への干渉の低減を図ることができる。また、一方の保護シート14は、一方の発泡層14Aが、ドアパネル2A(車体パネル)に押し付けられた状態で設けられているから、フラットケーブル3を干渉する部材(例えば突起21)の出寸法分だけ、ワイヤハーネス保護構造10の薄型化を図ることができる。また、一方の皮膜14Bが、耐磨耗性(機械的強度)を有して、一方の発泡層14Bよりもドアパネル2A側に設けられているから、フラットケーブル3を干渉する部材(例えば突起21)に対して、一方の保護シート14の機械的強度を向上させることができる。
上述した実施形態では、一方の皮膜14Bは、耐磨耗性を有して構成されていたが、本発明はこれに限ったものではない。一方の皮膜14Bの材質を適宜に選択することにより、一方の保護シート14全体の厚さを殆ど厚くすることなく、要求される性能(例えば、防音性、断熱性、防水性、耐磨耗性などの異なる機能)を一方の保護シート14(第1層)に付与することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態のワイヤハーネス保護構造20を、図6を参照して説明する。前述した第1実施形態のワイヤハーネス保護構造1、10と同一の構造乃至機能を示す部材には、同一符号を付してその説明を省略する。ワイヤハーネス保護構造20は、ワイヤハーネス3と、このワイヤハーネス3を内部に位置させて保護するための一対の保護シート24、5と、を備えて構成されている。
一対の保護シート24、5のうち、一方の保護シート24は、10〜50倍の発泡率で発泡されたポリウレタン(以下「一方の発泡層24A」と記す)と、該一方の発泡層24Aを覆う一方の皮膜24Bと、を一体に備えて構成されている。一方の皮膜24Bは、摩擦力の小さい部材から構成されている。
次に、フラットケーブル3を保護層(一対の保護シート24、5)の内部に設けて固着する手順について説明する。まず、予め、フラットケーブル3、一方の保護シート24、及び、他方の保護シート5を別々に製造しておき、一方の保護シート24の一方の皮膜24Bと他方の保護シート5とうちいずれか一方の表面に、接着剤を塗布して、一方の発泡層24Aを、一方の皮膜24Bよりもドアパネル2Aに近い側に設けて、これら保護シート24、5の間にフラットケーブル3を挟んでこれらを固着する。この際、フラットケーブル3は、その厚さ方向と、保護シート24、5の厚さ方向と、が同じ方向となるように設けられている。こうして、一対の保護シート24、5間にフラットケーブル3を挟んで保持したワイヤハーネス保護構造20を組み立てる。この後、予め設計されたフラットケーブル3とずれた位置でかつドアトリム2Bに形成された圧入部と対応する位置に、一対の保護シート24、5を貫通した圧入受け部6を形成する。
次に、組み立てられたワイヤハーネス保護構造20を、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間で、ドアトリム2Bのドアパネル2A側の外面に取り付ける手順について、図6(A)(B)を参照して説明する。まず、図6(A)に示すように、ワイヤハーネス保護構造20は、一方の保護シート24をドアパネル2A側に向けて、他方の保護シート5側をドアトリム2Bに向かって近付けて、一対の保護シート24、5を貫通して形成された圧入受け部6に、ドアトリム2Bに形成された圧入部を圧入して、ドアトリム2Bに固定する。この際、一方の発泡層24Aが、一方の皮膜24Bよりもドアパネル2Aに近い側に設けられている。そして、ドアトリム2Bをワイヤハーネス保護構造20側からドアパネル2Aに近付けて、ドアトリム2Bをドアパネル2Aに取り付ける。この際、一方の保護シート24は、図7(B)に示すように、ドアパネル2Aに押し付けられた状態、即ち、ドアパネル2Aの凹凸(例えば突起21)により圧縮された状態で、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に位置している。こうして、車両用ドア2を組み立てる。
上述した実施形態によれば、一方の皮膜24Bが、摩擦力の小さい部材から構成され、一方の発泡層24Aよりもフラットケーブル3側に設けられているから、フラットケーブル3に対する微摺動音の発生を抑制させることができる。
上述した実施形態では、一方の皮膜24Bは、摩擦力の小さい部材から構成されていたが、本発明はこれに限ったものではない。一方の皮膜24Bの材質を適宜に選択することにより、一方の保護シート24(第一層)全体の厚さを殆ど厚くすることなく、要求される性能(例えば、防音性、断熱性、防水性、耐磨耗性などの異なる機能)を一方の保護シート24に付与することができる。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態のワイヤハーネス保護構造30を、図7を参照して説明する。前述した第1、第2、第3実施形態のワイヤハーネス保護構造1、10、20と同一の構造乃至機能を示す部材には、同一符号を付してその説明を省略する。ワイヤハーネス保護構造30は、ワイヤハーネス3と、このワイヤハーネス3を内部に位置させて保護するための一対の保護シート34、35と、を備えて構成されている。
一対の保護シート34、35のうち、一方の保護シート34は、10〜50倍の発泡率で発泡されたポリウレタン(以下「一方の発泡層34A」と記す)と、該一方の発泡層14Aを覆う一方の皮膜34Bと、を一体に備えて構成されている。他方の保護シート35は、10〜50倍の発泡率で発泡されたポリウレタン(以下「他方の発泡層35A」と記す)と、該他方の発泡層35Aを覆う一方の皮膜35Bと、を備えて一体に構成されている。ここで、本実施形態では、一方の発泡層34A、及び、他方の発泡層35Aは、連続して形成された同一の部材から構成され、他方の皮膜34B、及び、他方の皮膜35B、は連続して形成された同一の部材から構成されている。
次に、フラットケーブル3を保護層(一対の保護シート34、35)の内部に設けて固着する手順について説明する。互いに連続された皮膜34B、35Bの表面に接着剤を塗布しておき、皮膜34B、35Bが内側(フラットケーブル3に接触する側)となるように、フラットケーブル3を挟んで、互いに連続された保護シート35、36を折り重ねて固着する。この際、フラットケーブル3は、その厚さ方向と、保護シート34、35の厚さ方向と、が同じ方向となるように設けられている。こうして、一対の保護シート34、35間にフラットケーブル3を保護層(一対の保護シート34、35)の内部に設けたワイヤハーネス保護構造30を組み立てる。この後、予め設計されたフラットケーブル3とずれた位置でかつドアトリム2Bに形成された圧入部と対応する位置に、一対の保護シート34、35を貫通した圧入受け部6を形成する。
次に、組み立てられたワイヤハーネス保護構造30を、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間で、ドアトリム2Bのドアパネル2A側の外面に取り付ける手順について、図7(A)(B)を参照して説明する。まず、図7(A)に示すように、ワイヤハーネス保護構造30は、一方の保護シート34をドアパネル2A側に向けて、他方の保護シート35側をドアトリム2Bに向かって近付けて、一対の保護シート34、35を貫通して形成された圧入受け部6に、ドアトリム2Bに形成された圧入部を圧入して、ドアトリム2Bに固定する。この際、一方の発泡層34Aが、一方の皮膜34Bよりもドアパネル2Aに近い側に設けられている。そして、ドアトリム2Bをワイヤハーネス保護構造30側からドアパネル2Aに近付けて、ドアトリム2Bをドアパネル2Aに取り付ける。この際、一方の保護シート34は、図7(B)に示すように、ドアパネル2Aに押し付けられた状態、即ち、ドアパネル2Aの凹凸(例えば突起21)により圧縮された状態で、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に位置している。こうして、車両用ドア2を組み立てる。
上述した実施形態によれば、他方の保護シート35(第2層)は、弾性を有する他方の発泡層35Aと、該他方の発泡層35Aを覆う他方の皮膜35Bと、から構成され、他方の皮膜35Bが、耐磨耗性(機械的強度)を有して、他方の発泡層35Aよりもドアパネル2A(車体パネル)側に設けられているから、他方の発泡層35Aにより、クッション性を確保して、突起21からの接触圧を逃がしつつ、他方の皮膜35Bにより、他方の保護シート5の機械的強度を、より一層、向上させることができる。
上述した実施形態では、他方の皮膜35Bは、耐磨耗性を有して構成されていたが、本発明はこれに限ったものではない。他方の皮膜35Bの材質を適宜に選択することにより、他方の保護シート35全体の厚さを殆ど厚くすることなく、要求される性能(例えば、防音性、断熱性、防水性、耐磨耗性などの異なる機能)を他方の保護シート25にも付与することができる。
なお、前述した各実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は実施形態に実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のワイヤハーネス保護構造1、10、20、30の構成を具備する限り、もちろん、本発明の範疇に含まれるものである。
1、10、20、30 ワイヤハーネス保護構造
2A ドアパネル(車体パネル)
3 フラットケーブル
4、14、24、34 一方の保護シート(第1層)
5、15 他方の保護シート(第2層)
L1 一方の保護シート(第1層)の厚さ寸法
L2 他方の保護シート(第2層)の厚さ寸法

Claims (4)

  1. 車体パネルに配置されるワイヤハーネスを保護するためのワイヤハーネス保護構造であって、
    前記ワイヤハーネスは、厚さ寸法よりも幅寸法が大きなフラットケーブル、もしくは、フラット状に構成された電線から構成されるとともに、前記ワイヤハーネスを保護するための保護層の内部に設けられ、
    前記保護層は、前記ワイヤハーネスから前記保護層の一方の表面までの第1層の厚さ寸法が、前記ワイヤハーネスから前記保護層の他方の表面までの第2層の厚さ寸法よりも厚いことを特徴とするワイヤハーネス保護構造。
  2. 前記第1層が、弾性を有する一方の発泡層を備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス保護構造。
  3. 車体パネルに配置されるワイヤハーネスを保護するためのワイヤハーネス保護構造であって、
    前記ワイヤハーネスは、厚さ寸法よりも幅寸法が大きなフラットケーブル、もしくは、フラット状に構成された電線から構成されるとともに、前記ワイヤハーネスを保護するための保護層の内部に設けられ、
    前記保護層は、前記ワイヤハーネスから前記保護層の一方の表面までの第1層と、前記ワイヤハーネスから前記保護層の他方の表面までの第2層と、を備え、
    前記第1層が、弾性を有する一方の発泡層と、該一方の発泡層を覆う一方の皮膜と、を備えて構成されていることを特徴とするワイヤハーネス保護構造。
  4. 前記第2層は、弾性を有する他方の発泡層と、該他方の発泡層を覆う他方の皮膜と、から構成されていることを特徴とする請求項3記載のワイヤハーネス保護構造。
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