JP6220259B2 - ワイヤハーネス組付体 - Google Patents
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Description
(1) ドアパネルとドアトリムの間に配置するための板材と、
前記板材に沿うように配置されたワイヤハーネスと、
前記ワイヤハーネスを前記板材に固定するシート状の固定部材であって、前記板材との間に前記ワイヤハーネスを挟んだ状態で前記板材に接着された固定部材と、
を備えるワイヤハーネス組付体であって、
前記固定部材は、前記板材の端部で折り返されて前記板材の一方の面と他方の面とに接着している。
また、上記(1)のワイヤハーネス組付体によれば、固定部材によりワイヤハーネスが板材に固定されているので、従来技術のようにワイヤハーネス自身に固定手段(上記例では、係止部129。)を設ける必要がなく、コストダウン及び軽量化を図ることができる。
また、上記(1)のワイヤハーネス組付体によれば、ワイヤハーネスの少なくとも一部がシート状の固定部材により覆われているので、当該固定部材によりワイヤハーネスを保護することができる。これにより、例えば、他部材との干渉や摩耗の発生、振動による打音の発生等を抑制することができる。また、このように後付部材によりワイヤハーネスに保護性能を付加できることから、コルゲートチューブや振動の発生を防止するためのソフトテープ等の、ワイヤハーネスに付加される外装部材を削減することができる。これにより、コストダウン及び軽量化を図ることができる。
また、上記(1)のワイヤハーネス組付体によれば、固定部材がシート状で薄いので、従来の板材と同等の厚みでワイヤハーネス組付体を構成することができ、ドア部の省スペース化を図ることができる。すなわち、近年ではドアトリムに設けられる電装品が増加し、ワイヤハーネスが肥大化したこと、及び車室内における居住スペースの拡大のためにドア部が薄型化されたことに起因してワイヤハーネスの組付性が悪化していた。これに対して、上記(1)のワイヤハーネス組付体によれば、ドア部における省スペース化を図ることができるので、ワイヤハーネスの組付性を向上できると共にドア部のデザインの自由度を向上できる。
また、上記(1)のワイヤハーネス組付体によれば、固定部材が折り返されて板材の一方の面及び他方の面の双方に接着しているので、一方の面のみに貼り付けられた場合と比較して、板材から剥がれにくい。すなわち、固定部材によりワイヤハーネスを板材に接着して固定した場合、取り回し等によりワイヤハーネスに負荷が掛かった場合に固定部材が剥がれてしまう可能性がある。特に、板材が繊維質の素材により形成されている場合、固定部材が板材から剥がれやすい。このため、片方の面のみに接着する場合には、接着力を強化したり、固定部材を厚くしてワイヤハーネスへの負荷に対する強度を増強したり、或いは固定部材が剥がれにくい材質の板材を使用したりする必要があった。これに対して、上記(1)のワイヤハーネス組付体によれば、固定部材が折り返されて板材の一方の面及び他方の面の双方に接着しており、固定部材が板材から剥がれにくいので、接着力を強化する必要がなく、固定部材を厚くする必要もない。これにより、コストダウン及び軽量化を図ることができる。また、固定部材が比較的剥がれやすい材質の板材であっても用いることができるので、コストダウンを図ることができる。
前記固定部材には、端部から延びる切れ込みが形成されており、
前記ワイヤハーネスは、前記切れ込みから引き出されている。
前記切れ込みは、前記固定部材における折り返される側の端部から、前記ワイヤハーネスの延在方向に沿って延びている。
前記切れ込みは、前記ワイヤハーネスの延在方向に交差する方向に延びている。
前記切れ込みの底部が、湾曲形状に形成されている。
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。
以下、第1実施形態に係るワイヤハーネス組付体1に対して更なる改良を含む第2実施形態について説明する。まず、図5(a)及び図5(b)を参照して、第1実施形態に係るワイヤハーネス組付体1から更に課題とした点について説明する。図5(a)は、第1実施形態に係るワイヤハーネス組付体1においてワイヤハーネス21に負荷が掛かった状態を示す斜視図であり、図5(b)は、固定部材61に亀裂81が発生した状態を示す斜視図である。
第3実施形態も、第2実施形態と同様に、固定部材が破損しにくいワイヤハーネス組付体を提供することを目的としている。図7は、第3実施形態に係るワイヤハーネス組付体の一部を示す斜視図である。第3実施形態に係るワイヤハーネス組付体1Cは、固定部材における切れ込みの底部の形状が異なる点で、上記第1実施形態に係るワイヤハーネス組付体1とは相違する。その他の点については第1実施形態に係るワイヤハーネス組付体1と同一であるので同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
図8(a)及び図8(b)に示す他の変形例も、第2実施形態と同様に、固定部材が破損しにくいワイヤハーネス組付体を提供することを目的としている。図8(a)及び図8(b)は、他の変形例に係るワイヤハーネス組付体の一部を示す斜視図である。変形例に係るワイヤハーネス組付体1D、1Eは、固定部材における切れ込みの底部の形状が異なる点で、上記第1、第2、第3実施形態に係るワイヤハーネス組付体1、1B、1Cとは相違する。その他の点については第1、第2、第3実施形態に係るワイヤハーネス組付体1、1B、1Cと同一であるので同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
(1) 実施形態に係るワイヤハーネス組付体(1、1B、1C、1D、1E)は、ドアパネル(51)とドアトリム(11)の間に配置するための合成樹脂製の板材(31)と、前記板材(31)に沿うように配置されたワイヤハーネス(21)と、前記板材(31)との間に前記ワイヤハーネス(21)を挟むように前記板材(31)に接着し、前記ワイヤハーネス(21)を前記板材(31)に固定するシート状の固定部材(61)と、を備える。前記固定部材(61)は、板材(31)の端部で折り返されて前記板材(31)の一方の面と他方の面とに接着している。
(2) 実施形態に係るワイヤハーネス組付体(1、1B、1C、1D、1E)では、前記固定部材(61)には、端部(62、64)から延びる切れ込み(71、75、77)が形成されており、前記ワイヤハーネス(21)は、前記切れ込み(71、75、77)から引き出されている。
(3) 実施形態に係るワイヤハーネス組付体(1、1C、1D)では、前記切れ込み(71)は、前記固定部材(61)における折り返される側の端部(62)から、前記ワイヤハーネス(21)の延在方向に沿って延びている。
(4) 実施形態に係るワイヤハーネス組付体(1、1B、1E)では、前記切れ込み(75、77)は、前記ワイヤハーネス(21)の延在方向に交差する方向に延びている。
(5) 実施形態に係るワイヤハーネス組付体(1C、1D、1E)では、前記切れ込み(71、75、77)の底部(74、78)が、湾曲形状に形成されている。
11:ドアトリム
21:ワイヤハーネス
23:フラットケーブル
27:コネクタ
31:板材
41:ドア部
51:ドアパネル
61、61B、61C、61D、61E:固定部材
62、64:端部
63:本体部
65:折返部
71、75、77:切れ込み
73、74、78:底部
81:亀裂
Claims (5)
- ドアパネルとドアトリムの間に配置するための板材と、
前記板材に沿うように配置されたワイヤハーネスと、
前記ワイヤハーネスを前記板材に固定するシート状の固定部材であって、前記板材との間に前記ワイヤハーネスを挟んだ状態で前記板材に接着された固定部材と、
を備えるワイヤハーネス組付体であって、
前記固定部材は、前記板材の端部で折り返されて前記板材の一方の面と他方の面とに接着している、
ことを特徴とするワイヤハーネス組付体。 - 前記固定部材には、端部から延びる切れ込みが形成されており、
前記ワイヤハーネスは、前記切れ込みから引き出されている、
ことを特徴とする請求項1のワイヤハーネス組付体。 - 前記切れ込みは、前記固定部材における折り返される側の端部から、前記ワイヤハーネスの延在方向に沿って延びている、
ことを特徴とする請求項2のワイヤハーネス組付体。 - 前記切れ込みは、前記ワイヤハーネスの延在方向に交差する方向に延びている、
ことを特徴とする請求項2のワイヤハーネス組付体。 - 前記切れ込みの底部が、湾曲形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項のワイヤハーネス組付体。
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