JP2015016419A - 水素分離体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水素分離体において分離される水素の純度を高めることができる水素分離体及びその製造方法を提供すること。【解決手段】水素分離体(1)は、水素を含む気体の通過が可能なセラミック製の多孔質支持体(5)と、多孔質支持体(3)の表面を覆うように形成されたセラミック製の多孔質層(13)と、多孔質層(13)の表面を覆うように形成されたセラミック製の多孔質の保護層(15)と、を備え、少なくとも多孔質層(13)に、水素を含む気体のうち水素のみを選択して透過させる水素分離金属が充填された水素分離層(17)を有する。特に、多孔質層(13)の平均細孔径が、100nmより大きく1000nmより小さい範囲である。【選択図】図3

Description

本発明は、水素含有ガス等の被分離ガス(原料ガス)から水素ガスを選択して分離することにより純度の高い水素ガスを得ることができる水素分離体及びその製造方法に関する。
従来、例えば燃料電池に供給する水素を製造するために、天然ガスを水蒸気改質した改質ガス等の水素を含むガスから水素のみを選択的に取り出す水素分離体が開発されている。この水素分離体は、例えば有底円筒状のセラミック多孔質体の表面などに、パラジウム(Pd)やPd合金等の水素のみを透過させる水素透過性金属(以下水素分離金属と記す)からなる水素透過膜(以下水素分離層と記す)を形成したものである。
また、この種の水素分離体を製造する方法としては、多孔質基材と、担体微粒子を含む被着物の焼成物に金属種核(Pd等)を担持させた担持多孔質材と、多孔質保護層とを順に成層した後、担持多孔質体の担持金属種核を種核として、PdやPd合金の無電メッキを施して、水素分離層を形成する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第4729755号公報
しかしながら、上述した従来技術では、金属種核が担持される担持多孔質体を焼成する(焼き付ける)際には、その焼成温度が600℃以下であるので、担持多孔質体を構成する粒子同士の焼成時の凝集が少なく、よって、図11に模式的に示すように、担持多孔質材内の細孔(S)が非常に小さい(例えば平均細孔径が100nm以下)という特徴があった。
そのため、担持多孔質体に担持された金属種核を種核として、PdやPd合金の無電メッキによって、水素分離層を形成する際には、メッキ液(M)が細孔内に十分に浸透することができないことがあった。
その結果、細孔内に十分に水素分離金属を充填できず、水素分離層の緻密性を十分に高めることができない場合には、原料ガスから水素を分離する際に、原料ガスがリーク(漏出)し易く、よって、水素分離体にて分離される水素の純度が低くなる恐れがあった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、水素分離体において分離される水素の純度を高めることができる水素分離体及びその製造方法を提供することにある。
(1)本発明(水素分離体)は、第1態様として、水素を含む気体の通過が可能なセラミック製の多孔質支持体と、前記多孔質支持体の表面を覆うように形成されたセラミック製の多孔質層と、前記多孔質層の表面を覆うように形成されたセラミック製の多孔質の保護層と、を備え、少なくとも前記多孔質層に、前記水素を含む気体のうち水素のみを選択して透過させる水素分離金属が充填された水素分離層を有する水素分離体において、前記多孔質層の平均細孔径が、100nmより大きく1000nmより小さい範囲であることを特徴とする。
本第1態様では、多孔質層(詳しくはその細孔内)に水素分離金属が充填されて水素分離層が形成されているとともに、その水素分離金属が充填された多孔質層の平均細孔径が、100nmより大きく1000nmより小さい範囲である。
従って、原料ガスから水素を分離する際に、原料ガスがリークし難く、その結果、製造される水素の純度が高いという効果がある。
つまり、平均細孔径が100nm以下の場合には、細孔が非常に小さいので、メッキ液によって多孔質の細孔内に水素分離金属を析出させて充填する際に、細孔内にメッキ液が浸入し難く、よって、水素分離金属が十分に充填できないことがある。
一方、平均細孔径が1000nm以上の場合には、細孔が非常に大きいので、メッキ液は多孔質の細孔内に浸入し易いものの、空間が大き過ぎるので、逆に、水素分離金属によって細孔内を十分に閉塞できないことがある。
本第1態様では、多孔質層の平均細孔径が、100nmより大きく1000nmより小さい適度な範囲(図1参照)であるので、細孔(S)内に十分にメッキ液(M)が浸透できるとともに、(水素分離金属によって)細孔を容易に閉塞することができる。その結果、水素を分離する際に、原料ガスのリークを防止して、得られる水素の純度を高めることができる。
なお、(水素分離層が形成された)多孔質層は多孔質支持体の表面を覆うものではあるが、多孔質支持体と多孔質層との間に、多孔質層の平均細孔径より大きな平均細孔径の細孔を有する他の層(支持体表面層)を設けてもよい。つまり、多孔質層が多孔質支持体の表面を直接に接触して覆う構成以外に、多孔質層が多孔質支持体の表面を支持体表面層を介して間接的に覆うように構成してもよい。
(2)本発明は、第2態様として、前記多孔質層の平均細孔径が、前記多孔質支持体及び前記保護層の平均細孔径よりも小さいことを特徴とする。
本第2態様では、多孔質層の平均細孔径が、多孔質支持体及び保護層の平均細孔径よりも小さい。即ち、多孔質支持体及び保護層の平均細孔径は、(水素分離層が形成された)多孔質層の平均細孔径より大きいので、例えば製造時における多孔質層へのメッキ液の供給、又は使用時における水素分離層への原料ガスの供給や分離された水素の排出が容易であるという利点がある。
(3)本発明は、第3態様として、前記水素分離層は、前記多孔質層の前記保護層側から前記保護層の前記多孔質層側にわたって形成されていることを特徴とする。
本第3態様では、水素分離層は多孔質層だけではなく保護層に渡って形成されているので、水素分離層を必要な厚みだけを抑制して形成できる。よって、得られる水素の純度を高めることができる。
(4)本発明は、第4態様として、前記保護層の平均細孔径が、前記多孔質支持体の平均細孔径よりも小さいことを特徴とする。
本第4態様では、保護層の平均細孔径が、多孔質支持体の平均細孔径よりも小さい。即ち、多孔質支持体の平均細孔径は十分に大きいので、原料ガス又は水素ガスを容易に透過することができる。また、保護層の平均細孔径は、原料ガス又は水素ガスを透過できる必要十分な大きさを有する一方で、Feなどの被毒物質に対しては十分に小さく、被毒物質が水素分離層に到達することを効果的に防止できる。
(5)本発明(水素分離体の製造方法)は、第5態様として、前記第1〜第4態様のいずれか1項に記載の水素分離体の製造方法であって、前記多孔質層の細孔内に、メッキ核を付着させて核付層を形成する工程と、前記水素分離金属を含むメッキ液を使用するメッキ法によって、前記核付層のメッキ核を種核として水素分離金属を析出させて前記水素分離層を形成する工程と、を有することを特徴とする。
本第5態様では、まず、多孔質層の細孔内に、メッキ核を付着させて核付層を形成し、その後、水素分離金属を含むメッキ液を使用するメッキ法によって、核付層のメッキ核を種核として水素分離金属を析出させて水素分離層を形成することができる。
本発明の水素分離体の構造を例示する説明図である。 実施例1の水素分離体を軸方向に沿って破断して示す断面図である。 実施例1の水素分離体を軸方向に沿って破断し、その一部(図1のA部)を拡大して模式的に示す説明図である。 実施例1の水素分離体を軸方向に沿って破断し、その内部構造を更に拡大して模式的に示す説明図である。 実施例1の水素分離体を用いた水素分離装置を軸方向に沿って破断して示す断面図である。 実施例1の水素分離体の製造方法の一部を示す説明図である。 実施例1の水素分離体の製造方法の一部を示す説明図である。 実施例1の水素分離体の製造方法のうち、内部給電方式の電解メッキを示す説明図である。 実施例2の水素分離体を軸方向に沿って破断し、その一部を拡大して模式的に示す説明図である。 実験に使用する実験装置を示す説明図である。 従来技術の説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
・多孔質支持体、多孔質層、保護層の材料としては、例えばセラミックスが用いられる。このセラミックスとしては、イットリア安定化ジルコニア、安定化ジルコニア、アルミナ、マグネシア、セリア、ドープドセリアのうち、少なくとも1種が挙げられる。
・水素分離金属としては、Pd、PdCu合金、PdAg合金、PdAu合金が挙げられる。詳しくは、Pd、Cu、Ag、Au、PdCu合金、PdAg合金、PdAu合金が挙げられる。なお、Cu、Ag、Auは、単独で用いられるものではなく、水素透過性を有するPdと合金化して用いられる合金用金属である。
なお、従来技術では、水素分離金属を1〜100nmに微細化することで水素脆性を緩和できるとあるが、上述のPd合金(例えば、PdCu合金やPdAg合金)とすることにより水素脆性を抑制できるため、敢えて微細化する必要はない。
・水素分離層は、多孔質層や保護層の細孔内に水素分離金属が充填された層(水素分離金属充填層)であるので、水素分離層の範囲には、水素分離金属以外に多孔質層や保護層の材料が含まれている。
・なお、平均細孔径は、使用する原料粉末の大きさや焼成温度や焼成時間によって調節することができる。例えば原料粉末として小さなものを使用すると平均細孔径は小さくなり、焼成温度を高くしたり焼成時間を長くすることにより、粉末の粒子同士が一体化して大きな粒子になるので、平均細孔径を大きくすることができる。従って、選択する粒子や焼成条件と平均細孔径との関係を予め実験等によって求めておくことにより、目的とする平均細孔径を実現することが可能である。
以下、本発明の実施例について説明する。
ここでは、原料ガス(source gas)から水素を選択的に分離する水素分離体の実施例について説明する。
a)まず、本実施例の水素分離体の構成について説明する。
図2に示すように、本実施例の水素分離体1は、原料ガス(例えば天然ガスと水蒸気を触媒に接触させ生成した改質ガス)から、水素を選択的に分離する試験管形状の部材であり、先端側(同図上方)が閉塞されるとともに基端側(同図下方)が開放され、その軸中心に中心孔3を有している。
この水素分離体1は、基本的な構成として、その先端側に試験管形状の多孔質支持体5を備えるとともに、その基端側に筒状の緻密質支持体7を備えており、多孔質支持体5と緻密質支持体7とは同軸に配置されて一体のセラミック支持体9を構成している。
なお、水素分離体1の寸法は、例えば長さ300mm×内径6mm×外径10mmである。
このうち、多孔質支持体5は、例えばイットリア安定化ジルコニア(YSZ)からなり、通気性を有する多孔質セラミックス製の支持体である。この多孔質支持体の気孔率は例えば40%、平均細孔径は例えば2000nmであり、原料ガス又は水素ガスを透過可能な構造を有している。
一方、緻密質支持体7は、YSZからなる緻密質セラミックス製の支持体、即ち、通気性が無く且つ(多孔質支持体5より)強度が高い支持体である。
そして、後述するように、セラミック支持体9の外表面の大部分を(基端側を除いて)を覆うように、層状の表面構造11が形成されている。
この表面構造11としては、図3に要部(図2のA部)を拡大して示すように、多孔質支持体5の表面を覆う多孔質層13と、多孔質層13の表面を覆う保護層15と、多孔質層13及び保護層15に渡って形成された水素分離層17とを備えている。以下、各構成について説明する。
前記多孔質層13は、多孔質支持体5の外周面全体と、緻密質支持体7の(多孔質支持体5)端部側の外周面を覆うように構成されている。
この多孔質層13は、YSZからなり、通気性を有する多孔質セラミックス製の被覆層であり、その気孔率は例えば40%、その平均細孔径は100nmを上回り1000nmを下回る範囲の例えば200nmであり、原料ガス又は水素ガスを透過可能な構造を有している。
前記保護層15は、多孔質層13の外側の全表面を覆うように形成されている。また、保護層15の基端側は、緻密質支持体7の先端側の外周面に密着して接合するように形成されている。
この保護層15は、YSZからなり、通気性を有する多孔質セラミックス製の被覆層であり、その気孔率は例えば50%、その平均細孔径は300nmであり、原料ガス又は水素ガスを透過可能な構造を有している。
この保護層15は、水素分離層17の外側にも広がっているので、外部から水素分離層17を損なうような汚染物質(例えばFe)が、水素分離層17に付着することを防止している。
なお、ここでは、多孔質支持体5の平均細孔径Aと多孔質層13の平均細孔径Bと保護層15の平均細孔径Cとの関係は、B<C<Aである。
前記水素分離層17は、多孔質層13においてその保護層15側の内側層17aと、保護層15においてその多孔質層13側の外側層17bとから構成されており、多孔質層13の全表面を覆うように、多孔質層13の外側表面に沿って全体に形成されている。
この水素分離層17は、図4に(図3を更に)拡大して模式的に示す様に、YSZからなる多孔質層13や保護層15の細孔21、23内に、水素透過性金属(本実施例ではPdAg合金)である水素分離金属が充填されたものである。この水素分離金属は、原料ガスから水素のみを選択して透過させることによって、原料ガスから水素を分離する金属である。
つまり、水素分離層17は、セラミックからなる多孔質層13及び保護層15(以下多孔質基体25と称する)のうち、水素分離金属が充填された部分(図4の左右方向の幅の範囲)におけると、その細孔21、23内に充填された水素分離金属とから構成されている。
なお、以下では、水素分離層17の細孔21、23内に充填された水素分離金属からなる部分を水素分離金属部27と称する。
b)次に、前記水素分離体1を備えた水素分離装置について、簡単に説明する。
この水素分離装置としては、例えば特開2012−7727号公報に記載の装置を採用できる。
具体的には、図5に示す様に、水素分離装置31は、水素分離体1と、水素分離体1の開放端側が挿入された筒状の取付金具33と、水素分離体1の外周面と取付金具33の内周面との間に配置された円筒形の(ガスシールを行う)シール層35と、水素分離体1に外嵌されてシール層35の先端側を押圧する円筒形の押圧金具37と、押圧金具37に外嵌されて取付金具33に螺合する筒状の固定金具39とを備えている。なお、図5では、表面構造11は省略してある。
前記取付金具33は、先端側筒状部41と鍔部43等を備えており、軸中心には、ガスの流路となる貫通孔(中空部)45が形成され、中空部45には、水素分離体1の基端側の端部が収容されている。前記固定金具39は、押圧板47と筒状部49とを備えている。前記押圧金具37は、取付金具33と水素分離体1との間の空間50内にて、(膨張黒鉛からなる)シール層35と隣接して配置されている。
ここでは、取付金具33、押圧金具37、固定金具39によって、金属継手51が構成されており、水素分離体1(従って水素分離装置31)は、この金属継手51によって、ステンレス製の金属容器53に固定されて収容されている。なお、金属容器53に収容された水素分離装置31によって、水素分離モジュール55が構成されている。
そして、上述した水素分離モジュール55では、例えば水素分離体1の外側(従って金属容器53内)に原料ガスが供給されると、水素分離体1にて原料ガスから水素に分離され、その水素は、水素分離体1の中心孔3を介して外部に取り出される。
また、これとは逆に、水素分離体1の中心孔3に原料ガスが供給されると、水素分離体1にて原料ガスから水素に分離され、その水素は、水素分離体1の外側(従って金属容器53内)に排出される。
なお、原料ガスとしては、メタンなどの炭化水素ガスと水蒸気との混合ガスや、少なくとも水素ガスを含む混合ガスが挙げられる。
c)次に、本実施例の水素分離体1の製造方法について説明する。
<第1粉末充填工程>
本実施例では、図6(a)に示す様な型枠61を用いてプレス成形を行う。この型枠61の筒状のゴム型63の軸中心には、水素分離体1の外形に対応した円柱形の内部孔65が形成されており、この内部孔65の軸中心には、水素分離体1の中心孔3の形状に対応した円柱状(試験管形状)の中心ピン67が立設されている。これにより、略円筒形状の型枠孔69が形成されている。
そして、このゴム型63の型枠孔69内に、緻密質支持体7を形成する材料として、YSZ造粒粉を充填し、円筒状の緻密質形成部71を作製した。
<第2粉末充填工程>
次に、図6(b)に示す様に、同様に、ゴム型63の型枠孔69内において、緻密質形成部71の上に、多孔質支持体5を形成する材料として、造孔材として有機ビーズ(メジアン径1.9μm)を42体積%添加したYSZ造粒粉(原料となるYSZ粉末のメジアン径1.3μm)を充填した。
<加圧工程>
次に、図6(c)に示す様に、ゴム型63の上部に、上部金型73を固定した。
そして、この状態でゴム型63の外周側より、100MPaにて加圧してプレス成形することにより、図6(d)に示す様な、水素分離体1の形状に対応した有底円筒形状成形体79を作製した。
<焼成工程>
次に、ゴム型63より取り出した有底円筒形状成形体79を脱脂し、その後、1500℃にて1時間焼成することにより、図7(a)に示す様に、φ10mm×長さ300mmのセラミック焼成体85を得た。なお、このセラミック焼成体85は、緻密質支持体7と多孔質支持体5とからなる
<多孔質層形成工程>
次に、YSZ粉末(メジアン径0.6μm)を有機溶媒中に分散させたスラリーを作製し、ディップコーティング法によって、セラミック焼成体85の表面(即ち多孔質支持体5の表面)にスラリーを付着させた。
そして、このスラリーを付着させたセラミック焼成体85を、大気中にて1150℃で2時間焼き付けて、図7(b)に(図7(a)のB部を拡大して)示す様に、セラミック焼成体85の表面(即ち多孔質支持体5の表面)を覆う多孔質層13を形成した。
<Pd金属核形成工程>
次に、多孔質層13を備えた多孔質支持体5(その外側)を、Snイオン溶液に浸漬し、Snイオンを多孔質層13の表面側に吸着させ、水洗後、Pdイオン溶液に浸漬させて、SnイオンとPdイオンの交換反応によりPdイオンを吸着させた。
その後、ヒドラジン溶液に浸漬させることにより、Pdイオンを還元しPd金属核(メッキ核)とした。つまり、多孔質層13の細孔21の内周面に、Pd金属核を付着させた。
なお、多孔質層13のうちPd金属核が付着した層が核付層であり、通常は、多孔質層13の全体が核付層となる。
<保護層形成工程>
次に、Pd金属核を付着させた多孔質層13に対して、再度上述したYSZスラリーをディップコーティングした後に、1200℃で2時間焼き付けることにより、図7(c)に示す様に、保護層15を形成した。
これによって、多孔質支持体5の表面に多孔質層13及び保護層15が形成された水素分離中間体87が得られた。
<無電解メッキ工程>
次に、無電解メッキ法(化学メッキ法)により、多孔質層13の細孔21内に付着させたPd金属核を成長させ、細孔21の一部を埋めるようにして、多孔質層13の表面側(保護層15側:図7(c)の右側)に、3.0μmの厚みでPdからなる無電解メッキ層91を形成した。
詳しくは、この無電解メッキ法では、多孔質支持体5の多孔質層13で覆われた部分を、浴温60℃の無電解Pdメッキ液(パラジウム化合物:濃度2g/L)中にセットし、20分にわたり無電解メッキを行って、無電解メッキ層91を形成した。なお、無電解メッキを行う場合には、多孔質支持体5の内側(中心孔3側)を外側より低圧にするとより好適である。
<電解メッキ工程>
次に、電解メッキによって、無電解メッキ層91の表面側(保護層15側)に、図7(d)に示す様に、電解メッキによって電解メッキ層93を形成した。
詳しくは、図8に示す様に、水素分離中間体87の中心孔3に、濃度6.0mol/LのNaCl水溶液を電解液として導入した。
また、NaCl電解液中に給電電極95を挿し込んだ後、水素分離中間体87を、予め対極97の配置された浴温30℃の電解Agメッキ液(硝酸銀溶液:濃度37g/L)中にセットした。なお、電解Agメッキ液は、保護層15の外側(図8の右側)に供給される。
そして、電流値(電流密度)0.3A/dmにて定電流電解メッキを2.0分間実施し、無電解メッキ層91上にAgメッキ膜である厚さ1.0μmの電解メッキ層93を形成し、(後に水素分離金属部27となる)金属部形成体101を作製した。
なお、電解メッキ層93は、保護層15の内側の一部にも形成されるが、製品としては、メッキ金属が充填されていない外側の多孔質部分が実質的に保護層15として機能する。
また、この電解メッキでは、多孔質支持体5の内側の中心孔3(従って多孔質支持体5の細孔103)に供給された電解液を介して、無電解メッキ層91に電子が供給され、保護層15の外側(従って保護層15の細孔23)に供給された電解Agメッキ液を介して、無電解メッキ層91の外側にメッキ金属(ここではAg)が供給される。
そして、電解メッキ後に、金属部形成体101に対して、窒素中750℃で熱処理を行い、PdとAgとを合金化し、厚み4μmのPdAg合金からなる水素分離金属部27とした。これにより、厚み4μmの水素分離層17が形成された。
これらの工程によって、水素分離体1が完成した。
e)次に、本実施例の効果について説明する。
本実施例では、多孔質層13に水素分離金属が充填された水素分離層17が形成されているとともに、その水素分離金属が充填された多孔質層13の平均細孔径が、100nmより大きく1000nmより小さい範囲である。
従って、原料ガスから水素を分離する際に、原料ガスがリークし難く、その結果、製造さえる水素の純度が高いという効果がある。
つまり、本実施例では、平均細孔径が100nmを上回るので、無電解メッキ液によって多孔質層13の細孔21内に水素分離金属を充填する際に、細孔21内に無電解メッキ液が浸入し易く、よって、水素分離金属を十分に充填できる。更に、本実施例では、平均細孔径が1000nmを下回るので、細孔21に過度に大きな空間がなく、よって、水素分離金属によって細孔21内を十分に閉塞できる。これによって、水素を分離する際に、原料ガスのリークを防止して、得られる水素の純度を高めることができる。
また、本実施例では、多孔質支持体5及び保護層15の平均細孔径は、(水素分離層17が形成された)多孔質層13の平均細孔径より大きいので、例えば製造時には無電解メッキ液又は電解メッキ液を供給し易く、使用時には、水素分離層17への原料ガスの供給や分離された水素の排出が容易であるという利点がある。
更に、本実施例では、水素分離層17は多孔質層13だけではなく保護層15に渡って形成されているので、水素分離層17を、水素純度を高めるのに必要な厚みだけ制御して形成できる。すなわち、無電解メッキ工程においては、メッキ核が形成された核付層を起点としてPd析出が生じる。
ここで、メッキ核が形成された核付層におけるPd析出速度は非常に速く、保護層15の界面付近の核付層細孔(すなわち無電解メッキ液が最初に核付層に到達する地点)からすばやく閉塞される。メッキ液が透過しない程度に核付層内の細孔が充填された後は、保護層15の細孔23が最表面に向かって緩やかな成膜速度で閉塞されていく。
メッキ核が形成されていない保護層15における析出Pd厚みは、メッキ浸漬時間により管理できるため、結果として析出水素純度を高めるのに必要な厚みを制御できる。また、すばやく成膜されたメッキ組織は小さな空孔を残し易いため、保護層15の細孔23を埋める緩やかな成膜速度の無電解メッキを組み合わせることによって、上記空孔を塞ぐ効果もある。よって、得られる水素の純度を高めることができる。
しかも、本実施例では、多孔質支持体5の平均細孔径は十分に大きいので、原料ガス又は水素ガスを容易に透過することができる。また、保護層15の平均細孔径は、原料ガス又は水素ガスを透過できる必要十分な大きさを有する一方で、Feなどの被毒物質等に対して十分に小さく、被毒物質が水素分離層17に到達することを効果的に防止できる。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略し、異なる部分を説明する。
図9に示す様に、本実施例2の試験管形状の水素分離体111は、前記多孔質支持体113の外側表面に、多孔質支持体113の表面全体を覆うように多孔質の支持体表面層115が形成され、この支持体表面層115の表面全体を覆うように多孔質層117が形成され、この多孔質層117の表面全体を覆うように保護層119が形成されている。
このうち、多孔質支持体113、多孔質層117、保護層119の構成は基本的に実施例1とほぼ同様であり、支持体表面層115が大きく異なっている。
ここで、多孔質支持体113の平均細孔径A(例えば2000nm)と、多孔質層117の平均細孔径B(例えば200nm)と、保護層119の平均細孔径C(例えば300nm)と、支持体表面層115の平均細孔径D(例えば1000nm)との関係は、B<C<D<Aであり、多孔質層117の平均細孔径Bは、100nmを上回り1000nmを下回る範囲である。
また、多孔質層117の一部(保護層119側)と保護層119の一部(多孔質層117)側に渡って、実施例1と同様な水素分離層121が形成されている。
本実施例2の水素分離体111を製造する方法は、基本的に前記実施例1と同様であるが、支持体表面層115を形成する工程が異なるので、異なる工程である<焼成工程>について説明する。
本実施例の焼成工程(前記実施例1の加圧工程の次の工程)では、図示しないが、ゴム型より取り出した有底円筒形状成形体を1000℃にて仮焼成して、セラミック仮焼成体を作製する。
次に、造孔材として有機ビーズ(メジアン径1.5μm)を55体積%添加したYSZ粉末(メジアン径0.6μm)を、有機溶媒中に分散させたスラリーを作製し、ディップコーティング法によって、セラミック仮焼成体の多孔質支持体5となる部分の外側表面にスラリーを付着させ、スラリー層を形成する。
次に、スラリー層を形成したセラミック仮焼成を、1500℃にて1時間焼成することによりって、表面に支持体表面層115を備えたセラミック焼成体を作製する。
その後、前記実施例1と同様な方法で、支持体表面層115の上に、多孔質層117を形成するためのスラリーを付着させ、その後大気中にて1150℃で2時間焼き付けを行って、支持体表面層115の上に多孔質層117を形成する。
その後の工程は、前記実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
なお、本実施例では、多孔質層117が核付層となる。
本実施例2では、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、上述した多孔質支持体113と多孔質層117の中間の細孔径を有し、支持体表面の凹凸を緩和する支持体表面層115を備えているので、最も小さな細孔径である多孔質層117を薄く成膜できるので、結果として透過可能なガス流速を増やすことができるという利点がある。
また、多孔質支持体113と多孔質層117及び保護層119を異なる材質で形成する場合、支持体表面層115は接着層としても機能する。例えば、多孔質支持体113にアルミナを用い、多孔質層117及び保護層119にYSZを用いる場合、支持体表面層115にはアルミナとYSZとの混合層を用いることができる。
[実験例]
次に、本発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。
<実験に用いる水素分離装置>
図10に示す様に、まず、本実験に用いる水素分離装置131について説明する。なおこの水素分離装置131は、前記実施例2に記載の水素分離体111を用いたものである。
詳しくは、同図に示すように、水素分離体111と市販の粒状触媒133と保持部材135を、例えば外径φ50mm×内径φ40mm×長さ600mmの円筒状の反応器137内に配置した。なお、保持部材135は、市販のアルミナからなる筒状のセラミックス織布を、水素分離体111等の寸法に応じて適切な長さに切断したものである。
具体的には、まず、金属継手139に水素分離体111を内嵌し、次に、水素分離体111に保持部材135を外嵌した。なお、保持部材135は金属継手139の外周を覆う位置まで配置した。
次に、金属ワイヤ141を用い、金属継手139上にて保持部材135の下端を結束した。
その後、反応器137内に、金属継手139によって(保持部材135で覆われた)水素分離体111を固定した。
次に、水素分離体111と保持部材135との間の間隙143に粒状触媒133を充填し、その後、金属ワイヤ145によって、保持部材135の上端を閉塞した。
従って、この様に構成された水素分離装置131においては、原料導入孔149から(水蒸気を含む)原料ガスが供給されると、粒状触媒133にて水蒸気改質が行われて改質ガスが生成される。そして、この改質ガスは、水素分離体111の水素分離層121(図9参照)にて水素が分離されて、中心孔151に排出され、更に、この水素は、水素分離体111の中心孔151から金属継手139の中心孔153を介して、反応器137外に取り出される。なお、オフガス(off gas)は、排出孔155から排出される。
<水素分離装置131を用いた水素分離試験>
次に、上述した(本発明例である前記実施例2の)水素分離体111を備えた水素分離装置131を用いて、水素分離体111の性能を、分離される水素の純度によって調べた。
具体的には、前記水素分離装置131を、室温(25℃)から550℃まで昇温し、粒状触媒133側に原料ガス(天然ガス+水蒸気)を導入し、水素分離体111の中心孔151内に水素を抽出する水素分離試験を行った。その結果、99.998体積%の高純度の水素が得られた。
また、水素分離試験後、水素分離体111の断面構造をSEMにより観察した。その結果、水素分離金属が充填された水素分離層121のセラミック部分(詳しくは水素分離金属が充填された部分の多孔質層117及び保護層119(図9参照))の平均細孔径は、100nmより大きく1000nmより小さい範囲であることを確認した。
尚、本発明は前記実施形態や実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば、上述した内部給電方式の電解メッキ以外に、通常の電解メッキを採用できる。この場合は、全多孔質層内に形成したPd金属層等に対して、導通を取るようにクリップ等によって一方の電極を取り付け、通常の様に電解メッキを行うことができる。
つまり、(一方の電極が取り付けられた)金属層等と他方の電極との間にメッキ液を供給し、両電極間に電圧を印加することによって電解メッキを行うことができる。
(2)また、内部給電方式の場合には、セラミック支持体の外側に電解液を供給するとともに、内側に電解メッキ液を供給し、内側(中心孔側)よりメッキ金属を析出させてもよい。
(3)前記各実施例の水素分離体中(例えば多孔質支持体内など)に、天然ガス等の原料ガスを改質(例えば水蒸気改質)して、水素リッチの改質ガスとする(Ni等の)改質触媒を加えてもよい。
1、111…水素分離体
5、113…多孔質支持体
7…緻密質支持体
13、117…多孔質層
15、119…保護層
17、121…水素分離層
21、23、103…細孔
115…支持体表面層

Claims (5)

  1. 水素を含む気体の通過が可能なセラミック製の多孔質支持体と、
    前記多孔質支持体の表面を覆うように形成されたセラミック製の多孔質層と、
    前記多孔質層の表面を覆うように形成されたセラミック製の多孔質の保護層と、
    を備え、
    少なくとも前記多孔質層に、前記水素を含む気体のうち水素のみを選択して透過させる水素分離金属が充填された水素分離層を有する水素分離体において、
    前記多孔質層の平均細孔径が、100nmより大きく1000nmより小さい範囲であることを特徴とする水素分離体。
  2. 前記多孔質層の平均細孔径が、前記多孔質支持体及び前記保護層の平均細孔径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の水素分離体。
  3. 前記水素分離層は、前記保護層の前記多孔質層側にわたって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水素分離体。
  4. 前記保護層の平均細孔径が、前記多孔質支持体の平均細孔径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水素分離体。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の水素分離体の製造方法であって、
    前記多孔質層の細孔内に、メッキ核を付着させて核付層を形成する工程と、
    前記水素分離金属を含むメッキ液を使用するメッキ法によって、前記核付層のメッキ核を種核として水素分離金属を析出させて前記水素分離層を形成する工程と、
    を有することを特徴とする水素分離体の製造方法。
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