JP2015015020A - 表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者に処方された処方せんに対する処方監査に必要な情報を効率的に把握することができる表示装置を提供すること。
【解決手段】複数の薬剤が記載された処方せんを受け付け、複数の薬剤に重複する副作用があるかどうかを確認する重複確認手段と、重複した副作用の情報を表示部に表示する表示生成手段と、を備える表示装置である。そして、表示装置の表示生成手段は、重複した副作用と、重複していない副作用とを区別可能に表示する表示装置である。
【選択図】図13

Description

本発明は、薬剤情報の表示装置及びプログラムに関する。
情報処理技術の発展は、薬剤を調剤し提供する薬局等の医療機関にも広く浸透し、利便性を高めている。例えば、従来から医療機関においては、レセプト(診療報酬明細書)の作成を支援するレセコンといったコンピュータが知られており、高度な専門知識や複雑な計算を必要とすることなくレセプトの作成を可能にしている。また、近年では、薬歴等の患者の情報も電子的に管理するシステムが普及している。
なお、従来ではレセコンと薬歴を管理するシステムとがハード的に独立したコンピュータであったため、例えば特許文献1には、レセコン機能と薬歴管理機能とを備えた薬局用コンピュータにおいて、両機能を有効に連携した薬局用コンピュータが開示されている。
特開2011−118535号公報
ところで、患者への調剤を行う際に、処方せんの記載事項及び患者情報・薬歴等をふまえてそのまま薬剤を交付することに疑わしい点があるかを確認する処方監査を行うために、処方せんに記載された薬剤の禁忌等の情報を表示することが行われることがある。しかしながら、処方された薬剤の種類が多数に及ぶと薬剤の禁忌等の情報についても多数表示されることとなり、目的とする情報を効率的に把握することができなかった。その結果、処方監査のために薬剤の禁忌等の情報を表示したとしても、必要な情報を効率的に探せないため、適切な処方監査を迅速に行うことができなくなっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、患者に処方された処方せんに対する処方監査に必要な情報を効率的に把握できる表示装置及びプログラムを提供することを目的とする。
(1) 複数の薬剤が記載された処方せんを受け付け、前記複数の薬剤に重複する副作用があるかどうかを確認する重複確認手段と、前記重複した副作用の情報を表示部に表示する、表示生成手段と、を備える表示装置。
(2) 前記表示生成手段は、前記重複した副作用と、重複していない副作用とを区別可能に表示する、(1)に記載の表示装置。
(3) 前記重複確認手段は、さらに、前記重複した副作用の発症率をそれぞれの副作用の発症率に基づいて算出し、前記表示生成手段は、副作用の重篤度及び/又は発症率に応じて、順番に副作用の情報を表示する、(1)又は(2)に記載の表示装置。
(4)前記重複確認手段は、副作用の好発時期を考慮して、前記重複した副作用の発症率をそれぞれの副作用の発症率に基づいて算出する、(3)に記載の表示装置。
(5) 薬剤毎の項目を表示する薬剤欄と、薬剤の副作用に関する副作用情報の欄を含む処方監査関連情報の項目を表示する処方監査関連情報欄と、所定の薬剤の項目と所定の処方監査関連情報の項目との交差欄とをさらに前記表示部に表示し、前記副作用情報の欄の選択を受け付けて、前記受け付けた処方せんに関する前記重複した副作用の情報を表示する、(1)乃至(4)のいずれかに記載の表示装置。
(6) 複数の薬剤が記載された処方せんを受け付け、前記複数の薬剤に重複する副作用があるかどうかを確認する重複確認ステップと、前記重複した副作用の情報を表示部に表示する、表示生成ステップと、をコンピュータに実行させる、プログラム。
なお、薬剤欄、処方監査関連情報欄及び交差欄の選択は、いずれかの一の欄の選択を受け付けて具体的な情報の表示を行えばよく、薬剤欄のみの選択、処方監査関連情報のみの選択、交差欄のみの選択、薬剤欄及び処方監査関連情報欄の選択、薬剤欄及び処方監査関連情報欄の選択、処方監査関連情報欄及び交差欄の選択、又は、薬剤欄と処方監査関連情報欄と交差欄との選択によって具体的な情報を表示するものでもよい。
本発明によれば、患者に処方された処方せんに対する処方監査に必要な情報を効率的に把握することができる。
薬剤表示システムの構成を示す図である。 薬剤提供業務の概要を示す図である。 表示装置の機能構成を示すブロック図である。 記憶部の処方せんDBを示す図である。 記憶部の病名DBを示す図である。 記憶部の添付文書DBを示す図である。 表示装置に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示装置に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示装置に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示装置に表示される表示画面の一例を示す図である。 表示装置に表示される表示画面の一例を示す図である。 薬剤表示システムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における表示装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態における記憶部の副作用機序DBを示す図である。 第2実施形態における表示装置に表示される表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一の実施形態について説明する。
[薬剤表示システム100の構成]
図1を参照して、本発明の薬剤表示システム100は、管理者装置1と薬局側の担当者により用いられる表示装置2a・・・2n及び、患者に薬剤提供業務の進捗状況を知らせるディスプレイ3と、を含んで構成される。
表示装置2a・・・2nは、薬剤提供業務を構成する各作業の担当者により用いられる端末装置である。
ここで、図2(1)を参照して、薬剤提供業務は、窓口において患者から処方せんを受け付けた後に、処方せんに従い薬剤を調剤し、調剤が適切であると最終監査において認められた場合に、窓口において患者に当該薬剤を提供するといった一連の流れにより構成される。このような薬剤提供業務は、一例として図2(2)に示す各作業、即ち「受付」「薬歴確認」「処方監査」「患者情報収集」「調剤設計」「服薬に関する説明」「調剤決定」「調剤」「最終監査」「薬剤交付会計」により構成することができる。これら各作業は、互いに独立して進行できるものもあり、本実施形態では、これら各作業を複数の担当者により分業することとしている。例えば、薬剤提供業務を構成する各作業のうち、「受付」「患者情報収集」「調剤」「薬剤交付会計」を薬剤師Aが担当し、「薬歴確認」「処方監査」「調剤設計」「服薬に関する説明」「調剤決定」を薬剤師Bが担当し、「最終監査」を薬剤師Cが担当することとしている。
このような本実施形態では、例えば、表示装置2aは薬剤師Aにより用いられ、表示装置2bは薬剤師Bにより用いられ、表示装置2cは薬剤師Cにより用いられることになる。もちろん表示装置2a・・・2nは、一人の担当者により用いられるだけでなく、複数の担当者が共有して用いることとしてもよい。なお、表示装置2a・・・2nの構成は、基本的に同一であるため、以下単に「表示装置2」と呼ぶことがある。
管理者装置1は、各担当者を管理する管理者により用いられ、表示装置2の機能の拡張、変更、制限等の管理者権限を有する端末装置であり、各種演算処理を行う制御部や各種情報を記憶する記憶部に加え、キーボードやタッチパネル等により実現される入力部及びディスプレイによる表示部を備えた汎用パーソナルコンピュータである。
表示装置2は、薬局においてその業務を多面的に支援することを目的としたものであり、管理者装置1と同様に汎用パーソナルコンピュータにより実現される。このような表示装置2は、各種プログラムがインストールされており、制御部がこれらプログラムに従い動作することで、レセコン機能、薬歴管理機能及び業務分担機能のほか、「処方監査」において、薬剤の表示機能を発揮する。なお、薬剤の表示機能とは、処方せんに記載された薬剤の項目、処方監査を行う際の処方監査関連情報の項目及びそれぞれの薬剤にどれだけ処方監査関連情報があるかを示す情報(数)を表示する機能である。これにより、「処方監査」を行う際に、患者に処方された処方せん対する処方監査に必要な情報を効率的に把握することができる。
これら管理者装置1及び表示装置2は、所定のネットワーク回線により接続され、互いに協働して患者に対する薬剤の提供業務を支援する。
ディスプレイ3は、薬局を訪れた患者側に向けられて配置され、患者に対して薬剤提供業務の進み具合を示す進捗状況を表示する。ディスプレイ3は、管理者装置1及び/又は表示装置2と通信可能に接続され、管理者装置1及び/又は表示装置2からの指示に従い、進捗状況を表示する。
[表示装置2の機能的構成]
続いて、図3を参照して、表示装置2の構成について説明する。表示装置2は、制御部21において、受付手段211、抽出手段212と、表示生成手段213と、表示変更受付手段214と、表示変更手段215とを有し、記憶部22の一領域において、処方せんDB221と、病名DB222と、添付文書DB223とを有している。
受付手段211は、特定の来院時の処方せんの記載を処方せん内容として受け付けて、処方せんIDと関連付けて処方せん内容を処方せんDB221に記憶する。
ここで、処方せん内容とは、処方せんに記載された内容についての情報及び処方せんの受付に付随して生じる情報であって、例えば、患者氏名等の患者の特定情報、処方された薬剤を示す処方薬剤及び処方せんを薬局が受け付けた日を示す受付日、処方せんに記載された薬剤が当該患者に初めて処方されたかを示す初回投与等をいう。
なお、初回投与は、受付手段211が当該患者の過去の処方せん内容を参照して、同一薬剤が所定の期間内に処方されていない場合に、薬剤と関連付けて初回投与であることを示す情報を処方せんDB221に記憶されることができる。
受付手段211が受け付けた処方せん内容は、後述する抽出手段212が患者の過去の処方せん内容を抽出する場合や、表示生成手段213が表示画面データを生成する場合に利用される。
抽出手段212は、表示画像データを生成するために必要な薬剤及び処方監査関連情報を抽出する。
ここで、処方監査関連情報とは、処方せんの記載事項及び患者情報・薬歴等をふまえてそのまま薬剤を交付することに疑わしい点があるかを確認するための情報であって、例えば、後述する禁忌、推定禁忌、重複、注意及び確認等の処方監査関連情報の項目がある。
具体的には、抽出手段212は、受付手段211が受け付けた患者氏名等の患者の特定情報に基づいて、過去の処方せん内容を処方せんDB221から抽出し、受付手段211が受け付けた特定の来院時の処方せん内容及び抽出した過去の処方せん内容に記載された薬剤に基づいて病名DB222から推定病名を抽出し、特定の来院時の処方せん内容、過去の処方せん内容に記載された薬剤及び推定病名に基づいて添付文書DB223から長期投与チェック薬、ハイリスク薬、使用上の注意及び副作用を抽出する。
ここで、推定病名、長期投与チェック薬、ハイリスク薬及び使用上の注意は、処方監査関連情報の一つである。推定病名とは、特定の来院時の処方せん及び過去の処方せんに記載された薬剤に基づいて判断する病名であって、現在患者が罹っている可能性があると推定される病名をいう。また、使用上の注意とは、服薬指導を行う際に参考とする、薬剤の投与が禁止・制限される病気や併用薬剤に関する情報であって、その注意の度合いから使用上の注意は、警告、禁忌、原則禁忌、慎重投与等のように段階的に記載されている。
また、図4を参照して、処方せんDB221について説明する。処方せんDB221は、薬局において受け付けた処方せん内容を記憶するDBであって、受付手段211が受け付けた処方せん内容を処方せんIDと関連付けて記憶するようになっており、抽出手段212が処方せんを識別する処方せんIDと関連付けて記憶される。
また、図5を参照して、病名DB222について説明する。病名DB222は、薬剤名から推定される病名を記憶するDBであって、病名ID、薬剤名及び病名等を関連付けて記憶する。本実施形態において、病名DB222に記憶される薬剤名及び病名の組み合わせは、後述する添付文書の記載に基づいて予め生成されている。
また、図6を参照して、添付文書DB223について説明する。添付文書DB223は、薬剤の添付文書のデータが項目ごとに薬剤と関連付けて記憶されている。添付文書とは、薬剤において、薬剤名、使用上の注意、品目仕様その他の重要事項を記載した、医師・医療機関関係者向けの製品情報記載書面である。添付文書DB223には、添付文書の項目に対応して、薬剤名のほか、適応症と用法用量を示す効能効果、使用上の注意、副作用等の情報等が記憶されている。また、特に図示はしないが、添付文書に記載された情報の他、長期投与チェック薬、ハイリスク薬等の添付文書外の項目を設けてもよい。
ここで、使用上の注意とは、服薬指導を行う際に参考とする、添付文書に記載された薬剤の投与が禁止・制限される病気や併用薬剤に関する注意を促す情報であって、その注意の度合いから使用上の注意は、警告、禁忌、原則禁忌、慎重投与等のように段階的に記載されている。なお、警告及び禁忌等は、添付文書において使用上の注意とは独立した項目となっているが、本実施形態においては、使用上の注意に含むように構成してもよい。
ここで、副作用は、重大な副作用及びその他の副作用の項目を含み、重大な副作用は、その他の副作用に記憶される副作用に比べて発生すると重篤な症状となることが多い副作用が記憶されている。また、それぞれの副作用は、副作用の発症する頻度及び副作用の生じる身体部位と関連付けられて記憶される。
表示生成手段213は、受付手段211が受け付けた特定来院時の処方せん内容及び抽出手段212が抽出した表示画像データを生成するために必要な薬剤及び処方監査関連情報に基づいて表示画面のデータを生成し、表示部24に出力する。
本実施形態において、表示生成手段213が生成する表示画像データは、行軸(横軸)に薬剤の情報をそれぞれ薬剤毎に項目を分けて表示し、列軸(縦軸)に処方監査関連情報をそれぞれ処方監査関連情報毎に項目を分けて表示する。そして、薬剤の項目の行と、処方監査関連情報の項目の列とが交差する欄に、薬剤にどれだけの処方監査関連情報があるかを示す情報(数)を表示する。
行軸に表示する薬剤の情報は、処方が開始された日に基づいて、整列して表示することができ、列軸に表示する処方監査関連情報については、処方監査における重要度に基づいて、整列して表示することができる。
ここで、表示生成手段213がこのような表示画面のデータを生成する必要性について説明する。患者への調剤を行う際に、処方せんの記載事項及び患者情報・薬歴等をふまえてそのまま薬剤を交付することに疑わしい点があるかを確認する処方監査を行うために、薬剤の禁忌等の情報を表示することが行われることがある。しかしながら、処方する薬剤の種類が多数に及ぶと薬剤の禁忌等の情報についても多数表示されることとなり、目的とする情報を効率的に把握することができなかった。そのため、薬剤の項目の行と、処方監査関連情報を分類した項目の列とが交差する欄に、薬剤にどのような処方監査関連情報がどれだけあるかを示すことによって処方監査に必要な情報を効率的に把握できる表示画面を表示する必要があった。
ここで、表示生成手段213が表示部24に出力する表示画面データについて図7を参照して説明する。図7は、表示生成手段213が生成した表示画面データが表示部24に表示されたことを示す図であって、表示された画面は、薬剤師「東 太郎」が患者「甲」に対する処方せんの処方監査を行う際に表示される表示画面例である。薬剤師は、この画面を参照して、処方監査を行い、処方せんの記載事項や患者情報・薬歴に基づく処方内容の確認を行う。
表示領域V1は、受付手段211が受け付けた処方せんの内容の薬剤が薬剤の情報をそれぞれ薬剤毎に項目を分けて表示される薬剤欄である。図7においては、薬剤A錠、薬剤B錠、薬剤C錠及び薬剤Dカプセルが表示されている。
表示領域V2は、処方監査関連情報をそれぞれ処方監査関連情報毎に項目を分けて表示される処方監査関連情報欄である。処方監査関連情報の項目は、禁忌・推定禁忌・重複・注意・確認の欄が設けられている。
処方監査関連情報の項目は、禁忌及び注意のように、処方せんの記載のみに基づいて判定する情報と、推定禁忌、重複及び確認のように、処方せんの記載より推定した情報に基づいて判定する情報とに更に分類できる。また、処方監査関連情報の項目は、禁忌、推定禁忌及び注意のように添付文書に記載された情報に基づいて判定する情報と、重複及び確認のように添付文書の記載以外の情報に主に基づいて判定する情報とに更に分類できる。
表示領域V3は、薬剤の行と処方監査関連情報の列とが交差する欄であり、薬剤ごとにどれだけの処方監査関連情報があるかを示す情報(数)が表示される交差欄である。
ここで、薬剤と禁忌とが交差する欄は、特定の来院時の処方せんに記載された所定の薬剤について、添付文書DB121の警告、禁忌又は警告及び禁忌の両方等の比較的危険度の高い項目に、特定の来院時の処方せんに記載された他の薬剤が含まれる場合に、処方監査関連情報のうち禁忌又は警告及び禁忌の両方等の数(禁忌等に含まれる薬剤の数であっても良いし、病名の数であってもよい)が所定の薬剤の行に表示される欄である。
薬剤と推定禁忌とが交差する欄は、特定の来院時の処方せんに記載された所定の薬剤について、添付文書DB121の警告、禁忌又は警告及び禁忌の両方等の比較的危険度の高い項目に、推定病名が含まれる場合に、処方監査関連情報のうち警告、禁忌又は警告及び禁忌の両方等の数(禁忌等に含まれる薬剤の数であっても良いし、病名の数であってもよい)が所定の薬剤の行に表示される欄である。
薬剤と重複とが交差する欄は、特定の来院時の処方せんに記載された所定の薬剤のうち、同一の薬効の薬剤が複数含まれている場合に、同一の薬効の薬剤の数が所定の薬剤の行に表示される欄である。例えば、一人の患者が、同じ時期に複数の医院で診察を受けている場合、よく使われる抗生物質や鎮痛剤など、同じ薬効の薬がそれぞれの医院で処方されると薬剤と重複とが交差する欄に同じ薬効の数が表示される。
薬剤と注意とが交差する欄は、特定の来院時の処方せんに記載された所定の薬剤について、添付文書DB121の慎重投与等の比較的危険度の低い項目に、特定の来院時の処方せんに記載された他の薬剤が含まれる場合に、処方監査関連情報のうち慎重投与等の数が所定の薬剤の行に表示される欄である。
薬剤と確認とが交差する欄は、特定の来院時の処方せんに記載された所定の薬剤が、長期投与チェック薬(投薬できる期間が14日間、30日間又は90日間のように限定されている薬剤)、ハイリスク薬(特に安全管理が必要であり、必要な薬学的管理及び指導を行うべき薬効分類に該当する薬剤)、初回処方薬(薬剤が患者に初めて投与される場合)等に該当する場合に、処方監査関連情報のうち長期投与チェック薬、ハイリスク薬、初回処方薬の数が所定の薬剤の行に表示される欄である。
なお、表示領域V3の更に下の欄には、過去に受け付けた処方せん内容に基づく薬剤について、表示領域V3と同様に、薬剤欄、処方監査関連情報欄及び交差欄が設けられている。
表示領域V4は、後述する操作により表示すべき範囲を選択した場合には、処方監査関連情報の具体的な情報が表示される具体情報欄である。なお、表示領域V4には、何も選択していない場合に、全ての処方監査関連情報の具体的な情報が表示されるようにしてもよい。
ここで、具体情報欄は、処方されている薬剤、注意すべき対象となる薬剤又は病気等、注意すべき対象の処方監査関連情報の項目(禁忌等)等が同一欄として表示したものであり、さらに、処方監査関連情報の項目になぜ該当するかを示す情報も含むようにしてもよい。
一つの欄は、左枠と上枠と下枠とから構成されている。上枠には、注意すべき対象(病気・薬剤等処方監査において薬剤師が注意を払うべき対象)が表示される。なお、注意すべき対象が、過去の情報に基づくものである場合には、「過去」と表示される。下枠には、処方されている薬剤や注意すべき対象の処方監査関連情報の項目が表示される。また、同一の注意すべき対象が複数の薬剤に生じている場合には、「多剤」のように表示される。(口述する図15において改めて説明する。)
例えば、推定禁忌の項目を選択して具体情報欄に、推定禁忌に関する具体的な情報を表示した場合について説明する。V4の3段目の欄の上枠には、過去の処方せんで処方されていた薬剤Fが表示されており、薬剤Fから推定される病名「出血性疾患」が注意すべき対象として表示されている。薬剤Aは、過去の処方せんに含まれていたもので過去の情報に基づくものであるから「過去」の表示がされている。また、V4の3段目の欄の下枠には、処方されている薬剤である「薬剤A」と、処方監査関連情報の項目である「禁忌」が表示されており、「筋無力症」の患者に薬剤Aを投与することが禁忌であることが表示されている。薬剤師は、このような表示に基づいて、処方監査を行う。即ち、患者に出血性疾患に罹っているかを確認して、患者が出血性疾患であると回答した場合には、処方せんを発行した医師に薬剤Aを交付してよいかの問い合わせを行い、処方せんの妥当性を確認する。
図3に戻り、表示変更受付手段214は、具体情報欄に表示する処方監査関連情報の具体的な情報を表示する範囲を選択する操作を入力部23より受け付ける。具体的には、表示画面において、薬剤欄、処方監査関連情報欄又は交差欄のいずれかを選択する操作を受け付けることによって、変更する操作を入力部23より受け付ける。
ここで、表示変更受付手段214は、薬剤欄を選択した場合には、選択した行を処方監査関連情報の表示範囲とし、処方監査関連情報欄を選択した場合には、選択した列を処方監査関連情報の表示範囲とし、交差欄を選択した場合には交差欄のみを表示範囲として選択することができる。
もっとも、表示変更受付手段214は、選択する範囲を段階的に広げる又は狭めることように構成してもよい。
具体例について図8を参照して、説明する。図8においては、薬剤A,Bは初回投与の処方せんに記載された薬剤であり、薬剤C,Dは初回投与ではない処方せんに記載された薬剤であり、薬剤E,Fは処方せんに記載されていない過去に処方された薬剤である。この場合に、例えば、処方監査関連情報欄の推定禁忌を1回選択した場合に、V3a、V3b及びV3cの領域を選択範囲とし、さらに処方監査関連情報欄の推定禁忌を1回選択した場合に、V3a及びV3bの領域を選択範囲とし、さらに処方監査関連情報欄の推定禁忌を1回選択した場合に、V3aの領域を選択範囲とする。このように、処方監査関連情報欄の選択範囲は段階的な選択が可能である。
また、図示しないが薬剤欄の選択においても同様に、例えば、前述した処方せんの記載のみに基づくか処方せんの記載より推定した情報の分類ごとに若しくは添付文書に記載された情報か否かの分類ごと等のように、選択範囲の段階的な選択が可能である。
これにより、一般的に、以前に処方監査を行ったことがないため、一般的に最も処方監査を行う必要性が高いと考えられる初回投与の薬剤について、まず、選択範囲とすることができ、薬剤師が必要とする可能性の高い情報に絞り込んで表示を行うことができる。
表示変更手段215は、表示変更受付手段214が受け付けた表示する範囲の選択に応じて、具体情報欄に表示する処方監査関連情報の具体的な情報を変更した表示画面データを生成し、表示部24に出力する。
なお、具体情報欄に表示する処方監査関連情報の具体的な情報は、表示する処方監査関連情報の具体情報の数に応じて加減してもよい。また、表示変更受付手段214が交差欄の選択を受け付けた場合には、処方監査関連情報の具体的な情報について、表示する情報量を増加してもよい。
ここで、表示変更手段215が薬剤欄、処方監査関連情報欄又は交差欄のうちのいずれかの選択を受け付けて、選択された欄における処方監査関連情報の具体的な情報を具体情報欄に表示する必要性について説明する。
表示生成手段213が、薬剤毎に分類した情報と、処方監査関連項目毎に分類した情報とがどうのように分布されるかの数を表示するために、薬剤師はそれぞれの情報がどのように分布されているかを直感的に把握することできる。しかしながら、処方された薬剤の数が多い場合には、処方監査関連情報の具体的な情報は全て表示されているため、必要とする情報が特定の情報に限られる場合には、目的とする特定の情報を効率的に把握に困難が生じることも多い。例えば、初回投与である薬剤を詳しく処方監査したいと薬剤師が考えたとしても、処方監査関連情報が全て表示されていると、目的とする初回投与の薬剤の処方監査関連情報を効率的に把握することは困難である。また、例えば、より注意すべき度合いの高い禁忌情報を中心に処方監査を行いたいと考えたとしても、処方監査関連情報が全て表示されていると、目的とする禁忌の処方監査関連情報を効率的に把握することは困難である。
そこで、薬剤師が目的とする特定の処方監査関連情報を効率的に把握するために、その目的に応じた範囲を選択させることによって、選択に応じた処方監査関連情報の具体的な情報を、表示させる必要があった。
ここで、表示変更手段215が表示部24に出力する表示画面データについて図9乃至図11を参照して説明する。
図9は、表示変更手段215が生成した表示画面データが表示部24に表示されたことを示す図であって、表示変更受付手段214が処方監査関連情報欄を選択する操作を受け付けたことに応じて、生成される表示画面データが表示部24に出力されていることを示す。
例えば、図9においては、推定禁忌の欄が選択されており、推定禁忌の列が反転表示されている。また、薬剤A、薬剤B、薬剤C及び薬剤Dの推定禁忌の情報が具体情報欄に表示されている。
このように、選択された処方監査関連情報欄における処方監査関連情報の数に基づいて、具体情報欄に具体的な情報を表示する。
図10は、表示変更手段215が生成した表示画面データが表示部24に表示されたことを示す図であって、表示変更受付手段214が薬剤欄を選択する操作を受け付けたことに応じて、生成される表示画面データが表示部24に出力されていることを示す。
例えば、図10においては、薬剤Bの欄が選択されており、薬剤Bの行が反転表示されている。また、推定禁忌、確認の情報が具体情報欄に表示されている。
このように、選択された薬剤欄における処方監査関連情報の数に基づいて、具体情報欄に具体的な情報を表示する。
図11は、表示変更手段215が生成した表示画面データが表示部24に表示されたことを示す図であって、表示変更受付手段214が交差欄を選択する操作を受け付けたことに応じて、生成される表示画面データが表示部24に出力されていることを示す。
例えば、図11においては、薬剤Bと推定禁忌との交差欄が選択されており、薬剤Bと推定禁忌との交差欄が反転表示されている。また、薬剤Bの推定禁忌の情報が具体情報欄に表示されている。なお、薬剤Bの推定禁忌の情報は1つであり、より多くの情報を表示することが可能であるため、薬剤Bの推定禁忌について情報量を増加して表示しており、「腎不全の患者[腎機能をさらに悪化させるおそれがある。]」のように、処方監査関連情報の項目になぜ該当するかを示す情報も表示されている。
このように、選択された交差欄における処方監査関連情報の数に基づいて、具体情報欄に具体的な情報を表示し、薬剤欄又は処方監査関連情報欄の選択を受け付けた場合よりも、多くの具体的な情報(例えば、処方監査関連情報の項目になぜ該当するかを示す情報)を表示する。
薬剤師は、この画面を参照して、処方監査を行い、処方せんの記載事項や患者情報・薬歴に基づく処方内容の確認を行う。
[表示装置2の動作]
続いて、図12を参照して、表示装置2の動作について説明する。
初めに、受付手段211は、特定の来院時の処方せんの記載を処方せん内容として受け付けて、処方せんIDと関連付けて処方せん内容を処方せんDB221に記憶する(ステップS1)。その後、抽出手段212は、表示画像データを生成するために必要な薬剤及び病気等に関する情報を抽出する(ステップS2)。その後、表示生成手段213は、受付手段211が受け付けた特定来院時の処方せん内容及び抽出手段212が抽出した表示画像データを生成するために必要な薬剤及び病気等に関する情報に基づいて表示画面のデータを生成する。(ステップS3)。その後、表示生成手段213は、生成した表示画面のデータを表示部24に出力する。(ステップS4)。
その後、表示変更受付手段214は、具体情報欄に表示する処方監査関連情報の具体的な情報を変更する操作を入力部23より受け付ける(ステップS5)。その後、表示変更手段215は、表示変更受付手段214が受け付けた変更する操作に応じて、具体情報欄に表示する処方監査関連情報の具体的な情報を変更した表示画面データを生成する(ステップS6)。その後、表示変更手段215は、生成した表示画面データを表示部24に出力する(ステップS7)。
以上のように、本実施形態では、薬剤と処方監査関連情報とを項目ごとに表示して、それぞれの交差領域に、該当する情報の数を表示するため、薬剤師が表示された情報のうち、その時に知りたい情報を把握することが容易であり、患者に処方された処方さんに対する処方監査に必要な情報を効率的に把握することができる。
また、本実施形態では、薬剤と処方監査関連情報とを項目ごとに表示して、薬剤師が表示された情報のうちその時に知りたい情報を選択することにより、表示する情報を絞り込むため、薬剤師が知りたい情報を把握することが容易であり、患者に処方された処方せんに対する処方監査導に必要な情報を効率的に把握することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態において、表示装置2は、禁忌、推定禁忌、重複、注意及び確認を処方監査関連情報として表示していたが、本実施形態においては、表示装置2aは、禁忌、推定禁忌、重複、注意及び確認に加えて、副作用、副作用(重複)を処方監査関連情報として表示する副作用表示機能を含むマトリクス表示機能を備える。
表示装置2aは、副作用表示機能を実現するため、図13で示す機能的構成を有する。表示装置2aは、表示装置2の機能的構成に加え、制御部21において、重複確認手段213aをさらに有し、表示生成手段213とは異なる表示生成手段213bを有する。また、表示装置2aは、記憶部22の一領域において、副作用機序DB224をさらに有している。なお、第1実施形態のものと同様の機能についてはその説明は省略する。
まず、図14を参照して、副作用機序DB224について説明する。副作用機序DB224は、副作用の情報を記憶するDBであって、薬剤、副作用、重篤度、発症率、増強する作用機序及び好発時期が記憶される。重篤度は、添付文書の記載に基づいて分類された情報が記憶されてよく、本実施形態においては、より重篤な副作用は「重大」と記憶され、より重篤ではない副作用は「その他」と記憶される。また、発症率は、添付文書の記載に基づいて分類された情報が記憶されてよく、本実施形態においては、発症率が%で記憶される。さらに、増強する作用機序は、本実施形態においては用量依存性のある副作用は「○」と記憶され、用量依存性のない副作用は「×」と記憶される。好発時期は、副作用が好発する時期とその時期における副作用の発症率の補正値とが記憶される。
図13に戻り、重複確認手段213aは、抽出手段212が抽出した副作用のうち重複した副作用があるか否かを確認する。また、重複確認手段213aは、重複した副作用について、対応する複数の薬剤の発症率を加算して算出する。なお、重複した副作用とは、処方された複数の薬剤において、同一の副作用が多剤にある場合に、その副作用のことをいう。
このように、重複確認手段213aが同一の副作用が複数あるか(重複するか)を確認する必要性について説明する。
今日においては、一枚の処方せんに多剤併用処方を行うことが多くなっており、多剤併用時の薬物相互作用が特に注目されている。一方で、個々の薬剤が有する副作用も問題であり、特に副作用が薬理効果として説明可能であり用量依存性のあるものであると、副作用が重複した際に重複した副作用の発症率が相加的又は相乗的に増大するおそれがある。
そのため、同一の副作用が複数ある(重複する)場合には特にその副作用を処方監査において適切に把握して、患者に把握した副作用の注意喚起を行う必要性がある。もっとも、多剤併用時には通常数多くの副作用があり、薬剤師は、複数の薬剤に共通する同一の副作用があることを短時間で把握し難く、適切に患者に注意喚起を行えない。そこで、処方監査において、重複確認手段213aが同一の副作用が複数あるか(重複するか)を確認し、その情報を出力する必要がある。
重複確認手段213aが重複した副作用を確認することについて具体的に説明する。重複確認手段213aは、抽出した副作用のうち、異なる薬剤において同一の副作用があり、発症率が増加する可能性がある場合には重複すると確認する。重複確認手段213aは、例えば、同一の副作用かを副作用の名称が同一かで判断し、抽出手段が、急性循環不全(薬剤A)、筋肉痛(薬剤A)、下痢(薬剤A)、横紋筋融解症(薬剤B)、不眠(薬剤B)、筋肉痛(薬剤B)、急性循環不全(薬剤C)、のように副作用を抽出した際には、急性循環不全と筋肉痛がそれぞれ複数あることを確認し、同一の副作用に対応する薬剤を、急性循環不全(薬剤A、薬剤C)、筋肉痛(薬剤A、薬剤B)のように重複した副作用を特定する。
なお、過敏症は同一の副作用であるが、副作用機序DB(後述の図14で説明する)の「増強する作用機序」が「×」と記憶されているため、重複した副作用とは確認されない。このように、同一の副作用であっても重複した副作用として確認しない理由を説明する。副作用は、異なる薬剤であっても同一の副作用に対応する薬剤が多く投与されればされるほど副作用の発症率が高まる用量依存性のある副作用がある。他方で、アレルギー機序のように同一の副作用であっても異なる薬剤であれば、複数の薬剤が同時に投与されてもそれぞれ薬剤に対応する副作用が相互に影響を与えない用量依存性のない副作用がある。用量依存性のない副作用においては、同一の副作用であっても相加的又は相乗的に副作用が発現するものではないため、同一の副作用であるからといって重複した副作用と確認して発症率を加算してしまうと、実際の副作用の発症率と乖離してしまう。そこで、本実施形態では重複確認手段213aは重複した副作用とは確認しないようになっている。
また、重複確認手段213aが、重複した副作用の発症率の算出について具体的に説明する。重複確認手段213aが重複する副作用の発症率を加算する際には、図14で説明した副作用機序DB224を参照して、重複した副作用の発症率を算出する。
重複確認手段213aは、例えば、重複する副作用が急性循環不全(薬剤A、薬剤C)である場合に、副作用機序DBを参照して、それぞれの副作用が「増強する作用機序」が「○」と記憶されているため、薬剤Aの急性循環不全の発症率0.05%と薬剤Cの急性循環不全0.01%の発症率とを合算した0.06%を重複した急性循環不全の発症率として算出する。
なお、重複した副作用の発症率は、それぞれの薬剤の好発時期を考慮して算出される。ここで、好発時期とは、薬剤の副作用の発症頻度が他の期間に比べて増加する期間をいい、薬剤師は、好発時期における副作用の発症チェックを特に慎重に行う必要がある。具体的には、重複確認手段213aは、それぞれの薬剤が患者の服薬開始時期からの期間が好発時期であれば、副作用の発症率を補正した後に加算する。
好発時期を考慮した重複した副作用の発症率の算出方法を例示して説明する。例えば、患者の薬剤A及び薬剤Cの服薬期間が、服薬開始時期から1年1か月であれば、薬剤Aの急性循環不全は好発時期であり、薬剤Cの急性循環不全は好発時期ではない。そのため、薬剤Aの急性循環不全の発症率0.05%に好発時期における発症率の補正値1.5を積算し、薬剤Aの急性循環不全の発症率0.075%とする。他方、薬剤Cの急性循環不全の発症率は補正しない。そして、薬剤Aの急性循環不全0.075%(補正後)と薬剤Cの急性循環不全0.01とを合算した0.085%を重複した急性循環不全の発症率として算出する。
図13に戻り、本実施形態において、表示生成手段213bは、受付手段211が受け付けた特定来院時の処方せん内容及び抽出手段212が抽出した表示画像データを生成するために必要な、薬剤並びに副作用及び副作用(重複)を含む処方監査関連情報に基づいて表示画面のデータを生成し、表示部24に出力する。
ここで、表示生成手段213bが表示部24に出力する表示画面データについて図15を参照して説明する。図15は、表示生成手段213bが生成した表示画面データが表示部24に表示されたことを示す図であって、表示された画面は、薬剤師「東 太郎」が患者「甲」に対する処方せんの処方監査を行う際に表示される表示画面例である。そして、副作用の欄が選択されており、副作用の列が反転表示され、薬剤A、薬剤B、薬剤C及び薬剤Dの副作用の情報が具体情報欄に表示されている。
表示領域V2aは、処方監査関連情報をそれぞれ処方監査関連情報毎に項目を分けて表示される処方監査関連情報欄である。処方監査関連情報の項目は、禁忌・推定禁忌・重複・注意・確認・副作用・副作用(重複)の欄が設けられている。
薬剤と副作用とが交差する欄は、特定の来院時の処方せんに記載された所定の薬剤について、所定の薬剤に対応する、添付文書DB121の副作用の項目に、副作用情報が記憶されている場合に、当該副作用の数が薬剤と副作用とが交差する欄に表示される欄である。
薬剤と副作用(重複)とが交差する欄は、特定の来院時の処方せんに記載された所定の薬剤について、所定の薬剤に対応する、添付文書DB121の副作用の項目に副作用情報が記憶され、当該副作用情報と同一の副作用を有する他の薬剤が処方されている場合に、同一の副作用を有する他の薬剤がある副作用(重複した副作用)の数が薬剤と副作用(重複)とが交差する欄に表示される欄である。
表示領域V4aは、表示すべき範囲を選択する操作を行った場合には、処方監査関連情報の具体的な情報が表示される具体情報欄である。
ここで、具体情報欄は、処方されている薬剤、注意すべき対象となる薬剤又は病気等、注意すべき対象の処方監査関連情報の項目(禁忌等)等が同一欄として表示したものであり、さらに、処方監査関連情報の項目になぜ該当するかを示す情報も含むようにしてもよい。
一つの欄は、左枠と上枠と下枠とから構成されている。上枠には、注意すべき対象(病気・薬剤等処方監査において薬剤師が注意を払うべき対象)が表示される。
具体的には、「副作用」の欄を選択した場合又は「副作用(重複)」の欄を選択した場合には、同一の副作用が複数の薬剤に発生しうる場合に、一の副作用と一の薬剤との組み合わせではなく、一の副作用と複数の薬剤との組み合わせとなるように、一の具体情報欄に表示される。即ち、複数の薬剤に同一の副作用が発生しうる場合には、当該副作用で複数の薬剤をまとめて一の具体情報欄に表示するようになっている。例えば、V4の1段目の欄の上枠には、注意すべき対象として、副作用の「筋肉痛」が表示され、下枠には、処方されている薬剤である「薬剤A」と「薬剤B」とが表示されている。そして、「薬剤A」と「薬剤B」のように、同一の副作用が複数の薬剤に発生しうるため、「多剤」と表示されており、重複した副作用と重複していない副作用とを区別可能に表示している。
なお、「副作用」の欄を選択した場合には、重複した副作用及び重複していない副作用を具体的情報欄に表示するが、「副作用(重複)」の欄を選択した場合には、重複した副作用を表示するようになっている。
また、表示される具体情報欄は、副作用の注目度が高いものから順に表示されるようになっている。ここで、副作用の注目度は、処方監査の際に薬剤師が注目しうる要素であればよく、任意の要素を採用することができる。
例えば、本実施形態においては、副作用の重篤度を第一の基準とし、副作用の発症率を第二の基準としている。即ち、まず、副作用の重篤度が「重大」である副作用が上位に配置され、副作用の重篤度が「その他」である副作用が下位に配置されて表示されるようになっている。そして、副作用の重篤度が「重大」であるものの中で、さらに発症率が高いものから表示されるようになっている。同様に、副作用の重篤度が「その他」であるものの中で、さらに発症率が高いものから表示されるようになっている。なお、発症率は、重複した副作用については合算後の副作用を基準としている。
以上のように、本実施形態では、同一の副作用が複数あるか(重複するか)を確認し、重複する副作用の情報を出力するため、薬剤師は、多剤併用時においても、より慎重な処方監査が必要な重複する副作用を短時間で容易に把握することができ、薬剤師の習熟度にかかわらず適切な服薬指導を行うことができる。
また、本実施形態では、重複した副作用と重複していない副作用とを区別可能に表示するため、薬剤師は、多剤併用時においても、より慎重な処方監査が必要な重複する副作用を短時間で容易に把握することができ、薬剤師の習熟度にかかわらず適切な服薬指導を行うことができる。
また、本実施形態では、重複した副作用に応じた発症率を算出するため、薬剤師は、重複した副作用に応じた発症率を考慮して、処方監査を行うことができ、薬剤師の習熟度にかかわらず適切な服薬指導を行うことができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
また、本願発明は、図3に示す機能的構成を備える端末装置に対して適用することができる。このとき、図3に示す機能的構成を備えるとは、当該機能的構成を実現するソフトウェアを端末装置にインストールすることに加え、所定のサーバにインストールされたソフトウェアを端末装置がネットワークを介して利用可能な状態も含む。即ち、インターネットを通じて顧客にビジネス用アプリケーションを提供する、所謂ASPサービスについても本願発明を適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がコンピュータに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
本実施形態においては、表示生成手段213が生成する表示画像データは、行軸(横軸)に薬剤の情報を表示し、列軸(縦軸)に処方監査関連情報についての情報を表示するが、これに限られるものではなく、例えば、行軸に処方監査関連情報を表示し、列軸に薬剤の情報を表示してもよい。
本実施形態においては、交差欄には、数字が数として表示されるが、数量や存在の有無を示すものであればこれに限られるものではなく、例えば、多・中・少のような数量を抽象的に示すものや、○・×のように存在の有無(即ち、数がゼロかゼロでないか)を示すものも数に含まれる。
本実施形態においては、重複した副作用と重複していない副作用とを区別可能に表示するため、重複した副作用については、多剤と表示しているが、重複した副作用と重複していない副作用とを区別可能であればこれに限られるものではなく、例えば、重複した副作用については、色を変えて表示してもよい。
1 管理者装置
2 表示装置
3 ディスプレイ
21 制御部
22 記憶部
23 入力部
24 表示部
211 受付手段
212 抽出手段
213 表示生成手段
214 表示変更受付手段
215 表示変更手段
221 処方せんDB
222 病名DB
223 添付文書DB
213a 重複確認手段
213b 表示生成手段
224 副作用機序DB

Claims (6)

  1. 複数の薬剤が記載された処方せんを受け付け、前記複数の薬剤に重複する副作用があるかどうかを確認する重複確認手段と、
    前記重複した副作用の情報を表示部に表示する、表示生成手段と、
    を備える表示装置。
  2. 前記表示生成手段は、前記重複した副作用と、重複していない副作用とを区別可能に表示する、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記重複確認手段は、さらに、前記重複した副作用の発症率をそれぞれの副作用の発症率に基づいて算出し、
    前記表示生成手段は、副作用の重篤度及び/又は発症率に応じて、順番に副作用の情報を表示する、
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記重複確認手段は、副作用の好発時期を考慮して、前記重複した副作用の発症率をそれぞれの副作用の発症率に基づいて算出する、
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 薬剤毎の項目を表示する薬剤欄と、薬剤の副作用に関する副作用情報の欄を含む処方監査関連情報の項目を表示する処方監査関連情報欄と、所定の薬剤の項目と所定の処方監査関連情報の項目との交差欄とをさらに前記表示部に表示し、
    前記副作用情報の欄の選択を受け付けて、前記受け付けた処方せんに関する前記重複した副作用の情報を表示する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 複数の薬剤が記載された処方せんを受け付け、前記複数の薬剤に重複する副作用があるかどうかを確認する重複確認ステップと、
    前記重複した副作用の情報を表示部に表示する、表示生成ステップと、
    をコンピュータに実行させる、プログラム。
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