JP6247076B2 - 残薬確認装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤情報の残薬確認装置及びプログラムに関する。
情報処理技術の発展は、薬剤を調剤し提供する薬局等の医療機関にも広く浸透し、利便性を高めている。例えば、従来から医療機関においては、レセプト(診療報酬明細書)の作成を支援するレセコンといったコンピュータが知られており、高度な専門知識や複雑な計算を必要とすることなくレセプトの作成を可能にしている。また、近年では、薬歴等の患者の情報も電子的に管理するシステムが普及している。
なお、従来ではレセコンと薬歴を管理するシステムとがハード的に独立したコンピュータであったため、例えば特許文献1には、レセコン機能と薬歴管理機能とを備えた薬局用コンピュータにおいて、両機能を有効に連携した薬局用コンピュータが開示されている。
特開2011−118535号公報
ところで、患者が交付された薬剤を決められた分量・タイミングで服用することが望ましいが、患者によっては交付された薬剤を飲み忘れて薬を余らせてしまうことがある。また、患者が交付された薬剤を決められた分量・タイミングで服用していても病院・薬局に交付された薬剤を全て飲みきるよりも早く来局することが重なることがある。このような場合には、交付された薬剤が無駄になってしまい、全国で年間約500億円にも上るといわれている。そこで、薬剤師によって患者が余らせている薬剤(残薬)を適切に把握して
残薬の状況に応じて適切に交付する薬剤を管理する必要がある。しかしながら、患者は残薬の状況を正確に把握していないことも多く、薬剤師が薬剤を交付する際に残薬の状況をヒアリングしても、適切に残薬の状況を把握できず形式的なヒアリングを行うにとどまり、適切に交付する薬剤を管理することができなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、患者が余らせている薬剤を適切に把握することを支援し薬剤師が患者に処方された処方せんに対する処方監査に必要な情報を効率的に把握することのできる残薬確認装置及びプログラムを提供することを目的とする。
(1) 薬剤師が患者に対して薬剤提供業務を行う際に、薬剤提供業務の支援を行う装置であって、患者が適切に服用した場合の残薬量である理論残薬量に基づいて、患者が余分に薬剤を有している残薬量を推定する推定残薬量を算出する推定残薬量算出手段と、推定残薬量に基づく表示を表示部に表示する残薬確認表示手段と、を備える残薬確認装置。
(2) 前記推定残薬量は、薬剤の服薬率及び/又は患者の重み値を考慮して飲み忘れから生じる残薬量である飲み忘れ残薬量と患者が適切に服用した場合の残薬量である理論残薬量とに基づいて、推定残薬量を算出する、(1)に記載の残薬確認装置。
(3) 前記残薬確認表示手段は、残薬確認を促す表示に推定残薬量が所定の量を超える場合に、医師へ処方変更の照会をすることを推奨する表示を含むものである、(1)又は(2)のいずれかに記載の残薬確認装置。
(4) コンピュータに、薬剤師が患者に対して薬剤提供業務を行う際の薬剤提供業務の支援を行わせるプログラムであって、患者が適切に服用した場合の残薬量である理論残薬量に基づいて、患者が余分に薬剤を有している残薬量を推定する推定残薬量を算出する推定残薬量算出ステップと、推定残薬量に基づいて、残薬確認を促す表示を表示部に表示する残薬確認表示ステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
本発明によれば、薬剤師は患者に処方された処方せんに対する処方監査に必要な情報を効率的に把握することができる。
残薬確認システムの構成を示す図である。 薬剤提供業務の概要を示す図である。 残薬確認装置の機能構成を示すブロック図である。 記憶部の処方せんDBを示す図である。 記憶部の患者DBを示す図である。 記憶部の薬剤DBを示す図である。 残薬確認システムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一の実施形態について説明する。
[残薬確認システム100の構成]
図1を参照して、本発明の残薬確認システム100は、管理者装置1と薬局側の担当者により用いられる残薬確認装置2a・・・2n及び、患者に薬剤提供業務の進捗状況を知らせるディスプレイ3と、を含んで構成される。
残薬確認装置2a・・・2nは、薬剤提供業務を構成する各作業の担当者により用いられる端末装置である。
ここで、図2(1)を参照して、薬剤提供業務は、窓口において患者から処方せんを受け付けた後に、処方せんに従い薬剤を調剤し、調剤が適切であると最終監査において認められた場合に、窓口において患者に当該薬剤を提供するといった一連の流れにより構成される。このような薬剤提供業務は、一例として図2(2)に示す各作業、即ち「受付」「薬歴確認」「処方監査」「患者情報収集」「調剤設計」「服薬に関する説明」「調剤決定」「調剤」「最終監査」「薬剤交付会計」により構成することができる。これら各作業は、互いに独立して進行できるものもあり、本実施形態では、これら各作業を複数の担当者により分業することとしている。例えば、薬剤提供業務を構成する各作業のうち、「受付」「患者情報収集」「調剤」「薬剤交付会計」を薬剤師Aが担当し、「薬歴確認」「処方監査」「調剤設計」「服薬に関する説明」「調剤決定」を薬剤師Bが担当し、「最終監査」を薬剤師Cが担当することとしている。
このような本実施形態では、例えば、残薬確認装置2aは薬剤師Aにより用いられ、残薬確認装置2bは薬剤師Bにより用いられ、残薬確認装置2cは薬剤師Cにより用いられることになる。もちろん残薬確認装置2a・・・2nは、一人の担当者により用いられるだけでなく、複数の担当者が共有して用いることとしてもよい。なお、残薬確認装置2a・・・2nの構成は、基本的に同一であるため、以下単に「残薬確認装置2」と呼ぶことがある。
管理者装置1は、各担当者を管理する管理者により用いられ、残薬確認装置2の機能の拡張、変更、制限等の管理者権限を有する端末装置であり、各種演算処理を行う制御部や各種情報を記憶する記憶部に加え、キーボードやタッチパネル等により実現される入力部及びディスプレイによる表示部を備えた汎用パーソナルコンピュータである。
残薬確認装置2は、薬局においてその業務を多面的に支援することを目的としたものであり、管理者装置1と同様に汎用パーソナルコンピュータにより実現される。このような残薬確認装置2は、各種プログラムがインストールされており、制御部がこれらプログラムに従い動作することで、レセコン機能、薬歴管理機能及び業務分担機能のほか、残薬確認機能を発揮する。なお、残薬とは、飲み忘れや余剰に交付された等の原因により患者が余分に薬剤を有している場合にその薬剤のことをいい、残薬確認機能は、薬剤師が患者の有する残薬の量を適切に把握することを支援するための機能をいう。
これら管理者装置1及び残薬確認装置2は、所定のネットワーク回線により接続され、互いに協働して患者に対する薬剤の提供業務を支援する。
ディスプレイ3は、薬局を訪れた患者側に向けられて配置され、患者に対して薬剤提供業務の進み具合を示す進捗状況を表示する。ディスプレイ3は、管理者装置1及び/又は残薬確認装置2と通信可能に接続され、管理者装置1及び/又は残薬確認装置2からの指示に従い、進捗状況を表示する。
[残薬確認装置2の機能的構成]
続いて、図3を参照して、残薬確認装置2の構成について説明する。残薬確認装置2は、制御部21において、受付手段211、残薬計算手段212と、残薬確認表示手段213と、残薬状況受付手段214と、患者服薬率算出手段215とを有し、記憶部22の一領域において、処方せんDB221と、患者DB222と、薬剤DB223とを有している。
受付手段211は、患者の特定の来局時の処方せんの内容を受け付けて、処方せんIDと関連付けて処方せんDB221に記憶する。
ここで、処方せん内容とは、処方せんに記載された内容についての情報及び処方せんの受付に付随して生じる情報であって、例えば、患者氏名等の患者の特定情報、処方された薬剤を示す処方薬剤、処方薬剤の処方日数及び処方せんを薬局が受け付けた日を示す受付日等をいう。
受付手段211が受け付けた処方せん内容は、後述するように、残薬計算手段212が残薬の状況を確認する場合等に利用される。
残薬計算手段212は、患者が適切に服用した場合の残薬であり受付日と処方日数から計算される理論残薬量及び薬剤の服薬率及び患者の重み値を考慮して飲み忘れから生じる残薬量である飲み忘れ残薬量を算出し、理論残薬量と飲み忘れ残薬量を加算して推定残薬量を算出する。
具体的には、残薬計算手段212は、前回交付した薬剤の終了期日よりも早く薬局を訪れた場合に終了期日と来局期日と間の薬剤数を残薬数として加算し、前回交付した薬剤の終了期日よりも遅く薬局を訪れた場合に終了期日と来局期日と間の薬剤数を残薬数から減算して理論残薬量を算出する。そして、所定の期日(例えば、残薬数をヒアリングした期日)を起算点とする服薬期間に、薬剤の服薬率に患者毎の重み付け値を適用して、飲み忘れたと推定される薬剤量を算出して、理論残薬量に加算して推定残薬量を算出する。
例えば、3月6日以降から受付日(5月1日)までの患者甲のA及びCの推定残薬量を算出するには、3月6日に交付した薬剤の終了期日である4月5日よりも5日遅い4月10日に来局したため理論残薬量から5日分を減算し、さらに4月10日に交付した薬剤の終了期日である5月11日よりも10日早い5月1日に来局したため理論残薬量に10日分を加算し、A及びCの理論残薬量を5日分とする。そして、薬剤Aについては、服薬率が0.7であり、患者Aの重み値が1.1であるため、服薬率0.7に重み値1.1を積算した0.77を、3月7日から5月1日までの服薬期間55日間と積算して、服薬した薬剤は39日分(端数切り上げ)であり、かつ、16日分の飲み忘れ残薬量があると算出する。さらに、理論残薬量と飲み忘れ残薬量とを加算して薬剤Aは21日分の推定残薬量であると算出する。また、薬剤Cについては、服薬率が0.8であり、患者Aの重み値が1.1であるため、服薬率0.8に重み値1.1を積算した0.88を、3月7日から5月1日までの服薬期間55日間と積算して、服薬した薬剤は49日分(端数切り上げ)であり6日分の飲み忘れ残薬量があると算出する。さらに、理論残薬量と飲み忘れ残薬量とを加算して薬剤Cは11日分の推定残薬量であると算出する。
また、例えば、3月6日以降から受付日(5月1日)までの患者乙のA及びCの推定残薬量を算出するには、3月6日に交付した薬剤の終了期日である4月5日よりも16日早い3月20日に来局したため理論残薬量から16日分を加算し、さらに3月20日に交付した薬剤の終了期日である4月21日よりも11日早い4月10日に来局したため理論残薬量に11日分を加算し、さらに4月10日に交付した薬剤の終了期日である5月11日よりも10日早い5月1日に来局したため理論残薬量に10日分を加算し、A及びCの理論残薬量を37日分とする。そして、薬剤Aについては、服薬率が0.7であり、患者Aの重み値が0.9であるため、服薬率0.7に重み値0.9を積算した0.63を、3月7日から5月1日までの服薬期間55日間と積算して、服薬した薬剤は35日分(端数切り上げ)でありかつ20日分の飲み忘れ残薬量があると算出する。さらに、理論残薬量と飲み忘れ残薬量とを加算してAは57日分の推定残薬量であると算出する。また、薬剤Cについては、服薬率が0.8であり、患者Aの重み値が0.9であるため、服薬率0.8に重み値0.9を積算した0.73を、3月7日から5月1日までの服薬期間55日間と積算して、服薬した薬剤は41日分(端数切り上げ)であり14日分の飲み忘れ残薬量があると算出する。さらに、理論残薬量と飲み忘れ残薬量とを加算して51日分の推定残薬量であると算出する。
また、図4を参照して、処方せんDB221について説明する。処方せんDB221は、薬局において受け付けた処方せん内容を記憶するDBであって、受付手段211が受け付けた処方せん内容を、処方せんを識別する処方せんID及び患者を特定する患者IDと関連付けて記憶する。処方せん内容とは、処方せんに記載された内容についての情報及び処方せんの受付に付随して生じる情報であって、処方せんDB221は、「処方せんID」、「患者ID」及び「患者氏名」の他に、処方せんを薬局が受け付けた日を記憶する「受付日」、処方された薬剤及びその分量を記憶する「処方薬剤」を有するようになっている。
また、図5を参照して、患者DB222について説明する。患者DB222は、薬局において受け付けた処方せん内容及び臨床検査値を記憶するDBであって、受付手段211が受け付けた処方せん内容及び臨床検査値を患者IDと関連付けて記憶するようになっている。患者DB222は、患者を識別する情報が記憶される「患者ID」、患者の氏名を記憶する「患者氏名」及び患者が服用している薬剤及び薬剤の服用期間を記憶する「服薬期間」を記憶し、患者氏名等の他にも患者の個人情報を有してもよい。また、患者DB222は、患者が有する残薬のヒアリング結果が記憶される「残薬ヒアリング結果」及びヒアリング前に患者の現在の残薬数を推定するために用いる数値が記憶される「重み値」を有する。
また、図6を参照して、薬剤DB223について説明する。薬剤DB223は、薬剤の薬効ごとに患者の服薬コンプライアンスを記憶するDBであって、薬剤DB223には、薬剤を記憶する「薬剤」、それぞれの薬剤の薬効が記憶される「薬効群」、それぞれの薬剤の副作用及び副作用の発症率が記憶される「副作用」、それぞれの薬効群の服薬コンプライアンスの状況を記憶する「服薬率」が記憶されている。なお、薬剤DB223は、このような情報のほか、薬剤に関するその他の情報を含んで構成してよい。
ここで服薬コンプライアンスとは、薬剤の服用法を適切にかつ規則正しく守っているか否かを示し薬剤の服用法が規則正しく守られていることを「コンプライアンスが良好である」といい、守らないことを「ノンコンプライアンス」という。効果的な医薬品であっても、服用法を規則正しく守らず、飲み忘れたり飲み間違えたりすると、治療効果が上がらなかったり副作用が生じたりする。
薬剤DB223の「服薬率」は、服薬コンプライアンス、即ち、当該薬剤がどのくらい飲み忘れたり飲み間違えたりせずに正しく服用されているかを記憶しており、このような服用コンプライアンスは薬剤や疾患ごとに異なっており、例えば、急性疾患であったり自覚症状が明確にある疾患又は患者に有用性の認識がある薬剤であったり副採用の少ない薬剤は、比較的にコンプライアンスが良好である。他方、糖尿病等の慢性疾患であったり自覚症状が乏しい疾患又は患者に有用性の認識がない薬剤であったり副作用の多い薬剤は、比較的ノンコンプライアンスである。このように薬効毎に異なる服薬コンプライアンスに着目して、患者の服薬状況を集計して「服薬率」に服薬コンプライアンスの状況が記憶されている。
残薬確認表示手段213は、残薬計算手段212が計算した推定残薬量を含む残薬確認を促す表示を表示部24に表示する。具体的に、残薬確認を促す表示は、理論残薬量、飲み忘れ残薬量及び推定残薬量並びに残薬確認を促すメッセージが含まれるようになっている。また、残薬確認を促す表示には、推定残薬量が所定の量を超えている場合には、患者に確認したうえで処方せんを発行した医師へ処方変更の照会をすることを推奨する旨のメッセージも含まれるようになっている。ここで、所定の分量とは、処方変更の照会をすることが望まれる残薬量であればよく、例えば、一回の処方せんに処方される分量であったり、一回の処方せんに処方される分量の何分の1の量であったりしてもよい。
残薬状況受付手段214は、薬剤師がヒアリングした患者の残薬状況を受け付けて、患者の残薬状況を記憶する。
患者服薬率算出手段215は、患者の残薬状況に基づいて、患者毎の服薬率を示す重み値を算出する。具体的には、患者DBに記憶されたヒアリングした残薬量に基づいて、患者が理論残薬量に比してどれだけ残薬を有しているかを、所定の期間ごとに区切って計算をし、その平均値に基づいて重み値を算出する。
[残薬確認装置2の動作]
続いて、図7を参照して、残薬確認装置2の動作について説明する。
初めに、受付手段211は、処方せん内容を受け付ける(ステップS1)。その後、受付手段211は、受け付けた処方せん内容を処方せんDB221に記憶する(ステップS2)。その後、残薬計算手段212は、推定残薬量を算出する(ステップS3)。その後、残薬確認表示手段213は、残薬計算手段212が計算した、推定残薬量に基づいて、推定残薬量を含む残薬確認を促す表示を表示部に表示する(ステップS4)。その後、残薬状況受付手段214は、薬剤師がヒアリングした患者が有する残薬の量を受け付ける(ステップS5)。その後、残薬状況受付手段214は、受け付けた残薬の量を患者DB222に記憶する(ステップS6)。その後、患者服薬率算出手段215は、患者の服薬率を示す重み値を算出して、重み値を患者DB222に記憶する(ステップS7)。
以上のように、本実施形態では、患者の推定残薬を表示するため、推定残薬に基づいて薬剤師は残薬のヒアリングの内容を決定することができ、患者に処方された処方せんに対する処方監査に必要な情報を効率的に把握することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上記実施形態では、薬剤の服薬率及び患者の服薬率に基づいて飲み忘れ残薬数を算出するとしているが、飲み忘れ残薬数を算出する情報としてはこれに限られるものではない。例えば、薬剤の薬効群毎に、同様の服薬率の傾向を示す場合があり、また、薬剤の服薬期間毎に服薬率が異なり、長期になればなるほど服薬率が低下する場合があり、また、薬剤の副作用のうち同種の副作用が同程度発症すると同様の服薬率の傾向を示す場合がある。
そこで、薬剤の服薬率及び患者の服薬率といった上記実施形態における情報に加えて、又はこれらの情報に代えて、薬効群、服薬期間、副作用の発症率に基づいて飲み忘れ残薬数を算出することとしてもよい。
また、上記実施形態では、薬剤DB223に記憶される薬剤の服薬率は予め記憶されているが、薬剤の服薬率の情報がない場合には、類似する薬剤の服用率から薬剤の服薬率を流用してもよい。
ここで、類似する薬剤は、同一の薬効を示す薬剤か否か、同一の副作用が同程度発症するか等に基づいて判定してよい。
また、本願発明は、図3に示す機能的構成を備える端末装置に対して適用することができる。このとき、図3に示す機能的構成を備えるとは、当該機能的構成を実現するソフトウェアを端末装置にインストールすることに加え、所定のサーバにインストールされたソフトウェアを端末装置がネットワークを介して利用可能な状態も含む。即ち、インターネットを通じて顧客にビジネス用アプリケーションを提供する、所謂ASPサービスについても本願発明を適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がコンピュータに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
1 管理者装置
2 残薬確認装置
3 ディスプレイ
21 制御部
22 記憶部
23 入力部
24 表示部
211 受付手段
212 残薬計算手段
213 残薬確認表示手段
214 残薬状況受付手段
215 患者服薬率算出手段
221 処方せんDB
222 患者DB
223 薬剤DB

Claims (3)

  1. 薬剤師が患者に対して薬剤提供業務を行う際に、薬剤提供業務の支援を行う装置であって、
    患者が適切に服用した場合の残薬量である理論残薬量に基づいて、患者が余分に薬剤を有している残薬量を推定する推定残薬量を算出する推定残薬量算出手段と、
    推定残薬量に基づく表示を表示部に表示する残薬確認表示手段と、
    を備え
    前記推定残薬量算出手段は、薬剤の服薬率及び/又は患者の重み値を考慮して飲み忘れから生じる残薬量である飲み忘れ残薬量と患者が適切に服用した場合の残薬量である理論残薬量とに基づいて、推定残薬量を算出する、残薬確認装置。
  2. 前記残薬確認表示手段は、残薬確認を促す表示に推定残薬量が所定の量を超える場合に、医師へ処方変更の照会をすることを推奨する表示を含むものである、
    請求項に記載の残薬確認装置。
  3. コンピュータに、薬剤師が患者に対して薬剤提供業務を行う際の薬剤提供業務の支援を行わせるプログラムであって、
    患者が適切に服用した場合の残薬量である理論残薬量に基づいて、患者が余分に薬剤を有している残薬量を推定する推定残薬量を算出する推定残薬量算出ステップと、
    推定残薬量に基づいて、残薬確認を促す表示を表示部に表示する残薬確認表示ステップと、
    をコンピュータに実行させ
    前記推定残薬量算出ステップでは、薬剤の服薬率及び/又は患者の重み値を考慮して飲み忘れから生じる残薬量である飲み忘れ残薬量と患者が適切に服用した場合の残薬量である理論残薬量とに基づいて、推定残薬量を算出する、プログラム。
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