JP5946160B1 - 残薬調整支援装置、残薬調整支援プログラム及び残薬調整の支援方法、並びに服薬通知管理装置及び残薬調整方法 - Google Patents

残薬調整支援装置、残薬調整支援プログラム及び残薬調整の支援方法、並びに服薬通知管理装置及び残薬調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 医療機関での処方と薬局での調剤に齟齬を生じさせることなく、患者の手元にある残薬の実数を服薬通知の設定に反映させることが可能な、残薬調整支援装置等を提供する。【解決手段】 医療機関で薬剤を処方されて薬局等で処方された薬剤を調剤する際には、新たに調剤された薬剤について服薬通知を設定することが必要になるが、患者の手元に残薬が存在する薬剤については、服薬通知の設定にその数量を反映することができるように、調剤薬局等に設置された薬局端末から服薬通知の設定に必要な調剤データを送信する際に、残薬数量が反映された残薬調整数量の入力を受け付けて、服薬通知を設定するための服薬通知設定データの生成時に残薬分を反映するための残薬調整情報として服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置(服薬管理支援サーバ)に送信する。【選択図】 図1

Description

本発明は、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際に、患者の手元にある残薬分を反映した残薬調整を支援する残薬調整支援装置、残薬調整支援プログラム及び残薬調整の支援方法、並びに服薬通知管理装置及び残薬調整方法に関するものである。
医療機関で薬剤を処方された患者は、定められた用法、用量に従って、薬剤を服用することが求められる。ところが、患者が服薬のタイミングを常に意識しておくことができるとは限らないため、薬剤の飲み忘れや重ね飲みが生じてしまうことがある。こうした事態を防止するために、処方された薬剤を服用するタイミングになると、服薬を促す通知を行うシステムに関する発明が開示されている(例えば、特許文献1−5参照)。
調剤された薬剤の服薬スケジュールを管理するこうしたシステムを用いると、服薬を促す通知を行うだけでなく、患者の手元に残っている薬剤の数量を各々の時点で把握することも可能になる。システム管理されている残薬数量に関する情報は、例えば、残薬が所定の数量以下になると新たな処方箋の作成や診察の予約を促すこと(特許文献3参照)や、過去に処方したものと同じ薬剤を医師が処方する際に、残薬数量を反映して新たに処方する薬剤の数量を決定すること(特許文献4参照)等に用いることができる。
患者の手元にある残薬数量を正確に把握するためには、システムで管理されている数量だけではなく、実際に患者の手元に存在している薬剤の数量を確認することも有効と考えられる。例えば、患者が薬局に持参した残薬を一方化装置に投入して数量をカウントし、処方された数量から残薬数量を差し引いて調剤する方法が開示されている(特許文献5の段落0025−0027参照)。
特開2003−016185号公報 特開2010−035885号公報 特開2005−266853号公報 特開2015−170019号公報 特開2015−095124号公報
服薬通知のタイミングを設定する際に患者の手元に残薬が存在していれば、服薬が必要な数量は新たに処方された調剤分だけでなく、残薬分も加算した数量となるので、服薬通知の設定には残薬数量も適切に反映されることが好ましい。そのためには、新たに調剤された薬剤の数量に、システムで把握されている残薬数量を加算して、合計数量分の服薬通知をスケジュールに設定することとすればよいが、患者が服薬を忘れてしまうこともあり、システムで把握されている残薬数量を実態と一致させるためには、患者が実際に服薬したかどうかについての服薬実績を入力させることが必要になる。また、システム上の残薬数量に服薬実績を反映させる仕組みを採用したとしても、実際には患者が服薬をしているものの、服薬実績の入力を失念したという場合には、システムで把握される残薬数量と患者の手元にある残薬の実数に差異が生じてしまうことになる。
特許文献5に開示されている患者が薬局に持参した残薬を用いる方法によると、患者の手元にある残薬の実数がそのまま反映されることにはなるものの、この方法では調剤自体に残薬の実数が反映されるため、医療機関で処方された数量と薬局で調剤した数量に不一致が生じることになってしまう。こうした問題に加えて、患者自身が薬局で薬剤師に残薬を提示しないと、残薬分が服薬通知の設定に反映されないという問題も考えられる。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、医療機関での処方と薬局での調剤に齟齬を生じさせることなく、患者の手元にある残薬の実数を服薬通知の設定に反映させることが可能な、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際に、患者の手元にある残薬分を反映した残薬調整を支援する残薬調整支援装置、残薬調整支援プログラム及び残薬調整の支援方法、並びに服薬通知管理装置及び残薬調整方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置とネットワークで接続され、服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力手段と、前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付手段と、前記薬剤選択受付手段が選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力手段と、前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付手段と、前記残薬調整数量受付手段が確定操作を受け付けた残薬調整数量を含む、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際の残薬調整に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する残薬調整情報送信手段と、を備えていて、前記服薬通知管理装置は、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして生成することを特徴とする残薬調整支援装置である。
医療機関で薬剤を処方されて薬局等で処方された薬剤を調剤する際には、新たに調剤された薬剤について服薬通知を設定することが必要になるが、患者の手元に残薬が存在する薬剤については、服薬通知の設定にその数量を反映することができるように、調剤薬局等から服薬通知の設定に必要なデータを送信する際に、残薬調整数量(患者の手元にある薬剤の数量である残薬数量が反映された数量であればよく、残薬数量に処方に基づき調剤された薬剤の数量を加算した数量でもよいし、残薬数量そのものでもよい。)の入力を受け付け、服薬通知を設定するための服薬通知設定データの生成時に残薬分を反映するために用いられる残薬調整情報として、服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置に送信する構成とした。これによって、処方や調剤の数量を変更することなく、残薬調整に必要な残薬数量に関する情報が服薬通知管理装置に送信されるため、医療機関での処方と薬局での調剤に齟齬を生じさせることなく、患者の手元にある残薬の実数を服薬通知の設定に反映させることが可能になる。
また、本発明は、前記服薬通知の設定対象となる処方を受けた患者に対する過去の処方に基づく調剤に関するデータから選択された、残薬調整が必要な薬剤の候補となる前記過去の処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤を、前記薬剤情報表示画面の選択可能な項目に追加して出力させる残薬調整候補出力手段と、前記残薬調整候補出力手段によって前記薬剤情報表示画面に追加して出力された一又は二以上の薬剤から、前記服薬通知の設定対象となる処方には含まれないものの、服薬通知の設定が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける第二の薬剤選択受付手段と、前記第二の薬剤選択受付手段が選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を入力するための残薬数量入力画面を出力する残薬数量入力画面出力手段と、前記残薬数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬数量受付手段と、前記服薬通知の設定対象となる処方には含まれないものの、服薬通知の設定が必要な薬剤に関する情報として、前記残薬数量受付手段が確定操作を受け付けた残薬数量を含む、前記服薬通知の設定が必要な一の薬剤の残薬分に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データの生成に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する第二の残薬調整情報送信手段と、を備えていて、前記服薬通知管理装置は、前記服薬通知の設定が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬数量を基準にして生成することを特徴とすることもできる。
前記残薬調整候補出力手段は、前記患者に対して調剤された薬剤のうち調剤日が新しい日付の薬剤を優先して、前記薬剤情報表示画面に出力させることを特徴としてもよい。
前記残薬調整候補出力手段は、前記患者に対して調剤された薬剤のうち、薬剤の組合せを含む所定の条件が前記服薬通知の設定対象となる処方に近似する処方に基づき調剤された薬剤を優先して、前記薬剤情報表示画面に出力させることを特徴としてもよい。
医療機関の現場では、医師が患者の手元にある残薬数量を確認した上で、処方する薬剤の一部については残薬のみで足りると判断した場合には、患者が服用を継続することが必要な薬剤が、処方に含まれなくなるというケースが発生する。こうしたケースでは、処方に基づいて調剤した薬剤のみを対象に服薬通知を設定すると、残薬分の服薬通知が漏れてしまうという問題が生じることになる。
上記のように構成すると、同じ患者に対して過去に処方された薬剤が残薬調整候補として提示されるため、医師から残薬を服用するように指示されたものの、患者が薬局で薬剤師に残薬を提示することを失念してしまったとしても、過去の処方には含まれているものの今回の処方には含まれていない薬剤等を薬剤師が患者に確認することによって、残薬調整に漏れが生じるリスクを低減することが可能になる。
こうした状況が起こりやすいのは、最近処方された薬剤や繰り返し処方されている薬剤であるため、残薬調整候補として提示する薬剤には、調剤日が新しい日付の薬剤や、薬剤の組合せ等が近似する処方に基づき調剤された薬剤を対象にすることが好ましい。
また、本発明は、前記残薬数量入力画面出力手段が出力する残薬数量入力画面には、残薬調整が必要な薬剤の用法又は用量の少なくともいずれかに関する情報の入力が可能な入力欄が設けられ、前記入力欄に入力された用法又は用量に関する情報を確定させる確定操作を受け付けると、前記第二の残薬調整情報送信手段は、前記確定操作を受け付けた用法又は用量に関する情報も前記残薬調整情報に含めて、前記服薬通知管理装置に送信することを特徴とすることもできる。
前記残薬数量入力画面出力手段が出力する残薬数量入力画面には、用法、用量、残薬数量の少なくとも一つの値が更新可能なデフォルト値として、前記過去の処方に基づく調剤に関するデータに基づいて設定され、前記第二の残薬調整情報送信手段は、前記デフォルト値更新ずに確定させる確定操作を受け付ければ前記デフォルト値を、前記デフォルト値が更新された値を確定させる確定操作を受け付ければ前記更新された値を、前記残薬調整情報に含めて、前記服薬通知管理装置に送信することを特徴としてもよい。
残薬を考慮して処方に含まれなかった薬剤の服用が必要なケースでは、患者が医師から用法や用量を変更することを指示されている場合もある。そうした指示も服薬通知に反映できるようにするためには、処方に含まれない薬剤の残薬調整情報には、残薬数量だけでなく、用法や用量に関する情報も含めることができるように構成するのが好適である。さらに、こうした情報のデフォルト値に過去の処方の値を設定しておくと、薬剤師等による入力作業の負担を軽減するのに好適となる。
本発明は、本発明に係る残薬調整支援装置に備えられる残薬調整支援プログラムとして特定することもできる。
本発明に係る残薬調整支援プログラムは、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置とネットワークで接続された残薬調整支援装置に、服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力ステップと、前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付ステップと、前記薬剤選択受付ステップで選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力ステップと、前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付ステップと、前記残薬調整数量受付ステップで確定操作を受け付けた残薬調整数量を含む、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際の残薬調整に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する残薬調整情報送信ステップと、を実行させ、前記服薬通知管理装置は、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして生成することを特徴とする残薬調整支援プログラムである。
本発明に係る残薬調整支援プログラムは、本発明に係る残薬調整支援装置の各々の構成に対応する残薬調整支援プログラムとして特定することもできる。
本発明は、本発明に係る残薬調整支援装置によって実行される残薬調整の支援方法として特定することもできる。
本発明に係る残薬調整の支援方法は、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置とネットワークで接続された残薬調整支援装置が、服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力ステップと、前記残薬調整支援装置が、前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付ステップと、前記残薬調整支援装置が、前記薬剤選択受付ステップで選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力ステップと、前記残薬調整支援装置が、前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付ステップと、前記残薬調整支援装置が、前記残薬調整数量受付ステップで確定操作を受け付けた残薬調整数量を含む、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際の残薬調整に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する残薬調整情報送信ステップと、を有していて、前記服薬通知管理装置は、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして生成することを特徴とする残薬調整の支援方法である。
本発明に係る残薬調整の支援方法は、本発明に係る残薬調整支援装置の各々の構成によって実行される残薬調整の支援方法として特定することもできる。
本発明は、本発明に係る残薬調整支援装置に対応する機能を備えた服薬通知管理装置として特定することもできる。
本発明に係る服薬通知管理装置は、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置であって、服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力手段と、前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付手段と、前記薬剤選択受付手段が選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力手段と、前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付手段と、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整数量受付手段が確定操作を受け付けた残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する服薬通知設定データ生成手段と、を備えることを特徴とする服薬通知管理装置である。
本発明に係る服薬通知管理装置は、本発明に係る残薬調整支援装置の各々の構成に対応する機能を備えた服薬通知管理装置として特定することもできる。
本発明は、本発明に係る残薬調整支援装置に対応する機能を備えた服薬通知管理装置によって実行される残薬調整方法として特定することもできる。
本発明に係る残薬調整方法は、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置によって実行される残薬調整方法であって、前記服薬通知管理装置が、服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力ステップと、
前記服薬通知管理装置が、前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付ステップと、前記服薬通知管理装置が、前記薬剤選択受付ステップで選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力ステップと、前記服薬通知管理装置が、前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付ステップと、前記服薬通知管理装置が、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整数量受付ステップで確定操作を受け付けた残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する服薬通知設定データ生成ステップと、を有することを特徴とする残薬調整方法である。
本発明に係る残薬調整方法は、本発明に係る残薬調整支援装置の各々の構成に対応する機能を備えた服薬通知管理装置によって実行される残薬調整方法として特定することもできる。
本発明は、本発明に係る残薬調整支援装置から残薬調整情報を受信する服薬通知管理装置として特定することもできる。
本発明に係る服薬通知管理装置は、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置であって、服薬通知の設定対象となる処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な薬剤として選択された薬剤に関する情報を、ネットワークで接続された端末装置から受信する薬剤選択情報受信手段と、前記残薬調整が必要な薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を前記端末装置で入力するための入力画面を生成して、前記端末装置に送信する入力画面送信手段と、前記端末装置において確定した残薬調整数量として受け付けた前記入力画面に入力された数量を、残薬調整情報として前記端末装置から受信する残薬調整情報受信手段と、前記残薬調整情報を処方された数量に対する残薬調整に用いて、前記残薬調整が必要な薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する服薬通知設定データ生成手段と、を備えることを特徴とする服薬通知管理装置である。
本発明に係る服薬通知管理装置は、本発明に係る残薬調整支援装置の各々の構成から残薬調整情報を受信する服薬通知管理装置として特定することもできる。
本発明は、本発明に係る残薬調整支援装置から残薬調整情報を受信する服薬通知管理装置によって実行される残薬調整方法として特定することもできる。
本発明に係る残薬調整方法は、患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置によって実行される残薬調整方法であって、前記服薬通知管理装置が、服薬通知の設定対象となる処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な薬剤として選択された薬剤に関する情報を、ネットワークで接続された端末装置から受信する薬剤選択情報受信ステップと、前記服薬通知管理装置が、前記残薬調整が必要な薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を前記端末装置で入力するための入力画面を生成して、前記端末装置に送信する入力画面送信ステップと、前記服薬通知管理装置が、前記端末装置において確定した残薬調整数量として受け付けた前記入力画面に入力された数量を、残薬調整情報として前記端末装置から受信する残薬調整情報受信ステップと、前記服薬通知管理装置が、前記残薬調整情報を処方された数量に対する残薬調整に用いて、前記残薬調整が必要な薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する服薬通知設定データ生成ステップと、を有することを特徴とする残薬調整方法である。
本発明に係る残薬調整方法は、本発明に係る残薬調整支援装置の各々の構成から残薬調整情報を受信する服薬通知管理装置によって実行される残薬調整方法として特定することもできる。
本発明によって、患者の手元に服用が必要な残薬がある場合に、医療機関での処方と調剤薬局での調剤に齟齬を生じさせることなく、患者の手元にある残薬の実数を、必要なタイミングで患者に服薬を促す服薬通知の設定に反映させることが可能になる。本発明は、薬剤の飲み忘れや重ね飲みの防止に効果的な服薬通知を、より精度の高いものとして提供するとともに、残薬の有効活用にも資するものであり、患者の健康管理のみでなく、無駄な投薬の抑制による医療費削減にも効果を発揮することが期待される。
本発明の実施形態の概要を示す図である。 本発明を実施するシステム構成の一例を示すブロック図である。 本発明により残薬調整を行って服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する処理フローを示した第1のフローチャートである。 本発明により残薬調整を行って服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する処理フローを示した第2のフローチャートである。 本発明により残薬調整を行って服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する処理フローを示した第3のフローチャートである。 本発明の第1の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第1の図である。 本発明の第1の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第2の図である 本発明の第1の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第3の図である。 本発明の第1の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第4の図である。 本発明の第1の実施例において服薬通知設定データを生成する流れを示す図である。 本発明の第2の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第1の図である。 本発明の第2の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第2の図である 本発明の第2の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第3の図である。 本発明の第2の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第4の図である。 本発明の第2の実施例において服薬通知設定データを生成する流れを示す図である。 本発明の第3の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第1の図である。 本発明の第3の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第2の図である 本発明の第3の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第3の図である。 本発明の第3の実施例における残薬調整情報を送信するまでの画面遷移の例を示す第4の図である。 本発明の第3の実施例において服薬通知設定データを生成する流れを示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は本発明の実施形態の一例を示したものであって、服薬管理支援サーバに対応する機能を端末とサーバのいずれに設けるかというシステム構成、残薬調整情報の入力画面の遷移等の具体例を含め、本発明の実施形態は以下に示した例に限定されるものではない。
図1は、以下に説明する本発明の実施形態の一例の概要を示したものである。本発明は、医療機関で薬剤を処方された患者が所持するスマートフォンやタブレット型コンピュータ等の患者端末に、服薬が必要なタイミングを知らせる服薬通知のスケジュールを設定するものであるが、服薬管理支援サーバから、服薬通知の設定に用いられる服薬のタイミングや数量に関する情報である服薬通知設定データが送信され、これを用いて患者端末の専用アプリに服薬通知のスケジュールが設定され、服薬が必要なタイミングになるとポップアップ表示や音声等で服薬を促す通知が行われる。
服薬通知の設定に用いられる服薬通知設定データは、医療機関での処方に基づく薬剤の調剤時に、調剤薬局に設置された薬局端末から入力された調剤データを所定の形式に変換して保存する調剤管理データを用いて生成されるが、患者が専用アプリを用いて各々のタイミングに服薬したかどうかを示す情報である服薬記録を服薬管理支援サーバに送信し、服薬管理支援サーバで服薬実績を管理するよう構成すれば、患者の手元にある残薬数量を把握することができるはずであるが、実際は服薬記録の送信の失念等によって実際の残薬数量と差異が生じてしまうことがある。
そこで、本発明では、医療機関で薬剤を処方された患者が薬局を訪れて調剤を受ける際に、患者が持参した残薬の数量を薬剤師等が確認し、残薬調整数量(患者の手元にある薬剤の数量である残薬数量が反映された数量であればよく、残薬数量に処方に基づき調剤された薬剤の数量を加算した数量でもよいし、残薬数量そのものでもよい。)を残薬調整情報として服薬管理支援サーバに送信することとしている。こうした残薬調整方法を支援するために、処方に基づく調剤データを送信する際に、処方された薬剤を含む残薬調整の対象になり得る薬剤に関する情報を薬局端末に表示し、いずれかの薬剤が選択されると残薬調整数量の入力画面を表示して、入力を受け付けた残薬調整数量を服薬管理支援サーバに送信する構成としている。
尚、図1では、薬局端末が本発明に係る残薬調整支援装置に、服薬管理支援サーバが本発明に係る服薬通知管理装置に対応することになるが、患者端末に服薬管理支援サーバに対応する調剤管理データの保存や服薬通知設定データを生成する機能を備えさせて、調剤データや残薬調整情報を薬局端末から患者端末に直接送信する構成とすることも可能である。こうした構成では、服薬管理支援サーバに対応する機能を備えた患者端末が、本発明に係る服薬通知管理装置に対応することになる。
また、薬局端末に服薬管理支援サーバに対応する調剤管理データの保存や服薬通知設定データを生成する機能も備えさせて、薬局端末から患者端末に服薬通知設定データを送信する構成とすることも可能であるが、こうした構成では服薬管理支援サーバに対応する機能を備えた薬局端末が、本発明に係る服薬通知管理装置に対応することになる。
図2は、本発明のシステム構成の一例を示したものである。図2の薬局端末10が本発明に係る残薬調整支援装置に、服薬管理支援サーバ20が本発明に係る服薬通知管理装置に対応することになるが、先に説明したとおり、服薬管理支援サーバ20の機能を、薬局端末10や患者端末30に備える構成とすることも可能である。また、薬局端末10と服薬管理支援サーバ20は、インターネットではなくLAN等によって接続されるものであってもよい。
薬局端末10には調剤薬局等に設置され、インターネットに接続可能で、データの入出力と送受信が可能なPC(パーソナルコンピュータ)やタブレット型コンピュータ等のネットワーク端末が用いられる。薬局端末10には、CPU、メインメモリ、補助記憶装置が備えられ、補助記憶装置に記憶されたプログラムをメインメモリに読み出し、CPUで演算処理を実行することによって、各々のプログラムによる所定の機能が実現される。
薬局端末10の調剤データ登録部11は機能的に特定されるものであって、補助記憶装置に格納された調剤データを登録するためのプログラム(例えば、タブレット型コンピュータの専用アプリ)がメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、対応する機能が実現される。
服薬管理支援サーバ20には、インターネットに接続されていて、薬局端末10や患者端末30等のネットワーク端末と情報の送受信が可能なサーバコンピュータが用いられる。服薬管理支援サーバ20には、CPU、メインメモリ、補助記憶装置が備えられていて、補助記憶装置に格納されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、所定の機能が実現される。
尚、服薬管理支援サーバ20を構成するコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されるものではなく、本発明を実施するための機能以外に、他の機能を実現するための構成が同一のコンピュータに備えられるものであってもよい。本発明に必要な各々の機能は、物理的に一台のコンピュータによって実現されるものであってもよいし、複数のコンピュータを用いて実現されるものであってもよい。
服薬管理支援サーバ20の調剤管理データ登録部21、過去データ抽出部22、服薬情報記録部24、服薬通知設定データ送信部25は、いずれも機能的に特定されるものであって、補助記憶装置に格納された各々の機能に対応するプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各々に対応する機能が実現される。
服薬管理支援サーバ20の調剤管理データ記憶部23には、服薬管理支援サーバ20を構成するコンピュータに備えられる補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。これらの記憶領域は物理的に一台のコンピュータに設けられることを要件とするものではなく、データベースサーバを構成するコンピュータなどを含む複数のコンピュータに設けられるものであってもよい。
患者端末30には、インターネットに接続可能で、患者が通知を受け取りやすいスマートフォンやタブレット型コンピュータ等のネットワーク端末が用いられる。患者端末30には、CPU、メインメモリ、補助記憶装置が備えられ、補助記憶装置に記憶されたプログラムをメインメモリに読み出し、CPUで演算処理を実行することによって、各々のプログラムによる所定の機能が実現される。
患者端末30の服薬通知制御部31は機能的に特定されるものであって、補助記憶装置に格納された服薬通知のタイミング等を制御するためのプログラム(例えば、スマートフォンの専用アプリ)がメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、対応する機能が実現される。
図2の構成において、医療機関の処方に基づき調剤薬局で調剤が行われると、薬局端末10の調剤データ登録部11から調剤データが服薬管理支援サーバ20に送信され、調剤管理データ登録部21によって調剤データを所定の形式に変換した調剤管理データが、調剤管理データ記憶部23に保存される。保存される調剤管理データに基づき、服薬のタイミングや数量など服薬通知の設定に用いられる服薬通知設定データが生成されて、服薬通知設定データ送信部25から患者端末30に送信される。
患者端末30では、服薬管理支援サーバ20から受信した服薬通知設定データに基づいて、服薬通知制御部31により服薬通知のスケジュールが設定されて、服薬が必要なタイミングで服薬通知が行われる。患者が薬剤を服用して、服薬通知制御部31により服薬記録を服薬管理支援サーバ20に送信すると、服薬管理支援サーバ20では服薬情報記録部24が起動されて調剤管理データ記憶部23に服薬記録が書き込まれる。
以上の構成を前提にして、図3−図5のフローチャートの流れに沿って、本発明により残薬調整を行って服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する処理フローについて説明する。
医療機関で薬剤を処方された患者が調剤薬局で処方に基づく調剤を受けると、薬局端末10の調剤データ登録部11から、処方された薬剤の用法、用量等を含む所定のフォーマットに基づく調剤データが服薬管理支援サーバ20に送信される。図3のフローチャートは、調剤管理データ登録部21が起動された服薬管理支援サーバ20の処理フローを示したものであるが、薬局端末10から調剤データを受信すると(S01)、服薬管理支援サーバ20で管理するためのフォーマットに基づく調剤管理データに変換されて、変換された調剤管理データが調剤管理データ記憶部23に保存される(S02)。
続いて、過去データ抽出部22が起動され、患者を識別する患者コード等をキーにして、同一の患者について調剤管理データ記憶部23に保存されている過去の調剤管理データを検索する(S03)。検索条件は特に限定されるものではないが、同一の患者の過去の調剤管理データがあれば(S04がYes)、調剤日が新しい日付のものを優先して調剤管理データ記憶部23から読み出すこととしてもよいし(S05)、同一の患者を対象に、処方した医療機関が同一で同時に処方された薬剤の種類や数量の少なくとも一部が一致する等の条件によって近似すると判断される処方に絞り込んで検索し、該当する過去の調剤管理データがあれば(S04がYes)、新たな処方に近似する過去の処方の調剤管理データを選択して、調剤管理データ記憶部23から読み出すこととしてもよい(S05)。
このように過去の調剤管理データを調剤管理データ記憶部23から読み出した場合は、新たに処方に基づく調剤の調剤管理データにこれらの情報を追加し、検索条件に該当する過去の調剤管理データが存在しない場合(S04がNo)は新たな処方に基づく調剤の調剤管理データのみを用いて、図6、図11、図16に例示したような患者ポータル画面を表示するための画面ファイルを生成して(S06)、薬局端末10に送信する(S07)。患者ポータル画面には、新たに処方された薬剤(図6、図11、図16の例では右列に表示された薬剤)に関する情報の他、過去の調剤管理データが読み出された場合は、過去に処方された薬剤(図6、図11、図16の例では左列に表示された薬剤)に関する情報が表示される。
図4のフローチャートは、患者ポータル画面を表示するための画面ファイルを受信した、調剤データ登録部11が起動された薬局端末10の処理フローを示したものである。受信した画面ファイルを開いて患者ポータル画面を表示して(S08)、薬局端末10を操作する薬剤師等に残薬調整の候補となる薬剤を提示する。ここでそのまま完了操作が検出されると(S09がYes)、服薬管理支援サーバ20に完了操作が行われた情報が送信されて残薬調整の処理が終了するが、完了操作が検出されず(S09がNo)、患者ポータル画面に表示されているいずれかの薬剤の選択を受け付けると(S10がYes)、以下の残薬調整のための処理が行われる。
選択された薬剤が今回の処方(新たな処方)に含まれる薬剤(図6、図11、図16の例では右列に表示された薬剤)である場合は(S11がYes)、図7、図12に示したような残薬調整数量(今回処方された数量に残薬数量を加えた全量)の入力が可能な入力画面が表示され(S12)、薬剤師等が確認して入力した患者が持参した残薬数量が反映された残薬調整数量を確定する操作を受け付けると、選択された薬剤の残薬調整数量を残薬調整情報として服薬管理支援サーバ20に送信する(S13)。
選択された薬剤が今回の処方(新たな処方)に含まれる薬剤(図6、図11、図16の例では右列に表示された薬剤)ではなく、過去の処方に含まれる薬剤(図6、図11、図16の例では左列に表示された薬剤)である場合は(S11がNo)、図17に示したような残薬数量(今回処方された数量はゼロなので残薬数量が全量となる)に加えて、用法や用量の入力も可能な入力画面が表示され(S14)、薬剤師等が確認して入力した患者の持参した残薬数量、さらに医師等から用法や用量の変更を指示されている場合には薬剤師等が確認してそれらを入力した情報を確定する操作を受け付けると、選択された薬剤の残薬数量と変更後の用法・用量に関する情報を、残薬調整情報として服薬管理支援サーバ20に送信する(S15)。
図5のフローチャートは、調剤管理データ登録部21により服薬通知設定データを生成する服薬管理支援サーバ20の処理フローを示したものであるが、薬局端末10で残薬調整の画面に移行せずに完了操作が行われて残薬調整情報を受信していない(2)の場合には、今回の処方に基づく調剤の調剤管理データの調剤数量を基準にして、服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する(S16)。
残薬調整情報として残薬調整数量のみを受け付けている(3)の場合には、今回の処方に基づく調剤の調剤数量に患者の手元にあることが確認された残薬数量を加えた残薬調整数量(残薬調整数量として残薬数量のみを受信した場合は、受信した残薬調整数量に今回の処方に基づく調剤の調剤数を加算した数量)を基準にして、服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する(S17)。残薬調整情報として残薬数量と用法・用量を変更する情報を受け付けている(3)の場合には、残薬数量に対して、対象となる調剤管理データ(この場合は今回の処方ではなく過去の処方について読み出した調剤管理データが基準となる)の用法・用量、又は変更を指示された用法・用量を適用して、服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する(S18)。
続いて、図6−図20を用いて、残薬調整のパターンが異なる3つの実施例について説明する。図6−図10は、今回処方された薬剤について、医師が処方する段階では残薬があることが反映されておらず、調剤薬局の薬剤師等のみが残薬数量を確認して、服薬通知に関する残薬調整を行う第1の実施例に関するものである。
第1の実施例では、患者が継続的に服用している薬剤Aと薬剤Bについて、通常と同様の数量を医療機関で処方されたものの、薬剤Aについて患者の手元に残薬が存在する場合における本発明の実施例を示したものである。図6は第1の実施例における患者ポータル画面を示したものであるが、右列には今回分として2015年10月1日に処方された薬剤Aと薬剤Bの用法と用量が、左列には調剤日が最も新しい日付である過去の処方に基づく薬剤として(あるいは今回処方に近似する処方に基づく薬剤として)、2015年9月1日に処方された薬剤Aと薬剤Bの用法と用量が表示されている。
ここで薬剤師等が患者の手元に薬剤Aの残薬が存在することを確認すると、図6に示したように、患者ポータル画面右列の薬剤Aを選択する操作を行う。そうすると、図7に示した残薬数量の入力が可能な残薬の繰越処理画面に遷移するが、選択された薬剤Aは今回の処方に基づく調剤管理データの用法・用量が表示されるとともに、これらの情報から計算される調剤された薬剤Aの全量が左列の「数量(今回処方)」に表示され、右列の「数量(調整結果)」の全量の表示にも同じ数量がデフォルト値として表示される。このデフォルト値は薬剤師等が確認した残薬調整数量(患者の手元にある残薬数量が反映された数量であればよく、残薬数量に今回の処方に基づき調剤された薬剤の数量を加算した数量でもよいし、残薬数量そのものでもよい。)に上書きして更新することが可能となっている。
尚、この例では他に選択可能な薬剤(薬剤B)についても残薬調整数量を追加入力することが可能なように、薬剤の名称の横にチェックボックスが設けられている。このチェックボックスにチェックを入れると、先に選択された薬剤Aと同様に、薬剤Bも右列の「数量(調整結果)」の全量のデフォルト値が上書き可能な状態に変更される。
図8は、右列の「数量(調整結果)」の全量にデフォルト値として表示された「90」錠が、患者の手元にあることが確認された残薬数量である30錠を加算した「120」錠に上書きされた状態を示している。「30」日分であった服薬日数は、全量の増加分を自動計算して「40」日分に変更されている。この状態で画面上の「OK」のボタンを選択すると、図9に示したような残薬繰越分を含めて服薬通知を設定する確認画面が表示され(画面右上部には残薬繰越の確認画面であることを示すクリップが表示され、残薬調整がされる薬剤Aの部分は着色して表示されている。)、画面上の「投薬完了」のボタンを選択することによって、残薬調整数量が確定される。
図10は、第1の実施例で服薬通知設定データを生成する流れを示したものである。薬局端末から送信された、標準化されたフォーマットに基づく調剤データ(現在であればJAHISver1.1形式の調剤データ、JAHISは登録商標)は、服薬通知の設定に適した形式の調剤管理データに変換して管理され、このデータから患者端末に服薬通知を設定するための服薬通知設定データが生成されるのが原則であるが、今回の処方に基づく調剤テータから生成された調剤管理データから服薬通知設定データを生成すると、薬剤Aについては処方された30日分の服薬通知しか設定されないところ、残薬数量が反映された残薬調整数量を全量とすることによって、調剤後に実際に患者の手元にあることになる数量に応じた40日分の服薬通知を設定できることになる。朝昼夕の毎食後といった日々の通知のタイミングについては、調剤管理データの用法・用量を用いて設定することとすればよい。
図11−図15は、今回処方された薬剤について、医師が患者の手元にある残薬分を反映して薬剤を処方しており、調剤薬局の薬剤師等も残薬数量を確認して、服薬通知に関する残薬調整を行う第2の実施例に関するものである。
第2の実施例では、患者は薬剤Aと薬剤Bを継続的に服用しているが、医療機関で医師が患者の手元にある残薬数量を確認して、その数量を減じて薬剤Aを処方する場合における本発明の実施例を示したものである。図11は第2の実施例における患者ポータル画面を示したものであるが、右列には今回分として2015年10月1日に処方された薬剤Aと薬剤Bの用法と用量が、左列には調剤日が最も新しい日付である過去の処方として(あるいは今回処方に近似する処方として)、2015年9月1日に処方された薬剤Aと薬剤Bの用法と用量が表示されている。このうち今回の薬剤Aの処方については、過去の処方と異なり、30日分が10日分に減じられている。
薬剤師等が薬剤Aの数量の差異に加えて、患者の手元に薬剤Aの残薬が存在することを確認すると、図11に示したように、患者ポータル画面右列の薬剤Aを選択する操作を行う。そうすると、図12に示した残薬数量の入力が可能な残薬の繰越処理画面に遷移するが、選択された薬剤Aは今回の処方に基づく調剤管理データの用法・用量が表示されるとともに、これらの情報から計算される調剤された薬剤Aの全量が左列の「数量(今回処方)」に表示され、右列の「数量(調整結果)」の全量の表示にも同じ数量がデフォルト値として表示される。このデフォルト値は薬剤師等が確認した残薬調整数量(患者の手元にある残薬数量が反映された数量であればよく、残薬数量に今回の処方に基づき調剤された薬剤の数量を加算した数量でもよいし、残薬数量そのものでもよい。)に上書きして更新することが可能となっている。
尚、この例でも、他に選択可能な薬剤(薬剤B)についても残薬調整数量を追加入力することが可能なように、薬剤の名称の横にチェックボックスが設けられている。このチェックボックスにチェックを入れると、先に選択された薬剤Aと同様に、薬剤Bも右列の「数量(調整結果)」の全量のデフォルト値が上書き可能な状態に変更される。
図13は、右列の「数量(調整結果)」の全量のデフォルト値として表示された「10」錠が、患者の手元にあることが確認された残薬数量である60錠を加算した「90」錠に上書きされた状態を示している。「10」日分であった服薬日数は、全量の増加分を自動計算して「30」日分に変更されている。この状態で画面上の「OK」のボタンを選択すると、図14に示したような残薬繰越分を含めて服薬通知に設定する確認画面が表示され(図9と同様に画面右上部には残薬繰越の確認画面であることを示すクリップが表示され、残薬調整がされる薬剤Aの部分は着色して表示されている。)、画面上の「投薬完了」のボタンを選択することによって、残薬調整数量が確定される。
図15は、第2の実施例で服薬通知設定データを生成する流れを示したものである。今回の処方に基づく調剤テータから生成された調剤管理データから服薬通知設定データを生成すると、薬剤Aについては処方された10日分の服薬通知しか設定されないところ、残薬数量が反映された残薬調整数量を全量とすることによって、調剤後に実際に患者の手元にあることになる数量に応じた30日分の服薬通知を設定できることになる。朝昼夕の毎食後といった日々の通知のタイミングについては、調剤管理データの用法・用量を用いて設定することとすればよい。
図16−図20は、引き続き服用が必要であるものの、医師が残薬で足りることを確認して今回は処方しなかった薬剤について、調剤薬局の薬剤師等が残薬数量と用法・用量の変更の有無を確認して、服薬通知に関する残薬調整を行う第3の実施例に関するものである。
第3の実施例では、患者は薬剤Aと薬剤Bと薬剤Cを継続的に服用しているが、医療機関で医師が薬剤Cについては患者の手元にある残薬数量で足りることを確認して、今回分には薬剤Aと薬剤Bのみを処方する場合における本発明の実施例を示したものである。図16は第3の実施例における患者ポータル画面を示したものであるが、右列には今回分として2015年10月1日に処方された薬剤Aと薬剤Bの用法と用量が、左列には調剤日が最も新しい日付である過去の処方として(あるいは今回処方に近似する処方として)、2015年9月1日に処方された薬剤Aと薬剤Bと薬剤Cの用法と用量が表示されている。今回の処方には薬剤Cが含まれていないことが相違している。
薬剤師等が今回の処方には薬剤Cが含まれていないという差異に加えて、患者の手元に薬剤Cの残薬が存在することを確認すると、図16に示したように、患者ポータル画面左列の薬剤Cを選択する操作を行う。そうすると、図17に示した残薬数量の入力が可能な残薬の繰越処理画面に遷移するが、選択された薬剤Cの用法・用量は今回の処方に基づく調剤管理データに含まれていないため、患者ポータル画面の左列の表示に用いられた過去の処方に基づく調剤管理データから、用法・用量のデフォルト値が設定される。この画面では、左列に表示される薬剤Cの「数量(今回処方)」は、薬剤Cは処方されていないため服薬日数も全量も「0」となるが、薬剤Cの名称の下に表示される用法と、右列の「数量(調整結果)」の1日あたりの数量には、患者ポータル画面の左列の表示に用いられた過去の処方の調剤管理データからデフォルト値が設定される。
尚、右列の「数量(調整結果)」に「1日分」と表示されている服薬日数や「調整なし」と表示されている全量の値を含め、この画面に表示される値は特に限定されるものではないが、少なくとも右列の「数量(調整結果)」の全量は、新たな値の入力が可能な状態で表示される。用法と右列の「数量(調整結果)」の1日あたりの数量についても、医師の指示があれば変更できるように、新たな値の入力が可能な状態で表示することが好ましい。
尚、この例でも、他に選択可能な薬剤選択(薬剤Aと薬剤B)についても追加入力することが可能なように、薬剤の名称の横にチェックボックスが設けられている。このチェックボックスにチェックを入れると、先に選択された薬剤Cと同様に、少なくとも右列の「数量(調整結果)」の全量、さらには用法と右列の「数量(調整結果)」の1日あたりの数量が、デフォルト値を上書きして入力することが可能な状態で表示されることとしてもよいが、この例では他に選択可能な薬剤選択(薬剤Aと薬剤B)は今回の処方にも含まれているため、これらが選択された場合は第1の実施例(又は第2の実施例)と同様の扱いになる。
図18は、右列の「数量(調整結果)」の全量のデフォルト値として表示された「調整なし」錠の表示が、患者の手元にあることが確認された残薬数量である「60」錠に上書きされた状態を示している。また、医師からの用法・用量についての変更の指示に従って、用法が朝夕食後の1日2回に変更されるとともに、右列の「数量(調整結果)」の1日あたりの数量は、デフォルト値として表示された「3」錠が医師から指示された「2」錠に上書きされている。全量の「60」錠と1日あたりの「2」錠から算出された「30」日分という服薬日数も自動表示されるが、この状態で画面上の「OK」のボタンを選択すると、図19に示したような今回処方された薬剤の他に、残薬繰越分の服薬通知も設定することの確認画面が表示され(残薬繰越分に対応する薬剤Cの右上部には残薬繰越に関する表示部分であることを示すクリップが表示され、さらに薬剤Cの部分は着色して表示されている)、画面上の「投薬完了」のボタンを選択することによって、残薬数量が確定する。これによって、薬剤Aと薬剤Bの今回処方分に対応する服薬通知に加えて、処方されていない薬剤Cについても服薬通知を設定することが可能になる。
図20は、第3の実施例で服薬通知設定データを生成する流れを示したものである。今回の処方に基づく調剤テータから生成された調剤管理データから服薬通知設定データを生成すると、今回は薬剤Cが処方されていないので、薬剤Cについての服薬通知が設定されなくなってしまうところ、薬剤Cの残薬数量も服薬通知の対象になることによって、実際に患者の手元にある数量に応じた30日分の服薬通知が設定できることになる。この例では日々の通知のタイミングについても、用法・用量が変更されているため、残薬調整情報に基づいて設定されることになる。
10 薬局端末
11 調剤データ登録部
20 服薬管理支援サーバ
21 調剤管理データ登録部
22 過去データ抽出部
23 調剤管理データ記憶部
24 服薬情報記録部
25 服薬通知設定データ送信部
30 患者端末
31 服薬通知制御部

Claims (10)

  1. 患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置とネットワークで接続され、
    服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力手段と、
    前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付手段と、
    前記薬剤選択受付手段が選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力手段と
    前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付手段と、
    前記残薬調整数量受付手段が確定操作を受け付けた残薬調整数量を含む、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際の残薬調整に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する残薬調整情報送信手段と、を備えていて、
    前記服薬通知管理装置は、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして生成すること
    を特徴とする残薬調整支援装置。
  2. 前記服薬通知の設定対象となる処方を受けた患者に対する過去の処方に基づく調剤に関するデータから選択された、残薬調整が必要な薬剤の候補となる前記過去の処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤を、前記薬剤情報表示画面の選択可能な項目に追加して出力させる残薬調整候補出力手段と、
    前記残薬調整候補出力手段によって前記薬剤情報表示画面に追加して出力された一又は二以上の薬剤から、前記服薬通知の設定対象となる処方には含まれないものの、服薬通知の設定が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける第二の薬剤選択受付手段と、
    前記第二の薬剤選択受付手段が選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を入力するための残薬数量入力画面を出力する残薬数量入力画面出力手段と
    前記残薬数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬数量受付手段と、
    前記服薬通知の設定対象となる処方には含まれないものの、服薬通知の設定が必要な薬剤に関する情報として、前記残薬数量受付手段が確定操作を受け付けた残薬数量を含む、前記服薬通知の設定が必要な一の薬剤の残薬分に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データの生成に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する第二の残薬調整情報送信手段と、を備えていて、
    前記服薬通知管理装置は、前記服薬通知の設定が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬数量を基準にして生成すること
    を特徴とする請求項1記載の残薬調整支援装置。
  3. 前記残薬調整候補出力手段は、前記患者に対して調剤された薬剤のうち調剤日が新しい日付の薬剤を優先して、前記薬剤情報表示画面に出力させること
    を特徴とする請求項2記載の残薬調整支援装置。
  4. 前記残薬調整候補出力手段は、前記患者に対して調剤された薬剤のうち、薬剤の組合せを含む所定の条件が前記服薬通知の設定対象となる処方に近似する処方に基づき調剤された薬剤を優先して、前記薬剤情報表示画面に出力させること
    を特徴とする請求項2記載の残薬調整支援装置。
  5. 前記残薬数量入力画面出力手段が出力する残薬数量入力画面には、残薬調整が必要な薬剤の用法又は用量の少なくともいずれかに関する情報の入力が可能な入力欄が設けられ、前記入力欄に入力された用法又は用量に関する情報を確定させる確定操作を受け付けると、前記第二の残薬調整情報送信手段は、前記確定操作を受け付けた用法又は用量に関する情報も前記残薬調整情報に含めて、前記服薬通知管理装置に送信すること
    を特徴とする請求項2乃至4いずれかに記載の残薬調整支援装置。
  6. 前記残薬数量入力画面出力手段が出力する残薬数量入力画面には、用法、用量、残薬数量の少なくとも一つの値が更新可能なデフォルト値として、前記過去の処方に基づく調剤に関するデータに基づいて設定され、
    前記第二の残薬調整情報送信手段は、前記デフォルト値更新ずに確定させる確定操作を受け付ければ前記デフォルト値を、前記デフォルト値が更新された値を確定させる確定操作を受け付ければ前記更新された値を、前記残薬調整情報に含めて、前記服薬通知管理装置に送信すること
    を特徴とする請求項5記載の残薬調整支援装置。
  7. 患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置とネットワークで接続された残薬調整支援装置に、
    服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力ステップと、
    前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付ステップと、
    前記薬剤選択受付ステップで選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力ステップと、
    前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付ステップと、
    前記残薬調整数量受付ステップで確定操作を受け付けた残薬調整数量を含む、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際の残薬調整に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する残薬調整情報送信ステップと、を実行させ
    前記服薬通知管理装置は、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして生成すること
    を特徴とする残薬調整支援プログラム。
  8. 患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置とネットワークで接続された残薬調整支援装置が、服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力ステップと、
    前記残薬調整支援装置が、前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付ステップと、
    前記残薬調整支援装置が、前記薬剤選択受付ステップで選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力ステップと、
    前記残薬調整支援装置が、前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付ステップと、
    前記残薬調整支援装置が、前記残薬調整数量受付ステップで確定操作を受け付けた残薬調整数量を含む、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する際の残薬調整に用いられる残薬調整情報、前記服薬通知管理装置に送信する残薬調整情報送信ステップと、を有していて、
    前記服薬通知管理装置は、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整情報に含まれる前記残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして生成すること
    を特徴とする残薬調整の支援方法。
  9. 患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置であって、
    服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力手段と、
    前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付手段と、
    前記薬剤選択受付手段が選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力手段と
    前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付手段と、
    前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整数量受付手段が確定操作を受け付けた残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する服薬通知設定データ生成手段と、
    を備えることを特徴とする服薬通知管理装置。
  10. 患者に所定のタイミングで服薬を促す服薬通知を設定するための服薬通知設定データを管理する服薬通知管理装置によって実行される残薬調整方法であって、
    前記服薬通知管理装置が、服薬通知の設定対象となる処方に基づく調剤に関するデータから生成された、前記処方に基づき調剤された一又は二以上の薬剤が選択可能な項目として表示された薬剤情報表示画面を出力する薬剤情報表示画面出力ステップと、
    前記服薬通知管理装置が、前記薬剤情報表示画面に選択可能な項目として表示された一又は二以上の薬剤から、残薬調整が必要な一の薬剤を選択する選択操作を受け付ける薬剤選択受付ステップと、
    前記服薬通知管理装置が、前記薬剤選択受付ステップで選択操作を受け付けた一の薬剤について、残薬数量を反映した服薬通知の設定に用いられる残薬調整数量を入力するための残薬調整数量入力画面を出力する残薬調整数量入力画面出力ステップと、
    前記服薬通知管理装置が、前記残薬調整数量入力画面に入力された薬剤の数量を、残薬調整数量として確定させる確定操作を受け付ける残薬調整数量受付ステップと、
    前記服薬通知管理装置が、前記処方に基づく前記薬剤の調剤数量ではなく、前記残薬調整数量受付ステップで確定操作を受け付けた残薬調整数量から決定された薬剤の数量を基準にして、前記残薬調整が必要な一の薬剤に関する服薬通知を設定するための服薬通知設定データを生成する服薬通知設定データ生成ステップと、
    を有することを特徴とする残薬調整方法。
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