JP5458157B1 - 薬物療法支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者に対する服薬指導を誰でも容易に行うことのできる薬物療法支援システム及びプログラムを提供すること。
【解決手段】支援システム1は、薬剤の種類及び当該薬剤の提供回数に対応付けて、患者への服薬指導項目を記憶する指導項目記憶手段12と、薬剤の処方箋を受け付けると、交付する薬剤の種類及び当該薬剤を提供した回数に基づいて、指導項目記憶手段12から服薬指導項目を抽出する指導項目抽出手段13と、抽出した服薬指導項目を担当者に出力する指導項目出力手段14と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、薬剤を提供する業務を支援するための薬物療法支援システム及びプログラムに関する。
情報処理技術の発展は、薬剤を調剤し提供する薬局等の医療機関にも広く浸透し、利便性を高めている。例えば、従来から医療機関においては、レセプト(診療報酬明細書)の作成を支援するレセコンといったコンピュータが知られており、高度な専門知識や複雑な計算を必要とすることなくレセプトの作成を可能にしている。また、近年では、薬歴等の患者の情報も電子的に管理するシステムが普及している。
なお、従来ではレセコンと薬歴を管理するシステムとがハード的に独立したコンピュータであったため、例えば特許文献1には、レセコン機能と薬歴管理機能とを備えた薬局用コンピュータにおいて、両機能を有効に連携した薬局用コンピュータが開示されている。
特開2011−118535号公報
ところで、患者の薬歴管理のためには、交付する薬剤の服用法、副作用等について服薬指導を行い、その指導結果を適切に管理することが必要になる。しかしながら、様々な患者がいる中で、患者ごとに適した内容及びタイミングで服薬指導を行うためには、熟練した経験が要求される。その結果、患者と直接対応する担当者は、ベテランの担当者に限られてしまい、勤務状況に偏りが生じてしまっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、患者に対する服薬指導(服薬支援を含む)を誰でも容易に行うことのできる薬物療法支援システム及びプログラムを提供することを目的とする。
(1) 薬剤の種類及び患者の固有情報に対応付けて、患者への服薬指導項目を記憶する指導項目記憶手段と、薬剤の処方箋を受け付けると、交付する薬剤の種類及び当該薬剤を提供する患者の固有情報に基づいて、前記指導項目記憶手段から前記服薬指導項目を抽出する指導項目抽出手段と、前記指導項目抽出手段が抽出した前記服薬指導項目を担当者に出力する指導項目出力手段と、を備える支援システム。
(1)の支援システムによれば、処方箋を受け付けると、交付する薬剤の種類に応じた服薬指導項目が担当者に出力される。これにより、担当者は、薬剤ごとに異なる服薬指導項目を把握することができ、容易に服薬指導を行うことができる。このとき、担当者に出力される服薬指導項目は、薬剤の種類だけでなく患者の固有情報にも対応付けることとしている。これにより、担当者は、患者に応じて異なる服薬指導項目を把握することができ、患者ごとにきめ細かな服薬指導を行うことができる。
(2) 前記患者の固有情報は、当該患者に対する前記薬剤の提供回数を含む、(1)に記載の支援システム。
(3) 前記患者の固有情報は、患者の性別、年齢、妊娠の有無を含む、(1)又は(2)に記載の支援システム。
(4) 前記薬剤の種類は、複数の薬剤の組み合わせを含む、(1)から(3)のいずれかに記載の支援システム。
(2)〜(4)に記載の支援システムのように、「患者の固有情報」には、交付する薬剤の提供回数や、患者の性別、年齢、妊娠の有無等の各種情報を含むことができ、また、「薬剤の種類」には、個々の薬剤名だけでなく薬剤の組み合わせの種類も含むことができ、また、薬剤の剤形や薬剤の投与場所等も含むことができる。これにより、薬剤や患者に応じて適切な服薬指導を行うことができる。
(5) 前記指導項目記憶手段は、前記服薬指導項目に対応付けて薬剤の副作用が好発する時期を更に記憶し、前記指導項目抽出手段は、処方箋を受け付けた時期が前記好発する時期である場合には、副作用の確認を促す服薬指導項目を抽出する、(1)から(4)のいずれかに記載の支援システム。
(5)の支援システムによれば、副作用が好発する時期には、副作用の確認を促す服薬指導項目が担当者に出力されるため、担当者は、患者ごとに適したタイミングで副作用の確認を行うことができる。
(6) 服薬指導により得られた副作用の有無及び副作用の発生時期を記憶する副作用記憶手段と、前記副作用記憶手段により記憶された情報に基づいて薬剤ごとの副作用の好発時期を前記指導項目記憶手段に記憶する好発時期設定手段と、を更に備える(5)に記載の支援システム。
(6)の支援システムによれば、服薬指導により得られた結果に基づいて薬剤ごとの副作用の好発時期を設定するため、日々得られる服薬指導結果を有効に利用することができる。
(7) 前記好発時期設定手段は、薬剤に添付される添付情報に基づいて薬剤ごとの副作用の好発時期を前記指導項目記憶手段に記憶する、(6)に記載の支援システム。
(8)前記好発時期設定手段は、管理者からの所定の入力を受け付けることを条件に薬剤ごとの副作用の好発時期を前記指導項目記憶手段に記憶する、(6)に記載の支援システム。
なお、好発時期の設定は、(7)(8)の支援システムのように行うこととしてもよい。
(9) 薬剤の種類及び患者の固有情報に対応付けて、患者への服薬指導項目を記憶する指導項目記憶手段にアクセス可能なコンピュータを、薬剤の処方箋を受け付けると、交付する薬剤の種類及び当該薬剤を提供する患者の固有情報に基づいて、前記指導項目記憶手段から前記服薬指導項目を抽出する指導項目抽出手段、前記指導項目抽出手段が抽出した前記服薬指導項目を担当者に出力する指導項目出力手段、として機能させるプログラム。
(9)のプログラムによれば、(1)の支援システムと同様の効果を奏する。
本発明によれば、担当者の熟練度に関わらず、交付する薬剤や患者に応じた適切な服薬指導を行うことができる。
支援システムの構成を示す図である。 薬剤提供業務の概要を示す図である。 支援システムの機能構成を示すブロック図である。 指導項目記憶手段を示す図である。 聞取内容記憶手段を示す図である。 担当者に対して表示される服薬指導画面の一例を示す図である。 業務状況管理システムの処理の流れを示すフローチャートである。 指導項目記憶手段を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[支援システム1の概要]
図1に示すように、本発明の支援システム1は、薬剤提供業務を構成する各作業の担当者により用いられる担当者装置2a・・・2nと管理者装置3とにより構成される。
ここで、図2(1)を参照して、薬剤提供業務は、窓口において患者から処方箋を受け付けた後に、処方箋に従い薬剤を調剤し、調剤が適切であると最終監査において認められた場合に、窓口において患者に当該薬剤を提供するといった一連の流れにより構成される。このような薬剤提供業務は、一例として図2(2)に示す各作業、即ち「受付」「薬歴確認」「処方監査」「患者情報収集」「調剤設計」「服薬に関する説明」「調剤決定」「調剤」「最終監査」「薬剤交付会計」により構成することができる。これら各作業は、互いに独立して進行できるものもあり、本実施形態では、これら各作業を複数の担当者により分業することとしている。例えば、薬剤提供業務を構成する各作業のうち、「受付」「患者情報収集」「調剤」「薬剤交付会計」を薬剤師Aが担当し、「薬歴確認」「処方監査」「調剤設計」「服薬に関する説明」「調剤決定」を薬剤師Bが担当し、「最終監査」を薬剤師Cが担当することとしている。
このような本実施形態では、例えば、薬剤師Aが担当者装置2aを用い、薬剤師Bが担当者装置2bを用い、薬剤師Cが担当者装置2cを用いる。もちろん担当者装置2a・・・2nは、一人の担当者により用いられるだけでなく、複数の担当者が共有して用いることとしてもよい。なお、担当者装置2a・・・2nの構成は、基本的に同一であるため、以下単に「担当者装置2」と呼ぶことがある。
担当者装置2は、薬局においてその業務を多面的に支援することを目的としたものであり、各種演算処理を行う制御部や各種情報を記憶する記憶部に加え、キーボードやタッチパネル等により実現される入力部及びディスプレイによる表示部を備えた汎用パーソナルコンピュータである。このような担当者装置2は、各種プログラムがインストールされており、制御部がこれらプログラムに従い動作することで、レセコン機能や薬歴管理機能に加え、本発明に特有の服薬指導項目出力機能を発揮する。なお、服薬指導項目出力機能とは、提供する薬剤の種類や薬剤の提供回数(言い換えると、患者による当該薬剤の服薬回数)に応じた服薬指導項目を、服薬指導を行う担当者に出力(表示)する機能である。
管理者装置3は、各担当者を管理する管理者により用いられ、担当者装置2の機能の拡張、変更、制限等の管理者権限を有する端末装置であり、担当者装置2と同様に汎用パーソナルコンピュータにより実現される。担当者装置2は、例えば、管理者の指示に基づいて服薬指導項目の設定(後述の指導項目記憶手段12の管理)を行う。
これら担当者装置2及び管理者装置3は、所定のネットワーク回線により接続され、互いに協働して患者に対する薬剤の提供業務を支援する。なお、担当者装置2及び管理者装置3は、同一の端末装置であってもよい。即ち、1の端末装置に対して担当者装置2の機能及び管理者装置3の機能を持たせることとしてもよい。
[支援システム1の機能的構成]
続いて、服薬指導項目出力機能を発揮するための支援システム1の機能的構成を図3を参照して説明する。服薬指導項目出力機能の発揮に際して、支援システム1の制御部は、指導項目設定手段11と、指導項目抽出手段13と、指導項目出力手段14と、指導結果入力手段15と、好発時期設定手段17と、が機能する。一例として、管理者装置3の制御部が指導項目設定手段11及び好発時期設定手段17として機能し、担当者装置2の制御部が指導項目抽出手段13、指導項目出力手段14及び指導結果入力手段15として機能する。
また、支援システム1の記憶部には、指導項目記憶手段12と、聞取内容記憶手段16と、が設けられる。これら指導項目記憶手段12及び聞取内容記憶手段16は、担当者装置2及び管理者装置3からアクセス可能であればよく、少なくとも支援システム1を構成する何れかの端末装置に設けられる。
指導項目設定手段11は、例えば管理者装置3を用いる管理者から指導条件の入力を受け付けると、受け付けた指導条件を指導項目記憶手段12に記憶する。ここで、指導条件とは、患者に薬剤を提供する際に服薬指導を行う条件であり、本実施形態では、提供する薬剤の種類及び当該薬剤の提供回数が該当する。なお、指導条件は、管理者装置3を用いる管理者に限らず、担当者装置2を用いる担当者が担当する患者に応じて独自に入力することとしてもよい。
ここで指導条件を記憶する指導項目記憶手段12について、図4を参照して説明する。指導項目記憶手段12は、服薬指導項目に対応付けて当該指導項目を担当者に対して出力するための指導条件を記憶する。例えば、薬剤の服薬方法は、薬剤A,Bの初回及び2回目の提供時に行うことが記憶されている。このとき、指導項目記憶手段12は、図4に示すように、薬剤を効能別にまとめたテーマ名ごとに、服薬指導項目を設定することとしている。
また、指導項目記憶手段12は、指導条件として薬剤の副作用が発生し易い好発時期を更に記憶する。例えば、図4の指導項目記憶手段12には、初めて服用したときから6ヶ月後が薬剤Aの好発時期として記憶されており、この好発時期を指導条件として好発時期モニタリングという指導項目が記憶されている。
図3に戻り、指導項目抽出手段13は、例えば薬局の窓口担当の担当者が処方箋を受け付け担当者装置2から処方箋の登録を行うと、指導項目記憶手段12を参照して、患者に対する服薬指導を行うための服薬指導項目を抽出する。即ち、指導項目抽出手段13は、処方箋により指示された薬剤の種類、及び患者の薬歴(当該薬剤の提供回数や初回服用時からの経過日数)に基づいて、指導項目記憶手段12から服薬指導項目を抽出する。
指導項目出力手段14は、指導項目抽出手段13が抽出した服薬指導項目を服薬指導を行う担当者に対して出力、例えば担当者装置2の表示部に表示する。なお、担当者装置2に表示する服薬指導画面の一例は、図6で後述する。
指導結果入力手段15は、服薬指導を行う担当者から、服薬指導の結果得られた各種情報の入力を受け付け、聞取内容記憶手段16に記憶する。特に本実施形態では、指導結果入力手段15は、副作用発生の有無及び発生した場合の発生時期の入力を受け付け、聞取内容記憶手段16に記憶する。
ここで、聞取内容記憶手段16の一例を図5に示す。聞取内容記憶手段16は、服薬指導の結果得られた各種情報として、少なくとも交付した薬剤の種類、副作用の有無、初回処方日時及び聞取日時(即ち副作用の発生時期)を記憶する。なお、図5では、副作用の発生時期を特定するための情報として、副作用が発生したと聞き取りした聞取日時を記憶することとしているが、これに限られるものではなく、薬剤を提供した回数を副作用の発生時期を特定するための情報として記憶することとしてもよい。
図3に戻り、好発時期設定手段17は、聞取内容記憶手段16に記憶された副作用の発生時期に基づいて、薬剤の種類に応じた副作用の好発時期を特定し、指導項目記憶手段12に指導条件として設定する。具体的には、好発時期設定手段17は、同一又は類似の薬剤についての副作用の発生時期に一定以上の傾向が見られるか否かを判定し、一定以上の傾向がある場合にその発生時期を当該薬剤の副作用好発時期として特定する。ここで、薬剤の種類としては、例えば薬剤、薬剤の剤形及び投与場所等の任意の情報を利用することができる。一例として、非ステロイド系消炎鎮痛剤(薬剤)の貼り薬(剤形)を腰(投与場所)に貼る場合と、非ステロイド系消炎鎮痛剤(薬剤)の飲み薬(剤形)を飲む(投与場所)場合とでは、副作用の好発時期が異なる。このように同一の薬剤であっても剤形や投与場所等が異なると副作用の好発時期が異なるため、本実施形態では、薬剤の種類に応じて副作用の好発時期を特定することとしている。なお、薬剤の種類の管理方法としては、公知の薬剤コード(12桁)を用いることとしてもよい。薬剤コードでは、7桁が薬剤の成分、次の1桁が剤形、残りの桁が枝番となっていることから、この薬剤コードと投与場所とを関連付けることで、薬剤の種類を適切に管理することができる。また、薬剤コードを用いる場合に、上8桁を用いることとしてもよい。薬剤の成分及び剤形を示すコード部分であるから、薬剤の種類を適切に管理することができる。
[服薬指導画面]
以上、支援システム1の機能的構成について説明した。続いて、服薬指導を行う担当者の担当者装置2に表示する服薬指導画面100の一例を図6を参照して説明する。
図6に示すように、服薬指導画面100は、上領域110と、中央領域120と、下領域130と、により構成される表示画面である。
上領域110は、薬剤提供業務の対象患者についての患者情報が表示される。中央領域120には、薬剤提供業務を構成する各作業のうち担当者装置2で担当している作業に関する情報が表示される。図6では、服薬指導に対応する患者情報収集作業に関連する情報が表示されている。下領域130は、薬剤提供業務を構成する各作業に対応する選択ボタンが表示される。各選択ボタンは、担当者からの選択を受け付け、選択された選択ボタンに対応する作業に関連する情報が中央領域120に表示される。
ここで、図6に示すように、服薬指導に関連する情報として、中央領域120には、患者の薬歴を示すコンタクト歴121と、服薬指導を行う項目を示す指導項目122と、服薬指導に伴い聞き取りした内容の入力を受け付ける入力受付123と、が表示される。
前述の指導項目抽出手段13が抽出し指導項目出力手段14が出力する服薬指導項目は、指導項目122に相当する。指導項目122はマトリクス状に表示され、該当項目についての服薬指導の状況を表示する。例えば、図中空欄(H.24.4.10の他科受信を参照)は、指導項目出力手段14により出力されたものの、未だ患者に対して服薬指導を行っていない項目を示し、図中「○」は、既に患者に対して服薬指導を行った項目を示す。また、図中「×」は、今回の薬剤提供業務では服薬指導の必要がない項目を示す。また、図中「−」や「+」は、患者からの聞き取り結果を入力することで服薬指導が完了する項目を示す。これら「−」や「+」に対応する項目は、入力受付123を介して聞き取り結果が入力されると、服薬指導完了となる。
このように、担当者の担当者装置2には、患者に対して服薬指導を行う必要のある項目が指導項目122として表示されるため、担当者は必要な服薬指導項目を把握することができ、担当者の熟練度に関わらず容易に服薬指導を行うことができる。このとき、表示される指導項目122は、薬剤の種類や患者の服薬状況に応じて指導項目抽出手段13が抽出したものであるため、担当者は、薬剤や患者に応じた適切な服薬指導を行うことができる。
[支援システム1の処理]
続いて、図7を参照して、支援システム1の処理について説明する。
初めに、支援システム1を構成する管理者装置3の指導項目設定手段11は、管理者からの指導条件の入力を受け付け、指導項目記憶手段12に記憶する(S1)。続いて、受付で新たな患者についての処方箋の受付が行われるまで処理が待機する(S2)。
その後、新たな患者が受け付けられると、担当者装置2の指導項目抽出手段13は、交付する薬剤及び当該薬剤の提供回数に基づいて指導項目記憶手段12を検索し、服薬指導項目を抽出し、指導項目出力手段14は、抽出した服薬指導項目を担当者に対して表示する等して出力する(S3)。
続いて、担当者装置2の指導結果入力手段15は、担当者から服薬指導結果の入力を受け付けたか否かを判定し(S4)、服薬指導結果の入力を受け付けていた場合には、処理をS5に移し、受け付けていない場合には、処理をS6に移す。S5では、担当者装置2の指導結果入力手段15は、受け付けた服薬指導結果、特に副作用の発生の有無及び副作用が発生した時期を聞取内容記憶手段16に記憶する(S5)。
続いて、管理者装置3の好発時期設定手段17は、所定のタイミングであるか判定し、所定のタイミングである場合には、処理をS7に移し、所定のタイミングでない場合には、処理を終了する(S6)。なお、所定のタイミングについては任意に設定することができ、例えば、毎週金曜17時等を所定のタイミングとして設定することができる。続いてS7では、好発時期設定手段17は、聞取内容記憶手段16に記憶された副作用の発生時期に基づいて、薬剤ごとの副作用の好発時期を特定し、指導項目記憶手段12に指導条件として設定する。
以上、本実施形態について説明した。このような支援システム1によれば、服薬指導を行う担当者の担当者装置2には、患者に対して服薬指導を行う必要のある項目が表示されるため、担当者は必要な服薬指導項目を把握することができ、担当者の熟練度に関わらず容易に服薬指導を行うことができる。このとき、表示される服薬指導項目は、薬剤の種類や患者の服薬状況に応じて抽出されるため、担当者は、薬剤や患者に応じた適切な服薬指導を行うことができる。
また、支援システム1によれば、表示される服薬指導項目は、副作用の好発時期にも応じて抽出されるため、副作用が好発する時期には、副作用の確認を促す服薬指導項目を担当者に出力でき、担当者は、患者ごとに適したタイミングで副作用の確認を行うことができる。
このとき、支援システム1では、薬剤ごとの副作用の好発時期を、服薬指導により得られた聞き取り結果に基づいて設定するため、日々得られる服薬指導結果を有効に利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、服薬指導項目の抽出を交付する薬剤の種類及び当該薬剤の提供回数に基づいて行うこととしているが、服薬指導項目を抽出する情報としてはこれら情報に限られるものではない。例えば、薬剤によってはある薬剤と組み合わせて服用する場合に副作用の出現頻度が増加する場合があり、また、患者の性別や年齢によって副作用の出現頻度が増加する場合があり、また、患者が妊娠中である場合等に服用を限定する必要のある薬剤も存在する。
そこで、薬剤の種類及び当該薬剤の提供回数といった上記実施形態における情報に加えて、又はこれら情報に代えて、図8に示すように、薬剤の組み合わせや患者の性別、年齢、妊娠の有無等も用いて服薬指導項目を抽出することとしてもよい。もちろん、図8に示す情報以外にもその他各種情報を用いて服薬指導項目を抽出することとしてもよい。
また、上記実施形態では、好発時期設定手段17は、患者から聞き取りした副作用についての情報に基づいて、薬剤に対する好発時期を設定することとしているが、好発時期の設定は、聞取内容に限らずその他の情報に基づいて行うこととしてもよい。例えば、薬剤の添付文書のように薬剤に添付される添付情報に好発時期が含まれている場合に、好発時期設定手段17は、この好発時期を当該薬剤の好発時期として設定することとしてもよい。なお、好発時期設定手段17は、添付情報の取得を、所定のタイミングで薬剤についての各種情報を記憶する薬剤データベース(図示せぬ)から自動的に取得することとしてもよく、管理者が読み取った添付情報を管理者からの入力を受け付けることで取得することとしてもよい。
また、本願発明は、図3に示す機能的構成を備える端末装置に対して適用することができる。このとき、図3に示す機能的構成を備えるとは、当該機能的構成を実現するソフトウェアを端末装置にインストールすることに加え、所定のサーバにインストールされたソフトウェアを端末装置がネットワークを介して利用可能な状態も含む。即ち、インターネットを通じて顧客にビジネス用アプリケーションを提供する、所謂ASPサービスについても本願発明を適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がコンピュータに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
1 支援システム
2 担当者装置
3 管理者装置
11 指導項目設定手段
12 指導項目記憶手段
13 指導項目抽出手段
14 指導項目出力手段
15 指導結果入力手段
16 聞取内容記憶手段
17 好発時期設定手段

Claims (7)

  1. 薬剤の種類及び患者の固有情報に対応付けて、患者への服薬指導項目を記憶する指導項目記憶手段と、
    薬剤の処方箋を受け付けると、交付する薬剤の種類及び当該薬剤を提供する患者の固有情報を含む指導条件に基づいて、前記指導項目記憶手段から前記服薬指導項目を抽出する指導項目抽出手段と、
    前記指導項目抽出手段が抽出した前記服薬指導項目と、薬剤の処方箋を受け付けた薬剤提供業務では服薬指導の必要がない項目とを同時に且つ区別可能に出力する指導項目出力手段と、
    を備え、
    服薬指導を行う担当者から、服薬指導の結果得られた患者からの聞き取り結果の入力を受け付ける指導結果入力手段、を更に備え、
    前記指導項目出力手段は、前記指導結果入力手段が前記患者からの聞き取り結果の入力を受け付けることにより服薬指導が完了する項目を、当該服薬指導が完了する項目以外の項目と同時に且つ区別可能に出力する、
    支援システム。
  2. 前記患者の固有情報は、当該患者に対する前記薬剤の提供回数、患者の性別、年齢及び妊娠の有無を少なくとも一つ含む、
    請求項に記載の支援システム。
  3. 前記薬剤の種類は、複数の薬剤の組み合わせを含む、
    請求項1又は2に記載の支援システム。
  4. 前記指導項目記憶手段は、前記服薬指導項目に対応付けて薬剤の副作用が好発する時期を更に記憶し、
    前記指導項目抽出手段は、処方箋を受け付けた時期が前記好発する時期である場合には、副作用の確認を促す服薬指導項目を抽出する、
    請求項1から3のいずれかに記載の支援システム。
  5. 服薬指導により得られた副作用の有無及び副作用の発生時期を記憶する副作用記憶手段と、
    前記副作用記憶手段により記憶された情報に基づいて薬剤ごとの副作用の好発時期を前記指導項目記憶手段に記憶する好発時期設定手段と、
    を更に備える請求項に記載の支援システム。
  6. 前記好発時期設定手段は、薬剤に添付される添付情報に基づいて薬剤ごとの副作用の好発時期を前記指導項目記憶手段に記憶する、
    請求項に記載の支援システム。
  7. 前記好発時期設定手段は、管理者からの所定の入力を受け付けることを条件に薬剤ごとの副作用の好発時期を前記指導項目記憶手段に記憶する、
    請求項に記載の支援システム。
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