JP7311885B2 - 振動発電装置 - Google Patents
振動発電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7311885B2 JP7311885B2 JP2019139988A JP2019139988A JP7311885B2 JP 7311885 B2 JP7311885 B2 JP 7311885B2 JP 2019139988 A JP2019139988 A JP 2019139988A JP 2019139988 A JP2019139988 A JP 2019139988A JP 7311885 B2 JP7311885 B2 JP 7311885B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- vibration source
- viscoelastic body
- power generator
- vibration power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
また、第二の態様は、第一の態様に記載された振動発電装置において、前記粘弾性体の前記係止部は、前記振動源の裏面側の粘着部分の厚さよりも、前記係止溝の底壁部を構成して、該裏面側の粘着部分を前記質量部材に対向する表面側の粘着部分へつなぐ接続部分の厚さが肉厚とされているものである。
また、本発明は、もともと以下(i)~(ix)に記載の各発明を何れも含むものであり、その構成および作用効果に関して、付記しておく。
本発明は、
(i) 振動源から入力される振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動発電部と、該振動発電部を支持する質量部材と、該質量部材と該振動源を弾性連結する粘弾性体とを、有しており、該質量部材を該振動源に取り付ける取付部が該粘弾性体によって構成されている振動発電装置、
(ii) 前記粘弾性体の前記取付部が前記振動源に取り付けられた状態で弾性変形可能とされている(i)に記載の振動発電装置、
(iii) 前記粘弾性体の前記取付部が前記振動源に粘着される粘着面を含んで構成されている(i)又は(ii)に記載の振動発電装置、
(iv) 前記粘弾性体が気泡を有する構造とされている(i)~(iii)の何れか一項に記載の振動発電装置、
(v) 前記粘弾性体が複数の積層構造とされている(i)~(iv)の何れか一項に記載の振動発電装置、
(vi) 複数の前記粘弾性体が相互に独立して設けられている(i)~(v)の何れか一項に記載の振動発電装置、
(vii) 前記質量部材が、前記振動発電部側の第一の分割体と前記粘弾性体側の第二の分割体とを相互に着脱可能に連結した分割構造とされている(i)~(vi)の何れか一項に記載の振動発電装置、
(viii) 前記粘弾性体の前記取付部を前記振動源に押し付ける付勢手段が設けられている(i)~(vii)の何れか一項に記載の振動発電装置、
(ix) 前記粘弾性体の前記取付部が前記振動源に対して係止される係止部を有している(i)~(viii)の何れか一項に記載の振動発電装置、
に関する発明を含む。
上記(i)に記載の発明では、振動発電部を支持する質量部材が、振動源に対して、粘弾性体に設けられた取付部によって取り付けられる。それ故、質量部材を振動源に取り付けるための特別な金具などが必須ではなく、部品点数の少ない簡単な構造によって振動発電装置を振動源に取り付けることが可能になる。
取付部が粘弾性体に設けられていることから、粘弾性体が取付部において振動源に取り付けられることで、質量部材が振動源に対して弾性連結される。このように、取付部を備える部材が粘弾性体であることにより、振動源への取付けによって質量部材と振動源が相互に固定されるのではなく相互に弾性連結される。これにより、マス-バネ共振系が構成されることから、マス-バネ共振系の共振による振動エネルギーの増幅によって優れた発電効率が実現される。
粘弾性体が取付部において振動源に直接取り付けられることから、例えば振動源の表面に塗装ムラによる凹凸などが存在していても、粘弾性体に設けられた取付部が振動源の凹凸に追従して変形する。これにより、振動発電装置を振動源に問題なく取り付けることができる。
上記(ii)に記載の発明では、粘弾性体の取付部が振動源に固定状態で拘束されることなく弾性変形可能とされていることから、例えば振動入力によって粘弾性体が弾性変形する際に、取付部の弾性変形による応力の分散化が図られる。これにより、粘弾性体の耐久性の向上や、目的とする弾性支持特性の安定した発現などが実現され得る。
上記(iii)に記載の発明では、取付部を構成する粘着面が振動源に粘着されることによって、粘弾性体が振動源に対して簡単に取り付けられる。
上記(iv)に記載の発明では、粘弾性体が気泡を有することによって変形し易くなり、粘弾性体のばねが柔らかくなる。これにより、例えば粘弾性体が薄肉であっても、粘弾性体をばねとする振動発電装置の共振系において、共振周波数がより低周波にチューニング可能とされる。
上記(v)に記載の発明では、粘弾性体の積層数や各層の特性などが調節されることで、粘弾性体の弾性や粘性(減衰)が容易に調節される。それ故、振動発電装置のマス-バネ共振系の共振周波数が、振動源からの入力振動の周波数に合わせて簡単に調節可能とされる。
上記(vi)に記載の発明では、質量部材が複数の粘弾性体によって複数箇所で支持される。これにより、粘弾性体による質量部材の支持面積が必要以上に大きくなることなく、質量部材が粘弾性体によってより安定して支持される。これにより、発電に寄与する方向の振動が効率的に増幅されて、発電効率の向上が図られる。
上記(vii)に記載の発明では、粘弾性体側の第二の分割体を振動源への取付状態にしたままで、振動発電部側の第一の分割体を第二の分割体から取り外すことで、振動発電部が振動源から取外し可能とされる。これにより、例えば、必要とされる発電量の変化に応じて振動発電部を別のものに取り替えたり、振動発電部の故障時に新しい振動発電部と交換するなどの作業が、簡単になる。
振動発電部を交換などする際に、粘弾性体を振動源から取り外す必要がなくなることから、例えば、粘弾性体が振動源に対して強い粘着力で取り付けられている場合に、粘弾性体が振動源からの取り外しによって損傷するのを防ぐことができる。
上記(viii)に記載の発明では、粘弾性体の取付部が付勢手段によって振動源に押し付けられることで、取付部における粘弾性体の振動源への取付強度がより大きくされ得る。なお、付勢手段としては、例えば、金属ばねや磁石などが採用される。
上記(ix)に記載の発明では、係止部が振動源に対して機械的に係止されることで、粘弾性体が振動源に簡単に取り付けられる。また、係止部による振動源への取付構造を採用することで、粘弾性体の振動源からの取外しも容易になる。
Claims (9)
- 振動源から入力される振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動発電部と、
該振動発電部を支持する質量部材と、
該質量部材と該振動源を弾性連結する粘弾性体と
を、有しており、
該質量部材を該振動源に取り付ける取付部が該粘弾性体によって構成されており、該粘弾性体の粘着力で該取付部が該振動源に取り付けられるようになっていると共に、
該粘弾性体によって構成された該取付部が該振動源に対して係止される係止部を有しており、
該係止部には、開口部が互いに対向する両側の係止溝が形成されており、該両側の係止溝に対して該振動源の対辺部分がそれぞれ嵌め入れられることによって係止されて該振動源に取付けられるようになっている振動発電装置。 - 前記粘弾性体の前記係止部は、前記振動源の裏面側の粘着部分の厚さよりも、前記係止溝の底壁部を構成して、該裏面側の粘着部分を前記質量部材に対向する表面側の粘着部分へつなぐ接続部分の厚さが肉厚とされている請求項1に記載の振動発電装置。
- 前記粘弾性体の前記取付部が前記振動源に取り付けられた状態で弾性変形可能とされている請求項1又は2に記載の振動発電装置。
- 前記粘弾性体の前記取付部が前記振動源に粘着される粘着面を含んで構成されている請求項1~3の何れか一項に記載の振動発電装置。
- 前記粘弾性体が気泡を有する構造とされている請求項1~4の何れか一項に記載の振動発電装置。
- 前記粘弾性体が複数の積層構造とされている請求項1~5の何れか一項に記載の振動発電装置。
- 複数の前記粘弾性体が相互に独立して設けられている請求項1~6の何れか一項に記載の振動発電装置。
- 前記質量部材が、前記振動発電部側の第一の分割体と前記粘弾性体側の第二の分割体とを相互に着脱可能に連結した分割構造とされている請求項1~7の何れか一項に記載の振動発電装置。
- 前記粘弾性体の前記取付部を前記振動源に押し付ける付勢手段が設けられている請求項1~8の何れか一項に記載の振動発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019139988A JP7311885B2 (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | 振動発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019139988A JP7311885B2 (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | 振動発電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021023075A JP2021023075A (ja) | 2021-02-18 |
JP7311885B2 true JP7311885B2 (ja) | 2023-07-20 |
Family
ID=74573829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019139988A Active JP7311885B2 (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | 振動発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7311885B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012137695A1 (ja) | 2011-04-07 | 2012-10-11 | 株式会社村田製作所 | 圧電発電装置 |
JP2014011843A (ja) | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 振動発電装置及び振動発電装置の設計方法 |
JP2014239595A (ja) | 2013-06-07 | 2014-12-18 | コニカミノルタ株式会社 | アクチュエータ及び撮像装置 |
JP2015087956A (ja) | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 東日本メディコム株式会社 | 残薬確認装置及びプログラム |
JP2017139890A (ja) | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 東洋ゴム工業株式会社 | 発電システム |
CN208479491U (zh) | 2018-06-28 | 2019-02-05 | 纳智源科技(唐山)有限责任公司 | 基于公共电极的摩擦发电机 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11225490A (ja) * | 1997-12-05 | 1999-08-17 | Seiko Instruments Inc | 熱電変換モジュール及び電子機器 |
JP2010114974A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Naoki Fujiwara | 衝撃振動力発電装置 |
JP5754478B2 (ja) * | 2013-07-24 | 2015-07-29 | ミツミ電機株式会社 | 発電装置、発電装置セットおよび発電システム |
CN105474417B (zh) * | 2013-09-04 | 2018-11-23 | 富士胶片株式会社 | 热电转换装置 |
WO2015087956A1 (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-18 | 住友理工株式会社 | 振動発電装置 |
-
2019
- 2019-07-30 JP JP2019139988A patent/JP7311885B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012137695A1 (ja) | 2011-04-07 | 2012-10-11 | 株式会社村田製作所 | 圧電発電装置 |
JP2014011843A (ja) | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 振動発電装置及び振動発電装置の設計方法 |
JP2014239595A (ja) | 2013-06-07 | 2014-12-18 | コニカミノルタ株式会社 | アクチュエータ及び撮像装置 |
JP2015087956A (ja) | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 東日本メディコム株式会社 | 残薬確認装置及びプログラム |
JP2017139890A (ja) | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 東洋ゴム工業株式会社 | 発電システム |
CN208479491U (zh) | 2018-06-28 | 2019-02-05 | 纳智源科技(唐山)有限责任公司 | 基于公共电极的摩擦发电机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021023075A (ja) | 2021-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9137608B2 (en) | Actuator, piezoelectric actuator, electronic device, and method for attenuating vibration and converting vibration direction | |
JP5106595B2 (ja) | 機械−音響変換機及びマルチメディアフラットフィルムスピーカー | |
US20140270192A1 (en) | Acoustic transducers | |
WO2009141970A1 (ja) | 振動装置 | |
KR20130060344A (ko) | 압전 진동 장치 및 그것을 사용한 휴대단말 | |
KR20210104150A (ko) | 변형이 증폭되는 압전 액추에이터 | |
JP2004515097A (ja) | ラウドスピーカ駆動器 | |
JP7311885B2 (ja) | 振動発電装置 | |
CN107820184B (zh) | 一种压电发声装置 | |
JP2014127794A (ja) | 振動発生装置およびスピーカ | |
JP5888294B2 (ja) | 圧電スピーカーの製造方法 | |
JP2020096213A (ja) | 音響用の加振装置および前記加振装置を使用した発音装置 | |
JP5030146B2 (ja) | 音響信号発生用圧電装置 | |
EP2693772B1 (en) | Oscillator | |
KR20110130658A (ko) | 압전스피커 | |
KR101159024B1 (ko) | 압전스피커 | |
US20050279566A1 (en) | Loudspeaker | |
JP2012175240A (ja) | 動電型エキサイタ | |
JP6423148B2 (ja) | 圧電振動伝達素子 | |
JP2014018073A (ja) | 振動波モータ | |
JP2016176556A (ja) | 制振構造体及び制振部品 | |
JP2003232399A (ja) | ダイナミックダンパ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190919 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220408 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230203 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20230324 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20230518 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20230518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230613 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230630 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7311885 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |