JP3029829B2 - 医薬品等販売システム - Google Patents

医薬品等販売システム

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JP3029829B2
JP3029829B2 JP2695699A JP2695699A JP3029829B2 JP 3029829 B2 JP3029829 B2 JP 3029829B2 JP 2695699 A JP2695699 A JP 2695699A JP 2695699 A JP2695699 A JP 2695699A JP 3029829 B2 JP3029829 B2 JP 3029829B2
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靖男 脇
勝行 西郷
秀樹 塚原
Original Assignee
株式会社望星薬局
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薬局、薬店等の
薬品等の販売システムに関する。
【0002】
【従来の技術】処方箋を入力し、入力された処方箋に基
づいて患者の薬歴を蓄積し、処方監査等を行うと共に、
窓口処理、日次処理、レセプト発行処理、月次処理等を
行うシステム(コンピュータを用いた薬局業務支援シス
テム)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、
処方箋に記載された医薬品のみを監査の対象としてお
り、患者が購入する一般医薬品、医薬部外品、特定保健
用食品等について、その適否等をチェックすることがで
きず、患者に対し適切なアドバイスを行うことが困難で
あった。
【0004】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、部外品の販売、患者の管理等を正確且つ迅速に行う
ことができる医薬品等販売システムを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の医薬品等販売システムは、処方箋を入力
する処方箋入力手段と、前記処方箋入力手段により入力
された情報を患者別に蓄積する処方箋ファイルと、患者
情報及び販売対象の部外品を入力する部外品入力手段
と、前記部外品入力手段により入力された情報を患者別
に蓄積する部外品販売ファイルと、部外品同士の相互作
用に関する情報と、部外品と医薬品との相互作用に関す
る情報と、部外品と禁忌症の関係に関する情報の少なく
ともいずれか1つを記憶する部外品ファイルと、前記部
外品ファイルの内容と、前記処方箋ファイルと前記部外
品販売ファイルに蓄積された履歴に基づいて、販売対象
の部外品が該患者の健康に不適切であるか否かを判別す
る判別手段と、判別手段が不適切と判断した場合に警告
を発する警告手段と、を備える。
【0006】このような構成によれば、処方薬と同等薬
効の部外品を販売したり、処方薬と相互作用のある部外
品を販売する事態、さらに、患者の疾患やアレルギー体
質により使用すべきできないものを販売してしまう事態
等を防止できる。
【0007】前記判別手段は、前記部外品ファイルに記
憶されている前記部外品同士の相互作用に関する情報
と、前記部外品販売ファイルに蓄積された履歴と、を参
照して、販売対象の部外品が、該患者に以前販売した部
外品との関係において不適切であるか否かを判別する手
段を備えてもよい。
【0008】前記判別手段は、前記部外品ファイルに記
憶されている前記部外品と医薬品との相互作用に関する
情報と、前記処方箋ファイルに蓄積された履歴と、を参
照して、販売対象の部外品が、該患者が服用している薬
品との関係において不適切であるか否かを判別する手段
を備えてもよい。
【0009】前記判別手段は、前記部外品ファイルに記
憶されている前記部外品と禁忌症の関係に関する情報
と、前記処方箋ファイルに蓄積された履歴と、を参照し
て、販売対象の部外品が、患者の疾患に不適切なもので
あるか否かを判別する手段を備えてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる調剤支援システムの構成を説明する。この調剤支援
システムは、基本的には分散処理システムから構成さ
れ、図1に示すように、マスタサーバ11と、薬局A〜
Dに配置された複数の薬局サーバ12A〜12Dとから構
成される。マスタサーバ11は、全患者を統括的に管理
するために、薬局A〜Dの全患者のデータを記憶する。
各薬局サーバ12は自薬局分の患者のデータのみを記憶
する。各薬局サーバ12は、新規患者が来局した場合に
は、マスタサーバ11をアクセスし、該患者に関する情
報がマスタサーバ11に記憶されていれば、該当する情
報を全て取り込み、必要な処理を行う。
【0011】次に、各薬局に配置される薬局システムの
構成を図2を参照して説明する。この調剤システムは、
図示するように、受付21に配置されたバーコード印刷
部22と、処方箋搬送部23と、入力セクション24
と、処方箋及び薬剤が投入されるバケット35を搬送す
る搬送レーン26と、搬送レーン26に沿って配置され
た、薬袋印刷セクション27と、水剤調剤セクション2
8と、散剤調剤セクション29と、ヒート剤調剤セクシ
ョン30と、錠剤調剤セクション31と、最終監査セク
ション32と、投薬/会計セクション33と、待機セク
ション34と、患者用端末36とから構成されている。
【0012】バーコード印刷部22は、受付21の近傍
に配置され、患者が持参した処方箋に固有の番号(処方
箋番号)を付し、その番号及び該番号のバーコードを該
処方箋に印刷する。処方箋搬送部23は、バーコードが
印刷された処方箋等を入力セクション24に搬送する。
入力セクション24は、図3に示すように、各薬局サー
バ12に接続された入力用端末24Aを備える。監査セ
クション25では、入力セクション24で入力された処
方箋の内容を専門の薬剤師が監査する。監査セクション
25は監査用の端末25Aを備える。
【0013】搬送レーン26は、各調剤セクションで調
整された薬剤を搬送するためのバケット35を搬送す
る。薬袋印刷セクション27は、搬送レーン26上のバ
ケット35に付されたバーコードを読みとり、薬局サー
バ12に通知するバーコードリーダ27Aと、薬局サー
バ12の指示に従って、薬袋を印刷してバケット35に
投入する印刷/投入装置27Bとを含む。
【0014】水剤調剤セクション28は、搬送レーン2
6上のバケット35に付されたバーコードを読み取り、
薬局サーバ12に通知するバーコードリーダ28Aと、
調剤テーブル28Bと、薬局サーバ12の指示に基づい
て、バケット35を調剤テーブル28Bに押し出す押出
装置28Cと、調剤指示書等を印刷する印刷部及び処方
箋番号等を表示する表示部等を備えた端末28Dとを備
える。
【0015】散剤調剤セクション29、ヒート調剤セク
ション30、錠剤調剤セクション31も同様に、バケッ
ト35に付されたバーコードを読み取って薬局サーバ1
2に通知するバーコードリーダ29A〜31Aと、調剤
テーブル29B〜31Bと、押出し装置29C〜31C
と、端末29D〜31Dをそれぞれ備える。
【0016】最終監査セクション32では、薬剤師の目
視により、調剤内容の確認が行われる。最終監査セクシ
ョン32は、監査が終了した処方箋の処方箋番号を読み
とるためのバーコードリーダを備えた最終監査用端末3
2Aが配置されている。投薬/会計セクション33は、
会計端末33Aを備え、会計処理を行う。待機セクショ
ン34には、複数のバケット35が待機している。患者
用端末36は、表示部を備え、調剤の進行状況を表示す
る。
【0017】各薬局に配置される調剤支援システムのネ
ットワーク構成を図3に示す。図示するように、薬局サ
ーバ12には、入力セクション24に配置された入力用
端末24Aと、投薬/会計セクション33に配置された
会計端末33Aと、監査セクション25に配置された監
査用端末25Aと、調剤ラインを制御するためのライン
制御端末40とがバス41を介して接続されている。
【0018】ライン制御端末40には、各バーコードリ
ーダ27A〜31Aと、印刷/投入装置27Bと、各調
剤端末27D〜31Dと、押出装置28C〜31Cと、
最終監査部に配置された最終監査用端末32Aと,会計
端末33Aと、進行状況表示装置35と、後述する無線
呼出装置37とがバス42を介して接続されている。
【0019】薬局サーバ12は、処方箋ファイル(図
4)と、個人情報ファイル(図5)と、薬品ファイル
(図6)と、誤入力ファイルと、関連ファイルを記憶
し、後述するように、総合的な処方監査及び各部の制御
を行う。処方箋ファイルは、図4に示すように、入力さ
れた各処方箋を、処方箋別に記憶する。個人情報ファイ
ルは、図5に示すように、氏名、性別・年齢などの患者
情報、薬歴、既往症、アレルギー、妊娠・授乳の有無等
の患者付帯情報を患者別に記憶する。
【0020】薬品ファイルは、図6に示すように、各薬
品の採用病院、適応症、禁忌症、妊婦・授乳婦に対する
制限、生活環境に対する制限、副作用、薬物相互作用、
用法と用量の制限等を薬品別に記憶する。誤入力ファイ
ルは、入力ミスを起こし易い薬品名を記憶する。関連フ
ァイルは、処方箋番号と呼出カードの番号と該処方箋が
投入されているバケット35の番号との対応関係を記憶
する。
【0021】次に、患者が処方箋を持参してから薬品を
受け取るまでの手続きを図9及び図10を参照して説明
する。患者は任意の薬局A〜Dの受付21に処方箋を持
参する。受付21では、担当薬剤師が面接等により、こ
の患者の病名、既往症、アレルギー、妊娠の有無、生活
環境等について調査し、記録する。また、固有の呼出コ
ードが割り付けられた呼出カードを患者に貸し渡し、こ
の呼出カードの番号等も記録する。
【0022】次に、処方箋にバーコード印刷部22によ
り、固有の識別番号(処方箋番号)とそのバーコードを
印刷する。バーコードが印刷された処方箋及び面接の記
録等は処方箋搬送部23を介して入力セクション24に
搬送される。入力セクション24では、入力用端末24
Aのバーコードリーダにより、処方箋に印刷されたバー
コード(処方箋番号)を読み取り、さらに、処方箋に記
載された、患者番号、氏名、性別、生年月日等の患者情
報、呼出カードの番号等を入力する(S1)。入力され
た情報は、薬局サーバ12に伝送される。薬局サーバ1
2は、処方箋番号と呼出カードの番号の対応を関連ファ
イルに登録する。また、患者情報をキーとして、自薬局
用のデータベースをサーチし、個人情報ファイルから該
当するデータを読み出す(S2、S3)。
【0023】一方、該当する個人情報が自薬局用のデー
タベースに記憶されていない場合、薬局サーバ12はマ
スタサーバ11をアクセスし(S4)、該当する患者情
報がマスタサーバ11に記憶されている場合には、該当
する個人情報ファイルを読み出す(S5、S6)。該患
者の個人情報がマスタサーバ11にも記憶されていない
場合には、新規患者とし、対応する個人情報ファイルを
新規に作成する(S7)。続いて、処方箋を発行した病
院、診療科、医師等のデータを入力する(S8)。
【0024】次に、処方箋に記載された薬品名及び含
量、処方量、使用方法等の処方内容を入力する(S
9)。薬品名(含量を含む)が入力されると、薬品ファ
イルに該薬品が登録されているか否かが判別される(S
10)。登録されていない場合には、警告と共に訂正を
促す画面を入力用端末24Aに表示し(S11)、ステ
ップS9に戻る。例えば「prostal」を入力すべきとこ
ろ、誤って「protal」を入力した場合には、該当する薬
品が薬品ファイルに登録されていないので、警告画面が
表示される。
【0025】入力された薬品が薬品ファイルに登録され
ていると判断された場合、該薬品が誤入力ファイルに登
録されているか否かを判別する(S12)。登録されて
いる場合、個人情報ファイルを参照し、前回の処方で同
一の薬品が処方されているか否かを判別する(S1
3)。処方されていない場合には、入力した薬品名を確
認すべき旨の警告を表示する(S14)。この警告に従
って、入力内容を訂正する場合、オペレータは端末24
Aの訂正キーを操作する。この操作後、正しい薬品を入
力する。さらに、元の薬品(誤って入力した薬品)を誤
入力ファイルに登録する。入力された薬品が誤入力ファ
イルに登録されていないとステップS12で判断された
場合、又は、入力した薬品が前回も処方されているとス
テップS13で判断された場合、ステップS15に進
む。
【0026】例えば、薬品「prostal」は前立腺肥大症
の薬であり、「pontal」は解熱鎮痛剤であり異なった薬
品であるが、入力時に混同を起こす虞がある。このた
め、これらの薬品は誤入力ファイルに登録されている。
そしれ、これらの薬品が入力された場合には、警告が発
せられる。
【0027】続いて、処方量が入力され(S15)、さ
らに用法が入力される(S16)。
【0028】以上の動作を繰り返すことにより、ステッ
プS17で、全ての薬品の入力が終了したと判断される
まで、処方された薬品(含量を含む)、処方量、及び用
法が順次入力される。
【0029】続いて、処方箋の内容、受付21での面接
の記録等から、保険種、患者の薬物アレルギーの有無、
妊娠・授乳の有無、生活環境などの患者付帯情報を入力
する(S18)。この際、個人情報ファイルの内容を画
面に表示させ、既に入力済みの事項をスキップし、未入
力の事項又は変化した事項を入力する。
【0030】患者付帯情報の入力が終了すると、入力者
は所定の監査キーを操作する。このキー操作に応答し、
監査処理に移る。
【0031】まず、入力された薬品が、入力された診療
科(処方箋を発行した診療科)で使用される薬品である
か否かを薬品ファイルの適用診療科の欄から判別し(S
19)、不適切な場合には警告を出力する(S20)。
例えば、前述の薬品「prostal」は前立腺肥大症の薬で
あり、泌尿器科により処方される。また、「pontal」は
解熱鎮痛剤であり、種々の診療科から処方される。この
ため、例えば内科の処方において、「pontal」を「pros
tal」と読んで入力すると、ステップS11において、
入力された診療科「内科」と処方薬が処方される診療科
「泌尿器科」が不一致と判断され(S19)、警告が出
力される(S20)。
【0032】続いて、該薬品が処方箋を発行した病院に
おいて採用されているか否かを、薬品ファイルの採用病
院覧ファイルの内容に基づいて判別する(S21)。非
採用と判断された場合には、警告を出力する(S2
2)。
【0033】例えば、図7の薬品ファイルによれば、A
病院では含量20mgのガスターは採用するが、含量40mgの
ガスターを採用していない。従って、A病院の処方箋に
おいてガスター40mgが入力された場合には、警告が出力
される。同様に、C病院では、ガスターを採用していな
い。従って、C病院において、ガスターが処方されてい
る場合には、警告が出力される。
【0034】次に、今回の処方箋の処方薬が、過去(3
0日以内)に該患者に処方されているか否かを、処方箋
ファイルの内容と個人情報ファイルの内容を比較するこ
とにより判別する(S23)。新規に処方された薬品が
存在する場合には、警告を発する(S24)。
【0035】次に、入力された処方箋及び該患者の薬歴
及び既往症欄と医薬品ファイルの適応症の欄より、患者
の疾患を推測し(S25)、この疾患に不適切な薬剤が
今回処方されているか否かを判別し(S26)、不適切
な薬剤が処方されている場合には、警告を出力する(S
27)。この場合、今回の入力データだけでなく、該患
者の過去30日間の薬歴データ等から総合的に監査を行
う。
【0036】例えば、今回の処方箋でガスター20mg錠が
処方されているとする。図7に示す薬品ファイルに登録
された適応症より、この患者は消化性潰瘍であると推測
することができる。一方、同一の処方箋でボルタレン錠
も処方されているとする。図8の薬品ファイルに示すよ
うに、ボルタレン錠の禁忌症は消化性疾患であり、ガス
ター錠の処方とボルタレン錠の処方間に矛盾が存在す
る。従って、この場合には、警告を出力する。また、適
応症が気管支喘息であるアストモリジンDと禁忌症が気
管支喘息であるインデラル10mg錠が同時に処方されてい
る場合等にも警告を出力する。また、低血圧症の薬であ
るmetligineと血圧を低下させる副作用を有する有する
薬品が処方された場合等にも同様に警告を出力する。
【0037】また、患者が自己の疾患を消化性疾患であ
ると申告しているが、処方箋にボルタレン錠が処方され
ている場合には、個人情報ファイルの既往症欄の記載と
処方が矛盾するため、警告が発生される。さらに、過去
30日間に、ガスター20mgが処方され、今回、ボルタレ
ン錠が処方されているとすると、個人情報ファイルに蓄
積された薬歴から、この患者が消化性潰瘍であることを
推測できる。この場合に、今回の処方でボルタレン錠が
処方されている場合等にも警告を出力する。
【0038】次に、今回処方されている各薬品につい
て、薬品ファイルの薬物相互作用の欄を参照し、相互作
用を起こす薬品が処方されているか否かを判別し(S2
8)、相互作用を起こす薬品が処方されている場合には
警告を発する(S29)。
【0039】また、個人情報ファイルに薬物アレルギー
が登録されているか否かを判別して、薬物アレルギーを
起こす薬品が処方されているか否かを判別する(S3
0)。薬物アレルギーを起こす薬品が処方されている場
合には、警告を出力する(S31)。
【0040】また、患者が妊娠・授乳婦であるか否かを
個人情報ファイルに基づいて判別し、処方された各薬品
の医薬品ファイルの妊娠・授乳婦の欄を参照し、妊娠・
授乳婦への投与が認められているか否かを判別する(S
32)。認められていない場合及び一定の条件が課せら
れている場合等には、警告を出力する(S33)。ま
た、患者について生活態度情報が設定されているか否か
を判別し,この生活態度について不適切な薬品が投与さ
れているか否か判別する(S34)、不適切な薬品が投
与されている場合には警告を出力する(S35)。例え
ば、車の運転を行う患者に眠気を催す薬品が投与されて
いる場合には、警告が出力される。
【0041】続いて、入力された各薬品について、処方
された薬品量(投与量)と用法のチェックを行う。即
ち、処方された薬品量及び用法と薬品ファイルに設定さ
れた通常投与量とを比較し(S36)、薬品量が通常投
与量の範囲より少ないか又は多い場合、入力された用法
が通常の用法とは異なる場合、警告を出力する(S3
7)。例えば、図7の薬品ファイルでは、「ガスター20
mg」の用法として「1日1回寝る前、1錠〜4錠」が指
定されている。これに対し、入力された処方箋が「1日
3回食後、1錠」又は「1日1回寝る前、5錠」のよう
に指定している場合には、警告を発生する。
【0042】以上の処理により、コンピュータによる監
査処理が終了し、前回の処方箋、今回の処方箋、警告の
一覧、を印刷する(S38)。警告の一覧には、警告の
発生原因も明示する。
【0043】処方箋、印刷された前回の処方箋、今回の
処方箋、警告の一覧は監査セクション25に渡される。
監査セクション28では、監査担当の薬剤師が、処方箋
と印刷された処方箋データ及び警告の一覧を比較して、
処方監査及び入力のチェックを行う。必要ならば、処方
箋を作成した医師に連絡して処方内容を確認する。
【0044】監査の結果、入力ミスが発見された場合
は、入力内容を訂正する場合には、「訂正」のキーを操
作し、訂正画面を表示させ、訂正画面上で任意の項目を
指定して再入力する。薬品名が訂正された場合には、訂
正前の薬品名が誤入力ファイルに登録する。一方、監査
の結果、処方内容の変更があり、入力内容を訂正する場
合には、「変更」のキーを操作し、変更画面を表示さ
せ、変更画面上で任意の項目を指定して再入力する。こ
の場合は、薬品名が訂正された場合でも、誤入力ファイ
ルに訂正前の薬品名を登録することはない。
【0045】監査が終了すると、監査者は、処方箋に印
刷されたバーコードを、監査用端末25Aのバーコード
リーダで読みとる。読みとられたバーコードは薬局サー
バ12に通知され、薬局サーバ12は、入力された処方
箋に基づいて個人情報ファイルの薬歴欄、既往症欄など
を更新する。
【0046】続いて、薬局サーバ12は、今回の処方内
容を処方箋番号と共にライン制御端末40に通知する。
ライン制御端末40は、通知された処方内容を処方箋番
号と共に内部メモリに格納すると共に、調剤の進行状況
を示す進行状況フラグに”1”をセットする。
【0047】次に、ライン制御端末40は、通知された
処方内容を、水剤、散剤、ヒート剤、錠剤に分類し、処
方箋番号と共に、対応する各調剤セクション28〜31
の端末28D〜31Dに通知する。各調剤セクションの
端末装置28D〜31Dは、指示された内容に従って調
剤指示書を印刷する。
【0048】調剤指示書に従って、各調剤セクションの
薬剤師は並行して調剤を開始する。
【0049】入力処理及び監査が終了した処方箋は待機
セクション34に待機しているバケット35に投入され
る。監査者は監査用端末25Aより、処方箋番号とバケ
ット35の番号の対応関係を入力する。続いて、監査者
はバケット35をバケット搬送レーン26に置く。バケ
ット35はバケット搬送レーン26に沿って搬送され
る。監査用端末25Aから入力された情報は薬局サーバ
12に通知される。薬局サーバ12は、処方箋番号とバ
ケット35の番号を関連ファイルに登録し、さらに、こ
の情報をライン制御端末40に通知する。ライン制御端
末40は、対応する処方内容と共に通知されたバケット
35の番号を内部メモリに格納する。
【0050】バケット35が薬袋印刷セクション27に
接近すると、バケット35の側面に印刷されたバケット
番号がバーコードリーダ27Aにより読み取られ、ライ
ン制御端末40に通知される。ライン制御端末40は、
内部メモリをアクセスし、通知されたバケット35の番
号に対応する処方箋番号を判別し、この処方内容を読み
出し、印刷/投入装置27Bに印刷情報を通知する。印
刷/投入装置27Bは印刷情報に従って薬袋を印刷し、
移動中のバケット35に同期をとって投入する。
【0051】薬袋が投入されたバケット35は、水剤セ
クション28に搬送される。水剤セクション28のバー
コードリーダ28Aは、バケット35の側面に記録され
ているバーコードを読み取り、ライン制御端末40に読
みとった番号を通知する。ライン制御端末40は、通知
されたバケット番号から対応する処方箋番号を判別し、
該当する進行状況フラグに”2”をセットする。さら
に、対応する処方内容が水剤を含んでいるか否かを判別
する。水剤を含んでいる場合には、ライン制御端末40
は、押出装置28Cをバケット35の動きに同期して駆
動し、バケット35を搬送レーン26から水剤調剤用テ
ーブル28Bに押し出す。ライン制御端末40は水剤セ
クションの端末28Dの表示部にバケット番号と処方箋
番号を表示する。
【0052】水剤セクションの薬剤師は、表示に従っ
て、調剤済みの薬剤を用意し、バケット35内の処方箋
から処方薬を確認した上で、処方した薬品と調剤指示書
をバケット35に投入し、搬送レーン26に戻す。
【0053】水剤を処方する必要のない場合には、ライ
ン制御端末40は押出装置28Cを駆動せず、バケット
35は水剤セクション28を通過する。
【0054】搬送レーン26によりバケット35が散剤
セクション29に近ずくと、バーコードリーダ29Aは
バケット35に付されたバケット番号を読み取り、ライ
ン制御端末40に読みとったバケット番号を通知する。
ライン制御端末40は、バケット番号から処方箋番号を
判別し、該当する進行状況フラグに”3”をセットす
る。さらに、処方内容が散剤を含んでいるか否かを判別
する。散剤を含んでいる場合には、ライン制御端末40
は、散剤セクション用押出装置29Cをバケット35の
動きに同期して駆動し、該バケット35を搬送レーン2
6から散剤調剤テーブル29Bに押し出す。さらに、散
剤セクションの端末29Dの表示部にバケット番号と処
方箋番号を表示する。
【0055】散剤セクションの薬剤師は、バケット35
内の処方箋から処方薬を確認し、処方した薬品と調剤指
示書をバケット35に投入し、搬送レーン26に戻す。
散剤を処方する必要のない場合には、ライン制御端末4
0は押出装置29Cを起動せず、バケット35は散剤セ
クション29を通過する。
【0056】バケット35がヒート剤セクション30に
近ずくと、バーコードリーダ30Aによりバケット番号
が読み取られ、ライン制御端末40にバケット番号が通
知される。ライン制御端末40は、バケット番号から処
方箋番号を判別し、対応する進行状況フラグに”4”を
セットする。さらに、処方内容がヒート剤を含んでいる
か否かを判別する。ヒート剤を含んでいる場合には、ヒ
ート剤セクション用押出装置30Cを駆動し、該バケッ
ト35をヒート剤調剤テーブル30Bに押し出す。さら
に、ヒート剤セクション30の端末30Dの表示部にバ
ケット番号と処方箋番号を表示する。ヒート剤セクショ
ンの薬剤師は、処方した薬品と調剤指示書をバケット3
5に投入し、搬送レーン26に戻す。ライン制御端末4
0は、ヒート剤を処方する必要のない場合には、押出装
置30Cを駆動せず、バケット35はヒート剤セクショ
ン30を通過する。
【0057】バケット35が錠剤セクション31に近づ
くと、バーコードリーダ31Aによりバケット番号が読
み取られ、ライン制御端末40に通知される。ライン制
御端末40は、バケット番号から処方箋番号を判別し、
対応する進行状況フラグに”5”をセットする。さら
に、ライン制御端末40は、対応する処方内容が錠剤を
含んでいるか否かを判別する。錠剤を含んでいる場合に
は、ライン制御端末40は、錠剤セクション用押出装置
31を駆動し、錠剤調剤テーブル31Bに押し出す。さ
らに、錠剤セクション31の端末31Dの表示部にバケ
ット番号と処方箋番号を表示する。錠剤セクションの薬
剤師は、処方した薬品と調剤指示書をバケット35に投
入し、搬送レーン26に戻す。ライン制御端末40は、
錠剤を処方する必要のない場合には、押出装置31Cを
駆動せず、バケット35は錠剤セクション31を通過す
る。
【0058】調剤された薬品が投入されたバケット35
は搬送レーン26により、最終監査セクション32に搬
送される。最終監査セクション32では、専門の薬剤師
が、バケット35内の薬品を処方箋に従って再度監査す
る。最終監査で、入力ミスや調剤ミスが発見された場合
には、最終監査者は該当セクションと連絡を取り、再入
力及び再調剤等の必要な処置を取る。なお、監査中に次
のバケット35が搬送されて来た場合には、待機レーン
26Aに導かれる。
【0059】最終監査が終了すると、監査者は、処方箋
に印刷されたバーコード(処方箋番号)を最終監査用端
末32Aのバーコードリーダにより読み取る。読み取ら
れた処方箋番号はライン制御端末40に通知される。ラ
イン制御端末40は該当する処方箋ファイルの進行状況
フラグに”6”を設定する。ライン制御端末40は、処
方箋ファイルに記録されている呼出カード番号を判別
し、この呼出カードを呼び出す指示を無線呼出装置37
に通知する。この通知に従って、無線呼出装置37は、
該呼出カードに割り付けられたコードを含む無線信号を
発信し、この呼出カードを呼び出す。呼出を受けた呼出
カードは、電子音を放音し、患者に調剤終了を通知す
る。
【0060】最終監査が終了した薬品及び処方箋は搬送
レーン26により、投薬/会計セクション33に搬送さ
れる。
【0061】呼出を受けた患者が、投薬/会計セクショ
ン33で出向くと、会計担当者は搬送されて来たバケッ
ト35中の処方箋に印刷されたバーコードを会計端末3
3Aのバーコードリーダにより読みとる。この処方箋番
号は薬局サーバ12に通知される。薬局サーバ12は、
該当する処方箋ファイルに記録された薬品名と処方量及
び保険の種類等から患者負担額及び保険請求額等を計算
し、表示する。
【0062】患者が会計を済ませて呼出カードを返却す
ると、担当者は処方箋のバーコードを読みとると共に処
理終了ボタンを操作する。読み取られた処方箋番号は薬
局サーバ12に通知される。薬局サーバ12は、対応す
る関連ファイルを消去する。さらに、薬局サーバ12
は、この処方箋番号をライン制御端末40に通知する。
ライン制御端末40は、この処方箋番号に対応するデー
タを消去する。
【0063】各患者が薬品を受け取るまでの間に、患者
用端末36のスロットに呼出カードを挿入すると、患者
用端末36は、呼出カードの番号を判別し、この番号を
ライン制御端末40に通知する。ライン制御端末40は
該カード番号から該当する処方箋番号を求め、該当する
処方箋番号に対応する進行状況フラグを読み出し、患者
用端末36Aに通知する。患者用端末36Aは、この進
行状況フラグの値から、調剤の進行状況を表示する。こ
れにより、患者は自己の調剤がどの程度進行したかを判
断できる。
【0064】以上説明したように、この実施形態にかか
る調剤支援システムによれば、処方箋の入力ミスを防止
し、さらに、処方箋について患者の投薬歴、疾患等に基
づいた処方箋の監査、即ち、処方監査を総合的な観点か
ら行うことができる。このため、投薬ミスを防止でき
る。従って、信頼度の高い調剤を行うことができる。ま
た、処方箋の入力後、各調剤セクションに並列に調剤指
示書が発行されるので、水剤、散剤、ヒート剤等を順番
に調剤する場合と比較して、調剤時間を短縮し、患者の
待ち時間を短縮することができる。
【0065】また、システムを分散型システムで構築
し、各薬局サーバ12が時局の患者データのみを記憶す
る構成としたので、各薬局のサーバ12の記憶容量を適
当に抑え、ひいては、処理を高速化することができる。
しかも、新規患者については、マスタサーバ11をアク
セスして、マスタサーバ11に患者データが存在する場
合には、そのデータを使用するので、他の薬局の患者が
来局した場合等にも適切な監査を行うことができる。
【0066】なお、上記実施形態においては、監査の対
象として、医師により処方箋に記載された薬品、即ち、
医療用医薬品のみを例に説明したが、一般用医薬品、特
定保健用食品、医薬部外品等のいわゆる部外品について
も処方監査を行うようにしてもよい。
【0067】この場合のシステム構成の例を図11に示
す。図11において、部外品会計端末51は、部外品販
売セクションに配置され、バス41を介して薬局サーバ
12に接続されている。薬局サーバ12は、処方箋ファ
イル等と共に部外品ファイル、部外品販売情報ファイル
を格納する。部外品ファイルは、部外品同士の相互作用
に関する情報、部外品と医療用医薬品との相互作用に関
する情報、部外品と禁忌症に関する情報等を記憶する。
部外品販売情報ファイルは、患者情報と部外品販売情報
とをマッチングさせて記憶する。
【0068】ここで、患者が購入したい部外品を部外品
会計端末51に持参すると、担当者は、バーコードリー
ダで部外品に印刷された商品コードを読み取ると共に患
者の申告に基づいて患者情報を入力する。部外品会計端
末51は、入力された情報を薬局サーバ12に通知す
る。
【0069】薬局サーバ12は、患者情報をキーとし
て、自薬局用のデータベースをサーチし、個人情報ファ
イルから該当するデータを読み出す。
【0070】一方、該当する個人情報が自薬局用のデー
タベースに記憶されていない場合、薬局サーバ12はマ
スタサーバ11をアクセスし、該当する患者情報がマス
タサーバ11に記憶されている場合には、該当する個人
情報ファイルを読み出す。該患者の個人情報がマスタサ
ーバ11にも記憶されていない場合には、新規患者と
し、対応する個人情報ファイルを新規に作成する。
【0071】次に、薬局サーバ12は、個人情報ファイ
ルと部外品ファイルの内容から販売対象の部外品が該患
者に適切なものであるか否かを判別する。先ず、薬局サ
ーバ12は、部外品ファイルの部外品同士の相互作用に
関する情報から、患者が販売しようとしている部外品及
び部外品販売情報ファイルに登録されている部外品販売
情報から、販売対象の部外品が適当なものであるか否か
を判別する。
【0072】次に、薬局サーバ12は、部外品ファイル
の部外品と医療用医薬品の相互作用に関する情報から、
患者が購入しようとしている部外品と患者が服用してい
る薬品が不適切な関係にないか否かを判別する。さら
に、薬局サーバ12は、部外品ファイルの部外品と禁忌
症に関する情報から、患者が購入しようとしている部外
品と患者の疾患(既往症、アレルギー、妊娠・授乳等を
含む)に不適切なものであるか否かを判別する。
【0073】薬局サーバ12は、不適切と判断された場
合には、その旨を部外品会計端末51に通知し、部外品
会計端末51は不適切と判断した理由を出力する。一
方、適切と判断された場合には、会計情報を部外品会計
端末51に通知し、部外品会計端末は売り上げ金額等を
出力する。
【0074】例えば、処方薬、既往症等から患者の疾患
が糖尿病であると判断される場合には、高カロリー食品
を販売した際に警告を出力する。また、例えば、ワーフ
ァリンは抗凝血剤であり、服用中はビタミンKを多量に
摂取してはいけない。従って、薬歴にワーファリンを含
む患者が、クロレラ製剤(ビタミンK含有)を購入した
場合等に、警告を発生する。各患者が最終的に購入した
部外品に関する情報は、部外品販売情報ファイルに登録
される。
【0075】一方、処方箋入力時の処方監査において
は、部外品販売情報ファイルに登録された部外品情報か
ら、処方薬が適切なものであるか否かを判別し、必要に
応じて警告を発する。
【0076】以上の説明では、各薬品について、病院毎
に採用・非採用の条件を設定したが、病院毎に限らず、
診療部門毎、医師毎に、採用・非採用の条件を設定でき
るようにしてもよい。
【0077】また、同一名で異なった含量の薬品が存在
する場合に、その旨の警告を出力するようにしても良
い。この場合は、例えば、薬品ファイルを薬品名及び含
量別に形成し、含量の異なる同一名の薬品が存在する場
合にフラグを設定し、その薬品が入力された際に、フラ
グの有無を判別し、フラグがセットされている場合に警
告を出力する。
【0078】例えば、含量が10mgと20mgのインデラルが
存在し、その薬局で10mgのみを採用している場合に、薬
品ファイルに10mg以外の含量が存在する旨の情報を格納
しておき、インデラル10mgを入力した際に、警告を出力
してもよい。また、同一含量の薬品が存在するか否かを
示すフラグと共に警告を行わない病院を示す情報を設定
し、警告を行わない病院を指定できるようにしてもよ
い。
【0079】また、上記以上の説明では、ある患者につ
いて、新たな薬品が調剤された際に警告を出力するよう
にしたが、例えば、医師毎に使用薬品のファイルを形成
し、処方箋の薬品を入力する度に、使用薬品ファイルを
参照し、ある医師が初めて使用する薬品について警告を
発するようにしてもよい。同様の処理を、診療部門毎、
病院毎に行うことも可能である。
【0080】また、上記説明においては、誤入力ファイ
ルに登録された薬品を入力した場合には、前回の処方で
該薬品が処方されていない場合のみに警告を出力した
が、ステップ13を除去し、誤入力ファイルに登録され
た薬品が入力された場合に、必ず、警告を出力するよう
にしてもよい。また、ステップS13を実施するか否か
をフラグ等により設定できるようにしてもよい。
【0081】また、上記実施例においては、種々の警告
を発生したが、患者、病院、診療部門、医師によっては
警告の対象となる処方薬を定常的に行う場合がある。例
えば、特定患者について、特定の医師が通常限度を越え
た量の薬品を処方する場合がある。また、患者の疾患に
好ましくない副作用を有する薬品を処方する場合もあ
る。このような場合に、警告を毎回発生することは調剤
処理を混乱させる。そこで、警告発生原因が生じた際
に、患者情報ファイルを参照し、前回も同一内容の処方
が行われている場合には、警告を発生ないようにしても
よい。
【0082】また、例外的な処方を医師毎に薬局サーバ
12にファイルし、警告発生原因が生じた際に、該処方
箋を発行した医師の例外ファイルを参照し、該ファイル
にその処方内容が登録されている場合には、警告を発生
ないようにしてもよい。この場合、警告発行時に担当医
師に連絡し、担当医師が処方を確認した時点で、その処
方内容を例外ファイルに登録する。
【0083】上記説明では、各セクションの薬剤師が調
剤した薬品をバケットに投入するように説明したが、投
入処理を自動的に行うようにしてもよい。例えば、キー
ボードを備える投入装置を各調剤セクションに配置し、
薬品を投入口に投入すると共に処方箋番号を入力すと、
投入装置が自動的に対応する薬品を各バケットに投入す
るようにしてもよい。このような構成とすれば、投入行
為自体を自動的に行うことができる。調剤者の負担がよ
り低減する。その他、この発明は、以上説明した構成に
限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例え
ば、調剤レーンは例示であり、処方監査までをコンピュ
ータを用いて行い、実際の調剤を手作業で行っても良
い。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処方薬と同等薬効の部外品を販売したり、処方薬と相互
作用のある部外品を販売する事態、さらに、患者の疾患
やアレルギー体質により使用すべきできないものを販売
してしまう事態を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る調剤支援システム
の全体構成を示す図である。
【図2】各薬局に配置される調剤支援システムの構成を
示す図である。
【図3】各薬局内のネットワーク構成図である。
【図4】処方箋ファイルの一例を示す図である。
【図5】個人情報ファイルの一例を示す図である。
【図6】薬品ファイルの一例を示す図である。
【図7】薬品ファイルの具体例を示す図である。
【図8】薬品ファイルの具体例を示す図である。
【図9】処方監査の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】処方監査の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】部外品会計端末を配置した場合のシステム構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 マスタサーバ 12 薬局サーバ 21 受付 22 バーコード印刷部 23 処方箋搬送部 24 入力セクション 25 監査セクション 26 搬送レーン 27 薬袋印刷セクション 28 水剤調剤セクション 29 散剤調剤セクション 30 ヒート剤調剤セクション 31 錠剤調剤セクション 32 最終監査セクション 33 投薬/会計セクション 34 待機セクション 35 バケット 36 患者用端末 37 無線呼出装置 40 ライン制御端末 41 バス 42 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−225800(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 A61J 3/00 310 G06F 17/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処方箋を入力する処方箋入力手段と、 前記処方箋入力手段により入力された情報を患者別に蓄
    積する処方箋ファイルと、 患者情報及び販売対象の部外品を入力する部外品入力手
    段と、 前記部外品入力手段により入力された情報を患者別に蓄
    積する部外品販売ファイルと、 部外品同士の相互作用に関する情報と、部外品と医薬品
    との相互作用に関する情報と、部外品と禁忌症の関係に
    関する情報の少なくともいずれか1つを記憶する部外品
    ファイルと、 前記部外品ファイルの内容と、前記処方箋ファイルと前
    記部外品販売ファイルに蓄積された履歴に基づいて、販
    売対象の部外品が該患者の健康に不適切であるか否かを
    判別する判別手段と、 判別手段が不適切と判断した場合に警告を発する警告手
    段と、 を備えることを特徴とする医薬品等販売システム。
  2. 【請求項2】前記判別手段は、前記部外品ファイルに記
    憶されている前記部外品同士の相互作用に関する情報
    と、前記部外品販売ファイルに蓄積された履歴と、を参
    照して、販売対象の部外品が、該患者に以前販売した部
    外品との関係において不適切であるか否かを判別する手
    段を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の医薬品等販売システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記判別手段は、前記部外品ファイルに記
    憶されている前記部外品と医薬品との相互作用に関する
    情報と、前記処方箋ファイルに蓄積された履歴と、を参
    照して、販売対象の部外品が、該患者が服用している薬
    品との関係において不適切であるか否かを判別する手段
    を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬品等販売
    システム。
  4. 【請求項4】前記判別手段は、前記部外品ファイルに記
    憶されている前記部外品と禁忌症の関係に関する情報
    と、前記処方箋ファイルに蓄積された履歴と、を参照し
    て、販売対象の部外品が、患者の疾患に不適切なもので
    あるか否かを判別する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の医薬品等販売システム。
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